JPH08124416A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JPH08124416A
JPH08124416A JP26253694A JP26253694A JPH08124416A JP H08124416 A JPH08124416 A JP H08124416A JP 26253694 A JP26253694 A JP 26253694A JP 26253694 A JP26253694 A JP 26253694A JP H08124416 A JPH08124416 A JP H08124416A
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JP
Japan
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lamp
socket
bulb
hfl
fluorescent lamp
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JP26253694A
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Takashi Amano
隆 天野
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、放電灯安定器に対する不適合
ランプの誤装着を確実に防止して、適正に使用できる照
明器具を得ることにある。 【構成】器具本体21と、この本体21に取付けられ直管形
けい光ランプからなる適合ランプHfL を支持するランプ
ソケット52と、器具本体21に取付けられ前記ランプHfL
の種別に適合した専用の放電灯安定器23とを具備する照
明器具を前提とする。前記ソケット52に支持されたラン
プHfL のバルブ周面に近接するバルブ対向部61a を有し
たストッパ凸部61を、不適合ランプセット阻止手段手段
としてランプソケット52に対する前記ランプHfL の着脱
側を避けた位置に設ける。それにより、対向部61a で、
適合ランプHfL とは異なる種別であってランプHfL のバ
ルブよりも大径のバルブを備えた不適合ランプLの取付
けを妨げ、適合ランプHfL のみの取付けを許すことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源として直管形蛍光
ランプを使用する照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光灯器具に使用される蛍光ランプは、
その種別に適合する性能を持った専用の放電灯安定器と
組合わせて使用され、この安定器により点灯されるよう
になっている。
【0003】近年に至りJIS C 7601の規格に
定められた一般照明用蛍光ランプに含まれない一般照明
用蛍光ランプのうち、専用の高周波点灯回路で点灯する
省電力形で高効率の蛍光ランプ、すなわち、高周波点灯
専用形蛍光ランプが提供された。このランプは、専用の
高周波点灯回路とだけ組合わせて使用することが可能で
あり、在来の一般的な商用電源周波数によるスタータ回
路方式、またはラピッドスタータ形回路方式では点灯で
きず、適合しないことが知られている。
【0004】この高周波点灯専用形蛍光ランプについて
の種別・定格ランプ電力・寸法および口金は、日本電球
工業会規格JEL211に規定されている。それによれ
ば、種別の表記は「FHF32」、定格ランプ電力は3
2(W)、使用する口金はJIS C 7601の規格
に定められた「G13」である。そして、図18に示さ
れる高周波点灯専用形蛍光ランプHfLの各部の寸法
(単位mm)は、Aが最大値で1199.4、標準値で1198.
0、Bが最大値で1206.5、標準値で1203.6、Cが最大値
で1213.6であり、また、バルブの直径D1は25.5± 1.2
と規定されている。
【0005】一方、JIS C 7601の規格に定め
られた一般照明用蛍光ランプのうち、ラピッドスタータ
形で大きさ区分40の蛍光ランプには、一般的に種別の
表示が「FLR40S」および「FLR40S/36」
の商用周波数で点灯されるランプが使用されている。J
IS C 7601の規格によれば、「FLR40S」
のランプの定格ランプ電力は40(W)、「FLR40
S/36」のランプの定格ランプ電力は36(W)と規
定され、また、これら両ランプが使用する口金は「G1
3」である。そして、図17に示される「FLR40
S」および「FLR40S/36」に係る蛍光ランプL
の各部の寸法(単位mm)は、Aが最大値で1199.4、標
準値で1198.0、Bが最大値で1206.5、標準値で1203.6、
Cが最大値で1213.6であり、また、バルブの直径D2は
32.5± 1.5と規定されている。また、この蛍光ランプL
は、高周波点灯回路での点灯も可能である。
【0006】したがって、前記蛍光ランプLと前記蛍光
ランプHfLとは、バルブ径以外の各部(A〜C)の寸
法と使用する口金が同じであるため、これらは混同して
使用される恐れがある。
【0007】なお、図19は前記「G13」の口金が接
続される直管形蛍光ランプ用の回転形ランプソケット1
の構成を示している。このソケット1の平坦な前面2a
を有したソケット本体2には、ピン通し溝3と、この溝
3に対向するすり割り溝4aを有した凸部4とが設けら
れているとともに、凸部4の回りを回転可能に設けられ
た回転子5と、一対の図示しない接続端子とが内蔵され
ている。6は接続端子に接続された図示しないリード線
の引出し孔である。
【0008】このランプソケット1のピン通し溝3およ
びすり割り溝4には、これらを通して蛍光ランプが備え
るランプピンが通され、この状態で蛍光ランプを回転子
