JPH08123752A - 入出力制御装置 - Google Patents

入出力制御装置

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JPH08123752A
JPH08123752A JP6280073A JP28007394A JPH08123752A JP H08123752 A JPH08123752 A JP H08123752A JP 6280073 A JP6280073 A JP 6280073A JP 28007394 A JP28007394 A JP 28007394A JP H08123752 A JPH08123752 A JP H08123752A
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JP
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signal
data
output
input
line
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JP6280073A
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Inventor
Yoshiaki Kato
義昭 加藤
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Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ転送速度を高速化し、中央処理装置お
よび入出力ユニットの回路を簡素化した入出力制御装置
を実現する。 【構成】 中央処理装置と複数の入出力ユニット間は、
各入出力ユニットを選択するアドレス信号、及びデータ
信号を時分割的に送る32ビット幅のデータ線と、その
データ線に何れの信号が送られているか及びコマンドの
種類を示すタグ信号を送る複数のタグ線と、これらの信
号の基準クロックを送るクロック線とを合わせたバスで
縦続接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央処理装置、いわゆ
るCPUの制御のもとで複数の入出力ユニットに対し、
共通のバスを通じてデータを中央処理装置との間で入出
力するようにするための入出力制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の入出力制御装置の全体の
構成を示している。この構成において、複数の入出力ユ
ニット2a〜2fは、バス13を介して縦続接続され、
その両端にCPU1が接続される。即ち各入出力ユニッ
ト2a〜2fには入力ポート14と、出力ポート15と
があり、各入出力ユニット2a〜2fの出力ポート15
を次段の入出力ユニットの入力ポート14にバス13を
通じて接続する。よって各入出力ユニット2a〜2f
は、バス13を介して互いに縦続接続され、この縦続回
路は一方向性バスを構成する。この一方向性バスの入力
端末13aをCPU1の出力ポート1aに接続し、一方
向性バスの出力端末13bをCPU1の入力ポート1b
に接続する。
【0003】図8に各入出力ユニット2a〜2fのそれ
ぞれの入出力インタフェース4の内部構成を示す。入出
力インターフェース4に入力ポート14と出力ポート1
5が設けられる。これら入力ポート14と出力ポート1
5にはバス13が接続される。バス13は、クロック線
L1 、タグ線L2 〜L4 、応答線L5 、8本のデー
タ線L6 〜L13とにより構成される。
【0004】クロック線L1 には図9のAに示すよう
なクロックPaが伝送され、タグ線L2 には同図Bに
示すコマンド表示信号Pbが伝送され、タグ線L3 に
は同図Cに示すアドレス表示信号Pcが伝送され、タグ
線L4 には同図Dに示すデータ表示信号Pdが伝送さ
れ、応答信号線L5 には指定を受けた入出力ユニット
が図9のEに示す応答信号PeをCPU1に返送するた
めに利用される。8本のデータ線L6 〜L13には図
9のFに示すように制御指令信号CBと、アドレス信号
AD と、データ信号DS とが順次時分割的に伝送され
る。これら信号CB、AD 、DS の何れをデータ線L
6 〜L13へ伝送しているかを示すPb、Pc、Pd
がそれぞれタグ線L2 、L3 、L4 へ送出される。
【0005】図8に示すように、入力ポート14の各レ
シーバRの出力端子は、出力ポート15の各ドライバD
の入力端子にそれぞれ接続される。線L1 〜L4 から
はそれぞれクロック信号Paと、コマンド表示信号Pb
と、アドレス表示信号Pcと、データ表示信号Pdを入
出力ユニット本体2に取り込む。また、データ線L6〜
L13からは制御指令信号CBと、アドレス信号AD
及びデータ信号DSが入出力ユニット本体2に取り込ま
れる。但し、応答信号線L5 は他の線とは逆向きの伝
送線とされる。また、タグ線L4 、応答信号線L5 及
びデータ線L6 〜L13にそれぞれ接続された各レシ
ーバRとドライバDとの間には、それぞれにオアゲート
回路30、31及び32が介挿され、入出力ユニット本
体2から出力されるデータ表示信号Pd、応答信号Pe
及びデータ信号DS をそれぞれ、タグ線L4 、応答信
号線L5 及びデータ線L6 〜L13に出力できるよう
にしている。
【0006】入出力ユニット本体2の一部を図10に示
す。制御指令信号CBが格納される制御指令レジスタ1
6が設けられ、この制御指令レジスタ16としては8ビ
ットのレジスタが用いられ、データ線L6 〜L13に
乗せられる並列8ビットを1バイトとする制御指令信号
CBが一度に読み込まれる。このレジスタ16に読み込
まれた制御指令信号CBは制御指令解読器17に供給さ
れ、この解読器17において制御指令信号CBを解読
し、その内容に応じて出力端子17a、17b、17
