JPH08123458A - テキスト音声変換システムの中断位置検索装置 - Google Patents

テキスト音声変換システムの中断位置検索装置

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JPH08123458A
JPH08123458A JP6256531A JP25653194A JPH08123458A JP H08123458 A JPH08123458 A JP H08123458A JP 6256531 A JP6256531 A JP 6256531A JP 25653194 A JP25653194 A JP 25653194A JP H08123458 A JPH08123458 A JP H08123458A
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JP
Japan
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text
conversion
interruption
text data
speech
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Application number
JP6256531A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Hoshino
恭祐 星野
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中断していた変換処理を再開する際、ユーザ
に面倒な操作を行わせることなく、中断位置を検索する
ことができるようにする。 【構成】 テキストデータ発生装置40の制御部42
は、中断変換命令を受けると、ファイル記憶部41から
1文字分づつテキストデータを読み出す。これと並行し
て、この制御部42は、読み出されたテキストデータを
1文字単位で逐次カウントする。この状態で、中断命令
が入力されると、制御部42は、文字数のカウント値を
文字数バッファ43に格納する。この後、中断が解除さ
れると、制御部42は、文字数バッファ43に格納され
ているカウント値に基づいて、中断位置を検索し、この
中断位置からテキストデータの読出しを再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テキストデータをテ
キストを音声で読み上げるための音声データに変換する
テキスト音声変換システムにおいて、中断した変換を再
開する際に、中断位置を検索するための中断位置検索装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声合成システムとして、出力語
彙の制限がないこと等からテキスト音声変換システムが
注目されている。このテキスト音声変換システムは、テ
キストデータ(テキストファイルの文字コード)を音声
データに変換することにより、テキストを音声で読み上
げることができるようにするものである。
【0003】このようなテキスト音声変換システムにお
いては、近年、電子出版物のような長いテキストファイ
ルの変換も行われるようになってきた。これに伴い、人
間が読書する場合と同様に、変換途中で、変換処理を一
時的に中断しなければならないことも多くなってきた。
【0004】中断した変換処理を再開する方法として
は、従来、 テキストファイルの先頭から再開する方法 テキストを画面に表示し、ユーザがこの画面を見な
がら中断箇所を検索し、 検索した中断箇所から再開
する方法 が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の方
法の場合、ユーザは、中断していた変換処理を再開する
たびに、毎回、テキストの先頭から読上げ音声を聞かな
ければならない。これにより、中断回数が多い場合や、
テキストが長く、しかも、中断位置がテキストの最後の
方にある場合、ユーザにとって読上げ音声を聞くことが
苦痛になるという問題があった。
【0006】また、この方法の場合、中断していた変換
処理を再開するたびに、テキストファイルの先頭からテ
キストデータを転送しなければならない。これにより、
テキストデータの発生装置が遠隔地に設けられる場合、
テキストデータを転送するための通信時間と通信コスト
が大きくなるという問題があった。
【0007】この問題は、の方法によれば、解決する
ことができる。しかしながら、このの方法の場合、ユ
ーザは、画面を見ながら、中断位置を検索しなければな
らないため、中断回数が多い場合や、テキストが長く、
しかも、中断位置がテキストの最後の方にある場合、検
索操作が苦痛になるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、テキスト音声変換システムにおいて、
変換時、逐次、その変換位置を監視する手段と、中断要
求が発生すると、その監視結果を保持する手段と、変換
処理の再開時、監視結果の保持情報に基づいて、変換処
理の中断位置を検索する手段を設けるようにしたもので
ある。
【0009】
【作用】上記構成においては、テキストデータを音声デ
ータに変換する際、逐次、その変換位置を監視する処理
が実行される。この状態で、変換処理の中断要求が発生
すると、そのときの変換位置が保持される。この後、中
断が解除されると、この保持情報に基づいて、中断位置
を検索する処理が実行される。
【0010】このような構成によれば、通常の読書にお
けるしおり的機能を得ることができるので、ユーザは、
何ら面倒な操作を行うことなく、中断位置を検索するこ
とができる。これにより、ユーザインタフェースを向上
させることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。
【0012】(0)テキスト音声変換システムの一例 まず、この発明が適用されるテキスト音声変換システム
の一例の構成及び動作を説明する。
【0013】(0−1)テキスト音声変換システムの一
例の構成 図2は、この発明が適用されるテキスト音声変換システ
ムの一例のハードウェア構成を示すブロック図であり、
図3は、その機能的構成を示すブロック図である。
【0014】図示のテキスト音声変換システムは、テキ
ストデータ発生装置とテキスト音声変換装置とからな
る。また、このシステムは、アクセントやイントネーシ
ョン等を付加することにより、機械的な音声ではなく、
実際の音声に近い音声を出力するようになっている。さ
らに、このシステムは、テキストとして、日本語文(漢
字仮名混じり文)を変換するようになっている。
【0015】すなわち、図2において、10は、テキス
トデータを発生するテキストデータ発生装置である。こ
のテキストデータ発生装置10は、例えば、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサにより構成されてい
る。20は、テキストデータ発生装置10から出力され
るテキストデータを音声データに変換するテキスト音声
変換装置である。
【0016】テキストデータ発生装置10は、ファイル
記憶部11と、制御部12と、データ出力部13を有
し、テキスト音声変換装置20は、データ入力部21
と、制御部22と、辞書記憶部23と、音声合成部24
と、音声出力部25を有する。
【0017】このような構成において、テキストデータ
発生装置10のファイル記憶部11に格納されているテ
キストデータは、制御部12により読み出された後、デ
ータ出力部13を介してテキスト音声変換装置20に供
給される。
【0018】テキスト音声変換装置20に供給されたテ
キストデータは、データ入力部21によって取り込ま
れ、内部バッファに一時保持される。内部バッファに保
持されたテキストデータは、制御部22によって読み出
され、辞書記憶部23に格納されている情報に基づい
て、音声合成用のパラメータ(以下、「合成パラメー
タ」という。)に変換される。
【0019】この合成パラメータは、音声合成部24に
よって音声波形データに変換される。この音声波形デー
タは、デジタル/アナログ変換器等を有する音声出力部
25により、アナログの音声データに変換された後、必
要に応じて、スピーカを介して音波として出力された
り、通信回線を介して送信される。
【0020】なお、制御部22は、例えば、中央処理装
置(以下、「CPU」という。)と、読出し専用メモリ
(以下、「ROM」という。)、ランダムアクセスメモ
リ(以下、「RAM」という。)とからなり、テキスト
データをソフトウェアによって合成パラメータに変換す
るようになっている。
【0021】テキスト音声変換装置20は、機能的に
は、図3に示すように、テキスト解析部31と、単語辞
書記憶部32と、合成パラメータ生成部33と、音声素
片記憶部34と、音声合成部35(24)と、音声出力
部36(25)とからなる。
【0022】すなわち、上述した制御部22は、テキス
ト解析部31と合成パラメータ生成部33として機能
し、辞書記憶部23は、単語辞書記憶部32と音声素片
記憶部34として機能する。
【0023】(0−2)テキスト音声変換システムの一
例の動作 上記構成において、テキストデータを音声データに変換
するための変換処理を説明する。
【0024】テキスト解析部31は、単語辞書記憶部3
2に格納されている単語辞書に利用して、漢字かな混じ
り文から、音韻韻律記号列(中間言語)を生成する。
【0025】より詳細に言えば、テキスト解析部31
は、まず、漢字仮名混じり文と単語辞書とを照合しなが
ら、漢字仮名混じり文を形態素解析することにより、こ
れを単語等の形態素に切り分ける。
【0026】次に、単語辞書に格納されている形態素
(単語)の表記、読み、品詞、アクセント位置、前後の
接続情報等に基づいて、自立語と自立語を接続したり、
自立語と付属語を接続したりして文節を作る。
【0027】また、文節と文節を接続することにより、
文章の読みを作る。その際に、文中のポーズ位置、アク
セント位置、強度等を決定することにより、入力文の読
み、アクセント、イントネーション、ポーズ等の情報を
文字列として記述した音韻韻律記号列を生成する。
【0028】合成パラメータ生成部33は、この音韻、
韻律記号列に基づいて、音声素片記憶部34から音声素
片(音の種類)を示すデータを取り出し、各音韻の継続
時間(音の長さ)を設定し、音韻、韻律記号列のアクセ
ント情報に基づいて、ピッチパターン(声の高さ)を決
定し、各句の長さ等に基づいて、振幅パタ−ン(音の強
弱)を決定することにより、これらの情報からなる合成
パラメータを生成する。
