JPH08122059A - 距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置

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JPH08122059A
JPH08122059A JP6287581A JP28758194A JPH08122059A JP H08122059 A JPH08122059 A JP H08122059A JP 6287581 A JP6287581 A JP 6287581A JP 28758194 A JP28758194 A JP 28758194A JP H08122059 A JPH08122059 A JP H08122059A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビーム投光装置からレベルセンサまで
の距離を正確且つ容易に測定する。 【構成】 受光素子8で検出された反射装置30のレフ
シート32A,32B,32Cのエッジ32a,32
b,32cに対応する出力の時間間隔を測定し、測定し
た時間間隔に基づいて反射装置30までの距離を演算
し、測定された複数の時間間隔の比較に基づいて、光の
平面上のレフシート32A〜32Cのエッジ32a〜3
2cで形成された三角形の回転角を求め、求めた回転角
に基づいて反射装置30までの距離を補正するようにし
たので、反射装置30が傾いてレーザビームLBを投光
する投光装置本体1から見たレフシート32A〜32C
のエッジ32a〜32cの見掛け上の間隔が変化したと
しても、反射装置30の傾きを調整せずに反射装置30
までの距離を正確に求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は距離測定装置に関し、
特に回転投射されたレーザビームを利用して水準測量や
測距等を行う距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の距離測定装置としては図
7に示すレベルセンサがある(特開平4−307320
号公報)。
【0003】図7はレベルセンサのブロック図である。
このレベルセンサは、図示しないレーザビーム投光装置
から回転投射されたレーザビームLBを受光するクサビ
形受光素子71A,71Bと、増幅回路、ピークホール
ド回路及び比較回路等を含む高さ位置検出回路72と、
クサビ形受光素子71A,71Bを挟むように配置さ
れ、レーザビーム投光装置から回転投射されたレーザビ
ームLBを受光する受光素子71C,71D、受光素子
71C,71Dからの信号を波形整形する波形整形回路
73A,73Bと、波形整形回路73A,73Bからの
信号に基づいてレーザビームLBが受光素子71Cの出
力時点から受光素子71Dの出力時点までの時間を検出
する時間検出回路74と、時間検出回路74からの時間
情報及び高さ位置検出回路72からの高さ位置情報に基
づいてレーザビーム投光装置からセンサ本体までの距離
とレーザビームLBの高さ位置とを演算するCPU75
と、CPU75の演算結果を表示する表示器76とを備
えている。
【0004】このレベルセンサの動作を図8のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0005】まず、クサビ形受光素子71A,71Bの
アナログ出力を比較する(ステップS1)。次に、出力
差があるとき、表示器76上に矢印表示をする(ステッ
プS2)。この矢印表示はセンサ本体をレーザビームL
Bに対して上又は下へ移動せよという指示である。そし
て、センサ本体を矢印表示通りに上下動させ、クサビ形
受光素子71A,71Bのアナログ出力の差がなくなっ
たか否かを判断し(ステップS3)、出力差がなくなっ
たとき、レーザビームLBの中心を検出したという意味
でバー表示させる(ステップS4)。このときマーキン
グ作業を行う。
【0006】また、時間検出回路74は受光素子71
C,71Dの間隔LをレーザビームLBがスキャンする
時間を検出し、CPU75は時間検出回路74によって
検出された時間情報tに基づいて、次式によりレーザ投
光装置までの距離Rを演算する(ステップS5)。
【0007】 R=TL/2πt (1)式 前記(1)式はレーザビームLBが1回転するのに要す
る時間T及び受光素子71C,71D間を横切る時間t
と、レーザビーム投光装置のビーム回転中心からの任意
の半径距離及び受光素子71C,71Dの間隔Lとは、 t/T=L/2πR という関係にあるので、これから求めるべき半径距離R
を(1)式にまとめたものである。このようにして求め
た距離Rは最小値をホールドしたうえ、表示器76でデ
ジタル表示される(ステップS6)。その結果、距離R
を簡単に読み取ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、レベルセン
