JPH05149173A - 内燃機関の燃料供給制御装置 - Google Patents
内燃機関の燃料供給制御装置Info
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- JPH05149173A JPH05149173A JP31245391A JP31245391A JPH05149173A JP H05149173 A JPH05149173 A JP H05149173A JP 31245391 A JP31245391 A JP 31245391A JP 31245391 A JP31245391 A JP 31245391A JP H05149173 A JPH05149173 A JP H05149173A
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- Japan
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- temperature
- fuel supply
- basic
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電源投入時における感温式流量計の検出誤差に
応じて基本燃料噴射量を補正する。 【構成】イグニッションスイッチがオンされて感温式流
量計に対して電源が投入されてからの経過時間tを計測
させる(S1〜S4)。ここで、感温式流量計で検出された
吸入空気流量に基づき演算した基本燃料噴射量Tpを補
正するための補正係数KAFM を、前記経過時間tに応じ
て設定する(S5)。そして、前記補正係数KAFM で基本燃
料噴射量Tpを補正する(S6)。
応じて基本燃料噴射量を補正する。 【構成】イグニッションスイッチがオンされて感温式流
量計に対して電源が投入されてからの経過時間tを計測
させる(S1〜S4)。ここで、感温式流量計で検出された
吸入空気流量に基づき演算した基本燃料噴射量Tpを補
正するための補正係数KAFM を、前記経過時間tに応じ
て設定する(S5)。そして、前記補正係数KAFM で基本燃
料噴射量Tpを補正する(S6)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の燃料供給制御
装置に関し、詳しくは、機関の吸気通路中に配置した感
温抵抗に基づいて機関の吸入空気流量を検出する感温式
流量計を用いた燃料供給制御装置に関する。
装置に関し、詳しくは、機関の吸気通路中に配置した感
温抵抗に基づいて機関の吸入空気流量を検出する感温式
流量計を用いた燃料供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の電子制御燃料噴射装置におい
ては、機関の吸入空気流量Qを検出するための空気流量
計(エアフローメータ)を備え、この空気流量計で検出
された吸入空気流量Qと機関回転速度Nとから基本燃料
噴射量Tp=K×Q/N(Kは定数)を演算するよう構
成されたものが知られており、前記空気流量計として、
実開昭59−78926号公報等に開示されるような感
温式流量計が用いられるものがある。
ては、機関の吸入空気流量Qを検出するための空気流量
計(エアフローメータ)を備え、この空気流量計で検出
された吸入空気流量Qと機関回転速度Nとから基本燃料
噴射量Tp=K×Q/N(Kは定数)を演算するよう構
成されたものが知られており、前記空気流量計として、
実開昭59−78926号公報等に開示されるような感
温式流量計が用いられるものがある。
【0003】前記感温式流量計は、いわゆるホットワイ
ヤ型或いはホットフィルム型などの感温抵抗を吸気通路
に配置し、電流を供給して一定温度(抵抗値)に発熱さ
せ、吸入空気による温度低下を電流の増大により補い、
その電流値から吸入空気流量を求めている。即ち、図3
中の感温式流量計1を例にして説明すれば、感温抵抗R
H (ホットワイヤ又はホットフィルム)の他、温度補償
