JPH08123246A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH08123246A JPH08123246A JP6285800A JP28580094A JPH08123246A JP H08123246 A JPH08123246 A JP H08123246A JP 6285800 A JP6285800 A JP 6285800A JP 28580094 A JP28580094 A JP 28580094A JP H08123246 A JPH08123246 A JP H08123246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- image forming
- fixing
- unit
- low temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】熱容量の小さい熱定着器の故障検出を的確に行
う。 【構成】セラミックヒータＲ３と耐熱フィルムを備えた
熱容量の小さい熱定着器において、ヒータＲ３に供給す
る商用電源の電圧をＣＰＵ１で監視する。ＣＰＵ１はヒ
ータＲ３の温度をサーミスタＴＨを介して監視する。Ｃ
ＰＵ１は、画像形成開始信号に応答して、ヒータＲ３の
温度が規格低温度Ｔ1 未満であることを検知したら、ヒ
ータＲ３に供給される電力が一定になるように通電印加
時間を決定し、この通電印加時間内にヒータＲ３がＴ1
にならないとき、ヒータＲ３またはサーミスタＴＨが故
障状態であると判断する。
う。 【構成】セラミックヒータＲ３と耐熱フィルムを備えた
熱容量の小さい熱定着器において、ヒータＲ３に供給す
る商用電源の電圧をＣＰＵ１で監視する。ＣＰＵ１はヒ
ータＲ３の温度をサーミスタＴＨを介して監視する。Ｃ
ＰＵ１は、画像形成開始信号に応答して、ヒータＲ３の
温度が規格低温度Ｔ1 未満であることを検知したら、ヒ
ータＲ３に供給される電力が一定になるように通電印加
時間を決定し、この通電印加時間内にヒータＲ３がＴ1
にならないとき、ヒータＲ３またはサーミスタＴＨが故
障状態であると判断する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱定着手段を有する複
写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形
成装置に関する。
写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形
成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複写機、レーザビームプリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に使用される熱定着手段
は、熱容量が比較的大きく設定されている。したがっ
て、定着装置を構成する各部材の故障等を検知するに
は、比較的長時間にわたって電力の供給を継続し、これ
によって温度が所定温度にならない場合に故障を判断し
ている。
ファクシミリ等の画像形成装置に使用される熱定着手段
は、熱容量が比較的大きく設定されている。したがっ
て、定着装置を構成する各部材の故障等を検知するに
は、比較的長時間にわたって電力の供給を継続し、これ
によって温度が所定温度にならない場合に故障を判断し
ている。
【０００３】熱定着手段を具備した画像形成装置は、入
力された画像のコードデータを解析して、画像のイメー
ジデータを形成する画像処理手段と、この画像処理手段
により印字開始信号を出力する信号処理手段と、画像処
理手段により形成したイメージデータをポリゴンミラー
等により感光体に潜像を形成し、前記潜像を定着させる
印字手段と、該印字手段の動作管理を行うプロセス制御
手段等により構成されている。
力された画像のコードデータを解析して、画像のイメー
ジデータを形成する画像処理手段と、この画像処理手段
により印字開始信号を出力する信号処理手段と、画像処
理手段により形成したイメージデータをポリゴンミラー
等により感光体に潜像を形成し、前記潜像を定着させる
印字手段と、該印字手段の動作管理を行うプロセス制御
手段等により構成されている。
【０００４】さらに、上述の印字手段は、定着を行う熱
定着手段と、熱定着手段の温度を検知する温度検知手段
