JPH08124317A - 誤り訂正方法 - Google Patents

誤り訂正方法

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JPH08124317A
JPH08124317A JP6258523A JP25852394A JPH08124317A JP H08124317 A JPH08124317 A JP H08124317A JP 6258523 A JP6258523 A JP 6258523A JP 25852394 A JP25852394 A JP 25852394A JP H08124317 A JPH08124317 A JP H08124317A
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曜一郎 佐古
Gakushi Otsuka
学史 大塚
Tamotsu Yamagami
保 山上
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    • H03M13/03Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words
    • H03M13/05Error detection or forward error correction by redundancy in data representation, i.e. code words containing more digits than the source words using block codes, i.e. a predetermined number of check bits joined to a predetermined number of information bits
    • H03M13/13Linear codes
    • H03M13/15Cyclic codes, i.e. cyclic shifts of codewords produce other codewords, e.g. codes defined by a generator polynomial, Bose-Chaudhuri-Hocquenghem [BCH] codes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出訂正可能なシンボル数aを越えるバース
トエラーが発生した場合、シンボル数aよりも大きなバ
ーストエラーが発生したものとして検出訂正を行うこと
で、バーストエラーの位置と大きさを検出してより効率
良く訂正処理を行い、検出訂正不可能なバーストエラー
発生時に対処できるようにする。 【構成】 記録すべきデータと誤り検出訂正用のパリテ
ィが記録されている記録媒体からデータを再生する際、
再生データ中に誤り訂正用のデータで訂正可能なシンボ
ル数aを越える誤りが発生した場合、上記シンボル数a
より大きなシンボル数bの連続誤りが発生したものとし
て誤り検出訂正処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクドラ
イブ等に適用して好適な誤り訂正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクとしては、光磁気ディ
スク、相変化メディアとしての光ディスク、ライトワン
スディスク、CD−ROM等が提案されている。これら
の光ディスクは、書き込みが可能なディスクと、読み出
し専用のディスクに大別することができる。
【0003】書き込み可能なディスクとしての光磁気デ
ィスクは、製造時に行われるディスクサーティファイに
おいてディフェクト(欠陥)セクタが検出された場合に
は、その欠陥セクタの隣のセクタを交替セクタとし、こ
の情報を光磁気ディスクの所定のエリアに記録してお
き、光磁気ディスクの再生時には、欠陥セクタの交替セ
クタを用いる。そして、出荷後にユーザがデータを記録
したり記録したデータを再生するために、光磁気ディス
クを使用する際、新たにディフェクトセクタが発生した
場合には、欠陥セクタの交替セクタ専用の領域にその欠
陥セクタの交替セクタを設定し、その交替セクタに本来
欠陥セクタに記録すべきデータを記録すると共に、その
情報を光磁気ディスクの所定のエリアに記録するように
されている。
【0004】一方、読み出し専用ディスクとしてのCD
−ROMは、光ディスクドライブでデータが記録される
ことはなく、周知のように、CD−ROMの製造時にデ
ータが記録され、出荷後に光ディスクドライブで使用す
る際は、製造時に記録されたデータの読み出しだけであ
る。
【0005】また、上記光磁気ディスクに対して光ディ
スクドライブでデータを記録する場合や、上記CD−R
OMに対して製造時にデータを記録する場合には、デー
タに夫々エラー訂正用のパリティやエラーチェック用の
CRC等のパリティが付加されている。従って、再生時
においては、光磁気ディスクでもCD−ROMでも再生
されたデータに対して、パリティにより、エラーチェッ
クやエラー訂正処理が施される。
【0006】このパリティとしては、リード・ソロモン
符号を構成するためのパリティが知られている。リード
・ソロモン符号は、通常、1シンボルを8ビット、デー
タをkシンボルとしたとき、このkシンボルのデータに
パリティが付加されて合計nシンボルの符号とされるも
のである。このとき、この誤り訂正用の符号の訂正能力
を表す言葉としては、最小距離という言葉がある。
【0007】例えば1シンボルが1ビットの場合におい
ては、上記nシンボルは、nビットで表されるので、n
シンボルがとり得る2進数のデータ列は2n通りあるこ
とになる。一方、パリティを除くデータは2k通りだけ
必要となるので、上記2n通りのデータ列から2k通り
のデータ列を取り出し、任意の取り出した2つのデータ
列の間でdビットの異なるビットがあっ たとき、この
dについて距離という。そして、上記2k通りのデータ
列について全て同様に距離を求めたときの最小値を最小
距離と称している。以下の説明では、この「最小距離」
をディスタンスと呼ぶこととする。
【0008】そして、一般にt1個の誤り訂正をするた
めの符号のディスタンスdは、次に示す(式1)を満た
さなければならない。
【0009】d≧2t1+1・・・(式1)
【0010】例えばディスタンスdが17の場合は、t
1は8となる。つまり、8シンボルまでしか訂正ができ
ないのである。
【0011】また、上記符号は、訂正を行う能力の他、
誤りが生じたことを検出する能力も備えている。この誤
りが生じたことを検出する能力により誤りを検出できる
誤り検出個数をt2とすると、この誤り検出個数t2
は、次に示す(式2)で表すことができる。 t2=d−(2t1+1)(但しt2≧0)・・・(式2)
【0012】例えばディスタンスdが17の場合の誤り
訂正個数t1と、誤り検出個数t2は次の(表1)に示
すようになる。
【0013】 0シンボル訂正・・・t1=0、t2=16 1シンボル訂正・・・t1=1、t2=14 2シンボル訂正・・・t1=2、t2=12 3シンボル訂正・・・t1=3、t2=10 4シンボル訂正・・・t1=4、t2=8 5シンボル訂正・・・t1=5、t2=6 6シンボル訂正・・・t1=6、t2=4 7シンボル訂正・・・t1=7、t2=2 8シンボル訂正・・・t1=8、t2=0 ・・・(表1)
【0014】この(表1)から明らかなように、8シン
ボル訂正ではエラー検出個数は“0”であるので、もし
も9シンボル以上のエラーが発生した場合には、エラー
を正しく判別できなくなる場合が生じるのである。従っ
て、ディスタンスdを大きな値にすれば、それだけ訂正
できる個数を増やし、しかも誤り検出能力を維持するこ
とができる。以上のようにして構成されたリード・ソロ
モン符号を、ディスタンスdが比較的大きいという意味
で、(n、k、d)のLDC(ロング・ディスタンス・
コード)と称している。
【0015】光磁気ディスクやCD−ROM等では、上
述したようなリード・ソロモン符号を構成した後に記録
を行うことで、再生時にランダムエラーやディスタンス
dの値、誤り訂正個数t1、誤り検出個数t2に応じた
長さのバーストエラーを訂正することができるようにし
ている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記(表
1)から分かるように、例えばディスタンスdが17の
場合は、エラー訂正可能な個数は最大で8個である。従
って、9個以上連続してエラーとなるバーストエラーが
発生した場合には、エラー訂正ができなくなり、誤った
データのまま用いられてしまう。これについて図15を
参照しながら説明する。
【0017】この図15に示すような(147、13
1、17)のリード・ソロモン符号において、夫々シン
ボルがバイト単位であるとすると、GF(28)で形成
されることになる。ここで、GFはGalois Fi
eld(ガロア体)の略である。この場合は上述したよ
うに 、8バイトまで検出訂正が可能であり、誤りの位
置情報である消失情報があれば16バイ トまでの消失
訂正が可能となる。
【0018】また、バーストエラーやランダムエラー等
の誤りは、何れもデータを伝送するための伝送路、例え
ば光学ピックアップで得たデータを再生データとして得
るまでの系における伝送路における部品の組立精度や部
品そのものの質、並びに光ディスクのトラッキング状態
等に依存した形態となって発生する。しかしながら、エ
ラーが発生した場合に訂正不能となるのは、ランダムエ
ラーよりもバーストエラーの方が圧倒的に多い。
【0019】図15の例でいえば、9バイトの連続した
誤り(バーストエラー)が1つ発生する場合の方が、1
バイトの誤り(ランダムエラー)が9個単独で発生する
場合よりもその確率がはるかに高く、結果として、誤り
が発生した場合に訂正不能となる確率が高いのである。
【0020】また、消失情報と誤り情報が1対1に対応
していれば、9バイト誤りを訂正することができるが、
消失情報があった場合に誤りがない場合が50%以上の
確率で生じた場合、9バイトのデータについて最大で1
8バイトの消失情報が得られてしまうことになり、この
場合は消失訂正処理を施すことができないという問題点
があった。
【0021】一方、光磁気ディスク等のように書き込み
可能なディスクでは、欠陥セクタがあった場合に交替処
理を行うことにより、データを交替セクタに記録して常
に良好な再生が行えるようにしたり、更に、上記バース
トエラーに対処するために、パリティセクタをディスク
の1周或いはN周に1箇所設け、ディスクの1周、或い
はN周分の他のセクタのデータのエクスクルーシブオア
をとったものをパリティとしてこのパリティセクタに記
録し、バーストエラーが発生したときに、上記パリティ
セクタから読み出したパリティに基いて、当該エラーに
係るデータのエラー訂正を行うといった方法も採用して
いる。
【0022】しかしながら、動画像データの場合等のよ
うにリアルタイムで処理しなければならないデータを扱
う場合において、上記交替処理を行う方法を採用した場
合には、交替処理を行うことにより、処理速度が遅くな
るという問題が生じる。また、パリティセクタを使用し