c、17d、17eの何れかに解読信号が得られる。こ
の解読信号によって入出力ユニット本体2内の各部が所
定の状態に制御される。制御指令レジスタ16の制御端
子PEにコマンド表示信号Pbが与えられる。コマンド
表示信号PbがH論理になるとレジスタ16は端子CP
に与えられるクロックPaに同期してデータ線L6 〜
L13の信号が読み込まれる。コマンド表示信号Pbが
H論理にあるときはデータ線L6 〜L13には、図9
のFに示すように制御指令信号CBが乗せられている。
よってレジスタ16には、この制御指令信号CBが読み
込まれる。
【0007】また、アドレス信号が格納されるアドレス
レジスタ18a、18b、18cが設けられる。アドレ
スレジスタ18a、18b、18cの各制御端子PEに
は、図9のCに示すアドレス表示信号Pcを供給する。
データ線L6 〜L13にアドレス信号が乗ると、これ
と同期してアドレス表示信号PcがH論理となるから、
各アドレスレジスタ18a、18b、18cは、その端
子CPに与えられるクロックPaによって駆動され、デ
ータ線L6 〜L13のアドレス信号をレジスタ18
a、18b、18cにそれぞれ読み込む。アドレス信号
AD は、並列8ビットを1バイトとする3バイトの信
号A0 、A1 、A2 によって1つのアドレス信号を
構成し、全体で8×3ビットのアドレス信号がクロック
Paに同期して1バイトずつ送出される。アドレスレジ
スタ18a、18b、18cは順次縦続接続され、初段
のレジスタ18aに読み込まれた第1バイト目のアドレ
ス信号A0 は、次のクロックにより第2段目のレジス
タ18bに移され、初段のレジスタ18aには第2バイ
ト目のアドレス信号A1 が読み込まれる。結局3個の
クロックPaによってレジスタ18a、18b、18c
に3バイトのアドレス信号A2 、A1 、A0 が読み
込まれる。
【0008】各アドレスレジスタ18a、18b、18
cの出力は、それぞれアドレス解読器19に8×3ビッ
トの並列信号で与えられる。よってこのアドレス解読器
19によってそのI/Oユニット自身が指定されたか否
かを判読し、その判読結果により応答信号PeをCPU
1に返送すると共にデータ信号の読み込みを可能とする
ようにアンド回路33を介してデータ読込レジスタ20
a〜20dの制御端子PEに応答信号Peを与え、アド
レス信号AD に続くデータ信号DS をデータ読込レジ
スタ20a、20b、20c、20dに読み込む。アン
ド回路33の他方の入力側にはタグ線L4 のデータ表
示信号Pdが入力される。データ信号DS は、並列8
ビットを1バイトとする4バイトの信号D0 、D1 、
D2 、D3 によって1つのデータ信号DS として伝
送するようにした場合を示す。よってデータ読込レジス
タ20a、20b、20c、20dは、それぞれ8ビッ
トのレジスタが用いられ、これらは縦続接続され、その
初段レジスタ20aはデータ線L6 〜L13に接続さ
れている。4個のクロックによりデータ信号D0 、D
1 、D2 、D3 が各レジスタ20d、20c、20
b、20aに読み込まれる。これらの各データ読込レジ
スタ20a〜20dの各出力は、8×4ビットの並列符
号として取り出され、入出力ユニット2内のメモリに収
納される。
【0009】このようにして中央処理装置1から出され
た信号は各ユニットを中継されて目的とするユニットに
取り込まれる。またユニットから読み出されたデータ
は、次段の各ユニットによって中継されて中央処理装置
1の入力ポート1bに取り込まれる。図10において制
御指令解読器17の端子17aは入出力ユニットよりの
データを読み出すコマンドに対する出力端子であり、端
子17bは入出力ユニットに対してデータを書き込むコ
マンドに対する出力端子であり、端子17cは書き込み
要求確認コマンドに対する出力端子であり、端子17d
は割り込み禁止コマンドに対する出力端子であり、端子
17eはリセット指令に対する出力端子である。従っ
て、リセットコマンドがCPU1よりデータ線L6 〜
L13に与えられると共にタグ線L2 がH論理にされ
ると各入出力ユニット内の制御指令解読器17の出力端
子17eよりリセット信号が現れ、そのリセット信号に
より制御指令レジスタ16、アドレスレジスタ18a〜
18c、データ読込レジスタ20a〜20dがそれぞれ
リセットされる。更に図10においてアドレス解読器1
9においてそのアドレス信号の上位ビットのみが何れの
入出力ユニットかを示しており、そのアドレスが自己の
入出力ユニットに対する場合は端子35に信号Peが発
生する。この出力はアンド回路33へ供給される。一方
アドレス解読器19においてこれに与えられたアドレス
信号の下位ビットに応じて複数の端子34の何れかに信
号が発生され、これにより図に示してないがその入出力
ユニット内の各種のレジスタ、その他のものに対する選
択が行われる。
【0010】入出力ユニット本体2のデータを読み出す
場合においては、図11に示すような構成で行われる。
即ち図10中のアドレスレジスタ18a〜18cにその
入出力ユニットを選択するアドレスがセットされ、かつ
その入出力ユニットに対するデータ読みだしを示すコマ
ンドが制御指令レジスタ16内にセットされる。従って
アドレス解読器19の端子35にその入出力ユニットを
選択した信号が得られ、また制御指令解読器17の端子
17aより読みだし指令を示す信号が得られ、これら信
号は図11のアンド回路36に供給される。その一致出
力により入出力ユニット内の読み出されるべきデータが
セットされているメモリ37が読み出される。その読み
出された32ビットのデータは並列8ビットのシフトレ
ジスタ38に所定の順に格納されることになる。その格
納は、メモリ37からのアクセスタイムの後に得られる
読みだし終了信号とアンド回路36の出力との一致がア
ンド回路39において検出され、この出力が並列シフト
