JPH08123589A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH08123589A
JPH08123589A JP6265824A JP26582494A JPH08123589A JP H08123589 A JPH08123589 A JP H08123589A JP 6265824 A JP6265824 A JP 6265824A JP 26582494 A JP26582494 A JP 26582494A JP H08123589 A JPH08123589 A JP H08123589A
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JP
Japan
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expansion unit
bus
signal
enable
circuit
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Application number
JP6265824A
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English (en)
Inventor
Shinpei Kunii
晋平 國井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ポータブルコンピュータと、その機
能を拡張するドッキングステーション又はディスクステ
ーションと称される拡張ユニットとでなるコンピュータ
システムに於いて、ポータブルコンピュータに拡張ユニ
ットが接続されたか否かを自動判別し、接続時に於ける
バスインタフェースの整合性を確立して、ポータブルコ
ンピュータが電源オンされた状態で拡張ユニットに接続
された場合であってもポータブルコンピュータが暴走せ
ず、正常状態を維持したまま継続使用できることを特徴
とする。 【構成】パーソナルコンピュータ(PC)10内のシス
テムバス19上に、制御回路(CNT)12より出力さ
れるドッキングステーションイネーブル信号(E/D)
によってイネーブル/ディスエーブル制御されるバッフ
ァ回路(BUF)13を介在したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポータブルコンピュー
タと、その機能を拡張する拡張ユニットとでなるコンピ
ュータシステム、及び拡張ユニットが接続可能な拡張バ
スを備えたポータブルコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルコンピュータの機能を拡張す
る際に使用される機能拡張装置として、ドッキングステ
ーション又はディスクステーションと称される拡張ユニ
ットが知られている。
【0003】この種、拡張ユニットに接続(ドッキン
グ)されるポータブルタイプのパーソナルコンピュータ
は、近年、性能が大幅に向上している。又、近年では多
岐に亘るオプション機器類が開発されている。
【0004】従来のこの種、拡張ユニットは、拡張ユニ
ットと、その拡張ユニットに実装されるパーソナルコン
ピュータとの間に於いて、相互の電源が別個にオン/オ
フ制御される構成であり、相互の電源供給状態のずれ等
によって誤動作を招く虞があった。即ち、従来では、パ
ーソナルコンピュータが電源オンされた状態で拡張ユニ
ットに接続されると、その接続時の接続インタフェース
の不安定な信号レベル状態により、パーソナルコンピュ
ータが暴走する虞があり、その有効な防止策が確立して
いなかった。
【0005】この際の従来のシステム構成、及びその動
作を図6及び図7を参照して説明する。従来のこの種パ
ーソナルコンピュータ(PC)は、図6に示すように、
CPU、ROM、RAM、I/O等を備えたシステム回
路(CSYS)101を主要部とし、制御回路(CN
T)102等を備えて構成される。
【0006】パーソナルコンピュータ(PC)100内
の制御回路(CNT)102では、パーソナルコンピュ
ータ(PC)100の電源がオンされたとき、ドッキン
グステーション(DS)200に対して電源オン要求信
号(PON−Req)を送信すると同時に、システム回
路(CSYS)101に対するシステムリセット信号
(S−RES)をアクティブにする(図7ステップS1
)。
【0007】ドッキングステーション(DS)200内
のドッキングステーション電源(PS)202では、電
源オン要求信号(PON−Req)を受けると、ドッキ
ングステーション用の電源を起動する。