と、熱定着手段に印加される商用電源電圧を検知する入
力商用電源電圧検知手段を備えている。
定着手段と、熱定着手段の温度を検知する温度検知手段
と、熱定着手段に印加される商用電源電圧を検知する入
力商用電源電圧検知手段を備えている。
【０００５】上述のプロセス制御手段は印字状態の有無
に関わらず、温度検知手段により熱定着手段を任意目標
温度一定に保持するように通電制御を行う。
に関わらず、温度検知手段により熱定着手段を任意目標
温度一定に保持するように通電制御を行う。
【０００６】ところで、上述の熱定着手段は比較的熱容
量が大きく構成されているため、これを昇温するには長
い時間がかかる。したがって、熱定着手段等の故障検出
にも長い時間がかかる。すなわち、ある一定の比較的長
い時間にわたって、熱定着手段に入力商用電源電圧を印
加して熱定着手段を昇温させ、温度検知手段によりその
温度を検知する。このときの検知温度が上述の任意目標
温度に到達しないことを検知した場合に、熱定着手段ま
たは温度検知手段が故障状態であると判断するようにし
ている。
量が大きく構成されているため、これを昇温するには長
い時間がかかる。したがって、熱定着手段等の故障検出
にも長い時間がかかる。すなわち、ある一定の比較的長
い時間にわたって、熱定着手段に入力商用電源電圧を印
加して熱定着手段を昇温させ、温度検知手段によりその
温度を検知する。このときの検知温度が上述の任意目標
温度に到達しないことを検知した場合に、熱定着手段ま
たは温度検知手段が故障状態であると判断するようにし
ている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の故障検出では、熱定着装置の熱容量が小さいとき
には的確な故障検出が行えないという問題があった。熱
容量の小さい熱定着装置として、例えば、加熱体の熱エ
ネルギーを耐熱性フィルムを介して被加熱体に伝達する
構成の熱定着手段においては、耐熱性フィルム及び加熱
体の熱容量を小さく設定して熱定着手段の短時間での昇
温を可能にしている。このような熱定着手段に、上述の
従来例と同様の故障検出を行った場合、次のような問題
があった。 （１）熱定着手段の熱容量が小さいため、故障検出をす
るときに一義的に固定時間電力を供給してしまうと、熱
定着手段に印加される入力商用電源電圧の違いにより、
熱定着手段が正常なときでも、これが不必要に昇温して
しまい、本来の定着制御に悪影響を与えていた。 （２）熱定着手段の熱容量が小さいため、故障検出をす
るときに一義的に固定時間電力を供給してしまうと、熱
定着手段に印加される入力商用電源電圧の違いにより、
熱定着手段が異常なときに、熱定着手段が故障状態であ
るにもかかわらずこれが不必要に昇温されてしまい、熱
定着手段ひいては画像形成装置の信頼性、及び安全性に
問題があった。 （３）印字状態でしか熱定着手段への通電を行わないの
で、印字動作開始直後の短時間で熱定着手段の故障状態
を判断する必要があるにもかかわらず、これが困難であ
った。
従来の故障検出では、熱定着装置の熱容量が小さいとき
には的確な故障検出が行えないという問題があった。熱
容量の小さい熱定着装置として、例えば、加熱体の熱エ
ネルギーを耐熱性フィルムを介して被加熱体に伝達する
構成の熱定着手段においては、耐熱性フィルム及び加熱
体の熱容量を小さく設定して熱定着手段の短時間での昇
温を可能にしている。このような熱定着手段に、上述の
従来例と同様の故障検出を行った場合、次のような問題
があった。 （１）熱定着手段の熱容量が小さいため、故障検出をす
るときに一義的に固定時間電力を供給してしまうと、熱
定着手段に印加される入力商用電源電圧の違いにより、
熱定着手段が正常なときでも、これが不必要に昇温して
しまい、本来の定着制御に悪影響を与えていた。 （２）熱定着手段の熱容量が小さいため、故障検出をす
るときに一義的に固定時間電力を供給してしまうと、熱
定着手段に印加される入力商用電源電圧の違いにより、
熱定着手段が異常なときに、熱定着手段が故障状態であ
るにもかかわらずこれが不必要に昇温されてしまい、熱
定着手段ひいては画像形成装置の信頼性、及び安全性に
問題があった。 （３）印字状態でしか熱定着手段への通電を行わないの
で、印字動作開始直後の短時間で熱定着手段の故障状態
を判断する必要があるにもかかわらず、これが困難であ
った。
【０００８】そこで、本発明は、上述の問題を解決し、