【0029】このうち、音声素片は、合成波形を作る為
の基本単位であり、これを接続することにより音声波形
が作られる。この音声素片は、音の種類に応じて様々な
ものが予め用意され、音声素片記憶部34に蓄積されて
いる。
【0030】音声合成部35は、合成パラメータに基づ
いて、音声波形データを生成する。音声出力部36は、
この音声波形データを内蔵バッファに一時保持した後、
所定速度のクロック信号に従ってデジタル/アナログ変
換することにより、アナログの音声データを得る。
【0031】以上が、この発明が適用されるテキスト音
声変換システムの一例である。
【0032】(1)第1の実施例 次に、この発明の第1の実施例を詳細に説明する。
【0033】(1−1)第1の実施例の概要 この発明は、変換に供されるテキストデータを逐次文字
単位でカウントし、変換処理の中断要求が発生すると、
このカウント値を保持し、変換処理を再開する場合、こ
の保持情報に基づいて、中断位置を検索するようにした
ものである。
【0034】(1−2)第1の実施例の構成 図1は、この実施例の構成を示すブロック図である。
【0035】図1において、40は、テキストデータを
発生するテキストデータ発生装置である。50は、この
テキストデータ発生装置40から出力されるテキストデ
ータを音声データに変換するテキスト音声変換装置であ
る。60は、ユーザがテキスト音声変換システムと会話
するための入出力装置である。この入出力装置60は、
例えば、ディスプレイやキーボード等からなる。
【0036】テキストデータ発生装置40において、4
1は、様々なテキストファイルが格納されるファイル記
憶部である。42は、テキストデータの読出し処理と、
テキスト音声変換装置50及び入出力装置60とのイン
タフェース制御と、この発明の特徴とする変換位置監視
処理、監視結果保持処理、中断位置検索処理等を実行す
る制御部である。この制御部42は、例えば、CPU
と、ROMと、RAM等により構成されている。
【0037】43は、制御部42でカウントされた文字
数が格納される文字数バッファである。44は、テキス
トデータ発生装置50及び入出力装置60との間で、テ
キストデータや命令等の情報をやりとりする入出力部で
ある。
【0038】図4は、文字数バッファ43の記憶構造を
示す図である。図示の如く、この文字数バッファ43
は、テキストファイルのファイル名が格納されるファイ
ル名格納領域431と、文字数のカウント値が格納され
るカウント値格納領域431を有する。
【0039】(1−3)第1の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0040】ユーザが入出力装置60を使って、中断変
換命令を入力すると、この中断変換命令は、テキストデ
ータ発生装置40の入出力部44を介して制御部42に
供給される。ここで、中断変換命令とは、テキストファ
イルの変換を指示する命令であって、なおかつ、中断し
ていた変換処理を再開する場合は、中断位置からの変換
を指示する命令である。
【0041】これに対し、この実施例では、テキストフ
ァイルの変換を指示する命令として、中断変換命令のほ
かに、ただの変換命令がある。この変換命令は、中断し
ていた変換処理を再開するか否かに関係なく、常に、テ
キストファイルの先頭からの変換を指示する命令であ
る。但し、この変換命令は、この発明の説明には関係が
ないので、以下の説明では、中断変換命令が入力された
場合について説明する。
【0042】制御部42は、この中断変換命令を受ける
と、図5に示すような処理を実行する。この図5の処理
においては、まず、変換命令に含まれるファイル名を持
つテキストファイルがファイル記憶部41に格納されて
いるか否かを判定する処理が実行される(ステップS1
1)。
【0043】格納されている場合は、そのファイル名が
文字数バッファ43のファイル名格納領域431に格納
されているファイル名と一致するか否かを判定する処理
が実行される(ステップS12)。この判定処理によ
り、中断変換命令が新たなテキストファイルの変換を指
示するものか、それとも、中断していた変換処理の再開
を指示するものかが判定される。
【0044】すなわち、中断変換命令が新たなテキスト
ファイルの変換を指示するものである場合、ファイル名
格納領域431には、ファイル名が格納されていない
か、あるいは、この命令に含まれるファイル名とは異な
るファイル名が格納されている。これに対し、中断変換
命令が、中断していた変換処理の再開を指示するもので
ある場合は、ファイル名格納領域431には、この命令
に含まれるファイル名と同じファイル名が格納されてい
る。
【0045】したがって、2つのファイル名を比較する
ことにより、中断変換命令が新たなテキストファイルの
変換を指示するものか、中断していた変換処理の再開を
指示するものかがわかる。
【0046】中断変換命令が新たなテキストファイルの
変換を指示するものである場合、すなわち、変換命令が
一致しない場合、このテキストファイルの先頭からテキ
ストデータを読み出す処理が実行される(ステップS1
3)。また、この場合は、この読出し処理と並行して、
この発明の特徴とする変換位置の監視処理と、監視結果
の保持処理が実行される。なお、この変換位置監視処理
と監視結果保持処理については、後で詳細に説明する。
【0047】これに対し、中断変換命令が中断していた
変換処理の再開を指示するものである場合、すなわち、
ファイル名が一致する場合は、この発明の特徴する変換
処理の中断位置を検索する処理が実行される(ステップ
S14)。なお、この中断位置検索処理については、後
で詳細に説明する。
【0048】この検索処理が終了すると、検索された中
断位置からテキストデータを読み出す処理が実行される
(ステップS15)。また、この場合も、この読出し処
理と並行して、この発明の特徴とする変換位置の監視処
理と、監視結果の保持処理が実行される(ステップS1
5)。なお、この変換位置監視処理と監視結果保持処理
については、後で詳細に説明する。
【0049】ステップS11において、テキストファイ
ルが格納されていないと判定されると、その旨を入出力
部44と入出力装置60を介してユーザに通知する処理
が実行される(ステップS16)。これにより、ユーザ
は、例えば、ファイル名の入力を間違えたことを知るこ
とができる。
【0050】以上が、中断変換命令が入力された場合の
制御部42の全体的な処理である。次に、図5のステッ
プS13の処理、すなわち、新たなテキストファイルの
変換処理を開始する場合のテキストデータ読出し処理
と、変換位置監視処理と、監視結果保持処理を、図6の
フローチャートを参照しながら、詳細に説明する。
【0051】図5のステップS12で、ファイル名が一
致しないと判定されると、制御部42は、テキスト音声
変換装置50に対して、テキストデータの転送を要求す
るデータ転送要求を供給する。このデータ転送要求に対
して、テキスト音声変換装置50からテキストデータの
転送を許可するデータ転送許可応答が返送されると、制
御部42は、図6に示す処理を実行する。
【0052】この図6に示す処理においては、まず、文
字数カウンタをリセットする処理が実行される(ステッ
プS21)。ここで、文字数カウンタとは、ファイル記
憶部41から読み出された文字の数をカウントするカウ
ンタである。
【0053】この文字数カウンタは、例えば、CPUの
内部レジスタの値をソフトウェアによってインクリメン
トすることによって実現することができる。また、この
ように、ソフトウェア的に実現する場合に限らず、ハー
ドウェアによって構成されるカウンタを制御部42に外
付けするようにしてもよい。
【0054】このリセット処理が終了すると、変換命令
に含まれるファイル名を文字数バッファ43のファイル
名格納領域431に格納する処理が実行される(ステッ
プS22)。これにより、新たに変換処理に供されるテ
キストファイルのファイル名が格納されることになる。
【0055】この格納処理が終了すると、変換命令に含
まれるファイル名を持つテキストファイルの先頭から1
文字分のテキストデータを読み出す処理が実行される
(ステップS23)。この読出し処理が終了すると、文
字数カウンタをインクリメントする処理が実行される
(ステップS24)。
【0056】なお、テキストデータが、例えば、シフト
JISコードである場合、2バイトで1文字が構成され
る。したがって、この場合、文字数カウンタは、テキス
トファイルの先頭から2バイト分のデータが読み出され
るたびにインクリメントされる。
【0057】このインクリメント処理が終了すると、ユ
ーザから変換処理の中断を指示する中断命令が送られて
きたか否かを判定する処理が実行される(ステップS2
5)。この中断命令は、入出力装置60からデータ入出
力部44を介して与えられる。
【0058】中断命令が送られてこなければ、テキスト
ファイルの終りまでテキストデータの読出しが終了した
か否かを判定する処理が実行される(ステップS1
6)。終了していなければ、ステップS23に戻り、次
の文字のテキストデータの読出しが実行される。
【0059】以下、同様に、中断命令が送られてくるま
で、あるいは、全ての文字の読出しが終了するまで、テ
キストデータの読出しと文字数カウンタのインクリメン
トが実行される。これにより、テキストは、先頭から1
文字分ずつ読み進められるとともに、その変換位置が逐
次監視されることになる。
【0060】この状態で、中断命令が送られてくると、
文字数カウンタのカウント値を文字数バッファ43のカ
ウント値格納領域432に格納する処理が実行される
(ステップS27)。これにより、中断要求が発生した
ときの変換位置を示す情報、すなわち、中断位置を示す
情報が文字数バッファ43に格納されることになる。
【0061】これに対し、中断命令を受信せず、かつ、
テキストデータの読出しが終了すると、文字数バッファ
43をリセットする処理が実行される(ステップS2
8)。これにより、この後、再び、同じテキストファイ
ルの変換が指示された場合に、この変換処理が、文字数
バッファ43に格納されているカウント値に対応する位
置から実行されてしまうことを防止することができる。
【0062】以上により、テキストデータの読出し処理
と、変換位置の監視処理と、監視結果の保持処理が終了
する。
【0063】なお、ステップS23で読み出されたテキ
ストデータは、入出力部44を介してテキスト音声変換
装置50に供給される。この場合、制御部42は、例え
ば、1文ごとに、同期をとりながら、テキストデータの
転送を実行する。すなわち、制御部42は、1文分のテ
