JPH08124412A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH08124412A
JPH08124412A JP26234194A JP26234194A JPH08124412A JP H08124412 A JPH08124412 A JP H08124412A JP 26234194 A JP26234194 A JP 26234194A JP 26234194 A JP26234194 A JP 26234194A JP H08124412 A JPH08124412 A JP H08124412A
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JP
Japan
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fluorescent lamp
lamp
pressure sodium
luminous flux
flux emitted
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Application number
JP26234194A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Yamanaka
泰彦 山中
Tetsuji Takeuchi
徹二 武内
Masanori Shimizu
正則 清水
Masayoshi Sakamoto
正悦 坂本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧ナトリウムランプより高い発光効率を持
ち、かつ道路照明またはトンネル照明に使用した場合に
黄色と白色の路面標示を判別可能とする、または標識の
赤色を認識可能とする照明装置を提供する。 【構成】 低圧ナトリウムランプと蛍光ランプを混光し
て照明する照明装置であって、蛍光ランプは、440〜
460nm、540〜560nm、600〜620nm
のそれぞれの波長域に発光ピーク波長が存在する青色発
光の蛍光体、緑色発光の蛍光体、赤色発光の蛍光体の三
種類の蛍光体層を有する3波長域発光形蛍光ランプと
し、低圧ナトリウムランプの光束に対する蛍光ランプの
光束の割合を10〜40%とした構成により、路面標示
の黄色と白色の判別を可能とすることができる。前記割
合を20%とした場合の照明光の分光分布を図1に示
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧ナトリウムランプ
と蛍光ランプを混光して照明する照明装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】低圧ナトリウムランプは、一般に使用さ
れる人工光源の中で最も発光効率が高く、ランプ電力が
55Wのランプで138lm/Wに達している。しか
し、低圧ナトリウムランプからの発光のほとんどは、D
線と呼ばれる589.0nm及び589.6nmの輝
線、すなわち橙黄色の単色光であり演色性はきわめて悪
く、色彩の区別が不可能である。従って低圧ナトリウム
ランプは、現在、演色性があまり要求されない道路照明
やトンネル照明等に主に利用されている。
【0003】道路やトンネルなどで利用する場合でも、
例えば標識の色彩が区別できない、トンネル内のコンク
リート路面の白色と黄色の路面標示の色の区別ができな
いなどの不都合があるが、現状では効率すなわち経済性
を優先して低圧ナトリウムランプが使用されることが多
い。
【0004】近年、低圧ナトリウムランプに代わる光源
として高圧ナトリウムランプが開発され、従来低圧ナト
リウムランプが使用されていた道路照明やトンネル照明
に徐々に普及してきている。高圧ナトリウムランプは橙
黄色の光を放射する高輝度放電ランプの一種であり、白
色蛍光ランプなどに比べ演色性は劣るものの色の識別が
可能であり、かつ発光効率はランプ電力が220Wのラ
ンプで127lm/Wと低圧ナトリウムランプに次いで
高い。このため発光効率と演色性を兼ね備えた光源とし
て高圧ナトリウムランプの利用が拡大してきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、道路、
トンネルを走行する運転者が得る視覚情報のなかで、路
面標示、特に車線の区画線は車両の横方向の位置を維持
する上で非常に重要であるが、低圧ナトリウムランプで
照明された道路、トンネルでは、道路上の白色と黄色の
路面標示の色の区別が困難であり、特にトンネル内のコ
ンクリート路面と白色、黄色の路面標示の色の区別が難
しいという欠点が存在した。
【0006】また標識は、道路、トンネルを走行する運
転者に対し、様々な情報を提供する役割がある。中でも
特に赤色の標識は防火、禁止、停止、危険などの重要な
意味を表わすものである。ところが、低圧ナトリウムラ
