JPH08124434A - 超電導導体 - Google Patents
超電導導体Info
- Publication number
- JPH08124434A JPH08124434A JP6285832A JP28583294A JPH08124434A JP H08124434 A JPH08124434 A JP H08124434A JP 6285832 A JP6285832 A JP 6285832A JP 28583294 A JP28583294 A JP 28583294A JP H08124434 A JPH08124434 A JP H08124434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wires
- decrease
- pipes
- pipe
- superconducting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケーブルなどの超電導導体において、自己磁
場による臨界電流値の低下を防止すると共に、超電導線
材に局部的な機械的応力がかかることを抑制する。 【構成】 螺旋状の溝3が形成された内パイプ1に同様
の外パイプ2を外嵌し、各パイプの溝3に超電導線材4
をはめ込んだ超電導導体で、螺旋溝3の巻回方向を内パ
イプ1と外パイプ2で逆にした。
場による臨界電流値の低下を防止すると共に、超電導線
材に局部的な機械的応力がかかることを抑制する。 【構成】 螺旋状の溝3が形成された内パイプ1に同様
の外パイプ2を外嵌し、各パイプの溝3に超電導線材4
をはめ込んだ超電導導体で、螺旋溝3の巻回方向を内パ
イプ1と外パイプ2で逆にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超電導導体の積層構造に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている超電導ケーブルと
しては、次の各公報に記載されたものがある。 特開昭5-81941 号公報には、超電導線材に局部的な機
械的応力がかからないように、心材の外周に溝を形成
し、この溝に超電導線材をはめ込んで積層したものが示
されている。 特開昭5-28847 号公報には、自己磁場による臨界電流
値の低下を抑制するために、心材に超電導線材を複数層
巻き付け、各層を右巻き又は左巻きとし、右巻き層と左
巻き層の巻き数をほぼ同じにしたものが示されている。
しては、次の各公報に記載されたものがある。 特開昭5-81941 号公報には、超電導線材に局部的な機
械的応力がかからないように、心材の外周に溝を形成
し、この溝に超電導線材をはめ込んで積層したものが示
されている。 特開昭5-28847 号公報には、自己磁場による臨界電流
値の低下を抑制するために、心材に超電導線材を複数層
巻き付け、各層を右巻き又は左巻きとし、右巻き層と左
巻き層の巻き数をほぼ同じにしたものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、の技術で
は、超電導線材の巻回方向が一定であるため、ケーブル
軸方向に磁場が発生してしまい、臨界電流値を下げてし
まう。一方、の技術では、超電導線材の巻回方向を逆
にすることで臨界電流値の低下は抑制できるが、心材の
外周に直接超電導線材を巻回しているため、これに機械
的応力がかかるという問題がある。
は、超電導線材の巻回方向が一定であるため、ケーブル
軸方向に磁場が発生してしまい、臨界電流値を下げてし
まう。一方、の技術では、超電導線材の巻回方向を逆
にすることで臨界電流値の低下は抑制できるが、心材の
外周に直接超電導線材を巻回しているため、これに機械
的応力がかかるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解消するためになされたもので、その特徴は、螺旋状
の溝が形成されたパイプに同様のパイプが複数外嵌さ
れ、各パイプの溝に超電導線材がはめ込まれた超電導導
体で、螺旋溝の巻回方向をパイプごとに逆としたことに
ある。
を解消するためになされたもので、その特徴は、螺旋状
の溝が形成されたパイプに同様のパイプが複数外嵌さ
れ、各パイプの溝に超電導線材がはめ込まれた超電導導
体で、螺旋溝の巻回方向をパイプごとに逆としたことに
ある。
【0005】
【作用】上記の構成により、超電導線材は多層に巻回さ
れることになるが、各層ごとに巻回方向が異なることに
なり、自己磁場による臨界電流値の低下を抑制すること
ができる。また、各層の超電導線材は、パイプの螺旋溝
にはめ込まれて固定されてるため、局部的に機械的応力
がかかることを防止でき、さらにケーブルの屈曲時に超
電導線材がずれたりすることを抑制できる。
れることになるが、各層ごとに巻回方向が異なることに
なり、自己磁場による臨界電流値の低下を抑制すること
ができる。また、各層の超電導線材は、パイプの螺旋溝
にはめ込まれて固定されてるため、局部的に機械的応力
がかかることを防止でき、さらにケーブルの屈曲時に超
電導線材がずれたりすることを抑制できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明導体の構成を示すもので、(A)は断面図、
(B)はパイプの側面図である。図示のように、内部が
冷媒通路となる内パイプ1と外パイプ2を具え、各パイ
プには螺旋状の溝3が複数形成され、そこに超電導線材
4がはめ込まれている。
1は本発明導体の構成を示すもので、(A)は断面図、
(B)はパイプの側面図である。図示のように、内部が
冷媒通路となる内パイプ1と外パイプ2を具え、各パイ
プには螺旋状の溝3が複数形成され、そこに超電導線材
4がはめ込まれている。
【0007】ここで、内パイプ1と外パイプ2では螺旋
溝3の巻回方向が異なっている(一方が右巻き、他方が