キストデータの転送が終了すると、テキスト音声変換装
置50が文の終端を検出するのを待ち、テキスト音声変
換装置50が文の終端を検出すると、次の文を転送す
る。
【0064】次に、図5のステップS14の処理、すな
わち、中断位置検索処理について、図7を参照しなが
ら、詳細に説明する。
【0065】この中断位置検索処理は、指定されたテキ
ストファイルの先頭から1文字分ずつテキストデータを
読み出してカウントし、このカウント値と文字数バッフ
ァ43に格納されているカウント値を比較することによ
りなされる。
【0066】すなわち、図7においては、まず、文字数
カウンタをリセットする処理が実行される(ステップS
31)。このリセット処理が終了すると、中断変換命令
に含まれるファイル名を持つテキストファイルの先頭か
ら1文字分のテキストデータを読み出す処理が実行され
る(ステップS32)。
【0067】この読出し処理が終了すると、文字数カウ
ンタをインクリメントする処理が実行される(ステップ
S33)。このインクリメント処理が終了すると、文字
数カウンタのカウント値と文字数バッファ43のカウン
ト値格納領域432に格納されているカウント値を比較
し、両者が一致するか否かを判定する処理が実行される
(ステップS34)。
【0068】一致しない場合は、ステップS32に戻
り、次のテキストデータの読出しが実行される。以下、
同様に、2つのカウント値が一致するまで、テキストデ
ータの読出し処理と文字数カウンタのインクリメント処
理が実行される。これにより、変換処理の中断位置が検
出される。
【0069】次に、図5のステップS15の処理、すな
わち、変換処理を再開する場合のテキストデータ読出し
処理と、変換位置の監視処理と、監視結果の保持処理
を、図8を参照しながら、詳細に説明する。
【0070】制御部42は、中断位置を検索すると、テ
キスト音声変換装置50にデータ転送要求を転送し、こ
のテキスト音声変換装置50からデータ転送許可応答を
受けると、図8に示す処理を実行する。
【0071】この図8に示す処理においては、まず、中
断位置から1文字分のテキストデータを読み出す処理が
実行される(ステップS41)。すなわち、この図8に
おいては、図6と異なり、文字数カウンタをリセットす
る処理と、ファイル名を格納する処理が実行されない。
【0072】文字数カウンタをリセットする処理が実行
されないのは、この場合は、変換処理の中断前に読み出
された文字数に、変換処理の再開後に読み出された文字
数を累積加算していく必要があるからである。ファイル
名を格納する必要がないのは、このファイル名がすでに
格納されているからである。
【0073】この読出し処理が終了すると、図6の場合
と同様に、文字数カウンタのインクリメント処理(ステ
ップS42)と、中断命令の受信判定処理(ステップS
43)と、読出し終了判定処理(ステップS44)と、
カウント値格納処理(ステップS45)と、文字数バッ
ファ43のリセット処理(ステップS46)が適宜実行
される。なお、これらについては、図6で説明したの
で、説明を省略する。
【0074】(1−3)第1の実施例の効果 以上詳述したこの実施例によれば、次のような効果が得
られる。
【0075】 まず、この実施例によれば、テキスト
音声変換システムに対して、逐次、テキストファイルの
変換位置を監視し、中断要求が発生すると、そのときの
変換位置を示す情報を保持し、中断が解除されると、こ
の保持情報に基づいて、中断位置を検索する中断位置検
索装置を設けるようにしたので、テキストの音声変換に
おいて、通常の読書におけるしおり的な機能を得ること
ができる。
【0076】これにより、ユーザは、画面を見ながら中
断位置を検索するという面倒な操作を行う必要がないの
で、ユーザインタフェースを向上させることができる。
【0077】 また、この実施例によれば、変換位置
を監視する際、変換に供されるテキストデータを文字単
位でカウントすることにより監視するようにしたので、
文字数カウンタを設けるだけの簡単な構成により、変換
位置を監視することができる。
【0078】 また、この実施例によれば、テキスト
データ発生装置40に、この発明の特徴とする中断位置
検索装置を設けるようにしたので、テキスト音声変換装
置50としては、従来の装置を変更することなくそのま
ま使用することができる。
【0079】(2)第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例を詳細に説明する。
【0080】(2−1)第2の実施例の概要 先の第1の実施例では、変換に供されるテキストデータ
を文字単位でカウントすることにより、テキストファイ
ルの変換位置を監視する場合を説明した。
【0081】しかしながら、このような構成では、変換
処理を再開する場合、文の途中から再開されることがあ
る。このような場合、ユーザは、再開当初、文の意味を
把握できないことにより、違和感を感ずることがある。
【0082】そこで、この実施例は、変換に供されるテ
キストデータを文単位でカウントすることにより、テキ
ストファイルの変換位置を監視するようにしたものであ
る。
【0083】このような構成によれば、常に、文の先頭
から変換処理を再開することができるため、文の意味を
把握することができないことによって、違和感を感ずる
ことを極力防止することができる。
【0084】(2−2)第2の実施例の構成 図9は、この実施例の構成を示すブロック図である。な
お、図9において、先の図1と同一部には、同一符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0085】図9において、図1と異なる点は、テキス
トデータ発生装置70の構成にある。すなわち、このテ
キストデータ発生装置70は、ファイル記憶部71と、
制御部72と、文数バッファ73と、入出力部74を有
する。
【0086】ここで、ファイル記憶部71と入出力部7
4は、先の実施例のファイル記憶部41と入出力部44
とほぼ同じ機能を有する。これに対し、制御部72は、
文字単位ではなく、文単位でテキストデータをカウント
することにより、テキストファイルの変換位置を監視す
る。また、この監視結果は、文数バッファ73に格納さ
れる。
【0087】図10は、文数バッファ73の記憶構造を
示す図である。図示の如く、この文字数バッファ73
は、テキストファイルのファイル名が格納されるファイ
ル名格納領域731と、文数のカウント値が格納される
文数格納領域732を有する。
【0088】(2−3)第2の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0089】この実施例においても、制御部72の全体
的な処理は、第1の実施例と同様に、図5のフローチャ
ートで表される。しかし、この実施例においては、この
図5におけるステップS13,S14,S15の処理が
先の第1の実施例と異なる。したがって、以下の説明で
は、この図5におけるステップS13,S14,S15
の処理を中心に、この実施例の動作を説明する。
【0090】まず、この実施例におけるステップS13
の処理、すなわち、変換処理を新たに開始する場合のテ
キストデータの読出し処理と、変換位置の監視処理と、
監視結果の保持処理を、図11を参照しながら、詳細に
説明する。
【0091】この実施例においても、先の第1の実施例
と同様に、まず、文数カウンタをリセットする処理(ス
テップS51)と、ファイル名を格納する処理(ステッ
プS52)と、テキストファイルの先頭から1文字分の
テキストデータを読み出す処理(ステップS53)が順
次実行される。
【0092】ここで、文数カウンタとは、ファイル記憶
部71から読み出されたテキストデータを文単位でカウ
ントするためのカウンタである。この文数カウンタも、
第1の実施例の文字数カウンタと同様に、CPUの内部
レジスタや外付けのハードウェアを使って実現される。
【0093】1文字分のテキストデータの読出し処理が
終了すると、読み出された文字が文の終端を示す記号、
例えば、“。”,“.”,“!”,“?”か否かを判定
する処理が実行される(ステップS54)。終端記号で
なければ、先の第1の実施例と同様に、中断命令受信判
定処理(ステップS56)と、読出し終了判定処理(ス
テップS57)が順次実行される。
【0094】中断命令を受信せず、読出しも終了してい
なければ、ステップS53に戻り、次の1文字分のテキ
ストデータの読出しが実行される。以下、同様に、終端
記号が読み出されるまで、あるいは、中断命令を受信す
るまで、あるいは、読出しが終了するまで、上述したよ
うな処理が実行される。これにより、テキストファイル
は、1文字分づつ順次読み進められる。
【0095】この状態で、終端記号が読み出されると、
文数カウンタをインクリメントする処理が実行される
(ステップS55)。この後、中断命令受信判定処理
(ステップS56)と、読出し終了判定処理(ステップ
S57)が順次実行される。
【0096】中断命令を受信せず、読出しも終了してい
なければ、ステップS53に戻り、再び、次の1文字分
のテキストデータの読出し処理が実行される。以下、同
様に、字種が終端記号になるたびに、文数カウンタのイ
ンクリメントが実行される。これにより、テキストファ
イルの変換位置がファイル記憶部71から読み出された
文の数として、監視されることになる。
【0097】この状態で、中断命令が送られてくると、
文数カウンタのカウント値を文数バッファ73のカウン
ト値格納領域732に格納する処理が実行される(ステ
ップS58)。一方、テキストデータの読出しが終了す
ると、文数バッファ73をリセットする処理が実行され
る(ステップS59)。
【0098】以上により、新たに変換処理を開始する場
合のテキストデータ読出し処理と、変換位置監視処理
と、監視結果保持処理が終了する。
【0099】次に、この実施例における図5のステップ
S14の処理、すなわち、中断位置検索処理を、図12
のフローチャートを参照しながら、詳細に説明する。
【0100】この中断位置検索処理は、テキストファイ
ルの先頭から1文字分づつテキストデータを読み出し、
読み出されたテキストデータを文単位でカウントし、こ
のカウント値と文数バッファ73に格納されているカウ
ント値を比較することによりなされる。
【0101】すなわち、この中断位置検索処理において
は、まず、文数カウンタをリセットする処理が実行され
る(ステップS61)。この処理が終了すると、テキス
トファイルの先頭から1文字ずつテキストデータを読み
出す処理(ステップS62)と、終端記号が読み出され
たか否かを判定する処理(ステップS63)が繰り返し