てエラー訂正を行う方法を採用した場合には、バースト
エラーが発生した場合には、当該エリア(1周またはN
周分のセクタからなるエリア)に記録されているデータ
を再度読み込み、この再度読み込んだデータと、上記パ
リティセクタに記録されているパリティとしてのデータ
を用いてエラー訂正を行わなければならず、バーストエ
ラーが発生した場合にその処理に費やされる時間が長く
なるという問題が生じる。
【0023】一方、CD−ROMにおいては、上記交替
処理を行うことができないので、再生時にバーストエラ
ーの如き大きなエラーが発生した場合には、予め記録さ
れているエラー訂正用の符号のみで対処するためには、
ディスタンスdを大きな値にするか、或いはパリティセ
クタを用いてエラー訂正を行う方法を採用するしかな
い。
【0024】しかしながら、ディスタンスdを大きな値
にすればそれだけ符号の冗長度が増加して処理時間が長
くなると共に、冗長度が増加した分だけ本来のデータを
記録するための容量が減ってしまうという問題が生じ
る。
【0025】また、パリティセクタを使用してエラー訂
正を行う方法を採用した場合には、バーストエラーが発
生すると、当該エリア(1周またはN周分のセクタから
なるエリア)に記録されているデータを再度読み込み、
この再度読み込んだデータと、上記パリティセクタに記
録されているパリティとしてのデータを用いてエラー訂
正を行わなければならず、バーストエラーが発生した場
合にその処理に費やされる時間が長くなるという問題が
生じる。
【0026】また、光磁気ディスクのような書き込み可
能領域のみで構成されているディスクやCD−ROMの
ような読み出し専用領域のみで構成されているディスク
を1台のドライブで使用できるようにするためには、冗
長度の大きいセクタフォーマットを用いるか、上述した
ようにパリティセクタをCD−ROMでも設けるように
する必要が生じる。
【0027】しかしながら、冗長度の大きなセクタフォ
ーマットを用いると、その分データが記録されない領域
が生じ、結果的に記録容量が減ってしまうという問題が
生じ、パリティセクタを使用する場合は、データの連続
再生が行えなくなりという問題が生じる。
【0028】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、検出訂正ができないバーストエラーが発生した
場合においても、効率良く訂正処理を行い、データの記
録容量を減らすことなく、連続再生を行うことのできる
誤り訂正方法を提案しようとするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、記録すべ
きデータに基いて、該データの再生時に誤り検出訂正及
びデータが消失したものと見なして訂正を行う誤り消失
訂正を行うことができる誤り訂正用のデータが生成さ
れ、上記記録すべきデータ及び該データについて生成さ
れた上記誤り訂正用のデータが記録された記録媒体4か
ら記録データを再生する際に行われる誤り訂正方法であ
って、再生データ中に上記誤り訂正用のデータで訂正可
能なシンボル数aを越える誤りが発生した場合、上記シ
ンボル数aより大きなシンボル数bの連続誤りが発生し
たものとして誤り検出訂正処理を施す誤り訂正方法であ
る。
【0030】第2の発明は、上記第1の発明において、
再生データ中に上記誤り訂正用のデータで訂正可能なシ
ンボル数aを越える誤りが発生した場合、上記シンボル
数bの連続誤りが発生したものとして上記再生データに
対し、上記シンボル数bと同一の範囲ずつ順次エラーの
有無を検出することにより、上記シンボル数bの連続誤
りの位置を検出する誤り訂正方法である。
【0031】第3の発明は、記録すべきデータに基い
て、該データの再生時に誤り検出訂正及びデータが消失
したものと見なして訂正を行う誤り消失訂正を行うこと
ができる誤り訂正用のデータと、上記記録すべき所定単
位毎のデータに基いて、該所定単位毎のデータの再生時
に誤り検出を行うことができる誤り検出用のデータとが
生成され、上記記録すべきデータ、並びに該データにつ
いて生成された上記誤り訂正用のデータ及び上記所定単
位毎のデータについて生成された誤り検出用のデータが
記録された記録媒体4から記録データを再生する際に行
われる誤り訂正方法であって、再生データ中に上記誤り
訂正用のデータで訂正可能なシンボル数aを越える誤り
が発生した場合、上記シンボル数aより大きなシンボル
数bの連続誤りが発生したものとして上記誤り検出用の
データによって検出した上記連続誤りの発生した範囲に
ついて上記誤り訂正用のデータを用いて誤り検出訂正処
理を施す誤り訂正方法である。
【0032】第4の発明は、上記第3の発明において、
再生データ中に上記誤り訂正用のデータで訂正可能なシ
ンボル数aを越える誤りが発生した場合、上記誤り検出
用のデータにより誤り検出を行うことにより、上記連続
誤りの位置を上記所定単位毎に求め、上記シンボル数b
の連続誤りが発生したものとして上記再生データに対
し、上記シンボル数bと同一の範囲ずつ順次上記誤り検
出用のデータによって誤り検出を行って検出した1若し
くは複数の所定単位の範囲内においてエラーの有無を検
出することにより、上記シンボル数bの連続誤りの位置
を検出する誤り訂正方法である。
【0033】
【作用】上述せる第1の発明によれば、記録すべきデー
タに基いて、該データの再生時に誤り検出訂正及びデー
タが消失したものと見なして訂正を行う誤り消失訂正を
行うことができる誤り訂正用のデータが生成され、上記
記録すべきデータ及び該データについて生成された上記
誤り訂正用のデータが記録された記録媒体4から記録デ
ータを再生する際に行われる誤り訂正方法であって、再
生データ中に上記誤り訂正用のデータで訂正可能なシン
ボル数aを越える誤りが発生した場合、上記シンボル数
aより大きなシンボル数bの連続誤りが発生したものと
して誤り検出訂正処理を施す。これによって、訂正可能
なシンボル数aを越える誤りが発生した場合において
も、このシンボル数aを越える大きなシンボル数bの連
続誤りが発生したものとして誤り検出を行うことができ
るので、訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発生し
た場合においても誤りを訂正することができる。
【0034】上述せる第2の発明によれば、上記第1の
発明において、再生データ中に上記誤り訂正用のデータ
で訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発生した場
合、上記シンボル数bの連続誤りが発生したものとして
上記再生データに対し、上記シンボル数bと同一の範囲
ずつ順次エラーの有無を検出することにより、上記シン
ボル数bの連続誤りの位置を検出する。これによって、
シンボル数bとされた連続誤りの位置と大きさを確実に
得ることができる。
【0035】上述せる第3の発明によれば、記録すべき
データに基いて、該データの再生時に誤り検出訂正及び
データが消失したものと見なして訂正を行う誤り消失訂
正を行うことができる誤り訂正用のデータと、上記記録
すべき所定単位毎のデータに基いて、該所定単位毎のデ
ータの再生時に誤り検出を行うことができる誤り検出用
のデータとが生成され、上記記録すべきデータ、並びに
該データについて生成された上記誤り訂正用のデータ及
び上記所定単位毎のデータについて生成された誤り検出
用のデータが記録された記録媒体4から記録データを再
生する際に行われる誤り訂正方法であって、再生データ
中に上記誤り訂正用のデータで訂正可能なシンボル数a
を越える誤りが発生した場合、上記シンボル数aより大
きなシンボル数bの連続誤りが発生したものとして上記
誤り検出用のデータによって検出した上記連続誤りの発
生した範囲について上記誤り訂正用のデータを用いて誤
り検出訂正処理を施す。これによって、訂正可能なシン
ボル数aを越える誤りが発生した場合においても、この
シンボル数aを越える大きなシンボル数bの連続誤りが
発生したものとしてエラー検出用のデータを用いてエラ
ー検出を行って得られた検出範囲についてのみ誤り検出
を行うことができるので、訂正可能なシンボル数aを越
える誤りが発生した場合においても効率良く誤りを訂正
することができる。
【0036】上述せる第4の発明によれば、上記第3の
発明において、再生データ中に上記誤り訂正用のデータ
で訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発生した場
合、上記誤り検出用のデータにより誤り検出を行うこと
により、上記連続誤りの位置を上記所定単位毎に求め、
上記シンボル数bの連続誤りが発生したものとして上記
再生データに対し、上記シンボル数bと同一の範囲ずつ
順次上記誤り検出用のデータによって誤り検出を行って
検出した1若しくは複数の所定単位の範囲内においてエ
ラーの有無を検出することにより、上記シンボル数bの
連続誤りの位置を検出する。これによって、検出範囲を
限定でき、シンボル数bとされた連続誤りの位置と大き
さを効率良く、且つ、確実に得ることができる。
【0037】
【実施例】以下に、図を順次参照して本発明誤り訂正方
法の一実施例について詳細に説明する。
【0038】本発明誤り訂正方法の一実施例の説明は、
次に示す項目説明を各項目の先頭に記載し、各項目につ
いて次に示す順序で説明する。
【0039】*第1実施例 A.本発明誤り訂正方法が適用される光ディスクドライ
ブの構成及びその動作説明(図1参照) B.図1に示した光ディスクドライブのドライブコント
ローラの構成及びその動作説明(図2参照) C.図2に示したドライブコントローラのコントローラ
の構成及びその動作説明(図3参照) D.本発明誤り訂正方法が適用される光ディスクドライ
ブで使用する光ディスクのフォーマットの説明(図4参
照) E.図4に示した光ディスクの具体的フォーマットの説
明(図5参照) F.図4に示した光ディスクのセクタフォーマットの説
明(図6及び図7参照) G.本発明誤り訂正方法の一実施例によるバーストエラ
ーのサーチの説明(図8参照) H.バーストエラーが10バイトの場合のサーチの説明
(図9参照) I.バーストエラーが12バイトの場合のサーチの説明
(図10参照) J.本発明誤り訂正方法の一実施例による再生時の動作
説明(図11参照) *第2実施例 K.図4に示した光ディスクのセクタフォーマットの特
定エリアの説明(図12参照) L.図6及び図7に示したセクタのデータに対する7行
−8行−7行パターンの場合のパリティの対応の説明
(図13参照) M.本発明誤り訂正方法の第2実施例による再生時の動
作説明(図14参照)
【0040】[第1実施例]
【0041】A.本発明誤り訂正方法が適用される光デ
ィスクドライブの構成及びその動作説明(図1参照)
【0042】図1は本発明誤り訂正方法が適用される光
ディスクドライブの構成例を示す構成図である。この光
ディスクドライブは、光磁気ディスク及びライトワンス
ディスクに対するデータの記録及びデータの再生、CD
−ROMからのデータの読み出し、書き込み可能領域と
読み出し専用領域からなるいわゆるパーシャルROMの
書き込み読み出し可能領域に対するデータの書き込み及
び読み出し、並びに読み出し専用領域からのデータの読
