JPH08122553A - 光ファイバ融着部固定装置 - Google Patents
光ファイバ融着部固定装置Info
- Publication number
- JPH08122553A JPH08122553A JP25554894A JP25554894A JPH08122553A JP H08122553 A JPH08122553 A JP H08122553A JP 25554894 A JP25554894 A JP 25554894A JP 25554894 A JP25554894 A JP 25554894A JP H08122553 A JPH08122553 A JP H08122553A
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- JP
- Japan
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- adhesive
- optical fibers
- optical fiber
- coiled
- support substrate
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造が容易で堅固に作ることができる光ファ
イバ融着部固定装置を提案する。 【構成】 融着部分２を持つ光ファイバを融着部分を含
めて巻回部分６を形成し、この巻回部分６を支持基板４
に粘性の低い接着剤７によって固定する構造とした。
イバ融着部固定装置を提案する。 【構成】 融着部分２を持つ光ファイバを融着部分を含
めて巻回部分６を形成し、この巻回部分６を支持基板４
に粘性の低い接着剤７によって固定する構造とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバを利用した
各種の機器に用いることができる光ファイバ融着部固定
装置に関する。
各種の機器に用いることができる光ファイバ融着部固定
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば光ファイバジャイロのように光フ
ァイバを利用した機器において、光ファイバを接続して
融着した部分が余長部分に発生した場合、融着部分を自
由な状態に放置すると、振動等により融着部分に機械的
な変形が与えられる。又は、他の部位との接触により、
光ファイバのガラス表面にキズが生じると、これを起点
に光ファイバが断線してしまう等、耐久性に問題があ
る。
ァイバを利用した機器において、光ファイバを接続して
融着した部分が余長部分に発生した場合、融着部分を自
由な状態に放置すると、振動等により融着部分に機械的
な変形が与えられる。又は、他の部位との接触により、
光ファイバのガラス表面にキズが生じると、これを起点
に光ファイバが断線してしまう等、耐久性に問題があ
る。
【０００３】このため従来は図７及び図８に示すように
光ファイバ１Ａ，１Ｂの融着部分２を接着剤３で再被覆
し、この再被覆した部分を支持基板４に載せ、融着部分
２を挟んで光ファイバ１Ａと１Ｂを接着剤５で支持基板
４に固定する構造によって、光ファイバ１Ａ，１Ｂの融
着部分２に外力が掛らない構造としている。融着部分２
に被覆した接着剤３は例えば紫外線硬化型接着剤を用い
ることができる。また支持基板４に光ファイバ１Ａ及び
１Ｂを固定する接着剤５は例えばシリコン系の接着剤を
用いることができる。また支持基板４はアルミ板等の適
当な強度を持つ材料を使用することができる。
光ファイバ１Ａ，１Ｂの融着部分２を接着剤３で再被覆
し、この再被覆した部分を支持基板４に載せ、融着部分
２を挟んで光ファイバ１Ａと１Ｂを接着剤５で支持基板
４に固定する構造によって、光ファイバ１Ａ，１Ｂの融
着部分２に外力が掛らない構造としている。融着部分２
に被覆した接着剤３は例えば紫外線硬化型接着剤を用い
ることができる。また支持基板４に光ファイバ１Ａ及び
１Ｂを固定する接着剤５は例えばシリコン系の接着剤を
用いることができる。また支持基板４はアルミ板等の適
当な強度を持つ材料を使用することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバ融着
部固定装置によれば融着部分２に接着剤３を被覆しなく
てはならない。この被覆は被覆のための装置を用いなく
てはならないから面倒である。また複数本の光ファイバ
のそれぞれに融着部分が発生した場合には各光ファイバ
毎に１本ずつ融着部分２に接着剤３を被覆し、支持基板
４に固定する作業を行なわなければならないから製造に
手間が掛る欠点がある。
部固定装置によれば融着部分２に接着剤３を被覆しなく
てはならない。この被覆は被覆のための装置を用いなく
てはならないから面倒である。また複数本の光ファイバ
