JP6640788B2 - 言語変換プログラム及び言語変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、仮想空間に登場するキャラクタが話す架空の言語を含むゲームデータやゲームの台本などの作成に使用される言語変換プログラム及び言語変換装置に関する。
従来、仮想空間に登場するキャラクタが架空の言語を話すゲームが存在する。キャラクタが話す架空の言語は、日本語としては意味が通じないものとして表現される。
特許文献1には、架空の言語を話すキャラクタの話し声を効果音として出力するゲームが開示されている。このゲームでは、架空の言語の効果音を生成するために、まずユーザがマイクに入力した音声の一部を、所定の長さの音声データに区切って格納してから、ゲームを進行させる。そして、キャラクタが話をするタイミングで、格納した音声データの中からいくつかをランダムに選出してつなげることにより、日本語としては意味が通じない架空の音声を生成して出力(再生)する。
特許第4919395号公報
特許文献1に開示された技術では、格納された音声データをランダムに選出するため、再現性がなく、例えばキャラクタが同じ内容の言葉を話すときであっても毎回異なる効果音が生成され、ユーザに違和感が生じるという問題がある。
ところで、ゲーム制作では、声優のセリフなどを含むゲームの台本を作成するために、キャラクタが話す言葉を文章として記述する必要がある。特許文献1には架空の言語を効果音として生成する方法が開示されているが、架空の言語を文字列として生成するものではない。上記のようなゲーム制作においては、意味のある日本語等の実在の言語の文字列から実在の言語としては意味が通じない架空の言語の文字列を生成する方法が必要とされている。
そこで本発明は、実在の言語の文字列から再現性のある架空の言語の文字列を容易に生成することができる言語変換プログラム及び言語変換装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る言語変換プログラムは、第1の文字数で構成されたキー文字列と予め設定した置換後文字列との対応関係を示す対応データを記憶する記憶部を備えるコンピュータに実行させる言語変換プログラムであって、前記コンピュータを、実在する言語の文字列を取得する取得手段、取得した文字列を、前記第1の文字数以上の第2の文字数ごとに区切る区切り手段、前記区切り手段に区切られた文字列の夫々を置換前文字列とし、当該置換前文字列の中の所定の位置の前記第1の文字数の文字列を前記キー文字列として抽出するとともに、前記対応関係に基づいて前記置換前文字列を前記置換後文字列に置換する文字列置換手段、及び、前記置換後文字列を順次つなぎ合わせて、架空の言語の文字列を生成する生成手段、として機能させる。
上記の言語変換プログラムにおいて、例えば、前記置換前文字列の中の先頭の前記第1の文字数の文字列を前記キー文字列として抽出してもよい。
上記の言語変換プログラムによれば、言語変換の対象として取得した実在する言語の文字列を一定のルールに従って区切り、対応データに基づき置換するため、当該取得した文字列から、実在する言語としては意味が通じない架空の言語の文字列を容易に生成することができる。また、実在する言語の文字列から一定の規則に従って架空の言語の文字列を生成するため、同じ文字列から毎回同じ架空の言語の文字列を生成することができる。
上記の言語変換プログラムにおいて、前記記憶部には、予め登録された登録語句が更に記憶されており、前記区切り手段は、前記取得手段により取得した文字列に前記登録語句が含まれる場合、当該文字列を前記登録語句の前後で分断するとともに、分断した文字列のうち前記登録語句を除く文字列の夫々について、前記第2の文字数ごとに区切ってもよい。この言語変換プログラムによれば、登録語句が分断されないため、生成される架空の言語の中に、登録語句に対応する語句を確実に含ませることができる。
また、本発明に係る言語変換装置は、第1の文字数で構成されたキー文字列と予め設定した置換後文字列との対応関係を示す対応データを記憶する記憶部、実在する言語の文字列を取得する取得手段、取得した文字列を、前記第1の文字数以上の第2の文字数ごとに区切る区切り手段、前記区切り手段に区切られた文字列の夫々を置換前文字列とし、当該置換前文字列の中の所定の位置の前記第1の文字数の文字列を前記キー文字列として抽出するとともに、前記対応関係に基づいて前記置換前文字列を前記置換後文字列に置換する文字列置換手段、及び、前記置換後文字列を順次つなぎ合わせて、架空の言語の文字列を生成する生成手段、を備える。