み出しを行うことができるものである。尚、CD−RO
M等の読み出し専用ディスクやパーシャルディスク等の
読み出し専用領域を有するディスクの場合は、これらの
読み出し専用領域はディスクの製造時に記録される。
【0043】〔接続及び構成〕図において、1は光ディ
スク4に対するデータの記録、光ディスク4からのデー
タの再生を行うためのドライブ、2はこのドライブを制
御するドライブコントローラ、3はこのドライブコント
ローラ2のSCSI(Small Computer
Systems Interface)専用の入出力端
子io1を介して接続され、ドライブコントローラ2を
介して光ディスク4に対するアクセスを行うホストコン
ピュータである。
【0044】ここで、上記光ディスク4としては、光磁
気ディスク、相変化メディアとしての光ディスク、ライ
トワンスディスク、書き込み可能領域(RAM)と読み
出し専用領域(ROM)を有するパーシャルディスク、
CD−ROM等が使用可能である。
【0045】ドライブ1は、光ディスク4をローディン
グするためのローディング機構5、ローディング機構5
によりローディングされた光ディスク4を回転させるた
めのスピンドルモータ6、このスピンドルモータ6を駆
動するドライバ7、光学ブロック8、この光学ブロック
8のレーザーダイオード13を駆動するドライバ14、
この光学ブロック8からの再生信号等をI−V(電流/
電圧)変換し、その電圧を複数の系に供給するI−V/
マトリクスアンプ16、光ディスク4に磁界を与えるた
めの磁気ヘッド17及びこの磁気ヘッド17を駆動する
ためのドライバ18で構成される。
【0046】光学ブロック8は、光ディスク4にレーザ
ーダイオード13からのレーザー光を照射するための対
物レンズ9、光学ブロック8を光ディスク4の径方向に
移動させるためのスライドモータ10、トラッキング用
のガルバノモータ11、フォーカス用のフォーカスアク
チュエータ12、レーザーダイオード13で構成され
る。
【0047】この磁気ヘッド17の駆動用のドライバ1
8は入力端子1を介してドライブコントローラ2の出力
端子2o1に接続され、レーザーダイオード13の駆動
用のドライバ14は入力端子1i2及び1i3を夫々介
してドライブコントローラ2の出力端子2o2及び2o
3に接続され、I−V/マトリクスアンプ16は出力端
子1o1、1o2、1o3、1o4、1o5を夫々介し
てドライブコントローラ2の入力端子2i1、2i2、
2i3、2i4、2i5に接続され、フォーカスアクチ
ュエータ12は入力端子1i4を介してドライブコント
ローラ2の出力端子2o4に接続され、ガルバノモータ
11は入力端子1i5を介してドライブコントローラ2
の出力端子2o5に接続され、スライドモータ10は入
力端子1i6を介してドライブコントローラ2の出力端
子2o6に接続され、スピンドルモータ6のドライバ7
は入出力端子1ioを介してドライブコントローラ2の
入出力端子2ioに接続され、ローディング機構5は入
力端子1i7を介してドライブコントローラ2の出力端
子2o7に接続される。
【0048】〔動作〕コマンド及びデータの授受のため
の処理はドライブコントローラ2により行われる。ドラ
イブコントローラ2は、記録時にはホストコンピュータ
3からのデータに対してCRCやエラー訂正コード等を
付加してドライブ1に渡し、再生時にはドライブ1から
のデータに対してエラー訂正処理を施し、ユーザデータ
部分のみをホストコンピュータ3に転送する。上記デー
タの記録時、並びにデータの再生時においては、ドライ
ブ1のサーボ系及び各ブロックに対する指令はドライブ
コントローラ2によって行われる。
【0049】B.図1に示した光ディスクドライブのド
ライブコントローラの構成及びその動作説明(図2参
照)
【0050】図2は図1に示したドライブコントローラ
2の構成例を示す構成図である。
【0051】〔接続及び構成〕図において、31はバス
43を介してディジタル信号処理回路53から供給され
るレーザーダイオード13のバイアスデータをD−Aコ
ンバータ32及び出力端子2o2を介して図1に示した
ドライバ18に供給するための入出力回路、33は入力
端子2i1及び2i2を夫々介して図1に示したI−V
/マトリクスアンプ16から供給される出力を後述する
サーボ系タイミングジェネレータ40からのタイミング
信号に基いて選択し、選択出力をクランプするセレクタ
/クランプ回路、34はセレクタ41からの選択された
サーボ系クロック信号またはデータ系クロック信号に基
いて、セレクタ/クランプ回路33からの出力をディジ
タルデータに変換するA−Dコンバータ、35はサーボ
系クロック生成回路39からのサーボ系クロック信号に
基いてデータ系クロック信号を生成するデータ系クロッ
ク生成回路、36はデータ系クロック信号に基いてデー
タ系タイミング信号を発生するデータ系タイミングジェ
ネレータ、37はA−Dコンバータ34からの再生デー
タ中から抽出した位相の基準データに基いて、データ系
クロック発生回路35からのデータ系クロック信号の位
相を制御して読み出し/書き込み回路38に読み出し時
のクロックとして供給し、読み出し/書き込み回路38
からの書き込み位置制御信号の位相を制御して出力端子
2o1を介して出力するデータ位相制御回路である。
【0052】読み出し/書き込み回路38は、再生時に
おいては、コントローラ44からのリクエスト信号によ
り、データ系クロック生成回路35からのデータ系クロ
ック信号、データ系タイミングジェネレータ36からの
データ系タイミング信号に基いて、A−Dコンバータ3
4の出力をコントローラ44に供給し、アック信号を出
力し、記録時においては、コントローラ44からのデー
タを出力端子2o1及び図1に示した入力端子1i1を
介してドライバ18に供給する。
【0053】サーボ系クロック生成回路39は、A−D
コンバータ34の出力からサーボ系クロック信号を生成
し、このサーボ系クロック信号をサーボ系タイミングジ
ェネレータ40、セレクタ41及びアドレスデコーダ4
2に夫々供給する。サーボ系タイミングジェネレータ4
0は、サーボ系クロック生成回路39からのサーボ系ク
ロック信号に基いてサーボ系タイミング信号を生成し、
このサーボ系タイミング信号をセレクタ41、アドレス
デコーダ42、セレクタ/クランプ回路33に夫々供給
する他、出力端子2o3及び図1に示した入力端子1i
3を介してレーザーダイオード13のドライバ14に供
給する。
【0054】45は図1に示したI−V/マトリクスア
ンプ16から入力端子2i3、2i4及び2i5を夫々
介して供給されるフロントAPC信号、フォーカスエラ
ー信号及びプルイン信号をA−Dコンバータ46に供給
するためのマルチプレクサ、47はA−Dコンバータ4
6の出力をバス43を介してディジタル信号処理回路5
3に供給する入出力回路、48はディジタル信号処理回
路53からバス43を介して供給される光学ブロック8
の駆動用のデータを変調するPWM(パルス幅変調)回
路である。49は図1に示したフォーカスアクチュエー
タ12を駆動するためのドライバ、50は図1に示した
ガルバノモータ10を駆動するためのドライバ、51は
図1に示したスライドモータ11を駆動するためのドラ
イバである。ドライバ49は、出力端子2o4及び図1
に示した入力端子1i4を介してフォーカスアクチュエ
ータ12に接続され、ドライバ50は、出力端子2o5
及び図1に示した入力端子1i5を介してガルバノモー
タ11に接続され、ドライバ51は、出力端子2o6及
び図1に示した入力端子1i6を介してスライドモータ
10に接続される。
【0055】52はディジタル信号処理回路53からの
駆動信号を入出力端子2io及び図1に示したドライバ
7を介してスピンドルモータ6に供給する入出力回路で
ある。ディジタル信号処理回路53は、バス43を介し
て上記各ブロックの制御や駆動処理を行うと共に、太い
実線で示すバスを介してコントローラ44と接続され
る。
【0056】〔動作〕ディジタル信号処理回路53は、
光ディスク4がローディング機構5によりスピンドルモ
ータ6に装着された状態でホストコンピュータ3からの
要求に応じて、あるいは自動スピンアップモードが設定
されている場合に光ディスク4がローディング機構5に
よりローディングされると、入出力回路52を介してド
ライバ7にスピンドルモータ6を回転駆動するよう指示
を出す。
【0057】ドライバ7は、スピンドルモータ6が所定
の回転数になるとロック信号を出力し、ディジタル信号
処理回路53に対し、スピンドルモータ6の回転が安定
したことを通知する。この間、ディジタル信号処理回路
53は、PWM回路48を介してドライバ50によりレ
ーザーダイオード13からのレーザービームを光ディス
ク4のユーザエリア外に位置させるようにすると共に、
ドライバ51により光学ブロック8を光ディスク4の外
周又は内周側に移動させる。
【0058】ユーザエリアでフォーカスの引き込みを行
うと、感度の高いディスクのデータを誤って消去してし
まう可能性があるが、ユーザエリア外に光学ブロック8
を移動させ、そのユーザエリア外でフォーカスの引き込
みを行うことにより、このような誤消去を防止すること
ができる。
【0059】スピンドルモータ6が一定回転になり、光
学ブロック8が例えば外周側に移動すると、ディジタル
信号処理回路53は、入出力回路31及びD−Aコンバ
ータ32を介してドライバ14に対し、光学ブロック8
に設けられているレーザーダイオード13のバイアス電
流を設定し、レーザーダイオード13のオン、オフを制
御するサーボ系タイミングジェネレータ40にレーザー
を発光するようコマンドを出力する。
【0060】レーザーダイオード13から出射されたレ
ーザービームは、光学ブロック8に設けられているフォ
トディテクタ15に入射し、このフォトディテクタ15
により電気信号に変換され、検出出力としてI−V/マ
トリクスアンプ16に供給されて電圧に変換され、フロ
ントAPC信号としてマルチプレクサ45に供給され
る。
【0061】このフロントAPC信号は、上記マルチプ
レクサ45により時分割的に選択された信号としてA−
Dコンバータ46によりディジタル化され、入出力回路
47及びバス43を介してディジタル信号処理回路53
に供給される。ディジタル信号処理回路53は、ディジ
タル化されたフロントAPC信号によりレーザーダイオ
ード13から出射されるレーザービームの光量を認識
し、図示しないディジタルフィルタにより計算される光
量制御データを上記入出力回路31及びD−Aコンバー
タ32を介してドライバ14に帰還することにより、レ
ーザーダイオード13のパワーが一定となるよう制御す
る。
【0062】次に、ディジタル信号処理回路53は、P
WM回路48からドライバ49に電流を流すことによ
り、光学ブロック8のフォーカスアクチュエータ12を
上下方向に駆動してフォーカスアクチュエータ12をフ
ォーカスサーチ状態にする。このとき光ディスク4で反
射されたレーザービームはフォトディテクタ15の受光
面に入射する。フォトディテクタ15で受光されたレー
ザービームは電気信号に変換され、検出出力としてI−
V/マトリクスアンプ16に供給され、このI−V/マ
トリクスアンプ16により電圧に変換され増幅された後