5を伴って90゜回転することにより、ランプピンを前記
一対の接続端子に夫々別々に接触させて、この蛍光ラン
プがランプソケットに支持されるようになっている。
【0009】以上のように現状は同じランプソケット1
に異種の蛍光ランプL、HfLを接続できる状況にあ
る。そのため、従来においては、蛍光ランプHfLおよ
びこれを使用する器具側に、高周波点灯専用形であるこ
とを示すシンボルマーク(Hfマーク)を付して、正し
い組合わせで使用されるようにして配慮している。それ
により、蛍光ランプHfLを使用する器具に適合しない
蛍光ランプLが誤って装着されないようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既述のよう
に放電灯安定器には蛍光ランプの種別に適合する専用の
ものを使用する必要があるので、商用電源周波数で点灯
される「FLR40S」および「FLR40S/36」
の蛍光ランプL用の放電灯安定器(これは同一の放電灯
安定器で共用できることが知られている。)と前記蛍光
ランプHfL用の放電灯安定器とは区別して使用する必
要がある。
【0011】しかし、従来においては、既述のようにシ
ンボルマークの表示のみでランプの誤使用を防止してい
るに過ぎず、この対策は単に注意を喚起する程度の消極
的なものでしかない。そのため、ランプ交換等におい
て、蛍光ランプHfLを点灯させる器具に誤ってバルブ
径が大きい蛍光ランプLが装着されることがある。
【0012】このような不適合ランプが使用されると、
このランプと器具内の放電灯安定器の特性が十分発揮さ
れないばかりではなく、寿命を損ない易く、また、ラン
プ寿命末期の安全性が確保されない可能性が高まる。
【0013】本発明の目的は、異種のランプ相互のバル
ブ径が異なる点を利用して、バルブ径が大きく放電灯安
定器に対して不適合な不適合ランプの誤装着を確実に防
止して、放電灯安定器に対する適正な組合わせの蛍光ラ
ンプのみを使用できる照明器具を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、器具本体と、
この本体に取付けられ直管形蛍光ランプからなる適合ラ
ンプを支持するランプソケットと、前記器具本体に取付
けられ前記適合ランプの種別に適合した専用の放電灯安
定器とを具備する照明器具を前提とする。
【0015】そして、前記目的を達成するために請求項
1に係る発明は、前記ランプソケットに対する前記ラン
プの着脱側を避けた位置に、前記ランプソケットに支持
された前記適合ランプのバルブ周面に近接するバルブ対
向部を有し、この対向部で前記適合ランプとは異なる種
別であって前記適合ランプのバルブよりも大径のバルブ
を備えた不適合ランプの取付けを妨げるとともに、前記
適合ランプのみの取付けを許す不適合ランプセット阻止
手段を設けたものである。
【0016】また、同様の目的を達成するために請求項
2に係る発明は、前記不適合ランプセット阻止手段を前
記ランプソケットの前面における前記適合ランプが投影
される領域の近傍に突設したものである。
【0017】また、同様の目的を達成するために請求項
3に係る発明は、前記ランプソケットの前面を露出させ
る開口を有した前カバーと、これに組み合わされる後カ
バーとからなるソケットカバーに前記ランプソケットを
内蔵するとともに、このソケットカバーを介して前記ラ
ンプソケットを前記器具本体に取付け、前記不適合ラン
プセット阻止手段を、前記ランプソケットの前面におけ
る前記適合ランプが投影される領域の近傍を覆って前記
前カバーの前面に設けたものである。
【0018】また、同様の目的を達成するために請求項
4に係る発明は、前記不適合ランプセット阻止手段を器
具本体に突設したものである。
【0019】
【作用】請求項1〜4の発明に係る照明器具の構成にお
いて、蛍光ランプをランプソケットに取付けるランプセ
ットの際、器具本体に取付けられた放電灯安定器と適合
する適合ランプが取付けられる場合には、前記放電灯安
定器に対して不適合な組合わせとなるとともにバルブ径
が大きな不適合ランプのランプセット操作を阻止する手
段のランプ対向部に、前記適合ランプのバルブが接触す
ることはない。それにより、不適合ランプセット阻止手
段は適合ランプのランプセット操作を妨げない。
【0020】また、不適合ランプセット阻止手段は不適
合ランプのランプセット操作を妨げるストッパとなる。
すなわち、不適合ランプは前記適合ランプのバルブより
も大径なバルブを有しているから、そのランプセット操
作に伴い不適合ランプのバルブが不適合ランプセット阻
止手段のバルブ対向部に当接する。それにより、不適合
ランプが適正なランプセット位置に配置されることが妨
げられて、この不適合ランプの取付けを妨げる。
【0021】以上のように放電灯安定器に対する不適合
ランプのランプセットを機械的構成により妨げて、適合
ランプのランプセットのみを可能にできる。
【0022】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1の側面図に全体の構成を一部省略
して示される第1実施例に係る高周波点灯専用形照明器
具は、天井に直付けされる器具本体21と、高周波点灯
専用形蛍光ランプHfLを支持する例えば一対のランプ
ソケット装置22と、蛍光ランプHfLの種別に適合し
た専用の放電灯安定器23とを具備している。なお、蛍
光ランプHfLは、前記JEL211に規定される種別
FHF32のものであって、その定格ランプ電力・寸法
および口金は、図18を参照して既に説明したものと同
じであるので、ここでは説明を省略する。また、放電灯
安定器23は蛍光ランプHfLを点灯するための専用の
高周波点灯回路の一部をなしている。
【0023】器具本体21は鋼板製であって、細長い箱
形をなしており、この本体21に放電灯安定器23が例
