JPH08124327A - ワイヤー駆動装置 - Google Patents
ワイヤー駆動装置Info
- Publication number
- JPH08124327A JPH08124327A JP28448394A JP28448394A JPH08124327A JP H08124327 A JPH08124327 A JP H08124327A JP 28448394 A JP28448394 A JP 28448394A JP 28448394 A JP28448394 A JP 28448394A JP H08124327 A JPH08124327 A JP H08124327A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- pulley
- coating
- groove
- hook
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータの回転力を平行移動方向に変え駆動力
を伝達する。 【構成】 モータ等により駆動されるプーリーと移動方
向に設けたプーリーとの間に表面が樹脂コーティングさ
れたワイヤーを回しワイヤーに移動物を固着し移動する
ときプーリーに設けたV溝にも樹脂コーティングされて
おり、樹脂と樹脂とが当接しV溝で弾性変形する構成に
成すので滑りによる削り作用が生ぜず寿命が長く異音も
発生することがない。
を伝達する。 【構成】 モータ等により駆動されるプーリーと移動方
向に設けたプーリーとの間に表面が樹脂コーティングさ
れたワイヤーを回しワイヤーに移動物を固着し移動する
ときプーリーに設けたV溝にも樹脂コーティングされて
おり、樹脂と樹脂とが当接しV溝で弾性変形する構成に
成すので滑りによる削り作用が生ぜず寿命が長く異音も
発生することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ピックアップ等を移
動するためモータ等の動力源によってプーリー間に巻き
かけられたワイヤーによって動力を伝達し、物体を駆動
させる装置に関するものである。
動するためモータ等の動力源によってプーリー間に巻き
かけられたワイヤーによって動力を伝達し、物体を駆動
させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来図3の斜視図に示すようにモータ1
により駆動される減速歯車2a,2bからなる回転力を
ドラム3に巻き付けたワイヤー4に伝達し、ワイヤー4
はドラム3とプーリー5間に張られる。ワイヤー4と平
行に軸受8a,8bで保持されたガイドシャフト7上に
被駆動物の光ピックアップ9がベアリング10を介し移
動自在に保持され、軸受8a,8bで移動範囲を制限さ
れガイドシャフト7を摺動する。ワイヤー4を巻き付け
たドラム3はガイドシャフト7の一方の端付近に軸3a
で軸支され、また他方の端付近にワイヤー4の折り返し
の為のプーリー5が軸5aで回動自在に保持される。ワ
イヤー4の一方の端は光ピックアップ9上に設けたフッ
ク11に取り付け、プーリー5により折り返されワイヤ
ー巻付用のドラム3に1周以上巻き付け、バネ6を介し
てフック11に取り付け固着されている。
により駆動される減速歯車2a,2bからなる回転力を
ドラム3に巻き付けたワイヤー4に伝達し、ワイヤー4
はドラム3とプーリー5間に張られる。ワイヤー4と平
行に軸受8a,8bで保持されたガイドシャフト7上に
被駆動物の光ピックアップ9がベアリング10を介し移
動自在に保持され、軸受8a,8bで移動範囲を制限さ
れガイドシャフト7を摺動する。ワイヤー4を巻き付け
たドラム3はガイドシャフト7の一方の端付近に軸3a
で軸支され、また他方の端付近にワイヤー4の折り返し
の為のプーリー5が軸5aで回動自在に保持される。ワ
イヤー4の一方の端は光ピックアップ9上に設けたフッ
ク11に取り付け、プーリー5により折り返されワイヤ
ー巻付用のドラム3に1周以上巻き付け、バネ6を介し
てフック11に取り付け固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の場合には、被駆
動物である光ピックアップを移動させるとき、ワイヤー
巻き付けドラム上のワイヤーの巻付き部がワイヤー巻き
付けドラムの軸方向に巻回を重ねるため矢印CD方向へ
移動してしまう。このワイヤーの上下移動に伴いワイヤ
ー巻き付けドラムとプーリー間に張られたワイヤーも軸
方向へ上下に移動してしまう。
動物である光ピックアップを移動させるとき、ワイヤー
巻き付けドラム上のワイヤーの巻付き部がワイヤー巻き
付けドラムの軸方向に巻回を重ねるため矢印CD方向へ
移動してしまう。このワイヤーの上下移動に伴いワイヤ
ー巻き付けドラムとプーリー間に張られたワイヤーも軸