にフォーカスエラー信号として出力され、マルチプレク
サ45に供給される。
【0063】このフォーカスエラー信号は、フロントA
PC信号と同様にマルチプレクサ45により時分割的に
選択された信号としてA−Dコンバータ46によりディ
ジタル化され、入出力回路47及びバス43を介してデ
ィジタル信号処理回路53に供給される。ディジタル信
号処理回路53は、ディジタル化されたフォーカスエラ
ー信号に対してディジタル的にフィルタ処理を施して得
られるフォーカス制御データをPWM回路48からドラ
イバ49に帰還することによって、フォーカス制御用の
サーボループを構成する。フォーカス制御が安定する
と、フォトディテクタ15から出力され、I−V/マト
リクスアンプ16を経て得られるRF信号は、その振幅
がある程度一定になり、セレクタ/クランプ回路33に
よって所定の電位にクランプされた後、A−Dコンバー
タ34によってディジタル化される。
【0064】このときのクロックはサーボ系クロック生
成回路39のフリーラン状態の周波数となる。クランプ
を行うためのタイミングパルスもこのフリーランの周波
数を所定の値で分周した信号が用いられる。
【0065】サーボ系クロック生成回路39は、A−D
コンバータ34でディジタル化されたRF信号の振幅差
を見ることによって光ディスク4上に形成されたピット
のパターンをチェックし、サーボエリアのピット列と同
じパターンを探す。パターンが見つかると、次のパター
ンが現れるべき位置にウインドウを開くよう、クロック
セレクタ41を制御し、そこで再びパターンが一致する
か否かを確認する。
【0066】この動作がある一定の回数連続して確認で
きると、サーボ系クロック生成回路39は、光ディスク
4のピットのパターンにロックしたものと見なす。位相
情報はサーボエリア内のウォブルピットの両肩の振幅差
を取ることで得る。更に2個のウォブルピットの両方か
ら得られた位相情報を加算することで、トラッキング位
置による振幅変化から生じるゲイン変動を吸収してい
る。
【0067】サーボ系クロック生成回路39がロックす
るとセグメント単位の位置が明確になり、光ディスク4
上に形成されたセグメントマークピットの位置も認識で
きるようになり、セグメントマークピット、アドレスマ
ークピット、セクタフラグ1ピット及びセクタフラグ2
ピットに対して所定の複数の位置Ar1、Ar2、Ar
3及びAr4でサンプリングされたRF信号の内で最大
振幅となる位置を探す。
【0068】その結果がAr1であるときにアドレスマ
ークであって、このセグメントがアドレスセグメントで
あり、フレームの先頭を認識することができるので、フ
レームカウンタをクリアすることでフレーム同期をとる
ことができる。1フレームが14セグメントで構成され
ている場合は14セグメント毎にウインドウを開くよう
にクロックセレクタ41を制御してアドレスマークとし
て連続して認識できるときにフレーム同期がロックした
ものと判断する。
【0069】フレーム同期がかかると、光ディスク4上
のアドレスの記録されている位置が認識できるので、ア
ドレスデコーダ42によりトラックアドレス及びフレー
ムコードのデコードを行う。このアドレスデコーダ42
では、4ビットずつグレーコード化されているパターン
をグレーコードテーブルとの一致を見ることにより行わ
れる。但し、4ビットのみではなく、全体でグレーコー
ド化されているので、単純に一致を見るのではなく、上
位4ビットの内のLSBが「1」か「0」かによって反
転したテーブルとの比較を行う。
【0070】ここで、最初にデコードされたフレームコ
ードをフレームカウンタにロードして、このフレームカ
ウンタをフレーム毎にインクリメントして得られる数値
と実際に再生されたフレームコードとを比較して連続し
て一致することを確認したときに、回転同期がかかった
ものとする。これ以降、フレームカウンタにより得られ
る数値をフレームコードとしてディジタル信号処理回路
53に返すことによって、ディフェクト等が多少あって
もフレーム位置を誤認識しないようにしている。
【0071】また、ディジタル信号処理回路53は、先
のグレーコード化されたトラックアドレスを読みながら
光学ブロック8の速度を演算し、PWM回路48からド
ライバ51を介して光学ブロック8のスライドモータ1
0を制御することにより、光学ブロック8を光ディスク
4上の目的のトラックに移動する。
【0072】そして、光学ブロック8の位置が目的のト
ラックの位置となると、トラッキング動作に入る。上述
のようにトラッキングエラー信号はサーボエリアにある
2つのウォブルピットに対するRF信号の振幅値の差分
を取ることで得られる、ディジタル信号処理回路53
は、この値をディジタル的にフィルタ処理を施して得ら
れるトラッキング制御データを、PWM回路48からド
ライバ50を介して光学ブロック8のガルバノモータ1
1を制御することにより、低周波数成分の変動を制御
し、更に、レーザーダイオード13からのレーザービー
ムのスポットが、光ディスク4のトラックの中心に位置
するようトラッキング制御を行う。
【0073】このようにトラッキングをかけた状態で目
的のセクタの先頭位置を検出する。上述のように、各セ
クタの先頭となるセグメントとその1つ前のセグメント
にはセクタマークがあり、各セクタマークは、上記4つ
の位置Ar1、Ar2、Ar3及びAr4にウインドウ
を開くようにセレクタ41を制御し、この4つの位置A
r1、Ar2、Ar3及びAr4でサンプリングされた
RF信号のなかで最大振幅となる位置が位置Ar2であ
るときにセクタの先頭セグメントであることを示し、位
置Ar3であるときにセクタの先頭の1つ前のセグメン
トであることを示す。基本的にセクタの先頭となるセグ
メントはホストコンピュータ3により与えられるセクタ
アドレスに対して物理セクタに変換してそのセクタがど
のトラックの何番目のセグメントであるかを演算するこ
とによって決定されるが、上記2種類のセクタマークが
同時にディフェクトになる確率は非常に少なく、これに
よる不良セクタの発生確率は極めて小さい。
【0074】また、データ系クロック生成回路35は、
サーボ系クロック生成回路39から得られるフレーム同
期のかかったサーボクロックをM/N倍したデータクロ
ックを生成し、このデータクロックをデータ系タイミン
グジェネレータ36及び読み出し/書き込み回路38に
夫々与える。
【0075】読み出し/書き込み回路38は、記録動作
モード時にはコントローラ44を介してホストコンピュ
ータ3から記録データが供給される。そして、読み出し
/書き込み回路38は、記録データに対し、例えば12
7周期の乱数を加算(排他的論理和)することによりY
=X7 +Xにしたがってスクランブル処理をセクタ単位
で行い、スクランブルされた記録データをデータクロッ
クに同期したNRZI系列のデータに変調する。このと
き、読み出し/書き込み回路38は、各セグメント毎に
初期値を「0」とし、その変調信号をドライバ18を介
して磁気ヘッド17に供給する。
【0076】磁気ヘッド17は、変調信号に応じた磁界
を発生し、この磁界をレーザーダイオード13が出射す
るレーザービームによりキュリー温度まで加熱された光
ディスク4のデータエリアに印加することにより、NR
ZI系列のデータを記録する。
【0077】また、再生動作モード時には、フォトディ
テクタ15による検出出力からI−V/マトリクスアン
プ16により得られる再生信号が、セレクタ/クランプ
回路33によって所定の電位にクランプされた後、A−
Dコンバータ34によってディジタル化されて読み出し
/書き込み回路38に供給される。そして、読み出し/
書き込み回路38は、A−Dコンバータ34によりディ
ジタル化された再生信号について、パーシャルレスポン
スに合わせるディジタルフィルタ処理を施してからビダ
ビ復号によりNRZI系列のデータを再生する。そし
て、このNRZI系列のデータをセグメント単位にNR
Z系に変換後、セクタ単位でデ・スクランブルしてから
再生データに変換し、この再生データをコントローラ4
4を介してホストコンピュータ3に転送する。
【0078】C.図2に示したドライブコントローラの
コントローラの構成及びその動作説明(図3参照)
【0079】図3は図2に示したコントローラ44の構
成例を示す構成図である。
【0080】〔接続及び構成〕
【0081】図において、60はCPU、61はこのC
PU60のバス(アドレス、データ及びコントロールバ
スからなる)、62は再生動作時における処理を行うた
めの各種プログラムデータやパラメータデータ等が記憶
されているROM、63はROM62に記憶されている
プログラムデータ等のワーク用のエリアとして用いられ
るRAM、64は入出力ポートである。これらROM6
2、RAM63、入出力ポート64をバス61を介して
CPU60に接続する。
【0082】65は図2に示した読み出し/書き込み回
路38に接続される入出力端子であり、この入出力端子
65はスイッチ66の可動接点cに接続される。このス
イッチ66の一方の固定接点aはLDC/ECCデコー
ダ67の入力端子に接続され、スイッチ66の他方の固
定接点bはLDC/ECCエンコーダ68の出力端子に
接続される。
【0083】LDC/ECCエンコーダ68は、図に示
すように、2セクタ(本例においては1セクタを235
2バイトとしている)分の記憶容量を有するRAM68
aと、このRAM68aに書き込んだ入力データを制御
することにより、パリティの生成及びCRCのパリティ
の生成、これらのパリティの付加を行う。
【0084】パリティ(E1、1)〜(E16、16)
の生成は例えば次に示す(式5)を定義し、f(x)=
0の根をαとおき、これによって得られる(式6)に基
いて行われる。
【0085】 f(x)=x8 +x4 +x3 +x2 +1・・・(式5)
【0086】 g(x)=(x+α0 )(x+α1 )(x+α2 )・・・・(x+α15) ・・・(式6)
【0087】尚、実際は、上記(式5)の代わりにX8
+x5 +x3 +x2 +1を用いる。この場合はf(x)
=0の根をβとおき、α=β88で定義し、次に示す(式
7)を得、この(式7)に基いて行われる。
【0088】
【0089】LDC/ECCエンコーダ68は、ホスト
コンピュータ3から転送され、インターフェース回路7
1を介してバッファ70に一旦書き込まれ、更にこのバ
ッファ70から読み出された後にスイッチ69を介して
供給される記録すべきデータに対し、エラー検出用のパ
リティやエラー訂正のためのCRCとしてのパリティを
夫々付加する
【0090】また、LDC/ECCデコーダ67のデー
タ用の出力端子はスイッチ69の一方の固定接点aに接
続され、LDC/ECCエンコーダ68の入力端子はス
イッチ69の他方の固定接点bに接続され、このスイッ
チ69の可動接点cはバッファ70の入出力端子に接続
される。また、バッファ70の入出力端子はインターフ
ェース回路71の入出力端子に接続され、このインター
フェース回路71の入出力端子は入出力端子io1を介
して図1に示したホストコンピュータ3の入出力端子に
接続される。
【0091】ここで、LDC/ECCデコーダ67は、
スイッチ66を介して供給される再生データに対し、エ
