JPH11161621A - Cpu間通信システム - Google Patents

Cpu間通信システム

Info

Publication number
JPH11161621A
JPH11161621A JP32636097A JP32636097A JPH11161621A JP H11161621 A JPH11161621 A JP H11161621A JP 32636097 A JP32636097 A JP 32636097A JP 32636097 A JP32636097 A JP 32636097A JP H11161621 A JPH11161621 A JP H11161621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
data
interface circuit
communication
inter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32636097A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Owada
哲 大和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP32636097A priority Critical patent/JPH11161621A/ja
Publication of JPH11161621A publication Critical patent/JPH11161621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各CPU間にデュアルポートメモリを必要と
し、回路規模の増大とアドレス空間の無駄を避け得なか
った。 【解決手段】 第1及び第2のCPUと、当該第1及び
第2のCPUのうち第2のCPUとの間でのみ直接的な
データの受け渡しを実行する第1及び第2のCPUの共
有に係る共有メモリと、上記第1のCPUから上記共有
メモリに対するアクセス要求が入力されたとき、割り込
み通知を上記第2のCPUに発して第2のCPUとの間
の通信路を開き、第2のCPUとの通信動作を介して上
記共有メモリに対するデータの書き込み又は読み出しを
行うCPU間通信インタフェース回路とで、CPU間通
信システムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のCPUによ
り構築されるコンピュータシステムに用いて好適なCP
U間通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、コンピュータシステムが取り扱う
データ量及び提供する機能は多岐に渡り、大量のデータ
を迅速かつ的確に処理することが求められている。この
ため、多くのコンピュータシステムにおいては、複数の
CPU(マイクロプロセッサ等のCPU機能を備えるも
のも含む)の実質的な協調動作により、処理能力の向上
を図っている。
【0003】図2に、かかる目的のため現在使用されて
いるCPU間通信システムの概念図を示す。図2に示す
従来システムは、複数のCPU間にデュアルポートメモ
リ(DPRAM)を配置するもので、CPUが当該デュ
アルポートメモリに個別アクセスすることにより、相互
間でのデータの受け渡しを実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
システムにおいては、データの受け渡しを必要とするC
PU間ごとにデュアルポートメモリを搭載しなければな
らず、チップセレクト回路等の周辺回路を必要とし、回
路規模が増加する問題があった。
【0005】また、かかるデュアルポートメモリに対し
ては、通常のメモリ(CPU間通信用以外の本来の用途
のために設けられているメモリ)とは別のアドレス空間
を割り当てなければならないため、アドレス空間自体に
無駄が生じる問題があった。
【0006】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
ので、従来システムに比して、回路規模及びアドレス空
間共に削減できるCPU間通信システムを提案しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、CPU間通信システムに、(1)
第1及び第2のCPUと、(2) 当該第1及び第2のCP
Uのうち第2のCPUとの間でのみ直接的なデータの受
け渡しを実行する第1及び第2のCPUの共有に係る共
有メモリと、(3) 第1のCPUから共有メモリに対する
アクセス要求が入力されたとき、割り込み通知を第2の
CPUに発して第2のCPUとの間の通信路を開き、第