【0008】ドッキングステーション電源(PS)20
2では、電源を起動し、必要な電圧すべてが規定内電圧
に入っていることを確認すると、パーソナルコンピュー
タ(PC)100に対して電源オン確認信号(PAN
K)を送信する。
【0009】制御回路(CNT)102では、ドッキン
グステーション(DS)200側から電源オン確認信号
(PANK)を受けると、ドッキングステーションイネ
ーブル信号(E/D)をアクティブにするとともに、シ
ステム回路(CSYS)101に対するシステムリセッ
ト信号(S−RES)をインアクティブにする(図7ス
テップS3 ,S4 ,S6 )。
【0010】システム回路101には、CPU、メモ
リ、各種のI/O等が内蔵されており、各種の処理を実
行できるようになっているが、システムリセット信号
(S−RES)がインアクティブになると処理動作を開
始する。ここでは、制御回路(CNT)102が、シス
テム回路(CSYS)101に対するドッキングステー
ションイネーブル信号(E/D)をアクティブにする。
【0011】このドッキングステーションイネーブル信
号(E/D)のアクティブにより、システム回路(CS
YS)101では、ドッキングステーション(DS)2
00が接続されていることを知ることができ、ドッキン
グステーション(DS)200内の拡張機能回路(CE
XT)201もシステム回路(CSYS)101内のC
PUからアクセス可能になる。
【0012】次に、ドッキングステーション(DS)2
00が接続されていない状態、つまりパーソナルコンピ
ュータ(PC)100が単体で動作する場合を考える。
この際、制御回路(CNT)102では、パーソナルコ
ンピュータ(PC)100の電源がオンされたとき、ド
ッキングステーション(DS)200側に対して電源オ
ンの要求信号(PON−Req)を送信する(図7ステ
ップS1 参照)。
【0013】ここで、ドッキングステーション(DS)
200が接続されている場合の動作は上述の通りである
が、ドッキングステーション(DS)200が接続され
ていない場合は、予め定められた所定の設定時間(T
s)内に電源オン確認信号(PANK)が返ってこない
ため、ドッキングステーション(DS)200が接続さ
れていないと判断する(図7ステップS2 ,S3 参
照)。
【0014】そして、制御回路(CNT)102は、シ
ステム回路(CSYS)101に対するドッキングステ
ーションイネーブル信号(E/D)をインアクティブに
する(図7ステップS5 参照)。
【0015】これにより、システム回路(CSYS)1
01では、ドッキングステーション(DS)200が接
続されていないことを知ることができ、以後、拡張機能
回路(CEXT)201へのアクセスを行なわない。
【0016】次に、従来のパーソナルコンピュータ(P
C)100を単体で電源オンさせたまま、ドッキングス
テーション(DS)200に接続する場合を考える。こ
の際、ドッキングステーション(DS)200側では、
パーソナルコンピュータ(PC)100が接続されてい
ないため、電源オフの状態になっている。
【0017】従って、ドッキングステーション(DS)
200内の回路の電源もオフされており、バス上の各種
信号線はロウレベルになっている。このバス上の各種信
号線は、数pF(ピコファラッド)から数十pFの入力
容量を持っている。
【0018】この状態で、パーソナルコンピュータ(P
C)100を接続すると、パーソナルコンピュータ(P
C)100から出ている拡張バス上の各種信号線が例え
ハイレベル状態となっていても、ドッキングステーショ
ン(DS)200内の入力容量によって、ロウレベルに
引っ張られてしまう。
【0019】そのため、パーソナルコンピュータ(P
C)100内のバス上の各種信号線は接続前の状態と変
わってしまうため、システム回路(CSYS)101が
暴走してしまうことになる。従って、従来の構成による
パーソナルコンピュータ(PC)100は、電源オンの
状態でドッキングステーション(DS)200に接続す
ることができない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ポー
タブルコンピュータと、その機能を拡張するドッキング
ステーション又はディスクステーションと称される拡張
ユニットとでなるシステムに於いて、従来では、相互の
電源が別個にオン/オフ制御される構成であり、パーソ
ナルコンピュータが電源オンされた状態で拡張ユニット
に接続されると、その接続時の接続インタフェースの不
安定な信号レベル状態により、パーソナルコンピュータ
が暴走する虞があった。
