JP3315539B2 - テキスト音声変換システムの未定義コード検出装置 - Google Patents

テキスト音声変換システムの未定義コード検出装置

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JP3315539B2 JP25653094A JP25653094A JP3315539B2 JP 3315539 B2 JP3315539 B2 JP 3315539B2 JP 25653094 A JP25653094 A JP 25653094A JP 25653094 A JP25653094 A JP 25653094A JP 3315539 B2 JP3315539 B2 JP 3315539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テキストデータをテ
キストを音声で読み上げるための音声データに変換する
テキスト音声変換システムにおいて、テキストデータか
ら音声データへの変換が不可能な未定義コードを検出す
る未定義コード検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声合成システムとして、出力語
彙の制限がないこと等から、テキスト音声変換システム
が注目されている。このテキスト音声変換システムは、
テキストデータ(テキストファイルの文字コード)をテ
キストを音声で読み上げるための音声データに変換する
システムである。
【0003】(A)従来のテキスト音声変換システムの
構成 図2は、従来のテキスト音声変換システムのハードウェ
ア構成を示すブロック図であり、図3は、その機能的構
成を示すブロック図である。
【0004】図示のテキスト音声変換システムは、テキ
ストデータ発生装置とテキスト音声変換装置とからな
る。また、このシステムは、アクセントやイントネーシ
ョン等を付加することにより、機械的な音声ではなく、
実際の音声に近い音声を出力するようになっている。さ
らに、このシステムは、テキストとして、日本語文(漢
字仮名混じり文)を変換するようになっている。
【0005】すなわち、図2において、10は、テキス
トデータを発生するテキストデータ発生装置である。こ
のテキストデータ発生装置10は、例えば、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサにより構成されてい
る。20は、テキストデータ発生装置10から出力され
るテキストデータを音声データに変換するテキスト音声
変換装置である。
【0006】テキストデータ発生装置10は、ファイル
記憶部11と、制御部12と、データ出力部13を有
し、テキスト音声変換装置20は、データ入力部21
と、制御部22と、辞書記憶部23と、音声合成部24
と、音声出力部25を有する。
【0007】このような構成において、テキストデータ
発生装置10のファイル記憶部11に格納されているテ
キストデータは、制御部12により読み出された後、デ
ータ出力部13を介してテキスト音声変換装置20に供
給される。
【0008】テキスト音声変換装置20に供給されたテ
キストデータは、データ入力部21によって取り込ま
れ、内部バッファに一時保持される。内部バッファに保
持されたテキストデータは、制御部22によって読み出
され、辞書記憶部23に格納されている情報に基づい
て、音声合成用のパラメータ(以下、「合成パラメー
タ」という。)に変換される。
【0009】この合成パラメータは、音声合成部24に
よって音声波形データに変換される。この音声波形デー
タは、デジタル/アナログ変換器等を有する音声出力部
25により、アナログの音声データに変換された後、必
要に応じて、スピーカを介して音波として出力された
り、通信回線を介して送信される。
【0010】なお、制御部22は、例えば、中央処理装
置(以下、「CPU」という。)と、読出し専用メモリ
(以下、「ROM」という。)、ランダムアクセスメモ
リ(以下、「RAM」という。)とからなり、テキスト
データをソフトウェアによって合成パラメータに変換す
るようになっている。
【0011】テキスト音声変換装置20は、機能的に
は、図3に示すように、テキスト解析部31と、単語辞
書記憶部32と、合成パラメータ生成部33と、音声素
片記憶部34と、音声合成部35(24)と、音声出力
部36(25)とからなる。
【0012】すなわち、上述した制御部22は、テキス
ト解析部31と合成パラメータ生成部33として機能
し、辞書記憶部23は、単語辞書記憶部32と音声素片
記憶部34として機能する。
【0013】(B)従来のテキスト音声変換システムの
動作 上記構成において、テキストデータを音声データに変換
するための変換処理を説明する。
【0014】(B−1)未定義コードが含まれていない
場合の動作 まず、テキストデータのデータ列に、単語辞書に登録さ
れていないテキストデータ、すなわち、音声データへの
変換が不可能な未定義コードが含まれていない場合の動
作について説明する。
【0015】テキスト解析部31は、単語辞書記憶部3
2に格納されている単語辞書に利用して、漢字かな混じ
り文から、音韻韻律記号列(中間言語)を生成する。
【0016】より詳細に言えば、テキスト解析部31
は、まず、漢字仮名混じり文と単語辞書とを照合しなが
ら、漢字仮名混じり文を形態素解析することにより、こ
れを単語等の形態素に切り分ける。
【0017】次に、単語辞書に格納されている形態素
(単語)の表記、読み、品詞、アクセント位置、前後の
接続情報等に基づいて、自立語と自立語を接続したり、
自立語と付属語を接続したりして文節を作る。
【0018】また、文節と文節を接続することにより、
文章の読みを作る。その際に、文中のポーズ位置、アク
セント位置、強度等を決定することにより、入力文の読
み、アクセント、イントネーション、ポーズ等の情報を
文字列として記述した音韻韻律記号列を生成する。
【0019】合成パラメータ生成部33は、この音韻、
韻律記号列に基づいて、音声素片記憶部34から音声素
片(音の種類)を示すデータを取り出し、各音韻の継続
時間(音の長さ)を設定し、音韻、韻律記号列のアクセ
ント情報に基づいて、ピッチパターン(声の高さ)を決
定し、各句の長さ等に基づいて、振幅パタ−ン(音の強
弱)を決定することにより、これらの情報からなる合成
パラメータを生成する。
【0020】このうち、音声素片は、合成波形を作る為
の基本単位であり、これを接続することにより音声波形
が作られる。この音声素片は、音の種類に応じて様々な
ものが予め用意され、音声素片記憶部34に蓄積されて
いる。
【0021】音声合成部35は、合成パラメータに基づ
いて、音声波形データを生成する。音声出力部36は、
この音声波形データを内蔵バッファに一時保持した後、
所定速度のクロック信号に従ってデジタル/アナログ変
換することにより、アナログの音声データを得る。
【0022】図4は、単語辞書記憶部32の機能的な構
成を示す図である。図示の如く、単語辞書記憶部32
は、標準辞書が格納される標準辞書記憶部321と、ユ
ーザ用拡張辞書(以下、「ユーザ辞書」という。)が格
納されるユーザ辞書記憶部と、これら2つの辞書記憶部
321,322を統合し、管理する辞書テーブルが格納
される辞書テーブル部323とから構成されている。
【0023】ここで、標準辞書とは、標準的な単語が予
め登録されている辞書である。したがって、この標準辞
書が格納される標準辞書記憶部321は、通常、ROM
で構成される。これに対し、ユーザ辞書とは、ユーザが
自由に単語を登録することができる辞書である。したが
って、このユーザ辞書が格納されるユーザ辞書記憶部3
22は、RAMで構成される。
【0024】(B−2)未定義コードが含まれる場合の
動作 次に、テキストデータのデータ列に、未定義コードが含
まれている場合の動作について説明する。
【0025】上述したように、形態素解析では、単語辞
書との照合が行われる。形態素解析法としては、最長一
致法などがある。標準辞書には、1文字レベルの形態素
まで登録されている。したがって、テキスト解析部31
に入力される漢字仮名混じり文は、1文字レベルの形態
素(以下、「単漢字」という。ここでいう単漢字とは、
ひらがな、カタカナ等も含む)まで解析を進めれば、切
り分けられる。
【0026】標準辞書には、その1文字が単語となり得
るかどうか(例えば、国語辞典に1文字の単語として登
録されているか、または、接頭語や接尾語として登録さ
れているかなど)を示す情報が登録されている。1文字
が単語となり得ない場合は、この文字は、その後、未知
語として処理される。
【0027】また、その他の未知語として、外字(例え
ば、JIS、シフトJIS、EUCなどの標準文字コー
ド以外の文字コード)がある。
【0028】すなわち、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ等のテキストデータ発生装置10において
は、一般に、記号や図表を作成するために、外字登録機
能が設けられている。この機能を使って作成された外字
は、標準辞書には登録されていない。したがって、当然
のことながら、このような文字コードは、テキスト解析
部31では、未知語として処理される。
【0029】未知語が単漢字である場合、標準辞書にそ
の読みが登録されている。したがって、この場合は、こ
の読みを用いて、その後の処理、すなわち、中間言語
(音韻、韻律記号列)の生成処理等が進められる。
【0030】これに対し、未知語が外字である場合は、
当然のことであるが、標準辞書にその読みが登録されて
いない。したがって、この場合は、中間言語生成処理等
を実行することができないため、テキストデータを音声
データに変換するための変換処理が中断する。
【0031】図5は、未知語の検出方法を示すフローチ
ャートである。この方法については、上述したので、こ
こでは、説明を省略する。
【0032】未定義コードの存在によって、変換処理が
中断した場合は、まず、未定義コードを検索し、次に、
検索された未定義コードを修正し(ユーザ辞書に登録
し)、この後、再度、変換処理を実行する必要がある。
【0033】図6は、未定義コードの検索、修正処理を
示すフローチャートである。図示の検索、修正処理にお
いては、テキスト解析処理(中間言語生成処理)を実行
し、この処理結果をユーザが目で見ながら、未定義コー
ドを検索するようになっている。
【0034】すなわち、この図6の検索、修正処理にお
いては、まず、テキストデータ発生装置10から送られ
てきたテキストデータをデータ入力部21の内部バッフ
ァに保持する処理が実行される(ステップS11)。こ
の後、このテキストデータをテキスト解析部31によっ
て中間言語に変換する処理が実行される(ステップS1
2)。この処理は、未定義コードが存在しても続行され
る。
【0035】この状態で、例えば、検索要求が与えられ
ると、それまでに生成された中間言語をテキストデータ
発生装置10に転送する処理が実行される(ステップS
13)。この転送処理が終了すると、ユーザは、送られ
てきた中間言語をディスプレイに表示し、この表示画面
を見ながら、中間言語に誤りがあるか否かを判定する
(ステップS14)。
【0036】誤りがあれば、すなわち、未定義コードが
見つかれば、これをユーザ辞書に登録する処理がなされ
る(ステップS15)。この処理が終了すると、ステッ
プS1に戻り、再び、上述した処理が実行される。
【0037】以下、同様に、ユーザから検索要求が発生
するたびに、テキスト解析処理を中断し、それまでの処
理結果に基づいて、未定義コードを検索し、未定義コー
ドが検索されると、これを修正し、この修正が終了する
と、再び、テキストファイルの先頭からテキスト解析処
理を実行するという動作が繰り返される。これにより、
すべての未定義コードが修正されると、合成パラメータ
生成処理(ステップS16)と、音声合成処理(ステッ
プS17)が順次実行される。
【0038】
【発が解決しようとする課題】以上、従来のテキスト音
声変換システムの構成及び動作を説明したが、このシス
テムには、次のような問題があった。
【0039】 まず、テキストデータに未定義コード
が含まれていると、変換処理が中断してしまうという問
題があった。
【0040】 また、上記のように、変換処理が中断
してしまうために、未定義コード以外の部分だけを読ま
せたいと思っても読ませることができないという問題が
あった。例えば、図、表等を含むテキストの文字部分だ
けを読ませたいと思っても、読ませることができないと
いう問題があった。
【0041】 また、変換処理が中断したとき、中断
原因がわからないため、図6の処理、すなわち、未定義
コードの検索、修正処理を開始するまで時間がかかる場
合があるという問題があった。
【0042】以上の問題は、図6の検索、修正処理を実
際の変換処理を行う前に実行するようにすれば、解決す
ることができる。すなわち、このようにすれば、常に、
未定義コードを含まないテキストデータを変換処理に供
することができるからである。
【0043】しかしながら、図6の検索、修正処理で
は、テキスト解析処理を利用して、未定義コードを検出
し、この処理結果を目視することにより、未定義コード
を検索するようになっている。
【0044】また、この検索、修正処理では、検索され
た未定義コードを修正し、テキスト解析処理を再開する
場合、常に、テキストファイルの先頭から再開するよう
になっている。
【0045】したがって、この図6の検索、修正処理で