2のCPUとの通信動作を介して共有メモリに対するデ
ータの書き込み又は読み出しを行うCPU間通信インタ
フェース回路とを備えるようにする。
【0008】本発明における第1のCPUと第2のCP
Uは、CPU間通信インタフェース回路を介して接続さ
れているが、CPU間通信インタフェース回路と第2の
CPUとの間の通信路は、通常動作時(CPU間通信イ
ンタフェース回路から第2のCPUへの割り込み通知を
必要としない動作時)において閉じられているので、当
該通常動作時においては、それぞれが独立に処理を実行
する。
【0009】しかし、第1のCPUが共有メモリからデ
ータの読み出しを要求する場合、CPU間通信インタフ
ェース回路から第2のCPUに割り込み通知が発せられ
て当該CPU間通信インタフェース回路と第2のCPU
間の通信が可能な状態となり、第2のCPUによる共有
メモリからデータの読み出しが実行される。読み出され
たデータは、CPU間通信インタフェース回路に格納さ
れ、第1のCPUに最終的に読み出される。
【0010】一方、第1のCPUが共有メモリに対する
データの書き込みを要求する場合、CPU間通信インタ
フェース回路から第2のCPUに割り込み通知が発せら
れて当該CPU間通信インタフェース回路と第2のCP
U間の通信が可能な状態となり、第2のCPUによる共
有メモリへのデータの書き込みが実行される。
【0011】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明に係るCPU間通信システムの第1の実施
形態を説明する。なお、この第1の実施形態は、主に、
同一基板上又は同一ユニット内に設けられる複数のCP
U間の通信に用いられるものである。
【0012】図1に、第1の実施形態に係るCPU間通
信システムの構成を示す。このCPU通信システムは、
2つのCPU1及び2と、これらの中間に位置するCP
U間通信インタフェース回路3と、CPU2に接続され
た通常メモリ4とでなる。
【0013】CPU間通信インタフェース回路3は、ア
ドレスレジスタ3Aとデータレジスタ3Bを有してな
り、CPU1からアドレスが書き込まれると、割り込み
通知をCPU2に通知し、通常は閉じられているCPU
2との間の通信路を開くことができるように構成されて
いる。
【0014】CPU2は、割り込み通知が通知される
と、それまで実行されていた処理を中断してCPU間通
信インタフェース回路3にアクセスし、当該CPU間通
信インタフェース回路3に保持されている処理要求(命
令)に応じた所定の処理を実行するようになっている。
【0015】なお、通常動作時(CPU間通信インタフ
ェース回路3から第2のCPUへの割り込み通知を必要
としない動作時)におけるCPU間通信インタフェース
回路3とCPU2との間の通信路は閉じられたままであ
るので、この間におけるCPU1はCPU2の認識対象
外である。
【0016】続いて、以上の構成を有するCPU間通信
システムによるCPU1及び2間の通信動作を説明す
る。
【0017】まず、CPU1が通常メモリ4からデータ
の読み出しを要求する際の動作(リード動作)を説明す
る。この一連の動作内容を図3に示す。
【0018】CPU1は、読み出し対象であるデータが
格納されている場所を示すアドレスとCPU2に対する
リード要求を、CPU間通信インタフェース回路3に書
き込む。このとき、アドレスはアドレスレジスタ3Aに
書き込まれ、リード要求はデータレジスタ3Bに書き込
まれる。
【0019】アドレスの書き込みを確認すると、CPU
間通信インタフェース回路3は、CPU2に対して割り
込み通知を通知し、CPU2から当該割り込み通知に対
する応答、すなわちアドレス要求が送られてくるのを待
ち受ける。
【0020】アドレス要求が受信されると、CPU間通
信インタフェース回路3は、アドレスレジスタ3Aに保
持されているアドレスとデータレジスタ3Bに保持され
ているリード要求を、CPU2に通知する(アドレス応
答)。
【0021】CPU2は、リード要求を解読すると、C
PU2の管理下にある通常メモリ4の所定アドレスに対
しリード要求を発する(メモリリード)。
【0022】データが読み出されると(データ応答)、
CPU2は、データの書き込み先としてCPU間通信イ
ンタフェース回路3のデータレジスタ3Bを指定し、当
該データレジスタ3Bに読み出したデータを書き込む
(データ書き込み)。
【0023】かかる後、データレジスタ3Bに書き込ま
れたデータを、CPU1が読み出し(データ応答)、一
連の読み出し動作を完了する。
【0024】次に、CPU1が通常メモリ4にデータの
書き込みを要求する際の動作(ライト動作)を説明す
る。この一連の動作内容を図4に示す。
【0025】まず、CPU1は、書き込み対象であるデ
