JPH0812096B2 - 内燃機関の吸入空気流量検出装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気流量検出装置

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JPH0812096B2
JPH0812096B2 JP2146087A JP14608790A JPH0812096B2 JP H0812096 B2 JPH0812096 B2 JP H0812096B2 JP 2146087 A JP2146087 A JP 2146087A JP 14608790 A JP14608790 A JP 14608790A JP H0812096 B2 JPH0812096 B2 JP H0812096B2
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肇 細谷
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株式会社ユニシアジェックス
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、内燃機関の吸入空気流量検出装置に関し、
詳しくは吸気系に係る応答遅れを補償する検出装置に関
する。
<従来の技術> 従来、例えば電子制御燃料噴射システムを備えた自動
車に搭載される吸入空気流量検出装置(エアフローメー
タ)として、白金薄膜を利用した感温抵抗器を用いたも
のがある(特開昭61−102522号公報等参照)。
これは、機関の吸気通路に介装した感温抵抗器を含ん
でブリッジ回路を構成し、吸入空気流量変化に基づく感
温抵抗器の抵抗値変化を利用して、吸入空気流量に応じ
た電流値の検出信号を出力するようになっていた。
<発明が解決しようとする課題> ところで、前記感温抵抗器を含んだブリッジ回路を用
いた内燃機関の吸入空気流量検出装置にあっては、吸入
空気流量の変化に対して平衡条件が回復されるまで応答
遅れ時間が存在する。該応答遅れ時間は感温抵抗器の熱
容量、該感温抵抗器を支持する端子への熱伝達、該感温
抵抗器と空気との間の熱伝達率の相違等の影響により発
生するものである。
このため、吸気系に係る応答遅れの補正、即ち吸入空
気流量検出装置により出力信号が出力されるタイミング
と該吸入空気流量検出装置を通過した吸入空気が内燃機
関シリンダ内に吸入されるタイミングとの間の補正を、
応答遅れの関数の逆関数相当の係数K′を用いて行って
いる。
例えば、一次遅れの補正の場合は検出された出力信号
を Qi=Qi-1+K′・(QAFM−Qi-1) として補正することが可能である。
但し、QiはCPU等で演算に使用される吸入空気流量、Q
i-1は既に演算に使用された吸入空気流量、QAFMは吸入
空気流量検出装置により出力される検出実吸入空気流量
(生データ)、K′は補正係数である。
当該補正係数K′を用いることにより第4図に示すよ
うに吸入空気流量Qiは補正されるが、ここで補正係数
K′は所定の流量に対して一義的に定められるものであ
る。よって流量が変化した場合は前記タイミングも異な
ってくるため第5図に示すように十分な補正ができず、
吸入空気流量検出装置により検出される吸入空気流量と
実際に内燃機関シリンダ内に吸入される吸入空気流量と
の間の誤差が大きくなって、実際の吸入空気流量に見合
った燃料噴射量の設定ができなくなり、空燃比がリッチ
化またはリーン化してしまい排気性能が悪化してしまう
という問題点があった。
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、応
答遅れの補正係数を前記検出信号に基づいて演算して、
吸入空気流量の検出精度の向上を図り、良好なエミッシ
ョンが得られる内燃機関の吸入空気流量検出装置を提供
することを目的とする。
<課題を解決するための手段> このため本発明では、内燃機関の吸気系に介装され機
関の吸入空気流量に応じた検出信号を出力する内燃機関
の吸入空気流量検出装置において、吸気系に係る応答遅
れを補正する補正係数を備えると共に、前記検出信号に
基づいて該補正係数を演算するよう構成したものであ
る。
<作用> かかる構成の内燃機関の吸入空気流量検出装置によれ
ば、吸入空気流量検出装置から吸入空気流量に応じて出
力される検出信号が、補正係数により吸気系に係る応答
遅れが補正されるが、この補正係数が前記検出信号に基
づいて演算される。
<実施例> 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図,第2図に示す吸気空気流量検出装置はホット
フィルム式流量計を用いたものである。
第1図において、ホットフィルム素子1は円筒体の表
面にホットフィルムとして機能する白金が被膜され、そ
の上からガラスコーティングしてあり、その両端から夫
々リード1a,1bを突き出した構成となっており、該リー
ド1a,1bを機関吸気通路に装着されたプラグ2の開口部2
a底壁に立設された一対の端子3a,3bにロー付けして接続
される。プラグ2の開口部2aにはこの他温度補償抵抗4
が両端を開口部2aに立設された一対の端子5a,5bに把持
して接続され、さらにプラグ2の一端部にはコイル状の
基準抵抗6が巻回されている。
そして、第2図に示すようにこれらホットフィルム素
子1,温度補償抵抗4,基準抵抗6と吸気通路外部に設けら
れる2つの固定抵抗7,8とによりブリッジ回路が構成さ
れている。
このブリッジ回路のホットフィルム素子1及び基準抵
抗2が直列に接続されている側の分圧点aの電位US(基
準抵抗6の端子電圧)と、温度補償抵抗4,固定抵抗7,8
が直列に接続されている側の分圧点bの電位(固定抵抗
8の端子電圧)とが差動増幅器9に入力されるようにな
っており、この差動増幅器9とトランジスタ10,11とに
よりブリッジ回路への供給電流が補正される。
したがって、ブリッジ回路が平衡している状態におい
て、吸入空気流量が例えば増大すると、素子1がより冷
却されてその抵抗値が減少し、ブリッジ回路が非平衡と
なり、基準抵抗6の端子電圧USが増大して、差動増幅器
9の出力が増大する。これにより、トランジスタ10,11
によって制御されるブリッジ回路への供給電流が増大
し、素子1が加熱されてその抵抗値が増大してブリッジ
回路の平衡条件が回復される。
即ち、基準抵抗6の端子電圧USを検出することにより
吸入空気流量を計測することができるものである。
さらに本実施例においても、吸気系に係る応答遅れの
補正、即ち吸入空気流量検出装置により出力信号が出力
されるタイミングと該吸入空気流量検出装置を通過した
吸入空気が内燃機関シリンダ内に吸入されるタイミング
との間の補正を、応答遅れの関数の逆関数相当の補正係
数Kを用いて行っている。
例えば、一次遅れの補正の場合は検出された出力信号
を Qi=Qi-1+K・(QAFM−Qi-1) として補正することが可能である。
但し、QiはCPU等で演算に使用される吸入空気流量、Q
i-1は既に演算に使用された吸入空気流量、QAFMは吸入
空気流量検出装置により出力される検出実吸入空気流量
(生データ)である。ここで、本発明に係る構成として
前記補正係数Kを次式に示すようなQの関数 K=f(Qi-1) としている。
本実施例においては、吸入空気流量が増大すると、吸
入空気の流速も速くなりもって応答遅れも小さくなるも
のとして、前記補正係数Kを第3図に示すような関数と
している。
また、補正係数KをQの関数とせず、吸入空気の流速
または吸入空気流量検出装置の検出信号の関数としても
よく、さらにマップを用意して該マップより読込んでも
よい。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、吸入空気流量
検出装置から吸入空気流量に応じて出力される検出信号
を、前記検出信号に基づいて演算される補正係数により
吸気系に係る応答遅れを補正するようにしたので、空燃
比の演算等に用いられる吸入空気流量と実際に内燃機関
シリンダ内に吸入される吸入空気流量との間の誤差が少
なくなり、吸入空気流量の検出精度の向上が図れ、空燃
比を理論空燃比に保つことが可能となり、良好なエミッ
ションを得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例を示すホットフィルム式
流量計の概略構成図を示す正面図、第2図は同上実施例
の回路図、第3図は補正係数のグラフ、第4図及び第5
図は従来の作用を説明する特性図である。 1……ホットフィルム素子、1a,1b……リード、4……
温度補償抵抗、6……基準抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気系に介装され機関の吸入空
    気流量に応じた検出信号を出力する内燃機関の吸入空気
    流量検出装置において、吸気系に係る応答遅れを補正す
    る補正係数を備えると共に、前記検出信号に基づいて該
    補正係数を演算することを特徴とする内燃機関の吸入空
    気流量検出装置。
JP2146087A 1990-06-06 1990-06-06 内燃機関の吸入空気流量検出装置 Expired - Fee Related JPH0812096B2 (ja)

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US5544639A (en) * 1993-08-31 1996-08-13 Nippondenso Co., Ltd. Temperature predicting system for internal combustion engine and temperature control system including same

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