ンプで照明された道路、トンネルでは、標識の赤色の認
識が困難であるという欠点が存在した。
【0007】一方、高圧ナトリウムランプは、演色性は
低いながら色彩の区別が可能であるが、発光効率が低圧
ナトリウムランプに比べ劣っている。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高圧ナトリウムランプより高い発光効率を持ちなが
ら、第2から第5の発明のおいては、道路照明またはト
ンネル照明に使用した場合に黄色と白色の路面標示を判
別可能とする照明装置を提供することを目的とし、第6
〜第8の発明においては、道路照明またはトンネル照明
に使用した場合に標識の赤色を認識可能とする照明装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、低圧ナトリウムランプと、蛍光ラン
プとを備え、前記低圧ナトリウムランプから放射される
光束と前記蛍光ランプから放射される光束とを混光して
照明する構成である。
【0010】第2の発明は、440〜460nm、54
0〜560nm、600〜620nmのそれぞれの波長
域に発光ピーク波長が存在する三種類の蛍光体層を蛍光
ランプが有し、低圧ナトリウムランプから放射される光
束に対する前記蛍光ランプから放射される光束の割合を
10〜40%とした構成である。
【0011】第3の発明は、440〜460nmの波長
域に発光ピーク波長が存在する蛍光体層を蛍光ランプが
有し、低圧ナトリウムランプから放射される光束に対す
る前記蛍光ランプから放射される光束の割合を2〜15
%とした構成である。
【0012】第4の発明は、440〜460nm、54
0〜560nmのそれぞれの波長域に発光ピーク波長が
存在する二種類の蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナ
トリウムランプから放射される光束に対する前記蛍光ラ
ンプから放射される光束の割合を5〜20%とした構成
である。
【0013】第5の発明は、440〜460nm、60
0〜620nmのそれぞれの波長域に発光ピーク波長が
存在する二種類の蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナ
トリウムランプから放射される光束に対する前記蛍光ラ
ンプから放射される光束の割合を5〜15%とした構成
である。
【0014】第6の発明は、440〜460nm、54
0〜560nm、600〜620nmのそれぞれの波長
域に発光ピーク波長が存在する三種類の蛍光体層を蛍光
ランプが有し、低圧ナトリウムランプから放射される光
束に対する前記蛍光ランプから放射される光束の割合を
15〜40%とした構成である。
【0015】第7の発明は、600〜620nmの波長
域に発光ピーク波長が存在する蛍光体層を蛍光ランプが
有し、低圧ナトリウムランプから放射される光束に対す
る前記蛍光ランプから放射される光束の割合を15〜2
0%とした構成である。
【0016】第8の発明は、540〜560nm、60
0〜620nmのそれぞれの波長域に発光ピーク波長が
存在する二種類の蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナ
トリウムランプから放射される光束に対する前記蛍光ラ
ンプから放射される光束の割合を20〜25%とした構
成である。
【0017】
【作用】低圧ナトリウムランプから放射される光束と蛍
光ランプから放射される光束とを混光して照明すること
により、高圧ナトリウムランプより高い発光効率を持ち
ながら、第2〜第5の発明においては、道路照明または
トンネル照明に使用した場合に黄色と白色の路面標示を
判別可能とすることができ、第6〜第8の発明において
は、道路照明またはトンネル照明に使用した場合に標識
の赤色を認識可能とすることができる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例について図面に基づいて説明
する。第1〜第4の実施例は、低圧ナトリウムランプか
ら放射される光束と蛍光ランプから放射される光束とを
混光して照明することにより、高圧ナトリウムランプよ
り高い発光効率を持ちながら、道路照明またはトンネル
照明に使用した場合に黄色と白色の路面標示を判別可能
とすることができるものであり、第5〜第7の実施例
は、同様に標識の赤色を認識可能とすることができるも
のである。
【0019】本発明を構成するランプのうち、低圧ナト
リウムランプの分光分布特性を図2に示す。図2のよう
に低圧ナトリウムランプの発光のほとんどは、発光ピー
ク波長2のD線である。また、第1〜第7の実施例を構
成する蛍光ランプの放射光の分光分布を図3〜図9に示
す。
【0020】第1の実施例を構成する蛍光ランプからの
放射光は、図3に示すように、440〜460nmに発