必要なときに短時間で、しかも必要以上の昇温を伴うこ
となく的確な故障検出が行えるようにした画像形成装置
を提供することを目的とするものである。
必要なときに短時間で、しかも必要以上の昇温を伴うこ
となく的確な故障検出が行えるようにした画像形成装置
を提供することを目的とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、画像形成開始信号に基づい
て画像形成部で形成されて転写材に転写された現像像を
定着する熱定着手段と、該熱定着手段の温度を検知する
温度検知手段と、前記熱定着手段に印加される商用電源
電圧を検知する入力商用電源電圧検知手段とを備えた画
像形成装置において、前記画像形成開始信号に応答して
前記温度検知手段により前記熱定着手段が規定低温度Ｔ
1 未満であることを検知すると、前記入力商用電源電圧
検知手段により、前記熱定着手段に供給する電力を一定
に保持すべく前記商用電源電圧の通電印加時間を決定
し、該通電印加時間内に前記熱定着手段が前記規定低温
度Ｔ1 にならないことを前記温度検知手段が検知したと
きに、前記熱定着手段が故障状態であると判断するプロ
セス制御手段を有することを特徴とする。
みてなされたものであって、画像形成開始信号に基づい
て画像形成部で形成されて転写材に転写された現像像を
定着する熱定着手段と、該熱定着手段の温度を検知する
温度検知手段と、前記熱定着手段に印加される商用電源
電圧を検知する入力商用電源電圧検知手段とを備えた画
像形成装置において、前記画像形成開始信号に応答して
前記温度検知手段により前記熱定着手段が規定低温度Ｔ
1 未満であることを検知すると、前記入力商用電源電圧
検知手段により、前記熱定着手段に供給する電力を一定
に保持すべく前記商用電源電圧の通電印加時間を決定
し、該通電印加時間内に前記熱定着手段が前記規定低温
度Ｔ1 にならないことを前記温度検知手段が検知したと
きに、前記熱定着手段が故障状態であると判断するプロ
セス制御手段を有することを特徴とする。
【００１０】また、前記熱定着手段が、加熱体と該加熱
体からの熱エネルギーを被加熱体に伝達する耐熱性フィ
ルムとを備えるようにしてもよい。
体からの熱エネルギーを被加熱体に伝達する耐熱性フィ
ルムとを備えるようにしてもよい。
【００１１】さらに、前記プロセス制御手段は、前記通
電印加時間内に前記温度検知手段により前記熱定着手段
が規定低温度Ｔ1 以上であることを検知すると定着動作
を開始し、該定着動作開始後は、前記温度検知手段によ
り前記熱定着手段が規定低温度Ｔ2 未満であることを検
知した場合に、前記熱定着手段が故障状態であると判断
するようにすることができる。
電印加時間内に前記温度検知手段により前記熱定着手段
が規定低温度Ｔ1 以上であることを検知すると定着動作
を開始し、該定着動作開始後は、前記温度検知手段によ
り前記熱定着手段が規定低温度Ｔ2 未満であることを検
知した場合に、前記熱定着手段が故障状態であると判断
するようにすることができる。
【００１２】加えて、前記プロセス制御手段は、画像形
成動作状態以外では、前記熱定着手段への電力供与、及
び前記温度検知手段による前記熱定着手段の規定低温度
の監視を行わないものであってもよい。
成動作状態以外では、前記熱定着手段への電力供与、及
び前記温度検知手段による前記熱定着手段の規定低温度
の監視を行わないものであってもよい。
【００１３】次に、前記プロセス制御手段は、前記規定
低温度Ｔ1 を前記定着を行うために必要な定着温度Ｔ0
より低い温度に設定し、かつ該定着温度Ｔ0 よりも高い
温度にならいように、前記入力商用電源電圧検知手段に
より前記通電印加時間を可変設定することができる。
低温度Ｔ1 を前記定着を行うために必要な定着温度Ｔ0
より低い温度に設定し、かつ該定着温度Ｔ0 よりも高い
温度にならいように、前記入力商用電源電圧検知手段に
より前記通電印加時間を可変設定することができる。
【００１４】次に、前記規定低温度Ｔ2 を前記規定低温
度Ｔ1 よりも低い温度に設定するようにしてもよい。
度Ｔ1 よりも低い温度に設定するようにしてもよい。
【００１５】
【作用】以上構成に基づき、例えば熱定着手段の熱容量
が小さく、熱応答が非常によい場合、画像形成動作状態
以外では、プロセス制御手段は、規定低温度Ｔ1 を定着
を行うのに必要な定着温度Ｔ0 より低い温度に設定し、