は、テキスト解析処理を開始してから、すべての未定義
コードの修正が終了するまで、時間がかかるという問題
があった。これにより、この図6の検索、修正処理を実
際の変換処理を実行する前に実行することは、未定義コ
ードを含むテキストデータと含まないテキストデータが
混在する状況下では、実用的でないという問題があっ
た。
【0046】以上から、テキスト音声変換システムにお
いては、未定義コードの検出を開始してから修正が終了
するまでの時間を短縮することができる装置が望まれ
る。
【0047】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、請求項1に係る発
明は、テキストデータを音声データに変換するテキスト
音声変換システムにおいて、変換処理とは別に、テキス
トデータから未定義コードを検出する手段と、未定義コ
ードが検出されると、所定のタイミングで、検出処理を
中断して、その検出結果をユーザに通知する手段とから
なる未定義コード検出装置を設けるようにしたものであ
る。
【0048】(2) また、請求項2に係る発明は、テ
キストデータから少なくともテキストの読みが記述され
た中間言語を生成し、この中間言語から音声データを生
成することにより、テキストデータを音声データに変換
するテキスト音声変換システムにおいて、変換処理とは
別に、テキストデータから未定義コードを検出する手段
と、未定義コードが検出されない場合、中間言語の生成
処理を起動する手段と、未定義コードが検出されると、
所定のタイミングで、検出処理を中断して、その検出結
果をユーザに通知する手段と、未定義コードが検出され
ると、それまでの中断言語生成処理の処理結果を保持す
る手段と、中断していた検出処理を再開する場合、この
処理を中断原因となった未定義コードの位置から起動す
る手段とからなる未定義コード検出装置を設けるように
したものである。
【0049】
【作用】
(1) 請求項1に係る発明においては、テキストデー
タを音声データに変換する処理とは別に、テキストデー
タから未定義コードを検出する処理が実行される。この
検出処理により、未定義コードが検出されると、所定の
タイミングで、検出結果をユーザに通知する処理が実行
される。
【0050】このような構成によれば、変換処理とは別
に、未定義コードの検出処理が実行されるので、未定義
コードを迅速に検出することができる。また、未定義コ
ードが検出されると、その検出結果がユーザに通知され
るので、ユーザは、未定義コードを迅速に検索すること
ができる。
【0051】これにより、この発明によれば、未定義コ
ードの検出を開始してからその修正が終了するまでの時
間を短縮することができる。その結果、未定義コードを
含むテキストデータと含まないテキストデータが混在す
る状況下でも、実際の変換処理に先立って、未定義コー
ドの検索、修正処理を行うことができる。
【0052】以上から、この発明によれば、変換処理を
開始する前に、未定義コードが修正されたテキストデー
タを得ることができるので、未定義コードを含むテキス
トデータが変換処理に供されることに起因する問題が生
じないようにすることができる。
【0053】(2) 請求項2に係る発明においては、
テキストデータを音声データに変換する処理とは別に、
テキストデータから未定義コードを検出する処理が実行
される。この検出処理により、未定義コードが検出され
なければ、中間言語の生成処理が起動される。
【0054】これに対し、未定義コードが検出される
と、所定のタイミングで、検出処理を中断して、検出結
果をユーザに通知する処理が実行される。また、未定義
コードが検出された時点で、それまでの中間言語生成処
理の処理結果が保持される。この後、未定義コードが修
正され、検出処理の再開要求が発生すると、この検出処
理は中断原因となった未定義コードの位置から起動され
る。
【0055】このような構成によれば、未定義コードが
検出されると、その検出結果がユーザに通知されるの
で、ユーザによる未定義コードの検索時間を短縮するこ
とができる。また、未定義コードが検出されると、それ
までの中間言語生成処理の処理結果を保持するようにし
たので、中断していた中間言語の生成処理を再開する場
合、未定義コードの検出処理と同様に、中断原因となっ
た未定義コード位置から再開することができる。
【0056】これにより、この発明によれば、中間言語
の生成処理を未定義コードの検出処理と並行して行うに
もかかわらず、未定義コードの検出を開始してからその
修正が終了するまでの時間を短縮することができる。そ
の結果、請求項1に係る発明と同様、変換処理を開始す
る前に、未定義コードが修正されたテキストデータを得
ることができるので、未定義コードを含むテキストデー
タが変換処理に供されることに起因する問題が生じない
ようにすることができる。
【0057】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を詳細に説明する。
【0058】(1)第1の実施例 まず、この発明の第1の実施例を説明する。
【0059】(1−1)第1の実施例の概要 この実施例は、変換処理とは別に、テキストデータから
未定義コードを検出する手段と、未定義コードが検出さ
れると、その時点で、ビープ音を発生することにより、
未定義コードが検出された旨をユーザに通知する手段と
を設けるようにしたものである。
【0060】(1−2)第1の実施例の構成 図1は、この実施例の構成を示すブロック図である。
【0061】図において、40は、テキストデータを発
生するテキストデータ発生装置である。このテキストデ
ータ発生装置40は、例えば、ワードプロセッサやパー
ソナルコンピュータからなる。50は、このテキストデ
ータ発生装置40から出力されるテキストデータを音声
データに変換するテキスト音声変換装置である。
【0062】テキストデータ発生装置40において、4
1は、様々なテキストファイルが格納されるファイル記
憶部である。42は、テキストデータの読出し処理やテ
キスト音声変換装置50とのインタフェース制御等を実
行する制御部である。この制御部42は、例えば、CP
U、ROM、RAM等により構成されている。
【0063】43は、テキスト音声変換装置50との間
で、テキストデータや命令等の情報をやりとりするデー
タ入出力部である。44は、キーボードやディスプレイ
等によって構成される入出力装置部である。
【0064】テキスト音声変換装置50において、51
は、テキストデータ発生装置40との間で、テキストデ
ータや命令等の情報をやりとりするデータ入出力部であ
る。52は、テキスト解析処理、合成パラメータ生成処
理、未定義コードの検出処理、ビープ音発生部駆動処理
等を実行する制御部である。53は、ビープ音を発生す
るビープ音発生部である。
【0065】(1−3)第1の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。なお、以下の説明
では、テキストデータがシフトJISコードである場合
を代表として説明する。
【0066】ユーザにより、テキストデータ発生装置4
0の入出力装置部44を介して検出命令が入力される
と、制御部42からテキスト音声変換装置50にデータ
転送要求が転送される。ここで、検出命令とは、未定義
コードの検出処理の実行を指示する命令である。
【0067】これにより、テキスト音声変換装置50に
おいては、制御部52により、テキストデータを受信可
能か否かを判定する処理が実行される。受信可能であれ
ば、制御部52からテキストデータ発生装置40にデー
タ転送許可応答が返送される。
【0068】これにより、テキストデータ発生装置40
においては、制御部42により、ファイル記憶部41に
格納されているテキストデータを読み出す処理が実行さ
れる。これにより、検出命令で指定されるテキストファ
イルの先頭から1文字分づつテキストデータが読み出さ
れる。このテキストデータは、データ入出力部43を介
して、テキスト音声変換装置50に転送される。
【0069】テキスト音声変換装置50に転送されたテ
キストデータは、文字列入力処理によって装置内部に取
り込まれ、データ入出力部51の内部に設けられたテキ
ストデータバッファ511に一時保持される。このバッ
ファ511に保持されたテキストデータは、制御部52
による未定義コード検出処理に供される。
【0070】なお、テキストデータの転送は、例えば、
1文ごとに同期をとりながら行われる。すなわち、制御
部42は、1文分のテキストデータの転送を終了する
と、御部52が文の終端を検出するのを待ち、制御部5
2が文の終端を検出すると、次の文の転送を開始する。
【0071】図7は、制御部52により実行される未定
義コード検出処理を示すフローチャートである。
【0072】この図7に示す未定義コード検出処理は、
制御部52が上述したデータ転送許可応答を返送するこ
とにより開始される。この処理においては、まず、テキ
ストデータバッファ511をリセットする処理(ステッ
プS31)と、テキストバッファ511に格納されてい
るテキストデータを1文字分読み出す処理(ステップS
32)と、読み出されたテキストデータをゼロオリジン
化する処理(ステップS32)が順次実行される。
【0073】ここで、ゼロオリジン化処理とは、シフト
JISコード表上で、F1バイト“7Fh”(hは、1
6進を示す。)が欠番となっているのを補い、このシフ
トJISコード表を連続したコード表に変換する処理を
いう。
【0074】例えば、「円」は、シフトJISコードで
“897Eh”であり、「園」は、“8980h”であ
る。この2文字は、シフトJISコード表上では、連続
しているが、“897Fh”が欠番となっているため、
このままある定数を引いても連続することはない。
【0075】そこで、「円」からは「8140h」(シ
フトJISコードのスタートデータ)を引き、「園」か
らは「8141h」を引く。すると、「円」は、ゼロオ
リジン化処理後には“083Eh”となり、「園」は、
“083Fh”となり、両者を連続させることができ
る。
【0076】このゼロオリジン化処理が終了すると、テ
キストデータが未定義コードか否かを判定する処理が実
行される(ステップS34)。この判定は、例えば、テ
キストデータが0000h〜2961hの範囲に収まる
か否かを判定することによりなされる。これは、シフト
JISコードをゼロオリジン化処理すると、このコード
が0000h〜2961hの範囲に収まるからである。
【0077】未定義コードでない場合は、テキストファ
イルに含まれるすべての文字について、テキストデータ
が未定義コードか否かの判定処理が終了したか否かを判
定する処理が実行される(ステップS35)。終了して
いなければ、ステップS31に戻り、次の文字のテキス
トデータに対して、再び、上述したような処理が実行さ
れる。以下、同様に、未定義コードが検出されるまで、
あるいは、全文字につき、未定義コード検出処理が終了
するまで、上述したような処理が繰り返される。
【0078】この状態で、未定義コードが検出される
と、ビープ音発生部53を駆動する処理が実行される
(ステップS36)。これにより、未定義コードが検出
された時点で、その旨がユーザに通知される。
【0079】ユーザは、ビープ音が発生すると、その発
生タイミングに基づいて、未定義コードを検索し、検索
された未定義コードを修正する。この後、ユーザは、再
び、検出命令を入力する。これにより、再び、上述した
処理が実行される。以下、同様に、ビープ音が発生する
たびに、上述した処理が繰り返される。
【0080】この状態で、未定義コードが検出されず、
かつ、全文字について、未定義コード検出処理が終了す
ると、その旨をテキストデータ発生装置40に通知する
処理が実行される(ステップS37)。これにより、制
御部42によって、ユーザに未定義コードが検出されな
い旨が通知する処理が実行される。
【0081】ユーザは、この通知を受けると、入出力装
置部44を介して、変換命令を入力する。ここで、変換
命令とは、テキストデータを音声データに変換すること
を指示する命令である。これにより、ファイル記憶部4
1からテキストデータが読み出され、このテキストデー
タは、テキスト音声変換装置50によって音声データに
変換される。
【0082】なお、テキストデータ発生装置40の制御
部42は、未定義コードの検出処理が行われている間、
入出力装置部44のディスプレイにテキストを表示し、
かつ、テキストデータの読出し位置をカーソルを表示す
るようになっている。
【0083】これにより、ユーザは、未定義コードか否
かの判定処理を受けているテキストデータに対応する文
字あるいはその近傍の文字を知ることができるので、ビ
ープ音が出力された時点で、簡単に、未定義コードを検
索することができる。
【0084】(1−4)第1の実施例の効果 以上詳述したこの実施例によれば、次のような効果が得
られる。
【0085】 まず、この実施例によれば、変換処理
とは別に、未定義コードの検出処理を実行するようにし
たので、未定義コードを迅速に検出することができる。
また、未定義コードが検出されると、その旨をユーザに
通知するようにしたので、ユーザは、未定義コードを迅
速に検索することができる。
【0086】これにより、この実施例によれば、未定義
コードの検出を開始してからその修正が終了するまでの
時間を短縮することができる。その結果、未定義コード
を含むテキストデータと含まないテキストデータが混在
する状況下でも、実際の変換処理に先立って、未定義コ