サの傾きにより、レーザビーム投光装置から見た受光素
子71C,71Dの見掛け上の間隔が変化するので、距
離Rが正確に求まらない。距離Rを正確に求めるには、
レーザビーム投光装置に向けたレベルセンサを左右方向
に傾けなければならず、測定作業が煩雑であるという問
題がある。
【0009】また、レーザビームLBの回転むらがある
とレーザビームLBが受光素子71C,71Dを横切る
時間tが一定せず、その結果レーザビーム投光装置から
レベルセンサまでの距離を正確に測定できないので、従
来はレーザビームLBを回転させるためのモータを制御
して回転むらをなくすようにしているが、回転むらを十
分に解消することができないため、正確に距離測定がで
きないという問題があった。
【0010】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はレーザビーム投光装置からレベル
センサまでの距離を正確且つ容易に測定することができ
る距離測定装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の距離測定装置は、測定装置本体
に設けられ、レーザビームを回転投射して光の平面を形
成する投光手段と、前記測定装置本体から離して設置さ
れ、少なくとも3個のマークを有し、前記光の平面上に
前記3個のマークで三角形を形成され、前記レーザビー
ムを反射する反射手段と、前記測定装置本体に設けら
れ、前記反射手段からの反射光を受光して前記3個のマ
ークに対応する出力を発生する受光手段と、前記測定装
置本体に設けられ、前記受光手段で検出された前記3個
のマークに対応する出力の時間間隔を測定する時間測定
手段と、前記測定装置本体に設けられ、前記時間測定手
段で測定された時間間隔に基づいて前記反射手段までの
距離を演算する距離演算手段と、前記測定装置本体に設
けられ、前記時間測定手段で測定された複数の時間間隔
の比較に基づいて前記光の平面内における前記三角形の
回転角を求める回転角検出手段と、前記測定装置本体に
設けられ、前記回転角検出手段で求めた回転角に基づい
て前記距離演算手段で演算された距離を補正する距離補
正手段とを備えている。
【0012】また、請求項2記載の発明の距離測定装置
は、前記測定装置本体は、前記レーザビームの回転むら
を補正する回転むら補正手段と、前記回転むら補正手段
による補正値に基づいて前記距離を補正する第2の距離
補正手段とを備えている。
【0013】更に、請求項3記載の発明の距離測定装置
は、前記回転むら補正手段は、ロータリエンコーダと、
前記ロータリエンコーダのパルス間隔時間を検出するパ
ルス間隔時間検出手段とを備えている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明の距離測定装置では、受光
手段で検出された反射手段の3個のマークに対応する出
力の時間間隔を測定し、測定した時間間隔に基づいて反
射手段までの距離を距離演算手段で演算し、測定された
複数の時間間隔の比較に基づいて、光の平面上の前記3
個のマークで形成された三角形の回転角を求め、求めた
回転角に基づいて前記距離演算手段で演算された距離を
補正するようにしたので、反射手段が傾いてレーザビー
ムを投光する測定装置本体から見た3個のマークの見掛
け上の間隔が変化したとしても、反射手段の傾きを調整
せずに反射手段までの距離を正確に求めることができ
る。
【0015】また、請求項2記載の発明の距離測定装置
では、レーザビームの回転むらを回転むら補正手段で補
正し、その回転むら補正手段による補正値に基づいて距
離演算手段で演算された距離を補正するようにしたの
で、反射手段までの距離をより正確に測定することがで
きる。
【0016】更に、請求項3記載の発明の距離測定装置
では、回転むら補正手段を、ロータリエンコーダと、前
記ロータリエンコーダのパルス間隔時間を検出するパル
ス間隔時間検出手段とで構成し、その回転むら補正手段
による補正値に基づいて距離演算手段で演算された距離
を補正するようにしたので、反射手段までの距離をより
正確に測定することができる。
【0017】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1はこの発明の一実施例に係る距離測定
装置のレーザビーム投光装置を示す縦断面図、図2はこ
の発明の一実施例に係る距離測定装置の反射装置を示す
斜視図である。この発明の一実施例に係る距離測定装置
は、図1のレーザビーム投光装置と図2の反射装置とで
構成される。
【0019】レーザビーム投光装置は、投光装置本体1
と整準ユニット2とを備えている。投光装置本体1の筐
体3内には、レーザビームLBを出射するレーザダイオ
ード4が固定されている。レーザダイオード4の上方に
は、レーザダイオード4から出射されるレーザビームL
Bを集光する投影レンズ5が、ホルダ13に保持された