実行される。
【0102】終端記号が読み出されると、文数カウンタ
をインクリメントする処理(ステップS64)と、この
文数カウンタのカウント値が文数バッファ73に格納さ
れているカウント値と一致するか否かを判定する処理
(ステップS65)が順次実行される。
【0103】一致しなければ、ステップS62に戻り、
再び、上述した処理が繰り返される。これにより、文数
カウンタは、終端記号が読み出されるたびに、インクリ
メントされる。この状態で、2つのカウント値が一致す
ると、中断位置が検索されたことになるので、中断位置
検索処理が終了する。
【0104】次に、この実施例における図5のステップ
S15の処理、すなわち、変換処理を再開する場合のテ
キストデータの読出し処理と、変換位置の監視処理と、
監視結果の保持処理を、図13のフローチャートを参照
しながら説明する。
【0105】この場合の処理は、文数カウンタをリセッ
トする処理が実行されない点と、ファイル名を格納する
処理が実行されない点と、中断位置からテキストデータ
の読出し処理が開始される点を除けば、新たに変換処理
を開始する場合の処理と同じである。
【0106】すなわち、この場合も、新たに変換処理を
開始する場合と同様に、テキストファイルの中断位置か
ら1文字分づつテキストデータを読み出す処理(ステッ
プS71)と、読み出されたテキストデータを文単位で
カウントする処理(ステップS72,S73)が実行さ
れる。
【0107】この処理は、中断命令を受信するまで、あ
るいは、読出しが終了するまで続行される(ステップS
74,S75)。この状態で、中断命令が受信される
と、カウント値の格納処理が実行され(ステップS7
6)、読出しが終了すると、文数バッファ73のリセッ
ト処理が実行される(ステップS77)。
【0108】(2−4)第2の実施例の効果 この実施例においても、先の第1の実施例と同様に、ユ
ーザインタフェースを向上させることができるととも
に、さらに、次のような効果を得ることができる。
【0109】すなわち、この実施例によれば、テキスト
データを文単位でカウントすることにより、変換位置を
監視するようにしたので、変換を再開する場合、常に、
文の先頭から再開することができる。これにより、文の
途中から変換が再開されることによる違和感をなくすこ
とができる。
【0110】(3)第3の実施例 次に、この発明の第3の実施例を詳細に説明する。
【0111】(3−1)第3の実施例の概要 先の第1,第2の実施例では、変換処理に供されるテキ
ストデータを所定のデータ長単位(文字単位や文単位)
でカウントすることにより、テキストファイルの変換位
置を監視する場合を説明した。
【0112】しかしながら、このような構成において
は、ユーザに中断位置の内容を画面あるいは音声で通知
しようとする場合、監視結果の保持情報に基づいて、中
断位置を検索しなければ通知することができない。
【0113】そこで、この実施例は、変換処理に供され
るテキストデータを、逐次、所定のデータ長単位で記憶
することにより、テキストファイルの変換位置を監視す
るようにしたものである。
【0114】このような構成によれば、監視結果の保持
情報そのものが中断位置の内容を示すので、これをユー
ザに通知するための構成を簡単に実現することができ
る。
【0115】(3−2)第3の実施例の構成 図14は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図14において、先の図1と同一部には、同一符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0116】図14において、図1と異なる点は、テキ
ストデータ発生装置90の構成にある。すなわち、この
テキストデータ発生装置90は、ファイル記憶部91
と、制御部92と、文バッファ93,94と、入出力部
95を有する。
【0117】ここで、ファイル記憶部91及び入出力部
94は、第1の実施例のファイル記憶部41及び入出力
44とほぼ同じ機能を有する。これに対し、制御部92
は、テキストデータをカウントするのではなく、例え
ば、記憶内容を順次更新するようにしながら、文単位で
テキストデータを記憶することにより、テキストファイ
ルの変換位置を監視する。この場合、制御部92は、フ
ァイル記憶部91から読み出したテキストデータを文バ
ッファ93に格納し、1文分の格納が終了すると、これ
を文バッファ94に複写する。
【0118】図15は、文バッファ93の記憶構造を示
す図である。図示のごとく、この文バッファ93は、1
文分のテキストデータを格納可能な文格納領域を有す
る。
【0119】図16は、文バッファ94の記憶構造を示
す図である。図示のごとく、この文バッファ94は、フ
ァイル名が格納されるファイル名格納領域941と、1
文分のテキストデータが格納される文格納領域942を
有する。
【0120】(3−3)第3の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0121】この実施例においても、制御部92の全体
的な処理は、第1の実施例と同様に、図5のフローチャ
ートで表される。しかし、この実施例においては、この
図5のステップS13,S14,S15の処理が第1の
実施例と異なる。したがって、以下の説明では、この図
5におけるステップS13,S14,S15の処理を中
心に、この実施例の動作を説明する。
【0122】まず、この実施例におけるステップS13
の処理、すなわち、変換を新たに開始する場合のテキス
トデータ読出し処理と、変換位置監視処理と、監視結果
保持処理を、図17を参照しながら、説明する。
【0123】この処理においては、まず、中断変換命令
で指定されたテキストファイルの先頭から1文字分のテ
キストデータを読み出す処理が実行される(ステップS
81)。この処理が終了すると、終端記号が読み出され
たか否かを判定する処理が実行される(ステップS8
2)。
【0124】終端記号が読み出されなければ、読み出さ
れたテキストデータを文バッファ93に格納する処理が
実行される(ステップS83)。この処理が終了する
と、ステップS81に戻り、次の文字のテキストデータ
の読出しが実行される。以下、同様に、終端記号が読み
出されるまで、上述した処理が繰り返される。
【0125】終端記号が読み出されると、文バッファ9
3に格納されている1文分のテキストデータを文バッフ
ァ94に複写する処理が実行される(ステップS8
4)。これにより、変換に供される1文分のテキストデ
ータが文バッファ94に格納されたことになる。
【0126】この処理が終了すると、文バッファ93に
格納されているテキストデータをテキスト音声変換装置
50に供給する処理が実行される(ステップS85)。
この処理が終了すると、中断命令受信判定処理(ステッ
プS86)と、読出し終了判定処理(ステップS87)
が順次実行される。
【0127】中断命令を受信せず、かつ、読出しが終了
していなければ、文バッファ93をリセットする処理が
実行される(ステップS88)。この処理が終了する
と、ステップS81に戻り、次の文の先頭から1文字分
のテキストデータを読み出す処理が実行される。
【0128】以下、同様に、中断命令が送られてくるま
で、あるいは、全文字の読出し処理が終了するまで、1
文分のテキストデータの読出し処理(ステップS81,
S82,S83)と、複写処理(ステップS84)と、
転送処理(ステップS85)が実行される。
【0129】これにより、文バッファ94には、常に、
変換に供される1文分のテキストデータが格納されるこ
とになる。したがって、この実施例では、この文バッフ
ァ94の記憶内容により変換位置が監視されることにな
る。
【0130】この状態で、中断命令が送られてくると、
文バッファ93をリセットする処理が実行される(ステ
ップS89)。但し、文バッファ94はリセットされな
い。これにより、中断命令が送られてきた場合の変換位
置を示す情報が文バッファ94に保持されることにな
る。その結果、中断が解除された場合、この文バッファ
94に格納されているテキストデータに基づいて、中断
位置を検索することができる。
【0131】一方、全文字分の読出しが終了した場合
は、文バッファ93のリセットのほかにも、文バッファ
94のリセットも実行される(ステップS90)。これ
は、この場合は、最後まで変換が終了したので、中断位
置を検索する必要がないからである。
【0132】次に、この実施例における図5のステップ
S14の処理、すなわち、中断位置検索処理を、図18
のフローチャートを参照しながら、詳細に説明する。
【0133】この検索処理は、テキストファイルの先頭
から1文字分づつテキストデータを読み出して、文バッ
ファ93に格納し、1文分のテキストデータが格納され
ると、これと文バッファ94の記憶内容を比較すること
によりなされる。
【0134】すなわち、この図18においても、図17
と同様に、テキストファイルの先頭から1文字分のテキ
ストデータを読み出す処理(ステップS101)と、終
端記号が読み出されたか否かを判定する処理(ステップ
S102)と、読み出したテキストデータを文バッファ
93に格納する処理(ステップS103)が順次実行さ
れる。
【0135】この状態で、終端記号が読み出されると、
文バッファ93に格納されているテキストデータと文バ
ッファ94に格納されているテキストデータを比較し、
両者が一致するか否かを判定する処理が実行される(ス
テップS104)。
【0136】一致しなければ、文バッファ93をリセッ
トする処理が実行される(ステップS105)。この処
理が終了すると、ステップS101に戻り、次の文のテ
キストデータの読出しが実行される。以下、同様に、文
バッファ93のテキストデータと文バッファ94のテキ
ストデータが一致するまで、上述した処理が繰り返され
る。この状態で、両者が一致すると、中断位置が検索さ
れたことになるので、中断位置検索処理が終了する。
【0137】次に、この実施例における図5のステップ
S15の処理、すなわち、変換処理を再開する場合のテ
キストデータの読出し処理と、変換位置の監視処理と、
監視結果の保持処理を説明する。
【0138】この処理は、テキストファイルの先頭では
なく、中断位置からテキストデータの読出しが開始され
る点を除けば、新たに変換を開始する場合の処理と同じ
である。したがって、この処理は、図17のフローチャ
ートと同じように表されるので、詳細な説明を省略す
る。
【0139】(3−4)第3の実施例の効果 この実施例においても、先の第2の実施例と同様に、文