【0021】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
ポータブルコンピュータと、その機能を拡張するドッキ
ングステーション又はディスクステーションと称される
拡張ユニットとでなるコンピュータシステムに於いて、
ポータブルコンピュータに拡張ユニットが接続されたか
否かを自動判別し、接続時に於けるバスインタフェース
の整合性を確立して、ポータブルコンピュータが電源オ
ンされた状態で拡張ユニットに接続された場合であって
もポータブルコンピュータが暴走せず、正常状態を維持
したまま継続使用できる、システム操作性の向上が図れ
るコンピュータシステムを提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、図1
に示すように、パーソナルコンピュータ(PC)側に、
電源起動時に拡張ユニットに対し電源オンの要求信号
(PON−Req)を送信するとともに、拡張ユニット
からの応答信号(PANK)により、拡張ユニットの電
源が立ち上がったか否かを検出して、拡張ユニットイネ
ーブル信号(E/D)を発生する制御回路(CNT)
と、制御回路(CNT)からの拡張ユニットイネーブル
信号(E/D)がイネーブル状態にあるとき拡張ユニッ
トへ接続されるバス(システムバス)をイネーブル状態
にするバスイネーブル回路(BUF)とを具備してなる
構成としたもので、これにより、ポータブルコンピュー
タに拡張ユニットが接続された際のバスインタフェース
の整合性を確立して、ポータブルコンピュータが電源オ
ンされた状態で拡張ユニットに接続された場合であって
もポータブルコンピュータが暴走せず、正常状態を維持
したまま継続使用できる。
【0023】又、本発明は、図3に示すように、パーソ
ナルコンピュータ(PC)側に、電源起動時に拡張ユニ
ットに対し電源オンの要求信号(PON−Req)を送
信するとともに、拡張ユニットからの応答信号(PAN
K)により、拡張ユニットの電源が立ち上がったか否か
を検出して、拡張ユニットイネーブル信号(E/D)を
発生する制御回路(CNT)と、制御回路(CNT)か
らの拡張ユニットイネーブル信号(E/D)がイネーブ
ル状態にあるとき拡張ユニットへ接続されるバス(シス
テムバス)をイネーブル状態にするバスイネーブル回路
(BUF)と、拡張ユニットへ接続されるバスをプルア
ップするプルアップイネーブル回路(PUP)とを具備
してなる構成としたもので、これにより、拡張ユニット
イネーブル信号(E/D)がイネーブル状態にあるとき
に拡張ユニットへ接続されるバスをプルアップして、バ
スイネーブル回路(BUF)により生ずる信号遅延を補
い、上記図1に示す構成の機能に加えて、バスインタフ
ェースの応答性をより向上できる。
【0024】又、本発明は、図4に示すように、パーソ
ナルコンピュータ(PC)側に、電源起動時に拡張ユニ
ットに対し電源オンの要求信号(PON−Req)を送
信するとともに、拡張ユニットからの応答信号(PAN
K)により、拡張ユニットの電源が立ち上がったか否か
を検出して、拡張ユニットイネーブル信号(E/D)を
発生する制御回路(CNT)と、制御回路(CNT)か
らの拡張ユニットイネーブル信号(E/D)がイネーブ
ル状態にあるとき拡張ユニットへ接続されるバス(シス
テムバス)をイネーブル状態にするバスイネーブル回路
(BUF)と、拡張ユニットへ接続されるバスをプルア
ップするプルアップイネーブル回路(PUP)、及び拡
張ユニットイネーブル信号(E/D)により電源供給を
オン/オフするスイッチ回路(SW)とを具備してなる
構成としたもので、これにより、拡張ユニットイネーブ
ル信号(E/D)がイネーブル状態にあるときに拡張ユ
ニットへ接続されるバスをプルアップして、バスイネー
ブル回路(BUF)により生ずる信号遅延を補い、かつ
上記プルアップに伴う無駄な電力消費を抑制して、上記
図1に示す構成の機能に加え、バスインタフェースの応
答性をより向上できる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1実施例を示すブロック図であ
る。図1に於いて、10はパーソナルコンピュータ(P
C)であり、20はパーソナルコンピュータ(PC)1
0の機能拡張に用いられる拡張ユニット(以下ドッキン
グステーション(DS)と称す)である。
【0026】11乃至13はそれぞれパーソナルコンピ
ュータ(PC)10の構成要素をなすもので、11はパ
ーソナルコンピュータ(PC)10の主要部をなすシス
テム回路(CSYS)であり、CPU、ROM、RA
M、各種I/O等により構成される。
