JPH08123307A - ホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログラム - Google Patents
ホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログラムInfo
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- JPH08123307A JPH08123307A JP26299394A JP26299394A JPH08123307A JP H08123307 A JPH08123307 A JP H08123307A JP 26299394 A JP26299394 A JP 26299394A JP 26299394 A JP26299394 A JP 26299394A JP H08123307 A JPH08123307 A JP H08123307A
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 8
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- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 abstract 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
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- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/04—Processes or apparatus for producing holograms
- G03H1/20—Copying holograms by holographic, i.e. optical means
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- G03H1/02—Details of features involved during the holographic process; Replication of holograms without interference recording
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 量産性や画質を落すことなくホログラムを複
製出来、ディスプレイとしての価値を高めると共に、大
量生産が可能であり、かつ一枚一枚のホログラムに異な
った情報をパターンとして露光出来、セキュリティーを
高め得るホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログ
ラムを提供する。 【構成】 回転ドラム12にマスターホログラム1を貼
着すると共に給送手段13により感光フィルム6aを連
続移送し、回転ドラム12に巻回してマスターホログラ
ム1に密着させると共にレーザ光源14からのレーザ光
をAOM26でオンオフ制御しながら走査手段15によ
り回転ドラム12側に照射し、二次元走査によって感光
フィルム6a上に複製ホログラムを複製する。AOM2
6のオンオフ制御を適宜設定することにより、異なった
情報をパターンとして書き込むことが出来ると共にセキ
ュリティーを高めることが出来る。
製出来、ディスプレイとしての価値を高めると共に、大
量生産が可能であり、かつ一枚一枚のホログラムに異な
った情報をパターンとして露光出来、セキュリティーを
高め得るホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログ
ラムを提供する。 【構成】 回転ドラム12にマスターホログラム1を貼
着すると共に給送手段13により感光フィルム6aを連
続移送し、回転ドラム12に巻回してマスターホログラ
ム1に密着させると共にレーザ光源14からのレーザ光
をAOM26でオンオフ制御しながら走査手段15によ
り回転ドラム12側に照射し、二次元走査によって感光
フィルム6a上に複製ホログラムを複製する。AOM2
6のオンオフ制御を適宜設定することにより、異なった
情報をパターンとして書き込むことが出来ると共にセキ
ュリティーを高めることが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射型ホログラムの原
版から複製ホログラムを大量に製作する方法及び装置と
複製ホログラムに係り、特に、量産性や画質性の向上に
好適なホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログラ
ムに関する。
版から複製ホログラムを大量に製作する方法及び装置と
複製ホログラムに係り、特に、量産性や画質性の向上に
好適なホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】反射型ホログラムの原版(マスターホロ
グラム)に感光フィルムを重ね、密着露光によってホロ