の途中から変換処理が再開されることに起因する違和感
をなくすことができるとともに、さらに、次のような効
果を得ることができる。
【0140】すなわち、この実施例によれば、テキスト
データそのものが中断位置を示す情報として保持される
ので、ユーザに中断位置の内容を画面あるいは音声によ
って通知するための構成を簡単に実現することができ
る。
【0141】(4)第4の実施例 次に、この発明の第4の実施例を詳細に説明する。
【0142】(4−1)第4の実施例の概要 先の第1,第2,第3の実施例では、変換位置の監視結
果を保持する場合、1つのテキストファイルに関する監
視結果のみを保持する場合を説明した。
【0143】しかしながら、このような構成では、中断
直前に変換処理が実行されていたテキストファイルの変
換処理のみ再開することができ、以前に変換処理が中断
されたテキストファイルの変換処理を再開することがで
きない。
【0144】そこで、この発明は、変換位置の監視結果
を保持する場合、複数のテキストファイルに関する監視
結果を保持するようにしたものである。
【0145】このような構成によれば、監視結果が保持
されている限り、以前に変換処理が中断されたテキスト
ファイルの変換処理も再開することができる。
【0146】(4−2)第4の実施例の構成 図19は、この実施例の要部の構成を示す図である。な
お、この実施例は、先の第1,第2,第3のいずれの実
施例にも適用することが可能であるが、図19は、第1
の実施例に適用した場合を代表として示す。
【0147】すなわち、図19は、文字数のカウント値
が格納される文字数バッファ100の記憶構造を示す図
である。図示の如く、この実施例の文字数バッファ10
0は、複数のファイル情報格納領域A1,A2,A3,
…を有する。各ファイル情報格納領域A1,A2,A
3,…は、ファイル名が格納されるファイル名格納領域
a1と、文字数のカウント値が格納される文字数格納領
域a2を有する。
【0148】(4−3)第4の実施例の動作 上記構成においては、新たなテキストファイルの変換を
開始する場合、このテキストファイルのファイル名が、
複数のファイル情報格納領域A1,A2,A3,…のう
ち、空き領域となっている領域のファイル名格納領域a
1に格納される。この後、このテキストファイルの変換
が中断されると、文字数カウンタのカウント値が対応す
るカウント値格納領域a2に格納される。
【0149】なお、空き領域がない場合は、例えば、最
後に変換処理が再開された時点からの経過時間が最も長
いテキストファイルの情報を追い出して、そこに格納す
るいわゆるLRU方式が採用される。
【0150】(4−3)第4の実施例の効果 上記構成によれば、複数のテキストファイルに関する監
視結果を保持することができるので、複数のテキストフ
ァイルの変換処理を中断する場合であっても、文字数バ
ッファに中断位置情報が格納されている限り、各テキス
トファイルの変換処理を中断位置から再開することがで
きる。
【0151】(5)第5の実施例 次に、この発明の第5の実施例を詳細に説明する。
【0152】(5−1)第5の実施例の概要 先の第1,第2,第3,第4の実施例では、変換位置の
監視結果を保持する場合、1つのテキスト音声変換装置
に関するの監視結果を保持する場合を説明した。
【0153】しかしながら、このような構成では、1つ
のテキストデータ発生装置に複数のテキスト音声変換装
置を接続する場合であっても、1つのテキスト音声変換
装置についてしか、自動的に中断位置を検索することが
できない。
【0154】そこで、この実施例は、変換位置の監視結
果を保持する場合、複数のテキスト音声変換装置に関す
る監視結果を保持するようにしたものである。
【0155】このような構成によれば、1つのテキスト
データ発生装置に複数のテキスト音声変換装置を接続す
る場合、各テキスト音声変換装置の中断位置を自動的に
検索することができる。
【0156】(5−2)第5の実施例の構成 図20は、この実施例の要部の構成を示す図である。な
お、この実施例は、先の第1,第2,第3,第4の実施
例のいずれにも適用することができるが、図20は、第
4の実施例に適用する場合を代表として示す。
【0157】すなわち、この図20は、文字数のカウン
ト値が格納される文字数バッファの記憶構造を示す図で
ある。この文字数バッファは、それぞれ各テキスト音声
変換装置の中断位置情報が格納される複数の装置情報格
納領域B1,B2,…を有する。各装置情報格納領域B
1,B2,…は、それぞれ対応するテキスト音声変換装
置の装置名が格納される装置名格納領域Cと、それぞれ
各テキストファイルの中断位置情報が格納されるファイ
ル情報格納領域D1,D2,…を有する。
【0158】各ファイル情報格納領域D1,D2,…
は、それぞれ、先の第4の実施例と同様に、ファイル名
が格納されるファイル名格納領域d1と、文字数のカウ
ント値が格納される文字数格納領域d2を有する。
【0159】(5−2)第5の実施例の動作 上記構成においては、装置名の登録機能と検索機能が付
加される点を除けば、先の第4の実施例と同様の処理が
なされる。
【0160】(5−3)第5の実施例の効果 上記構成によれば、複数のテキスト音声変換装置の中断
位置情報を保持することができるので、1つのテキスト
データ発生装置に複数のテキスト音声変換装置を接続す
る場合であっても、中断位置情報が格納されている限
り、各テキスト音声変換装置の変換処理を中断位置から
再開することができる。
【0161】(6)第6の実施例 次に、この発明の第6の実施例を詳細に説明する。
【0162】(6−1)第6の実施例の概要 先の第1,第2,第3,第4,第5の実施例では、
入出力装置をテキストデータ発生装置に接続し、この入
出力装置からテキストデータ発生装置に直接中断変換命
令や中断命令を供給する場合を説明した。
【0163】しかしながら、このような構成では、テキ
ストデータ発生装置を遠隔地に設ける場合、このテキス
トデータ発生装置に命令を供給することができないの
で、中断位置自動検索機能を得ることができない。
【0164】そこで、この実施例では、入出力装置をテ
キスト音声変換装置に接続し、このテキスト音声変換装
置からテキストデータ発生装置に命令を転送するように
したものである。
【0165】このような構成によれば、テキストデータ
発生装置が遠隔地に設けられる場合であっても、この装
置に命令を供給することができるので、中断位置自動検
索機能を得ることができる。
【0166】 また、先の第1,第2,第3,第4,
第5の実施例では、ユーザから中断命令が与えられる場
合のみ、中断要求が発生したものとみなして、変換位置
を示す情報を保持する場合を説明した。
【0167】しかしながら、このような構成では、テキ
スト音声変換装置に中断事由が発生したために、本来な
ら、テキストデータ発生装置で中断処理(テキストデー
タの読出し停止処理、監視結果の保持処理等)を実行し
なければならない場合であっても、これを実行すること
ができない。
【0168】そこで、この実施例は、テキスト音声変換
装置に中断事由が発生した場合にも、中断処理を実行す
るようにしたものである。
【0169】なお、テキスト音声変換装置に中断事由が
発生した場合としては、例えばテキスト音声変換装置が
何らかの原因で一時的にテキストデータを受信すること
ができなくなった場合、電源がオフされた場合、バッテ
リが切れた場合等がある。
【0170】このような場合、テキストデータ発生装置
からのデータ転送要求に対して、テキスト音声変換装置
からは、データ転送不許可応答が返送されるか、何の応
答も返送されない。
【0171】この実施例は、この点に着目し、データ転
送要求に対する応答を監視することにより、テキスト音
声変換装置に中断事由が発生したか否かを判定し、中断
事由が発生した場合は、中断要求が発生したものとみな
して、中断処理を実行するようにしたものである。
【0172】(6−2)第6の実施例の構成 図21は、この第6の実施例の構成を示すブロック図で
ある。なお、この実施例は、先の第1,第2,第3,第
4,第5の実施例のいずれにも適用することができる
が、以下の説明では、第1の実施例に適用する場合を代
表として説明する。
【0173】図において、100は、テキストデータ発
生装置であり、110は、テキスト音声変換装置であ
り、120は、入出力装置である。テキストデータ発生
装置100において、101は、ファイル記憶部であ
り、102は、制御部であり、103は、文字数バッフ
ァである。104は、入出力部である。
【0174】テキスト音声変換装置110において、1
11は、テキストデータ発生装置110や入出力装置1
20との間で、テキストデータや命令等の情報をやりと
りする入出力部である。112は、テキストデータ発生
装置100や入出力装置120とのインタフェース制御
と、テキスト解析処理等を実行する制御部である。
【0175】ここで、この実施例の特徴とする構成を説
明すると、まず、この実施例の入出力装置120は、テ
キストデータ発生装置100ではなく、テキスト音声変
換装置110に接続されている。
【0176】また、テキスト音声変換装置110の制御
部112は、入出力装置120から中断変換命令や中断
命令が入力されると、これをテキストデータ発生装置1
00に転送する。
【0177】さらに、テキストデータ発生装置100の
制御部102は、データ転送要求に対して、テキスト音
声変換装置110の制御部112からデータ転送不可応
答が返送される場合と、何の応答も返送されない場合
も、中断処理を実行する。
【0178】(6−3)第6の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0179】まず、図22を参照しながら、ユーザから
与えられる中断命令によって、テキストデータ発生装置
100が中断処理を行う場合の動作を説明する。
【0180】ユーザが入出力装置120を使って中断変
換命令を入力すると、この命令は入入出力装置120か
ら入出力部111を介して制御部112に供給される。
制御部112は、この変換命令を受けると、これをテキ
ストデータ発生装置100の制御部102に転送する。
【0181】制御部102は、この中断変換命令を受け
ると、先の図5と同様に、この命令に含まれるファイル
名を持つテキストファイルがファイル記憶部101に登
録されているか否かを判定する。
【0182】登録されていなければ、これをユーザに通
知するための通知命令を制御部112に転送する。制御
部112は、この通知命令を受けると、テキストファイ
ルが登録されていないことを入出力装置120を介して
ユーザに通知するための処理を実行する。