のそれぞれに融着部分が発生した場合には各光ファイバ
毎に１本ずつ融着部分２に接着剤３を被覆し、支持基板
４に固定する作業を行なわなければならないから製造に
手間が掛る欠点がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明では光ファイバ
の融着部分を含めて光ファイバを巻回し、この巻回部分
を支持基板に粘性の低い接着剤で固定する構成としたも
のである。この発明の構成によれば粘性の低い接着剤で
巻回した光ファイバを支持基板に固定するから、巻回さ
れて束ねられた光ファイバの相互の隙間に接着剤が毛細
管現象によって吸い込まれる。この結果光ファイバ相互
の融着部分に特別に被覆を施さなくても、支持基板に固
定するための接着剤が融着部分を被うため、融着部分を
支持基板に固定するための接着剤によって被覆し、保護
することができる。
の融着部分を含めて光ファイバを巻回し、この巻回部分
を支持基板に粘性の低い接着剤で固定する構成としたも
のである。この発明の構成によれば粘性の低い接着剤で
巻回した光ファイバを支持基板に固定するから、巻回さ
れて束ねられた光ファイバの相互の隙間に接着剤が毛細
管現象によって吸い込まれる。この結果光ファイバ相互
の融着部分に特別に被覆を施さなくても、支持基板に固
定するための接着剤が融着部分を被うため、融着部分を
支持基板に固定するための接着剤によって被覆し、保護
することができる。
【０００６】従ってこの発明によれば光ファイバの融着
部分を一つずつ接着剤で被覆する作業を行なわなくて済
むから、光ファイバ応用機器の組立を簡素化することが
できる。
部分を一つずつ接着剤で被覆する作業を行なわなくて済
むから、光ファイバ応用機器の組立を簡素化することが
できる。
【０００７】
【実施例】図１にこの発明の一実施例を示す。図中１
Ａ，１Ｂは光ファイバ、２はこれら光ファイバ１Ａと１
Ｂを接続した融着部分を示す。この発明ではこの融着部
分２を含めて光ファイバ１Ａ及び１Ｂを巻回し、その巻
回部分６を粘性の低い接着剤７で支持基板４に固定する
構造とするものである。粘性の低い接着剤７としては例
えばシリコン系の接着剤を用いることができる。粘性の
程度は巻回して束ねた光ファイバ１Ａ，１Ｂの各間隙Ｇ
に接着剤が毛細現象によって吸い込まれる程度の粘性に
選定する。
Ａ，１Ｂは光ファイバ、２はこれら光ファイバ１Ａと１
Ｂを接続した融着部分を示す。この発明ではこの融着部
分２を含めて光ファイバ１Ａ及び１Ｂを巻回し、その巻
回部分６を粘性の低い接着剤７で支持基板４に固定する
構造とするものである。粘性の低い接着剤７としては例
えばシリコン系の接着剤を用いることができる。粘性の
程度は巻回して束ねた光ファイバ１Ａ，１Ｂの各間隙Ｇ
に接着剤が毛細現象によって吸い込まれる程度の粘性に
選定する。
【０００８】接着剤７の粘性を巻回して束ねられた光フ
ァイバ１Ａ及び１Ｂの各間隙Ｇに毛細管現象によって吸
い込まれる程度に選定することにより、光ファイバ１Ａ
と１Ｂの融着部分２には接着剤７が回り、融着部分２を
接着剤７によって被覆することができる。図３にこの発
明による光ファイバ融着部分固定装置の製造方法を示
す。図３Ａは光ファイバ１Ａと１Ｂの融着部分２を含め
て巻回して巻回部分６を形成した状態を示す。
ァイバ１Ａ及び１Ｂの各間隙Ｇに毛細管現象によって吸
い込まれる程度に選定することにより、光ファイバ１Ａ
と１Ｂの融着部分２には接着剤７が回り、融着部分２を
接着剤７によって被覆することができる。図３にこの発
明による光ファイバ融着部分固定装置の製造方法を示
す。図３Ａは光ファイバ１Ａと１Ｂの融着部分２を含め
て巻回して巻回部分６を形成した状態を示す。
【０００９】図３Ｂは図３Ａに示した巻回部分６を支持
基板４の上に載せ、粘着テープ８等によって巻回部分６
を支持基板４に仮留めした状態を示す。図３Ｃは仮留め
された巻回部分６の上部から粘性の低い接着剤７を流し
込んでいる状態を示す。接着剤７を巻回した光ファイバ
の輪に沿って上方から流し込むことにより、接着剤７は
光ファイバ相互の間の間隙Ｇに毛細管現象によって吸い
込まれ、光ファイバの周面を被覆する。従って巻回部分
６の内に融着部分２が存在すると、融着部分２にも接着
剤７が全周にわたって被覆される。よって接着剤７が硬
化することにより巻回部分６を支持基板４に固定できる
ことと、融着部分２も接着剤７で被覆され保護される。
尚、光ファイバはコアとクラッドから成る二重構造のた
め被覆がはがされて露出されていても外部光が光伝送部
分に入射することがない。従って、接着剤７は特に遮光
性を持つものでなくてよい。
基板４の上に載せ、粘着テープ８等によって巻回部分６
を支持基板４に仮留めした状態を示す。図３Ｃは仮留め
された巻回部分６の上部から粘性の低い接着剤７を流し