状態で配置されている。投影レンズ5の上方にはビーム
スプリッタ6が固定され、ビームスプリッタ6の左方向
にはコンデンサレンズ7が固定されている。コンデンサ
レンズ7の焦点位置には受光素子(受光手段)8が固定
されている。筐体3には投光装置本体1の傾きを補償す
るためのコンペンセータ23が固定されている。
【0020】ビームスプリッタ6の上方には回転筒体9
が配置され、回転筒体9は筐体3にベアリング10を介
して水平方向に回転可能に支持されている。また、受光
素子8の左方向には、伝達ベルト11を介して回転筒体
9を回転させるモータ12が設けられている。回転筒体
9内には、投影レンズ5及びビームスプリッタ6を透過
したレーザビームLBを水平方向へ導くペンタミラー1
4,14が固定されている。
【0021】回転筒体9には、ペンタミラー14からの
水平方向のレーザビームLBを通すための開口部9aが
形成されている。一方、筐体3には、開口部9aからの
レーザビームLBを外部へ出射させるための多数の開口
部3aがほぼ全周に亘って形成されており、この開口部
3aには透明な保護ガラス27が固定されている。回転
筒体9をモータ12で回転させることにより、保護ガラ
ス27を透過して外部に出射されるレーザビームLBが
水平面内で360°方向に走査される。
【0022】また、回転筒体9の下部にはパルス円板1
3が固定され、パルス円板13を挟むように検出器20
が配置されている。パルス円板13と検出器20とでロ
ータリエンコーダ21を構成する。
【0023】前記整準ユニット2は、投光装置本体1の
筐体3の下部に固定された上板15と、この上板15に
3本の整準ねじ17を介して取り付けられた下板18と
からなる。投光装置本体1には図示しない円形気泡管3
4が設けられ、円形気泡管34を見ながら整準ねじ17
で調整することにより±20′位まで整準することがで
き、整準ねじ17で整準した後は前記コンペンセータ2
3の自動傾き補正機能が働き、投光装置本体1は自動的
に±10″以下の水平精度が得られる。
【0024】図2に示すように、反射装置(反射手段)
30は、段差をもつ樹脂製の本体31と、本体31の平
面31aに貼付された第1及び第2のレフシート(マー
ク)32A,32Bと、本体31の平面31bに貼付さ
れた第3のレフシート(マーク)32Cと、本体31の
下面に植設され、本体31を地面に固定するための杭3
3と、本体31の上面に設けられ、本体31を測定点に
水平に設置するための円形気泡管34とで構成されてい
る。
【0025】前述のように第1及び第2のレフシート3
2A,32Bは本体31の平面31a上に位置し、第3
のレフシート32Cは本体31の平面31bに位置し、
第1のレフシート32Aのレーザビーム回転方向の前側
のエッジ32a(マーク)と第2のレフシート32Bの
レーザビーム回転方向の前側のエッジ32b(マーク)
とは間隔L1だけ離れ、第1のレフシート32Aの前側
のエッジ32a(マーク)と第2のレフシート32Cの
レーザビーム回転方向の前側のエッジ32c(マーク)
とは間隔L2だけ離れている。また、図2又は図3に示
すように、レーザビームLBの回転投射によって形成さ
れる光の水平面上に、前記3個のエッジ32a,32
b,32cで仮想の三角形が形成される。エッジ32
a,32bを結ぶ直線と、エッジ32a,32cを結ぶ
直線とによって、角度θ1が形成される。
【0026】図5は図1のレーザビーム投光装置のブロ
ック図である。
【0027】レーザダイオード4、受光素子8及びロー
タリエンコーダ21は、それぞれ時間検出回路(時間測
定手段)26に電気的に接続されている。時間検出回路
26はCPU25に、CPU25は表示器28にそれぞ
れ電気的に接続されている。
【0028】レーザビーム投光装置から回転投射された
レーザビームLBは反射装置30のレフシート32A,
32B,32Cで反射され、レーザビーム投光装置に時
間差をもって戻ってくる。戻ってきたレーザビームLB
を受光素子4で受光して電気信号(受光信号)に変換
し、時間検出回路26は受光信号に基づいて後述する時
間t1,t2を検出し、時間データをCPU25に出力
する。また、レーザビームLBの回転に連動してロータ
リエンコーダ16の回転パルスが出力され、時間検出回
路26はパルス間隔を検出し、CPU25にデータ入力
される。CPU25は前記各データに基づいて、後述の
ような演算を行い、反射装置30の傾きとレーザビーム
LBの回転むらとをそれぞれ補正し、正確な距離を求め
る。演算によって得られた距離は表示器28に表示され
る。
【0029】図3はこの発明の原理を示す図である。C
PU25によって実行される前記距離演算を図3に基づ
いて説明する。
【0030】第1のレフシート32Aのエッジ32aと
第2のレフシート32Bのエッジ32bとの間隔L1を
レーザビームLBが横切る時間をt1(第1のレフシー
ト32Aのエッジ32aに対応する受光素子8の出力時
点と第2のレフシート32Bのエッジ32bに対応する
受光素子8の出力時点との時間間隔)、第1のレフシー
ト32Aのエッジ32aと第3のレフシート32Cのエ
ッジ32cとの間隔L2をレーザビームLBが横切る時
間をt2(第1のレフシート32Aのエッジ32aに対
応する受光素子8の出力時点と第3のレフシート32C
のエッジ32cに対応する受光素子8の出力時点との時
間間隔)とし、レーザビームLBが1回転時間で=Tで
スキャンしているとすると、投光装置本体1から反射装
置30までの距離Rは、従来例と同様に、 R=L1・T/2πt1 (1)式 によって求めることができる。
【0031】しかし、反射装置30が図3に示すように
角度θ2だけ傾いたとすると、ΔL1=L1(1−Co
sθ2)の誤差が生じ、正確な距離が求まらない。
【0032】そこで、投光装置本体1からの見掛け上の
間隔L1′,L2′は L1′=L1・Cosθ2 (2)式 L2′=L2・Cos(θ1+θ2) (3)式 となる。
【0033】しかし、実際には間隔L1′,L2′の長
さを計れないので、間隔L1′,L2′をレーザビーム
LBが横切る時間に置き換える。すなわち、L1′:L
2′=t1:t2の関係にあるので、これによりθ2を
求めると、 θ2=Tan−1{(1/Sinθ1)・(L1・t2/L2・t1) −(Cosθ1/Sinθ1)} (4)式 となり、(4)式を(2)式に代入すると、前記反射装
置30の傾きに応じた見掛け上の間隔L1′を求めるこ
とができる。
【0034】 L1′=L1・Cos{Tan−1[(1・Sinθ1)・(L1・t2/L 2・t1)−(Cosθ1/Sinθ1)]} (5)式 よって、補正式R′=L1′・T/2πt1 (6)式 が得られる。
【0035】実際に数値を入れてみると、L1=100
mm、L2=130mm、θ1=9゜、レーザ投光装置の回
転数=300rpm、距離R=100m、θ2=45゜
の場合、t1=22.51μs、t2=24.32μs
の精度で時間計測したとすると、前記(5)式より、L
1′=70.6722mmと計算され、更に前記(6)式
より、R′=99.94mと演算される。同じ数値を補
正しない(1)式で演算すると、R=141.4mとな
り、約41mの誤差が生じてしまう。
【0036】上述の演算では、レーザビームLBの回転
むらを考慮していないが、(5)式、(6)式のt1,
t1の時間に回転むら補正値を入れることにより、より
正確な距離測定をすることができる。以下、この回転む
ら補正を図4に基づいて説明する。図4は回転むら補正
のタイミングチャートである。
【0037】L1をレーザビームLBが横切る時間をt
1、L2をレーザビームLBが横切る時間をt2、レー
ザビームLBが1回転する時間をT、ロータリエンコー
ダ21のパルス数をN、パルス間隔時間をp1〜pn、
t1のスタート時点からロータリエンコーダの対応パル
ス内の時間間隔をtp1、t1のエンド時点からロータ
リエンコーダの対応パルス内の時間間隔をtp4、t2
のエンド時点からロータリエンコーダの対応パルス内の
時間間隔をtp6とすると、tp1の補正時間tp1′
とP1、T/Nの関係は、tp1:tp1′=P1:T
/Nとなり、 tp1′=tp1・T/N・P1 (7)式 が得られる。
【0038】同じように、tp4の補正時間tp4′と
P4、T/Nの関係は、tp4:tp4′=P4:T/
Nとなり、 tp4′=tp4・T/N・P4 (8)式 また、tp6の補正時間tp6′は、 tp6′=tp6・T/N・P6 (9)式 がそれぞれ得られる。
【0039】補正時間tp1′,tp4′,tp6′以
外はロータリエンコーダ21のパルスカウント数nにT
/Nを乗じたものを用いることにより、前記t1の回転
むら補正値t1´は t1´=(tp1・T/p1・N)+nT/N+(tp2・T/pn・N) 前記t2の回転むら補正値t2´は (10)式 t2´=(tp1・T/p1・N)+nT/N+(tp3・T/pn・N) の式によってそれぞれ求められる。 (11)式 この補正値を前記(5)式、(6)式にt1=t1´、
t2=t2´と代入して、最終的に正確な距離演算を行
う。
【0040】上述のようにレーザビームLBの回転むら
を考慮すれば、反射装置30までの距離をより正確に測
定することができる。
【0041】図6はこの発明の変形例に係る距離測定装
置の反射装置を示す斜視図である。前述の実施例と共通
する部分には同一符号を付して説明を省略する。前述の
実施例では同じサイズの3枚のレフシート32A,32
B,32Cを用いた場合について述べたが、変形例とし
て、図6に示すように、サイズの異なる2枚のレフシー
ト52,53の一方52を本体31の平面31aに、他
方53を本体31の平面31bにそれぞれ貼付するよう
にしてもよい。
【0042】大きなレフシート52の前側のエッジ52
aと後側のエッジ52bとの間隔L11は間隔L1(図
2)に対応し、大きなレフシート52の前側のエッジ5
3aと小さなレフシート53の前側のエッジ53aとの
間隔L12は間隔L2(図2)に対応し、レーザビーム
LBの回転投射によって形成される光の水平面上で、レ
フシート52のエッジ52a,52bとレフシート53
のエッジ53cとで仮想の三角形が形成され、レフシー
ト52のエッジ52aとエッジ52bとを結ぶ直線と、
レフシート52のエッジ52aとレフシート53のエッ
ジ53cとを結ぶ直線とによって、角度θ11が形成さ
れ、この角度θ11は角度θ1(図2)に対応する。
【0043】この変形例の距離測定装置によれば前述の
実施例と同様の効果を得ることができる。
【0044】なお、前述の実施例、変形例ではマークと
してレフシートのエッジを用いた場合について述べた
が、ここにいうマークはレフシートのエッジを含む広い
概念であり、この発明はマークをレフシートのエッジに
限定するものではなく、これ以外の各種のマークを用い
ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の距離測定装置によれば、反射手段が傾いてレーザビー
ムを投光する測定装置本体から見た3個のマークの見掛
け上の間隔が変化したとしても、反射手段の傾きを調整
せずに反射手段までの距離を正確に求めることができ、
測定作業が容易になる。
【0046】また、請求項2又は3記載の発明の距離測
定装置によれば、反射手段までの距離をより正確に測定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の一実施例に係る距離測定装置
のレーザビーム投光装置を示す縦断面図である。
【図2】図2はこの発明の一実施例に係る距離測定装置
の反射装置を示す斜視図である。
【図3】図3はこの発明の原理を示す図である。
【図4】図4は回転むら補正のタイミングチャートであ
る。
【図5】図5は図1のレーザビーム投光装置のブロック
図である。
【図6】図6はこの発明の変形例に係る距離測定装置の
反射装置を示す斜視図である。
【図7】図7はレベルセンサの斜視図である。
【図8】図8はレベルセンサの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 投光装置本体 4 レーザダイオード 8 受光素子 9 回転筒体 11 伝達ベルト 12 モータ 13 パルス円板 14 ペンタミラー 20 検出器 21 ロータリエンコーダ 25 CPU 26 時間検出回路 30 反射装置 32A 第1のレフシート 32B 第2のレフシート 32C 第3のレフシート 32a,32b,32c エッジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定装置本体に設けられ、レーザビーム
    を回転投射して光の平面を形成する投光手段と、 前記測定装置本体から離して設置され、少なくとも3個
    のマークを有し、前記光の平面上に前記3個のマークで
    三角形を形成され、前記レーザビームを反射する反射手
    段と、 前記測定装置本体に設けられ、前記反射手段からの反射
    光を受光して前記3個のマークに対応する出力を発生す
    る受光手段と、 前記測定装置本体に設けられ、前記受光手段で検出され
    た前記3個のマークに対応する出力の時間間隔を測定す
    る時間測定手段と、 前記測定装置本体に設けられ、前記時間測定手段で測定
    された時間間隔に基づいて前記反射手段までの距離を演
    算する距離演算手段と、 前記測定装置本体に設けられ、前記時間測定手段で測定
    された複数の時間間隔の比較に基づいて前記光の平面内
    における前記三角形の回転角を求める回転角検出手段
    と、 前記測定装置本体に設けられ、前記回転角検出手段で求
    めた回転角に基づいて前記距離演算手段で演算された距
    離を補正する距離補正手段とを備えていることを特徴と
    する距離測定装置。
  2. 【請求項2】 前記測定装置本体は、前記レーザビーム
    の回転むらを補正する回転むら補正手段と、前記回転む
    ら補正手段による補正値に基づいて前記距離を補正する
    第2の距離補正手段とを備えていることを特徴とする請
    求項1記載の距離測定装置。
  3. 【請求項3】 前記回転むら補正手段は、ロータリエン
    コーダと、前記ロータリエンコーダのパルス間隔時間を
    検出するパルス間隔時間検出手段とを備えていることを
    特徴とする請求項2記載の距離測定装置。
JP28758194A 1994-10-27 1994-10-27 距離測定装置 Expired - Fee Related JP3357935B2 (ja)

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