方向へ上下に移動してしまう。
【0004】この場合、ワイヤー巻き付けドラムに巻き
付いているワイヤー同士がこすれ合い、ワイヤーの寿命
が短くなる問題が生じ、また、ワイヤーの位置が上下に
移動する為、その移動範囲を空けておかなければなら
ず、装置全体の省スペース化にとって問題となる。そこ
で、本発明は、高寿命かつ、省スペースでこすれによる
雑音発生が無いワイヤー動力伝達装置を提供するもので
ある。
付いているワイヤー同士がこすれ合い、ワイヤーの寿命
が短くなる問題が生じ、また、ワイヤーの位置が上下に
移動する為、その移動範囲を空けておかなければなら
ず、装置全体の省スペース化にとって問題となる。そこ
で、本発明は、高寿命かつ、省スペースでこすれによる
雑音発生が無いワイヤー動力伝達装置を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータ等によ
り駆動されるプーリーと、被駆動物の移動方向に設けた
プーリーと、被駆動物に連結されプーリー間にバネを介
して張られたワイヤーを具備し、ワイヤー及びプーリー
との当接部がコーティングされた樹脂で成すワイヤー駆
動装置である。また、プーリーのワイヤーとの当接部を
断面が略V字状の溝と成し、摩耗による寿命が短くなる
ことを阻止するものである。
り駆動されるプーリーと、被駆動物の移動方向に設けた
プーリーと、被駆動物に連結されプーリー間にバネを介
して張られたワイヤーを具備し、ワイヤー及びプーリー
との当接部がコーティングされた樹脂で成すワイヤー駆
動装置である。また、プーリーのワイヤーとの当接部を
断面が略V字状の溝と成し、摩耗による寿命が短くなる
ことを阻止するものである。
【0006】
【作用】プーリーとワイヤーとの当接部がV溝であり、
樹脂でコーティングされた表面が滑らかで弾性があり、
ワイヤーも樹脂でコーティングされるため当接が滑らか
であり、摩耗に対しては互いの表面を削る欠点が無くな
り、トータルとして作動寿命を長く保持することができ
るものである。又、ワイヤーはプーリーの両V溝の間を
移動する構成であり、軸方向の力は一定となり光ピック
アップの移動を滑らかにすることができ、コーテイング
された樹脂同志が当接するのできしみ音等の雑音発生を
防止するものである。
樹脂でコーティングされた表面が滑らかで弾性があり、
ワイヤーも樹脂でコーティングされるため当接が滑らか
であり、摩耗に対しては互いの表面を削る欠点が無くな
り、トータルとして作動寿命を長く保持することができ
るものである。又、ワイヤーはプーリーの両V溝の間を
移動する構成であり、軸方向の力は一定となり光ピック
アップの移動を滑らかにすることができ、コーテイング
された樹脂同志が当接するのできしみ音等の雑音発生を
防止するものである。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明する。図
1は本発明による一実施例を示す斜視図である。図2は
本発明の要部であるプーリーとワイヤーの当接状態を示
す断面図である。
1は本発明による一実施例を示す斜視図である。図2は
本発明の要部であるプーリーとワイヤーの当接状態を示
す断面図である。
【0008】モータ1により駆動される減速歯車2a,
2bからなる回転力をプーリー12へ伝える。プーリー
12及び減速歯車2bとは一体に成され、軸12aにて
回転自在に保持される。コーティングワイヤー13はプ
ーリー12及び軸12’aで軸支されたプーリー12’
間に回され、コーティングワイヤー13と平行に軸受8
a,8bで保持されたガイドシャフト7上に被駆動物の
光ピックアップ9がベアリング10を介し移動自在に保
持され、軸受8a,8bで移動範囲を制限されガイドシ
ャフト7上を摺動する。
2bからなる回転力をプーリー12へ伝える。プーリー
12及び減速歯車2bとは一体に成され、軸12aにて
回転自在に保持される。コーティングワイヤー13はプ
ーリー12及び軸12’aで軸支されたプーリー12’
間に回され、コーティングワイヤー13と平行に軸受8
a,8bで保持されたガイドシャフト7上に被駆動物の
光ピックアップ9がベアリング10を介し移動自在に保
持され、軸受8a,8bで移動範囲を制限されガイドシ
ャフト7上を摺動する。
【0009】ワイヤー13は、一端が光ピックアップ9
に設けたフック11に固着され、プーリー12’により
折り返され、他方のプーリー12により折り返されコー
ティングワイヤー13の他端はフック11へ弾性を有す
るコイルバネ6を介して固着し装着される。
に設けたフック11に固着され、プーリー12’により
折り返され、他方のプーリー12により折り返されコー
ティングワイヤー13の他端はフック11へ弾性を有す
るコイルバネ6を介して固着し装着される。
【0010】モータ1が回転すると減速歯車2aを介し