レジスタ38のロード端子に与えられて読み出すべきデ
ータが並列シフトレジスタ38に格納される。並列シフ
トレジスタ38は、並列8ビットのデータを出力し、そ
の直列段数は4であり、その読みだしはクロックPaに
よって行われ、そのクロックPa毎に8ビットずつ読み
出されてデータDS として図8におけるオアゲート回
路32に供給され、これによりデータ線L6 〜L13
に並列に与えられる。
【0011】一方アンド回路39の出力によりフリップ
フロップ41がセットされてこの出力はデータ表示信号
Pdとしてオア回路30を通じてタグ線L4 に与えら
れ、又この信号Pdにより、ゲート43が開かれ、これ
を通じてクロックPaが並列シフトレジスタ38に与え
られてこれを駆動する。更に信号Pdによりカウンタ4
2が動作可能とされ、クロックPaを計数する。カウン
タ42がクロックPaを4個計数するとその出力により
フリップフロップ41がリセットされ、従ってタグ線L
4 の信号Pdは低レベルになる。これによりゲート4
3が閉じて並列シフトレジスタ38の読みだしも終了す
る。このようにしてデータを入出力ユニットよりデータ
線に読みだしている間は、データ表示信号Pdがタグ線
L4 に現れる。これによりCPU1ではその入出力ユ
ニットよりのデータを取り込む事ができる。
【0012】CPU1で図9に示すような信号を発生す
るには図12に示すように構成すれば良い。即ち端子5
1a、51b、51c、51nにより各種の制御指令が
エンコーダ52に与えられ、エンコーダ52より並列8
ビットの制御指令としてマルチプレクサ53に与えられ
る。エンコーダ52からは、これに制御指令が入力され
ると端子54より出力が生じてその出力によりフリップ
フロップ55がセットされる。又これら端子51a〜5
1nに与えられる制御指令、即ちコマンドのうち入出力
ユニットよりデータを読み取る指令の場合は、端子56
に出力が発生する。これはオアゲート57に与えられ
る。フリップフロップ55がセットされると、その出力
によりマルチプレクサ53及びタグ信号発生器61の各
イネーブル端子Eに与えられ、これらが動作状態とな
り、又カウンタ58のクリア端子CLに対し、クリア解
除信号として供給される。従ってカウンタ58はクロッ
ク発生器59よりのクロックを計数する。このカウンタ
58は3段のカウンタであってそのカウンタ58の内容
はマルチプレクサ53に制御信号として与えられると共
にタグ信号発生器61に与えられる。従ってマルチプレ
クサ53はこれに与えられる制御信号が000のときエ
ンコーダ52よりの制御指令信号を選択して並列8ビッ
トのDタイプフリップフロップ62に与える。又タグ信
号発生器61の端子63よりの出力がH論理となってD
タイプフリップフロップ64に与えられる。Dタイプフ
リップフロップ62、64はタイミングを取るためのも
のであり、クロック発生器59のクロックが遅延回路6
5により適当な遅延が与えられ、その遅延回路65の出
力によりDタイプフリップフロップ62、64、65、
66の各入力データが読み取られて出力される。フリッ
プフロップ62よりのこの時の出力、即ち制御指令信号
がドライバー67を通じてデータ線L6 〜L13に供
給される。又同時にフリップフロップ64よりドライバ
ー68を通じてタグ線L2 に対し、制御指令表示信号
Pdが出力される。
【0013】その後クロックが発生するごとにアドレス
レジスタ69の24ビットが8ビットずつマルチプレク
サ53の制御により取り出されて8ビット並列Dタイプ
フリップフロップ62に供給されて同様にアドレス信号
A0 、A1 、A2 としてデータ線L6 〜L13に供
給される。これと同時にカウンタ58の計数内容に応じ
てタグ信号発生器61の端子71からタグ信号が発生
し、これがDタイプフリップフロップ65によりタイミ
ングがとられてドライバー72を通じてアドレス表示信
号Pcとしてタグ線L3 へ供給される。
【0014】CPU1よりの指令が入出力ユニットから
データを読み取る場合においては、エンコーダの出力端
子56よりの信号がオア回路57を通じてアンド回路7
3に供給されており、この時カウンタ58の下位2桁の
出力は共にH論理となってアンド回路73よりH出力が
得られ、その出力によりフリップフロップ55がリセッ
トされる。従って図9においてタグ信号Pc及びアドレ
ス信号A0 〜A2 の送出が終了すると、カウンタ58
はクリアされ、かつマルチプレクサ53及びタグ信号発
生器61は動作が停止される。
【0015】CPU1からの指令が書き込み指令の場合
においては図9に示したようにアドレス信号の送出の後
にデータ信号D0 〜D3 の送出が行われるが、この場
合においては端子56の出力はH論理となっていないた
め、カウンタ58はクリアされる事なく、更に歩進を続
け、マルチプレクサ53においてはデータレジスタ74
の32ビットのデータがそのクロック発生器59のクロ
ック毎に8ビットずつ8ビット並列Dタイプフリップフ
ロップ62に供給される。又これと同時にタグ信号発生
器61の出力端子75よりタグ信号が発生し、これがD
タイプフリップフロップ66に供給されてタイミングが
とられてドライバー76を通じてタグ線L4 にデータ
表示信号Pdが供給される。遅延回路65の出力は、ド
ライバー77を通じてクロック線L1 に供給される。
データD0 〜D3 を送出し終わるとカウンタ58の各
三つの計数段の出力が共にH論理となってアンド回路7
3の一致がとれてその出力によりフリップフロップ55
がリセットされ、先の読みだしの場合と同様に全体の回
路は初期状態となる。
【0016】入出力インターフェイス4においてデータ
やタグ信号にリタイミングを採る場合もある。図13に
示すようにタグ線L2 〜L4 よりのタグ信号は、レシ
ーバRを通じてリタイミング回路、Dタイプフリップフ
ロップ81のデータ端子Dに与えられ、同様にしてデー
タ線L6 〜L13の信号はDタイプフリップフロップ
82のデータ端子Dに与えられる。これらの各種信号の
それまでの遅れと対応してクロック線L1 のクロック
信号が遅延回路83で遅延され、その出力のクロック信
号がDタイプフリップフロップ81、82のクロック端
子に与えられ、各データ端子Dの信号がフリップフロッ
プに読み込まれてその各出力は、それぞれ対応するドラ
イバーDに供給されて次の入出力ユニットに送られる。
このフリップフロップ81、82の遅れと対応した遅延
量の遅延回路84を通じて、遅延回路83のクロックは
ドライバーDに供給されて次の入出力ユニットに送られ
る。
【0017】この入出力制御装置においては各入出力ユ
ニットが縦続的に接続しているため、その一つが電源障
害となると全てのデータの転送が不能となる。よって電
源が障害となる時は中継機能だけは別の電源でバックア
ップするようにする事ができ、図13に示すようにI/
Oインターフェイスの電源として入出力ユニット本体2
に対するものとは別個の電源85によりその入力ポート
14、出力ポート15の各レシーバ、ドライバーやフリ
ップフロップ81、82に対する動作電力を与えて入出
力ユニットに対する電源の障害に影響されないようにす
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の入出力制御装置
は、その並列に転送するデータ線が8ビットで構成され
ているため、最近のようにCPUのデータビット数が増
加した環境では、転送のためのクロック数が多くなりデ
ータ転送速度の低下が問題になってきた。また、8ビッ
トのデータ線に合わせるため多数ビットを8ビットに分
割したり、8ビットで送られたデータを多数ビットに合
成するための回路を単純化したい要求が強くなってき
た。また、制御指令のためのデータについても現実に必
要な制御だけに限定し、回路を単純化したい要求が強く
なってきた。本発明は、データ転送速度を高速化し、中
央処理装置および入出力ユニットの回路を簡素化した入
出力制御装置を実現することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の入出力制御装置においては、CPUよりバ
スを通じて入出力インターフェイスが順次縦続的に接続
される。そのバスとしては、アドレス信号及びデータ信
号を時分割的に伝送する32ビットのデータ線と、その
データ線上に何れの種類の信号が伝送されているか及び
コマンドの種類を示すタグ信号を伝送する複数のタグ線
と、これらのデータ線やタグ線上の信号に対するクロッ
ク信号を送るクロック線とにより構成される。32ビッ
トのデータ線には、アドレス信号やデータ信号がクロッ
ク信号と同期して時分割的に伝送される。しかもそのデ
ータ線上に何れの信号が伝送されているかを示すタグ信
号がタグ線に送られる。
【0020】各入出力インターフェイスにおいては、そ
の入力ポートを通じて各バスからの信号をレシーバーで
受信して、その受信した信号をドライバを通じて対応す
るバスに送出する中継手段が設けられている。従ってC
PUよりの各信号は、全ての入出力インターフェイスに
順次供給される。又、入出力インターフェイスにおいて
は、そのタグ線からのタグ信号とクロック線からのクロ
ック信号とによって必要とする書き込み及び読みだしの
制御指令を制御レジスタに取り込み、これに応じた制御
を行う。つまり、データ線からデータを取り込んだり或
いはデータをデータ線へ供給するかの制御を行う。割り
込み要求確認や割り込み禁止などの操作は、アドレスビ
ットの一部を使用して行う。更にタグ線のタグ信号とク
ロック信号によってデータ線上のアドレスをアドレスレ
ジスタに取り込んで、そのアドレス信号が自己に対する
ものかを判定し、自己に対するものである時のみ、その
時の制御指令に応じた制御をその入出力インターフェイ
スにおいて行うようにする。更に制御指令とタグ線のタ
グ信号とクロック信号に応じてデータ線上のデータ信号
の取り込みを行ったり、或いは逆に、データ信号をデー
タ線に送出する動作を行う。
【0021】整理すると、中央処理装置と複数の入出力
ユニット間は、各入出力ユニットを選択するアドレス信
号、及びデータ信号を時分割的に送る32ビット幅のデ
ータ線と、そのデータ線に何れの信号が送られているか
及びコマンドの種類を示すタグ信号を送る複数のタグ線
と、これらの信号の基準クロックを送るクロック線とを
合わせたバスで、縦続接続される。中央処理装置は、ア
ドレス信号、データ信号をクロック信号と同期して時分
割的にデータ線へ送る手段と、データ線へ送出されてい
る信号の種類とコマンドの種類を示すタグ信号をタグ線
に送出する手段とをもっている。入出力ユニットは、そ
の入力ポートよりのタグ線のコマンド信号及びクロック
線のクロック信号により制御指令をラッチする制御レジ
スタと、入力ポートよりのデータ線のアドレス信号を、
タグ線のコマンド信号及びクロック線のクロック信号に
より制御してラッチするアドレスレジスタと、そのアド
レスレジスタの内容が自己のアドレスに対するものであ
ることを検出するアドレス解読器と、アドレス解読器の
検出出力及び制御レジスタの書き込み指令出力、更にタ
グ線のデータ表示信号及びクロック信号により制御され
てデータ線中のデータ信号をラッチするデータ読込レジ
スタと、アドレス解読器の検出出力、制御レジスタのデ
ータ読みだし出力及びクロック信号により、読み出しレ
ジスタのデータ信号を出力ポートを通じてデータ線へ出
力する手段と、そのデータ送出中にタグ線に出力ポート
を通じてデータ送出表示信号を送出する手段とをもって
いる。
【0022】
【作用】上記のように構成された入出力制御装置におい
ては、アドレス信号、データ信号は時分割的に同一バス
に伝送されるため、そのバスを構成する心線の数を制限
でき、更にアドレス信号のビット数やデータ信号のビッ
ト数を増加してもそのバスの心線を増加する必要がな