上記の構成によれば、言語変換の対象として取得した実在する言語の文字列を一定のルールに従って区切り、対応データに基づき置換するため、当該取得した文字列から、実在する言語としては意味が通じない架空の言語の文字列を容易に生成することができる。また、実在する言語の文字列から一定の規則に従って架空の言語の文字列を生成するため、同じ文字列から毎回同じ架空の言語の文字列を生成することができる。
本発明によれば、実在の言語の文字列から再現性のある架空の言語の文字列を容易に生成することができる。
一実施形態に係る言語変換装置の概略構成を示すブロック図である。 表示部の表示画面の一例を示すである。 登録語句データの一例を示す図である。 言語置換辞書データの一例を示す図である。 言語変換処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。 置換処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。 日本語文字列から架空言語文字列を生成する具体例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態における言語変換装置及び言語変換プログラムの具体的な態様について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る言語変換装置1の概略構成を示すブロック図である。言語変換装置1は、日本語の文字列から日本語として意味が通じない架空の言語の文字列を生成する装置である。言語変換装置1は、入力部2と、表示部3と、記憶部4と、制御部5とを備える。
言語変換装置1は、例えばパーソナルコンピュータ等のコンピュータである。入力部2は、ユーザからの入力を受け付ける1つ又は複数の入力装置である。本実施形態では、入力部2に、キーボード及びマウスが含まれる。表示部3は、例えば液晶ディスプレイであり、ユーザが入力部2から入力した文字を表示するとともに、言語変換装置1により生成された架空の言語の文字列を表示する。
図2に、言語変換装置1における表示部3の表示画面31の一例を示す。表示画面31には、日本語入力領域32及び架空言語出力領域33が表示されている。日本語入力領域32は、ユーザにより入力部2を介して文字が入力される領域である。入力は音声認識による入力であってもよい。日本語入力領域32に入力された文字列は、架空言語に変換される対象となる。架空言語出力領域33は、日本語入力領域32に入力された文字列から生成された架空の言語の文字列を出力する領域である。また、表示画面31には、ユーザから言語変換の開始指示を受け付ける変換実行ボタン領域34が表示されている。変換実行ボタン領域34に対して入力部2からの所定の入力(例えば変換実行ボタン領域34に対するマウスクリックなど)が行われることにより、日本語入力領域32に入力された文字列の言語変換が開始される。
図1に戻って、記憶部4は、各種のプログラム及びデータを記憶しており、例えばROM、RAM、及びハードディスク等により構成される。記憶部4には、日本語の文字列から架空の言語の文字列を生成する言語変換処理を実行するための言語変換プログラム41が記憶されている。また、記憶部4には、言語変換処理において用いられる登録語句データ42及び言語置換辞書データ43が記憶されている。登録語句データ42及び言語置換辞書データ43について、詳細は後述する。
制御部5は、記憶部4に記憶された言語変換プログラム41を読みだして、言語変換処理を実行する。制御部5は、例えばCPUである。制御部5は、入力部2、表示部3及び記憶部4に有線又は無線で電気的に接続されている。
図1には、制御部5の機能的な構成がブロック図で示される。図1に示すように、制御部5は、言語変換プログラム41を実行することで、取得手段51、仮名変換手段52、登録語句置換手段53、除外手段54、区切り手段55、文字列置換手段56及び生成手段57として機能する。
取得手段51は、架空言語の文字列に変換する対象となる日本語の文字列を取得する。具体的には、取得手段51は、言語変換処理実行のタイミングで、日本語入力領域32に入力されている日本語文字列を、言語変換の対象となる文字列として取得する。本実施形態では、取得手段51は、ユーザにより入力部2としてのキーボードから入力された文字列を取得するが、これに限らず、取得手段51は、例えば音声認識により入力された文字列を取得してもよい。以下、取得手段51が取得した文字列だけでなく、当該文字列が架空言語に変換されるまでに後述の仮名変換手段52等に処理された文字列もまとめて「変換対象文字列」と呼ぶ場合がある。
仮名変換手段52は、取得手段51により取得した日本語文字列の中の漢字(表語文字)を、仮名文字(表音文字)に変換する。これにより、当該日本語文字列から、漢字を含まない文字列(以下、「仮名文字列」と称する。)を生成する。
本実施形態では、仮名変換手段52は、取得した日本語文字列の中の漢字を、仮名文字である平仮名に変換する。また、仮名変換手段52は、取得した日本語文字列の中の片仮名も平仮名に変換する。これにより、仮名変換手段52は、取得した日本語文字列から、漢字及び片仮名を含まない文字列を生成する。以下、仮名変換手段52により生成された漢字及び片仮名を含まない文字列を「平仮名文字列」とも称する。即ち、本願明細書において、「平仮名文字列」は、漢字及び片仮名を含まない文字列を意味しており、平仮名のみにより構成された文字列を意味するものではない。例えば平仮名文字列は、英数字を含んでもよい。なお、取得手段51により取得した日本語文字列が漢字及び片仮名を含んでいなくてもよく、この場合、仮名変換手段52は、取得した日本語文字列を変換することなく維持する。
登録語句置換手段53は、変換対象文字列の中の所定の語句を、登録語句データ42に基づき置換する。本実施形態では、登録語句データ42に、ユーザにより予め登録された置換前登録語句と、当該置換前登録語句に対応する置換後登録語句が含まれる。登録語句置換手段53は、登録語句データ42に基づき、変換対象文字列の中から、置換前登録語句を検索するとともに、検索した置換前登録語句を、対応する置換後登録語句に置換する。以下、置換前登録語句及び置換後登録語句を総称して「登録語句」と呼ぶ場合がある。
ところで、ゲーム制作の過程で作成されるゲームシナリオには、ゲームに登場するキャラクタ名や道具の名称などの固有名詞が、仮名称で書かれる場合がある。登録語句データには、このような仮名称が、置換前文字列として登録されており、また、仮名称に対応する正式名称が置換後文字列として登録されている。このため、仮名称が含まれたシナリオの記述をそのまま取得手段51により取得した場合、登録語句置換手段53は、取得した文字列中の仮名称を、正式名称に変換する。
図3に、登録語句データ42の一例を示す。図3の左側に置換前登録語句が示され、各置換前登録語句の右側に、対応する置換後登録語句が示される。本実施形態では、置換前登録語句は、例えば英字、数字又はそれらの組み合わせにより構成された文字列である。置換後登録語句は、言語変換処理により最終的に生成される架空言語の文字列に反映される文字列であり、例えば片仮名により構成されている。図3の例では、登録語句置換手段53は、変換対象文字列中に「em001」や「em002」という置換前登録語句を検索した場合、ゲームに登場するキャラクタ名である「リオレイア」及び「リオレウス」という置換後登録語句に夫々置換する。
本実施形態では、登録語句置換手段53による置換前登録語句の検索をより容易にするために、言語変換の対象となる日本語文字列中の置換前登録語句には、予め所定の符号を付与されてある(図7(a)参照)。具体的には、置換前登録語句は二重角括弧([[ ]])で囲まれている。そして、登録語句置換手段53は、変換対象文字列の中から、置換前登録語句に予め付与された当該符号(本実施形態では二重角括弧)を検索することによって、置換前登録語句を検索する。但し、置換前登録語句に付与される符号は、二重角括弧でなくてもよく、他の符号でもよい。また、置換前登録語句に上述したような符号が付与されていなくてもよく、この場合、登録語句置換手段53は、登録語句に含まれる一部又は全部の文字列から置換前登録語句を検索してもよい。
また、本実施形態では、登録語句置換手段53が、置換前登録語句から置換後登録語句に置換する際に、当該置換後登録語句に予め所定の符号を付与する(図7(c)参照)。後述の区切り手段55及び文字列置換手段56による置換後登録語句の検索においても、当該検索をより容易にするためである。具体的には、登録語句置換手段53は、置換後登録語句を囲むように、当該置換後登録語句に山括弧(< >)を付与する。但し、置換後登録語句に付与される符号は、山括弧でなくてもよく、他の符号でもよい。また、登録語句置換手段53は、置換後登録語句に上述したような符号を付与しなくてもよい。
除外手段54は、変換対象文字列の中から、除外すべき所定の文字(以下、「除外文字」と称する。)を除外する。但し、除外手段54は、変換対象文字列の中の登録語句内に除外文字が含まれる場合、登録語句内の除外文字は除外しない。本実施形態において、除外文字には、数字(1,2など)、英字(a,bなど)、二点リーダ(‥)、三点リーダ(…)、括弧(丸括弧、かぎ括弧など)が含まれる。但し、上述した登録語句置換手段53により置換後登録語句に付与される符号など、検索のために付与されてある符号は、除外文字に含まれない。
区切り手段55は、言語変換の対象である平仮名文字列を、3文字ごとに区切る。但し、登録語句は3文字ごとに区切る対象から除かれる。即ち、区切り手段55は、まず登録語句置換手段53により付与された符号(山括弧)を検索することによって、置換後登録語句を検索する。そして、区切り手段55は、言語変換の対象である平仮名文字列中に置換後登録語句が含まれる場合、当該平仮名文字列を、置換後登録語句の前後で分断するとともに、分断した文字列のうち登録語句を除く文字列の夫々について、3文字ごとに区切る。
文字列置換手段56は、区切り手段55により区切られた文字列の夫々を置換前文字列として、当該置換前文字列を置換後文字列に置換する置換処理を実行する。具体的には、文字列置換手段56は、所定の条件を満たす置換前文字列の中の先頭の2文字の平仮名をキー文字列として抽出するとともに、言語置換辞書データ43に基づいて置換前文字列を置換後文字列に置換する。但し、文字列置換手段56は、置換前文字列の先頭の2文字を抽出する代わりに、例えば後ろの2文字をキー文字列として抽出してもよい。
図4に、言語置換辞書データ43の一例を示す。言語置換辞書データ43は、2文字の平仮名で構成されたキー文字列と、予め設定した置換後文字列との対応関係を示す対応データである。本実施形態では、置換後文字列は、1又は複数の文字(例えば1〜4文字)の片仮名で構成された文字列である。
また、文字列置換手段56は、置換前文字列が登録語句(即ち、置換後登録語句)である場合、言語置換辞書データ43に基づいた置換を行わない。本実施形態では、文字列置換手段56は、置換前文字列の中に、登録語句置換手段53により付与された符号(山括弧)がある場合には、当該符号の削除のみ置換前文字列に対して行う(図7(e)及び(f)参照)。
また、文字列置換手段56は、置換前文字列の中に、日本語と架空言語とで共通した意味を示す所定の文字(以下、「特殊文字」と称する。)が含まれる場合、言語変換処理により生成される架空言語に当該特殊文字を反映させる。本実施形態において、特殊文字には、句読点、感嘆符(!)又は疑問符(?)が含まれる。その他、特殊文字には、感嘆符疑問符(!?)、疑問符感嘆符(?!)、スペース又は改行も含まれてもよい。置換前文字列の中に特殊文字が含まれている場合の具体的な処理の内容について、詳細は後述する。
生成手段57は、置換処理の結果である置換後文字列や置換後登録語句等を順次つなぎ合わせて、架空の言語の文字列を生成する。
次に、言語変換装置1による言語変換処理の流れについて、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
例えば表示画面31の変換実行ボタン領域34にマウスポインタを合わせてマウスボタンが押されることにより、言語変換処理が開始される。言語変換処理では、まず取得手段51が、表示画面31の日本語入力領域32に入力されている日本語文字列を、変換対象の日本語文字列として取得する(ステップS1)。
次に、仮名変換手段52が、取得手段51により取得した日本語文字列の中の漢字及び片仮名を平仮名に変換し、平仮名文字列を生成する(ステップS2)。
次に、登録語句置換手段53は、生成された平仮名文字列の中から登録語句データ42に含まれる置換前登録語句を検索し、検索した置換前登録語句を、登録語句データ42に基づき、対応する置換後登録語句に置換する(ステップS3)。このとき、登録語句置換手段53は、後の処理で置換後登録語句を検索しやすいよう所定の符号(例えば山括弧)を付与する。なお、平仮名文字列の中に置換前登録語句がない場合、登録語句置換手段53による置換は行われない。
なお、登録語句置換手段53は、ステップS3で置換後登録語句への置換を行わなくてもよく、言語変換処理が完了するまでに行えばよい。例えば登録語句置換手段53は、後の置換処理で、言語置換辞書データ43に基づく置換が行われる際に、登録語句データ42に基づく置換を行ってもよく、この場合、置換後登録語句に上述した検索用の符号を付与しなくてもよい。
次に、除外手段54が、ステップS3の後の文字列の中から、置換後登録語句以外の文字列に含まれる除外文字を除外する(ステップS4)。
次に、区切り手段55が、ステップS4の後の文字列に置換後登録語句が含まれる場合、当該文字列を置換後登録語句の前後で分断し、分断した文字列のうち置換後登録語句を除く文字列の夫々について3文字ごとに区切る(ステップS5)。なお、ステップS4の後の文字列に置換後登録語句が含まれない場合、区切り手段55は、ステップS4の後の文字列を3文字ごとに区切る。
その後、文字列置換手段56が、区切り手段55により区切られた文字列、即ち置換前文字列の夫々について置換処理を実行する(ステップS6)。図6は、置換処理の流れを示すフローチャートの一例を示す図である。
置換処理では、まず文字列置換手段56が、置換前文字列が登録語句(即ち、置換後登録語句)でも特殊文字のみから成る文字列でもないか判定する(ステップT1)。
置換前文字列が登録語句及び特殊文字のみから成る文字列のいずれかであると判定した場合(ステップT1:NO)、文字列置換手段56が、当該置換前文字列については言語置換辞書データ43に基づく置換を行わない。具体的には、置換前文字列が特殊文字のみから成る文字列である場合、その文字列を維持したまま置換処理を終了し、また、置換前文字列が登録語句である場合、当該登録語句に検索のために付与された符号(例えば山括弧)を削除して置換処理を終了する。但し、文字列置換手段56は、登録語句については置換処理を実行しなくてもよく、この場合、文字列置換手段56は、ステップT1において、区切られた文字列(即ち、置換前文字列)が特殊文字のみから成る文字列ないかだけを判定してもよい。
置換前文字列が登録語句及び特殊文字のみから成る文字列のいずれでもないと判定した場合(ステップT1:YES)、文字列置換手段56は、当該置換前文字列が平仮名のみの文字列か否か判定する(ステップT2)。
置換前文字列が平仮名のみの文字列であると判定した場合(ステップT2:YES)、文字列置換手段56は、置換前文字列の文字数が1文字のときには当該置換前文字列の後ろに所定の平仮名1文字(例えば「あ」)を追加する(ステップT3)。平仮名2文字のキー文字列として抽出するためである。
そして、文字列置換手段56は、置換前文字列の先頭の2文字の平仮名をキー文字列として抽出し、言語置換辞書データ43に基づいて、置換前文字列をそれに対応する置換後文字列に置換する(ステップT4)。こうして、置換処理を終了する。
置換前文字列が平仮名のみの文字列でない、即ち当該置換前文字列に特殊文字が含まれると判定した場合(ステップT2:NO)、文字列置換手段56は、置換前文字列の中の特殊文字を所定の平仮名1文字(例えば「あ」)に置換する(ステップT5)。平仮名2文字のキー文字列として抽出するためである。
その後、文字列置換手段56は、置換前文字列の先頭の2文字の平仮名をキー文字列として抽出し、言語置換辞書データ43に基づいて、置換前文字列をそれに対応する置換後文字列に置換する(ステップT6)。
更に文字列置換手段56は、ステップT6で取得した置換後文字列に、ステップT5で置換する対象となった特殊文字を追加して(ステップT7)、置換処理を終了する。置換後文字列における特殊文字を追加する位置は、予め決定されていてもよいし、ステップT5で置換される前の特殊文字の位置に応じて決定されてもよい。
図5に戻って、ステップS6で置換処理が終了すると、生成手段57が、区切り手段55により区切られた文字列の夫々の置換処理の結果(置換後文字列、置換後文字列に特殊文字を付加した文字列、登録語句、又は特殊文字のみから成る文字列)を順次つなぎ合わせて、架空の言語の文字列を生成する。生成された架空言語の文字列は、表示画面31の架空言語出力領域33に出力される。
次に、言語変換処理によってある日本語文字列から架空言語文字列を生成する具体例を、図7を参照しながら説明する。