えば収納して取付けられている。各ランプソケット装置
22は例えば二口形のものであって、器具本体21の長
手方向両端部に夫々取付けられてい。なお、図6中21
aは器具本体21の水平なソケット取付け壁であり、こ
れには図示しないがソケット取付け孔が形成されてい
る。
【0024】図2および図3に示されるようにランプソ
ケット装置22は、ソケットカバー25にソケットユニ
ット26を内蔵して形成されている。ソケットカバー2
5は、いずれも合成樹脂の一体成形品からなる前カバー
27と後カバー28とを連結して形成されている。
【0025】前カバー27は、一対の開口31を有した
正面壁27aと、この周部に設けられた周壁27bとを
備えている。周壁27bの下辺部には、両開口31に対
して直角な配置で夫々別々に連通する一対のピン導入溝
32が設けられている。これら導入溝32は図2に示さ
れるように開口31に連なった上端から下側に向かうに
したがい次第に広がるテーパ構造をなしている。周壁2
7bの上辺部の略中央部には一対の係止爪33が裏面方
向に向けて突設されている。
【0026】前カバー27の裏面には、複数の係合ピン
34が突設されているとともに、開口31の孔縁から直
角に折れ曲がるように突出したガイド凸縁35が形成さ
れている。開口31を間において対向するガイド凸縁3
5はその中間部に、相対向する逃げ溝35aを有してい
る。
【0027】後カバー28は、背面壁28aと、この周
部に設けられた周壁28bとを備えている。背面壁28
aの内面には座をなす複数の縦リブ41が突設されてい
るとともに、一つの横リブ42が突設されている。横リ
ブ42は背面壁28aの長手方向の略中央部に設けられ
ており、この下方の内面にはねじ受けボス43が突設さ
れている。
【0028】背面壁28aの内面には、後カバー28の
四隅に位置して夫々ピン受けボス44が突設されている
とともに、これらの間に位置して横リブ42の上側に位
置するピン受けボス45と、ねじ受けボス43の下側に
位置する一対のピン受けボス46とが夫々突設されてい
る。
【0029】後カバー28の周壁28bの上辺部の長手
方向中央部には、前記係止爪33が挿入して係止される
一対の係止孔47が設けられているとともに、これら係
止孔47間に位置して一対のリード線通し溝48が形成
されている。
【0030】前記前カバー27と後カバー28とは、各
係合ピン34をこれらに対応する位置の各ピン受けボス
44〜45に夫々別々に挿入させるとともに、一対の係
止爪33を対応する係止孔47に挿入して係止させるこ
とにより、ねじなどの固定部品を要することなく、互い
に連結されてソケットカバー25を形成する。この連結
において、前カバー27の周壁27bは図2に示される
ように後カバー28の周壁28bの内側に入り込んで嵌
合されるとともに、リード線通し溝48のテーパ状をな
す入口は前カバー27の周壁27bの上辺部で塞がれ
る。
【0031】図2および図3に示されるように後カバー
28の上辺部には、係止孔47の近傍において一対の取
付け溝49が設けられている。そして、ソケットカバー
25は、その取付け溝49を前記ソケット取付け壁21
aの図示されないソケット取付け孔の孔縁に嵌合させる
ことによって、ソケット取付け壁21aに下向きに取付
けられている。
【0032】前記ソケットユニット26は、図3〜図5
に示されるように長方形状をなす鋼板製のユニットベー
ス51と、JIS C 7601に規定される「G1
3」に係る口金に適合するランプソケット52と、付勢
体としての板ばね53とを備えている。
【0033】ユニットベース51は、裏面を縦リブ42
に当てて支持されるとともに、長手方向中央部に通され
るねじ54(図3参照)を前記ねじ受けボス43に螺合
することによって、後カバー28内に固定されている。
このベース51は、その長手方向中央部を横リブ42と
ピン受けボス46とで挟まれて後カバー28の上下方向
に位置決めされているともに、四隅のピン受けボス44
により回り止めされている。
【0034】ランプソケット52は、正面からみた形状
が前記開口31と略同形状であるとともに、この開口3
1よりも僅かに小さく形成されている。このランプソケ
ット52は、その厚み方向と直交する方向に沿って前記
ピン導入溝32に連なるピン通し溝55を有している。
この溝55はテーパ状をなしている。
【0035】ランプソケット52の中央部にはピン通し
溝55に対向するすり割り溝56aを有した凸部56が
設けられている。さらに、ランプソケット52には図2
に示されるように凸部56を間に置いて一対の接続端子
57が内蔵されている。これら接続端子57は弾性変形
が可能であるとともに、前記ピン通し溝55とすり割り
溝56aとを結ぶ直線を避けて配設される円弧状のピン
接触部分を有している。ランプソケット52の上端面に
はリード線接続孔52aが開けられており、この孔52
aを挿通した図示しないリード線の端末部は各接続端子
57に夫々接続されている。これらリード線は前記リー
ド線通し溝48を通ってソケットカバー25の外部に引
き出されるようになっている。
【0036】ランプソケット52は合成樹脂製の回転子
58を備えている。この回転子58は、両端開口の円筒
体に一対のピン挿通溝を設けてなるもので、これら挿通
溝は径方向に対向して形成されている。そして、回転子
58は、凸部56の回りを回転可能に設けられ、凸部5
6と接続端子57間に介装されている。
【0037】図5に示されるようにランプソケット52
の幅方向両側部には夫々脚ベース59が形成され、これ
ら客ベース59の裏面には取付け脚60が突設されてい
る。これら取付け脚60は、その軸方向に沿って摺動可
能に前記ユニットベース51に穿った取付け孔51aに
夫々挿入され、その先端部には抜け止めヘッド60aが
形成されている。なお、ランプソケット52は前記接続