ータの格納場所を示すアドレスとCPU2に対するライ
ト要求及び書き込みデータを、CPU間通信インタフェ
ース回路3に書き込む。このとき、アドレスはアドレス
レジスタ3Aに書き込まれ、ライト要求及び書き込みデ
ータはデータレジスタ3Bに書き込まれる。
【0026】アドレスの書き込みを確認すると、CPU
間通信インタフェース回路3は、CPU2に対して割り
込み通知を通知し、CPU2から当該割り込み通知に対
する応答、すなわちアドレス要求が送られてくるのを待
ち受ける。
【0027】アドレス要求が受信されると、CPU間通
信インタフェース回路3は、アドレスレジスタ3Aに保
持されているアドレスとデータレジスタ3Bに保持され
ているライト要求を、CPU2に通知する(アドレス応
答)。
【0028】CPU2は、ライト要求を解読すると、C
PU間通信インタフェース回路3に対してデータ要求を
発し(データ要求)、データレジスタ3Bに保持されて
いる書き込みデータを読み出す(データ応答)。
【0029】データが読み出されると、CPU2は、デ
ータの書き込み先として通常メモリ4を指定し、所定の
アドレスに読み出したデータを書き込む(データ書き込
み)。かかる後、データレジスタ3Bに保持されている
全てのデータの書き込み終了により、一連の書込み動作
を完了する。
【0030】ところで、上述したように、本実施形態に
おいては、CPU1が指定するアドレスは、従来システ
ムの場合とは異なり、通信用に割り当てられた専用のア
ドレスではなく通常システム上で割り当てられたアドレ
スそのものである。すなわち、CPU1は、CPU間通
信インタフェース回路3を介すことにより、通常メモリ
4を、CPU1に接続されている通常メモリと同様に扱
えている。勿論、CPU2から見た通常メモリ4は、通
常メモリそのものである。
【0031】従って、本実施形態における通常メモリ4
は、疑似的にデュアルポートメモリとして機能し、CP
U間での通信が実現されるのである。
【0032】以上のように、第1の実施形態によれば、
CPU1及び2間に、動作命令(アドレスを含む)を一
時保持するCPU間通信インタフェース回路3を設け、
当該CPU間通信インタフェース回路3から割り込み通
知が発しられた場合のみCPU2をCPU1に協調動作
させるようにしたことにより、従来システムに比して回
路規模の小型化を実現でき、かつ、アドレス空間の有効
利用も実現できる。
【0033】(B)第2の実施形態 続いて、本発明に係るCPU間通信システムの第2の実
施形態を説明する。なお、この第2の実施形態は、主
に、別々の基板上又は別々のユニット内に設けられてい
る複数のCPU間の通信に用いられるものである。
【0034】図5に、第2の実施形態に係るCPU間通
信システムの構成を示す。このCPU通信システムは、
2つのCPU1及び2と、シリアルインタフェース5
と、シリアルインタフェース回路6及び7と、CPU2
に接続された通常メモリ4とでなる。
【0035】この実施形態の特徴は、後述する内部構成
を有するスレーブ側シリアルインタフェース回路7によ
って、第1の実施形態におけるCPU間通信インタフェ
ース回路3の機能を兼用させ、アドレスレジスタ3A、
データレジスタ3B及び割り込み通知回路等の回路資源
の削減を図る点にある。具体的には、後述の送信シフト
レジスタと受信シフトレジスタを、かかる機能の兼用手
段として用いてこれを実現するものである。
【0036】なお、この実施形態の場合も、CPU1及
び2間で行われるマクロ的な通信動作は、第1の実施形
態と同様の手順となるため、全体的な動作の説明は省略
し、以下の説明においては、スレーブ側シリアルインタ
フェース回路7の各形態例についてのみ説明することに
する。
【0037】(B−1)シリアルインタフェース回路の
形態例1 まず、シリアルインタフェース回路7の第1の形態例
を、図6により説明する。なお、この形態例で用いるシ
リアルインタフェース5には、クロック信号線とデータ
信号線の2本の信号線で構成されるものを用いることを
前提とする。
【0038】第1の形態例に係るシリアルインタフェー
ス回路7は、データ信号線接続端子10D、クロック信
号線接続端子10C、データレシーバ11R、データド
ライバ11D、クロック信号レシーバ12、受信シフト
レジスタ13、同期パターン記憶部14、照合部15、
カウンタ16、データ送受信部17及び送信シフトレジ
スタ18を有する。
【0039】ここで、データレシーバ11Rは、データ
信号線接続端子10Dを介して接続されているデータ信
号線(シリアルインタフェース5)から到来するデータ
を内部に取り込んで受信シフトレジスタ13に与えるも
のである。他方、データドライバ11Dは、送信シフト
レジスタ13から出力されたデータの送信時に、データ