【0183】これに対し、テキストファイルが登録され
ていると、制御部102は、先の図5と同様に、ファイ
ル名が一致するか否かを判定する。ファイル名が一致し
なければ、図5のステップS13の処理を実行し、一致
する場合は、図5のステップS14,S15の処理を実
行する。
【0184】ステップS13あるいはS15の処理を実
行する場合、制御部102は、上記の如く、制御部11
2にデータ転送要求を転送する。この様子を図22に示
す。制御部112は、このデータ転送要求を受けると、
データを受信可能である場合は、データ転送許可応答を
返送する。
【0185】制御部102は、このデータ転送許可応答
を受けると、中断変換命令に含まれるファイル名と文字
数バッファ103に格納されているファイル名が一致す
るか否かを判定する。
【0186】一致しなければ、テキストファイルの先頭
から1文字分づつテキストデータを読み出し、テキスト
音声変換装置110に転送するとともに、変換位置監視
処理を実行する。これに対し、一致すると、まず、中断
位置を検索し、次に、検索された中断位置から1文字分
づつテキストデータを読み出し、テキスト音声変換装置
110に転送するとともに、変換位置監視処理を実行す
る。
【0187】この状態で、1文分のテキストデータの転
送が終了すると、制御部102は、文の終端検出応答の
待ち状態となる。
【0188】一方、制御部112は、テキストデータを
受けると、これを音声データに変換するとともに、文の
終端を検出する処理を実行する。これは、上述したよう
な終端記号を検出することによりなされる。文の終端を
検出すると、終端検出応答を制御部102に返送する。
【0189】制御部102は、この終端検出応答を受け
ると、次の文のテキストデータの読出しと、変換位置監
視処理を実行する。以下、同様に、終端検出応答を受け
るたびに、1文分のテキストデータの転送との変換位置
監視処理が実行される。
【0190】この状態で、ユーザにより入出力装置12
0を使って、中断命令が入力されると、この中断命令
は、入出力装置120から入出力部111を介して制御
部112に供給される。制御部112は、この中断命令
を受けると、これを制御部102に転送する。
【0191】制御部102は、この中断命令を受ける
と、テキストデータの読出しを停止するとともに、文字
数カウンタのカウント値を文字数バッファ103に格納
する。これにより、変換処理を再開する場合は、第1の
実施例と同様に、中断位置から再開することができる。
【0192】以上が、ユーザから与えられる中断命令に
よって、テキストデータ発生装置100が中断処理を実
行する場合の動作である。
【0193】次に、図23を参照しながら、データ転送
要求に対して、データ転送不可応答が返送される場合
に、テキストデータ発生装置100が中断処理を行う場
合の動作を説明する。
【0194】テキスト音声変換装置110がテキストデ
ータを受信できない場合、制御部112は、テキストデ
ータ発生装置100からのデータ転送要求に対して、デ
ータ転送不可応答を返送する。
【0195】テキストデータ発生装置100の制御部1
02は、このデータ転送不可応答を受けると、中断変換
命令に含まれるファイル名が文字数カウンタに格納され
ていない場合は、すなわち、図5のステップS13の処
理を実行しようとしていた場合は、まず、文字数カウン
タをリセットする。次に、ファイル名と文字数カウンタ
のカウント値を文字数バッファ103に格納する。これ
により、文字数バッファ103には、変換の指示があっ
たテキストファイルのファイル名と、その先頭位置に相
当するカウント値が格納される。
【0196】これに対し、ファイル名が格納されている
場合、すなわち、図5のステップS15の処理を実行し
ようとしていた場合は、何もしない。これは、この場合
は、ファイル名と文字数カウンタのカウント値がすでに
文字数バッファ103に格納されているからである。
【0197】以上が、データ転送要求に対して、データ
転送不可応答が返送される場合に、テキストデータ発生
装置100が中断処理を行う場合の動作である。
【0198】次に、図24を参照しながら、データ転送
要求に対して、何の応答も返送されない場合に、テキス
トデータ発生装置100が中断処理を行う場合の動作を
説明する。
【0199】この場合は、データ転送要求が転送されて
から予め定めた応答監視時間が経過した後に、図23で
説明したような処理が実行される点を除けば、この図2
3の場合と同じである。したがって、この場合について
は、詳細な説明を省略する。
【0200】(6−4)第6の実施例の効果 以上詳述したこの実施例においても、先の第1の実施例
と同様の効果を得ることができるとともに、さらに、次
のような効果を得ることができる。
【0201】 まず、この実施例によれば、入出力装
置120をテキスト音声変換装置110に接続し、入出
力装置110から入力された中断変換命令や中断命令を
テキスト音声変換装置110からテキストデータ発生装
置100に転送するようにしたので、テキストデータ発
生装置100が遠隔地に設けられる場合であっても、こ
のテキストデータ発生装置100に命令を供給すること
ができる。
【0202】 また、この実施例によれば、データ転
送要求に対して、データ転送不可応答が返送される場合
や何の応答も返送されない場合も、中断要求が発生した
ものと見なして、中断処理を実行するようにしたので、
テキスト音声変換装置110に中断事由が発生した場合
も、テキストデータ発生装置100で中断処理を実行す
ることができる。
【0203】(7)第7の実施例 次に、この発明の第7の実施例を詳細に説明する。
【0204】(7−1)第7の実施例の概要 先の第1〜第6の実施例では、中断位置検索装置をテキ
ストデータ発生装置に設ける場合を説明した。これに対
し、この実施例は、中断位置検索装置をテキスト音声発
生装置に設けるようにしたものである。
【0205】(7−2)第7の実施例の構成 図25は、この実施例の構成を示すブロック図である。
【0206】なお、この実施例では、第1〜第4の実施
例で説明した中断位置検索装置のいずれも使用すること
ができるが、以下の説明では、第1の実施例で説明した
中断位置検索装置を用いる場合を代表として説明する。
【0207】また、この実施例は、入出力装置を第1の
実施例等のように、テキストデータ発生装置に接続する
場合と、第6の実施例のようにテキスト音声変換装置に
接続する場合のいずれにも適用することができるが、以
下の説明では、テキストデータ発生装置に接続する場合
に適用する場合を代表として説明する。
【0208】図25において、130は、テキストデー
タ発生装置であり、140は、テキスト音声変換装置で
あり、150は、入出力装置である。テキストデータ発
生装置130において、131は、ファイル記憶部であ
り、132は、制御部であり、133は入出力部であ
る。テキスト音声変換装置140において、141は、
入出力部であり、142は、制御部であり、143は、
文字数バッファである。
【0209】ここで、この実施例の特徴とする構成を説
明する。テキストデータ発生装置130の制御部132
は、入出力装置150から中断変換命令や中断命令を受
けると、これをテキスト音声変換装置140に転送す
る。テキスト音声変換装置140の制御部142は、制
御部132に代って、この発明の特徴とする変換位置監
視処理、監視結果保持処理、中断位置検索処理を実行す
る。
【0210】(7−2)第7の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。まず、図26のフ
ローチャートを参照しながら、テキストデータ発生装置
130の制御部132の動作を説明する。
【0211】ユーザが入出力装置150を使って中断変
換命令や中断命令を入力すると、この中断変換命令や中
断命令は、入出力装置130から入出力部133を介し
て制御部132に供給される。制御部132は中断変換
命令を受けると、図26に示すような処理を実行する。
【0212】この図26においては、まず、変換命令に
含まれるファイル名を持つテキストファイルがファイル
記憶部111に格納されている否かを判定する処理が実
行される(ステップS111)。格納されている場合
は、変換命令をテキスト音声変換装置140の制御部1
42に転送する処理が実行される(ステップS11
2)。
【0213】この処理が終了すると、図には示さない
が、テキスト音声変換装置140にデータ転送要求を転
送する処理が実行される。このデータ転送要求に対し
て、データ転送許可応答が返送されてくると、中断変換
命令により指定されたテキストファイルの先頭から1文
字分づつテキストデータを順次読み出し、テキスト音声
変換装置140に転送する処理が実行される(ステップ
S113)。
【0214】この処理は中断命令が送られてくるまで、
あるいは、全文字分の読出し処理が終了するまで続けら
れる(ステップS114,S115)。中断命令が送ら
れてくると、読出しを停止し、この命令を制御部142
に転送する処理が実行される(ステップS116)。
【0215】ステップS111で、テキストファイルが
格納されていないと判定されると、これをユーザに通知
する処理が実行される(ステップS118)。
【0216】以上が制御部132の動作である。次に、
図27,図28,図29のフローチャートを参照しなが
ら、テキスト音声変換装置140の制御部142の動作
を説明する。
【0217】図27は、制御部142が中断変換命令を
受けた場合の動作を示すフローチャートである。この図
27に示す処理は、テキストファイルが格納されている
か否かを判定する処理がない点と、テキストデータの読
出し処理がない点と、テキストファイルが格納されてい
ない旨を通知する処理がない点を除けば、図5の処理と
同じである。
【0218】すなわち、この図27においては、まず、
変換命令に含まれるファイル名と文字数バッファ143
に格納されているファイル名が一致するか否かを判定す
る処理が実行される(ステップS121)。
【0219】一致すれば、変換位置の監視処理と、監視
結果の保持処理が実行される(ステップS122)。こ
れに対し、一致しなければ、中断位置の検索処理が実行
される(ステップS123)。この処理が終了すると、
変換位置の監視処理と、監視結果の保持処理が実行され
る(ステップS124)。
【0220】図28は、図27のステップ122の処理
を示すフローチャートである。
【0221】この図28の処理は、1文字分のテキスト
データを読み出すたびにではなく、1文字分のテキスト