光ピーク波長3aが、540〜560nmに発光ピーク
波長3bが、600〜620nmに発光ピーク波長3c
が存在し、これらの発光はそれぞれ青色発光の蛍光体、
緑色発光の蛍光体、赤色発光の蛍光体によるものであ
る。第1の実施例を構成する蛍光ランプは、この三種類
の蛍光体層を有し、一般に三波長域発光形蛍光ランプと
呼ばれている。このランプは、白色発光の蛍光ランプと
して比較的発光効率が高く、蛍光ランプ単独での演色性
も優れていることから、本発明の第1の実施例の照明装
置を構成する蛍光ランプとして使用した。なお、青色発
光の蛍光体としては2価ユーロビウム付活アルミン酸バ
リウムマグネシウム(BAM)、緑色発光の蛍光体とし
てはセリウムおよびテルビウム付活りん酸ランタン(L
AP)、赤色発光の蛍光体としては3価ユーロピウム付
活酸化イットリウム(YOX)を使用したが、他の蛍光
体を用いてもよい。
【0021】第2の実施例を構成する蛍光ランプは、図
4に示すように440〜460nmの波長域に発光ピー
ク波長4が存在する青色発光の蛍光体層を有し、青色の
光色の光を発光する。低圧ナトリウムランプのみで照明
した場合、黄色も無彩色も黄橙色に見えるが、黄色の補
色である青色の光をわずかに混光することにより、黄色
と無彩色が異って見え、黄色を黄色として認識できるよ
うになる。このためこの蛍光ランプを、本発明の第2の
実施例を構成する蛍光ランプとして使用した。
【0022】第3の実施例を構成する蛍光ランプは、図
5に示すように、440〜460nm、540〜560
nmのそれぞれの波長域に発光ピーク波長5a、5bが
存在する青色発光の蛍光体、緑色発光の蛍光体の二種類
の蛍光体層を有するもので、青い光色の光を発光する。
この蛍光ランプは、青色発光の蛍光体の発光により、本
発明の第2の実施例の蛍光ランプと同様の作用で黄色を
認識させる特徴を持ちながら、かつ前記青色発光の蛍光
体よりも高い発光効率を持つ緑色発光の蛍光体を組み合
わせることにより、蛍光ランプとしての発光効率の向上
を図ったものであり、この蛍光ランプを本発明の第3の
実施例を構成する蛍光ランプとして使用した。
【0023】第4の実施例を構成する蛍光ランプは、図
6に示すように、440〜460nm、600〜620
nmのそれぞれの波長域に発光ピーク波長6a、6bが
存在する青色発光の蛍光体、赤色発光の蛍光体の二種類
の蛍光体層を有するもので、赤紫色の光色の光を発光す
る。この蛍光ランプは、青色発光の蛍光体の発光によ
り、本発明の第2の実施例の蛍光ランプと同様の作用で
黄色を認識させる特徴を持ちながら、かつ前記青色発光
の蛍光体よりも高い発光効率を持つ赤色発光の蛍光体を
組み合わせることにより、蛍光ランプとしての発光効率
の向上を図ったものであり、この蛍光ランプを本発明の
第4の実施例を構成する蛍光ランプとして使用した。
【0024】第5の実施例を構成する蛍光ランプは、図
7に示すように、440〜460nmに発光ピーク波長
7aが、540〜560nmに発光ピーク波長7bが、
600〜620nmに発光ピーク波長7cが存在し、こ
れらの発光はそれぞれ青色発光の蛍光体、緑色発光の蛍
光体、赤色発光の蛍光体によるものであって、第1の実
施例を構成する蛍光ランプと同様であり第1の実施例と
同様の理由から、この蛍光ランプを本発明の第5の実施
例を構成する蛍光ランプとして使用した。
【0025】第6の実施例を構成する蛍光ランプは、図
8に示すように、600〜620nmの波長域に発光ピ
ーク波長8が存在する赤色発光の蛍光体層を有し、赤色
の光色の光を発光する。この波長域の光により、赤色を
赤色として認識できるようになるためこの蛍光ランプ
を、本発明の第6の実施例を構成する蛍光ランプとして
使用した。
【0026】第7の実施例を構成する蛍光ランプは、図
9に示すように、540〜560nm、600〜620
nmのそれぞれの波長域に発光ピーク波長9a、9bが
存在する緑色発光の蛍光体、赤色発光の蛍光体の二種類
の蛍光体層を有するもので、白色の光を発光する。この
蛍光ランプは、赤色発光の蛍光体の発光により、赤色を
認識させる特徴を持ちながら、かつ赤色発光の蛍光体よ
りも高い発光効率を持つ緑色発光の蛍光体を組み合わせ
ることにより、蛍光ランプとしての発光効率の向上を図
ったものであり、さらに第6の実施例では蛍光ランプの
光色が赤色であったものを、より自然な白色とすること
ができる。これらの理由からこの蛍光ランプを本発明の
第7の実施例を構成する蛍光ランプとして使用した。
【0027】低圧ナトリウムランプとこれら蛍光ランプ
の光束を混光した場合、混光する光束の比率により色の
見え方および発光効率が変化する。そこで本発明の照明
装置の混光比率を求める目的で以下の観測実験を行っ
た。
【0028】実験は、低圧ナトリウムランプと第1〜第
7の実施例のそれぞれの蛍光ランプとを混光させた照明
のもとで、観測者に黄色と白色の色票、または赤色の色