抵抗RK , 基準抵抗Rs , 固定抵抗R1 , R2 を備え、
これらによりブリッジ回路Bが構成されている。
ヤ型或いはホットフィルム型などの感温抵抗を吸気通路
に配置し、電流を供給して一定温度(抵抗値)に発熱さ
せ、吸入空気による温度低下を電流の増大により補い、
その電流値から吸入空気流量を求めている。即ち、図3
中の感温式流量計1を例にして説明すれば、感温抵抗R
H (ホットワイヤ又はホットフィルム)の他、温度補償
抵抗RK , 基準抵抗Rs , 固定抵抗R1 , R2 を備え、
これらによりブリッジ回路Bが構成されている。
【0004】そして、このブリッジ回路Bの感温抵抗R
H 及び基準抵抗Rs が直列に接続されている側の分圧点
の電位(基準抵抗Rsの端子電圧)と、温度補償抵抗R
K 及び固定抵抗R1 , R2 が直列に接続されている側の
分圧点の電位(固定抵抗R2 の端子電圧)とが差動増幅
器OPに入力されるようになっており、この差動増幅器
OPの出力に応じてトランジスタTrを介してブリッジ
回路Bへの供給電流が補正される。
H 及び基準抵抗Rs が直列に接続されている側の分圧点
の電位(基準抵抗Rsの端子電圧)と、温度補償抵抗R
K 及び固定抵抗R1 , R2 が直列に接続されている側の
分圧点の電位(固定抵抗R2 の端子電圧)とが差動増幅
器OPに入力されるようになっており、この差動増幅器
OPの出力に応じてトランジスタTrを介してブリッジ
回路Bへの供給電流が補正される。
【0005】つまり、ブリッジ回路Bが平衡している状
態において、機関の吸入空気流量が例えば増大すると、
感温抵抗RH がこの空気流によってより冷却されてその
抵抗値が減少し、基準抵抗Rs の端子電圧が増大して、
ブリッジ回路Bが非平衡状態となり、差動増幅器OPの
出力が増大する。これにより、トランジスタTrによっ
て制御されるブリッジ回路Bへの供給電流が増大し、感
温抵抗RH が加熱されてその抵抗値が増大することによ
り、ブリッジ回路Bの平衡条件が回復される。
態において、機関の吸入空気流量が例えば増大すると、
感温抵抗RH がこの空気流によってより冷却されてその
抵抗値が減少し、基準抵抗Rs の端子電圧が増大して、
ブリッジ回路Bが非平衡状態となり、差動増幅器OPの
出力が増大する。これにより、トランジスタTrによっ
て制御されるブリッジ回路Bへの供給電流が増大し、感
温抵抗RH が加熱されてその抵抗値が増大することによ
り、ブリッジ回路Bの平衡条件が回復される。
【0006】ここで、吸入空気の温度が例えば低下する
と、感温抵抗RH が冷却されてその抵抗値が減少する
が、感温抵抗RH と同一雰囲気にある温度補償抵抗RK
も同時に冷却されてその抵抗値が減少するから、ブリッ
ジ回路Bへ供給される電流値が吸入空気の温度変化によ
り変化することが抑制される。従って、機関の吸入空気
流量とブリッジ回路Bへの供給電流とが吸入空気温度に
無関係に対応することになり、基準抵抗Rs の端子電圧
を検出することにより、機関の吸入空気流量を測定する
ことができる。
と、感温抵抗RH が冷却されてその抵抗値が減少する
が、感温抵抗RH と同一雰囲気にある温度補償抵抗RK
も同時に冷却されてその抵抗値が減少するから、ブリッ
ジ回路Bへ供給される電流値が吸入空気の温度変化によ
り変化することが抑制される。従って、機関の吸入空気
流量とブリッジ回路Bへの供給電流とが吸入空気温度に
無関係に対応することになり、基準抵抗Rs の端子電圧
を検出することにより、機関の吸入空気流量を測定する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な感温抵抗を用いた感温式流量計においては、前述のよ
うに、感温抵抗の温度を一定に保つように供給電流の制
御がなされる構成であり、この感温式流量計に電源電圧
を投入してから周囲温度状態にある感温抵抗が通常制御
温度(例えば400 ℃程度)に達するまでには、熱容量に
応じた所定時間を必要とすることになり、特に、ホット
ワイヤ型に比べて一般に熱容量の大きなホットフィルム