込んでいる状態を示す。接着剤７を巻回した光ファイバ
の輪に沿って上方から流し込むことにより、接着剤７は
光ファイバ相互の間の間隙Ｇに毛細管現象によって吸い
込まれ、光ファイバの周面を被覆する。従って巻回部分
６の内に融着部分２が存在すると、融着部分２にも接着
剤７が全周にわたって被覆される。よって接着剤７が硬
化することにより巻回部分６を支持基板４に固定できる
ことと、融着部分２も接着剤７で被覆され保護される。
尚、光ファイバはコアとクラッドから成る二重構造のた
め被覆がはがされて露出されていても外部光が光伝送部
分に入射することがない。従って、接着剤７は特に遮光
性を持つものでなくてよい。
【００１０】
【変形実施例】図４乃至図６にこの発明の変形実施例を
示す。図４に示す実施例では光ファイバ１Ａと１Ｂの巻
回部分６を直径を異ならせて渦巻状に巻回し、支持基板
４上において巻回部分６を構成する光ファイバを重ねる
ことなく支持基板４に固定する構造とした場合を示す。
従ってこのように構成した場合は薄型化することができ
る。
示す。図４に示す実施例では光ファイバ１Ａと１Ｂの巻
回部分６を直径を異ならせて渦巻状に巻回し、支持基板
４上において巻回部分６を構成する光ファイバを重ねる
ことなく支持基板４に固定する構造とした場合を示す。
従ってこのように構成した場合は薄型化することができ
る。
【００１１】図５は巻回部分６を８の字形に形成した場
合を示す。また図６は巻回部分６を楕円形に形成した場
合を示す。図４乃至図６に示した実施構造によっても融
着部分２を接着剤７によって被い保護できることと、特
に薄形化が達せられる作用効果が得られる。尚、上述の
実施例では１本の光ファイバを支持基板４に固定する場
合を説明したが、融着部分２を持つ複数本の光ファイバ
を束ねて、巻回部分６を形成し、この巻回部分を支持基
板４に固定する構成とすることもできる。このように構
成した場合には複数の融着部分を一度に処理することが
できる利点が得られる。
合を示す。また図６は巻回部分６を楕円形に形成した場
合を示す。図４乃至図６に示した実施構造によっても融
着部分２を接着剤７によって被い保護できることと、特
に薄形化が達せられる作用効果が得られる。尚、上述の
実施例では１本の光ファイバを支持基板４に固定する場
合を説明したが、融着部分２を持つ複数本の光ファイバ
を束ねて、巻回部分６を形成し、この巻回部分を支持基
板４に固定する構成とすることもできる。このように構
成した場合には複数の融着部分を一度に処理することが
できる利点が得られる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
光ファイバの融着部分２を接着剤で再被覆しなくて済む
ため、製造が容易である。然も融着部分２は接着剤７で
被覆されると共に、支持基板５に固定されるから、融着
部分２を確実に保護することができる利点が得られる。
またそれぞれに融着部を持つ複数本の光ファイバを束ね
て巻回部分６を形成し、この巻回部分６を支持基板４に
固定する構造とすることにより、複数の融着部分を一度
に処理することができ、製造を一層容易に行なうことが
できる利点が得られる。
光ファイバの融着部分２を接着剤で再被覆しなくて済む
ため、製造が容易である。然も融着部分２は接着剤７で
被覆されると共に、支持基板５に固定されるから、融着
部分２を確実に保護することができる利点が得られる。
またそれぞれに融着部を持つ複数本の光ファイバを束ね
て巻回部分６を形成し、この巻回部分６を支持基板４に
固定する構造とすることにより、複数の融着部分を一度
に処理することができ、製造を一層容易に行なうことが
できる利点が得られる。
【図１】この発明の一実施例を示す断面図。
【図２】図１を上方から見た平面図。
【図３】この発明による装置の製造方法を説明するため
の図。
の図。
【図４】この発明の変形実施例を示す平面図。
【図５】図４と同様にこの発明の変形実施例を示す平面
図。
図。
【図６】図５と同様の平面図。
【図７】従来の技術を説明するための平面図。
【図８】図７の側面図。
１Ａ，１Ｂ 光ファイバ ２ 融着部分 ４ 支持基板 ６ 巻回部分 ７ 粘性の低い接着剤
Claims (2)
- 【請求項１】 融着部分を含む光ファイバを巻回し、こ
の巻回部分を粘性の低い接着剤で支持基板に固定したこ
とを特徴とする光ファイバ融着部固定装置。 - 【請求項２】 上記巻回部分を偏平な渦巻状に形成した
ことを特徴とする請求項１記載の光ファイバ融着部固定