グラムを大量に複製する場合の従来方法としては、通常
レーザ光をシリンドリカルレンズ等で線状に広げ、この
広げ方向と直交する一方向にレーザ光を走査する複製方
法が採用されている。
グラム)に感光フィルムを重ね、密着露光によってホロ
グラムを大量に複製する場合の従来方法としては、通常
レーザ光をシリンドリカルレンズ等で線状に広げ、この
広げ方向と直交する一方向にレーザ光を走査する複製方
法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の複製方法
ではマスターホログラムの全域がそのまま完全に複製さ
れるため、所望の任意のパターンを露光するためには特
別な遮光用マスクが必要である。そのため、量産性が悪
くなる問題点があった。また、遮光用マスクのパターン
精度やその粒状性等により複製されたホログラムの画質
に悪影響を与える問題点がある。更に、前記マスクパタ
ーンは容易に変更することが出来ないため、すべて同一
の複製ホログラムしか製作できない問題点があった。
ではマスターホログラムの全域がそのまま完全に複製さ
れるため、所望の任意のパターンを露光するためには特
別な遮光用マスクが必要である。そのため、量産性が悪
くなる問題点があった。また、遮光用マスクのパターン
精度やその粒状性等により複製されたホログラムの画質
に悪影響を与える問題点がある。更に、前記マスクパタ
ーンは容易に変更することが出来ないため、すべて同一
の複製ホログラムしか製作できない問題点があった。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決するもの
で、量産性や画質を落すことなくホログラムを複製する
ことが出来ると共に、遮光用マスクを必要とせずマスタ
ーホログラムの一部領域を選択的に複製して一枚一枚の
ホログラムに異なった情報をパターンとして書き込むこ
とが出来、ディスプレイとしての価値を高めセキュリテ
ィー性の向上が図れるホログラム複製方法及び複製装置
と複製ホログラムを提供することを目的とする。
で、量産性や画質を落すことなくホログラムを複製する
ことが出来ると共に、遮光用マスクを必要とせずマスタ
ーホログラムの一部領域を選択的に複製して一枚一枚の
ホログラムに異なった情報をパターンとして書き込むこ
とが出来、ディスプレイとしての価値を高めセキュリテ
ィー性の向上が図れるホログラム複製方法及び複製装置
と複製ホログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、反射型ホログラムの原版に感光フィル
ムを重ね、該フィルムに向かってレーザ光を照射して前
記原版から再生光を出射させ、該再生光と前記レーザ光
とで生じた新たな干渉縞を前記感光フィルムに複製する
ホログラム複製方法において、前記レーザ光をスポット
ビームとし、所望のパターンに沿って前記スポットビー
ムを前記原版に対して相対的に二次元走査し、前記パタ
ーンに包含するホログラムの領域を選択的に前記感光フ
ィルムに複製するホログラム複製方法を特徴とする。更
に具体的に、前記スポットビームを所望の文字,数字又
は記号を表示するキャラクタパターンに沿って二次元走
査し、該キャラクタパターンに包含するホログラムの領
域を選択的に前記感光フィルムに複製して前記文字,数
字又は記号を書き込むことを特徴とする。或いは、前記
スポットビームを所望の切り出しパターンに沿って二次
元走査し、該切り出しパターンに包含するホログラムの
絵柄領域を前記感光フィルムに切り取り複製することを
特徴とする。また、本発明は、反射型ホログラムの原版
に感光ティルムを重ね、該フィルムに向かってレーザ光
を照射して前記原版から再生光を出射させ、該再生光と
前記レーザ光とで生じた新たな干渉縞を該感光フィルム
に複製するホログラム複製装置であって、前記原版を貼
着する回転ドラムと、前記原版に密接する状態で前記感
光フィルムを前記回転ドラムに連続供給する給送手段
と、前記レーザ光をスポットビームとして前記回転ドラ
ムに照射し感光フィルムの連続供給方向と直交して前記
スポットビームを走査させる走査手段と、前記給送手段
および走査手段に同期して前記スポットビームを断続制
御して所望のパターンを描かせる光シャッタとを備え、
前記パターンに包含するホログラムの領域を選択的に前
記感光フィルムに複製するホログラム複製装置を構成す
るものである。更に、本発明は反射型ホログラムの原版
に感光フィルムを重ね、前記フィルムに向かってレーザ
光を照射して前記原版から出射した再生光と前記レーザ
光との干渉により生じた新たな干渉縞を前記感光フィル
ムに複製して作成される複製ホログラムであって、前記
原版に含まれる共通の画像情報とこれと異なる固有の識
別情報が記録されており、前記識別情報は、前記レーザ
光をスポットビームとして固有の文字,数字又は記号を
表わすキャラクタパターンに沿って二次元走査し前記キ
ャラクタパターンに整合するホログラムの領域を選択的
に前記感光フィルムに複製して書き込んでなる複製ホロ
グラムを特徴とするものである。
達成するために、反射型ホログラムの原版に感光フィル