プーリー12と一体で軸12aで回転する減速歯車2b
へ駆動力が伝えられる。プーリー12に設けられた断面
が略V字状に形成され、このV字状部のV溝にはウレタ
ン樹脂系の合成樹脂により表面が滑面と成るようにコー
ティング部14が形成されている。
プーリー12と一体で軸12aで回転する減速歯車2b
へ駆動力が伝えられる。プーリー12に設けられた断面
が略V字状に形成され、このV字状部のV溝にはウレタ
ン樹脂系の合成樹脂により表面が滑面と成るようにコー
ティング部14が形成されている。
【0011】プーリー12のV溝に当接したコーティン
グワイヤー13はワイヤー素線13aの表面に滑面状と
するためにナイロン樹脂がコーティング部15としてコ
ーティングされ、表面のナイロン樹脂の弾性によりプー
リー12のV溝に係合して、V溝の回動に従い矢印AB
方向へ駆動力を伝え光ピックアップ9を移動させる。
グワイヤー13はワイヤー素線13aの表面に滑面状と
するためにナイロン樹脂がコーティング部15としてコ
ーティングされ、表面のナイロン樹脂の弾性によりプー
リー12のV溝に係合して、V溝の回動に従い矢印AB
方向へ駆動力を伝え光ピックアップ9を移動させる。
【0012】コーティングワイヤー13のコーティング
部15とプーリー12及び12’のV溝のコーティング
部14とが当接し弾性変形して一体で移動する構成に成
すので滑りが生ずることが少なく従って互いに削り合う
関係を阻止することができ、削り音も阻止することがで
きる。
部15とプーリー12及び12’のV溝のコーティング
部14とが当接し弾性変形して一体で移動する構成に成
すので滑りが生ずることが少なく従って互いに削り合う
関係を阻止することができ、削り音も阻止することがで
きる。
【0013】
【発明の効果】本発明によるとモータ等の回転力をプー
リーのV溝とワイヤーの表面に樹脂コーティングを成す
ので寿命が長く、また雑音発生を阻止することができ
る。
リーのV溝とワイヤーの表面に樹脂コーティングを成す
ので寿命が長く、また雑音発生を阻止することができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例の要部の断面図。
【図3】従来例を示す図。
【符号の説明】 1 モータ 2a,2b 減速歯車 3 ドラム 4 ワイヤー 5 プーリー 5a,12a,12’a 軸 6 バネ 7 ガイドシャフト 8a,8b 軸受 9 光ピックアップ 10 ベアリング 11 フック 12,12’ プーリー 13 コーティングワイヤー 14,15 コーティング部
Claims (2)
- 【請求項1】 モータ等により駆動される第1のプーリ
ーと、被駆動物の移動方向に設けた第2のプーリーと、
上記被駆動物に連結され上記第1及び第2のプーリー間
にバネを介し張られたワイヤーとを具備し、ワイヤー及
びプーリーとの当接部がコーティングされた樹脂で成す
ことを特徴とするワイヤー駆動装置。 - 【請求項2】 プーリーのワイヤーとの当接部を断面が
略V字状の溝と成す請求項1記載のワイヤー駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28448394A JPH08124327A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ワイヤー駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28448394A JPH08124327A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ワイヤー駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124327A true JPH08124327A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17679112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28448394A Withdrawn JPH08124327A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | ワイヤー駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08124327A (ja) |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28448394A patent/JPH08124327A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |