JPH08121431A - 結合装置 - Google Patents

結合装置

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JPH08121431A
JPH08121431A JP6262174A JP26217494A JPH08121431A JP H08121431 A JPH08121431 A JP H08121431A JP 6262174 A JP6262174 A JP 6262174A JP 26217494 A JP26217494 A JP 26217494A JP H08121431 A JPH08121431 A JP H08121431A
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Yasuhiro Sagawa
泰博 佐川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別の処理および装置を用いることなく、分
別回収を容易に行うことが可能な結合装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 外装カバ−1の結合部2に設けられたフック
4が、画像形成装置本体のベ−スに設けられた切欠き1
1にはまり込んだ後、結合部2に設けられた突起5がベ
−スに設けられた穴12に嵌合し、結合部2とベ−ス1
0とがスナップフィット結合する。これにより、外装カ
バ−1は画像形成装置本体に組付けられる。外装カバ−
を画像形成装置本体から取り外す場合は、結合部2に設
けられたタブ7の開口6と外装カバ−1の開口8に、ド
ライバ−等の治具13を挿入し、治具13の作用で、フ
ック4と切欠き11との係合が外れ、外装カバ−を画像
形成装置本体から取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結合体と被結合体とを
結合する結合装置に関し、特に画像形成装置の外装カバ
−と画像形成装置との結合装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、複写機、プリンタ、ファクシミリで
代表される画像形成装置等の電子機器の装置部品のリサ
イクルのために、装置部品を材料ごとに分別して回収す
る必要性が高まっている。このような分別回収において
は、大きくは、金属部品と樹脂部品を分別する必要があ
る。ところが従来の装置にあっては、金属部品と樹脂部
品が複雑に組付けられており、金属部品と樹脂部品とを
分別するには大きな労力を必要としていた。画像形成装
置の外装カバ−について具体的に述べると、従来の画像
形成装置にあっては、樹脂製の外装カバ−は、金属製の
ヒンジ等の結合部品により、画像形成装置本体のベ−ス
に組付けられていた。従って、外装カバ−を取り外す場
合には、金属部品と樹脂部品との分別を余儀なくされて
いた。また結合部品自体、小さな部品であるため、この
ような分別の際に、樹脂部品への混入を防ぐため、細心
の注意を払わなければならなかった。上記不具合を解消
するために、結合部品に熱変形可能なプラスチックを用
い、装置解体に際して、結合部を加熱または冷却しなが
ら加振して、解体作業を行う装置が知られている。(特
開平6−10926)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術にあっては、樹脂部品と金属部品との分別回収が全く
考慮されていないか、考慮されていたとしても、加熱お
よび加振といった特別の処理およびその処理のための大
掛かりな特別の装置を必要としていた。
【0004】本発明は、特別の処理および装置を用いる
ことなく、分別回収を容易に行うことが可能な結合装置
を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の結合装置にあっては、結合体と被結
合体とを結合する結合装置において、前記結合体が、前
記被結合体に形成された切欠きに係合して、被結合部と
の結合を行う係合部と、前記係合部が植設され、前記結
合体に突出して設けられた平面部と、前記平面部の、前
記係合部が植設された面と反対面であって前記係合部の
植設方向と反対方向に延びる、開口部が形成されたタブ
とを有し、樹脂材料にて構成されたことを特徴とし、請
求項2記載の結合装置にあっては、前記タブには開口部
が形成されるとともに、前記結合体の前記開口部と対向
する位置に開口部を形成したことを特徴とし、請求項3
記載の結合装置にあっては、前記結合体の開口部を閉鎖
するキャップを設けたことを特徴とし、請求項4記載の
結合装置にあっては、前記結合体が画像形成装置の外装
カバ−であり、前記被結合体が画像形成装置本体のベ−
スであることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】結合体の係合部と被結合体の切欠きとが係合し
て、結合体と被結合体とが結合する。結合体のタブを引
っ張ることで、係合部と穴部との係合が外れ、結合体と
被結合体とを分解することができる。結合体は樹脂材料
で構成されているため、樹脂材料の分別回収が可能とな
る。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例である、画像形成装置
に用いられる樹脂製の外装カバ−を表す斜視図であり、
1は樹脂製の外装カバ−、2は画像形成装置本体のベ−
スと係合して外装カバ−を装置本体に組付けるための結
合部である。図2および図3に結合部2の要部を示す。
図2、図3において、外装カバ−1と一体成形された板
状の結合部2には、外装カバ−1と結合部2とを屈曲可
能にするための薄肉部3と、後述する画像形成装置本体
のベ−スに設けられた切欠きにはまり込んで外装カバ−
をベ−スに組付けるための、先端部が屈曲した形状をも
つフック4と、ベ−スに設けられた穴にはまり込む突起
5と、フック4および突起5の植設方向と反対方向に植
設され、開口6が設けられたタブ7が形成されている。
さらに、外装カバ−1には、開口6と対向する位置に開
口8が形成される。通常の画像形成装置の使用状態にお
いては、画像形成装置の安全および美観を保つために、
この開口8はキャップ9により塞がれている。このキャ
ップ9は外装カバ−1に対し、微小な4点で繋がれてい
て、キャップ9に力を加えることで、このキャップ9は
外装カバ−1から外れ、外装カバ−1に開口8が形成さ
れる。
【0007】図4は、外装カバ−1と画像形成装置本体
のベ−ス10とが結合されている状態を示すものであ
る。図4において、ベ−ス10には、切欠き11と穴1
2が設けられており、切欠き11は結合部2のフック4
と係合し、穴12は突起5と係合する。しかして、フッ
ク4が、切欠き11にはまり込んだ後、突起5が穴12
に嵌合し、結合部2とベ−ス10とがスナップフィット
結合する。これにより、外装カバ−1は画像形成装置本
体に組付けられる。尚、フック4、突起5、結合部2と
切欠き11、穴12で構成される結合装置は、外装カバ
−1およびベ−ス10の両端部に2ヵ所設けられるが、
外装カバ−1が画像形成装置本体に画像形成に支障がな
いように取付けられる範囲であれば、結合装置を設ける
位置および数は本実施例に限定されない。
【0008】外装カバ−1を画像形成装置本体のベ−ス
10から取り外す場合には、外装カバ−1を、薄肉部3
支点にして矢印A方向に開放し、図5に示すように、タ
ブ7をペンチ等の治具で掴んで、タブ7を矢印B方向に
引く。これにより、フック4と切欠き11との結合が外
れ、樹脂材料で形成された外装カバ−を装置本体から取
り外すことができ、樹脂材料のみの分別回収が可能とな
る。図5に示した実施例では、図2で説明した開口部
6、8は不要であり、このような開口は設けなくても良
い。
【0009】図6は、外装カバ−と画像形成装置本体の
取外しのための別の実施例を示すものであり、タブ7の
開口6と外装カバ−1の開口8に、ドライバ−等の治具
13を挿入し、治具13を矢印C方向に作用させること
で、フック4と切欠き11との係合が外れ、外装カバ−
を画像形成装置本体から取り外すことができる。この実
施例によれば、画像形成装置の外部から治具を挿入させ
ることで、外装カバ−の取外しが可能となり、外装カバ
−を開放するための薄肉部3等のカバ−開放機構を設け
る必要がなく、外装カバ−の取外し性が向上するととも
に、外装カバ−の強度も向上する。本実施例では、結合
体として画像形成装置に外装カバ−、被結合体として画
像形成装置本体のベ−スを例にとって説明したが本発明
はこれに限るものではなく、樹脂製部品であれば、外装
カバ−以外の部品でも良く、また、樹脂製部品を用いた
装置であれば、画像形成装置以外の装置にも適用可能で
ある。
【0010】
【発明の効果】以上請求項1、2および4記載の発明に
よれば、特別の処理および装置を用いることなく、樹脂
製結合体の分別回収を容易に行うことができる。また、
請求項3記載の発明によれば、開口から装置本体内部へ
の異物の混入や安全上の問題の発生を抑えることがで
き、また装置美観を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例である外装カバ−の斜視
図である。
【図2】図2は本発明の実施例である結合部の斜視図で
ある。
【図3】図3は本発明の実施例である結合部の斜視図で
ある。
【図4】図4は本発明の実施例である外装カバ−とベ−
スの結合状態を示す図である。
【図5】図5は本発明の実施例である外装カバ−とベ−
スとの取外し状態を示す図である。
【図6】図6は本発明の実施例である外装カバ−とベ−
スとの取外し状態を示す図である。
【符号の説明】
1 外装カバ− 2 結合部 4 フック 5 突起 7 開口 10 ベ−ス 11 切欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合体と被結合体とを結合する結合装置
    において、 前記結合体は、前記被結合体に形成された切欠きに係合
    して、被結合部との結合を行う係合部と、前記係合部が
    植設され、前記結合体に突出して設けられた平面部と、
    前記平面部の、前記係合部が植設された面と反対面であ
    って前記係合部の植設方向と反対方向に延びるタブとを
    有し、樹脂材料にて構成されたことを特徴とする結合装
    置。
  2. 【請求項2】 前記タブには開口部が形成されるととも
    に、前記結合体の前記開口部と対向する位置に開口部を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の結合装置。
  3. 【請求項3】 前記結合体の開口部を閉鎖するキャップ
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の結合装置。
  4. 【請求項4】 前記結合体は画像形成装置の外装カバ−
    であり、前記被結合体は画像形成装置本体のベ−スであ
    ることを特徴とする請求項1、2、または3記載の結合
    装置。
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