ムを重ね、該フィルムに向かってレーザ光を照射して前
記原版から再生光を出射させ、該再生光と前記レーザ光
とで生じた新たな干渉縞を前記感光フィルムに複製する
ホログラム複製方法において、前記レーザ光をスポット
ビームとし、所望のパターンに沿って前記スポットビー
ムを前記原版に対して相対的に二次元走査し、前記パタ
ーンに包含するホログラムの領域を選択的に前記感光フ
ィルムに複製するホログラム複製方法を特徴とする。更
に具体的に、前記スポットビームを所望の文字,数字又
は記号を表示するキャラクタパターンに沿って二次元走
査し、該キャラクタパターンに包含するホログラムの領
域を選択的に前記感光フィルムに複製して前記文字,数
字又は記号を書き込むことを特徴とする。或いは、前記
スポットビームを所望の切り出しパターンに沿って二次
元走査し、該切り出しパターンに包含するホログラムの
絵柄領域を前記感光フィルムに切り取り複製することを
特徴とする。また、本発明は、反射型ホログラムの原版
に感光ティルムを重ね、該フィルムに向かってレーザ光
を照射して前記原版から再生光を出射させ、該再生光と
前記レーザ光とで生じた新たな干渉縞を該感光フィルム
に複製するホログラム複製装置であって、前記原版を貼
着する回転ドラムと、前記原版に密接する状態で前記感
光フィルムを前記回転ドラムに連続供給する給送手段
と、前記レーザ光をスポットビームとして前記回転ドラ
ムに照射し感光フィルムの連続供給方向と直交して前記
スポットビームを走査させる走査手段と、前記給送手段
および走査手段に同期して前記スポットビームを断続制
御して所望のパターンを描かせる光シャッタとを備え、
前記パターンに包含するホログラムの領域を選択的に前
記感光フィルムに複製するホログラム複製装置を構成す
るものである。更に、本発明は反射型ホログラムの原版
に感光フィルムを重ね、前記フィルムに向かってレーザ
光を照射して前記原版から出射した再生光と前記レーザ
光との干渉により生じた新たな干渉縞を前記感光フィル
ムに複製して作成される複製ホログラムであって、前記
原版に含まれる共通の画像情報とこれと異なる固有の識
別情報が記録されており、前記識別情報は、前記レーザ
光をスポットビームとして固有の文字,数字又は記号を
表わすキャラクタパターンに沿って二次元走査し前記キ
ャラクタパターンに整合するホログラムの領域を選択的
に前記感光フィルムに複製して書き込んでなる複製ホロ
グラムを特徴とするものである。
【0006】
【作用】マスターホログラムの上に感光フィルムを重ね
てスポットビームのレーザ光を二次元走査する。同時に
スポットビームは光シャッタにより断続制御(オンオフ
制御)される。以上により、感光フィルム上にはマスタ
ーホログラムと同一の複製ホログラムが形成される上、
任意のパターンを書き加えることが出来る。
てスポットビームのレーザ光を二次元走査する。同時に
スポットビームは光シャッタにより断続制御(オンオフ
制御)される。以上により、感光フィルム上にはマスタ
ーホログラムと同一の複製ホログラムが形成される上、
任意のパターンを書き加えることが出来る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1はマスターホログラムに記録する画像情報を模
式的に示す平面図、図2は本発明の複製方法の概要を説
明するための断面図、図3は本実施例の複製方法の二次
元走査を示す斜視図、図4は本実施例の複製方法によっ
て製作された複製ホログラムの一実施例を示す平面図、
図5は本発明の複製装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。図1はマスターホログラムに記録する画像情報を模
式的に示す平面図、図2は本発明の複製方法の概要を説
明するための断面図、図3は本実施例の複製方法の二次
元走査を示す斜視図、図4は本実施例の複製方法によっ
て製作された複製ホログラムの一実施例を示す平面図、
図5は本発明の複製装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【0008】図1に示すように、本実施例の反射型ホロ
グラムの原版(マスターホログラム)1は立体像2と背
景画像3と字絞4を有するものからなる。このマスター
ホログラム1を用いてホログラムを光学的に複製するに
は図2に示すようにマスターホログラム1に感光フィル
ム6を重ね、感光フィルム6側に向かってレーザ光7を
照射して行う。すなわち、まず、マスターホログラム1
と感光フィルム6を密着させ、必要ならば重ねた間の空
気層を無くすために屈折率マッチング液を介在させる。
レーザ光7を照射することによりマスターホログラム1
から再生光8が出射される。この再生光8とレーザ光7
とが干渉し、感光フィルム6に新たなホログラム(干渉
縞)が記録され複製ホログラムが作成される。
グラムの原版(マスターホログラム)1は立体像2と背
景画像3と字絞4を有するものからなる。このマスター
ホログラム1を用いてホログラムを光学的に複製するに
は図2に示すようにマスターホログラム1に感光フィル
ム6を重ね、感光フィルム6側に向かってレーザ光7を