かつ入力商用電源電圧の通電印加時間を、熱定着手段の
温度が定着温度Ｔ0 より高い温度にならいように、入力
商用電源電圧検知手段により可変設定することにより、
商用電源電圧が違った場合でも、非常に短時間でかつ信
頼性に富んだ、熱定着手段（加熱体や耐熱性フィルム）
の異常による低温故障状態の判断を行うことができる。
が小さく、熱応答が非常によい場合、画像形成動作状態
以外では、プロセス制御手段は、規定低温度Ｔ1 を定着
を行うのに必要な定着温度Ｔ0 より低い温度に設定し、
かつ入力商用電源電圧の通電印加時間を、熱定着手段の
温度が定着温度Ｔ0 より高い温度にならいように、入力
商用電源電圧検知手段により可変設定することにより、
商用電源電圧が違った場合でも、非常に短時間でかつ信
頼性に富んだ、熱定着手段（加熱体や耐熱性フィルム）
の異常による低温故障状態の判断を行うことができる。
【００１６】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【００１７】図１に、本発明に係る画像形成装置の電気
的構成を示し、図２に、画像形成装置全体の概略構成を
示す。なお、図２に示す画像形成装置は、レーザビーム
プリンタである。
的構成を示し、図２に、画像形成装置全体の概略構成を
示す。なお、図２に示す画像形成装置は、レーザビーム
プリンタである。
【００１８】レーザビームプリンタは、プリンタ本体１
の内部に、矢印Ｒ２方向に回転自在に支持された感光ド
ラム２を備えている。３は光学ユニットで、ビデオイン
ターフェース（図３参照）を介して送出されてきたビデ
オデータによりレーザ光を変調し、ポリゴンミラー、折
返しミラー４等を介して感光ドラム２上を走査する。こ
の走査により、帯電器５によってあらかじめ一様に帯電
された感光ドラム２表面に静電潜像を形成する。６は現
像器で感光ドラム２上の静電潜像にトナーを付着させて
トナー像（現像像）として現像する。７は転写器で感光
ドラム２のトナー像を転写材Ｐ上に転写する。８はクリ
ーナで転写後に、感光ドラム２上に残留するトナーを回
収する。上述の各部材（プリンタ本体１を除く）によっ
て画像形成部が構成される。９は転写材Ｐを積載する用
紙カセット、１０は用紙カセット９内の転写材Ｐを給紙
する給紙ローラである。１１はレジストローラであり、
給紙された転写材Ｐを転写位置まで搬送、もしくはレジ
ストセンサ１７に転写材Ｐが到達したことを検知して転
写材Ｐを停止させる。１２は給紙センサで、給紙された
転写材Ｐの有無を検知する。１３は熱定着手段としての
定着器であり、転写材Ｐに転写されたトナー像を加熱・
加圧することで定着させる。１４は排紙センサで、定着
器１３から排紙された転写材Ｐの有無を検知する。１５
は排紙トレイである。１６はＣＰＵ１に画像形成（印
字）開始を知らせる副走査同期信号を送出するためのタ
イミングを決定するトップセンサである。
の内部に、矢印Ｒ２方向に回転自在に支持された感光ド
ラム２を備えている。３は光学ユニットで、ビデオイン
ターフェース（図３参照）を介して送出されてきたビデ
オデータによりレーザ光を変調し、ポリゴンミラー、折
返しミラー４等を介して感光ドラム２上を走査する。こ
の走査により、帯電器５によってあらかじめ一様に帯電
された感光ドラム２表面に静電潜像を形成する。６は現
像器で感光ドラム２上の静電潜像にトナーを付着させて
トナー像（現像像）として現像する。７は転写器で感光
ドラム２のトナー像を転写材Ｐ上に転写する。８はクリ
ーナで転写後に、感光ドラム２上に残留するトナーを回
収する。上述の各部材（プリンタ本体１を除く）によっ
て画像形成部が構成される。９は転写材Ｐを積載する用
紙カセット、１０は用紙カセット９内の転写材Ｐを給紙
する給紙ローラである。１１はレジストローラであり、
給紙された転写材Ｐを転写位置まで搬送、もしくはレジ
ストセンサ１７に転写材Ｐが到達したことを検知して転
写材Ｐを停止させる。１２は給紙センサで、給紙された
転写材Ｐの有無を検知する。１３は熱定着手段としての
定着器であり、転写材Ｐに転写されたトナー像を加熱・
加圧することで定着させる。１４は排紙センサで、定着
器１３から排紙された転写材Ｐの有無を検知する。１５
は排紙トレイである。１６はＣＰＵ１に画像形成（印
字）開始を知らせる副走査同期信号を送出するためのタ
イミングを決定するトップセンサである。
【００１９】次に、図１を参照して電気的構成を説明す
る。