く、つまりバスの心線数を増加する事なくこの装置の機
能を向上させる事ができる。更にこの装置においては入
出力インターフェイスがバスを通じて順次縦続的に接続
され、そのバス上を送られる信号の伝送方向は単一方向
に対して行われるため、その接続部に不整合による反射
波が発生してもその影響を小さくする事ができる。更に
各入出力インターフェイスにおいてはその入力されたバ
スの信号を中継して出力すれば良く、バスが短ければ特
にドライバを必要とせず、更に両方向伝送でないためド
ライバの数が少なく、安価に構成する事ができる。又バ
ス上の信号は順次中継されて伝送されるため、必要に応
じて波形整形して中継伝送する事により、その伝送経路
を長くすることができる。又バス上の信号は、直列的に
信号伝送するものであるため次々とデータ信号を送出す
る事ができデータ信号の伝送速度を速くすることができ
る。なお、本発明においては、データ線を8ビットから
32ビット幅に拡張し、タグ信号により制御指令をして
いるため、その転送速度は非常に高く、CPU側及び入
出力ユニット側の制御回路の簡素化を実現している。
【0023】
【実施例】本発明による入出力制御装置の全体の構成
は、図7に示す通りであり、従来の構成と変わらない。
本発明において変化した点は、そのデータ線が8ビット
より32ビットに拡張したこと、データ線の拡張に伴っ
てその制御回路を簡素化したこと、従来の制御指令のデ
ータ転送がなくなりタグ線により直接制御することで回
路を簡素化したことである。
【0024】図1に各入出力ユニット2a〜2fのそれ
ぞれの入出力インターフェース4の内部構成の一例を示
す。入出力インターフェース4に入力ポート14と出力
ポート15が設けられる。これら入力ポート14と出力
ポート15にはバス13が接続される。バス13はこの
例ではクロック線L1 、タグ線L2 〜L4 、応答線
L5 、32本のデータ線L6 〜L37とにより構成し
た場合である。
【0025】クロック線L1 には、図2のAに示すよ
うなクロックPaが伝送され、タグ線L2 とL3 には
同図BとCに示す書き込み又は読み出しを表すコマンド
信号PbとPcが伝送され、かつこれがアドレス表示信
号になる。タグ線L4 には同図Dに示すデータ表示信
号Pdが伝送され、応答信号線L5 には指定を受けた
入出力ユニットが図2のEに示す応答信号PeをCPU
1に返送するために利用される。32本のデータ線L6
〜L37には図2のFに示すようにアドレス信号AD
と、データ信号DS とが順次時分割的に伝送される。
これら信号AD、DS の何れをデータ線L6 〜L37
へ伝送しているかを示すPb、Pc、Pdがそれぞれタ
グ線L2 、L3 、L4 へ送出される。
【0026】入力ポート14の各レシーバRの出力端子
は出力ポート15の各ドライバDの入力端子にそれぞれ
接続される。線L1 〜L4 からはそれぞれクロック信
号Paと、コマンド信号とアドレス表示信号のPb、P
cと、データ表示信号Pdを入出力ユニット本体2に取
り込む。またデータ線L6 〜L37からは、アドレス
信号AD 及びデータ信号DS が入出力ユニット本体2
に取り込まれる。但し応答信号線L5 は他の線とは逆
向きの伝送線とされる。またタグ線L4 、応答信号線
L5 及びデータ線L6 〜L37にそれぞれ接続された
各レシーバRとドライバDとの間にはそれぞれに例えば
オアゲート回路30、31及び32が介挿され、入出力
ユニット本体2から出力されるデータ表示信号Pd、応
答信号Pe及びデータ信号DS をそれぞれ、タグ線L
4 、応答信号線L5 及びデータ線L6 〜L37に出
力できるようにしている。
【0027】入出力ユニット本体2の一部を図3に示
す。制御信号Pb、Pc、図1のL2、L3 が格納さ
れる制御レジスタ116が設けられ、この制御レジスタ
116から制御用出力端子116a、116bの内部制
御信号が得られる。Pb、Pcの制御信号は、クロック
Paの立ち下がりで制御レジスタ116に取り込まれ
る。また、アドレス信号が格納されるアドレスレジスタ
118が設けられる。アドレスレジスタ118の制御端
子PEには、図2のBまたはCに示すアドレス表示信号
PbまたはPcを供給する。データ線L6 〜L37に
アドレス信号がのると、これと同期してアドレス表示信
号PbまたはPcがH論理となるから、アドレスレジス
タ118は、その端子CPに与えられるクロックPaに
よって駆動され、データ線L6 〜L37のアドレス信
号をアドレスレジスタ118に読み込む。アドレス信号
は、図2のFに示すAD である。
【0028】アドレスレジスタ118の出力は、アドレ
ス解読器19に与えられる。このアドレス解読器19に
よって、その入出力ユニット自身が指定されたか否かを
判読し、その判定結果により応答信号PeをCPU1に
返送すると共に、データ信号の読み込みを可能とするよ
うにアンド回路21を介してデータ読込レジスタ120
の制御端子PEにデータ読み込み許可信号として与え、
アドレス信号AD に続くデータ信号DS を、Pb又は
PcがH論理で116bが書き込み命令を示す場合、デ
ータ読込レジスタ120に読み込む。アンド回路21の
他方の入力には、タグ信号L4 のデータ表示信号Pd
が入力する。データ読込レジスタ120の出力は、例え
ば入出力ユニット内のメモリ22等に格納される。
【0029】このようにして中央処理装置1から出され
た信号は、各ユニットを中継されて目的とするユニット
に取り込まれる。また、ユニットから読み出されたデー
タは、次段の各ユニットによって中継されて中央処理装
置1の入力ポート1bに取り込まれる。
【0030】図3において、制御レジスタ116の端子
116aは入出力ユニットからデータを読み出す制御信
号の出力端子であり、端子116bは入出力ユニットに
データを書き込む制御信号の出力端子である。入出力ユ