ラー検出及びエラー訂正処理を施す。図に示すように、
このLDC/ECCデコーダ67は、例えば2セクタ
(本例においては1セクタを2352バイトとする)分
の容量のRAM67aと、このRAM67aに書き込ま
れた再生データに対するLDCによるエラー訂正処理及
びCRCによるエラーチェックをRAM67aに対する
制御により行うRAMコントローラ67bで構成する。
このLDC/ECCデコーダ67の出力はスイッチ69
を介してバッファ70に供給される。
【0092】ここで、RAMコントローラ67bは、最
初にパリティ(E1、1)〜(E16、16)を用いて
8バイトエラー検出訂正を行うが、もしも9バイト以上
のバーストエラーが発生した場合には検出訂正は行えな
いので、バーストエラーの位置を12バイト毎にサーチ
し、サーチしてバーストエラーを検出したときに、エラ
ーeの大きさを求める。サーチを行うための式、エラー
の大きさを得るための式は次のようにして求められる。
尚、説明を簡単にするために、(131、128、4)
のリード・ソロモン符号を例にとり説明する。
【0093】原始多項式P(x)=x8 +x4 +x3
2 +1の根をα∈GF(28 )としたときに、生成多
項式G(x)=(x+1)(x+α)(x+α)(x+
α2 )で生成したと考えた場合、2シンボルエラー(i
番目とj番目のシンボル)があると、シンドロームS
0、S1及びS2は 夫々次の(式8)〜(式10)で
示すようになる。
【0094】S0=ei +ej ・・・・・・・(式8) S1=αi i +αj j ・・・・(式9) S2=α2ii +α2jj ・・・(式10)
【0095】この場合、αi 、αj 、ei 、ej の合計
4つの未知数があるので、上記(式8)から(式10)
までの方程式を解くことはできない。しかしながら、2
シンボル連続エラーがこのエラーの原因の大本であると
すれば、j=i+1とおいてエラーの位置の検出を行う
ことができる。従って、シンドロームS0からS2を次
の(式11)、(式12)及び(式13)のように表す
ことができる。
【0096】 S0=ei +ei+1 ・・・・・・・・(式11) S1=αi i +αi+1 i+1 ・・・・(式12) S2=α2ii +α2i+2i+1 ・・・(式13)
【0097】上記(式11)にαi を乗じ、この結果に
上記(式12)を加算すると、次の(式14)を得るこ
とができる。
【0098】 αi S0+S1=αi (1+α)ei+1 ・・・(式14)
【0099】また、上記(式12)にαi を乗じ、この
結果に上記(式13)を加算すると、次の(式15)を
得ることができる。
【0100】 αi S1+S2=α2i+1(1+α)ei+1 ・・・(式15)
【0101】また、上記(式14)にαi+1 を乗じ、こ
の結果に上記(式15)を加算すると、次の(式16)
を得ることができる。
【0102】 αi+1 (αi S0+S1)+αi (S1+S2)=0・・・(式16)
【0103】上記(式16)を展開して次の(式17)
を得る。
【0104】 αS0・α2i+(1+α)S1・αi +S2=0・・・(式17)
【0105】ここで、(式17)はS0=0の場合を除
いてαi の2次式である。即ち、S0=0のときは根は
1つであるが、S0≠0のときには2つとなる。実際の
エラーはこの内の1つである。従って、他の情報がない
場合には特定はできないが、少なくとも2つの内どちら
か一方がエラーであることは検出できる。
【0106】今、i=1、ei =1、ei+1 =αとした
とき、実際、シンドロームは次に示す(式18)、(式
19)及び(式20)のように表すことができる。
【0107】S0=α+1・・・(式18) S1=α+α3 ・・・(式19) S2=α2 +α5 ・・・(式20)
【0108】以下、この式に基いて実際のエラーをどの
ようにして求めるかについて説明する。
【0109】先ず、上記(式17)に上記(式18)、
(式19)及び(式20)を代入すると、次に示す(式
21)を得ることができる。
【0110】 α(α+1)α2i+(1+α)(α+α3 )αi +(α2 +α5 )=0・・・ (式21)
【0111】この(式21)から次の(式22)を得る
ことができる。
【0112】 α2i+(1+α2 )αi +α(1+α+α2 )=0・・・(式22)
【0113】上記(式22)から(式23)を得ること
ができる。
【0114】 (αi +α)(αi +1+α+α2 )=0・・・(式23)
【0115】よって、αi =α若しくはα2 +α+1=
α198 となる。
【0116】従って、i=1若しくは198であること
が導かれるが、本例の場合においては、i=0〜130
までしかありえないので、i=1と決定することができ
る。
【0117】このとき、上記(式14)にi=1を代入
し。上記(式18)及び(式19)を用いると次に示す
(式24)を得ることができる。
【0118】 α(α+1)+(α+α3 )=α(1+α)ei+1 ・・・(式24)
【0119】(式24)からei+1 =αとなり、また、
上記(式18)からα+1=ei +αであるから、よっ
て、ei =1となる。つまり、これで全ての未知数が求
まったのである。
【0120】尚、上述の例では、2つの解の内の1つの
解の符号が短縮化されているためにリジェクトされやす
いが、他のエラー情報があれば更に1つに限定し易くな
る。
【0121】また、上述の例ではディスタンスを“4”
とした場合の例で説明したが、本願発明の実施例におい
ては、ディスタンスが“17”の(147、131、1
7)のリード・ソロモン符号であり、この場合のシンド
ロームはS0〜S15までの合計16個となる。12連
続エラーを検出するためには、i(αi )とei 、e
i+1 、・・・・、ei+11の13個の未知数を求めなけれ
ばならない。
【0122】これはS0〜S12よりαi に関する12
次方程式が求められ、iの候補が12個求められる(1
1、10、9の連続エラーの場合は図9に示したよう
に、その前後も解として出てくる)。同様にS1〜S1
3、S2〜S14、S3〜S15からも夫々iの候補を
12個求めることができる。それに共通するiでコード
ワード内の位置である場合にエラー位置と認めることが
できる。iが分かればこのiの情報を用いてei 〜e
i+11を求めることができる。尚、上記iの求め方は、1
2次方程式にiを順次代入し、その結果が0になるか否
かを確認する等の方法もある。
【0123】本例においては、上記LDC/ECCデコ
ーダ67が、上記12次式のiに位置データを代入した
ときにその結果が“0”となった位置のデータを消失と
見なし、更に、上記(式24)及び(式18)によりエ
ラーの大きさを求め、求めたエラーに対して消失訂正を
行うことによりデータを回復するようにする。
【0124】入出力ポート64に接続される入出力端子
72は図2に示したディジタル信号処理回路53のバス
43に接続され、出力端子73は図2に示した読み出し
/書き込み回路38のリクエスト信号用の入力端子に接
続され、入力端子74は図2に示した読み出し/書き込
み回路38のアック信号用の出力端子に接続される。
【0125】〔動作〕先ず、光磁気ディスクの書き込み
可能領域やパーシャルディスクの書き込み可能領域に対
してホストコンピュータ3から転送されたデータを記録
する場合について説明する。
【0126】この場合、CPU60は、入出力ポート6
4を介してスイッチ66及び69にスイッチング制御信
号を供給し、スイッチ66及び69の各可動接点cを各
固定接点bに接続させる。これによって、ホストコンピ
ュータ3から転送される記録すべきデータは、バッファ
70から読み出された後にスイッチ69を介してLDC
/ECCエンコーダ68に供給され、このLDC/EC
Cエンコーダ68によって上記エラー検出、エラー訂正
のための符号が付加された後に、スイッチ66及び出力
端子65を介して図2に示した読み出し/書き込み回路
38に供給され、図1及び図2を参照して説明したよう
に、光ディスク4のユーザエリアに記録される。
【0127】このとき、LDC/ECCエンコーダ68
は、RAM68aに記憶された2セクタ分のデータの
内、一方のセクタのデータに対してパリティの付加を行
い、記録のための処理が終了した時点で、そのセクタの
データを出力すると共に、その旨を示す信号を入出力ポ
ート64及びバス61を介してCPU60に供給する。
これにより、CPU60は図2に示した読み出し/書き
込み回路38に対して記録を行うよう指示すると共に、
次の入力データを受け入れるためにバッファ70及びイ
ンターフェース回路71を制御する。これによって、上
記セクタの全データはドライブ1に供給され、光ディス
ク4に記録され、一方、次の入力データがRAM68a
に書き込まれる。
【0128】光ディスク4に記録されているデータを再
生する場合においては、CPU60は入出力ポート64
を介してスイッチ66及び69に夫々スイッチング制御
信号を供給し、スイッチ66及び69の各可動接点cを
固定接点aに接続させる。これによって、光ディスク4
から読み出され、読み出し/書き込み回路38、入出力
端子65及びスイッチ66を介して供給される再生デー
タは、LDC/ECCデコーダ67に供給され、このL
DC/ECCデコーダ67において、エラー検出、エラ
ー訂正処理が施され、スイッチ69、バッファ70、イ
ンターフェース回路71及び入出力端子io1を介して
図1に示したホストコンピュータ3に再生データとして
供給される。
【0129】このとき、LDC/ECCデコーダ67
は、RAM67aに記憶された2セクタ分のデータの
内、一方のセクタのデータに対してパリティによるエラ
ー訂正、CRCのパリティによるエラーチェック、上述
したサーチ処理によって検出したバーストエラーに対す
る消失訂正を行ってそのセクタのデータを得、これらの
再生処理が終了した時点で、そのセクタのデータを出力
すると共に、その旨を示す信号を入出力ポート64及び
バス61を介してCPU60に供給する。これにより、
CPU60は図2に示した読み出し/書き込み回路38
に対して次のセクタの再生を行うよう指示し、これによ
って、上記セクタの全データはバッファ70に供給さ
れ、この後、光ディスク4から読み出された次のセクタ
の再生データがRAM67aに供給される。
【0130】尚、上記図1〜図3に示す光ディスクドラ
イブは、CD−ROMやパーシャルディスク等の読み出
し専用領域のみ有するディスクや読み出し専用領域の他
に書き込み可能領域を有するパーシャルディスク、光磁
気ディスクやライトワンスディスク等のように書き込み
可能領域のみ有するディスクの何れも使用することがで
きる。
【0131】CD−ROMのように読み出し専用領域の
み有するディスクやパーシャルディスクのように読み出
し専用領域の他に書き込み可能領域を有するディスクを
用いる場合には、上記光ディスクドライブは再生専用の
光ディスクドライブとして用いることができ、光磁気デ
ィスクやライトワンスディスク等のように書き込み可能
領域のみを有するディスクや書き込み可能領域の他に読
み出し専用領域を有するディスクの場合には、上記光デ
ィスクドライブを書き込み及び読み出し用の光ディスク