る。
【００２０】同図において、商用電源からの入力電圧を
トランスＴ１により変圧してダイオードＤ１を介してホ
ールドコンデンサＣ１に充電する。この電圧をＣＰＵ
（プロセス制御手段）１のＡ／Ｄ入力ポートに接続し
て、ＣＰＵ１は入力されている商用電圧を監視する。さ
らに定着器１３は、加熱体がセラミックヒータＲ３によ
り構成されており、温度検知手段はサーミスタＴＨによ
り構成されている。前述のＣＰＵ１はサーミスタＴＨの
電圧を監視して、セラミックヒータＲ３に通電する場合
はＦＳＲＤ信号により、トランジスタＱ１を駆動し、そ
のコレクタ出力によりトライアックＰＣ１、及びトライ
アックＱ２を駆動することにより行う構成になってい
る。
トランスＴ１により変圧してダイオードＤ１を介してホ
ールドコンデンサＣ１に充電する。この電圧をＣＰＵ
（プロセス制御手段）１のＡ／Ｄ入力ポートに接続し
て、ＣＰＵ１は入力されている商用電圧を監視する。さ
らに定着器１３は、加熱体がセラミックヒータＲ３によ
り構成されており、温度検知手段はサーミスタＴＨによ
り構成されている。前述のＣＰＵ１はサーミスタＴＨの
電圧を監視して、セラミックヒータＲ３に通電する場合
はＦＳＲＤ信号により、トランジスタＱ１を駆動し、そ
のコレクタ出力によりトライアックＰＣ１、及びトライ
アックＱ２を駆動することにより行う構成になってい
る。
【００２１】図３は、画像形成装置の構成の概略を示す
ブロック図である。ＣＰＵ１には、ビデオインターフェ
ースを介してプリンタエンジンコントロール部２０が接
続され、また外部インターフェースを介してホストコン
ピュータが接続され、さらに画像処理部が接続されてい
る。
ブロック図である。ＣＰＵ１には、ビデオインターフェ
ースを介してプリンタエンジンコントロール部２０が接
続され、また外部インターフェースを介してホストコン
ピュータが接続され、さらに画像処理部が接続されてい
る。
【００２２】図４は、プリンタエンジンの定着器故障診
断フローチャートである。
断フローチャートである。
【００２３】ステップＳ１で印字（画像形成）動作を監
視する。印字動作状態でなければ低温故障検出は行わ
ず、印字動作の開始を待機する。印字動作状態であれば
ステップＳ２へ遷移してＲＡＭ領域に確保した定着器制
御カウンタを監視する。定着器制御カウンタ＝０ならば
ステップＳ３へ、定着器制御カウンタ≠０ならば後述す
るステップＳ１０へ遷移する。ステップＳ３ではＲＡＭ
領域に確保した定着器制御タイマＴＭを監視して、既に
スタートしているならば後述するステップＳ６へ遷移し
て、ストップしているならばステップＳ４において定着
器制御タイマＴＭをスタートさせ、ステップＳ５におい
て入力商用電源電圧に対応したセラミックヒータＲ３に
通電する時間（通電印加時間）ＴＭref を決定する。ス
テップＳ６ではＴＭがＴＭref をオーバーフローしない
か監視を行う。ＴＭ≧ＴＭref ならば定着器低温度故障
と判断して後述するステップＳ１２へ遷移する。ＴＭ＜
ＴＭref ならばステップＳ７へ遷移して、サーミスタＴ
Ｈからの電圧により熱定着器１３の温度Ｔを監視して、
後述する規定低温度Ｔ1 と比較する。Ｔ＜Ｔ1 ならばス
テップＳ８へ遷移して定着器ＯＮ、すなわちセラミック
ヒータＲ３へ通電を行い、再びステップＳ６へ遷移して
ＴＭref の監視を行う。Ｔ≧Ｔ1 ならば定着器正常と判
断してステップＳ９へ遷移してＴＭのリセット、定着器
制御カウンタのリセット、及び定着器ＯＦＦを行いステ
ップＳ１０へ遷移する。ステップＳ１０ではサーミスタ
ＴＨからの電圧により熱定着器１３の温度Ｔを監視し
て、後述する規定低温度Ｔ2 と比較する。Ｔ＞Ｔ2 なら
ばステップＳ１１へ遷移して正常な印字定着器制御を行
い、再びステップＳ１０へ遷移してＴ2 の監視を行う。
Ｔ≦Ｔ2 ならば定着器低温故障と判断してステップＳ１
２へ遷移する。ステップＳ１２では直ちに印字動作、及
び定着器制御を中止してコントローラに対して定着器故
障の旨を報知する。
視する。印字動作状態でなければ低温故障検出は行わ
ず、印字動作の開始を待機する。印字動作状態であれば
ステップＳ２へ遷移してＲＡＭ領域に確保した定着器制
御カウンタを監視する。定着器制御カウンタ＝０ならば
ステップＳ３へ、定着器制御カウンタ≠０ならば後述す
るステップＳ１０へ遷移する。ステップＳ３ではＲＡＭ
領域に確保した定着器制御タイマＴＭを監視して、既に
スタートしているならば後述するステップＳ６へ遷移し
て、ストップしているならばステップＳ４において定着
器制御タイマＴＭをスタートさせ、ステップＳ５におい
て入力商用電源電圧に対応したセラミックヒータＲ３に
通電する時間（通電印加時間）ＴＭref を決定する。ス
テップＳ６ではＴＭがＴＭref をオーバーフローしない
か監視を行う。ＴＭ≧ＴＭref ならば定着器低温度故障
と判断して後述するステップＳ１２へ遷移する。ＴＭ＜
ＴＭref ならばステップＳ７へ遷移して、サーミスタＴ
Ｈからの電圧により熱定着器１３の温度Ｔを監視して、
後述する規定低温度Ｔ1 と比較する。Ｔ＜Ｔ1 ならばス
テップＳ８へ遷移して定着器ＯＮ、すなわちセラミック
ヒータＲ３へ通電を行い、再びステップＳ６へ遷移して
ＴＭref の監視を行う。Ｔ≧Ｔ1 ならば定着器正常と判
断してステップＳ９へ遷移してＴＭのリセット、定着器
制御カウンタのリセット、及び定着器ＯＦＦを行いステ
ップＳ１０へ遷移する。ステップＳ１０ではサーミスタ
ＴＨからの電圧により熱定着器１３の温度Ｔを監視し
て、後述する規定低温度Ｔ2 と比較する。Ｔ＞Ｔ2 なら
ばステップＳ１１へ遷移して正常な印字定着器制御を行
い、再びステップＳ１０へ遷移してＴ2 の監視を行う。
Ｔ≦Ｔ2 ならば定着器低温故障と判断してステップＳ１
２へ遷移する。ステップＳ１２では直ちに印字動作、及
び定着器制御を中止してコントローラに対して定着器故
障の旨を報知する。
【００２４】なお、規定低温度Ｔ1 は装置本体１が設置
される室温と同等な温度に設定しておき、規定低温度Ｔ
2 は規定低温度Ｔ1 に対して十分低い温度に設定してお
く。また、Ｔ1 、Ｔ2 のいずれも定着器１３における定
着に必要な定着温度Ｔ0 よりも低く設定されている。
される室温と同等な温度に設定しておき、規定低温度Ｔ
2 は規定低温度Ｔ1 に対して十分低い温度に設定してお
く。また、Ｔ1 、Ｔ2 のいずれも定着器１３における定
着に必要な定着温度Ｔ0 よりも低く設定されている。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
入力商用電源電圧を監視して熱定着手段に対する通電加
時間を決定し、熱定着手段の低温故障を判断することに
より次のような効果がある。 （１）低温放置されている状態で熱定着手段が正常なと
きに、低温故障検出をする際に、熱定着手段が不必要に
昇温してしまうのを防げる。 （２）熱定着手段が異常な際に、この熱定着手段が故障
状態であるにもかかわらず、それを判断できなかった場
合に不必要に昇温してしまうことが防げるので、熱定着
手段ひいては画像形成装置の信頼性及び安全性の向上を
図ることができる。 （３）印字動作開始直後の短時間で熱定着手段の故障状
態を判断することができるため熱定着手段、画像形成装
置の安全性の向上を図れる。
入力商用電源電圧を監視して熱定着手段に対する通電加
時間を決定し、熱定着手段の低温故障を判断することに
より次のような効果がある。 （１）低温放置されている状態で熱定着手段が正常なと
きに、低温故障検出をする際に、熱定着手段が不必要に
昇温してしまうのを防げる。 （２）熱定着手段が異常な際に、この熱定着手段が故障
状態であるにもかかわらず、それを判断できなかった場
合に不必要に昇温してしまうことが防げるので、熱定着
手段ひいては画像形成装置の信頼性及び安全性の向上を
図ることができる。 （３）印字動作開始直後の短時間で熱定着手段の故障状
態を判断することができるため熱定着手段、画像形成装
置の安全性の向上を図れる。
【図１】プリンタの電気的構成を示す図。
【図２】プリンタの全体構成を示す概略図。
【図３】プリンタの構成を示すブロック図。
【図４】熱定着器の故障検出動作を示すフローチャー
ト。
ト。
１ プリンタ本体 ２ 感光ドラム ３ 光学ユニット ５ 帯電器 ６ 現像器 ７ 転写器 ８ クリーナ ９ 用紙カセット １０ 給紙ローラ １１ レジストローラ １２ 給紙センサ １３ 定着器 １４ 排紙センサ １５ 排紙トレイ １６ トップセンサ １７ レジストセンサ ＣＰＵ１ エンジンコントロール部（入力電源電圧検
知手段） Ｐ 転写材 Ｒ３ 加熱体（セラミックヒータ） Ｔ0 定着温度 Ｔ1 、Ｔ2 規定低温度 ＴＭref 通電印加時間
知手段） Ｐ 転写材 Ｒ３ 加熱体（セラミックヒータ） Ｔ0 定着温度 Ｔ1 、Ｔ2 規定低温度 ＴＭref 通電印加時間
Claims (6)
- 【請求項１】 画像形成開始信号に基づいて画像形成部
で形成されて転写材に転写された現像像を定着する熱定
着手段と、該熱定着手段の温度を検知する温度検知手段
と、前記熱定着手段に印加される商用電源電圧を検知す
る入力商用電源電圧検知手段とを備えた画像形成装置に
おいて、 前記画像形成開始信号に応答して前記温度検知手段によ
り前記熱定着手段が規定低温度Ｔ1 未満であることを検
知すると、前記入力商用電源電圧検知手段により、前記
熱定着手段に供給する電力を一定に保持すべく前記商用
電源電圧の通電印加時間を決定し、該通電印加時間内に
前記熱定着手段が前記規定低温度Ｔ1 にならないことを
前記温度検知手段が検知したときに、前記熱定着手段が
故障状態であると判断するプロセス制御手段を有する、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 前記熱定着手段が、加熱体と該加熱体か
らの熱エネルギーを被加熱体に伝達する耐熱性フィルム
とを備える、 ことを特徴とする請求項１記載の画像形成装置。 - 【請求項３】 前記プロセス制御手段は、前記通電印加
時間内に前記温度検知手段により前記熱定着手段が規定
低温度Ｔ1 以上であることを検知すると定着動作を開始
し、該定着動作開始後は、前記温度検知手段により前記
熱定着手段が規定低温度Ｔ2 未満であることを検知した
場合に、前記熱定着手段が故障状態であると判断する、 ことを特徴とする請求項１または請求項２記載の画像形
成装置。 - 【請求項４】 前記プロセス制御手段は、画像形成動作
状態以外では、前記熱定着手段への電力供与、及び前記
温度検知手段による前記熱定着手段の規定低温度の監視
を行わない、 ことを特徴とする請求項１ないし請求項３のいずれか記
載の画像形成装置。 - 【請求項５】 前記プロセス制御手段は、前記規定低温
度Ｔ1 を前記定着を行うために必要な定着温度Ｔ0 より
低い温度に設定し、かつ該定着温度Ｔ0 よりも高い温度
にならいように、前記入力商用電源電圧検知手段により
前記通電印加時間を可変設定する、 ことを特徴とする請求項１ないし請求項３のいずれか記
載の画像形成装置。 - 【請求項６】 前記規定低温度Ｔ2 を前記規定低温度Ｔ
1 よりも低い温度に設定する、 ことを特徴とする請求項１ないし請求項３のいずれか記
載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6285800A JPH08123246A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6285800A JPH08123246A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08123246A true JPH08123246A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17696248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6285800A Pending JPH08123246A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08123246A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113960905A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-01-21 | 珠海奔图电子有限公司 | 加热控制方法、图像形成装置和电压检测电路 |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP6285800A patent/JPH08123246A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113960905A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-01-21 | 珠海奔图电子有限公司 | 加热控制方法、图像形成装置和电压检测电路 |
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