端子57以外は全て合成樹脂製である。
【0038】図1〜図6に示されるようにランプソケッ
ト52の前面には、このソケット52に取付けられた前
記蛍光ランプHfLを軸直角方向からみて、このランプ
HfLが投影される領域(図2中2点鎖線の円で囲まれ
る領域)の近傍に、不適合ランプセット阻止手段として
の一対のストッパ凸部61が一体に突設されている。
【0039】これら凸部61は、器具に適合した適合ラ
ンプである前記蛍光ランプHfLとは異なる種別であっ
て前記適合ランプのバルブよりも大径のバルブを備えた
不適合ランプLの取付けを妨げて、前記適合ランプのみ
の取付けを許すために設けられている。なお、ここに、
不適合ランプLとは、図17を参照して既に説明した商
用電源周波数で点灯するのに適する蛍光ランプLであ
る。
【0040】詳しくは、これら一対のストッパ凸部61
は、ランプソケット52に対する蛍光ランプHfLの着
脱側を避けた位置、例えば回転子58の両側位置に相対
向して設けられているとともに、その突出寸法Eは支持
しようとするランプのバルブ端からランプピン先端間で
の寸法F(図5、図17、図18参照)より少し長い。
そして、これらストッパ凸部61の互いに平行な上部
は、適合ランプである蛍光ランプHfLのバルブ周面に
近接するバルブ対向部61aをなすものであって、その
相互間隔G(図5参照)は、適合ランプである蛍光ラン
プHfLのバルブ径D1よりも若干広いとともに、不適
合ランプである蛍光ランプLのバルブ径D2よりも狭
い。ここに、蛍光ランプHfLのバルブ径D1は、JE
L211により25.5± 1.2と定められ、それによれば許
容差を見込んで26.7mmを最大値であるから、これとの関
係により前記相互間隔Gは前記最大値+ 1.0〜 3.0mmと
してある。さらに、これらストッパ凸部61間への蛍光
ランプHfLの挿入をより容易にするために、ストッパ
凸部61の入り口側対向面61bは相互間隔を次第に広
げるように互いに逆方向に傾斜されている。
【0041】図4および図5に示されるように前記板ば
ね53はユニットベース51とランプソケット52との
間に挟設されている。このばね53の弾性力は前記ソケ
ット取付け壁21aを変形させる力よりも小さく設定さ
れる。板ばね53は、その弾性力によりランプソケット
52をユニットベース51から離す方向、つまり、前カ
バー27側に常に付勢している。板ばね53の両端部に
設けた通孔には図7等に示されるように前記取付け脚6
0が夫々挿通され、それにより板ばね53が取付けられ
ている。
【0042】このように構成されたソケットユニット2
6は既述のねじ54の締付けによりソケットカバー25
に内蔵される。そして、ソケットカバー25の組立てに
伴い、前記開口31にランプソケット52が挿入して、
そのストッパ凸部61が前カバー27の前面から突出さ
れるとともに、ソケットカバー25の厚み方向に移動可
能なランプソケット52の周部が前記ガイド凸縁35に
接するようになっている。また、ランプソケット52の
脚ベース59は、ガイド凸縁35の逃げ溝35aに入り
込む。
【0043】次に、前記ランプソケット装置22に蛍光
ランプHfLを取付ける場合を説明する。まず、図6中
実線に示されるように蛍光ランプHfLを、その口金2
4から突設された一対のランプピン24aが上下に並ぶ
姿勢としてから、蛍光ランプHfLを押し上げてそのラ
ンプピン24aをピン導入溝32に挿入する。
【0044】そうすると、上側のランプピン24aが、
ピン通し溝55、回転子58の下部に位置された一方の
ピン挿通溝55、およびすり割り溝56aを順次通り抜
けて、回転子58の上部に位置された他方のピン挿通溝
55に挿入される位置に配置されるとともに、下側のラ
ンプピン24aがピン通し溝55を通って挿入され、回
転子58の下部に位置された一方のピン挿通溝55に配
置される。
【0045】この挿入において、ランプソケット52が
備える一対のストッパ凸部61のバルブ対向部61aの
相互間隔Gは、蛍光ランプHfLのバルブ径D1よりも
若干広いので、これらストッパ凸部61のバルブ対向部
61aにより挿入を妨げられることなく、適正なランプ
セット位置まで以上のように挿入される。こうして蛍光
ランプHfLが挿入されることにより、そのバルブ端部
の外面には径方向両側からバルブ対向部61a近接され
る(図5中左側に示す状態参照)。
【0046】次に、適正ランプセット位置に配置された
蛍光ランプHfLを軸回り方向に略90゜回転させる。そ
れにより、一対のランプピン24aは、前記ピン挿通溝
55との引っ掛かりにより回転子58を伴って凸部56
の周囲を略90゜変位されるとともに、その際に接続端子
57を弾性変形させながらこれらに接触する。なお、こ
の時も、前記相互間隔Gとバルブ径D1との関係から、
蛍光ランプHfLの回転が一対のストッパ凸部61で妨
げられることはない。
【0047】したがって、以上の手順により一対のラン
プピン24aは横方向に並んで、その両側から一対の接
続端子57で挟まれるので、これら両端子57のばね力
で保持される。この状態では、ランプピン24aはピン
通し溝55とは対向していない。しかも、ピン通し溝5
5は前記回動された回転子58により閉じられる。その
ため、以上のようにして取付けられた蛍光ランプHfL
が不用意にランプソケット52から外れて、脱落するこ
とがない。
【0048】なお、蛍光ランプHfLを取外す場合に
は、前記取付け手順とは逆に、一対のランプピン24a
が上下に並ぶように蛍光ランプHfLを略90゜回動させ
た後に、下方に引き出せばよい。
【0049】ところで、ランプ交換の際等において、器
具本体21に取付けられた放電灯安定器23とは適合し
ない不適合ランプ、すなわち、前記蛍光ランプHfLと
は定格ランプ電力およびバルブ径のみが異なり寸法およ