ドライブとして使用することができる。
【0132】D.本発明誤り訂正方法が適用される光デ
ィスクドライブで使用する光ディスクのフォー マッ
トの説明(図4参照)
【0133】図4は本発明誤り訂正方法の適用される光
ディスクのフォーマットの一例を示す説明図である。
【0134】図に示すように、光ディスク4上に光ディ
スク4の最外周から最内周に向かって、GCP(グレー
・コード・パート)バンド、CTL(コントロール)領
域、TEST(テスト)領域、BAND(バンド)0、
BAND1、・・・・BAND15、TESTエリア、
CTL領域、GCPバンドが設定される。尚、GCPは
ディスクの種類を示す付加情報やアドレス情報が記録さ
れる領域で、ピットパターンがグレーコードで形成され
た領域であり、光学ブロック8が光ディスク4上のトラ
ックを横切ったときにおいても読みとりができるように
された領域である。また、CTL領域はメディアタイプ
を示す情報が記録される領域、TEST領域は試し書き
を行うための領域である。
【0135】E.図4に示した光ディスクの具体的フォ
ーマットの説明(図5参照)
【0136】図5は図4に示した光ディスクの具体的フ
ォーマットの一例を示す説明図である。図において、一
番上の欄のGCPが図4に示した光ディスク4の最外周
のGCPに対応し、以下順に上の欄から下の欄までが、
図4に示した光ディスク4の最外周から最内周の各領域
に夫々対応する。
【0137】尚、本例においては、ゾーンCAVを用い
た場合を例にとり説明するので、図に示すように、デー
タクロックはゾーン毎に異なり、各領域の初めの半径と
終わりの半径に対応した周波数が選定されている。
【0138】F.図4に示した光ディスクのセクタフォ
ーマットの説明(図6及び図7参照)
【0139】図6及び図7は、セクタフォーマットの一
例を示す説明図である。既に説明したように、光ディス
ク4が光磁気ディスクやライトワンスディスクの場合
や、記録を行う場合にパーシャルディスクの書き込み可
能領域の場合においては、以下に示すセクタフォーマッ
トを構成する各データは図1に示した光ディスクドライ
ブによって記録され、光ディスク4がCD−ROMの場
合や記録を行う場合にパーシャルディスクの読み出し専
用領域の場合においては、以下に示すセクタフォーマッ
トを構成する各データはディスクの製造時に記録され
る。
【0140】図6及び図7において、iはコードワード
(図においては「行」)を示し、jは夫々バイトを示
し、実線の矢印は書き込み方向を示し、先頭にDのつい
ている符号はデータを示し、UDはアンディファインド
(以下、未定義領域と記述する)を示し、CRC1〜C
RC8はデータD0〜未定義領域UDのデータまでの全
体のエラーチェック用のパリティを示す。
【0141】また、先頭にEのついている符号はデータ
D0〜D2047、未定義領域UD及びCRC1〜8の
縦方向に対するリード・ソロモン符号のパリティであ
る。即ち、パリティ(E1、1)、(E1、2)、・・
・・、(E1、16)は、データD0、D16、D3
2、D48、・・・・D2032、i=128〜130
且つj=0の未定義領域UDに対するパリティ、パリテ
ィ(E2、1)、(E2、2)、・・・・、(E2、1
6)は、データD1、D17、D33、D49、・・・
・D2033、i=128〜130且つj=1の未定義
領域UDに対するパリティ、・・・・パリティ(E9、
1)、(E9、2)、・・・・、(E9、16)は、デ
ータD8、D24、D40、D56、・・・・D204
0、i=128〜129且つj=8の未定義領域及びパ
リティCRC1に対するパリティ、・・・・パリティ
(E16、1)、(E16、2)、(E16、2)、・
・・・(E16、16)は、データD15、D31、D
47、D63、・・・・D2047、i=128〜12
9且つj=15の未定義領域UD及びパリティCRC8
に対するパリティである。
【0142】ここで、パリティ(E1、1)〜パリティ
(E16、16)は、各縦方向の長さが147バイト、
パリティを生成するためのデータの各縦方向の長さが1
31バイト、パリティの縦方向の長さが16バイトであ
るからディスタンスは17となり、従って(147、1
31、17)のリード・ソロモン符号となる。
【0143】各データ、未定義領域UD、パリティ全て
のバイト数は、iが0〜146、jが0〜15であるか
ら、16バイト×147=2352バイトとなる。
【0144】G.本発明誤り訂正方法の一実施例による
バーストエラーのサーチの説明(図8参照)
【0145】図8は本発明誤り訂正方法の一実施例によ
るバーストエラーのサーチを説明するための説明図であ
る。
【0146】既に説明したように、パリティ(E1、
1)〜(E16、16)は147コードワードに対して
エンコード時に夫々付加され、デコード時にエラー訂正
のために使用される。この図8では、バーストエラーの
サーチを12バイト単位で行うことを前提としているの
で、最初はi=0〜11の範囲、次はi=1〜12の範
囲、次はi=2〜13の範囲、・・・・最後はi=13
5〜146の範囲の順にサーチが行われる。尚、本例に
おいてサーチバイト数を“12”としたのは、より大き
なバーストエラーのサーチ能力と、誤訂正の発生のバラ
ンスを考慮しているからである。例えばサーチバイト数
を“15”とした場合、サーチバイト数“12”とした
場合と比べてより大きなバーストエラーを検出できる
が、その分だけ誤訂正が増加してしまう。
【0147】ここでいう、サーチとは、上述したような
12次方程式(シンドロームS0〜S12からαiに関
して求めた方程式)のiに位置データを順次代入してそ
の結果が“0”となった位置をデータの消失位置とする
処理をいう。そして、136通りのサーチを行ってその
中 の消失位置を特定し、更に、上述した他の12次方
程式(S1〜S13、S2〜S14、 S3〜S15)
でも“0”になることを確認し、誤りの大きさを検出す
る。尚、12バイ トよりも短い誤りの場合は消失位置
が複数箇所検出されることになるが、誤りの大きさが
“0”の位置が異なるだけで他は12バイトのバースト
エラーが発生した場合と同様とな る。尚、12バイト
よりも小さいバイト数のバーストエラーが発生した場合
のサーチの具 体例については項目Hにおいて図9を参
照して説明し、12バイトのバーストエラーが発 生し
た場合のサーチの具体例については項目Iにおいて図1
0を参照して説明する。
【0148】H.バーストエラーが10バイトの場合の
サーチの説明(図9参照)
【0149】図9はバーストエラーが12バイトよりも
小さい場合として10バイトのバーストエラーが発生し
た場合の具体例を説明するための説明図である。
【0150】図においてSearchはサーチ領域を意
味し、12バイトでサーチを行う場合の1つの領域であ
り、このSearchに夫々添えられている数値は1バ
イト目からサーチを始めた場合のサーチの順位を示す。
従って、サーチ領域Search17は17番目のサー
チ領域、サーチ領域Search18は18番目のサー
チ領域、サーチ領域Search19は19番目のサー
チ領域、サーチ領域Search20は20番目のサー
チ領域、サーチSearch21は21番目のサーチ領
域を夫々意味する。また、これらのサーチ領域Sear
ch17〜Search21の各右側には夫々の領域の
状態を示し、これらサーチ領域Search17〜Se
arch21の各斜線の付されている領域はエラーが発
生した領域を示し、斜線の付されていない領域はエラー
が発生しなかった領域を示し、ドットで示す領域は実際
にはエラーではあるもののカバーできない領域若しくは
エラーでもあるのにもかかわらず見逃している領域を示
している。また、上方に示す数値は夫々図6及び図7に
示したiと同じものである。
【0151】この例では、i=20〜29の範囲におい
てエラーが発生(バーストエラー)した場合について示
しており、サーチ領域Search17においてはエラ
ーのない領域が“3”(17〜19まで)、エラーのあ
る領域が“9”(20〜28)までとなり、サーチ領域
Search18においてはエラーのない領域が“2”
(18〜19まで)、エラーのある領域が“10”(2
0〜29)までとなり、サーチ領域Search19に
おいてはエラーのない領域が“2”(19と30)、エ
ラーのある領域が“10”(20〜29)までとなり、
サーチ領域Search20においてはエラーのない領
域が“2”(30〜31まで)、エラーのある領域が
“10”(20〜29)までとなり、サーチ領域Sea
rch21においてはエラーのない領域が“3”(30
〜32まで)、エラーのある領域が“9”(21〜2
9)までとなる。従って、上述した12次式を用いて各
サーチ領域Search17〜Search21につい
て夫々サーチを行うことにより、エラーの位置とその大
きさを検出することができる。具体的には、上記12次
式のiに順次位置データを代入してその結果が“0”と
なる位置を検出することによって行われる。この例では
i=18のとき、i=19のとき、i=20のときに上
記12次方程式が夫々“0”となる。
【0152】I.バーストエラーが12バイトの場合の
サーチの説明(図10参照)
【0153】図10は12バイトのバーストエラーが発
生した場合の具体例を説明するための説明図である。こ
の図10において図9と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明を省略する。
【0154】この例では、i=18〜29の範囲におい
てエラーが発生(バーストエラー)した場合について示
しており、サーチ領域Search17においてはエラ
ーのない領域が“1”(17)、エラーのある領域が
“11”(18〜28)までとなり、サーチ領域Sea
rch18においてはエラーのない領域が“0”、エラ
ーのある領域が“12”(18〜29)までとなり、サ
ーチ領域Search19においてはエラーのない領域
が“1”(30)、エラーのある領域が“11”(19
〜29)までとなる。従って、上述した12次式を用い
て各サーチ領域Search17〜Search21に
ついて夫々サーチを行うことにより、エラーの位置とそ
の大きさを検出することができる。具体的には、上記1
2次式のiに順次位置データを代入してその結果が
“0”となる位置を検出することによって行われる。こ
の例では、i=18のときに上記12次方程式が“0”
となる。
【0155】H.本発明誤り訂正方法の一実施例による
再生時の動作説明(図11参照)。
【0156】図11は本発明誤り訂正方法の一実施例に
よる再生時の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0157】ステップS1ではコマンドが有るか否かを
判断する。即ち、ホストコンピュータ3からコントロー
ラ2に対してセクタ番号及びセクタ長データ等からなる
コマンドが入出力端子io1、インターフェース回路7
1及び入出力ポート64を介して供給されたか否かを判
断する。そして「YES」であればステップS2に移行
する。
【0158】ステップS2では要求範囲のセクタをリー
ドする。即ち、コントローラ44のCPU60は、出力
端子73を介して読み出し/書き込み回路38にリクエ