照射して行う。すなわち、まず、マスターホログラム1
と感光フィルム6を密着させ、必要ならば重ねた間の空
気層を無くすために屈折率マッチング液を介在させる。
レーザ光7を照射することによりマスターホログラム1
から再生光8が出射される。この再生光8とレーザ光7
とが干渉し、感光フィルム6に新たなホログラム(干渉
縞)が記録され複製ホログラムが作成される。
【0009】本実施例では図3に示すように、レーザ光
7はスポットビームからなり、このスポットビームを任
意の所望のパターンに沿って二次元走査する。これによ
り、感光フィルム6には前記パターンに包含されるホロ
グラム領域が選択的に複製される。また、スポットビー
ムの走査と同期してレーザ光を高速シャッタ等によりオ
ンオフすることにより、文字および数字又は記号等の任
意のパターンを書き込んだ複製ホログラムを製作するこ
とが出来る。
7はスポットビームからなり、このスポットビームを任
意の所望のパターンに沿って二次元走査する。これによ
り、感光フィルム6には前記パターンに包含されるホロ
グラム領域が選択的に複製される。また、スポットビー
ムの走査と同期してレーザ光を高速シャッタ等によりオ
ンオフすることにより、文字および数字又は記号等の任
意のパターンを書き込んだ複製ホログラムを製作するこ
とが出来る。
【0010】図4はマスターホログラム1を用いて前記
の複製方法によって作成された複製ホログラムからなる
複製品9を示すものである。図示のように、この複製品
9は図1の原版に含まれる立体像2と同一の立体像2a
と、原背景画像3の一部を切り出した背景画像3aと、
原字絞4と同一の字絞4aが複製されると共に、原背景
画像3の残部が白地10となり、その白地10の部分に
識別番号11が書き込まれる。すなわち、本実施例の複
製方法により、マスターホログラム1から図4に示した
複製ホログラムを製作することが出来る。勿論、図4の
ものに限らず、任意の絵柄の複製ホログラムを前記と同
様の方法により容易に製作することが出来る。
の複製方法によって作成された複製ホログラムからなる
複製品9を示すものである。図示のように、この複製品
9は図1の原版に含まれる立体像2と同一の立体像2a
と、原背景画像3の一部を切り出した背景画像3aと、
原字絞4と同一の字絞4aが複製されると共に、原背景
画像3の残部が白地10となり、その白地10の部分に
識別番号11が書き込まれる。すなわち、本実施例の複
製方法により、マスターホログラム1から図4に示した
複製ホログラムを製作することが出来る。勿論、図4の
ものに限らず、任意の絵柄の複製ホログラムを前記と同
様の方法により容易に製作することが出来る。
【0011】図5は前記の本発明にかかわるホログラム
複製方法の実施に用いられるホログラム複製装置の一実
施例を示すものである。本実施例のホログラム複製装置
は、図1に示したような原版1のマスターホログラム1
を巻回貼着する回転ドラム12と、シート状の感光フィ
ルム6aを回転ドラム12に連続供給する給送手段13
と、レーザ光をスポットビームとして放射するレーザ光
源14と、このスポットビーム25を回転ドラム12に
照射し感光フィルム6aの供給方向と直交してスポット
ビーム25を走査する走査手段15と、スポットビーム
25を断続(オンオフ)制御する光シャッタ16等とか
ら構成される。
複製方法の実施に用いられるホログラム複製装置の一実
施例を示すものである。本実施例のホログラム複製装置
は、図1に示したような原版1のマスターホログラム1
を巻回貼着する回転ドラム12と、シート状の感光フィ
ルム6aを回転ドラム12に連続供給する給送手段13
と、レーザ光をスポットビームとして放射するレーザ光
源14と、このスポットビーム25を回転ドラム12に
照射し感光フィルム6aの供給方向と直交してスポット
ビーム25を走査する走査手段15と、スポットビーム
25を断続(オンオフ)制御する光シャッタ16等とか
ら構成される。
【0012】給送手段13は感光フィルム6aのウエブ
(図示せず)から感光フィルム6aを引き出す送り出し
ローラ17と、アイドルローラ18と、ニップローラ1
9,20と、他のアイドルローラ21と、複製済の感光
フィルム6aを巻き取るための巻き取りローラ22等か
らなる。なお、回転ドラム12はニップローラ19,2
0間に介設される。感光フィルム6aは図略の駆動手段
により回転駆動される各ローラの外周に沿って連続移送
され回転ドラム12に巻回し、回転ドラム12に貼着さ
れているマスターホログラム1に密着しスポットビーム
25により露光された後、巻き取りローラ22側に移送
される。
(図示せず)から感光フィルム6aを引き出す送り出し
ローラ17と、アイドルローラ18と、ニップローラ1
9,20と、他のアイドルローラ21と、複製済の感光
フィルム6aを巻き取るための巻き取りローラ22等か
らなる。なお、回転ドラム12はニップローラ19,2
0間に介設される。感光フィルム6aは図略の駆動手段
により回転駆動される各ローラの外周に沿って連続移送
され回転ドラム12に巻回し、回転ドラム12に貼着さ
れているマスターホログラム1に密着しスポットビーム