例えば「あれは…、[[em002]]!!」という日本語文字列を取得手段51が取得した場合(図7(a)参照)、当該文字列に漢字及び片仮名は含まれていないため、仮名変換手段52は、取得した文字列をそのまま平仮名文字列として返す(図7(b)参照)。次に、登録語句置換手段53は、平仮名文字列の中から置換前登録語句である二重角括弧付きの「em002」を検索し、対応する置換後登録語句「リオレウス」に置換するとともに、当該語句に検索用の符号として山括弧を付与する(図7(c)参照)。次に、除外手段54は、対応する置換後登録語句に置換された後の文字列「あれは…、リオレウス!!」から、除外文字である三点リーダ「…」を除外する(図7(d)参照)。
その後、区切り手段55は、置換後登録語句である「リオレウス」という文字列の前後で分断するとともに、分断した文字列のうち置換後登録語句を除く文字列の夫々について3文字ごとに区切る(図7(e)参照)。なお、図7では、区切られた箇所をスラッシュ「/」で示す。
次に、文字列置換手段56は、区切られた文字列の夫々を置換前文字列として置換処理を実行する(図7(f)参照)。具体的には、文字列置換手段56は、「あれは」という置換前文字列の中の先頭の2文字の平仮名「あれ」をキー文字列として抽出するとともに、言語置換辞書データ43に基づいて置換前文字列「あれは」を、置換後文字列「ト」に置換する。そして、その他の区切られた文字列のうち、特殊文字のみから成る文字列(「、」及び「!!」)は、置換することなく維持し、山括弧付きの置換後登録語句(「<リオレウス>」)は、山括弧を削除する。最後に、生成手段57が、置換処理で得られた文字列を順次つなぎ合わせて、架空言語の文字列「ト、リオレウス!!」を生成する(図7(g)参照)。
以上に示したように、本実施形態に係る言語変換装置1によれば、言語変換の対象となる日本語文字列を一定のルールに従って区切り、言語置換辞書データ43に基づき置換するため、日本語文字列から日本語としては意味が通じない架空の言語の文字列を容易に生成することができる。また、日本語の文字列から一定の規則に従って架空の言語の文字列を生成するため、同じ日本語の文字列から毎回同じ架空の言語の文字列を生成することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、仮名変換手段52は、日本語文字列の中の漢字及び片仮名を平仮名に変換したが、日本語文字列の中の漢字及び平仮名を片仮名に変換してもよい。この場合、言語置換辞書データ43に含まれるキー文字列は、片仮名で構成されていればよい。仮名変換手段52は、日本語文字列の中の漢字のみを平仮名に変換してもよく、言語置換辞書データ43に含まれるキー文字列は、平仮名と片仮名の組み合わせを含んでもよい。
また、上記実施形態では、キー文字列の文字数(第1の文字数)は、2文字であったが、第1の文字数は1文字であってもよいし、3文字以上であってもよい。また、上記実施形態では、区切り手段55が登録語句を除いた文字列を区切る文字数(第2の文字数)は、3文字であったが、第2の文字数は、第1の文字数以上であればよい。
また、言語置換辞書データ43に含まれる置換後文字列の文字数は、区切り手段55が登録語句を除いた文字列を区切る文字数(第2の文字数)以下であることが好ましい。このようにすることで、言語変換処理により生成される架空言語の文字数が増えるのを抑制するためである。
また、言語変換装置1は、除外手段54を備えなくてもよく、この場合、例えば除外文字を所定の仮名文字に置換してもよい。また、言語置換辞書データ43のキー文字列に、特殊文字を含んだ文字列(例えば「あ、」など)を含めてもよい。この場合、上述した置換処理におけるステップT5〜T7は不要となり、特殊文字は平仮名と同様に取り扱われる。
また、上記実施形態では、ユーザにより入力部2を介して日本語入力領域32に入力された文字列が言語変換の対象となったが、記憶部4などに記憶されたデータに含まれる日本語文字列が、言語変換の対象となってもよい。この場合、ユーザにより記憶部4に記憶された日本語文字列の選択が入力部2を介して行われ、取得手段51は、選択された日本語文字列を取得する。
また、上記実施形態では、日本語の文字列を架空の言語の文字列に変換するプログラムについて説明したが、本発明は、日本語以外の実在の言語、例えば英語などにも適用可能である。この場合、仮名変換手段52はなくてもよく、除外文字に英字が含まれなくてもよい。