信号線接続端子10Dを介して接続されているデータ信
号線(シリアルインタフェース5)を駆動するものであ
る。これらデータレシーバ11R及びデータドライバ1
1Dは、データ送受信部17から与えられる伝送方向制
御信号により択一的に動作し、送受信を実行していない
待機状態では、データレシーバ11Rが動作できる状態
にある。
【0040】クロック信号レシーバ12は、クロック信
号線接続端子10Cを介して接続されているクロック信
号線(シリアルインタフェース5)からのクロック信号
を内部に取り込んで、受信シフトレジスタ13、照合部
15、カウンタ16、データ送受信部17及び送信シフ
トレジスタ18に与えるものである。
【0041】受信シフトレジスタ13は、データレシー
バ11Rが取り込んだデータ(リード/ライト要求、ア
ドレス、パリティ符号等)を、クロック信号レシーバ1
2から与えられるクロック信号に基づいて、シフト動作
するものであり、この例では、33段のものを使用する
ものとする。
【0042】なお、この受信シフトレジスタ13にラッ
チされた計33ビットのデータは、33ビットのデータ
がラッチされたタイミングで、パラレルにデータ送受信
部17に与えられる。また、受信シフトレジスタ13の
入力側4段にラッチされた4ビットは、常時(クロック
信号で定まる各時刻において)、パラレルに照合部15
に与えられる。
【0043】同期パターン記憶部14は、通信の最初に
送られてくる4ビットの同期パターンを記憶している記
憶手段であり、その4ビットの同期パターンを、常時パ
ラレルに照合部15に与える。
【0044】照合部15は、受信シフトレジスタ13の
入力側4段にラッチされた4ビットと、同期パターン記
憶部14に記憶されている4ビットの同期パターンを、
クロック信号レシーバ12から与えられるクロック信号
に基づいて照合し、一致しているとき、一致信号をカウ
ンタ16に与える。
【0045】カウンタ16は、一致信号が照合部15か
ら与えられたときに値「5」をプリセットし、クロック
信号レシーバ12からのクロック信号に基づいて、計数
動作する計数手段である。カウンタ16のカウント値
は、1回の通信期間における何ビット目の期間かを表し
ているものであり、データ送受信部17に与えられる。
【0046】データ送受信部17は、クロック信号レシ
ーバ12から与えられるクロック信号に基づいて、マス
タ側シリアルインタフェース回路7との間で必要なデー
タを送受信するための手段である。
【0047】なお、データ送受信部17は、カウンタ1
6のカウント値が「5」になると通信開始を認識し、カ
ウンタ16のカウント値が「33」になると、受信シフ
トレジスタ13にラッチされているデータをパラレルに
読み出す。ここで、データ送受信部17は、アドレスに
誤りがないことが確認されると、当該アドレスに基づい
て、データの伝送方向及びデータの送受信先を認識す
る。
【0048】なお、データ送受信部17は、データの伝
送方向がマスタ側から本スレーブ側のシリアルインタフ
ェース回路7側である場合には、データレシーバ11R
の有効動作状態を変えることなく、受信シフトレジスタ
13にシフト動作を実行させ、カウンタ16のカウント
値が「75」になったとき、クロック信号レシーバ12
から与えられるクロック信号に同期して、受信シフトレ
ジスタ13にラッチされているデータをパラレルに取り
込み、誤りがないことを確認したデータをCPU2へ与
える。
【0049】一方、データ送受信部17は、データの伝
送方向が本スレーブ側のシリアルインタフェース回路7
側からマスタ側である場合には、カウンタ16のカウン
ト値が「41」になる前に、データドライバ11Dを有
効動作状態に変更し、カウンタ16のカウント値が「4
1」のときに、CPU2が通常メモリ4から読み出した
データを、送信シフトレジスタ18にセットする。
【0050】送信シフトレジスタ18は、このようにし
てパラレルにセットされたデータを、クロック信号レシ
ーバ12から与えられるクロック信号に同期して、デー
タドライバ11D及びデータ信号線接続端子10Dを介
して、データ信号線(シリアルインタフェース5)にシ
リアルに送出する。このシリアル送出期間は、カウンタ
16のカウント値が「42」から「74」まで変化して
いる33ビット期間である。
【0051】データ送受信部17は、カウンタ16のカ
ウント値が「75」になったときに、カウンタ16をリ
セットさせると共に、データレシーバ11Rを有効動作
状態に復帰させて次の通信に備える。
【0052】なお、データ送受信部17は、パラレル入
力される32ビットのアドレスを、8クロック周期の期
間以内で解析する必要があるので、図示は省略するが、
クロック信号レシーバ12から与えられるクロック信号