左巻き)。そのため、超電導線材4の巻回方向も異な
り、内パイプ層と外パイプ層ではパイプの軸方向に生じ
る磁場が互いに逆方向になる。その結果、軸方向に生じ
る磁場の大きさが同じであれば相殺され、自己磁場によ
る臨界電流値の低下を抑制することができる。また、各
超電導線材4は各線ごと螺旋溝3に固定されるため、超
電導線材4が局部的に機械的応力を受けて超電導特性が
低下することも防止できる。
溝3の巻回方向が異なっている(一方が右巻き、他方が
左巻き)。そのため、超電導線材4の巻回方向も異な
り、内パイプ層と外パイプ層ではパイプの軸方向に生じ
る磁場が互いに逆方向になる。その結果、軸方向に生じ
る磁場の大きさが同じであれば相殺され、自己磁場によ
る臨界電流値の低下を抑制することができる。また、各
超電導線材4は各線ごと螺旋溝3に固定されるため、超
電導線材4が局部的に機械的応力を受けて超電導特性が
低下することも防止できる。
【0008】なお、超電導線材4には、液体窒素温度以
上の臨界温度をもつセラミックス超電導体に銀や銀合金
の被覆を設けたもの等が好適である。また、本例ではパ
イプが2つ(内と外)の場合を例に説明したが、パイプ
の数はこれに限られるわけではなく、さらに多くの多層
構造としてもよい。その場合、パイプの数を偶数とする
ことで、右巻き層と左巻き層の数を等しくすることがで
きる。さらに、螺旋溝の巻回方向を逆にするのは、各パ
イプごとではなく、所定の複数層ごとでもよい。
上の臨界温度をもつセラミックス超電導体に銀や銀合金
の被覆を設けたもの等が好適である。また、本例ではパ
イプが2つ(内と外)の場合を例に説明したが、パイプ
の数はこれに限られるわけではなく、さらに多くの多層
構造としてもよい。その場合、パイプの数を偶数とする
ことで、右巻き層と左巻き層の数を等しくすることがで
きる。さらに、螺旋溝の巻回方向を逆にするのは、各パ
イプごとではなく、所定の複数層ごとでもよい。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明導体によれ
ば、自己磁場による臨界電流値の低下を抑制できる。ま
た、超電導線材をパイプの溝に固定することで、局部的
に機械的応力がかかることを防止し、超電導特性の低下
を防止する。
ば、自己磁場による臨界電流値の低下を抑制できる。ま
た、超電導線材をパイプの溝に固定することで、局部的
に機械的応力がかかることを防止し、超電導特性の低下
を防止する。
【図1】本発明導体の概略構成を示すもので、(A)は
断面図、(B)はパイプの側面図である。
断面図、(B)はパイプの側面図である。
1 内パイプ 2 外パイプ 3 螺旋溝 4 超電導線材 5 外被
Claims (1)
- 【請求項1】 螺旋状の溝が形成されたパイプに同様の
パイプを複数外嵌し、各パイプの溝に超電導線材をはめ
込んだ超電導導体であって、 各パイプごと又は所定の複数パイプごとに螺旋溝の巻回
方向を逆にしたことを特徴とする超電導導体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285832A JPH08124434A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 超電導導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6285832A JPH08124434A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 超電導導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124434A true JPH08124434A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17696662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6285832A Pending JPH08124434A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 超電導導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08124434A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113436803A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-09-24 | 广东电网有限责任公司 | 一种超导电缆扭绞结构 |
CN116259443A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-06-13 | 国网浙江省电力有限公司绍兴供电公司 | 一种可变临界电流的多层螺旋缆线拓扑结构及其制备方法与应用 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP6285832A patent/JPH08124434A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113436803A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-09-24 | 广东电网有限责任公司 | 一种超导电缆扭绞结构 |
CN116259443A (zh) * | 2023-01-06 | 2023-06-13 | 国网浙江省电力有限公司绍兴供电公司 | 一种可变临界电流的多层螺旋缆线拓扑结构及其制备方法与应用 |
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