【0027】12はパーソナルコンピュータ(PC)1
0とドッキングステーション(DS)20との接続イン
タフェース制御を司る、マイクロプロセッサ(μP)を
用いて構成された制御回路(CNT)であり、ここで
は、電源起動時に拡張ユニットに対し電源オンの要求信
号(PON−Req)をドッキングステーション(D
S)20に送信するとともに、ドッキングステーション
(DS)20からの電源オン確認信号(PANK)を受
けて、ドッキングステーション(DS)20の電源が立
ち上がったか否かを判断し、ドッキングステーションイ
ネーブル信号(E/D)、及びシステムリセット信号
(S−RES)を発生する。
【0028】13はシステムバス19(a) −19(b) 間
に介在されて、ドッキングステーションイネーブル信号
(E/D)によりシステムバス19(b) 上の各信号線を
イネーブル/ディスエーブルする、バッファ素子により
構成されるバスイネーブル回路であり、ここではバッフ
ァ回路(BUF)と称す。
【0029】21及び22はそれぞれドッキングステー
ション(DS)20の構成要素をなすもので、21はド
ッキングステーション(DS)20内の拡張機能回路
(CEXT)、22はドッキングステーション電源(P
S)であり、従来と同様の構成をなす。
【0030】図2は本発明の第1実施例に於けるパーソ
ナルコンピュータ(PC)10側の処理手順を示すフロ
ーチャートである。図2に於いて、S11はドッキングス
テーション(DS)20に対して電源オン要求信号(P
ON−Req)を送信し、システムリセット信号(S−
RES)をアクティブにするステップである。
【0031】S12は電源オン要求信号(PON−Re
q)の送出から予め定められた所定の設定時間(Ts)
が経過したか否かを判断するステップであり、電源オン
要求信号(PON−Req)に対する応答としての電源
オン確認信号(PANK)を受けとるための待ち時間
(Ts)を確保している。
【0032】S13は電源オン要求信号(PON−Re
q)の送出から予め定められた所定の設定時間(Ts)
を経過してドッキングステーション(DS)20から電
源オン確認信号(PANK)が返ってきたか否かを判断
するステップである。
【0033】S14はドッキングステーションイネーブル
信号(E/D)をアクティブにするステップである。S
15はドッキングステーションイネーブル信号(E/D)
によりバッファ回路(BUF)13をイネーブルにする
ステップである。
【0034】S16はドッキングステーションイネーブル
信号(E/D)をインアクティブにするステップであ
る。S17はドッキングステーションイネーブル信号(E
/D)によりバッファ回路(BUF)13をディスエー
ブルにするステップである。
【0035】S18はシステムリセット信号(S−RE
S)をインアクティブにするステップである。ここで、
上記図1及び図2を参照して本発明の第1実施例に於け
る動作を説明する。
【0036】この実施例に於けるパーソナルコンピュー
タ(PC)10の動作に於いても、ドッキングステーシ
ョン(DS)20の接続有無をチェックし、システム回
路(CSYS)11へのシステムリセット信号(S−R
ES)及びドッキングステーションイネーブル信号(E
/D)を送信するまでの動作は上述した従来技術と同様
であるので、ここではその説明を省略する。
【0037】先ず、パーソナルコンピュータ(PC)1
0がドッキングステーション(DS)20に接続されて
いる場合の動作を説明する本発明の第1実施例に於ける
パーソナルコンピュータ(PC)10は、図6に示した
従来の構成と異なり、システムバス19の各種信号線に
バッファ回路(BUF)13を介在しており、制御回路
(CNT)12から出力されるドッキングステーション
イネーブル信号(E/D)によって、このバッファ回路
(BUF)13がオン/オフするようになっている。
【0038】ドッキングステーション(DS)20が接
続されている場合には、制御回路(CNT)12からの
ドッキングステーションイネーブル信号(E/D)がア
クティブになっており、このアクティブとなったドッキ
ングステーションイネーブル信号(E/D)により制御
回路(CNT)12をイネーブルにする。
【0039】この際は、システムバス19(b) 上の各種
信号線にも信号が出力されるようになり、システム回路
(CSYS)11からドッキングステーション(DS)
20内の拡張機能回路(CEXT)21へアクセスでき
るようになる。
【0040】次に、パーソナルコンピュータ(PC)1
0がドッキングステーション(DS)20に接続されて
いない場合を考える。この際は、制御回路(CNT)1