データを受信するたびに、文字数カウンタをインクリメ
ントする点を除けば、第1の実施例における図6の処理
と同じである。
【0222】すなわち、この処理においては、まず、文
字数カウンタのリセット処理(ステップS131)と、
ファイル名の格納処理(ステップS132)が順次実行
される。この後、1文字分のテキストデータを受信する
たびに、文字数カウンタをインクメントする処理が実行
される(ステップS133,S134)。
【0223】この処理は、中断命令を受信するか、全文
字分のテキストデータの受信が終了するまで続けられる
(ステップS135,S136)。中断命令を受信する
と、カウント値の格納処理が実行され(ステップS13
7)、全文字分の受信が終了すると、文字数バッファ1
43のリセット処理が実行される(ステップS13
8)。
【0224】図29は、図27のステップS123の処
理を示すフローチャートである。
【0225】この図29の処理は、1文字分のテキスト
データを読み出すたびにではなく、1文字分のテキスト
データを受信するたびに、文字数カウンタをインクリメ
ントする点を除けば、第1の実施例における図7の処理
と同じである。
【0226】すなわち、この図29においては、まず、
文字カウンタのリセット処理が実行される(ステップS
141)。この後、1文字分のテキストデータを受信す
るたびに、文字数カウンタのインクリメント処理が実行
される(ステップS142,S143)。この処理は、
カウント値が一致するまで続けられる。
【0227】図30は、図27のステップS124の処
理を示すフローチャートである。
【0228】この図30の処理は、1文字分のテキスト
データを読み出すたびにではなく、1文字分のテキスト
データを受信するたびに、文字数カウンタをインクリメ
ントする点を除けば、第1の実施例における図8の処理
と同じである。
【0229】すなわち、この処理においては、まず、1
文字分のテキストデータを受信するたびに、文字数カウ
ンタをインクメントする処理が実行される(ステップS
151,S152)。
【0230】この処理は、中断命令を受信するか、テキ
ストデータの受信が終了するまで、続けられる(ステッ
プS153,S154)。中断命令を受信すると、カウ
ント値の格納処理が実行され(ステップS155)、全
文字分の読出しが終了すると、文字数バッファ143の
リセット処理が実行される(ステップS156)。
【0231】(7−4)第7の実施例の効果 上記構成によれば、テキスト音声変換装置として、従来
のテキスト音声変換装置をほぼそのまま使用することが
できるという点を除けば、中断位置検索装置をテキスト
データ発生装置に設ける場合とほぼ同じ効果を得ること
ができるとともに、さらに次のような効果を得ることが
できる。
【0232】 まず、この実施例によれば、中断位置
検索装置をテキスト音声変換装置140に設けるように
したので、テキストデータ発生装置130として、従来
の装置をほぼそのまま使用することができる。
【0233】 また、この実施例によれば、中断位置
検索装置をテキスト音声変換装置140に設けるように
したので、第5の実施例のように、各テキスト音声変換
装置ごとに監視結果を保持するようにしなくても、1つ
のテキストデータ発生装置130に複数のテキスト音声
変換装置140を接続することができる。
【0234】なお、この実施例によれば、変換処理を中
断位置から再開する場合であっても、テキストファイル
の先頭からテキストデータを転送しなければならない。
しかし、中断位置までは、変換処理を行う必要がなく、
単に、データ転送のみを行えばよいので、通信時間や通
信コストが大きくなることはない。 (8)第8の実施例 次に、この発明の第8の実施例を詳細に説明する。
【0235】(8−1)第8の実施例の概要 先の実施例では、中断位置検索装置をテキストデータ発
生装置とテキスト音声変換装置のいずれか一方に設ける
場合を説明した。
【0236】これに対し、この実施例は、中断位置検索
装置のうちの変換位置監視手段と監視結果保持手段をテ
キスト音声変換装置に設け、中断位置検索手段をテキス
トデータ発生装置に設けるようにしたものである。
【0237】(8−2)第8の実施例の構成 図31は、この実施例の構成を示すブロック図である。
【0238】図において、160はテキストデータ発生
装置であり、170は、テキスト音声変換装置であり、
180は入出力装置である。テキストデータ発生装置1
60において、161はファイル記憶部であり、162
は制御部であり、163は入出力部である。テキスト音
声変換装置170において、171は入出力部であり、
172は制御部であり、173は、文字数バッファであ
る。
【0239】制御部162は、テキストデータの読出し
機能等のほかに、中断位置検索機能を有する。制御部1
72は、テキスト解析機能等のほかに、変換位置監視機
能と監視結果保持機能を有する。
【0240】(8−3)第8の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。まず、テキストデ
ータ発生装置160の制御部162の動作を説明する。
【0241】ユーザが入出力装置180を使って中断変
換命令や中断命令を入力すると、この中断変換命令や中
断命令は、入出力装置180から入出力部163を介し
て制御部162に供給される。制御部162は中断変換
命令を受けると、図32に示すような処理を実行する。
【0242】この図32においては、まず、変換命令に
含まれるファイル名を持つテキストファイルがファイル
記憶部161に格納されている否かを判定する処理が実
行される(ステップS161)。格納されている場合
は、中断変換命令を制御部172に転送する処理が実行
される(ステップS162)。
【0243】この処理が終了すると、制御部172から
読出し命令が送られてきたか否かを監視する処理が実行
される(ステップS163)。読出し命令が送られてく
ると、この命令が新たなテキストファイルの読出しを指
示するものか、変換の中断していたテキストファイルの
読出しを指示するものかを判定する処理が実行される
(ステップS164)。
【0244】新たなテキストファイルの読出しを指示す
るものであれば、このテキストファイルの先頭から1文
字分づつテキストデータを読み出し、文字数カウンタを
インクリメントする処理が実行される(ステップS16
5,S166)。この処理は、中断命令が送られてくる
まで、あるいは、全文字分の読出しが終了するまで続け
られる(ステップS167,S168)。
【0245】中断命令が送られてくると、読出し動作を
止めて中断命令を制御部172に転送する処理が実行さ
れる(ステップS169)。一方、読出しが終了する
と、読出し動作を止めて終了状態となる。
【0246】以上により、新たなテキストファイルの読
出しが指示される場合の処理が終了する。
【0247】これに対し、変換の中断していたテキスト
ファイルの読出しが指示された場合は、まず、中断位置
を検索する処理が実行される(ステップS170)。こ
の中断位置検索処理は、例えば、先の第1の実施例と同
様に、テキストファイルの先頭から1文字分ずつテキス
トデータを読み出しながら、その数をカウントし、その
カウント値と読出し命令に含まれるカウント値を比較す
ることによりなされる。
【0248】この処理が終了すると、新たなテキストフ
ァイルの読出しが指示される場合と同様に、テキストデ
ータの読出し処理(ステップS171)と、文字数カウ
ンタのインクリメント処理(ステップS172)と、中
断命令受信判定処理(ステップS173)と、読出し終
了判定処理(ステップS174)と、中断命令転送処理
(ステップS175)が実行される。
【0249】ステップS161で、テキストファイルが
格納されていないと判定されると、その旨をユーザに通
知する処理が実行される(ステップS175)。
【0250】以上により、変換処理の中断していたテキ
ストファイルの読出しが指示された場合の処理が終了す
る。
【0251】以上がテキストデータ発生装置160の制
御部162の動作である。次に、テキスト音声変換装置
170の制御部172の動作を説明する。
【0252】制御部172が中断変換命令を受けると、
この制御部172においては、図33に示すような処理
が実行される。
【0253】この図33においては、まず、中断変換命
令に含まれるファイル名と文字数バッファ173に格納
されているファイル名が一致するか否かを判定する処理
が実行される(ステップS181)。ファイル名が一致
しない場合は、まず、新たなテキストファイルの読出し
を指示する読出し命令を制御部162に転送する処理が
実行される(ステップS182)。
【0254】この処理が終了すると、第7の実施例にお
ける図28の処理と同様に、文字数カウンタをリセット
する処理(ステップS183)と、ファイル名を格納す
る処理(ステップS184)と、データ受信判定処理
(ステップS185)と、文字数カウンタインクリメン
ト処理(ステップS186)と、中断命令受信判定処理
(ステップS187)と、受信終了判定処理(ステップ
S188)と、カウント値格納処理(ステップS18
9)と、文字数バッファリセット処理(ステップS19
0)が実行される。
【0255】これに対し、ファイル名が一致する場合
は、変換の中断していたテキストファイルを読み出すこ
とを指示する読出し命令を制御部162に転送する処理
が実行される(ステップS191)。この読出し命令に
は、文字数バッファ173に格納されている文字数のカ
ウント値が含められる。この処理が終了すると、ステッ
プS185に移行し、ファイル名が一致しない場合と同
じ処理が実行される。
【0256】(8−4)第8の実施例の効果 上記構成においても、中断位置検索装置のうち、変換位
置監視手段と監視結果保持手段をテキスト音声変換装置
170に設けるようにしたので、先の第7の実施例と同
様に、監視結果を装置ごとに保持するような構成をとら
なくても、1つのテキストデータ発生装置に複数のテキ
スト音声変換装置を接続することができる。
【0257】(9)その他の実施例 以上、この発明の実施例をいくつか説明したが、この発
明は、上述したような実施例に限定されるものでない。
【0258】 例えば、先の第1,第2の実施例で
は、テキストデータを所定のデータ長単位でカウントす
ることにより、変換位置を監視する場合、文字単位ある
いは文単位でカウントする場合説明した。しかし、この
発明は、これとは異なる単位、例えば、フレーズ単位で
カウントするようにしてもよい。
【0259】 また、先の第3の実施例では、テキス
トデータを所定のデータ長単位で記憶することにより、