ードの検索、修正処理を行うことができる。
【0087】以上から、この実施例によれば、変換処理
を開始する前に、未定義コードが修正されたテキストデ
ータを得ることができるので、未定義コードを含むテキ
ストデータが変換処理に供されることに起因する問題が
生じないようにすることができる。
【0088】 また、この実施例によれば、未定義コ
ードが検出されると、ビープ音を発生することにより、
その旨をユーザに通知するようにしたので、未定義コー
ドが検出された旨をユーザに通知するための手段を簡単
に構成することができる。
【0089】 また、この実施例によれば、未定義コ
ードの検出処理が行われている間、テキストを表示し、
この表示画面上で、テキストデータの読出し位置をカー
ソルで表示するようにしたので、単にビープ音を発生す
る場合より、未定義コードを容易に検索することができ
る。
【0090】(2)第2の実施例 次に、この発明の第2の実施例を説明する。
【0091】(2−1)第2の実施例の概要 先の実施例では、未定義コードが検出されると、ビープ
音を発生することにより、未定義コードが検出された旨
をユーザに通知する場合を説明した。
【0092】しかしながら、このような構成では、ユー
ザは、未定義コードの概略的な位置しか知ることができ
ないため、未定義コードの検索時間が長くなる場合があ
る。この問題は、上記の如く、テキストを表示し、その
表示画面上で、テキストデータの読出し位置をカーソル
で表示するようにすれば解決することができるが、この
ような構成では、構成が複雑になることがある。
【0093】そこで、この実施例は、未定義コードの検
出処理と並行して、その位置を検出する処理を実行し、
未定義コードが検出されると、その時点で、未定義コー
ドの位置をユーザに通知するようにしたものである。
【0094】このような構成によれば、テキストデータ
の読出し位置を常時表示することなく、ユーザに未定義
コードの正確な位置を知らせることができるので、簡単
な構成により、未定義コードの検索時間を短縮すること
ができる。
【0095】(2−2)第2の実施例の構成 図8は、この実施例の構成を示すブロック図である。
【0096】図において、60は、テキストデータ発生
装置であり、70は、テキスト音声変換装置である。テ
キストデータ発生装置60において、61は、ファイル
記憶部であり、62は制御部であり、63は、データ入
出力部であり、64は、入出力装置部である。テキスト
音声変換装置70において、71は、データ入出力部で
あり、72は、制御部であり、73は、文字数カウンタ
である。
【0097】この図8において、先の第1の実施例の図
1と異なる主な点を説明すると、例えば、次のようにな
る。
【0098】先の第1の実施例の制御部52は、未定義
コードを検出すると、ビープ音発生部52を駆動するよ
うになっていた。これに対し、この実施例の制御部72
は、未定義コードの検出処理と並行して、その位置を検
出する処理を実行し、未定義コードを検出すると、その
位置を示すデータをテキストデータ発生装置60に供給
するようになっている。この場合、未定義コードの位置
は、文字数カウンタ73を使って検出される。
【0099】また、先の第1の実施例の制御部42は、
未定義コード検出処理が実行されている間、テキストを
表示し、その表示画面上で、テキストデータの読出し位
置をカーソルで表示するようになっていた。これに対
し、この実施例の制御部62は、未定義コードの位置デ
ータを受けると、この位置データに基づいて、未定義コ
ードの位置を求め、これを例えば入出力装置部64のデ
ィスプレイに表示するようになっている。この場合、未
定義コードの位置は、例えば、頁、行、行上の位置によ
って表される。
【0100】(2−3)第2の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0101】図9は、制御部72における未定義コード
検出処理と未定義コード位置検出処理を示すフローチャ
ートである。
【0102】この図9に示す処理においては、まず、未
定義コードの検出処理を開始するための前処理として、
テキストデータバッファ711をリセットする処理(ス
テップS41)と、文字数カウンタ73をリセットする
処理(ステップS42)が順次実行される。
【0103】この処理が終了すると、先の第1の実施例
と同様に、未定義コードを検出する処理が実行される
(ステップS43,S45,S46,S47)。また、
この処理と並行して、未定義コードの位置を検出する処
理が実行される(ステップS44)。
【0104】この処理は、1文字分の未定義コードが読
み出されるたびに、文字数カウンタ73をカウントアッ
プさせることによりなされる。この場合、1文字分のテ
キストデータは、2バイトで表されるから、文字数カウ
ンタ73は、2だけカウントアップされる。
【0105】この状態で、未定義コードが検出される
と、文字数カウンタ73のカウント値をテキストデータ
発生装置60に転送する処理が実行される(ステップS
48)。これにより、テキストデータ発生装置60の制
御部62は、このカウント値に基づいて、未定義コード
の位置を求め、これをディスプレイ上に表示する。
【0106】これに対し、未定義コードが検出されず、
かつ、全文字分の未定義コード検出処理が終了すると、
その旨をテキストデータ発生装置60に通知する処理が
実行される(ステップS49)。
【0107】(2−4)第2の実施例の効果 以上詳述したこの実施例によれば、先の第1の実施例の
,,の効果のうち、の効果と同様の効果を得る
ことができるとともに、さらに、次のような効果を得る
ことができる。
【0108】すなわち、この実施例によれば、未定義コ
ードの検出処理と並行して、その位置を検出する処理を
実行し、未定義コードが検出されると、その位置をユー
ザに通知するようにしたので、先の実施例より、簡単な
構成により、ユーザが未定義コードを検索する場合の検
索時間を短縮することができる。
【0109】(3)第3の実施例 次に、この発明の第3の実施例を説明する。
【0110】(3−1)第3の実施例の概要 先の第2の実施例では、未定義コードが検出されると、
その位置をユーザに通知する場合を説明した。
【0111】しかしながら、このような構成では、未定
義コードの位置検出手段が必要となるので、構成が複雑
になる。また、テキストデータ発生装置が遠隔地に設け
られる場合やテキスト音声変換装置が小型携帯端末であ
る場合、ユーザに対して、未定義コードが何であるかを
充分に通知することができず、これを解決するために新
たに別の通知手段を付加する必要がある。
【0112】そこで、この実施例は、未定義コードが検
出されると、未定義コードそのものをユーザに通知する
ようにしたものである。
【0113】このような構成によれば、未定義コードの
位置検出手段を設ける必要がないので、構成を簡単にす
ることができるとともに、テキストデータ発生装置が遠
隔地に設けられる場合等であっても、特別の通知手段を
設けることなく、ユーザに未定義コードが何であるかを
充分通知することができる。
【0114】(3−2)第3の実施例の構成 図10は、このの実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0115】図において、80は、テキストデータ発生
装置であり、90は、テキスト音声変換装置である。テ
キストデータ発生装置80において、81は、ファイル
記憶部であり、82は制御部であり、83はデータ入出
力部であり、84は入出力装置部である。テキスト音声
変換装置において、91は、データ入出力部であり、9
2は、制御部である。
【0116】図10において、先の第2の実施例の図8
と異なる主な点を説明すると、例えば、次のようにな
る。
【0117】先の第2の実施例の制御部72は、未定義
コードの検出処理と並行し、その位置検出処理を実行
し、未定義コードが検出されると、その位置データをテ
キストデータ発生装置60に転送するようになってい
た。これに対し、この実施例の制御部92は、未定義コ
ードが検出されると、この未定義コードそのものをテキ
ストデータ発生装置80に転送するようになっている。
【0118】また、先の第2の実施例等の制御部62
は、未定義コードの位置データに基づいて、未定義コー
ドの位置を求め、これをディスプレイに表示するように
なっていた。これに対し、この実施例の制御部82は、
未定義コードに基づいて、これに対応する文字を求め、
これをディスプレイに表示するようになっている。
【0119】(3−3)第3の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。図11は、テキス
ト音声変換装置90の制御部92により実行される未定
義コード検出処理を示すフローチャートである。
【0120】図11において、先の第1の実施例の図7
と異なる点は、ビープ音発生部53を駆動する処理(図
7のステップS36)の代りに、検出された未定義コー
ドを転送する処理が設けられる点であり、そのほかの点
は、図7とほぼ同じなので、詳細な説明を省略する。す
なわち、図11において、ステップS51〜S55,S
57の処理は、それぞれ図7のステップS31〜S3
5,S37の処理に相当する。
【0121】(3−3)第3の実施例の効果 以上詳述したこの実施例によれば、先の第2の実施例と
同様の効果を得ることができるとともに、さらに、次の
ような効果を得ることができる。
【0122】 まず、この実施例によれば、未定義コ
ードの位置を検出する必要がないため、第2の実施例よ
りさらに構成を簡単にすることができる。
【0123】 また、この実施例によれば、未定義コ
ードそのものを通知するようにしたので、テキストデー
タ発生装置80が遠隔地に設けられる場合等であって
も、特別の通知手段を設けることなく、ユーザに未定義
コードが何であるかを充分通知することができる。
【0124】(4)第4の実施例 次に、この発明の第4の実施例を詳細に説明する。
【0125】(4−1)第4の実施例の概要 先の第2の実施例や第3の実施例では、未定義コードの
位置や未定義コードそのものをユーザに通知する場合を
説明した。
【0126】しかしながら、このような構成では、ユー
ザは、与えられた情報に基づいて、テキストの表示画面
を見ながら、未定義コードを検索し、これを修正しなけ
ればならない。
【0127】そこで、この実施例では、テキスト音声変
換装置から送られてくる未定義コードの位置データや未
定義コードに基づいて、テキストファイル上で、自動的
に未定義コードを検索する手段と、検索された未定義コ
ードに対応する文字をテキストの表示画面上で、強調表
示(反転表示、下線表示、点滅表示、全/半表示等)す
る手段とを設けるようにしたものである。
【0128】このような構成によれば、自動的に未定義
コード検索することができるので、実質的にユーザの検
索操作をなくすことができる。
【0129】(4−2)第4の実施例の構成及び動作 この実施例の場合、詳細な説明は省略するが、テキスト
データ発生装置の制御部は、次のような機能を有する。
【0130】すなわち、この制御部は、テキスト音声変
換装置から未定義コードの位置データが与えられる場合
は、この位置データにより示されるバイト数分だけ、テ
キストファイルをその先頭から走査することによって、
未定義コードを検索し、検索された未定義コードに対応
する文字を、テキストの表示画面上で強調表示する。
【0131】一方、未定義コードが与えられる場合は、
この未定義コードとテキストファイルを照合することに
よって、未定義コードを検索し、検索された未定義コー
ドに対応する文字を、テキストの表示画面上で強調表示
する。
【0132】(4−3)第4の実施例の効果 この実施例によれば、実質的にユーザの検索操作をなく
すことができるので、先の実施例より、ユーザインタフ
ェースを向上させることができる。
【0133】(5)第5の実施例 次に、この発明の第5の実施例を説明する。
【0134】(5−1)第5の実施例の概要 先の第3の実施例では、未定義コードが検出されると、
検出された未定義コードをテキスト音声変換装置からテ
キストデータ発生装置に転送する場合を説明した。
【0135】しかしながら、このような構成では、未定
義コードの転送手段が必要になるため、構成が複雑にな
る。
【0136】そこで、この実施例は、テキストデータ発
生装置からテキスト音声変換装置にテキストデータを転
送する場合、1文字単位で同期をとりながら転送するよ
うにし、かつ、未定義コードが検出されると、テキスト
データ発生装置に割込みを発生させるようにしたもので
ある。
【0137】このような構成によれば、テキスト音声変
換装置からテキストデータ発生装置に未定義コードを転
送することなく、テキストデータ発生装置に未定義コー
ドを通知することができるので、先の第3の実施例よ
り、構成を簡単にすることができる。
【0138】(5−2)第5の実施例の構成 図12は、第5の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0139】図において、100は、テキストデータ発
生装置であり、110は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置100において、101
は、ファイル記憶部であり、102は、制御部であり、
103は、データ入出力部であり、104は、入出力装
置部104である。テキスト音声変換装置110におい
て、111はデータ入出力部であり、112は制御部で
あり、113は、レスポンスレジスタである。
【0140】この図12において、先の第3の実施例の
図10と異なる主な点を説明すると、例えば、次のよう
になる。
【0141】まず、先の第3の実施例では、テキストデ
ータ発生装置80からテキスト音声変換装置90にテキ
ストデータを転送する場合、1文単位で同期をとりなが
ら転送するようになっていた。これに対し、この実施例
では、テキストデータ発生装置100からテキスト音声
変換装置110にテキストデータを転送する場合、1文
字単位で同期をとりながら転送するようになっている。
【0142】また、先の第3の実施例の制御部92は、
未定義コードを検出すると、このコードをテキストデー
タ発生装置80に転送するようになっていた。これに対
し、この実施例の制御部112は、未定義コードを検出
すると、レスポンスレジスタ113にデータを書き込む
ことにより、テキストデータ発生装置100に割込みを
発生させるようになっている。この場合、割込みは、書
込み動作に同期して無条件で発生するので、書き込むデ
ータはなんでもよい。
【0143】さらに、先の第3の実施例の制御部82
は、テキスト音声変換装置90から未定義コードを受け
ることにより、この未定義コードを知るようになってい
た。これに対し、この実施例の制御部102は、割込み
が発生すると、その直前に転送したテキストデータを未
定義データと認定するようになっている。
【0144】(5−3)第5の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0145】テキストデータ発生装置100からテキス
ト音声変換装置110に、1文字分のテキストデータが
転送されると、このテキストデータは、データ入出力部
111のテキストバッファ1111に保持された後、制
御部112により、未定義コードか否かを判定される。
【0146】未定義コードでなければ、制御部112
は、テキストデータ発生装置100に対して、次の文字
のテキストデータの転送を許可する。これにより、テキ
ストデータ発生装置100からテキスト音声変換装置1
10に次の文字のテキストデータが転送される。このテ
キストデータは、最初のテキストデータと同様に、未定
義コードか否かの判定に供される。
【0147】以下、同様に、未定義コードが検出される
まで、テキストデータが1文字分づつ転送される。この
状態で、未定義コードが検出されると、制御部112
は、レスポンスレジスタ113にデータを書き込む。こ
れにより、テキストデータ発生装置100に割込みが発
生する。
【0148】テキストデータ発生装置100の制御部1
02は、この割込みが発生すると、その直前に転送した
テキストデータを未定義コードと判定し、これをユーザ
に通知する処理等を実行する。
【0149】図13は、制御部112により実行される
未定義コード検出処理を示すフローチャートである。
【0150】図13において、先の第3の実施例の図1
1と異なる点は、未定義コードが検出されると、これを
転送する処理(図11のステップS56)の代りに、レ
スポンスレジスタ113に割込み発生用のデータを書き
込む処理(ステップS66)が設けられる点であり、そ
のほかの点は、ほぼ同じなので、詳細な説明を省略す
る。すなわち、図13のステップS61〜S64,S6
5,S67の処理は、それぞれステップS51〜S5
4,S55,S57の処理に相当する。
【0151】(5−4)第5の実施例の効果 以上詳述したこの実施例によれば、割込みによってテキ
ストデータ発生装置に未定義データを通知することがで
きるので、未定義データの通知手段を簡単に構成するこ
とができる。
【0152】(6)第6の実施例 次に、この発明の第6の実施例を説明する。
【0153】(6−1)第6の実施例の概要 先の第1〜第5の実施例では、未定義コードが検出され
ると、その時点で、未定義コードの検出処理を中断し、
ユーザに未定義コードの検出結果を通知する場合を説明
した。
【0154】しかしながら、このような構成では、ユー
ザは、未定義コードが検出されるたびに、未定義コード
の修正操作を行わなければならないので、修正操作が面
倒になる。
【0155】そこで、この実施例は、未定義コードが検
出されると、所定量のテキストデータに対する未定義コ
ードの検出処理が終了した時点で、検出結果をユーザに
通知するようにしたものである。
【0156】このような構成によれば、複数の未定義コ
ードを一括して修正することができるので、先の第1〜
第5の実施例より、ユーザインタフェースを向上させる
ことができる。
【0157】(6−2)第6の実施例の構成 図14は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、以下の説明では、先の第2の実施例のように、未
定義コードが検出されると、その位置を通知する構成
に、この実施例を適用する場合を代表として説明する。
【0158】図において、120は、テキストデータ発
生装置であり、130は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置120において、121
は、ファイル記憶部であり、122は、制御部であり、
123は、データ入出力部であり、124は、入出力装
置部である。テキスト音声変換装置130において、1
31は、データ入出力部であり、132は、制御部であ
り、133は文字数カウンタであり、134は、未定義
コード位置バッファである。
【0159】図14において、先の第2の実施例の図8
と異なる主な点を説明すると、例えば、次のような点に
ある。
【0160】第2の実施例の制御部72は、未定義コー
ドを検出すると、その時点で、文字数カウンタ73のカ
ウント値をテキストデータ発生装置120に転送するよ
うになっていた。これに対し、この実施例の制御部13
2は、未定義コードを検出するたびに、文字数カウンタ
133のカウント値を未定義コード位置バッファ134
に格納し、例えば、テキスト解析処理の処理単位分のテ
キストデータに対する未定義コードの検出処理が終了し
た時点で、未定義コード位置バッファ134の記憶内容
をテキストデータ発生装置120に転送するようになっ
ている。
【0161】ここで、テキスト解析処理の処理単位とし
ては、例えば、ある句点から次の句点まで、ある読点か
ら次の読点まで、ある改行位置から次の改行位置まで、
ある段落から次の段落まで、あるいはページの始まりか
ら終りまでといった単位がある。
【0162】図15は、未定義コード位置バッファ13
4の記憶構造を示す図である。図示の未定義コード位置
バッファ134は、例えば、先入れ先出しメモリで構成
されている。また、この未定義コード位置バッファ13
4には、未定義コードの位置データ、すなわち、文字数
カウンタ133のカウント位置が格納されているか否か
を示すエンプティフラグEFが設けられている。
【0163】制御部132は、テキスト解析処理単位分
のテキストデータに対する未定義コード検出処理が終了
すると、エンプティフラグEFがエンプティを示すよう
になるまで、すなわち、すべての位置データの転送が終
了するまで、この位置データの転送を繰り返す。
【0164】(6−3)第6の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0165】図16は、テキスト音声変換装置130の
制御部132により実行される未定義コード検出処理を
示すフローチャートである。
【0166】この図7に示す未定義コード検出処理にお
いては、まず、未定義コード検出処理を開始するための
前処理として、テキストデータバッファ1311のリセ
ット処理(ステップS71)と、文字数カウンタ133
のリセット処理(ステップS72)が順次実行される。
【0167】この処理が終了すると、テキストデータの
読出し処理(ステップS73)と、文字数カウンタ13
3のカウントアップ処理(ステップS74)と、ゼロオ
リジン化処理(ステップS75)と、未定義コードか否
かの判定処理(ステップS76)が順次実行される。
【0168】ステップS76において、未定義コードと
判定されると、文字数カウンタ133のカウント値を未
定義コード位置バッファ134に格納する処理が実行さ
れる(ステップS77)。この後、ステップS78の処
理が実行される。これに対し、未定義コードでないと判
定されると、直接、ステップS78の処理が実行され
る。
【0169】このステップS78においては、テキスト
解析処理単位分のテキストデータに対する未定義コード
検出処理が終了したか否かを判定する処理が実行され
る。終了しないと判定されると、ステップS73に戻
り、次の文字のテキストデータに対して、再び、上述し
た処理が実行される。以下、同様に、テキスト解析処理
単位分の未定義コード検出処理が終了するまで、上述し
た処理が繰り返される。
【0170】この状態において、テキスト解析処理単位
分の未定義コード検出処理が終了すると、未定義コード
位置バッファ134がエンプティか否かを判定する処理
が実行される(ステップS79)。エンプティでなけれ
ば、エンプティになるまで、未定義コード位置バッファ
134の記憶内容をテキストデータ発生装置120に転
送する処理が実行される(ステップS80)。
【0171】これにより、テキストデータ発生装置12
0に、1つまたは複数の未定義コードの位置データが転
送される。テキストデータ発生装置120の制御部12
2は、この位置データを受けると、これに基づいて、未
定義コードの位置を表示したり、未定義コードに対応す
る文字を強調表示する。
【0172】これに対し、ステップS79において、エ
ンプティと判定されると、全文字分のテキストデータに
対する未定義コード検出処理が終了したか否かを判定す
る処理が実行される(ステップS80)。終了していな
ければ、ステップS73に戻り、再び、上述した処理が
実行される。
【0173】これに対し、終了していれば、その旨をテ
キストデータ発生装置120に通知する処理が実行され
る(ステップS81)。テキストデータ発生装置120
の制御部122は、この通知を受けると、未定義コード
がない旨をユーザに通知する。
【0174】(6−4)第6の実施例の効果 以上詳述したこの実施例においても、先の第2の実施例
と同様の効果を得ることができるとともに、テキスト解
析処理単位分のテキストデータに対する未定義コードの
検出処理が終了した時点で、検出結果をユーザに通知す
るようにしたので、複数の未定義コードを一括してユー
ザに通知することができる。
【0175】これにより、ユーザは、複数の未定義コー
ドを一括して修正することができるので、先の第1〜第
5の実施例より、ユーザインタフェースを向上させるこ
とができる。
【0176】(7)第7の実施例 次に、この発明の第7の実施例を説明する。
【0177】(7−1)第7の実施例の概要 先の第6の実施例においては、未定義コードの位置をユ
ーザに通知する構成において、この通知を所定量のテキ
ストデータに対する未定義コード検出処理が終了した時
点で実行する場合を説明した。
【0178】これに対し、この実施例は、先の第4の実
施例のように、未定義コードそのものをユーザに通知す
る構成において、この通知を所定量のテキストデータに
対する未定義コード検出処理が終了した時点で、実行す
るようにしたものである。
【0179】(7−2)図17は、この実施例の構成を
示すブロック図である。
【0180】図において、140は、テキストデータ発
生装置であり、150は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置140において、141
は、ファイル記憶部であり、142は、制御部であり、
143は、データ入出力部であり、144は、入出力装
置部である。テキスト音声変換装置150において、1
51は、データ入出力部であり、152は、制御部であ
り、153は、未定義コードバッファである。
【0181】この図17において、先の第6の実施例の
図14と異なる主な点を説明すると、例えば、次のよう
な点にある。
【0182】先の第6の実施例の制御部132は、未定
義コードを検出するたびに、その位置を示すカウント値
を未定義コード位置バッファ134に格納するようにな
っていた。これに対し、この実施例の制御部152は、
未定義コードを検出するたびに、未定義コードを未定義
コードバッファ153に格納するようになっている。 (7−3)第7の実施例の動作 図18は、制御部152により実行される未定義コード
検出処理を示すフローチャートである。
【0183】この図18に示す未定義コード検出処理に
おいて、図16と異なる点は、文字数カウンタのリセッ
ト処理とカウントアップ処理(図16のステップS7
2,S74)がない点と、バッファ153に対して未定
義コードを格納する点(ステップS95)と、テキスト
データ発生装置140に対して、未定義コードを転送す
る点(ステップS98)にあり、そのほかの点はほぼ同
じなので、詳細な説明を省略する。
【0184】すなわち、図18において、ステップS9
1〜S94,S96,S97,S99,100の処理
は、それぞれ図16のステップS71,S73,S7
5,S76,S78,S81,S82に対応する。
【0185】(7−4)第7の実施例の効果 この実施例においても、先の第6の実施例と同様の効果
を得ることができる。
【0186】(8)第8の実施例 次に、この発明の第8の実施例を説明する。
【0187】(8−1)第8の実施例の概略 先の第6,第7の実施例では、所定量のテキストデータ
に対する未定義コード検出処理が終了すると、テキスト
音声変換装置の制御部が未定義コード位置バッファ等の
記憶内容を読み出し、テキストデータ発生装置に転送す
る場合を説明した。
【0188】これに対し、この実施例は、所定量のテキ
ストデータに対する未定義コード検出処理が終了する
と、その旨をテキスト音声変換装置の制御部からテキス
トデータ発生装置に通知し、このテキストデータ発生装
置の制御部により未定義コード位置バッファ等の記憶内
容を読み出すようにしたものである。
【0189】(8−2)第8の実施例の構成、動作、効
果 構成及び動作については、所定量のテキストデータに対
する未定義コード検出処理が終了すると、その旨をテキ
スト音声変換装置の制御部からテキストデータ発生装置
に通知する点と、このテキストデータ発生装置の制御部
により未定義コード位置バッファ等の記憶内容を読み出
す点を除けば、先の第6の実施例とほぼ同様なので、詳
細な説明を省略する。
【0190】また、効果についても、先の第6の実施例
とほぼ同様なので、詳細な説明を省略する。
【0191】(9)第9の実施例 次に、この発明の第9の実施例を詳細に説明する。
【0192】(9−1)第9の実施例の概略 先の第1〜第8の実施例では、中断した未定義コー
ドの検出処理を再開する場合、テキストファイルの先頭
から再開する場合を説明した。
【0193】しかしながら、このような構成では、すで
に検出処理の済んだテキストデータを再度検出処理に供
する必要があるため、検出処理の処理効率が低下する。
【0194】そこで、この実施例は、検出処理を再開す
る場合は、中断原因となった未定義コード位置を検索
し、検索された未定義コード位置から未定義コードの検
出処理を起動するようにしたものである。
【0195】このような構成によれば、すでに検出処理
の済んだテキストデータを再度検出処理に供する必要が
ないため、検出処理の処理効率を高めることができる。
【0196】 また、先の第1〜第8の実施例では、
未定義コードの検出処理を実行する場合は、テキスト解
析処理を実行しない場合を説明した。
【0197】しかし、このような構成では、ユーザは、
未定義コードの検索、修正操作を行いながら、テキスト
を音声でモニタすることができない。
【0198】そこで、この実施例は、未定義コードが検
出されない場合は、テキスト解析処理を起動し、未定義
コードが検出されると、それまでのテキスト解析処理の
処理結果を保持するようにしたものである。
【0199】このような構成によれば、合成パラメータ
生成処理や音声合成処理も並列に実行することにより、
未定義コードの検索、修正時、ユーザは、テキストを音
声でモニタすることができる。
【0200】また、中断していたテキスト解析処理を再
開する場合、未定義コード検出処理と同様に、中断原因
となった未定義コード位置から再開することができるの
で、未定義コード検出処理とテキスト解析処理を並行し
て行うにもかかわらず、未定義コードの検出を迅速に行
うことができる。
【0201】(9−2)第9の実施例の構成 図19は、この実施例の構成を示すブロック図である。
【0202】図において、160は、テキストデータ発
生装置であり、170は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置160において、161
は、ファイル記憶部であり、162は制御部であり、1
63はデータ入出力部であり、164は入出力装置部で
ある。テキスト音声変換装置170において、171
は、データ入出力部であり、172は、制御部であり、
173は、文字数カウンタであり、174は未定義コー
ド位置バッファであり、175は、中間言語バッファで
ある。
【0203】ここで、この実施例の特徴とする機能を説
明すると、次のようになる。制御部172は、テキスト
データが未定義コードでない場合は、これをテキスト解
析部に供給し、テキスト解析処理を起動するようになっ
ている。なお、テキスト解析部は、例えば、図3で説明
したように、制御部172の機能の1つとして構成され
る。
【0204】これに対し、未定義コードである場合は、
未定義コード検出処理を中断し、文字数カウンタ173
のカウント値を未定義コード位置バッファ174に格納
するとともに、それまでのテキスト解析処理結果を中間
言語バッファ175に格納するようになっている。
【0205】また、制御部172は、未定義コード検出
処理を開始する場合、未定義コード位置バッファ174
の記憶内容に基づいて、中断の原因となった未定義コー
ドの位置を検索し、検索された未定義コード位置から再
開するようになっている。
【0206】(9−3)第9の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。この実施例の動作
は、ユーザにより入出力装置部164を介してテキスト
の変換を指示する変換命令が入力されることにより起動
される。
【0207】図20は、制御部172によって実行され
る未定義コード検出処理を示すフローチャートを示す図
である。
【0208】この図20に示す未定義コード検出処理
は、上述したデータ転送許可応答を返送した後に開始さ
れる。この処理においては、まず、未定義コード検出処
理を開始するための前処理として、テキストデータバッ
ファ171のリセット処理(ステップS111)と、中
断原因となった未定義コード位置を検索する処理(ステ
ップS112〜S115)が実行される。
【0209】この検索処理は、文字数カウンタ173の
カウント値とカウント値バッファ174の記憶内容を比
較し、両者が一致するまで、テキストデータバッファ1
711からのテキストデータの読出し処理(ステップS
113)と、文字数カウンタ173のカウントアップ処
理(ステップS114)を繰り返すことにより実行され
る。
【0210】カウント値が一致すると、すなわち、中断
原因となった未定義コードの位置が検索されると、1文
字ごとに、テキストデータが未定義コードか否かを判定
する処理が実行される(ステップS116〜S12
1)。
【0211】この処理によって、未定義コードでないと
判定されると、そのテキストデータをテキスト解析部に
供給し、テキスト解析処理を起動する処理が実行される
(ステップS118)。これにより、未定義コードでな
いと判定されたテキストデータは、テキスト解析処理を
受けることになる。
【0212】これに対し、未定義コードと判定される
と、それまでのテキスト解析処理結果を中間言語バッフ
ァ175に格納する処理(ステップS122)と、文字
数カウンタ173のカウント値をテキストデータ発生装
置160に転送する処理(ステップS123)と、この
カウント値を未定義コード位置バッファ174に格納す
る処理(ステップS123)が順次実行される。
【0213】この後、テキストデータ発生装置160で
は、ユーザにより、未定義コードを修正する操作と、同
じテキストファイルを指定する変換命令の入力する操作
がなされる。これにより、この変換命令で指定されるテ
キストファイルの先頭から再びデータ転送が実行され
る。
【0214】しかし、この場合、上述した中断原因とな
った未定義コード位置の検索処理により、未定義コード
の検出処理は、検索された未定義コード位置から再開さ
れる。これにより、未定義コード検出処理により起動さ
れるテキスト解析処理も検索された未定義コード位置か
ら再開される。
【0215】以上の処理を繰り返すことにより、全文字
分の未定義コード検出処理が終了すると、その旨をテキ
ストデータ発生装置160に通知する処理が実行される
(ステップS125)。
【0216】(9−4)第9の実施例の効果 以上詳述したこの実施例によれば、次のような効果が得
られる。
【0217】 まず、この実施例によれば、未定義コ
ードが検出されると、その検出結果をユーザに通知する
ようにしたので、ユーザによる未定義コードの検索時間
を短縮することがである。また、未定義コードが検出さ
れると、それまでのテキスト解析処理の処理結果を保持
するようにしたので、中断していたテキスト解析処理を
再開する場合、未定義コード検出処理と同様に、中断原
因となった未定義コード位置から再開することができ
る。
【0218】これにより、この実施例によれば、テキス
ト解析処理を未定義コードの検出処理と並行して行うに
もかかわらず、未定義コードの検出を開始してからその
修正が終了するまでの時間を短縮することができる。そ
の結果、この実施例によれば、実際の変換処理を開始す
る前に、未定義コードが修正されたテキストデータを得
ることができるので、未定義コードを含むテキストデー
タが変換処理に供されることに起因する問題が生じない
ようにすることができる。
【0219】 また、この実施例によれば、検出処理
を再開する場合は、中断の原因となった未定義コード位
置から再開するようにしたので、すでに検出処理の済ん
だテキストデータを再度検出処理に供する必要がない。
これにより、検出処理の処理効率を高めることができ
る。
【0220】 また、この実施例によれば、未定義コ
ードの検出処理と並行して、テキスト解析処理を実行す
るようにしたので、合成パラメータ生成処理等も並行し
て実行するようにすれば、未定義コードの検出を行いな
がら、テキストを読み上げることができる。これによ
り、ユーザは、未定義コードの検索、修正操作を行いな
がら、テキストを音声でモニタすることができる。
【0221】(10)第10の実施例 次に、この発明の第10の実施例を詳細に説明する。
【0222】(10−1)第10の実施例の概要 先の第9の実施例では、テキスト音声変換装置側で、中
断原因となった未定義コード位置を検索する場合を説明
した。
【0223】しかしながら、このような構成では、未定
義コードが多数存在する場合、同じテキストデータを何
度も転送しなければならないため、データ転送効率が低
下する。
【0224】そこで、この実施例は、テキスト音声変換
装置から送られてきた未定義コードの位置データ等に基
づいて、テキストデータ発生装置側で、中断原因となっ
た未定義コード位置を検索し、この未定義コード位置か
らテキストデータの再送を開始するようにしたものであ
る。
【0225】このような構成によれば、同じテキストデ
ータを何度も転送する必要がないので、データ転送効率
を高めることができる。
【0226】(10−2)第10の実施例の構成 図21は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図21は、未定義コードの位置をユーザに通知す
る構成に、この実施例を適用する場合を代表として示
す。
【0227】図において、180は、テキストデータ発
生装置であり、190は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置180において、181
は、ファイル記憶部であり、182は制御部であり、1
83はデータ入出力部であり、184は入出力装置部で
ある。テキスト音声変換装置190において、191
は、データ入出力部であり、192は、制御部であり、
193は、文字数カウンタであり、194は、中間言語
バッファである。
【0228】図21において、先の第9の実施例の図1
9と異なる主な点を説明すると、次のようになる。
【0229】先の第9の実施例では、制御部172は、
データ転送が再送か否かに関係なく、常に、変換命令で
指定されたテキストファイルの先頭からデータ転送を行
うようになっていた。
【0230】これに対し、この実施例の制御部182
は、データ転送が再送か否かを判定し、再送である場合
は、中断原因となった未定義データの位置を検索し、検
索した未定義コード位置から再送するようになってい
る。
【0231】なお、データ転送が再送か否かは、直前
に、テキスト音声変換装置150から未定義コードの位
置データを受け取っているか否かにより判定される。ま
た、未定義コード位置は、この位置データに基づいて、
検索される。
【0232】(10−3)第10の実施例の動作 上記構成において、動作を説明する。
【0233】テキストデータ発生装置180の制御部1
82は、変換命令が入力されると、この変換命令がテキ
ストデータの再送を要求するものか否かを判定する。こ
の判定は、上記の如く、直前に、テキスト音声変換装置
190から未定義コードの位置データが送られてきたか
否かを判定することによりなされる。
【0234】位置データが送られてきていない場合、す
なわち、変換命令がデータの再送を要求するものでない
場合、制御部182は、変換命令で指定されるテキスト
ファイルの先頭からテキストデータを読み出し、テキス
ト音声変換装置190に転送する。
【0235】これに対し、位置データが送られてきてい
る場合、すなわち、変換命令がデータの再送を要求する
ものある場合、制御部182は、この位置データに基づ
いて、中断原因となった未定義コードの位置を検索す
る。そして、この中断位置が検索されると、そこからデ
ータ転送を再開する。
【0236】図22は、制御部192により実行される
未定義コード検出処理を示すフローチャートである。
【0237】この図22に示す未定義コード検出処理に
おいては、実際の未定義コード検出処理を開始するため
の前処理として、テキストデータバッファ1911のリ
セット処理(ステップS131)と、文字数カウンタ1
93を2だけカウントダウンする処理(ステップS13
2)が実行され、未定義コード位置の検索処理は実行さ
れない。
【0238】未定義コード位置の検索処理を実行されな