型の感温式流量計においては、通常制御温度に達するま
でに比較的長い時間を要することになってしまう。
な感温抵抗を用いた感温式流量計においては、前述のよ
うに、感温抵抗の温度を一定に保つように供給電流の制
御がなされる構成であり、この感温式流量計に電源電圧
を投入してから周囲温度状態にある感温抵抗が通常制御
温度(例えば400 ℃程度)に達するまでには、熱容量に
応じた所定時間を必要とすることになり、特に、ホット
ワイヤ型に比べて一般に熱容量の大きなホットフィルム
型の感温式流量計においては、通常制御温度に達するま
でに比較的長い時間を要することになってしまう。
【0008】ここで、感温抵抗の温度が電源投入時から
通常制御温度付近に達するまでの間は、ブリッジ回路が
非平衡状態となって、感温抵抗の温度を上昇させるべく
高い電流が供給されることになり、このときの高い電流
は、吸入空気流量の増大による感温抵抗の温度低下に因
るものではなく、周囲温度状態から通常制御温度付近に
まで感温抵抗の温度を上昇させるために必要とされるも
のであるから、電源投入から通常制御温度付近に達する
までの間は、実際には吸入空気流量を高精度に検出する
ことができずに、吸入空気流量が真の流量よりも大きく
検出されてしまう(図6参照)。
通常制御温度付近に達するまでの間は、ブリッジ回路が
非平衡状態となって、感温抵抗の温度を上昇させるべく
高い電流が供給されることになり、このときの高い電流
は、吸入空気流量の増大による感温抵抗の温度低下に因
るものではなく、周囲温度状態から通常制御温度付近に
まで感温抵抗の温度を上昇させるために必要とされるも
のであるから、電源投入から通常制御温度付近に達する
までの間は、実際には吸入空気流量を高精度に検出する
ことができずに、吸入空気流量が真の流量よりも大きく
検出されてしまう(図6参照)。
【0009】このため、感温抵抗が通常制御温度付近に
達するまでの間に始動状態に入ると、真の吸入空気流量
よりも大きな空気流量に基づいて基本燃料噴射量が演算
されることによって、機関吸入混合気の空燃比をリッチ
化させ、始動特性や排ガス特性に悪影響を与える惧れが
あった。更に、図6に示すように誤差特性が電源投入か
らの経過時間で変化するから、従来から冷却水温度に応
じた増量補正などを行って始動性を確保するようにして
いるが、始動が行われる時点における吸入空気流量の検
出誤差率がばらつくことによって、最適な水温増量を安
定的に施すことができず、始動性に与える影響が始動タ
イミングによって変化してしまうという問題もあった。
達するまでの間に始動状態に入ると、真の吸入空気流量
よりも大きな空気流量に基づいて基本燃料噴射量が演算
されることによって、機関吸入混合気の空燃比をリッチ
化させ、始動特性や排ガス特性に悪影響を与える惧れが
あった。更に、図6に示すように誤差特性が電源投入か
らの経過時間で変化するから、従来から冷却水温度に応
じた増量補正などを行って始動性を確保するようにして
いるが、始動が行われる時点における吸入空気流量の検
出誤差率がばらつくことによって、最適な水温増量を安
定的に施すことができず、始動性に与える影響が始動タ
イミングによって変化してしまうという問題もあった。
【0010】尚、図6は、感温抵抗を一定流量の空気流
中に配置し、電源投入時から感温抵抗の温度上昇に伴っ
て検出誤差が減少していく様子を実験で求めた結果を示
す。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、感
温式流量計への電源投入から感温抵抗が通常制御温度付
近に達するまでの間において、機関の吸入空気流量が誤
検出されることによって、感温式流量計の検出値を用い
た燃料供給制御の精度が悪化することを防止し得る燃料
供給制御装置を提供することを目的とする。
中に配置し、電源投入時から感温抵抗の温度上昇に伴っ
て検出誤差が減少していく様子を実験で求めた結果を示
す。本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、感
温式流量計への電源投入から感温抵抗が通常制御温度付
近に達するまでの間において、機関の吸入空気流量が誤
検出されることによって、感温式流量計の検出値を用い
た燃料供給制御の精度が悪化することを防止し得る燃料
供給制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため本発明にかかる
内燃機関の燃料供給制御装置は、図1又は図2に示すよ
うに構成される。図1において、感温式流量計は、内燃
機関の吸気通路中に配置した感温抵抗の吸入空気流量に
応じた抵抗値変化に基づいて機関の吸入空気流量を検出
するものであり、回転速度検出手段は、機関の回転速度
を検出する。
内燃機関の燃料供給制御装置は、図1又は図2に示すよ
うに構成される。図1において、感温式流量計は、内燃
機関の吸気通路中に配置した感温抵抗の吸入空気流量に
応じた抵抗値変化に基づいて機関の吸入空気流量を検出
するものであり、回転速度検出手段は、機関の回転速度
を検出する。
【0012】そして、基本量演算手段は、前記検出され
た吸入空気流量と機関回転速度とに基づいて基本燃料供
給量を演算する。一方、経過時間計測手段は、感温式流
量計への電源投入からの経過時間を計測し、基本量補正
係数設定手段は、前記計測された経過時間に基づいて基
本燃料供給量を補正するための基本量補正係数を設定す
る。
た吸入空気流量と機関回転速度とに基づいて基本燃料供
給量を演算する。一方、経過時間計測手段は、感温式流
量計への電源投入からの経過時間を計測し、基本量補正
係数設定手段は、前記計測された経過時間に基づいて基
本燃料供給量を補正するための基本量補正係数を設定す
る。
【0013】そして、基本量補正手段は、前記基本量補
正係数に基づいて基本燃料供給量を補正設定し、この補
正設定された基本燃料供給量に基づき燃料供給制御手段
が燃料供給手段を駆動制御する。図2において、基本量
演算手段は、感温式流量計で検出された吸入空気流量と
回転速度検出手段で検出された機関回転速度とに基づい
て基本燃料供給量を演算する。
正係数に基づいて基本燃料供給量を補正設定し、この補
正設定された基本燃料供給量に基づき燃料供給制御手段
が燃料供給手段を駆動制御する。図2において、基本量
演算手段は、感温式流量計で検出された吸入空気流量と
回転速度検出手段で検出された機関回転速度とに基づい
て基本燃料供給量を演算する。
【0014】一方、温度補正係数設定手段は、機関温度
検出手段で検出された機関温度に基づいて前記基本燃料
供給量を増量補正するための温度補正係数を設定する。
また、経過時間計測手段は、感温式流量計への電源投入
からの経過時間を計測し、温度補正係数補正手段は、前
記計測された経過時間に基づいて前記温度補正係数を補
正設定する。
検出手段で検出された機関温度に基づいて前記基本燃料
供給量を増量補正するための温度補正係数を設定する。
また、経過時間計測手段は、感温式流量計への電源投入
からの経過時間を計測し、温度補正係数補正手段は、前
記計測された経過時間に基づいて前記温度補正係数を補
正設定する。
【0015】そして、供給量演算手段は、前記演算され
た基本燃料供給量を、経過時間に基づき補正設定された
温度補正係数で補正して最終的な燃料供給量を演算し、
燃料供給制御手段は、前記演算された最終的な燃料供給
量に基づいて燃料供給手段を駆動制御する。
た基本燃料供給量を、経過時間に基づき補正設定された
温度補正係数で補正して最終的な燃料供給量を演算し、
燃料供給制御手段は、前記演算された最終的な燃料供給
量に基づいて燃料供給手段を駆動制御する。
【0016】
【作用】かかる構成によると、感温式流量計で検出され
た吸入空気流量に基づき演算された基本燃料供給量が、
感温式流量計への電源投入からの経過時間に応じて設定
される基本量補正係数で補正される。ここで、前記感温
式流量計の電源投入時に発生する検出誤差は、電源投入
からの経過時間に略対応して変化するから、経過時間を
計測することでその時点での感温式流量計の検出誤差率
が予測されることになり、基本量補正係数によって感温
式流量計の検出誤差分を基本燃料供給量から除くことが
可能となる。
た吸入空気流量に基づき演算された基本燃料供給量が、
感温式流量計への電源投入からの経過時間に応じて設定
される基本量補正係数で補正される。ここで、前記感温
式流量計の電源投入時に発生する検出誤差は、電源投入
からの経過時間に略対応して変化するから、経過時間を
計測することでその時点での感温式流量計の検出誤差率
が予測されることになり、基本量補正係数によって感温
式流量計の検出誤差分を基本燃料供給量から除くことが
可能となる。
【0017】また、機関温度に基づき設定される温度補
正係数を、前記経過時間で補正する構成とすれば、感温
式流量計への電源投入からの経過時間に応じて変化する
吸入空気流量の検出誤差によって生じる基本燃料供給量
の設定誤差があるときに、機関温度に応じた要求空燃比
を前記経過時間に因らずに安定的に得ることが可能とな
る。
正係数を、前記経過時間で補正する構成とすれば、感温
式流量計への電源投入からの経過時間に応じて変化する
吸入空気流量の検出誤差によって生じる基本燃料供給量
の設定誤差があるときに、機関温度に応じた要求空燃比
を前記経過時間に因らずに安定的に得ることが可能とな
る。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図3は実
施例のハードウェア構成を示し、感温式流量計1には電
源電圧(バッテリ電圧)VB がイグニッションスイッチ
2を介して印加される。そして、この感温式流量計1の
出力電圧Us(検出信号)は、A/D変換器3を介して
マイクロコンピュータ4に入力される。
施例のハードウェア構成を示し、感温式流量計1には電
源電圧(バッテリ電圧)VB がイグニッションスイッチ
2を介して印加される。そして、この感温式流量計1の
出力電圧Us(検出信号)は、A/D変換器3を介して
マイクロコンピュータ4に入力される。
【0019】この他、機関回転速度Nを検出する回転速
度検出手段としての回転センサ5や、機関温度を代表す
る冷却水温度Twを検出する機関温度検出手段としての
水温センサ6が設けられ、前記感温式流量計1の出力電
圧Usと共に、各センサからの検出信号も前記マイクロ
コンピュータ4に入力されるようになっている。ここ
で、マイクロコンピュータ1は、機関吸入空気流量Qと
機関回転速度Nとの検出値に基づいて基本燃料噴射量
(基本燃料供給量)Tp=K×Q/N(Kは定数)を演
算すると共に、この基本燃料噴射量Tpを適宜補正して
最終的な燃料噴射量Tiを演算し、この燃料噴射量Ti
に相当するパルス幅の噴射パルス信号を、機関回転に同
期した所定タイミングで、燃料供給手段としての電磁式
燃料噴射弁7に出力することによって、機関への燃料供
給を電子制御するものである。
度検出手段としての回転センサ5や、機関温度を代表す
る冷却水温度Twを検出する機関温度検出手段としての
水温センサ6が設けられ、前記感温式流量計1の出力電
圧Usと共に、各センサからの検出信号も前記マイクロ
コンピュータ4に入力されるようになっている。ここ
で、マイクロコンピュータ1は、機関吸入空気流量Qと
機関回転速度Nとの検出値に基づいて基本燃料噴射量
(基本燃料供給量)Tp=K×Q/N(Kは定数)を演
算すると共に、この基本燃料噴射量Tpを適宜補正して
最終的な燃料噴射量Tiを演算し、この燃料噴射量Ti
に相当するパルス幅の噴射パルス信号を、機関回転に同
期した所定タイミングで、燃料供給手段としての電磁式
燃料噴射弁7に出力することによって、機関への燃料供
給を電子制御するものである。
【0020】尚、前記感温式流量計1の構成及び作用に
ついては先に説明したので、ここでは感温式流量計1の
詳細な説明は省略する。次に、マイクロコンピュータ4
によって行われる燃料供給量制御の第1実施例を、図4
のフローチャートに従って説明する。尚、本実施例にお
いて、経過時間計測手段,基本量補正係数設定手段,基
本量補正手段,基本量演算手段,燃料供給制御手段とし