変換位置を監視する場合、文単位で記憶する場合を説明
した。しかし、この発明は、これとは異なる単位、例え
ば、フレーズ単位で記憶するようにしてもよい。
【0260】 また、先の実施例では、この発明を、
テキストデータから読み、アクセント、イントネーショ
ン等が記述された中間言語を生成し、この中間言語から
音声データを生成することにより、テキストデータを音
声データに変換するテキスト音声変換システムの中断位
置検索装置に適用する場合を説明した。
【0261】しかし、この発明は、テキストデータから
少なくとも読みが記述された中間言語を生成し、この中
間言語から音声データを生成することにより、テキスト
データを音声データに変換する簡易型のテキスト音声変
換システムの中断位置検索装置にも適用することができ
る。
【0262】 また、先の実施例では、この発明を、
テキストデータ発生装置とテキスト音声変換装置とから
なるテキスト音声変換システムの中断位置検索装置に適
用する場合を説明した。しかし、この発明は、例えば、
テキスト解析装置と規則合成装置とからなるようなテキ
スト音声変換システムの中断位置検索装置にも適用する
ことができる。
【0263】 このほかにも、この発明は、その要旨
を逸脱しない範囲で、種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0264】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
変換時、逐次変換位置を監視し、中断要求が発生する
と、この監視結果を保持し、中断が解除されると、この
保持情報に基づいて、中断位置を検索するようにしたの
で、ユーザに面倒な操作を行わせることなく、自動的に
中断位置を検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】テキスト音声変換システムの一例のハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図3】テキスト音声変換システムの一例の機能構成を
示すブロック図である。
【図4】第1の実施例の文字数バッファの記憶構造を示
す図である。
【図5】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施例の文数バッファの記憶構造を示
す図である。
【図11】第2の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】第2の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】第2の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】第3の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】第3の実施例の文バッファの記憶構造を示す
図である。
【図16】第3の実施例の文バッファの記憶構造を示す
図である。
【図17】第3の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図18】第3の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図19】第4の実施例の要部の構成を説明するための
図である。
【図20】第5の実施例の要部の構成を説明するための
図である。
【図21】第6の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図22】第6の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図23】第6の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図24】第6の実施例の動作を説明するための図であ
る。
【図25】第7の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図26】第7の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図27】第7の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図28】第7の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図29】第7の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図30】第7の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図31】第8の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図32】第8の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図33】第8の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
40,70,90,100,130,160…デテキス
トデータ発生装置 50,110,140,170…テキスト音声変換装置 60,120,150,180…入出力装置 41,71,91,101,131,161…ファイル
記憶部 42,72,92,102,112,132,142,
162,172…制御部 43,103,143,173…文字数バッファ 44,74,95,104,111,133,141,
163,171…入出力部 73…文数バッファ 93,94…文バッファ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキストデータをテキストを音声で読み
    上げるための音声データに変換するテキスト音声変換シ
    ステムに設けられ、 前記テキストデータを前記音声データに変換する際、逐
    次、その変換位置を監視する変換位置監視手段と、 変換処理の中断要求が発生すると、前記変換位置監視手
    段の監視結果を保持する監視結果保持手段と、 前記変換処理の再開時、前記監視結果保持手段の保持情
    報に基づいて、変換処理の中断位置を検索する中断位置
    検索手段とを具備したことを特徴とするテキスト音声変
    換システムの中断位置検索装置。
  2. 【請求項2】 前記変換位置監視手段は、変換処理に供
    されるテキストデータを所定のデータ長単位でカウント
    することにより、前記変換位置を監視するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のテキスト音声
    変換システムの中断位置検索装置。
  3. 【請求項3】 前記変換位置監視手段は、変換処理に供
    されるテキストデータを文字単位でカウントすることに
    より、前記変換位置を監視するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のテキスト音声変換システ
    ムの中断位置検索装置。
  4. 【請求項4】 前記変換位置監視手段は、変換処理に供
    されるテキストデータを文単位でカウントすることによ
    り、前記変換位置を監視するように構成されていること
    を特徴とする請求項2記載のテキスト音声変換システム
    の中断位置検索装置。
  5. 【請求項5】 前記変換位置監視手段は、変換処理に供
    されるテキストデータを所定のデータ長単位で逐次記憶
    することにより、前記変換位置を監視するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のテキスト音声
    変換システムの中断位置検索装置。
  6. 【請求項6】 前記変換位置監視手段は、変換処理に供
    されるテキストデータを文単位で逐次記憶することによ
    り、前記変換位置を監視するように構成されていること
    を特徴とする請求項5記載のテキスト音声変換システム
    の中断位置検索装置。
  7. 【請求項7】 前記監視結果保持手段は、複数のテキス
    トファイルに関する前記変換位置監視手段の監視結果を
    保持するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のテキスト音声変換システムの中断位置検索装
    置。
  8. 【請求項8】 前記テキスト音声変換システムは、 前記テキストデータを発生するテキストデータ発生装置
    と、 このテキストデータ発生手段から出力されるテキストデ
    ータを前記音声データに変換するテキスト音声変換装置
    とを具備し、 前記変換位置監視手段と、前記監視結果保持手段と、前
    記中断位置検索手段は、前記テキストデータ発生装置側
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の音声
    テキスト変換システムの中断位置検索装置。
  9. 【請求項9】 前記監視結果保持手段は、複数のテキス
    ト音声変換装置に関する前記変換位置監視手段の監視結
    果を保持可能なように構成されていることを特徴とする
    請求項8記載のテキスト音声変換システムの中断位置検
    索装置。
  10. 【請求項10】 前記中断要求は、前記テキストデータ
    発生装置に供給されることを特徴とする請求項8記載の
    テキスト音声変換システムの中断位置検索装置。
  11. 【請求項11】 前記中断要求は、前記テキスト音声変
    換装置から前記テキストデータ発生装置に転送されるこ
    とを特徴とする請求項8記載のテキスト音声変換システ
    ムの中断位置検索装置。
  12. 【請求項12】 前記テキスト音声変換システムは、 前記テキストデータを発生するテキストデータ発生装置
    と、 このテキストデータ発生装置から出力されるテキストデ
    ータを前記音声データに変換するテキスト音声変換装置
    とを具備し、 前記変換位置監視手段と、前記監視結果保持手段と、前
    記中断位置検索手段は、前記テキスト音声変換装置側に
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の音声テ
    キスト変換システムの中断位置検索装置。
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