2からのドッキングステーションイネーブル信号(E/
D)がインアクティブになっており、従ってバッファ回
路(BUF)13はディスエーブルになる。
【0041】これにより、システム回路(CSYS)1
1からのシステムバス19上の各種信号線の信号はドッ
キングステーション(DS)20側へ出力されなくな
り、従ってドッキングステーション(DS)20内の拡
張機能回路(CEXT)21は使用できなくなる。
【0042】次に、パーソナルコンピュータ(PC)1
0が単体で動作(電源オン)している状態で、ドッキン
グステーション(DS)20に接続する場合を考える。
この場合も、上述した従来技術の場合と同様に、ドッキ
ングステーション(DS)20側の電源はオフしてお
り、システムバス19(b) 上の各種信号線はロウレベル
になっている。
【0043】この状態でパーソナルコンピュータ(P
C)10を接続しても、システム回路(CSYS)11
からのシステムバス19上の各種信号線はバッファ回路
(BUF)13がディスエーブルになっているため、ド
ッキングステーション(DS)20側の影響を受けない
ようになっている。
【0044】そのため、電源オンのまま、ドッキングス
テーション(DS)20に接続されても、システムバス
19上の各種信号線の状態が変えられることがないた
め、パーソナルコンピュータ(PC)10のシステム回
路(CSYS)11が暴走することはない。
【0045】このようにして、本発明の第1実施例によ
る構成によれば、パーソナルコンピュータ(PC)10
を電源オンのままドッキングステーション(DS)20
に接続でき、例えパーソナルコンピュータ(PC)10
を電源オンのまま誤ってドッキングステーション(D
S)20に接続しても実行中のプログラムが暴走しない
ため、データを失うことがなくなり、システムの操作
性、及びデータ破壊に対する安全性が向上する。
【0046】次に、本発明の第2実施例を図3及び図5
を参照して説明する。図3は本発明の第2実施例の構成
を示すブロック図である。この第2実施例に於いては、
システムバス19(a) にプルアップ抵抗によるプルアッ
プイネーブル回路(PUP)14を追加したものであ
る。
【0047】パーソナルコンピュータ(PC)10内部
のシステムバスは、放射電解強度を抑える目的や、バス
に接続されているICの入力容量、及び基板配線の容量
等により、信号波形が、図5(a)に示すような、きれ
いな矩形波にならず、同図(b)に示すように、かなり
鈍ってしまう。
【0048】このため、バッファ回路(BUF)13を
介して、ドッキングステーション(DS)20側へ信号
が出力されたときに、パーソナルコンピュータ(PC)
10内部で信号波形が鈍っていると、バッファ回路(B
UF)13で、信号の遅延を生じることがある。
【0049】このときの対策として、バスを構成する信
号線を10KΩ程度の抵抗でプルアップすると、図5
(b)に破線で示すような波形のなまりをある程度除去
する波形整形効果がある。この際のプルアップ抵抗で波
形整形した信号波形を図5(c)に示している。このよ
うな波形整形手段により、バッファ回路(BUF)13
の信号の遅延を大幅に改善できる。
【0050】しかしながら、上記図3に示す第2実施例
の構成に於いては、システムバス19上の各信号線にそ
れぞれプルアップ抵抗が常時接続されることから、消費
電力の点で問題を残す。
【0051】この点を改善した第3の実施例を図4に示
す。この図4に示す第3の実施例は、プルアップ抵抗に
よるプルアップイネーブル回路(PUP)14に、ドッ
キングステーションイネーブル信号(E/D)によりオ
ン/オフされるスイッチ回路(SW)15を介在したも
ので、ドッキングステーションイネーブル信号(E/
D)がアクティブになった場合のみスイッチ回路(S
W)15をスイッチオン状態にしている。
【0052】従って、パーソナルコンピュータ(PC)
10が単体で動作している場合には、このスイッチ回路
(SW)15がオフしており、無駄な消費電力を抑制す
ることができる。
【0053】このような構成とすることにより、ドッキ
ングステーションイネーブル信号(E/D)がイネーブ
ル状態にあるときに、ドッキングステーション(DS)
20へ接続されるバス19の信号線をプルアップして、
バッファ回路(BUF)13によりて生ずる信号遅延を
補い、かつ上記プルアップに伴う無駄な電力消費を抑制
して、上記図1に示す第1実施例の機能に加え、バスイ
ンタフェースの応答性をより向上できる。
【0054】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ポ