票を観測、評価させた。第1〜第4の実施例を構成する
蛍光ランプを混光した場合には、黄色と白色の色票を、
第5〜第7の実施例の蛍光ランプを混光した場合には赤
色の色票を被験者に観測させ、それぞれ、黄色、赤色と
して「ほとんど認識できない」「やっと認識できる」
「認識できる」「容易に認識できる」の4つの状態を混
光比率を変化させながら回答させて、それぞれの状態で
の混光比率を求めた。
【0029】黄色の色票は、道路標示黄色見本(マンセ
ル参考値5.5YR6.5/12)に近似したJIS標
準色票(マンセル値5YR7/12)、白色の色票は黄
色の色票と同じ明度7の無彩色の色票を使用し、色票の
背景には明度5の無彩色紙を配置した。また、赤色の色
票には、道路標識令に定める赤の基準色(マンセル値
7.5R4/13.5)に近似したJIS標準色票(マ
ンセル値7.5R4/14)を使用し、色票の背景には
明度5の無彩色紙を配置した。色票面での照度はトンネ
ル内部の路面照度とほぼ同じ100ルクス前後とした。
【0030】3名の照明技術者を被験者として黄色と白
色の色票、または赤色の色票を観測させた結果を混光比
率と見え方の関係として図10および図11に示す。図
10は、第1〜第4の実施例の蛍光ランプを低圧ナトリ
ウムランプとそれぞれ混光したときの黄色の色票の見え
方、図11は、第5〜第7の実施例の蛍光ランプを低圧
ナトリウムランプとそれぞれ混光したときの赤色の色票
の見え方を示す。混光比率は、低圧ナトリウムランプの
光束に対する蛍光ランプの光束の割合である。ここで黄
色または赤色を「認識できる」ときの混光比率が色の識
別の条件とすると、これよりも混光比率が小さい場合に
は、本発明の効果が得られず、従って、「認識できる」
ときの混光比率よりも蛍光ランプの混光比率を大きくす
ることが必要である。黄色または赤色が「認識できる」
場合の混光比率の値を(表1)に示す。
【0031】
【表1】
【0032】一方、蛍光ランプの混光比率を大きくして
いくと、低圧ナトリウムランプと蛍光ランプの両方をあ
わせた発光効率、すなわち本発明の照明装置のランプの
発光効率が低下する。このため、高圧ナトリウムランプ
よりも高い発光効率が得られる混光比率を計算により求
めた。本発明を構成する低圧ナトリウムランプ、蛍光ラ
ンプ、及び比較対象とする高圧ナトリウムランプのラン
プ電力、発光効率を(表2)に示し、これらをもとに、
高圧ナトリウムランプの発光効率と本発明の照明装置の
発光効率が等しくなるときの、本発明の照明装置の低圧
ナトリウムランプの光束に対する蛍光ランプの光束の割
合、すなわち混光比率を算出し、結果を(表2)に併記
した。
【0033】
【表2】
【0034】以上の実験および計算から、本発明の効果
が得られる混光比率は、(表3)の混光比率aであるこ
とが分かった。
【0035】
【表3】
【0036】しかし今回の実験および計算による結果
は、非常に限られた被験者および条件のもとで求めたも
のであるため、実際にはこれらよりやや広い範囲の割合
でも必要な効果が得られることが考えられる。したがっ
て、本発明の第1の実施例を構成する低圧ナトリウムラ
ンプの光束に対する蛍光ランプの光束の割合は、表3の
混光比率bに示すように、10〜40%、第2の実施例
においては2〜15%、第3の実施例においては5〜2
0%、第4の実施例においては5〜15%、第5の実施
例においては15〜40%、第6の実施例においては1
5〜20%、第7の実施例においては20〜25%に設
定した。
【0037】本発明の照明装置により低圧ナトリウムラ
ンプと蛍光ランプを混光して照明したときの照明光の分
光分布の一例として、第1の実施例について、照明光の
分光分布を図1に示す。この図は、低圧ナトリウムラン
プの光束に対する蛍光ランプの光束の割合を20%とし
た場合のものである。
【0038】
【発明の効果】以上のように第1の発明の照明装置は、
低圧ナトリウムランプから放射される光束と蛍光ランプ
から放射される光束とを混光して照明することによっ
て、高圧ナトリウムランプより高い発光効率を持ちなが
ら、第2から第5の発明のおいては、道路照明またはト
ンネル照明に使用した場合に黄色と白色の路面標示を判
別可能とすることができ、第6〜第8の発明において
は、道路照明またはトンネル照明に使用した場合に標識
の赤色を認識可能とすることができる。
【0039】このため、低圧ナトリウムランプによる照
明設備を本発明の照明装置に置き換えた場合、路面標示
や標識の情報を正しく運転者に伝えることから運転のし
やすさや、交通安全に寄与することができる。また高圧
ナトリウムランプによる照明設備を本発明の照明装置に
置き換えた場合、路面標示の黄色または標識の赤を認識
させる効果を保ちながら、電力消費を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の照明装置の照明光の分
光分布を示す図