スト信号を供給する。これによって、上述したように、
光ディスク4から当該セクタのデータがホストコンピュ
ータ3から指示されたセクタ長となるまで順次読み出さ
れる。光ディスク4から読み出されたデータは読み出し
/書き込み回路38及び入力端子65を介してスイッチ
66に供給される。CPU60はスイッチ66及びスイ
ッチ69にスイッチング制御信号を供給してスイッチ6
6及び69の各可動接点cを各固定接点aに接続させ
る。これによって、スイッチ66に供給された再生デー
タは、このスイッチ66を介してLDC/ECCデコー
ダ67に供給される。そしてステップS3に移行する。
【0159】ステップS3ではLDCを用いた8バイト
の検出訂正を行う。即ち、LDC/ECCデコーダ67
において上述したパリティ(E1、1)〜(E16、1
6)を用いてエラー訂正処理を施すよう指示する。これ
によって、LDC/ECCデコーダ67においてデータ
D0〜D2047に対するエラー訂正処理が行われる。
そしてステップS4に移行する。
【0160】ステップS4では訂正OKか否かを判断
し、「YES」であればステップS5に移行し、「N
O」であればステップS6に移行する。
【0161】ステップS5ではコマンド分終了か否かを
判断し、「YES」であれば終了し、「NO」であれば
再びステップS2に移行する。このステップS5では、
要求範囲のセクタを全てリードしたか否かを判断する。
【0162】ステップS6ではLDCを用いた12バイ
トの連続エラー検出訂正を行う即ち、LDC/ECCデ
コーダ67において上述した12バイト毎のサーチ処理
並びにエラー訂正を行うよう指示する。これによって、
LDC/ECCデコーダ67においてデータD0〜D2
047に対し、12バイト毎のサーチが行われてエラー
の位置と大きさが検出された後に、検出されたバースト
エラーについてエラー訂正処理が施される。
【0163】ステップS7では訂正OKか否かを判断
し、「YES」であればステップS5に移行し、「N
O」であればステップS8に移行する。
【0164】ステップS8ではエラーメッセージを表示
する。そして終了する。このステップS8では、CPU
60がROM62に記憶されているメッセージデータを
ホストコンピュータ3に供給することにより、ホストコ
ンピュータ3のディスプレイ上にメッセージ画像として
表示する。このメッセージ画像としては、例えば次のよ
うなメッセージが考えられる。「訂正不能の大きなエラ
ーが発生しましたので終了します。光ディスクを排出し
て下さい」
【0165】以上説明したように、本例においては、8
バイトを用いたエラー検出訂正を行ったときに訂正不能
となった場合には、9バイト以上の連続するエラーが発
生したものと見なし、検出可能なバーストエラーの大き
さと誤訂正の可能性とのバランスを考慮した12バイト
の範囲でバーストエラーを検出するようにしたので、検
出訂正ができないバーストエラーが発生した場合におい
ても、効率良く訂正処理を行い、データの記録容量を減
らすことなく、パリティセクタを設けなくても済むので
連続再生をも実現することができる。
【0166】[第2実施例]
【0167】K.図4に示した光ディスクのセクタフォ
ーマットの特定エリアの説明(図12参照)
【0168】図12は、光ディスク4が読み出し専用デ
ィスクの場合やパーシャルディスク場合(ROM領域の
み)に、図6及び図7に示したセクタフォーマットの内
のi=18〜16、j=0〜15のエリア(未定義領域
UD)をエラー検出用のパリティの記録エリアとして用
いる場合の説明図である。以下、このパリティをエラー
検出用パリティと称することとする。
【0169】図において、先頭がP1の行は図6及び図
7においてi=128に対応し、先頭がP17の行は図
6及び図7においてi=129に対応し、先頭がP33
の行は図6及び図7においてi=130に対応する。
【0170】図6及び図7を参照して説明したように、
上記データD0〜D2032及びパリティ(E1、1)
〜(E1、16)、上記データD1〜D2033及びパ
リティ(E2、1)〜(E2、16)、・・・・上記デ
ータD15〜D2047及び(E16、16)で夫々リ
ード・ソロモン符号を構成した場合、ディスタンスは夫
々17であるから、上述した(表1)から分かるよう
に、最大で8個までのエラーを訂正することができる
が、9個以上連続してエラーがあった場合にはエラー訂
正をすることができない。そこで、第1の実施例におい
ては、12バイトのサーチ領域を設定し、136通りの
サーチ処理を実行することによって9バイト以上のバー
ストエラーをも訂正することができるようにした。
【0171】しかしながら、第1実施例において説明し
た処理ではバーストエラーの位置が検出できるまでにサ
ーチ領域Search1から順次サーチを行わなければ
ならないので、例えばバーストエラーがサーチ領域Se
arch135やSearch136等の位置だった場
合にはそれだけサーチ処理に費やされる時間が増大す
る。
【0172】そこで、この第2の実施例においては、上
記未定義領域UDを図6及び図7に示した未定義領域U
D以外のエリアに記録されるデータに対する、エラー検
出用のパリティP1〜P40を記録するエリアとし、再
生時においてこのエリアに記録されているパリティP1
〜P40を用いて後述する所定範囲毎にエラー検出を行
ってバーストエラーの発生した位置をある程度限定し、
その範囲内において上述したサーチ処理を行うようにす
る。また、この図に示すCRC1〜CRC8は図6及び
図7に示したCRC1〜CRC8と同じものである。
尚、光磁気ディスクやパーシャルディスクの書き込み可
能領域についてはnセクタの上記パリティP1〜P40
はnセクタの未定義領域UDに、CD−ROMやパーシ
ャルディスクの読み出し専用領域についてはn−1セク
タの上記パリティP1〜P40はnセクタの未定義領域
UDに記録するようにする。
【0173】L.図6及び図7に示したセクタのデータ
に対する7行−8行−7行パターンの場合のパ リテ
ィの対応の説明(図13参照)
【0174】図13は、図6及び図7に示したセクタフ
ォーマット、且つ、7行−8行−7行パターンの場合
に、図6及び図7に示したデータやパリティに対し、ど
のようにエラー検出用のパリティP1〜P40を用いる
かについて説明するための説明図である。
【0175】この図において、「行数」とあるのは、図
6及び図7に示したiに対応し、「行数」が「8行」と
いうのは、図6及び図7に示したiが“8”ずつである
ことを示し、「行数」が「7行」というのは、図6及び
図7に示したiが“7”ずつであることを示す。そし
て、「パリティ」は図から明らかなように、これら「8
行」分または「7行」分のデータやパリティに対するパ
リティである。以下、これら「7行」または「8行」を
単位と称することとする。
【0176】つまり、図6及び図7に示したi=0〜6
までの全データについてパリティP1及びP2が生成さ
れ、i=7〜14までの全データについてパリティP3
及びP4が生成され、i=15〜21までの全データに
ついてパリティP5及びP6が生成され、・・・・i=
107〜114までの全データについてパリティP35
及びP36が生成され、i=115〜121までの全デ
ータについてパリティP35及びP36が生成され、i
=122〜128までの全データについてパリティP3
7及びP38が生成され、i=129〜146までの全
データについてパリティP39及びP40が生成され
る。
【0177】つまり、上記パリティP1〜P40の生成
により、(114、112、3)のリード・ソロモン符
号と、(130、128、3)のリード・ソロモン符号
と、(114、112、3)のリード・ソロモン符号の
組が交互に形成される。
【0178】再生時においては、上記パリティP1〜P
40により、各単位毎にエラー検出を行い、エラーが検
出された場合には各単位毎に1つのエラーフラグが生成
されるので、LDCのパリティ(E1、1)〜(E1
6、16)を用いてエラー訂正が不能となった場合に、
エラー検出用のパリティで順次上記単位についてエラー
検出を行い、エラーを検出した場合には、エラーフラグ
の生成された単位について上述したサーチを行うだけで
済む。
【0179】例えば、i=129〜140にエラーが発
生した場合、LDCのパリティ(E1、1)〜(E1
6、16)を用いたエラー訂正では訂正不能となる。こ
の場合、検出用のパリティP1〜P40でエラー検出を
行うと、図13において最後の3つの単位(7行、7行
及び8行)にエラーフラグが与えられる。従って、サー
チすべきサーチ領域はSearch125〜Searc
h136までの12個の領域となり、サーチ領域Sea
rch1からサーチした場合に比べて格段にバーストエ
ラーの位置を検出するための時間が速くなる。
【0180】M.本発明誤り訂正方法の第2実施例によ
る再生時の動作説明(図14参照)
【0181】図14は本発明誤り訂正方法の第2実施例
による再生時の動作を説明するためのフローチャートで
ある。この図14において図11と対応するステップに
は同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0182】ステップS1ではコマンドが有るか否かを
判断し、「YES」であればステップS2に移行する。
ステップS2では要求範囲のセクタをリードする。そし
てステップS3に移行する。ステップS3ではLDCを
用いた8バイトの検出訂正を行う。そしてステップS4
に移行する。ステップS4では訂正OKか否かを判断
し、「YES」であればステップS5に移行し、「N
O」であればステップS50に移行する。ステップS5
ではコマンド分終了か否かを判断し、「YES」であれ
ば終了し、「NO」であれば再びステップS2に移行す
る。
【0183】ステップS50ではエラー検出用のパリテ
ィでエラー検出を行う。即ち、図12及び図13に示し
た未定義領域UDに記録したパリティP1〜P40を用
いて各単位毎にエラー検出を行う。エラーが検出された
単位についてはエラーフラグが生成される。そしてステ
ップS51に移行する。
【0184】ステップS51ではエラーフラグは連続3
以内か否かを判断し、「YES」であればステップS5
2に移行し、「NO」であればステップS8に移行す
る。
【0185】ステップS52ではエラーフラグのある単
位内でLDCを用いた12バイトの連続エラー検出訂正
を行う。そしてステップS7に移行する。このステップ
S52ではステップS51においてエラーフラグの与え
られた単位について上述したサーチを行い、その結果検
出したバーストエラーに対してエラー訂正処理を施す。
【0186】ステップS7では訂正OKか否かを判断
し、「YES」であればステップS5に移行し、「N
O」であればステップS8に移行する。ステップS8で
はエラーメッセージを表示する。そして終了する。この
ステップS8では、CPU60がROM62に記憶され
ているメッセージデータをホストコンピュータ3に供給
することにより、ホストコンピュータ3のディスプレイ
上にメッセージ画像として表示する。このメッセージ画
像としては、例えば次のようなメッセージが考えられ
る。「訂正不能の大きなエラーが発生しましたので終了