に同期したしかもそれより高速なクロック信号に基づい
て動作する。
【0053】以上のように、かかる構成のシリアルイン
タフェース回路7を用いることにより、第1の実施形態
の場合と同様、デュアルポートメモリを必要としないC
PU間通信を可能とできると共に、別途、第1の実施形
態に係るようなインタフェース回路3を設けなくても同
等の機能を実現でき、その分回路規模の削減を実現でき
る。
【0054】なお、上述の第1の形態例に係るシリアル
インタフェース回路7を用いることにより、シリアルイ
ンタフェース5の信号線数を通常の3本から2本に削減
でき、インタフェース部分の配線数の削減等についても
併せて実現できる。
【0055】(B−2)シリアルインタフェース回路の
形態例2 次に、シリアルインタフェース回路7の第2の形態例
を、図7により説明する。なお、この形態例で用いるシ
リアルインタフェース5には、データ信号線のみで構成
されるものを用いることを前提とする。
【0056】第2の実施形態に係るシリアルインタフェ
ース回路7は、データ信号線接続端子20、データレシ
ーバ21R、データドライバ21D、クロック発振回路
22、シフトレジスタ23、同期パターン記憶部24、
照合部25、クロック分周回路26及びデータ送受信部
27を有する。
【0057】ここで、データレシーバ21Rは、データ
信号線接続端子20を介して接続されているデータ信号
線(シリアルインタフェース5)から到来するデータを
内部に取り込んでシフトレジスタ23及びデータ送受信
部27に与えるものである。他方、データドライバ21
Dは、データ送受信部27から出力されたデータの送信
時に、データ信号線接続端子20を介して接続されてい
るデータ信号線(シリアルインタフェース5)を駆動す
るものである。これらデータレシーバ21R及びデータ
ドライバ21Dは、データ送受信部27からの伝送方向
制御信号により択一的に動作し、送受信を実行していな
い待機状態では、データレシーバ21Rが動作できる状
態にある。
【0058】クロック発振回路22は、マスタ側で用い
られるクロック信号の周波数の8倍の周波数を有する8
倍クロック信号を発振するものであり、生成した8倍ク
ロック信号をシフトレジスタ23、照合部25及びクロ
ック分周回路26に与えるものである。このクロック発
振回路22によって生成される8倍クロック信号は、当
然、マスタ側のクロック信号とは非同期なものである。
【0059】シフトレジスタ23は、データレシーバ2
1Rからのデータを、クロック発振回路22によって生
成された8倍クロック信号に基づいて、内部に取り込ん
でシフト動作するものである。このシフトレジスタ23
の段数は、32段に選定されている。シフトレジスタ2
3にラッチされた32ビットは、パラレルに照合部24
に与えられるようになっている。
【0060】シフトレジスタ23が8倍クロック信号に
基づいて動作しているので、ラッチされている32ビッ
トが、マスタ側が通信の最初に送信する4ビットの同期
パターンの各ビットを8回ずつ繰り返したパターンにな
るタイミングがある。このタイミングは、マスタ側が同
期パターンを出力し終えた時点から1/8クロック周期
程度ずれている。
【0061】同期パターン記憶部24は、マスタ側が通
信の最初に送信する4ビットの同期パターンの各ビット
を8回ずつ繰り返したパターンを、照合用の同期パター
ンとして記憶している記憶手段であり、その32ビット
の同期パターンを、常時パラレルに照合部25に与え
る。
【0062】照合部25は、クロック発振回路22によ
って生成された8倍クロック信号が与えられる毎に、シ
フトレジスタ22にラッチされた32ビットのパターン
と、同期パターン記憶部24に記憶されている32ビッ
トの同期パターンとを照合し、一致しているとき、一致
信号をクロック分周回路26及びデータ送受信部27に
与える。なお、照合部25は、データ送受信部27から
通信期間の終了が指示されるまでは、一致信号の有意論
理レベルを保持するものである。
【0063】クロック分周回路26は、照合部25から
の一致信号が与えられたタイミング(一致信号の有意論
理レベルへの変化エッジ)を位相基準として、クロック
発振回路22から与えられた8倍クロック信号を1/8
分周し、分周によって得られたクロック信号をデータ送
受信部27に与える。
【0064】クロック分周回路26から出力されたクロ
ック信号は、マスタ側のクロック信号とは同期していな
いが、周波数は同じである。仮に、マスタ側のクロック
信号が伝送されてきたとしても、その受信クロック信号
と、クロック分周回路26から出力されたクロック信号
との位相差は1/8クロック周期程度である。
【0065】データ送受信部27は、照合部25からの
一致信号をあたかもマスタ側から送信されてきたスキャ
ン信号(通信期間の間だけ有意な論理レベルをとる信
号)が4クロック周期だけ遅延されたものと同様に取り
扱って、また、クロック分周回路26から出力されたク
ロック信号を、あたかもマスタ側から送信されてきたク
ロック信号と同様に取り扱って、マスタ側とのデータの
送受信を行うための手段である。
【0066】すなわち、データ送受信部27は、一致信
号の有意論理レベルへの変化によって通信開始を認識し
(正確には、通信開始時点から4クロック周期遅れてい
ることを認識し)、クロック分周回路26から出力され
たクロック信号に同期して、データレシーバ21Rから
アドレスを受信し、誤りがないことを確認したアドレス
に基づいて、データの伝送方向や、データの送受信先を
認識する。
【0067】なお、この形態例の場合、32ビット中の
最初の4ビットの同期パターンは、データ送受信部27
が取り込むことができないが、同期パターンは、同期処
理にのみ意味を有するものであるので、データ送受信部
27が取り込むことができないことが問題となることは
ない。
【0068】そして、データ送受信部27は、監視制御
データの伝送方向がマスタ側から本スレーブ側のシリア
ルインタフェース回路7側である場合には、データレシ
ーバ21Rの有効動作状態を変えることなく、クロック
分周回路26から出力されたクロック信号に同期して、
データレシーバ21Rからデータを受信し、誤りがない
ことを確認したデータをCPU2へ与える。
【0069】一方、データ送受信部27は、データの伝
送方向が本スレーブ側のシリアルインタフェース回路7
側からマスタ側である場合には、データドライバ21D
を有効動作状態に変更し、データを、クロック分周回路
26から出力されたクロック信号に同期して、データド
ライバ21D及びデータ信号線接続端子20を介して、
データ信号線(シリアルインタフェース5)に送出す
る。
【0070】なお、データ送受信部27は、タイマとし
てのカウンタを内蔵しており、通信期間における各ビッ
ト期間を確認して動作している。
【0071】ここで、8倍クロック信号に基づいて、到
来データをシフトレジスタ23に取り込んで、内部記憶
している同期パターンと照合することは、通信開始を認
識できるようにしたためであり、用いるクロック速度は
異なるが、その目的としている所は(B−1)に示した
第1の形態例と同様である。8倍クロック信号に基づい
て、照合しているため、一致信号が出力されるタイミン
グは、第1の形態例と異なるが、一致信号が生じさせる
際の各部タイミングチャートは、同様となる。
【0072】また、8倍クロック信号に基づいて、同期
パターン照合動作を行い、一致信号を形成させるように
しているので、一致信号が有利論理レベルに変化する位
相は、マスタ側におけるクロック信号と1/8クロック
周期程度異なっている。これをスキャン信号とみなし
て、8倍クロック信号を分周しており、分周によって得
られるクロック信号と、マスタ側におけるクロック信号
との位相関係は、ごく僅かであるので、セットアップタ
イムやホールドタイムについての心配はない。
【0073】以上のように、かかる構成のシリアルイン
タフェース回路7を用いることにより、第1の実施形態
の場合と同様、デュアルポートメモリを必要としないC
PU間通信を可能とできると共に、別途、第1の実施形
態に係るようなインタフェース回路3を設けなくても同
等の機能を実現でき、その分回路規模の削減を実現でき
る。
【0074】また、上述の第2の形態例に係るシリアル
インタフェース回路7を用いることにより、シリアルイ
ンタフェース5の信号線数を通常の3本から1本に削減
でき、インタフェース部分の配線数の削減等について、
第1の形態例以上の効果が期待される。
【0075】(C)他の実施形態 上述の第1の実施形態においては、アドレスレジスタ3
A及びデータレジスタ3Bをそれぞれ別の記憶手段とし
て説明したが、これは概念的に表した便宜上の構成であ
り、実際上、単一の記憶手段上に設けられていても良
い。
【0076】上述の第2の実施形態においては、シリア
ルインタフェース回路7を構成するシフトレジスタの段
数を33段とし、また、クロック分周器の分周比を1/
8とする等、具体的な数値例を用いて説明したが、これ
ら数値に他の数値を用いても良い。
【0077】上述の第1及び第2の実施形態において
は、2つのCPU1及び2間でデータを通信する場合に
ついて述べたが、接続形態はこれに限らず、一対多の場
合にも多対一の場合にも多対多の場合にも適用可能であ
る。
【0078】上述の第1及び第2の実施形態において
は、前者を、主に、同一基板上又は同一ユニット内に設
けられる複数のCPU間の通信に用いるものとして説明
し、後者を、主に、別々の基板上又は別々のユニット内
に設けられている複数のCPU間の通信に用いるものと
して説明したが、これに限定されるものではない。すな
わち、前者を別基板又は別ユニットに設けられているC
PU間の通信に使用しても良く、また、後者を同一基板
又は同一ユニットに設けられるCPU間の通信に使用し
ても良い。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1及
び第2のCPU間に、第1のCPUから共有メモリに対
するアクセス要求が入力されたとき、割り込み通知を第
2のCPUに発して第2のCPUとの間の通信路を開
き、第2のCPUとの通信動作を介して共有メモリに対
するデータの書き込み又は読み出しを行うCPU間通信
インタフェース回路を設けたことにより、従来システム
のような第1及び第2のCPU間を直結するデュアルポ
ートメモリをなくし得、回路規模の削減とアドレス空間
の有効利用を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るCPU間通信システムの
概念構成を示すブロック図である。
【図2】従来システムの構成を示すブロック図である。
【図3】リード動作時の実行手順を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】ライト動作時の実行手順を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】第2の実施形態に係るCPU間通信システムの
概念構成を示すブロック図である。
【図6】シリアルインタフェース回路の第1の形態例を
示すブロック図である。
【図7】シリアルインタフェース回路の第2の形態例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2…CPU、3…シリアルインタフェース回路、3
A…アドレスレジスタ、3B…データレジスタ、4…通
常メモリ、5…シリアルインタフェース、6、7…シリ
アルインタフェース回路、13…受信シフトレジスタ、
18…送信シフトレジスタ、23…シフトレジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 13/38 350 G06F 13/38 350

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のCPUと、当該第1及び
    第2のCPUのうち第2のCPUとの間でのみ直接的な
    データの受け渡しを実行する第1及び第2のCPUの共
    有に係る共有メモリと、上記第1のCPUから上記共有
    メモリに対するアクセス要求が入力されたとき、割り込
    み通知を上記第2のCPUに発して第2のCPUとの間
    の通信路を開き、第2のCPUとの通信動作を介して上
    記共有メモリに対するデータの書き込み又は読み出しを
    行うCPU間通信インタフェース回路とを備えることを
    特徴とするCPU間通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCPU間通信システム
    において、 上記CPU間通信インタフェース回路は、アドレスレジ
    スタ領域及びデータレジスタ領域を備えてなることを特
    徴とするCPU間通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のCPU間通信シ
    ステムにおいて、 上記CPU間通信インタフェース回路は、上記第1及び
    第2のCPUを接続する線路上で対向するシリアルイン
    タフェース回路内に一体に設けられていることを特徴と
    するCPU間通信システム。
JP32636097A 1997-11-27 1997-11-27 Cpu間通信システム Pending JPH11161621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32636097A JPH11161621A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 Cpu間通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32636097A JPH11161621A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 Cpu間通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11161621A true