【図2】本発明を構成する低圧ナトリウムランプの放射
光の分光分布を示す図
【図3】本発明の第1の実施例を構成する蛍光ランプの
放射光の分光分布を示す図
【図4】本発明の第2の実施例を構成する蛍光ランプの
放射光の分光分布を示す図
【図5】本発明の第3の実施例を構成する蛍光ランプの
放射光の分光分布を示す図
【図6】本発明の第4の実施例を構成する蛍光ランプの
放射光の分光分布を示す図
【図7】本発明の第5の実施例を構成する蛍光ランプの
放射光の分光分布を示す図
【図8】本発明の第6の実施例を構成する蛍光ランプの
放射光の分光分布を示す図
【図9】本発明の第7の実施例を構成する蛍光ランプの
放射光の分光分布を示す図
【図10】黄色の見え方と、第1〜第4の実施例を構成
する蛍光ランプの混光比率との関係を示す図
【図11】赤色の見え方と、第5〜第7の実施例を構成
する蛍光ランプの混光比率との関係を示す図
【符号の説明】
1 第1の実施例の照明装置の分光分布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 正悦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低圧ナトリウムランプと、蛍光ランプとを
    備え、前記低圧ナトリウムランプから放射される光束と
    前記蛍光ランプから放射される光束とを混光して照明す
    ることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】440〜460nm、540〜560n
    m、600〜620nmのそれぞれの波長域に発光ピー
    ク波長が存在する三種類の蛍光体層を蛍光ランプが有
    し、低圧ナトリウムランプから放射される光束に対する
    前記蛍光ランプから放射される光束の割合が10〜40
    %であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】440〜460nmの波長域に発光ピーク
    波長が存在する蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナト
    リウムランプから放射される光束に対する前記蛍光ラン
    プから放射される光束の割合が2〜15%であることを
    特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 【請求項4】440〜460nm、540〜560nm
    のそれぞれの波長域に発光ピーク波長が存在する二種類
    の蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナトリウムランプ
    から放射される光束に対する前記蛍光ランプから放射さ
    れる光束の割合が5〜20%であることを特徴とする請
    求項1記載の照明装置。
  5. 【請求項5】440〜460nm、600〜620nm
    のそれぞれの波長域に発光ピーク波長が存在する二種類
    の蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナトリウムランプ
    から放射される光束に対する前記蛍光ランプから放射さ
    れる光束の割合が5〜15%であることを特徴とする請
    求項1記載の照明装置。
  6. 【請求項6】440〜460nm、540〜560n
    m、600〜620nmのそれぞれの波長域に発光ピー
    ク波長が存在する三種類の蛍光体層を蛍光ランプが有
    し、低圧ナトリウムランプから放射される光束に対する
    前記蛍光ランプから放射される光束の割合が15〜40
    %であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  7. 【請求項7】600〜620nmの波長域に発光ピーク
    波長が存在する蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナト
    リウムランプから放射される光束に対する前記蛍光ラン
    プから放射される光束の割合が15〜20%であること
    を特徴とする請求項1記載の照明装置。
  8. 【請求項8】540〜560nm、600〜620nm
    のそれぞれの波長域に発光ピーク波長が存在する二種類
    の蛍光体層を蛍光ランプが有し、低圧ナトリウムランプ
    から放射される光束に対する前記蛍光ランプから放射さ
    れる光束の割合が20〜25%であることを特徴とする
    請求項1記載の照明装置。
JP26234194A 1994-10-26 1994-10-26 照明装置 Withdrawn JPH08124412A (ja)

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