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25554894A JPH08122553A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 光ファイバ融着部固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25554894A JPH08122553A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 光ファイバ融着部固定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08122553A true JPH08122553A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17280258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25554894A Withdrawn JPH08122553A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 光ファイバ融着部固定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08122553A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1355173A1 (en) * | 2001-01-23 | 2003-10-22 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Dispersion compensation unit and method of producing the same |
| JP2007199430A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Swcc Showa Device Technology Co Ltd | スプライスパッケージとその製造方法 |
| WO2017179299A1 (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ保護構造及び光学要素の製造方法 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25554894A patent/JPH08122553A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1355173A1 (en) * | 2001-01-23 | 2003-10-22 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Dispersion compensation unit and method of producing the same |
| EP1355173A4 (en) * | 2001-01-23 | 2005-08-10 | Sumitomo Electric Industries | DISPERSION COMPENSATION UNIT AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME |
| JP2007199430A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Swcc Showa Device Technology Co Ltd | スプライスパッケージとその製造方法 |
| JP4628965B2 (ja) * | 2006-01-27 | 2011-02-09 | 昭和電線ケーブルシステム株式会社 | スプライスパッケージとその製造方法 |
| WO2017179299A1 (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ保護構造及び光学要素の製造方法 |
| JP2017191298A (ja) * | 2016-04-15 | 2017-10-19 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ保護構造及び光学要素の製造方法 |
| CN109073831A (zh) * | 2016-04-15 | 2018-12-21 | 株式会社藤仓 | 光纤保护构造以及光学元件的制造方法 |
| US11061189B2 (en) | 2016-04-15 | 2021-07-13 | Fujikura Ltd. | Optical fiber protection structure and method of manufacturing optical element |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |