JP2681569B2 - 内燃機関の吸入空気流量検出装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気流量検出装置

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JP2681569B2
JP2681569B2 JP4006949A JP694992A JP2681569B2 JP 2681569 B2 JP2681569 B2 JP 2681569B2 JP 4006949 A JP4006949 A JP 4006949A JP 694992 A JP694992 A JP 694992A JP 2681569 B2 JP2681569 B2 JP 2681569B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸入空気流量
検出装置に関し、詳しくは、内燃機関の吸気通路中に配
置した感温抵抗に基づいて機関吸入空気流量を検出する
感温式流量計における電源投入直後における検出応答遅
れを補償する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の電子制御燃料噴射装置におい
ては、機関の吸入空気流量Qを検出するための空気流量
計(エアフローメータ)を備え、この空気流量計で検出
された吸入空気流量Qと機関回転速度Nとから基本燃料
噴射量Tp=K×Q/N(Kは定数)を演算するよう構
成されたものが知られており、前記空気流量計として、
実開昭59−78926号公報等に開示されるような感
温式流量計が用いられるものがある。
【0003】前記感温式流量計は、いわゆるホットワイ
ヤ型或いはホットフィルム型などの感温抵抗を吸気通路
中に配置し、この感温抵抗に電流を供給して一定温度
(抵抗値)に発熱させ、吸入空気による温度低下を供給
電流の増大により補い、その電流値から吸入空気流量を
求めている。即ち、図2中の感温式流量計1を例にして
説明すれば、感温抵抗RH (ホットワイヤ又はホットフ
ィルム)の他、温度補償抵抗RK , 基準抵抗Rs , 固定
抵抗R1 , 2 を備え、これらによりブリッジ回路Bが
構成されている。
【0004】そして、このブリッジ回路Bの感温抵抗R
H 及び基準抵抗Rs が直列に接続されている側の分圧点
の電位(基準抵抗Rs の端子電圧)と、温度補償抵抗R
K 及び固定抵抗R1 , 2 が直列に接続されている側の
分圧点の電位(固定抵抗R2 の端子電圧)とが差動増幅
器OPに入力されるようになっており、この差動増幅器
OPの出力に応じてトランジスタTrを介してブリッジ
回路Bへの供給電流が補正される。
【0005】つまり、ブリッジ回路Bが平衡している状
態において、機関の吸入空気流量が例えば増大すると、
感温抵抗RH がこの空気流によってより冷却されてその
抵抗値が減少し、基準抵抗Rs の端子電圧が増大して、
ブリッジ回路Bが非平衡状態となり、差動増幅器OPの
出力が増大する。これにより、トランジスタTrによっ
て制御されるブリッジ回路Bへの供給電流が増大し、感
温抵抗RH が加熱されてその抵抗値が増大することによ
り、ブリッジ回路Bの平衡条件が回復される。
【0006】ここで、吸入空気の温度が例えば低下する
と、感温抵抗RH が冷却されてその抵抗値が減少する
が、感温抵抗RH と同一雰囲気にある温度補償抵抗RK
も同時に冷却されてその抵抗値が減少するから、ブリッ
ジ回路Bへ供給される電流値が吸入空気の温度変化によ
り変化することが抑制される。従って、機関の吸入空気
流量とブリッジ回路Bへの供給電流とが吸入空気温度に
無関係に対応することになり、基準抵抗Rs の端子電圧
を検出することにより、吸入空気流量を測定することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な感温抵抗を用いた感温式流量計においては、前述のよ
うに、感温抵抗の温度を一定に保つように供給電流の制
御がなされる構成であり、この感温式流量計に電源電圧
を投入してから周囲温度状態にある感温抵抗が通常制御
温度(例えば400 ℃程度)に達するまでには、感温抵抗
の熱容量に応じた所定時間を必要とすることになり、特
に、ホットワイヤ型に比べて一般に熱容量の大きなホッ
トフィルム型の感温式流量計においては、通常制御温度
に達するまでに比較的長い時間を要することになってし
まう。
【0008】ここで、感温抵抗の温度が電源投入時から
通常制御温度付近に達するまでの間は、ブリッジ回路が
非平衡状態となって、感温抵抗の温度を上昇させるべく
高い電流が供給されることになり、このときの高い電流
は、吸入空気流量の増大による感温抵抗の温度低下に因
るものではなく、周囲温度状態から通常制御温度付近に
まで感温抵抗の温度を上昇させるために必要とされるも
のであるから、電源投入から通常制御温度付近に達する
までの間は、実際には吸入空気流量を高精度に検出する
ことができずに、吸入空気流量が真の流量よりも大きく
検出されてしまう(図4参照)。
【0009】このため、感温抵抗が通常制御温度付近に
達するまでの間に始動状態に入ると、真の吸入空気流量
よりも大きな空気流量に基づいて基本燃料噴射量が演算
されることによって、機関吸入混合気の空燃比をリッチ
化させ、始動特性や排ガス特性に悪影響を与える惧れが
あった。更に、図4に示すように誤差特性が電源投入か
らの経過時間で変化するから、電源投入から始動が開始
されるまでの時間によって、始動性に与える影響が変化
してしまうという問題もあった。
【0010】尚、図4は、感温抵抗を一定流量の空気流
中に配置し、電源投入時から感温抵抗の温度上昇に伴っ
て検出誤差が減少していく様子を実験で求めた結果を示
すものであり、換言すれば、前記経過時間に応じた静的
誤差特性を示すものである。かかる問題点を解消し得る
技術として、本出願人は、感温抵抗の温度が通常制御温
度に達するまでの間の検出誤差分を、感温式流量計に電
源電圧を投入してからの経過時間に基づいてシミュレー
トし、感温式流量計の出力電圧を吸入空気流量のデータ
に変換する特性を前記経過時間に基づいて補正すること
を先に提案した(特願平3−312452号参照)。
【0011】ところが、感温抵抗の温度が通常制御温度
にまで達していない状態で、吸入空気流量が変化する
と、感温抵抗の供給電流値が通常時と異なるため、流量
変化に対する検出信号の応答性が異なり、一般には、電
源投入初期は通常時よりも温度差が大きくなるため検出
応答遅れが生じることが分かった。従って、上記のよう
に経過時間に応じて変換特性を補正する構成では、吸入
空気流量が一定の状態では(静的状態では)、所望の補
正を施すことができるものの、吸入空気流量の変化があ
ると(動的状態では)大きな応答遅れが生じ(図5参
照)、経過時間に基づく上記補正制御のみでは電源投入
初期の検出特性を高精度に補償することはできないとい
う問題があった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、感温式流量計への電源投入から感温抵抗が通常制
御温度付近に達するまでの間において、吸入空気流量の
検出応答遅れの発生を高精度に補償し得る吸入空気流量
検出装置を提供し、前記電源投入からの感温抵抗の温度
上昇期間において、吸入空気流量の変化に応答性良く対
応した燃料制御の実現を図ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
内燃機関の吸入空気流量検出装置は、図1に示すように
構成される。図1において、感温式流量計は、内燃機関
の吸気通路中に配置した感温抵抗の吸入空気流量に応じ
た抵抗値変化に基づいて機関吸入空気流量に対応する検
出信号を出力するものである。
【0014】また、経過時間計測手段は、感温式流量計
への電源投入からの経過時間を計測する。また、変化量
演算手段は、所定時間前の吸入空気流量の検出値と今回
の前記感温式流量計による検出値との間の変化量を演算
し、吸入空気流量補正出力手段は、前記演算された変化
量に所定係数を乗算した値を今回の検出値に加算して得
られた検出値を今回の最終検出値として出力する。
【0015】一方、係数可変設定手段は、前記変化量に
乗算される所定係数を経過時間計測手段で計測される経
過時間に応じて可変設定する。尚、上記構成に対して図
1に点線で示す構成を加えて構成することが好ましく、
ここで、流量データ記憶手段は、前記経過時間と前記感
温式流量計の検出信号とをパラメータとして吸入空気流
量のデータを予め記憶しており、吸入空気流量検索手段
は、経過時間計測手段で計測された経過時間と感温式流
量計からの検出信号とに基づいて流量データ記憶手段か
ら該当する吸入空気流量のデータを検索して求め、該検
索された吸入空気流量を感温式流量計における検出値と
して出力する。そして、前記変化量演算手段及び吸入空
気流量補正出力手段が、前記検索された吸入空気流量の
データを感温式流量計の検出値として用いるようにする
と良い。
【0016】
【作用】かかる構成によると、検出値の所定時間当たり
の変化量が演算され、この変化量に所定係数を乗算した
値を今回の検出値に加算して最終検出値とするから、吸
入空気流量の検出値に変化があるときに、これを増幅さ
せた値を最終検出値とすることができ、以て、検出値の
応答遅れを補正し得る。然も、前記所定係数を、感温式
流量計に対する電源投入からの経過時間に応じて可変設
定することで、前記経過時間によって変化する応答特性
に応じた特性で補正を行なわせることが可能である。
【0017】ここで、上記の変化量を求める吸入空気流
量の検出値、及び、変化量に所定係数を乗算した値が加
算される検出値として、前記経過時間と感温式流量計の
検出信号とをパラメータとして求められる吸入空気流量
のデータを用いれば、上記の応答特性(動的誤差)の補
正と共に、前記経過時間に応じて発生する感温式流量計
の静的誤差の補正も行なえることになる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図2は実
施例のハードウェア構成を示し、感温式流量計1には電
源電圧(バッテリ電圧)VB がイグニッションスイッチ
2を介して印加される。そして、この感温式流量計1の
出力電圧Us(検出信号)は、A/D変換器3を介して
マイクロコンピュータ4に入力される。
【0019】この他、機関回転速度Nを検出する回転セ
ンサ5等の機関運転条件を検出するための各種センサが
設けられ、前記感温式流量計1の出力電圧Usと共に、
これらの各センサからの検出信号も前記マイクロコンピ
ュータ4に入力されるようになっている。ここで、マイ
クロコンピュータ1は、機関吸入空気流量Qと機関回転
速度Nとの検出値に基づいて基本燃料噴射量Tp=K×
Q/N(Kは定数)を演算すると共に、この基本燃料噴
射量Tpを機関温度等の運転条件に応じて適宜補正して
最終的な燃料噴射量Tiを演算し、この燃料噴射量Ti
に相当するパルス幅の噴射パルス信号を、機関回転に同
期した所定タイミングで、電磁式燃料噴射弁6に出力す
ることによって、機関への燃料供給を電子制御するもの
である。
【0020】尚、前記感温式流量計1の構成及び作用に
ついては先に説明したので、ここでは感温式流量計1の
詳細な説明は省略する。次に、マイクロコンピュータ4
によって行われる吸入空気流量Q検出の実施例を、図3
のフローチャートに従って説明する。尚、本実施例にお
いて、経過時間計測手段,係数可変設定手段,変化量演
算手段,吸入空気流量補正出力手段,吸入空気流量検索
手段としての機能は、前記図3のフローチャートに示す
ようにマイクロコンピュータ4がソフトウェア的に備え
ているものとし、また、流量データ記憶手段はマイクロ
コンピュータ4に備えられたROM等のメモリが相当す
るものとする。
【0021】図3のフローチャートは、吸入空気流量Q
の所定サンプリング時間(例えば4ms)毎に割込み実
行されるようになっており、ここで求められた最終検出
値を用いて基本燃料噴射量Tpが演算される。まず、ス
テップ1(図中ではS1としてある。以下同様)では、
イグニッションスイッチ2のオン・オフを判別する。
【0022】イグニッションスイッチ2がオフであると
きには、ステップ2へ進んで、感温式流量計1への電源
投入からの経過時間tを計測するためのタイマをゼロリ
セットし、イグニッションスイッチ2がオンであるとき
には、ステップ3へ進み、前記タイマのカウントアップ
を行なわせて経過時間tの計測を行なう。ステップ4で
は、本プログラムの前回実行時に最終的に得られた吸入
空気流量Qのデータを前回値としてQ-1にセットする。
【0023】次にステップ5では、感温式流量計1の出
力電圧UsをA/D変換して読み込む。そして、ステッ
プ6では、予め感温式流量計1の出力電圧Usと前記タ
イマで計測される経過時間tとをパラメータとして吸入
空気流量Qnow のデータを記憶したマップを参照し、最
新の出力電圧Us及び経過時間tに対応する吸入空気流
量Qnow のデータを検索して求める。
【0024】即ち、感温式流量計1への電源が投入され
た直後においては、感温抵抗RH の温度が周囲温度状態
から通常の制御温度付近に達するまでの期間、図4に示
すように、経過時間tに対応する特性で除々に検出誤差
が収束することになるから、予め対象とする感温式流量
計1の電源投入時の経過時間に応じた誤差特性(一定流
量条件下における検出誤差)を実験で求めておき、この
誤差分を見込んで真の吸入空気流量Qnow が出力電圧U
sから求められるように、経過時間tと出力電圧Usと
をパラメータとするマップを予め設定しておく。
【0025】従って、前記ステップ5から求められる吸
入空気流量Qは、たとえ出力電圧Usが真の吸入空気流
量Qとは大幅に異なるレベルであっても、電源投入時か
らの経過時間tで決定される誤差分が補正された吸入空
気流量Qとすることができる。但し、上記の経過時間t
と出力電圧Usとをパラメータとする吸入空気流量Q
now のマップデータは、定流量の下での検出誤差を補償
し得るが、前記経過時間tに応じた特性で発生する応答
遅れについては補償し得ない。
【0026】そこで、前述のような応答遅れを補償すべ
く、次のステップ7では、応答遅れの発生度合いに対応
する所定係数kを、前記タイマで計測される経過時間t
に応じて設定する。ここで、電源投入からの経過時間t
が短く、感温抵抗の温度が通常制御温度に比して低いと
きほど大きな応答遅れが生じ、感温抵抗が通常の制御温
度付近にまで達すれば、通常の許容し得る応答遅れで検
出が行なえるようになるので、前記係数kは、経過時間
tが少ないときほど大きな値に設定され、通常制御温度
付近に達すると予測される経過時間tを過ぎると、0に
設定されて実質的に補正を行なわないようにしてある。
【0027】ステップ8では、前記係数kを用いて応答
遅れの補正が施された最終検出値Qを得る。 Q←Qnow +k(Qnow −Q-1) ここで、Q-1は前回実行時における上記演算式による演
算結果(前回の最終検出値)であり、Qnow は今回ステ
ップ6で出力電圧Usと経過時間tとから得られた吸入
空気流量データである。
【0028】即ち、前回(所定時間前)の最終検出値Q
-1に対して今回ステップ6で得られた吸入空気流量デー
タQnow の増減変化量を求め、この増減変化量(Qnow
−Q -1)の所定係数k倍を、今回の検出値Qnow に加算
し、該加算補正された結果を今回の最終検出値Qとする
ものであり、感温式流量計1による検出値の変化を増幅
した値を最終検出値とすることで、検出応答を見掛け上
早めることができるものであり、然も、前記増幅率を経
過時間tに応じて変化させるから、経過時間tに応じて
変化する応答特性に対応した応答遅れ補正を施すことが
できる。
【0029】従って、感温抵抗の温度が通常制御温度付
近に達するまでの経過時間tにおいて、感温式流量計1
の応答遅れを補正することでき、然も、上記実施例で
は、前記応答遅れ補正を、静的検出誤差が経過時間tを
パラメータとして補正されたデータQnow に基づいて行
なわれるから、動的誤差である応答遅れと共に静的誤差
を補正された吸入空気流量Qデータを最終的に得ること
ができ、感温式流量計1に対する電源投入直後における
吸入空気流量Qのデータを真の値に近づけて、吸入空気
流量Qの検出値に基づく燃料供給制御の精度を向上させ
得るものである。
【0030】尚、上記実施例では、前述のように経過時
間tと出力電圧Usとに基づいて求められる静的誤差を
補償された吸入空気流量Qnow をベースとして応答遅れ
補正を施すようにしたが、感温式流量計1の出力電圧U
sをそのまま吸入空気流量の検出値に変換し、この変換
値をベースとして前述のような応答遅れ補正を施して
も、絶対的レベルに誤差は生じるものの応答遅れを補償
することはできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、感
温式流量計への電源投入からの経過時間に応じた特性で
応答遅れを補正するようにしたので、感温抵抗が通常制
御温度付近に達するまでの間における検出応答性を確保
できるようになり、前記電源投入からの温度上昇期間に
おいて吸入空気流量の変化に応答性良く対応した燃料制
御の実現を可能にできるという効果がある。また、応答
遅れ補正を施す吸入空気流量の検出値として、感温式流
量計の検出信号と前記経過時間のデータとから決定され
る検出データを用いることで、応答遅れの補正と共に、
静的誤差分の補償も行なえるようになるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例のハードウェア構成を示すシス
テム概略図。
【図3】実施例における吸入空気流量検出の様子を示す
フローチャート。
【図4】感温式流量計の電源投入時の静的誤差特性を示
す線図。
【図5】感温式流量計の電源投入時の応答特性(動的誤
差特性)を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 感温式流量計 2 イグニッションスイッチ 3 A/D変換器 4 マイクロコンピュータ RH 感温抵抗 B ブリッジ回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気通路中に配置した感温抵抗
    の吸入空気流量に応じた抵抗値変化に基づいて機関吸入
    空気流量に対応する検出信号を出力する感温式流量計
    と、 前記感温式流量計への電源投入からの経過時間を計測す
    る経過時間計測手段と、 所定時間前の吸入空気流量の検出値と今回の前記感温式
    流量計による検出値との間の変化量を演算する変化量演
    算手段と、 該変化量演算手段で演算された変化量に所定係数を乗算
    した値を今回の検出値に加算して得られた検出値を今回
    の最終検出値として出力する吸入空気流量補正出力手段
    と、 前記所定係数を前記経過時間計測手段で計測される経過
    時間に応じて可変設定する係数可変設定手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の吸入空
    気流量検出装置。
  2. 【請求項2】前記経過時間と前記感温式流量計の検出信
    号とをパラメータとして吸入空気流量のデータを予め記
    憶した流量データ記憶手段と、 前記経過時間計測手段で計測された経過時間と前記感温
    式流量計からの検出信号とに基づいて前記流量データ記
    憶手段から該当する吸入空気流量のデータを検索して求
    め、該検索された吸入空気流量を感温式流量計における
    検出値として出力する吸入空気流量検索手段と、 を設け、前記変化量演算手段及び吸入空気流量補正出力
    手段が、前記吸入空気流量検索手段で検索・出力される
    吸入空気流量の検出値を用いるよう構成したことを特徴
    とする請求項1記載の内燃機関の吸入空気流量検出装
    置。
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JPS6053813A (ja) * 1983-09-02 1985-03-27 Nippon Denso Co Ltd 熱式空気流量検出装置

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