JPH11161621A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18186935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32636097A Pending JPH11161621A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 Cpu間通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11161621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323617A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fujitsu Ten Ltd メモリ管理方法及びメモリ管理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006323617A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fujitsu Ten Ltd メモリ管理方法及びメモリ管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7363396B2 (en) Supercharge message exchanger
US4591977A (en) Plurality of processors where access to the common memory requires only a single clock interval
US4112490A (en) Data transfer control apparatus and method
US4309755A (en) Computer input/output arrangement for enabling a simultaneous read/write data transfer
JPH01147647A (ja) データ処理装置
US6216191B1 (en) Field programmable gate array having a dedicated processor interface
US20060004940A1 (en) Operation apparatus, operation apparatus control method, program and computer readable information recording medium
JP2001142842A (ja) Dmaハンドシェークプロトコル
JP4903801B2 (ja) FlexRay通信モジュールとFlexRay加入者装置とを繋ぐ加入者インタフェース、およびFlexRay通信モジュールとFlexRay加入者装置とを繋ぐ加入者インタフェースを経由するメッセージの伝送方法
US7298758B2 (en) Method and system for optimizing UTOPIA CLAV polling arbitration
JP2778222B2 (ja) 半導体集積回路装置
CN114490460A (zh) 一种用于asic的flash控制器及其控制方法
US7035956B2 (en) Transmission control circuit, reception control circuit, communications control circuit, and communications control unit
US5742842A (en) Data processing apparatus for executing a vector operation under control of a master processor
JPH11161621A (ja) Cpu間通信システム
KR930004903B1 (ko) 데이타 버스를 이용한 프로세서간 병렬 데이타 통신시스팀 및 통신방법
WO2011030498A1 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JPS6061859A (ja) マイクロコンピュ−タのデ−タ通信方式
US20020166076A1 (en) Method and device for accessing components
JPH03214275A (ja) 半導体集積回路
JPH05242008A (ja) データ処理装置
JPH06274406A (ja) メモリウエイト発生回路
JPH0555908B2 (ja)
JPH04157556A (ja) 識別番号付与方式
JPH02150951A (ja) 情報処理装置