ての機能は、前記図4のフローチャートに示すようにマ
イクロコンピュータ4が備えているものとする。
ついては先に説明したので、ここでは感温式流量計1の
詳細な説明は省略する。次に、マイクロコンピュータ4
によって行われる燃料供給量制御の第1実施例を、図4
のフローチャートに従って説明する。尚、本実施例にお
いて、経過時間計測手段,基本量補正係数設定手段,基
本量補正手段,基本量演算手段,燃料供給制御手段とし
ての機能は、前記図4のフローチャートに示すようにマ
イクロコンピュータ4が備えているものとする。
【0021】図4のフローチャートにおいて、まず、ス
テップ1(図中ではS1としてある。以下同様)では、
イグニッションスイッチ2のオン・オフを判別する。イ
グニッションスイッチ2がオフであるときには、ステッ
プ2へ進んで、感温式流量計1への電源投入からの経過
時間tを計測するためのタイマーをゼロリセットし、イ
グニッションスイッチ2がオンであるときには、ステッ
プ3へ進む。
テップ1(図中ではS1としてある。以下同様)では、
イグニッションスイッチ2のオン・オフを判別する。イ
グニッションスイッチ2がオフであるときには、ステッ
プ2へ進んで、感温式流量計1への電源投入からの経過
時間tを計測するためのタイマーをゼロリセットし、イ
グニッションスイッチ2がオンであるときには、ステッ
プ3へ進む。
【0022】ステップ3では、初めてイグニッションス
イッチ2がオンされた状態であるか否かを判別し、イグ
ニッションスイッチ2がオンされた初回であるとき、換
言すれば、感温式流量計1への電源投入時であるときに
は、ステップ4へ進んで、前記タイマーのカウント(電
源投入からの経過時間tの計測)を開始させる。ステッ
プ5では、予め前記タイマーで計測される経過時間tに
対応させて基本燃料噴射量Tpを補正するための補正係
数KAFM (基本量補正係数)を記憶してあるマップを参
照し、現在の経過時間tに対応する補正係数KAFM を検
索して求める。
イッチ2がオンされた状態であるか否かを判別し、イグ
ニッションスイッチ2がオンされた初回であるとき、換
言すれば、感温式流量計1への電源投入時であるときに
は、ステップ4へ進んで、前記タイマーのカウント(電
源投入からの経過時間tの計測)を開始させる。ステッ
プ5では、予め前記タイマーで計測される経過時間tに
対応させて基本燃料噴射量Tpを補正するための補正係
数KAFM (基本量補正係数)を記憶してあるマップを参
照し、現在の経過時間tに対応する補正係数KAFM を検
索して求める。
【0023】即ち、感温式流量計1への電源が投入され
た直後においては、感温抵抗RH の温度が周囲温度状態
から通常の制御温度付近に達するまでの期間、図6に示
すように、経過時間tに対応する特性で除々に検出誤差
が収束することになるから、予め対象とする感温式流量
計1の電源投入時の誤差特性を時系列的に実験で求めて
おき、この誤差分が見込んで基本燃料噴射量Tpを真の
シリンダ吸入空気量に対応する値に補正できるように予
め補正係数KAFMを適合させてマップに記憶させてあ
る。
た直後においては、感温抵抗RH の温度が周囲温度状態
から通常の制御温度付近に達するまでの期間、図6に示
すように、経過時間tに対応する特性で除々に検出誤差
が収束することになるから、予め対象とする感温式流量
計1の電源投入時の誤差特性を時系列的に実験で求めて
おき、この誤差分が見込んで基本燃料噴射量Tpを真の
シリンダ吸入空気量に対応する値に補正できるように予
め補正係数KAFMを適合させてマップに記憶させてあ
る。
【0024】次のステップ6では、感温式流量計1から
の検出信号から求められる吸入空気流量Qと機関回転速
度Nとに基づいて演算される基本燃料噴射量Tp=K×
Q/N(Kは定数)を、前記補正係数KAFM ,各種補正
係数COEF,電圧補正分Tsで補正して最終的な燃料
噴射量Ti(燃料供給量)=Tp×KAFM ×COEF+
Tsを演算する。
の検出信号から求められる吸入空気流量Qと機関回転速
度Nとに基づいて演算される基本燃料噴射量Tp=K×