び口金が同じである種別FLR40SまたFLR40S
/36の蛍光ランプLが誤って選択されることがある。
しかし、この場合には、その蛍光ランプLを器具本体2
1に取付けることができない。
【0050】すなわち、蛍光ランプLのバルブ径D2
(32.5± 1.5mm)は前記蛍光ランプHfLのバルブ径D
1(25.5± 1.2mm)より大きく、そして、一対のストッ
パ凸部61のバルブ対向部61aの相互間隔Gは前記バ
ルブ径D2より狭いので、これらストッパ凸部61のバ
ルブ対向部61aに、蛍光ランプLのバルブ端部が当た
って適正ランプセット位置への挿入を妨げられる(図5
中右側に示す状態参照)。
【0051】このように蛍光ランプLが適正ランプセッ
ト位置まで挿入されることがないから、その回動操作が
できない。したがって、その時点で作業者に誤った蛍光
ランプLが装着されようとしていることを気付かせるこ
とができるとともに、このランプLが器具本体21に誤
装着されることを確実に防止できる。
【0052】なお、本実施例において備えるランプソケ
ット装置22によれば、ランプソケット52に対しその
厚み方向と直角な方向から蛍光ランプHfLのランプピ
ン24aが挿入され、その状態で前記挿入の方向に対し
て略直角に蛍光ランプHfLが回動されることによっ
て、ランプソケット52に蛍光ランプHfLが取付けら
れるから、このランプHfLを着脱する際の操作力がラ
ンプソケット52をその厚み方向に押す力として作用す
ることがない。
【0053】しかも、既述のように一対の接続端子57
で一対のランプピン24aを、その並び方向両側から挟
んで蛍光ランプHfLを保持するから、突合わせ形のラ
ンプソケットのようにランプピン24aをその軸方向に
付勢して蛍光ランプを所定の力で保持するための力が強
い大形のばねを不要にできるとともに、それにより、装
置22全体を小形にするのに有利である。したがって、
器具本体21のソケット取付け壁21aに、これを変形
させる大きな力が、蛍光ランプHfLを着脱する際にラ
ンプソケット52を内蔵したソケットカバー25を介し
て与えられることがないので、ソケット取付け壁21a
が変形することを防止できる。
【0054】また、取付けられる蛍光ランプHfLのラ
ンプ長にはばらつきがあるが、そのばらつきを吸収して
蛍光ランプHfL21を確実に取付けることができる。
すなわち、ソケットカバー25に内蔵されたランプソケ
ット52はその厚み方向に移動可能であり、その移動は
板ばね53の弾性変形によって許容される。そのため、
ランプ長さが長い場合において、それに応じてランプソ
ケット52を後退させてランプ長さのばらつきを吸収で
きるとともに、その際において前記取付け壁21aの変
形を伴ってソケットカバー25が傾けられることを防止
できる。したがって、ソケット取付け壁21aの変形を
防止するために、器具本体21の板厚を厚くする必要も
ない。また、ランプソケット52の移動はガイド凸縁3
5で案内されるから、円滑かつ容易にランプソケット5
2が移動されてランプ長さのばらつきを吸収できる。
【0055】以上のように蛍光ランプHfLを着脱する
際の操作力がソケット取付け壁21aに作用することが
少ないとともに、ランプソケット52の移動によりラン
プ長さのばらつきを吸収できるので、ランプ長さが長い
蛍光ランプHfLを取付けた場合でもランプソケット装
置が傾けられることがない。
【0056】そのため、ランプが露出する照明器具21
の見栄えをよくできる。また、ランプが露出されるか否
とに拘らず、次に、ランプ長さが短い蛍光ランプHfL
に交換された場合にも、板ばね53の付勢力でランプソ
ケット52が前カバー27側に移動して、当該ランプを
保持することができる。したがって、蛍光ランプHfL
が左右一対のランプソケット装置間から脱落し易い条件
が形成される恐れが少なく、蛍光ランプHfLを確実に
保持する信頼性が高い。
【0057】図7〜図9は本発明の第2実施例の要部を
示している。この第2実施例は、不適合ランプセット阻
止手段としてのストッパ凸部の構成のみが前記第1実施
例とは異なり、それ以外の構成は図7〜図9に図示され
ない部分を含めて図1〜図6に示した前記第1実施例の
照明器具と同じ構成であるので、図示されない構成につ
いては図1〜図6をもって代用するとともに、図示され
る同一構成部分には第1実施例と同一の符号を付して、
それらの構成の説明およびそれに基づく作用効果の説明
については省略するが、これらの同一部分についても本
実施例に係る照明器具の構成の一部をなすものである。
【0058】この第2実施例において、ランプの着脱側
を避けた位置であってランプソケット52の前面におけ
る適合ランプが投影される領域の近傍に設けられるスト
ッパ凸部71は、回転子58を間に置いてピン通し溝5
5とは反対側に位置されるランプソケット52の上部に
一体に突設されている。この凸部71の略中央部はバル
ブ対向部71aとなっている。そして、このようなスト
ッパ凸部71は、これを有するランプソケット52に適
正に取付けられた蛍光ランプHfLとバルブ対向部71
aの下面との間に、( 0.5〜 1.5)mmの間隙h(図8参
照)が確保されるように形成されている。なお、以上の
点以外の構成は前記第1実施例と同じである。
【0059】以上の構成のストッパ凸部71をランプソ
ケット52に突設したことにより、ランプソケット52
に適合する蛍光ランプHfLを取付け支持する際に、こ
のランプHfLのバルブがストッパ凸部71のバルブ対
向部71aに当たることがないから、適正なランプセッ
ト位置まで蛍光ランプHfLを挿入して、このランプH
fLを装着できる。なお、この取付け状態においては蛍
光ランプHfLのバルブ端部の外面にはその上方からバ
ルブ対向部71aが近接される(図8中左側に示す状態
参照)。