します。光ディスクを排出して下さい」
【0187】以上説明したように、本例においては、8
バイトを用いたエラー検出訂正を行ったときに訂正不能
となった場合には、9バイト以上の連続するエラーが発
生したものと見なし、未定義領域UDに記録したエラー
検出用のパリティを用いて7行または8行の単位毎にエ
ラー検出を行い、その結果、エラーフラグの与えられた
単位について、検出可能なバーストエラーの大きさと誤
訂正の可能性とのバランスを考慮した12バイトの範囲
でバーストエラーを検出するようにしたので、検出訂正
ができないバーストエラーが発生した場合においても、
バーストエラーの位置と大きさを高速に検出してより効
率良く訂正処理を行い、データの記録容量を減らすこと
なく、パリティセクタを設けなくても済むので連続再生
をも実現することができる。
【0188】
【発明の効果】上述せる第1の発明によれば、記録すべ
きデータに基いて、該データの再生時に誤り検出訂正及
びデータが消失したものと見なして訂正を行う誤り消失
訂正を行うことができる誤り訂正用のデータが生成さ
れ、上記記録すべきデータ及び該データについて生成さ
れた上記誤り訂正用のデータが記録された記録媒体から
記録データを再生する際に行われる誤り訂正方法であっ
て、再生データ中に上記誤り訂正用のデータで訂正可能
なシンボル数aを越える誤りが発生した場合、上記シン
ボル数aより大きなシンボル数bの連続誤りが発生した
ものとして誤り検出訂正処理を施すようにしたので、訂
正可能なシンボル数aを越える誤りが発生した場合にお
いても、このシンボル数aを越える大きなシンボル数b
の連続誤りが発生したものとして誤り検出を行うことが
できるので、訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発
生した場合においても誤りを訂正することができ、これ
によって、検出訂正ができないバーストエラーが発生し
た場合においても、バーストエラーの位置と大きさを検
出してより効率良く訂正処理を行い、データの記録容量
を減らすことなく、パリティセクタを設けなくても済む
ので連続再生をも実現することができるという効果があ
る。
【0189】上述せる第2の発明によれば、上記第1の
発明において、再生データ中に上記誤り訂正用のデータ
で訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発生した場
合、上記シンボル数bの連続誤りが発生したものとして
上記再生データに対し、上記シンボル数bと同一の範囲
ずつ順次エラーの有無を検出することにより、上記シン
ボル数bの連続誤りの位置を検出するようにしたので、
シンボル数bとされた連続誤りの位置と大きさを確実に
得ることができ、これによって、バーストエラーの位置
及び大きさの検出精度を高め、結果としてエラー訂正能
力を大幅に向上させることができるという効果がある。
【0190】上述せる第3の発明によれば、記録すべき
データに基いて、該データの再生時に誤り検出訂正及び
データが消失したものと見なして訂正を行う誤り消失訂
正を行うことができる誤り訂正用のデータと、上記記録
すべき所定単位毎のデータに基いて、該所定単位毎のデ
ータの再生時に誤り検出を行うことができる誤り検出用
のデータとが生成され、上記記録すべきデータ、並びに
該データについて生成された上記誤り訂正用のデータ及
び上記所定単位毎のデータについて生成された誤り検出
用のデータが記録された記録媒体から記録データを再生
する際に行われる誤り訂正方法であって、再生データ中
に上記誤り訂正用のデータで訂正可能なシンボル数aを
越える誤りが発生した場合、上記シンボル数aより大き
なシンボル数bの連続誤りが発生したものとして上記誤
り検出用のデータによって検出した上記連続誤りの発生
した範囲について上記誤り訂正用のデータを用いて誤り
検出訂正処理を施すようにしたので、訂正可能なシンボ
ル数aを越える誤りが発生した場合においても、このシ
ンボル数aを越える大きなシンボル数bの連続誤りが発
生したものとしてエラー検出用のデータを用いてエラー
検出を行って得られた検出範囲についてのみ誤り検出を
行うことができるので、訂正可能なシンボル数aを越え
る誤りが発生した場合においても効率良く誤りを訂正す
ることができ、これによって、検出訂正ができないバー
ストエラーが発生した場合においても、バーストエラー
の位置と大きさを高速に検出してより効率良く訂正処理
を行い、データの記録容量を減らすことなく、パリティ
セクタを設けなくても済むので連続再生をも実現するこ
とができるという効果がある。
【0191】上述せる第4の発明によれば、上記第3の
発明において、再生データ中に上記誤り訂正用のデータ
で訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発生した場
合、上記誤り検出用のデータにより誤り検出を行うこと
により、上記連続誤りの位置を上記所定単位毎に求め、
上記シンボル数bの連続誤りが発生したものとして上記
再生データに対し、上記シンボル数bと同一の範囲ずつ
順次上記誤り検出用のデータによって誤り検出を行って
検出した1若しくは複数の所定単位の範囲内においてエ
ラーの有無を検出することにより、上記シンボル数bの
連続誤りの位置を検出するようにしたので、検出範囲を
限定でき、シンボル数bとされた連続誤りの位置と大き
さを効率良く、且つ、確実に得ることができ、これによ
って、バーストエラーの位置及び大きさの検出速度を向
上させ、結果としてエラー訂正処理の処理速度を向上さ
せ、記録媒体のアクセス速度を向上させることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明誤り訂正方法が適用される光ディスクド
ライブの一例を示す構成図である。
【図2】図1に示したドライブコントローラの構成例を
示す構成図である。
【図3】本発明誤り訂正方法の要部を示す図1に示した
光ディスクドライブのコントローラの構成例を示す構成
図である。
【図4】本発明誤り訂正方法が適用される光ディスクド
ライブで用いられる光ディスクのフォーマットの一例を
示す説明図である。
【図5】図4に示した光ディスクの各領域の大きさと各
領域に用いられるデータクロックの周波数の一例を示す
説明図である。
【図6】図4に示した光ディスクのセクタフォーマット
の一例を示す説明図である。
【図7】図4に示した光ディスクのセクタフォーマット
の一例を示す説明図である。
【図8】本発明誤り訂正方法の一実施例の説明に供する
バーストエラーのサーチを説明するための説明図であ
る。
【図9】本発明誤り訂正方法の一実施例の説明に供する
誤りが10バイトの場合のサーチの例を説明するための
説明図である。
【図10】本発明誤り訂正方法の一実施例の説明に供す
る誤りが12バイトの場合のサーチの例を説明するため
の説明図である。
【図11】本発明誤り訂正方法の一実施例の説明に供す
る再生時の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】本発明エラー訂正方法の第2実施例の説明に
供する光ディスク(読み出し専用ディスクや読み出し可
能領域を有するディスク)のセクタフォーマットの一部
の例を示す説明図である。
【図13】本発明エラー訂正方法の第2実施例の説明に
供する光ディスク(読み出し専用ディスクや読み出し可
能領域を有するディスク)の7行−8行−7行パターン
における第2のECCとしてのパリティの付加を説明す
るための説明図である。
【図14】本発明誤り訂正方法の第2実施例の説明に供
する再生時の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図15】バーストエラー発生時の問題点を説明するた
めのリード・ソロモン符号の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
4 光ディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべきデータに基いて、該データの
    再生時に誤り検出訂正及びデータが消失したものと見な
    して訂正を行う誤り消失訂正を行うことができる誤り訂
    正用のデータが生成され、上記記録すべきデータ及び該
    データについて生成された上記誤り訂正用のデータが記
    録された記録媒体から記録データを再生する際に行われ
    る誤り訂正方法であって、 再生データ中に上記誤り訂正用のデータで訂正可能なシ
    ンボル数aを越える誤りが発生した場合、 上記シンボル数aより大きなシンボル数bの連続誤りが
    発生したものとして誤り検出訂正処理を施すことを特徴
    とする誤り訂正方法。
  2. 【請求項2】 再生データ中に上記誤り訂正用のデータ
    で訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発生した場
    合、 上記シンボル数bの連続誤りが発生したものとして上記
    再生データに対し、上記シンボル数bと同一の範囲ずつ
    順次エラーの有無を検出することにより、上記シンボル
    数bの連続誤りの位置を検出することを特徴とする請求
    項1記載の誤り訂正方法。
  3. 【請求項3】 記録すべきデータに基いて、該データの
    再生時に誤り検出訂正及びデータが消失したものと見な
    して訂正を行う誤り消失訂正を行うことができる誤り訂
    正用のデータと、上記記録すべき所定単位毎のデータに
    基いて、該所定単位毎のデータの再生時に誤り検出を行
    うことができる誤り検出用のデータとが生成され、上記
    記録すべきデータ、並びに該データについて生成された
    上記誤り訂正用のデータ及び上記所定単位毎のデータに
    ついて生成された誤り検出用のデータが記録された記録
    媒体から記録データを再生する際に行われる誤り訂正方
    法であって、 再生データ中に上記誤り訂正用のデータで訂正可能なシ
    ンボル数aを越える誤りが発生した場合、 上記シンボル数aより大きなシンボル数bの連続誤りが
    発生したものとして上記誤り検出用のデータによって検
    出した上記連続誤りの発生した範囲について上記誤り訂
    正用のデータを用いて誤り検出訂正処理を施すことを特
    徴とする誤り訂正方法。
  4. 【請求項4】 再生データ中に上記誤り訂正用のデータ
    で訂正可能なシンボル数aを越える誤りが発生した場
    合、 上記誤り検出用のデータにより誤り検出を行うことによ
    り、上記連続誤りの位置を上記所定単位毎に求め、 上記シンボル数bの連続誤りが発生したものとして上記
    再生データに対し、上記シンボル数bと同一の範囲ずつ
    順次上記誤り検出用のデータによって誤り検出を行って
    検出した1若しくは複数の所定単位の範囲内においてエ
    ラーの有無を検出することにより、上記シンボル数bの
    連続誤りの位置を検出することを特徴とする請求項1記
    載の誤り訂正方法。
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