ニットに対する割り込み禁止や、リセットの制御指令
は、アドレスの値をデコードして得られる。このリセッ
トは、アドレスのデコードによって行われるが、接続さ
れている全ての入出力ユニットをリセットする専用のリ
セット線によっても行うことができる。
【0031】更に、図3においてアドレス解読器19に
おいてそのアドレス信号の上位ビットのみが何れの入出
力ユニットかを示しており、そのアドレスが自己の入出
力ユニットに対する場合は端子35に信号Peが発生す
る。この出力はアンド回路21へ供給される。一方アド
レス解読器19においてこれに与えられたアドレス信号
の下位ビットに応じて複数の端子34の何れかに信号が
発生され、これにより図に示していないがその入出力ユ
ニット内の各種のレジスタ、その他のものに対する選択
が行われる。
【0032】入出力ユニット本体2のデータを読み出す
場合においては、例えば図4に示すような構成により行
われる。即ち図3中のアドレスレジスタ118にその入
出力ユニットを選択するアドレスがセットされ、かつそ
の入出力ユニットに対するデータ読みだしを示すコマン
ドが制御レジスタ116内にセットされる。従ってアド
レス解読器19の端子35にその入出力ユニットを選択
した信号が得られ、また制御レジスタ116の端子11
6aより読みだし指令を示す信号が得られ、これら信号
は図4のアンド回路36に供給される。その一致出力に
より入出力ユニット内の読み出されるべきデータがセッ
トされているメモリ37が読み出される。その読み出さ
れたデータ、この例では32ビットのデータは読み出し
レジスタ138に格納されることになる。その格納は、
メモリ37からのアクセスタイムの後に得られる読みだ
し終了信号とアンド回路36の出力との一致がアンド回
路39において検出され、この出力が読み出しレジスタ
138のロード端子Lに与えられて読み出すべきデータ
が読み出しレジスタ138に格納される。
【0033】読み出しレジスタ138はデータを出力す
るレジスタである。この例では、データの出力はクロッ
クPaに同期して行われ、データDS として図1にお
けるゲート32に供給され、これにより更にデータ線L
6 〜L37に与えられる。一方アンド回路39の出力
によりフリップフロップ41がセットされて、フリップ
フロップ41の出力はデータ表示信号Pdとしてオア回
路30を通じてタグ信号L4 に与えられる。また、こ
の信号Pdにより、読み出しレジスタ138の値がDS
として出力される。カウンタ42はクロック1下位分
だけ計数する。そして、1回計数するとフリップフロッ
プ41をリセットする。これにより、1クロック分だけ
Pdを出力する。このようにして、データを入出力ユニ
ットよりデータ線に読みだしている間は、データ表示信
号Pdがタグ線L4 に現れる。これによりCPU1で
はその入出力ユニットよりのデータを取り込む事ができ
る。
【0034】CPU1で図2のような信号を発生するに
は、図5のようにすればよい。マルチプレクサ153
は、CPU1内のアドレスバスとデータバスを選択して
AD、DS の順に送り出す。このAD 、DS の切り
替えは、タグ信号発生器161によって制御される。タ
グ信号発生器は、CPU1からの書き込み信号WRIT
Eまたは読みだし信号READが出力されたときに、ク
ロックに同期して動作する。1クロックサイクルでマル
チプレクサ153に対してアドレスとデータの切り替え
を行うと同時に、アドレス識別用のタグ信号であり、ま
た書き込みまたは読みだしのコマンドを兼ねたタグ信号
Pb、Pcをまずクロックに同期してL2 、L3 に出
力し、書き込み動作の場合には続いてデータ出力用のタ
グ信号Pdをクロックに同期してL4 に出力する。各
出力信号はドライバーを介して外部に出力される前にD
タイプフリップフロップでクロック信号に同期させ、タ
イミングのばらつきを少なくして安定して次の入出力ユ
ニットに取り込めるようにリタイミングしている。クロ
ックの遅延回路65は位相を合わせるために調整され
る。
【0035】必要に応じて入出力インターフェイス4に
おいてもデータやタグ信号に対してリタイミングを採る
ようにすることが好ましい。例えば図6に示すようにタ
グ線L2 〜L4 よりのタグ信号はレシーバRを通じて
タイミング回路、例えばDタイプフリップフロップ81
のデータ端子Dに与えられ同様にしてデータ線L6〜L
37の信号はDタイプフリップフロップ82のデータ端
子Dに与えられる。これらの各種信号のそれまでの遅れ
と対応してクロック線L1 のクロック信号が遅延回路
83で遅延され、その出力のクロック信号がDタイプフ
リップフロップ81、82のクロック端子に与えられ、
各データ端子Dの信号がフリップフロップに読み込まれ
てその各出力はそれぞれ対応するドライバーDに供給さ
れて次の入出力ユニットに送られる。このフリップフロ
ップ81、82の遅れと対応した遅延量の遅延回路84
を通じて、遅延回路83のクロックはドライバDに供給
されて次の入出力ユニットに送られる。
【0036】上述の実施例においてはアドレス信号を先
に送り、指定された入出力ユニットのデータ読込レジス
タ120にのみデータの書き込みを行ったが、全ての入
出力ユニットのデータ読込レジスタ120に対してデー
タを書き込み、その書き込んだデータを利用するか否か
の判断は、その入出力ユニットに与えられたアドレスの
解読出力、即ち端子35の出力Peが得られるか否かに
よって判定をしても良い。更にこの入出力制御装置にお
いては各入出力ユニットが縦続的に接続しているためそ
の一つが電源障害となると全てのデータの転送が不能と
なる。よって電源が障害となる時は中継機能だけは別の
電源でバックアップするようにする事ができ、例えば図
6に示すようにI/Oインターフェイスの電源として入
出力ユニット本体2に対するものとは別個の電源85に
よりその入力ポート14、出力ポート15の各レシー
バ、ドライバーやフリップフロップ81、82に対する
動作電力を与えて入出力ユニットに対する電源の障害に
影響されないようにする事が望ましい。タグ信号は1本
のタグ線に1種のタグ信号を送る場合のみならず、例え
ば2本のタグ線を用い、その一方にのみ信号を与えた時
はPb、他方にのみ信号を与えた時はPc、同時に両方
に与えた時はPdをそれぞれ表し、これらを各入出力ユ
ニットで解読するようにしてもよい。データ線L6 〜
L37には同時に伝送される32ビットの信号に対する
パリティビットを送るための4本のパリティ線を加える
こともできる。
【0037】以上説明したようにこの発明によれば共通
のデータ線L6 〜L37を用いてアドレス信号AD 、
データ信号DS を時分割して送るからバスの心線の本
数が多くなるものの高速化が可能となる。つまり従来の
入出力制御装置においては、データ線8本、タグ線3
本、応答線、クロック線、割り込み要求線の各1本、計
14本の心線であったが、前記この発明の実施例によれ
ば、データ線32本、タグ線3本、応答線、クロック
線、割り込み要求線の各1本、計38本の心線になる。
また、データ信号、アドレス信号それ自体も時分割的に
送出できるため、データ線L6 〜L37の本数より多
いビットのアドレス信号AD 及びデータ信号DS を転
送できる。このため現用の装置の機能を向上させたい場
合にアドレス信号及びデータ信号のビット数を増加させ
るには単にその増加するビット部分を並列信号に変換
し、時分割的に加えるだけでよい。従ってアドレス信号
AD 及びデータ信号DS のビット数を増加させてもバ
スの心線の本数を変更しなくて済み、ドライバー、レシ
ーバも増加する必要がなく、単にアドレスレジスタ11
8、データ読込レジスタ120の容量を変えるだけでよ
いから機能の変更を容易に行うことができる。更にこの
発明によれば各入出力ユニット2a〜2fにおいてクロ
ック信号Pa、コマンド信号PbとPc、データ表示信
号Pd、及びアドレス信号AD 、データ信号DS は全
て一方向性伝送であり、ドライバDを介して次段の入出
力ユニットに伝送するように構成したから各入出力ユニ
ットの出力ポート15におけるドライバD及び中央処理
装置1の出力ポートのドライバはそれぞれ1つの入出力
ユニットに対してだけ信号を送ればよい。よって反射波
の影響は1つのユニットからの反射だけとなり反射波に
よる影響を小さくでき、波形の乱れを少なくできる。更
に信号送出速度は1入出力ユニット間の遅延時間を考慮
して決定できる。つまり、この発明によれば各入出力ユ
ニット2a〜2fにおいて各信号が確実に中継されてい
くから中央処理装置1から出された信号が中央処理装置
1から最も離れた位置に接続された入出力ユニットに着
信されるまで次の信号の送出を待たなくてもよい。従っ
て1入出力ユニット間の遅延時間分だけ次の信号の送出
を待てばよいため信号の送出速度を速くすることができ
高速度の信号の転送を実現できる。
【0038】また、アドレス信号によって指定された入
出力ユニットから応答信号Peを出力させ、その応答信
号線L5 を他の信号線とは逆向きにしたからユニット
の故障診断を容易に行うことができる。例えば中央処理
装置1の指令により入出力ユニットから読み出されたデ
ータが中央処理装置1に到達しないときは故障診断を行
う。上述の実施例のように応答信号Peの応答線L5
を他の信号線と逆方向性にすることにより先ず例えば入
出力ユニット2aを指定したとき応答信号Peが得られ
れば中央処理装置1と入出力ユニット2a間の伝送路及
び入出力ユニット2aは正常であることが解る。またこ
のとき応答信号Peが得られなければ入出力ユニット2
aが故障していることが解る。また入出力ユニット2b
を指定したとき応答信号Peが中央処理装置1に戻され
ると入出力ユニット2bまでが正常であることが解る。
このようにして順次入出力ユニットの診断を行うことが
できる。ここで仮に応答信号Peの線が他の信号の伝送
線と同じ方向性を持つならばどれか一つの入出力ユニッ
トが故障するとどの入出力ユニットを指定しても応答信
号Peが全く中央処理装置1に戻されない。よってどの
入出力ユニットが故障したかを判定することができな
い。よって上述した実施例のように応答信号路に他の信
号路と逆向きの方向性を持たせることによりどの入出力
ユニットが故障してもその故障した入出力ユニットを確
実に判定することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。つまり、
従来の入出力制御装置は、その並列に転送するデータ線
が8ビットで構成されているため、最近のようにCPU
のデータビット数が増加した環境では、転送のためのク
ロック数が多くなりデータ転送速度が低下していた。ま
た、8ビットのデータ線に合わせるため多数ビットを8
ビットに分割したり、8ビットで送られたデータを多数
ビットに合成するための回路が増加していた。このた
め、本発明では、データ線を8ビット幅から32ビット
幅に拡張し、1クロックでの転送ビット数を増加するこ
とで、転送速度の高速化、CPU側及び入出力ユニット
側の制御回路の簡素化を実現できた。また、制御指令の
ためのデータについて、現実に必要な制御は主に読みだ
し及び書き込み制御だけに限定できる状況にあった。こ
のため、本発明では、タグ信号を使用して読みだし及び
書き込み制御をし、その他の、希に使用する制御につい
てはアドレスデータの一部を使用することで実現し、制
御データの転送を無くし、制御回路の簡素化と、転送速
度の高速化を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入出力制御装置に用いられる入出力イ
ンターフェイスの一例を示す構成図である。
【図2】本発明装置におけるバス上の各種信号状態の例
を示すタイミング図である。
【図3】本発明の入出力ユニット本体におけるデータ書