ータブルコンピュータと、その機能を拡張するドッキン
グステーション又はディスクステーションと称される拡
張ユニットとでなるコンピュータシステムに於いて、ポ
ータブルコンピュータが電源オンされた状態で拡張ユニ
ットに接続された場合であってもポータブルコンピュー
タが暴走せず、正常状態を維持したまま継続使用でき、
システム操作性の向上が図れる。
【0055】即ち、本発明によれば、パーソナルコンピ
ュータ側に、電源起動時に拡張ユニットに対し電源オン
の要求信号を送信するとともに、拡張ユニットからの応
答信号により、拡張ユニットの電源が立ち上がったか否
かを検出して、拡張ユニットイネーブル信号を発生する
制御回路と、制御回路からの拡張ユニットイネーブル信
号がイネーブル状態にあるとき拡張ユニットへ接続され
るシステムバスをイネーブル状態にするバスイネーブル
回路とを具備してなる構成としたことにより、ポータブ
ルコンピュータに拡張ユニットが接続された際のバスイ
ンタフェースの整合性を確立して、ポータブルコンピュ
ータが電源オンされた状態で拡張ユニットに接続された
場合であってもポータブルコンピュータが暴走せず、正
常状態を維持したまま継続使用できる。
【0056】又、本発明によれば、パーソナルコンピュ
ータ側に、電源起動時に拡張ユニットに対し電源オンの
要求信号を送信するとともに、拡張ユニットからの応答
信号により、拡張ユニットの電源が立ち上がったか否か
を検出して、拡張ユニットイネーブル信号を発生する制
御回路と、制御回路からの拡張ユニットイネーブル信号
がイネーブル状態にあるとき拡張ユニットへ接続される
システムバスをイネーブル状態にするバスイネーブル回
路と、拡張ユニットへ接続されるバスをプルアップする
プルアップイネーブル回路とを具備してなる構成とした
ことにより、拡張ユニットイネーブル信号がイネーブル
状態にあるときに拡張ユニットへ接続されるバスをプル
アップして、バスイネーブル回路により生ずる信号遅延
を補い、上記した機能に加えて、バスインタフェースの
応答性をより向上できる。
【0057】又、本発明によれば、パーソナルコンピュ
ータ側に、電源起動時に拡張ユニットに対し電源オンの
要求信号を送信するとともに、拡張ユニットからの応答
信号により、拡張ユニットの電源が立ち上がったか否か
を検出して、拡張ユニットイネーブル信号を発生する制
御回路と、制御回路からの拡張ユニットイネーブル信号
がイネーブル状態にあるとき拡張ユニットへ接続される
システムバスをイネーブル状態にするバスイネーブル回
路と、拡張ユニットへ接続されるバスをプルアップする
プルアップイネーブル回路、及び拡張ユニットイネーブ
ル信号により電源供給をオン/オフするスイッチ回路と
を具備してなる構成としたことにより、拡張ユニットイ
ネーブル信号がイネーブル状態にあるときに拡張ユニッ
トへ接続されるバスをプルアップして、バスイネーブル
回路により生ずる信号遅延を補い、かつ上記プルアップ
に伴う無駄な電力消費を抑制して、上記した機能に加
え、バスインタフェースの応答性をより向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】上記実施例に於けるパーソナルコンピュータ側
の処理手順を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第2,第3実施例の動作を説明するた
めの信号波形を示す図。
【図6】従来のシステム構成を示すブロック図。
【図7】従来のシステム構成に於ける動作を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ(PC)、11…システ
ム回路(CSYS)、12…制御回路(CNT)、13
…バッファ回路(BUF)、14…プルアップイネーブ
ル回路(PUP)、15…スイッチ回路(SW)、19
…システムバス、20…ドッキングステーション(D
S)、21…拡張機能回路(CEXT)、22…ドッキ
ングステーション電源(PS)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーソナルコンピュータと、その機能を
    拡張する拡張ユニットとでなるコンピュータシステムに
    於いて、パーソナルコンピュータ側に、電源起動時に拡
    張ユニットに対し電源オンの要求信号を送信するととも
    に、拡張ユニットからの応答信号により拡張ユニットの
    電源が立ち上がったか否かを検出して拡張ユニットイネ
    ーブル信号を発生する制御回路と、この制御回路からの
    拡張ユニットイネーブル信号がイネーブル状態にあると