また、本発明の言語変換プログラムは、ゲーム装置に実行されるゲームプログラムに組み込まれていてもよい。この場合、言語変換プログラムは、ゲーム装置に実行されることにより、生成した架空の言語の文字列を、ゲームに登場するキャラクタが話していることを示すようにゲーム画面に表示してもよいし、音声としてゲーム装置に接続されたスピーカから再生してもよい。また、言語変換プログラムは、ゲーム装置に実行されることにより、生成した架空の言語の文字列に対応するジェスチャを、ゲームに登場するキャラクタにとらせてもよい。この場合、変換対象となった文字列の言語に応じて(例えば日本語文字列から架空言語を生成したか英語文字列から架空言語を生成したかによって)、架空の言語の文字列に対応するジェスチャを変えてもよい。
1 :言語変換装置
4 :記憶部
41 :言語変換プログラム
42 :登録語句データ
43 :言語置換辞書データ
51 :取得手段
52 :仮名変換手段
53 :登録語句置換手段
54 :除外手段
55 :区切り手段
56 :文字列置換手段
57 :生成手段

Claims (3)

  1. 仮想空間に登場するキャラクタが話す架空の言語を含むゲームのデータ及び/又は台本の作成に使用され、第1の文字数で構成されたキー文字列と予め設定した置換後文字列との対応関係を示す対応データと、前記ゲームに登場する固有名詞の仮名称である予め登録された置換前登録語句と、前記仮名称に対応する正式名称である置換後登録語句とを含む登録語句データとを記憶する記憶部を備えるコンピュータに実行させる言語変換プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    実在する言語の文字列を取得する取得手段、
    前記登録語句データに基づき、前記取得手段により取得した文字列の中から、前記置換前登録語句を検索するとともに、検索した前記置換前登録語句を、対応する前記置換後登録語句に置換する登録語句置換手段、
    前記登録語句置換手段により置換された文字列に前記置換後登録語句が含まれる場合、当該文字列を前記置換後登録語句の前後で分断するとともに、分断した文字列のうち前記置換後登録語句を除く文字列の夫々について、前記第1の文字数以上の第2の文字数ごとに区切る区切り手段、
    前記区切り手段に区切られた文字列の夫々を置換前文字列とし、当該置換前文字列の中の所定の位置の前記第1の文字数の文字列を前記キー文字列として抽出するとともに、前記対応関係に基づいて前記置換前文字列を前記置換後文字列に置換する文字列置換手段、及び、
    前記置換後文字列を順次つなぎ合わせて、架空の言語の文字列を生成する生成手段、
    として機能させる、言語変換プログラム。
  2. 前記文字列置換手段は、前記置換前文字列の中の先頭の前記第1の文字数の文字列を前記キー文字列として抽出する、
    請求項1に記載の言語変換プログラム。
  3. 仮想空間に登場するキャラクタが話す架空の言語を含むゲームのデータ及び/又は台本の作成に使用され、第1の文字数で構成されたキー文字列と予め設定した置換後文字列との対応関係を示す対応データと、前記ゲームに登場する固有名詞の仮名称である予め登録された置換前登録語句と、前記仮名称に対応する正式名称である置換後登録語句とを含む登録語句データとを記憶する記憶部、
    実在する言語の文字列を取得する取得手段、
    前記登録語句データに基づき、前記取得手段により取得した文字列の中から、前記置換前登録語句を検索するとともに、検索した前記置換前登録語句を、対応する前記置換後登録語句に置換する登録語句置換手段、
    前記登録語句置換手段により置換された文字列に前記置換後登録語句が含まれる場合、当該文字列を前記置換後登録語句の前後で分断するとともに、分断した文字列のうち前記置換後登録語句を除く文字列の夫々について、前記第1の文字数以上の第2の文字数ごとに区切る区切り手段、
    前記区切り手段に区切られた文字列の夫々を置換前文字列とし、当該置換前文字列の中の所定の位置の前記第1の文字数の文字列を前記キー文字列として抽出するとともに、前記対応関係に基づいて前記置換前文字列を前記置換後文字列に置換する文字列置換手段、及び、
    前記置換後文字列を順次つなぎ合わせて、架空の言語の文字列を生成する生成手段、
    を備える、言語変換装置。
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