25により露光された後、巻き取りローラ22側に移送
される。
【0013】走査手段15はミラー23と回転ポリゴン
ミラー24等からなる。なお、回転ポリゴンミラー24
の替りにガルバノミラーを用いてもよい。レーザ光源1
4から出射されたスポットビームはミラー23で回転ポ
リゴンミラー24側に反射され、回転ポリゴンミラー2
4で再反射して回転ドラム12側に入射される。回転ポ
リゴンミラー24は多面体からなり図略の駆動手段によ
り回転されるためスポットビーム25は回転ドラム12
の軸線方向に沿って図示のA点とB点間を走査される。
以上により、スポットビーム25は感光フィルム6aの
給送方向と直交方向に走査される。
ミラー24等からなる。なお、回転ポリゴンミラー24
の替りにガルバノミラーを用いてもよい。レーザ光源1
4から出射されたスポットビームはミラー23で回転ポ
リゴンミラー24側に反射され、回転ポリゴンミラー2
4で再反射して回転ドラム12側に入射される。回転ポ
リゴンミラー24は多面体からなり図略の駆動手段によ
り回転されるためスポットビーム25は回転ドラム12
の軸線方向に沿って図示のA点とB点間を走査される。
以上により、スポットビーム25は感光フィルム6aの
給送方向と直交方向に走査される。
【0014】光シャッタ16は、本実施例では超音波光
変調器26(以下、AOMという)からなる。AOM2
6は高速シャッタとして機能するもので走査手段15と
同期してオンオフ制御されるように構成される。このオ
ンオフのタイミングやインターバルは任意に設定され
る。
変調器26(以下、AOMという)からなる。AOM2
6は高速シャッタとして機能するもので走査手段15と
同期してオンオフ制御されるように構成される。このオ
ンオフのタイミングやインターバルは任意に設定され
る。
【0015】図5に示した複製装置の動作を簡単に説明
する。感光フィルム6aは給送手段13により移送され
回転ドラム12に巻回しながら回転ドラム12上に貼着
されているマスターホログラム1に密着して送られる。
同時にレーザ光源14からAOM26を介して出射され
たスポットビームが回転ポリゴンミラー24により回転
ドラム12側に照射され感光フィルム6aの給送方向と
直交する方向に沿って走査される。その結果、スポット
ビーム25は感光フィルム6aに対し二次元走査される
ことになり、かつAOM26により任意のパターンを描
くようにオンオフ制御される。これにより、感光フィル
ム6aには図4に示したような複製品9を形成する複製
ホログラムが記録される。AOM26のオンオフを適宜
制御することにより、感光フィルム6aの上に任意のキ
ャラクタパターンや切り出しパターンを描くことが出来
る。例えば、個々の複製品の識別番号や、ナンバリング
や個人的情報を複製ホログラムに記録することが出来、
セキュリティー性を向上することが出来る。また、マス
ターホログラム1から所望の画像領域のみを切り取って
複製することも出来る。
する。感光フィルム6aは給送手段13により移送され
回転ドラム12に巻回しながら回転ドラム12上に貼着
されているマスターホログラム1に密着して送られる。
同時にレーザ光源14からAOM26を介して出射され
たスポットビームが回転ポリゴンミラー24により回転
ドラム12側に照射され感光フィルム6aの給送方向と
直交する方向に沿って走査される。その結果、スポット
ビーム25は感光フィルム6aに対し二次元走査される
ことになり、かつAOM26により任意のパターンを描
くようにオンオフ制御される。これにより、感光フィル
ム6aには図4に示したような複製品9を形成する複製
ホログラムが記録される。AOM26のオンオフを適宜
制御することにより、感光フィルム6aの上に任意のキ
ャラクタパターンや切り出しパターンを描くことが出来
る。例えば、個々の複製品の識別番号や、ナンバリング
や個人的情報を複製ホログラムに記録することが出来、
セキュリティー性を向上することが出来る。また、マス
ターホログラム1から所望の画像領域のみを切り取って
複製することも出来る。
【0016】以上の説明においてホログラム複製装置の
給送手段13を図示のものとしたが、これに限るもので
はなく、走査手段15や光シャッタ16も図示のものに
限定するものではない。
給送手段13を図示のものとしたが、これに限るもので
はなく、走査手段15や光シャッタ16も図示のものに
限定するものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)レーザ光をスポットビームとし、これを二次元走査
することにより量産性や画質を落すことなくホログラム
を複製することが出来る。 2)AOM等の高速シャッタのオンオフ制御によりマス
ターホログラムの必要な箇所のみを複製することが出来
るため、ディスプレイとしての価値を向上することが出
来る。 3)スポットビームのオンオフ制御により、一枚一枚の
ホログラムに異なった情報パターンを容易に書き込むこ
とが出来る。 4)ナンバリングや識別情報をホログラムに記録出来る
ためセキュリティーを高めることが出来る。 5)複製ホログラムを大量に、かつ簡単に作成すること
が出来る。 6)装置構造が簡単で容易に実施出来る。
を奏する。 1)レーザ光をスポットビームとし、これを二次元走査
することにより量産性や画質を落すことなくホログラム
を複製することが出来る。 2)AOM等の高速シャッタのオンオフ制御によりマス
ターホログラムの必要な箇所のみを複製することが出来
るため、ディスプレイとしての価値を向上することが出
来る。 3)スポットビームのオンオフ制御により、一枚一枚の
ホログラムに異なった情報パターンを容易に書き込むこ
とが出来る。 4)ナンバリングや識別情報をホログラムに記録出来る
ためセキュリティーを高めることが出来る。 5)複製ホログラムを大量に、かつ簡単に作成すること
が出来る。 6)装置構造が簡単で容易に実施出来る。
【図1】本発明のマスターホログラムの一例を示す平面
図。
図。
【図2】本発明のホログラム複製方法を説明するための
断面図。
断面図。
【図3】複製方向の二次元走査を説明するための斜視
図。
図。
【図4】本発明の複製方法により複製された複製ホログ
ラムの平面図。
ラムの平面図。
【図5】本発明にかかわるホログラム複製装置の一実施
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
1 マスターホログラム(原版) 2 立体像 2a 立体像 3 原背景画像 3a 背景画像 4 原字絞 4a 字絞 6 感光フィルム 6a 感光フィルム 7 レーザ光 8 再生光 9 複製品 10 白地 11 識別番号 12 回転ドラム 13 給送手段 14 レーザ光源 15 走査手段 16 光シャッタ 17 送り出しローラ 18 アイドルローラ 19 ニップローラ 20 ニップローラ 21 アイドルローラ 22 巻き取りローラ 23 ミラー 24 回転ポリゴンミラー 25 スポットビーム 26 超音波光変調器(AOM)
Claims (5)
- 【請求項1】 反射型ホログラムの原版に感光フィルム
を重ね、該フィルムに向かってレーザ光を照射して前記
原版から再生光を出射させ、該再生光と前記レーザ光と
で生じた新たな干渉縞を前記感光フィルムに複製するホ
ログラム複製方法において、前記レーザ光をスポットビ
ームとし、所望のパターンに沿って前記スポットビーム
を前記原版に対して相対的に二次元走査し、前記パター
ンに包含するホログラムの領域を選択的に前記感光フィ
ルムに複製することを特徴とするホログラム複製方法。 - 【請求項2】 前記スポットビームを所望の文字,数字
又は記号を表示するキャラクタパターンに沿って二次元
走査し、該キャラクタパターンに包含するホログラムの
領域を選択的に前記感光フィルムに複製して前記文字,
数字又は記号を書き込むことを特徴とする請求項1のホ
ログラム複製方法。 - 【請求項3】 前記スポットビームを所望の切り出しパ
ターンに沿って二次元走査し、該切り出しパターンに包
含するホログラムの絵柄領域を前記感光フィルムに切り
取り複製することを特徴とする請求項1のホログラム複
製方法。 - 【請求項4】 反射型ホログラムの原版に感光フィルム
を重ね、該フィルムに向かってレーザ光を照射して前記
原版から再生光を出射させ、該再生光と前記レーザ光と
で生じた新たな干渉縞を該感光フィルムに複製するホロ
グラム複製装置であって、前記原版を貼着する回転ドラ
ムと、前記原版に密接する状態で前記感光フィルムを前
記回転ドラムに連続供給する給送手段と、前記レーザ光
をスポットビームとして前記回転ドラムに照射し感光フ
ィルムの連続供給方向と直交して前記スポットビームを
走査させる走査手段と、前記給送手段および走査手段に
同期して前記スポットビームを断続制御して所望のパタ
ーンを描かせる光シャッタとを備え、前記パターンに包
含するホログラムの領域を選択的に前記感光フィルムに
複製することを特徴とするホログラム複製装置。 - 【請求項5】 反射型ホログラムの原版に感光フィルム
を重ね、前記フィルムに向かってレーザ光を照射して前
記原版から出射した再生光と前記レーザ光との干渉によ
り生じた新たな干渉縞を前記感光フィルムに複製して作
成される複製ホログラムであって、前記原版に含まれる
共通の画像情報とこれと異なる固有の識別情報が記録さ
れており、前記識別情報は、前記レーザ光をスポットビ
ームとして固有の文字,数字又は記号を表わすキャラク
タパターンに沿って二次元走査し前記キャラクタパター
ンに整合するホログラムの領域を選択的に前記感光フィ
ルムに複製されたものであることを特徴とする複製ホロ
グラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26299394A JPH08123307A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26299394A JPH08123307A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08123307A true JPH08123307A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17383414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26299394A Pending JPH08123307A (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | ホログラム複製方法及び複製装置と複製ホログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08123307A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11126012A (ja) * | 1997-08-06 | 1999-05-11 | Hsm Holographic Syst Muenchen Gmbh | 書類の秘密保持用の個々のホログラムの作製装置 |
JP2003505730A (ja) * | 1999-07-21 | 2003-02-12 | エーアーデーエス・ドイッチェランド・ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 画像スクリーンホログラムを作製するための方法、装置およびレーザシステムならびに画像スクリーンホログラム |
WO2009030502A1 (de) * | 2007-09-04 | 2009-03-12 | Bundesdruckerei Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur individuellen holografischen trommelbelichtung |
WO2009056358A1 (de) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Bundesdruckerei Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur herstellung von hologrammen mit individuell belichteter wasserzeichenartiger struktur |
JP2011501243A (ja) * | 2007-10-31 | 2011-01-06 | ブンデスドルッケライ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 個別に露光される透かし模様構造を有するホログラムを製造するための方法および装置 |
WO2024052497A1 (de) * | 2022-09-08 | 2024-03-14 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Konfiguration eines replikationsprozesses eines master holographischen optischen elements für variable intensität oder polarisation |
WO2024052495A1 (de) * | 2022-09-08 | 2024-03-14 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Steuerung eines replikationsprozesses eines master holographischen optischen elements für variable intensität oder polarisation |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP26299394A patent/JPH08123307A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11126012A (ja) * | 1997-08-06 | 1999-05-11 | Hsm Holographic Syst Muenchen Gmbh | 書類の秘密保持用の個々のホログラムの作製装置 |
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US8760742B2 (en) | 2007-09-04 | 2014-06-24 | Bundesdruckerei Gmbh | Method and device for individual holographic drum exposure |
WO2009056358A1 (de) * | 2007-10-31 | 2009-05-07 | Bundesdruckerei Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur herstellung von hologrammen mit individuell belichteter wasserzeichenartiger struktur |
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