    き拡張ユニットへ接続されるシステムバスをイネーブル
    状態にするバスイネーブル回路とを具備してなることを
    特徴するコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 パーソナルコンピュータと、その機能を
    拡張する拡張ユニットとでなるコンピュータシステムに
    於いて、パーソナルコンピュータ側に、電源起動時に拡
    張ユニットに対し電源オンの要求信号を送信するととも
    に、拡張ユニットからの応答信号により拡張ユニットの
    電源が立ち上がったか否かを検出して拡張ユニットイネ
    ーブル信号を発生する制御回路と、この制御回路からの
    拡張ユニットイネーブル信号がイネーブル状態にあると
    き拡張ユニットへ接続されるシステムバスをイネーブル
    状態にするバスイネーブル回路と、上記拡張ユニットへ
    接続されるバスをプルアップするプルアップイネーブル
    回路とを具備してなることを特徴するコンピュータシス
    テム。
  3. 【請求項3】 パーソナルコンピュータと、その機能を
    拡張する拡張ユニットとでなるコンピュータシステムに
    於いて、パーソナルコンピュータ側に、電源起動時に拡
    張ユニットに対し電源オンの要求信号を送信するととも
    に、拡張ユニットからの応答信号により拡張ユニットの
    電源が立ち上がったか否かを検出して拡張ユニットイネ
    ーブル信号を発生する制御回路と、この制御回路からの
    拡張ユニットイネーブル信号がイネーブル状態にあると
    き拡張ユニットへ接続されるシステムバスをイネーブル
    状態にするバスイネーブル回路と、上記拡張ユニットへ
    接続されるバスをプルアップするプルアップイネーブル
    回路、及び上記拡張ユニットイネーブル信号によりプル
    アップイネーブル回路の電源供給を電源供給をオン/オ
    フするスイッチ回路とを具備してなることを特徴するコ
    ンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 拡張ユニットが接続可能な拡張バスを備
    えたポータブルコンピュータに於いて、電源起動時に、
    拡張ユニットが接続されているか否かを判断する手段
    と、拡張ユニットが接続されているとき拡張バスをイネ
    ーブル状態にするバスイネーブル回路とを具備してなる
    ことを特徴するポータブルコンピュータ。
  5. 【請求項5】 拡張ユニットが接続可能な拡張バスを備
    えたポータブルコンピュータに於いて、電源起動時に、
    拡張ユニットが接続されているか否かを判断する手段
    と、拡張ユニットが接続されているとき拡張バスをイネ
    ーブル状態にするバスイネーブル回路と、上記拡張バス
    をプルアップするプルアップイネーブル回路とを具備し
    てなることを特徴するポータブルコンピュータ。
  6. 【請求項6】 拡張ユニットが接続可能な拡張バスを備
    えたポータブルコンピュータに於いて、電源起動時に、
    拡張ユニットが接続されているか否かを判断する手段
    と、拡張ユニットが接続されているとき拡張バスをイネ
    ーブル状態にするバスイネーブル回路と、上記拡張バス
    をプルアップするプルアップイネーブル回路、及び上記
    拡張ユニットイネーブル信号により上記プルアップイネ
    ーブル回路の電源供給をオン/オフするスイッチ回路と
    を具備してなることを特徴するポータブルコンピュー
    タ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007115286A (ja) * 1997-07-02 2007-05-10 Cypress Semiconductor Corp バスインタフェースシステム及びその方法
US7274565B2 (en) 1997-04-23 2007-09-25 Hitachi, Ltd. Information processing unit and information processing related units
WO2012137349A1 (ja) * 2011-04-08 2012-10-11 富士通株式会社 電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラム

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