【0060】また、不適合な蛍光ランプLのバルブ径D
2は蛍光ランプHfLのバルブ径D1より大きく、そし
て、前記間隙hは(D2−D1)/2の値よりも小さい
ので、蛍光ランプLを取付けようとすると、そのバルブ
端部がストッパ凸部71のバルブ対向部71aに当たっ
て、適正ランプセット位置への挿入を妨げられる(図8
中右側に示す状態参照)。
【0061】このように第2実施例の構成によれば、蛍
光ランプLが適正ランプセット位置まで挿入されること
がないから、その回動操作ができない。したがって、そ
の時点で作業者に誤った蛍光ランプLが装着されようと
していることを気付かせることができるとともに、この
ランプLが器具本体21に誤装着されることを確実に防
止できる。
【0062】図10〜図13は本発明の第3実施例の要
部を示している。この第3実施例は、不適合ランプセッ
ト阻止手段としてのストッパ凸部の構成のみが前記第1
実施例とは異なり、それ以外の構成は図10〜図13に
図示されない部分を含めて図1〜図6に示した前記第1
実施例の照明器具と同じ構成であるので、図示されない
構成については図1〜図6をもって代用するとともに、
図示される同一構成部分には第1実施例と同一の符号を
付して、それらの構成の説明およびそれに基づく作用効
果の説明については省略するが、これらの同一部分につ
いても本実施例に係る照明器具の構成の一部をなすもの
である。
【0063】この第3実施例において、ランプの着脱側
であってランプソケット52の前面における適合ランプ
が投影される領域の近傍を覆って設けられるストッパ凸
部81は、ランプソケット52に設けることに代えてソ
ケットカバー25の前カバー27に一体に設けている。
しかも、このストッパ凸部81は、図11(A)および
図12に示されるように相対向する一対の第1バルブ対
向部81aと、回転子58を間に置いてピン通し溝55
とは反対側に位置される第2バルブ対向部81bとを備
えている。
【0064】これら各対向部81a、81bは互いに連
続して逆U字状のランプセット溝82を形成し、この溝
82からランプソケット52を露出させるようになって
いる。このストッパ凸部81は、ランプソケット52に
適正に取付けられた蛍光ランプHfLと各バルブ対向部
81a、81bとの間に、( 0.5〜 1.5)mmの間隙が確
保されるように形成されている。また、82aはランプ
の取付け作業をより容易にするために、第1バルブ対向
部81aに連なって傾斜もしくは湾曲して形成された入
り口側対向部である。なお、以上の点以外の構成は前記
第1実施例と同じである。
【0065】以上の構成のストッパ凸部81をランプソ
ケット装置22の前カバー27に突設したことにより、
ランプソケット52に適合する蛍光ランプHfLを取付
け支持する際に、このランプHfLのバルブがストッパ
凸部81のバルブ対向部81a、81bに当たることが
ないから、適正なランプセット位置まで蛍光ランプHf
Lを挿入して、このランプHfLを装着できる。なお、
この取付け状態においては蛍光ランプHfLのバルブ端
部の外面にはバルブ対向部81a、81bが近接され
る。
【0066】また、不適合な蛍光ランプLのバルブ径D
2は蛍光ランプHfLのバルブ径D1より大きく、そし
て、前記間隙は(D2−D1)/2の値よりも小さいの
で、蛍光ランプLを取付けようとすると、そのバルブ端
部がストッパ凸部81のバルブ対向部81aに当たっ
て、適正ランプセット位置への挿入が妨げられる。
【0067】このように第3実施例の構成によれば、蛍
光ランプLが適正ランプセット位置まで挿入されること
がないから、その回動操作ができない。したがって、そ
の時点で作業者に誤った蛍光ランプLが装着されようと
していることを気付かせることができるとともに、この
ランプLが器具本体21に誤装着されることを確実に防
止できる。
【0068】なお、この第3実施例では、そのストッパ
凸部81が有するバルブ対向部を、第1バルブ対向部8
1aまたは第2バルブ対向部81bのいずれか一方のみ
として実施してもよい。
【0069】図14および図15は本発明の第4実施例
の要部を示している。この第4実施例は、不適合ランプ
セット阻止手段としてのランプストッパの構成のみが前
記第1実施例とは異なり、それ以外の構成は図14およ
び図15に図示されない部分を含めて図1〜図6に示し
た前記第1実施例の照明器具と同じ構成であるので、図
示されない構成については図1〜図6をもって代用する
とともに、図示される同一構成部分には第1実施例と同
一の符号を付して、それらの構成の説明およびそれに基
づく作用効果の説明については省略するが、これらの同
一部分についても本実施例に係る照明器具の構成の一部
をなすものである。
【0070】この第4実施例において、ランプの着脱側
を避けて設けられる不適合ランプセット阻止手段として
のランプストッパ91は、ランプソケット装置22に設
けることに代えて器具本体21に突設されている。すな
わち、このランプストッパ91は、合成樹脂製であっ
て、図15に示されるように逆U字状のランプセット溝
92を形成するバルブ対向部91aを有してい。ランプ
ストッパ91には、その溝92内への蛍光ランプHfL
の取付け作業をより容易にするために、バルブ対向部9
1aに連なって傾斜もしくは湾曲する入り口側対向部9
1bが形成されている。
【0071】ランプストッパ91には、ランプソット溝
92の底面に開放する逃げ溝93が設けられている。そ
して、この逃げ溝93に挿入されてランプストッパ91
を上下方向に挿通するねじ94を介して、ランプストッ
パ91は例えばランプソケット装置22の近傍に位置し
て固定されている。
【0072】このようにして取付けられたランプストッ
パ91は、ランプソケット52の前方に近接して配置さ
れるとともに、そのランプソケット溝92の内面と、ラ
ンプソケット52に適正に取付けられた蛍光ランプHf
Lとバルブとの間には、( 0.5〜 1.5)mmの間隙iが確
保されるようになっている。蛍光ランプHfLと不適合
ランプである蛍光ランプLのバルブ径D1、D2との関
係において、前記間隙iは、(D2−D1)/2の値よ
りも小さい。なお、以上の点以外の構成は前記第1実施
例と同じである。
【0073】以上の構成のランプストッパ91を器具本
体21に突設したことにより、ランプソケット52に適
合する蛍光ランプHfLを取付け支持する際に、このラ
ンプHfLのバルブがランプストッパ91が備えるバル
ブ対向部91aに当たることがないから、適正なランプ
セット位置まで蛍光ランプHfLを挿入して、このラン
プHfLを装着できる。なお、この取付け状態において
は蛍光ランプHfLのバルブ端部の外面にはバルブ対向
部91aが近接される。
【0074】また、不適合な蛍光ランプLのバルブ径D
2は蛍光ランプHfLのバルブ径D1より大きく、そし
て、前記間隙は(D2−D1)/2の値よりも小さいの
で、蛍光ランプLを取付けようとすると、そのバルブ端
部がランプストッパ91のバルブ対向部91aに当たっ
て、適正ランプセット位置への挿入を妨げられる。
【0075】このように第4実施例の構成によれば、蛍
光ランプLが適正ランプセット位置まで挿入されること
がないから、その回動操作ができない。したがって、そ
の時点で作業者に誤った蛍光ランプLが装着されようと
していることを気付かせることができるとともに、この
ランプLが器具本体21に誤装着されることを確実に防
止できる。
【0076】なお、この第4実施例では、ランプストッ
パ91を器具本体21に取付けて実施するから、このス
トッパ91を設ける位置は、蛍光ランプHfLと対向す
る位置であればどこでもよい。そして、ランプ端部を避
けた位置に配置する場合には、ランプストッパ91によ
り、蛍光ランプHfLの発熱が大きいバルブ端部での放
熱を妨げることを防止できる。
【0077】図16は本発明の第5実施例の要部を示し
ている。この第5実施例は、不適合ランプセット阻止手
段としてのランプストッパの構成のみが前記第1実施例
とは異なり、それ以外の構成は図16に図示されない部
分を含めて図1〜図6に示した前記第1実施例の照明器
具と同じ構成であるので、図示されない構成については
図1〜図6をもって代用するとともに、図示される同一
構成部分には第1実施例と同一の符号を付して、それら
の構成の説明およびそれに基づく作用効果の説明につい
ては省略するが、これらの同一部分についても本実施例
に係る照明器具の構成の一部をなすものである。
【0078】この第5実施例において、ランプの着脱側
を避けて設けられる不適合ランプセット阻止手段として
のランプストッパ95は、第4実施例と同様にランプソ
ケット装置22に設けることに代えて器具本体21に突
設されている。すなわち、このランプストッパ95は、
合成樹脂製であって、図16に示されるように下端部を
バルブ対向部95aとしている。このストッパ95は、
そのバルブ対向部95aがランプソケット52に取付け
支持された蛍光ランプHfLのバルブ端部にその上側か
ら近接する位置において器具本体21にねじ止めされて
いる。バルブ対向部95aとランプソケット52に適正
に取付けられた蛍光ランプHfLとバルブとの間には、
( 0.5〜 1.5)mmの間隙jが確保されるようになってい
る。蛍光ランプHfLと不適合ランプである蛍光ランプ
Lのバルブ径D1、D2との関係において、前記間隙j
は、(D2−D1)/2の値よりも小さい。なお、以上
の点以外の構成は前記第1実施例と同じである。
【0079】以上の構成のランプストッパ95を器具本
体21に突設したことにより、ランプソケット52に適
合する蛍光ランプHfLを取付け支持する際に、このラ
ンプHfLのバルブがランプストッパ95のバルブ対向
部95aに当たることがないから、適正なランプセット
位置まで蛍光ランプHfLを挿入して、このランプHf
Lを装着できる。なお、この取付け状態においては蛍光
ランプHfLのバルブ端部の外面にはバルブ対向部95
aが近接される。
【0080】また、不適合な蛍光ランプLのバルブ径D
2は蛍光ランプHfLのバルブ径D1より大きく、そし
て、前記間隙は(D2−D1)/2の値よりも小さいの
で、蛍光ランプLを取付けようとすると、そのバルブ端
部がランプストッパ5のバルブ対向部95aに当たっ
て、適正ランプセット位置への挿入を妨げられる。
【0081】このように第5実施例の構成によれば、蛍
光ランプLが適正ランプセット位置まで挿入されること
がないから、その回動操作ができない。したがって、そ
の時点で作業者に誤った蛍光ランプLが装着されようと
していることを気付かせることができるとともに、この
ランプLが器具本体21に誤装着されることを確実に防
止できる。
【0082】なお、この第5実施例では、ランプストッ
パ95を器具本体21に取付けて実施するから、このス
トッパ95を設ける位置は蛍光ランプHfLと対向する
位置であればどこでもよく、そして、ランプ端部を避け
た位置に配置する場合には、ランプストッパ95によ
り、蛍光ランプHfLの発熱が大きいバルブ端部での放
熱を妨げることを防止できる。また、この第5実施例の
ようにランプストッパ95をバルブ端部に対向して設け
ても、このストッパ95はバルブを跨ぐように包囲する
ことはないので、このストッパ95が蛍光ランプHfL
の発熱が大きいバルブ端部での放熱を妨げることを少な
くできるとともに、ランプ端部での側方への光の放射を
遮ることがない。
【0083】なお、本発明は前記各実施例には制約され
ない。例えば、前記各実施例は器具本体にランプソケッ
トを取付けるに当たり、このソケットを収納したカバー
体を介して器具本体にランプソケットを取付けたが、ラ
ンプソケットは器具本体に直接取付けてもよい。また、
本発明は1灯用の照明器具にも適用できるとともに、器
具本体にセードが取付けられる照明器具にも適用でき
る。
【0084】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1〜4に係る
本発明の照明器具によれば、放電灯安定器に適合しない
不適合ランプのバルブと当接するバルブ対向部を有し
て、この不適合ランプのランプセット操作を妨げるとと
もに、適合ランプのセット操作を妨げない不適合ランプ
セット阻止手段を備えるから、放電灯安定器に対する不
適合ランプの誤装着を確実に防止でき、したがって、適
合ランプのみが取付けられて適正に使用できる照明器具
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る高周波点灯専用形の
照明器具全体の構成を一部省略して示す側面図。
【図2】同第1実施例に係る照明器具が備えるランプソ
ケット装置の構成を示す正面図。
【図3】図2に示されたランプソケット装置の構成を分
解して示す斜視図。
【図4】図2に示されたランプソケット装置が備えるソ
ケットユニットの構成を示す斜視図。
【図5】図4に示されたソケットユニットの構成を一部
断面して示す下面図。
【図6】図2に示されたランプソケット装置が器具本体
に装着された状態を図2中Z−Z線に沿って示す断面
図。
【図7】本発明の第2実施例に係る高周波点灯専用形の
照明器具全体の構成を一部省略して示す側面図。
【図8】同第2実施例に係る照明器具が備えるランプソ
ケット装置の構成を示す正面図。
【図9】図8に示されたランプソケット装置が備えるソ
ケットユニットの構成を示す斜視図。
【図10】本発明の第3実施例に係る高周波点灯専用形
の照明器具全体の構成を一部省略して示す側面図。
【図11】(A)は同第3実施例に係る高周波点灯専用
形の照明器具が備えるランプソケット装置の構成を示す
正面図。(B)は同第3実施例に係る高周波点灯専用形
の照明器具が備えるランプソケット装置の構成を示す下
面図。(C)は同第3実施例に係る高周波点灯専用形の
照明器具が備えるランプソケット装置の構成を示す側面
図。
【図12】図11に示されたランプソケット装置の構成
を分解して示す斜視図。
【図13】図11に示されたランプソケット装置が器具
本体に装着された状態を図11(A)中Y−Y線に沿っ
て示す断面図。
【図14】本発明の第4実施例に係る高周波点灯専用形
の照明器具全体の構成を一部省略して示す側面図。
【図15】図14中X−X線に沿って示す断面図。
【図16】本発明の第5実施例に係る高周波点灯専用形
の照明器具全体の構成を一部省略して示す側面図。
【図17】商用電源周波数で点灯される直管形蛍光ラン
プを示す側面図。
【図18】高周波点灯回路で点灯される高周波点灯専用
形蛍光ランプを示す側面図。
【図19】従来使用されているランプソケットを示す斜
視図。
【符号の説明】
21…器具本体、 22…ランプソケット装置、 23…放電灯安定器、 25…カバーカバー、 27…前カバー、 28…後カバー、 31…開口、 52…ランプソケット、 61、71、81、…ストッパ凸部(不適合ランプセッ
ト阻止手段)、 91、95…ランプストッパ(不適合ランプセット阻止
手段)、 61a、71a、81a、91a、95a…バルブ対向
部、 HfL…蛍光ランプ(適合ランプ)、 L…蛍光ランプ(不適合ランプ)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】器具本体と、この本体に取付けられ直管形
    蛍光ランプからなる適合ランプを支持するランプソケッ
    トと、前記器具本体に取付けられ前記適合ランプの種別
    に適合した専用の放電灯安定器とを具備する照明器具に
    おいて、 前記ランプソケットに対する前記ランプの着脱側を避け
    た位置に、前記ランプソケットに支持された前記適合ラ
    ンプのバルブ周面に近接するバルブ対向部を有し、この
    対向部で前記適合ランプとは異なる種別であって前記適
    合ランプのバルブよりも大径のバルブを備えた不適合ラ
    ンプの取付けを妨げるとともに、前記適合ランプのみの
    取付けを許す不適合ランプセット阻止手段を設けたこと
    を特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】前記不適合ランプセット阻止手段を前記ラ
    ンプソケットの前面における前記適合ランプが投影され
    る領域の近傍に突設したことを特徴とする請求項1記載
    の照明器具。
  3. 【請求項3】前記ランプソケットの前面を露出させる開
    口を有した前カバーと、これに組み合わされる後カバー
    とからなるソケットカバーに前記ランプソケットを内蔵
    するとともに、このソケットカバーを介して前記ランプ
    ソケットを前記器具本体に取付け、前記不適合ランプセ
    ット阻止手段を、前記ランプソケットの前面における前
    記適合ランプが投影される領域の近傍を覆って前記前カ
    バーの前面に設けたことを特徴とする請求項1記載の照
    明器具。
  4. 【請求項4】前記不適合ランプセット阻止手段を器具本
    体に突設したことを特徴とする請求項1記載の照明器
    具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028924A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Dainippon Printing Co Ltd Uvランプ碍子の誤装着防止方法

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