いのは、この実施例では、この処理が、上記如く、テキ
ストデータ発生装置180側で実行されるからである。
また、文字数カウンタ193のカウントダウン処理が含
まれるのは、テキストデータが中断原因となった未定義
コード位置から送られてくるからである。
【0239】この処理が終了すると、1文字ごとに、テ
キストデータが未定義コードか否かを判定する処理が実
行される(ステップS133〜S137)。未定義コー
ドでなければ、テキスト解析処理を起動する処理が実行
される(ステップS136)。
【0240】これに対し、未定義コードであれば、解析
処理結果格納処理(ステップS138)とカウント値転
送処理(ステップS138)が順次実行される。但し、
カウント値の格納処理は実行されない。これは、中断位
置の検索処理がテキストデータ発生装置180側で実行
されるからである。
【0241】以上の処理を繰り返すことにより、全文字
について、未定義コード検出処理が終了すると、その旨
をテキストデータ発生装置180に通知する処理が実行
される(ステップS140)。
【0242】(10−4)第10の実施例の効果 この実施例においても、先の第9の実施例と同様の効果
を得ることができるとともに、さらに、次のような効果
を得ることができる。
【0243】すなわち、この実施例によれば、中断原因
となった未定義コード位置の検索処理をテキストデータ
発生装置180側で実行するようにしたので、未定義コ
ードの検出処理を繰り返す場合であっても、同じテキス
トデータを何度も転送する必要がない。これにより、デ
ータ転送効率を高めることができる。
【0244】(11)第11の実施例 次に、この発明の第11の実施例を説明する。
【0245】(11−1)第11の実施例の概要 先の第9の実施例や第10の実施例では、先の第2の実
施例のように、未定義コードが検出されると、その位置
データをテキストデータ発生装置に転送する構成におい
て、テキスト解析処理を未定義コード検出処理と並行し
て行う場合を説明した。
【0246】これに対し、この実施例は、先の第3の実
施例のように、未定義コードが検出されると、これをテ
キストデータ発生装置に転送する構成において、先の第
9の実施例や第10の実施例のように、テキスト解析処
理を未定義コード検出処理と並行して行うようにしたも
のである。
【0247】(11−2)第11の実施例の構成 図23は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図23は、先の第10の実施例のように、未定義
コード位置の検索をテキストデータ発生装置側で行う場
合を代表として示す。
【0248】図において、200は、テキストデータ発
生装置であり、210は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置200において、201
は、ファイル記憶部であり、202は制御部であり、2
03はデータ入出力部であり、204は入出力装置部で
ある。テキスト音声変換装置210において、211
は、データ入出力部であり、212は、制御部であり、
213は、中間言語バッファである。
【0249】図23において、先の第10の実施例の図
21と異なる主な点を説明すると、例えば、次のように
なる。
【0250】図21の制御部182は、テキスト音声変
換装置190から未定義コードの位置データが送られて
きているか否かを判定することにより、データ転送が再
送か否かを判定するようになっていた。これに対し、図
23の制御部202は、テキスト音声変換装置210か
ら未定義コードが送られてきているか否かを判定するこ
とにより、データ転送が再送か否かを判定するようにな
っている。
【0251】また、図21の制御部182は、未定義コ
ードの位置データに基づいて、中断原因となった未定義
コード位置を検索するようになっていた。これに対し、
図23の制御部202は、未定義コードに基づいて、中
断原因となった未定義コード位置を検索するようになっ
ている。
【0252】(11−3)第11の実施例の動作 テキストデータ発生装置200の制御部202の動作
は、未定義コードが送られてきているか否かを判定する
ことにより、データ転送が再送か否かを判定する点と、
未定義コードに基づいて、未定義コード位置を検索する
点を除けば、先の第10の実施例の制御部182の動作
とほぼ同じである。
【0253】また、テキスト音声変換装置210の制御
部212の動作も、図24に示すように、文字数カウン
タをカウントダウンさせる処理(図22のステップS1
32)がない点と、テキストデータ発生装置200に対
して、文字数カウンタのカウント値の代りに、未定義コ
ードを転送する点(ステップS157)を除けば、先の
第10の実施例の制御部192の動作とほぼ同じであ
る。すなわち、図24において、ステップS151〜S
157、S159の処理は、それぞれ図22のステップ
S131、S133〜S138、S140に相当する。
【0254】(11−4)第11の実施例の効果 この実施例においても、先の第10の実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0255】(12)第12の実施例 次に、この発明の第12の実施例を説明する。
【0256】(12−1)第12の実施例の概要 この実施例は、先の第5の実施例のように、未定義コー
ドが検出されると、テキストデータ発生装置に割込みを
発生させる構成において、先の第9の実施例あるいは第
10の実施例のように、テキスト解析処理を未定義コー
ド検出処理と並行して行うようにしたものである。
【0257】(12−2)第12の実施例の構成 図25は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図25は、先の第10の実施例のように、未定義
コード位置の検索をテキストデータ発生装置側で行う場
合を代表として示す。
【0258】図において、220は、テキストデータ発
生装置であり、230は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置220において、221
は、ファイル記憶部であり、222は制御部であり、2
23はデータ入出力部であり、224は入出力装置部で
ある。テキスト音声変換装置230において、231
は、データ入出力部であり、232は、制御部であり、
233は、レスポンスレジスタであり、234は、中間
言語バッファである。
【0259】図25において、先の第10の実施例の図
21と異なる主な点を説明すると、例えば、次のように
なる。
【0260】図21の制御部182は、変換命令が入力
されると、未定義コードの位置データをすでに受けてい
るか否かを判定することにより、データ転送が再送か否
かを判定するようになっていた。これに対し、図25の
制御部222は、変換命令を受けると、割込みがすでに
発生したか否かを判定することにより、データ転送が再
送か否かを判定するようになっている。
【0261】また、図21の制御部182は、未定義コ
ードの位置データに基づいて、中断原因となった未定義
コードの位置を検索するようになっていた。これに対
し、図25の制御部222は、割込みの発生直前に送出
されたテキストデータに基づいて、中断原因となった未
定義コード位置を検索するようになっている。
【0262】(12−3)第12の実施例の動作 テキストデータ発生装置220の制御部222の動作
は、割込みの有無に基づいて、データ転送が再送か否か
を判定する点と、割込みの発生直前に送出されたテキス
トデータに基づいて、中断原因となった未定義コード位
置を検索する点を除けば、先の第10の実施例の制御部
182の動作とほぼ同じである。
【0263】また、テキスト音声変換装置230の制御
部232の動作も、図26に示すように、文字数カウン
タをカウントダウンさせるステップがない点と、テキス
トデータ発生装置220に対して、文字数カウンタのカ
ウント値を転送する代りに、割込みを発生させる点(ス
テップS168)を除けば、先の第10の実施例の制御
部192の動作とほぼ同じである。
【0264】すなわち、図26において、ステップS1
61〜S167,S169の処理は、それぞれ図22の
ステップS131,S133〜S138,S140に相
当する。
【0265】(12−4)第12の実施例の効果 この実施例においても、先の第10の実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0266】(13)第13の実施例 次に、この発明の第13の実施例を説明する。
【0267】(13−1)第13の実施例の概要 この実施例は、先の第6の実施例のように、未定義
コードが検出されると、テキスト解析処理単位分の未定
義コード検出処理が終了した時点で、未定義コードの位
置データをテキストデータ発生装置に転送する構成にお
いて、先の第9の実施例あるいは第10の実施例のよう
に、テキスト解析処理を未定義コード検出処理と並行し
て行うようにしたものである。
【0268】 また、この実施例は、上述したような
構成においては、未定義コードが検出された場合でも、
テキスト解析処理単位分の未定義コード検出処理が終了
するまでは、この検出処理が続行される点に着目し、未
定義コードの検出によって、それまでのテキスト解析処
理結果を中間言語バッファに保持する際、その終端に、
未定義コードの存在をユーザに音で通知するための中間
言語を付加するようにしたものである。
【0269】このような構成によれば、テキスト解析処
理と並行して、合成パラメータ生成処理等を実行すれ
ば、通常、テキストデータ発生装置からユーザに未定義
コードの位置を通知する前に、未定義コードの存在を音
で通知することができる。
【0270】(13−2)第13の実施例の構成 図27は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図23は、先の第10の実施例のように、中断原
因となった未定義コード位置の検索をテキストデータ発
生装置側で行う場合を代表として示す。
【0271】図において、240は、テキストデータ発
生装置であり、250は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置240において、241
は、ファイル記憶部であり、242は制御部であり、2
43はデータ入出力部であり、244は入出力装置部で
ある。テキスト音声変換装置250において、251
は、データ入出力部であり、252は、制御部であり、
253は、文字数カウンタであり、254は、未定義コ
ード位置バッファであり、255は、中間言語バッファ
である。
【0272】図27において、この実施例の特徴とする
主な点を説明すると、例えば、次のようになる。
【0273】テキスト音声変換装置250の制御部25
2は、未定義コードが検出されるたびに、それまでのテ
キスト解析処理結果を中間言語バッファ255に格納す
るとともに、その終端に、未定義コードの存在をユーザ
に音で通知するための中間言語を付加するようになって
いる。
【0274】この中間言語として、例えば、未定義コー
ド以外の部分が男性の声で発せられる場合は、予め定め
た音を女性の声で発するような中間言語が用いられる。
逆に、未定義コード以外の部分が女性の声で発せられる
場合は、予め定めた音を男性の声で発するような中間言
語が用いられる。
【0275】また、この制御部252は、未定義コード
検出処理を再開する場合において、未定義コード位置バ
ッファ254に複数のカウント値が格納されている場合
は、最も値の小さいカウント値Xから2を引いた値(X
−2)を文字数カウンタ253にセットする。これは、
複数のカウント値が格納されている場合は、最も値の小
さいカウント値Xに相当する位置からテキスト解析処理
を再開する必要があるからである。
【0276】テキストデータ発生装置230の制御部2
32は、テキスト音声変換装置240から一度に複数の
カウント値を受け取った場合は、最も値の小さいカウン
ト値Xに基づいて、中断原因となった未定義コード位置
を検索し、検索された未定義コード位置からデータ転送
を再開する。これは、上記の如く、カウント値Xに相当
する位置からテキスト解析処理を再開する必要があるか
らである。
【0277】(13−3)第13の実施例の動作 図28は、この実施例の制御部252における未定義コ
ード検出処理を示すフローチャートである。
【0278】図28に示す未定義コード検出処理におい
ては、まず、前処理として、テキストデータバッファ2
411をリセットする処理(ステップS171)と、文
字数カウンタ243にX−2をセットする処理(ステッ
プS172)が順次実行される。
【0279】この後、未定義コードの検出処理と未定義
コード位置の検出処理が実行される(ステップS173
〜S176)。ステップS176の判定処理において、
テキストデータが未定義コードでないと判定されると、
テキスト解析処理を起動する処理が実行される(ステッ
プS177)。
【0280】これに対し、テキストデータが未定義コー
ドであると判定されると、文字数カウンタ243のカウ
ント値を未定義コード位置バッファ244に格納する処
理(ステップS178)と、それまでのテキスト解析処
理結果を中間言語バッファ245に格納する処理(ステ
ップS179)が順次実行される。
【0281】この後、ステップS179で格納されたテ
キスト解析処理結果の終端に、未定義コードが存在する
旨をユーザに音で通知するための中間言語を付加する処
理が実行される(ステップS180)。これにより、こ
の通知用の中間言語が音声に変換されたとき、出力音が
男性の声から女性の声(あるいは女性の声から男性の
声)に一時的に切り替わる。その結果、ユーザは、通
常、テキストデータ発生装置40から未定義コードの位
置の知らされる前に、未定義コードの存在を知ることが
できる。
【0282】この通知用中間言語の付加処理が終了する
と、テキスト解析処理単位分の処理が終了したか否かを
判定する処理が実行される(ステップS181)。終了
しなければ、ステップS173に戻り、次の文字につい
て、再び、上述した処理が実行される。
【0283】これに対し、終了すれば、未定義コード位
置バッファ254がエンプティか否かを判定する処理が
実行される(ステップS182)。エンプティでなけれ
ば、未定義コード位置バッファ254に格納されている
カウント値をテキストデータ発生装置240に転送する
処理が実行される(ステップS184)。
【0284】これにより、テキストデータ発生装置24
0では、ユーザによって未定義コードの修正操作がなさ
れる。この修正操作が終了すると、変換命令の入力操作
がなされる。これにより、制御部242は、中断原因と
なった未定義コード位置を検索し、検索した未定義コー
ド位置からデータ転送を再開する。
【0285】この場合、制御部242は、1つのカウン
ト値を受け取った場合は、これに基づいて、未定義コー
ド位置を検索し、複数のカウント値を受け取った場合
は、最も値の小さいカウント値Xに基づいて、未定義コ
ード位置を検索する。
【0286】このデータ転送により、テキスト音声変換
装置250では、中断位置から未定義コードの検出処理
が再開される。以下、同様に、未定義コードが検出され
ると、テキスト解析処理単位分の未定義コード検出処理
が終了するたびに、上述した処理が繰り返される。
【0287】この状態で、未定義コードが検出されず、
かつ、全文字分の未定義コード検出処理が終了すると、
その旨をテキストデータ発生装置240に通知する処理
が実行される(ステップS182,S183,S18
5)。
【0288】(13−4)第13の実施例の効果 以上詳述したこの実施例によれば、未定義コードの検出
によって、それまでのテキスト解析処理結果を中間言語
バッファに保持する際、その終端に、未定義コードの存
在をユーザに音で通知するための中間言語を付加するよ
うにしたので、ユーザに未定義コードの位置を通知する
前に、音で未定義コードの存在を通知することが可能と
ある。
【0289】(14)第14の実施例 次に、この発明の第14の実施例を説明する。
【0290】(14−1)第14の実施例の概要 この実施例は、先の第7の実施例のように、未定義コー
ドが検出されると、テキスト解析処理単位分の未定義コ
ード検出処理が終了した時点で、未定義コードをテキス
トデータ発生装置に転送する構成において、先の第13
の実施例のように、未定義コードの存在を音で通知する
ようにしたものである。
【0291】(14−2)第14の実施例の構成 図29は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図29は、先の第13の実施例のように、未定義
コード位置の検索をテキストデータ発生装置側で行う場
合を代表として示す。
【0292】図において、260は、テキストデータ発
生装置であり、270は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置260において、261
は、ファイル記憶部であり、262は制御部であり、2
63はデータ入出力部であり、264は入出力装置部で
ある。テキスト音声変換装置270において、271
は、データ入出力部であり、272は、制御部であり、
273は、未定義コードバッファであり、274は、中
間言語バッファである。
【0293】図29において、この実施例の特徴とする
主な点を説明すると、例えば、次のようになる。
【0294】すなわち、テキストデータ発生装置260
の制御部262は、テキスト音声変換装置270から1
つの未定義コードが送られてきた場合は、この未定義コ
ードに基づいて、中断原因となった未定義コード位置を
検索し、複数の未定義コードが送られてきた場合は、最
も早く検出された未定義コードに基づいて、中断原因と
なった未定義コード位置を検索する。
【0295】また、テキスト音声変換装置270の制御
部272は、未定義コードの存在をユーザに通知するた
めの中間言語として、例えば、ビープ音を発生するため
の中間言語を付加するようになっている。
【0296】(14−3)第14の実施例の動作 図30は、この実施例の制御部262により実行される
未定義コード検出処理を示すフローチャートである。
【0297】この図30の未定義コード検出処理におい
て、先の第13の実施例の未定義コード検出処理と異な
る点は、未定義コードの位置検出処理がない点と、カウ
ント値の代りに未定義コードを格納する処理(ステップ
S196)や転送する処理(ステップS202)が実行
される点にあり、そのほかの点は同じなので、詳細な説
明を省略する。
【0298】すなわち、図30において、ステップS1
91〜195、S197〜S201、S203は、それ
ぞれ図28のステップS171,S173,S175〜
S177,S179〜S183,S185に相当する。
【0299】(14−4)第14の実施例の効果 この実施例においても、先の第13の実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0300】(15)第15の実施例 次に、この発明の第15の実施例を説明する。
【0301】(15−1)第15の実施例の概要 この実施例は、先の第5の実施例のように、未定義コー
ドが検出されると、割込みを発生させる構成において、
先の第6の実施例や第7の実施例のように、テキスト解
析処理単位分の未定義コード検出処理が終了するまで、
この処理を続行し、かつ、先の第13の実施例のよう
に、未定義コードの存在を音で通知するようにしたもの
である。
【0302】(15−2)第15の実施例の構成 図31は、この実施例の構成を示すブロック図である。
なお、図31は、先の第13の実施例のように、未定義
コード位置の検索をテキストデータ発生装置側で行う場
合を代表として示す。
【0303】図において、280は、テキストデータ発
生装置であり、290は、テキスト音声変換装置であ
る。テキストデータ発生装置280において、281
は、ファイル記憶部であり、282は制御部であり、2
83はデータ入出力部であり、284は入出力装置部で
あり、285は、未定義コードバッファである。
【0304】テキスト音声変換装置290において、2
91は、データ入出力部であり、292は、制御部であ
り、293は、レスポンスレジスタであり、294は、
中間言語バッファである。
【0305】図31において、この実施例の特徴とする
主な点を説明すると、例えば、次のようになる。
【0306】テキスト音声変換装置290の制御部29
2は、未定義コードを検出するためびに、レスポンスレ
ジスタ293にデータを書き込むとともに、テキスト解
析処理単位分の未定義コード検出処理が終了した時点
で、その旨をテキストデータ発生装置280に通知する
ようになっている。
【0307】テキストデータ発生装置280の制御部2
82は、未定義コードの検出に伴う割込みが発生するた
びに、その直前に転送したテキストデータを未定義コー
ドとして、未定義コードバッファ285に格納するよう
になっている。
【0308】また、この制御部282は、テキスト解析
処理単位分の未定義コード検出処理が終了した旨の通知
を受けると、バッファ285に格納されている未定義コ
ードをユーザに通知するようになっている。
【0309】また、この制御部282は、変換命令が入
力されると、バッファ285に格納されている未定義コ
ードのうち、最も早く格納された未定義コードに基い
て、中断位置を検索するようになっている。
【0310】(15−3)第15の実施例の動作 図32は、この実施例の制御部292により実行される
未定義コード検出処理を示すフローチャートである。
【0311】この図32の未定義コード検出処理におい
て、図30の未定義コード検出処理と異なる点は、未定
義コードの格納処理(ステップS196)の代りに、割
込み用のデータの書込み処理(ステップS216)が設
けられる点と、エンプティ判定処理(ステップS20
0)と未定義コード転送処理(ステップS202)がな
い点と、テキスト解析処理単位分の未定義コード検出処
理が終了すると、その旨をテキストデータ発生装置28
0に通知する点にあり、そのほかの点は同じなので、詳
細な説明を省略する。
【0312】すなわち、図32において、ステップS2
11〜215,S217〜S219,S221,S22
2は、それぞれ図30のステップS191〜S195,
S197,S198,S199,S201,S203に
相当する。
【0313】(15−4)第15の実施例の効果 この実施例においても、先の第13の実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0314】(16)その他の実施例 以上、この発明の実施例をいくつか説明したが、この発
明は、上述したような実施例に限定されるものでない。
【0315】 例えば、先の実施例では、この発明
を、テキストデータから読み、アクセント、イントネー
ション等が記述された中間言語を生成し、この中間言語
から音声データを生成することにより、テキストデータ
を音声データに変換するテキスト音声変換装置の未定義
コード検出装置に適用する場合を説明した。
【0316】しかしながら、この発明は、テキストデー
タから少なくとも読みが記述された中間言語を生成し、
この中間言語から音声データを生成することにより、テ
キストデータを音声データに変換する簡易型のテキスト
音声変換システムの未定義コード検出装置にも適用する
ことができる。
【0317】、 また、先の実施例では、この発明
を、テキストデータ発生装置とテキスト音声変換装置と
からなるテキスト音声変換システムの未定義コード検出
装置に適用する場合を説明した。しかし、この発明は、
例えば、テキスト解析装置と規則合成装置とからなるよ
うなテキスト音声変換システムの未定義コード検出装置
にも適用することができる。
【0318】 このほかにも、この発明は、その要旨
を逸脱しない範囲で、種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0319】
【発明の効果】
(1) 以上詳述したように、請求項1に係る発明によ
れば、変換処理とは別に、未定義コードの検出処理を実
行するようにしたので、未定義コードを迅速に検出する
ことができる。また、未定義コードが検出されると、そ
の検出結果をユーザに通知するようにしたので、ユーザ
は、未定義コードを迅速に検索することができる。
【0320】これにより、この発明によれば、未定義コ
ードの検出を開始してからその修正が終了するまでの時
間を短縮することができる。その結果、未定義コードを
含むテキストデータと含まないテキストデータが混在す
る状況下でも、実際の変換処理に先立って、未定義コー
ドの検索、修正処理を行うことができる。
【0321】以上から、この発明によれば、変換処理を
開始する前に、未定義コードが修正されたテキストデー
タを得ることができるので、未定義コードを含むテキス
トデータが変換処理に供されることに起因する問題が生
じないようにすることができる。
【0322】(2) また、請求項2に係る発明によれ
ば、未定義コードが検出されると、その検出結果をユー
ザに通知するようにしたので、ユーザによる未定義コー
ドの検索時間を短縮することがである。また、未定義コ
ードが検出されると、それまでの中間言語生成処理の処
理結果を保持するようにしたので、中断していた中間言
語の生成処理を再開する場合、未定義コードの検出処理
と同様に、中断原因となった未定義コード位置から再開
することができる。
【0323】これにより、この発明によれば、中間言語
の生成処理を未定義コードの検出処理と並行して行うに
もかかわらず、未定義コードの検出を開始してからその
修正が終了するまでの時間を短縮することができる。そ
の結果、請求項1に係る発明と同様、変換処理を開始す
る前に、未定義コードが修正されたテキストデータを得
ることができるので、未定義コードを含むテキストデー
タが変換処理に供されることに起因する問題が生じない
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】テキスト音声変換システムの一例のハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図3】テキスト音声変換システムの一例の機能構成を
示すブロック図である。
【図4】単語辞書記憶部の構成を示す図である。
【図5】未知語の検出処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】未定義コードの検索処理を示すフローチャート
である。
【図7】第1の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図8】第2の実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図9】第2の実施例の構成を示すブロック図である。
【図10】第3の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】第3の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】第5の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】第5の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図14】第6の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】第6の実施例のバッファの記憶構造を示す図
である。
【図16】第6の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図17】第7の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図18】第7の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図19】第9の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】第9の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図21】第10の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図22】第10の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図23】第11の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図24】第11の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図25】第12の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図26】第12の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図27】第13の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図28】第13の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図29】第14の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図30】第14の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図31】第15の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図32】第15の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
40,60,80,100,120,140,160,
180,200,220,240,260,280…デ
テキストデータ発生装置 50,70,90,110,130,150,170,
190,210,230,250,270,290…テ
キスト音声変換装置 41,61,81,101,131,141,161,
181,201,221,241,261,281…フ
ァイル記憶部 42,52,62,72,82,92,102,11
2,122,132,142,152,162,17
2,182,192,202,212,222,23
2,242,252,262,272,282,292
…制御部 43,51,63,71,83,91,103,11
1,123,131,143,151,163,17
1,183,191,203,211,223,23
1,243,251,263,271,283,291
…データ入出力部 44,64,84,104,134,144,164,
184,204,224,244,264,284…入
出力装置部 53…ビープ音発生部 73,133,173,193,253…文字数カウン
タ 113,233,293…レスポンスレジスタ 134,174,254,273…未定義コード位置バ
ッファ 153…未定義コードバッファ 175,194,213,234,255,274,2
94…中間言語バッファ 511,711,911,1111,1311,151
1,1711,1911,2111,2311,251
1,2711,2911…テキストデータバッファ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−244491(JP,A) 特開 平6−242790(JP,A) 特開 平6−162076(JP,A) 特開 昭60−73725(JP,A) 特開 平5−165486(JP,A) 特開 平1−318116(JP,A) 特開 昭62−119591(JP,A) 特開 平4−253098(JP,A) 特開 平4−241399(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 13/08

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキストデータをテキストを音声で読み
    上げるための音声データに変換するテキスト音声変換シ
    ステムに設けられ、 前記テキストデータを前記音声データに変換する変換処
    理とは別に、前記テキストデータから前記音声データへ
    の変換が不可能な未定義コードを検出する未定義コード
    検出手段と、 この未定義コード検出手段によって前記未定義コードが
    検出されると、所定のタイミングで、この未定義コード
    検出手段の検出処理を中断して、その検出結果をユーザ
    に通知する検出結果通知手段とを具備したことを特徴と
    するテキスト音声変換システムの未定義コード検出装
    置。
  2. 【請求項2】 テキストデータから少なくともテキスト
    の読みを記述した中間言語を生成し、この中間言語から
    前記テキストを音声で読み上げるための音声データを生
    成することにより、前記テキストデータを前記音声デー
    タに変換するテキスト音声変換システムに設けられ、 前記テキストデータを前記音声データに変換する変換処
    理とは別に、前記テキストデータから前記音声データへ
    の変換が不可能な未定義コードを検出する未定義コード
    検出手段と、 この未定義コード検出手段によって前記未定義コードが
    検出されない場合、前記中間言語の生成処理を起動する
    中間言語生成処理起動手段と、 前記未定義コード検出手段によって前記未定義コードが
    検出されると、所定のタイミングで、この未定義コード
    検出手段の検出処理を中断して、その検出結果をユーザ
    に通知する検出結果通知手段と、 前記未定義コード検出手段によって前記未定義コードが
    検出されると、それまでの前記中間言語生成処理の処理
    結果を保持する処理結果保持手段と、 前記未定義コードの検出により中断していた前記未定義
    コード検出手段の検出処理を再開する場合、この検出処
    理を中断原因となった未定義コードの位置から起動する
    検出処理起動手段とを具備したことを特徴とするテキス
    ト音声変換システムの未定義コード検出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出結果通知手段は、前記未定義コ
    ード検出手段によって前記未定義コードが検出される
    と、その旨を前記ユーザに通知するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載のテキスト音
    声変換システムの未定義コード検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出結果通知手段は、前記未定義コ
    ード検出手段によって前記未定義コードが検出される
    と、検出された未定義コードの位置を前記ユーザに通知
    するように構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のテキスト音声変換システムの未定義コード
    検出装置。
  5. 【請求項5】 前記検出結果通知手段は、前記未定義コ
    ード検出手段によって前記未定義コードが検出される
    と、検出された未定義コードを前記ユーザに通知するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1または2
    記載のテキスト音声変換システムの未定義コード検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記検出結果通知手段は、前記未定義コ
    ード検出手段によって前記未定義コードが検出される
    と、検出された未定義コードに対応する文字をテキスト
    の表示画面上で強調表示するように構成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のテキスト音声変換
    システムの未定義コード検出装置。
  7. 【請求項7】 前記検出結果通知手段は、 前記未定義コード検出手段によって前記未定義コードが
    検出されると、割込みを発生する割込み発生手段と、 この割込み発生手段により割込みが発生されると、その
    発生直前に、前記未定義コード検出手段の検出処理に供
    されたテキストデータを、前記未定義コード検出手段で
    検出された未定義コードとして認定する未定義コード認
    定手段と具備したことを特徴とする請求項1または2記
    載のテキスト音声変換システムの未定義コード検出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記検出結果通知手段は、前記未定義コ
    ード検出手段によって前記未定義コードが検出される
    と、その時点で、前記検出結果を前記ユーザに通知する
    ように構成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載のテキスト音声変換システムの未定義コード検出
    装置。
  9. 【請求項9】 前記検出結果通知手段は、前記未定義コ
    ード検出手段により前記未定義コードが検出されると、
    所定量のテキストデータに対する前記未定義コード検出
    手段の検出処理が終了した時点で、前記検出結果を前記
    ユーザに通知するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のテキスト音声変換システムの未定義コ
    ード検出装置。
  10. 【請求項10】 前記未定義コードの検出より中断して
    いた前記未定義コード検出手段の検出処理を再開する場
    合、この検出処理を中断原因となった未定義コードの位
    置から起動する検出処理起動手段を具備したことを特徴
    とする請求項1記載のテキスト音声変換システムの未定
    義コード検出装置。
  11. 【請求項11】 前記検出処理起動手段は、 記憶手段に記憶されているテキストデータをその先頭か
    ら読み出すデータ読出し手段と、 このデータ読出し手段により読み出されたテキストデー
    タ上で、前記中断原因となった未定義コードの位置を検
    索する未定義コード位置検索手段と、 この未定義コード位置検索手段により検索された未定義
    コード位置から前記データ読出し手段により読み出され
    たテキストデータを前記未定義コード検出手段に供給す
    るデータ供給手段とを具備したことを特徴とする請求項
    2または10記載のテキスト音声変換システムの未定義
    コード検出装置。
  12. 【請求項12】 前記検出処理起動手段は、 記憶手段に記憶されているテキストデータ上で、前記検
    出処理の中断原因となった未定義コードの位置を検索す
    る未定義コード位置検索手段と、 この未定義コード位置検索手段により検索された未定義
    コード位置から前記テキストデータを読み出し、前記未
    定義コード検出手段に供給するデータ供給手段とを具備
    したことを特徴とする請求項2または10記載のテキス
    ト音声変換システムの未定義コード検出装置。
  13. 【請求項13】 前記検出結果通知手段は、前記未定義
    コード検出手段により前記未定義コードが検出される
    と、前記中間言語生成手段の中間言語生成処理単位分の
    テキストデータに対する前記未定義コード検出手段の検
    出処理が終了した時点で、その検出結果を前記ユーザに
    通知するように構成され、 前記処理結果保持手段は、前記中間言語生成手段の処理
    結果を保持する際、この処理結果の終端に、前記未定義
    コードが存在する旨を前記ユーザに音で通知するための
    データを付加するように構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載のテキスト音声変換システムの未定義コ
    ード検出装置。
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