き込み部分の具体例を示す構成図である。
【図4】本発明の入出力ユニット本体におけるデータ読
みだし部分の具体例を示す構成図である。
【図5】本発明のCPUにおけるバスへの信号送出手段
の具体例を示す構成図である。
【図6】本発明の入出力インターフェイスの他の例を示
す構成図である。
【図7】本発明及び従来の入出力制御装置の一例を示す
系統図である。
【図8】従来の入出力制御装置に用いられる入出力イン
ターフェイスの一例を示す構成図である。
【図9】従来の装置におけるバス上の各種信号状態の例
を示すタイミング図である。
【図10】従来の入出力ユニット本体におけるデータ書
き込み部分の具体例を示す構成図である。
【図11】従来の入出力ユニット本体におけるデータ読
みだし部分の具体例を示す構成図である。
【図12】従来のCPUにおけるバスへの信号送出手段
の具体例を示す構成図である。
【図13】従来の入出力インターフェイスの他の例を示
す構成図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 1a、15 出力ポート 1b、14 入力ポート 2 入出力ユニット本体 2a〜2f 入出力ユニット 4 入出力インターフェイス 13 バス 16 制御指令レジスタ 17 制御指令解読器 18a、18b、18c、69、118 アドレスレ
ジスタ 19 アドレス解読器 20a、20b、20c、20d、120 データ読
込レジスタ 22、37、40 メモリ 35 検出出力 38 並列シフトレジスタ 42、58 カウンタ 52 エンコーダ 53、153 マルチプレクサ 59 クロック発生器 61、161 タグ信号発生器 65、83、84 遅延回路 74 データレジスタ 85 電源 116 制御レジスタ 116a データ読みだし出力 138 読み出しレジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種制御指令伝送及びデータの送受を行
    う中央処理装置(1)と、その中央処理装置(1)より
    の指令に基づいて中央処理装置(1)とデータの授受を
    行う複数の入出力ユニット(2a〜2f)と、その一つ
    の入出力ユニット(2a〜2f)の入力ポート(14)
    が前段の入出力ユニット(2a〜2f)の出力ポート
    (15)に接続されて順次入出力ユニット(2a〜2
    f)が縦続接続され、その縦続接続の両端を上記中央処
    理装置(1)の出力ポート(1a)及び入力ポート(1
    b)に接続する一方向性伝送のバス(13)とで構成さ
    れる入出力制御装置において、 各入出力ユニットを選択するアドレス信号、及びデータ
    信号を時分割的に送る32ビット幅のデータ線と、 そのデータ線に何れの信号が送られているか及びコマン
    ドの種類を示すタグ信号を送る複数のタグ線と、 これらの信号の基準クロックを送るクロック線と、を具
    備することを特徴とする入出力制御装置。
  2. 【請求項2】 上記中央処理装置(1)は、アドレス信
    号、データ信号をクロック信号と同期して時分割的に上
    記データ線へ送る手段と、 データ線へ送出されている信号の種類とコマンドの種類
    を示すタグ信号を上記タグ線に送出する手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の入出力制御
    装置。
  3. 【請求項3】 上記入出力ユニット(2a〜2f)は、
    その入力ポート(14)よりの上記タグ線のコマンド信
    号及びクロック線のクロック信号により制御指令をラッ
    チする制御レジスタ(116)と、 上記入力ポート(14)よりのデータ線のアドレス信号
    を、上記タグ線のコマンド信号及びクロック線のクロッ
    ク信号により制御してラッチするアドレスレジスタ(1
    18)と、 そのアドレスレジスタ(118)の内容が自己のアドレ
    スに対するものであることを検出するアドレス解読器
    (19)と、 上記アドレス解読器(19)の検出出力(35)及び制
    御レジスタ(116)の書き込み指令出力、更にタグ線
    のデータ表示信号及びクロック信号により制御されてデ
    ータ線中のデータ信号をラッチするデータ読込レジスタ
    (120)と、 を具備することを特徴とする請求項1及び請求項2記載
    の入出力制御装置。
  4. 【請求項4】 上記入出力ユニット(2a〜2f)は、
    アドレス解読器(19)の検出出力(35)、制御レジ
    スタ(116)のデータ読みだし出力(116a)及び
    クロック信号により、読み出しレジスタ(138)のデ
    ータ信号を出力ポート(15)を通じてデータ線へ出力
    する手段と、 そのデータ送出中にタグ線に出力ポート(15)を通じ
    てデータ送出表示信号を送出する手段と、 を具備することを特徴とする請求項3記載の入出力制御
    装置。
JP6280073A 1994-10-19 1994-10-19 入出力制御装置 Pending JPH08123752A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5658348A (en) * 1979-10-19 1981-05-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Control device
JPH0581172A (ja) * 1991-09-19 1993-04-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 複数のデータ伝送用バスの切換制御方式

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