Q/N(Kは定数)を、前記補正係数KAFM ,各種補正
係数COEF,電圧補正分Tsで補正して最終的な燃料
噴射量Ti(燃料供給量)=Tp×KAFM ×COEF+
Tsを演算する。
【0025】尚、前記各種補正係数COEFは、水温セ
ンサ6で検出される冷却水温度Twに応じて設定される
水温増量補正係数KTW(温度補正係数)や加速増量補正
係数KACC 等を含んで設定されるものであり、前記電圧
補正分Tsは、電源電圧の変化による燃料噴射弁7の有
効開弁時間の変化を補正するための値である。マイクロ
コンピュータ4は、所定の燃料噴射タイミングにおいて
最新に演算された前記燃料噴射量Tiに相当するパルス
幅の噴射パルス信号を燃料噴射弁7に出力して、機関へ
の燃料供給を制御する。
ンサ6で検出される冷却水温度Twに応じて設定される
水温増量補正係数KTW(温度補正係数)や加速増量補正
係数KACC 等を含んで設定されるものであり、前記電圧
補正分Tsは、電源電圧の変化による燃料噴射弁7の有
効開弁時間の変化を補正するための値である。マイクロ
コンピュータ4は、所定の燃料噴射タイミングにおいて
最新に演算された前記燃料噴射量Tiに相当するパルス
幅の噴射パルス信号を燃料噴射弁7に出力して、機関へ
の燃料供給を制御する。
【0026】従って、感温式流量計1への電源投入直後
において、たとえ感温式流量計1の出力電圧Usが真の
吸入空気流量Qとは大幅に異なるレベルであって、これ
に基づいて真のシリンダ吸入空気量に対応しない基本燃
料噴射量Tpが演算されても、かかる誤差を有する基本
燃料噴射量Tpが、電源投入時からの経過時間tで決定
される補正係数KAFM で補正されることで、シリンダ吸
入空気量に略見合った基本燃料噴射量Tpに修正され
る。このため、始動時の燃料制御性が向上し、始動性及
び始動時の排ガス性状を改善できる。
において、たとえ感温式流量計1の出力電圧Usが真の
吸入空気流量Qとは大幅に異なるレベルであって、これ
に基づいて真のシリンダ吸入空気量に対応しない基本燃
料噴射量Tpが演算されても、かかる誤差を有する基本
燃料噴射量Tpが、電源投入時からの経過時間tで決定
される補正係数KAFM で補正されることで、シリンダ吸
入空気量に略見合った基本燃料噴射量Tpに修正され
る。このため、始動時の燃料制御性が向上し、始動性及
び始動時の排ガス性状を改善できる。
【0027】尚、図6における時間t1 、即ち、ブリッ
ジ回路の平衡が極端に崩れ最大出力電圧を出力するよう
な検出不能期間(最大検出誤差期間)においては、感温
式流量計1の出力電圧Usは、吸入空気流量Qと全く相
関のないレベルに出力されことになってしまうので、前
記補正係数KAFM のマップにおける経過時間tが0〜t
1 の区間においては、補正係数KAFM を零として実質的
に燃料噴射が行われないようにしてある。ここで、経過
時間tが0〜t1 の区間は短時間であるために、燃料噴
射が行われないことによって、大きく始動性を損ねるこ
とはなく、過大な燃料噴射が回避されることで排ガス性
状の改善を図れる。
ジ回路の平衡が極端に崩れ最大出力電圧を出力するよう
な検出不能期間(最大検出誤差期間)においては、感温
式流量計1の出力電圧Usは、吸入空気流量Qと全く相
関のないレベルに出力されことになってしまうので、前
記補正係数KAFM のマップにおける経過時間tが0〜t
1 の区間においては、補正係数KAFM を零として実質的
に燃料噴射が行われないようにしてある。ここで、経過
時間tが0〜t1 の区間は短時間であるために、燃料噴
射が行われないことによって、大きく始動性を損ねるこ
とはなく、過大な燃料噴射が回避されることで排ガス性
状の改善を図れる。
【0028】ところで、基本燃料噴射量Tpは、機関負
荷を代表するパラメータとして自動変速機の制御などに
用いられることがあるので、基本燃料噴射量TpをTp
=K AFM ×K×Q/Nとして、若しくは、Tp=Tp’
×KAFM として、感温式流量計1による検出誤差分を補
正された基本燃料噴射量Tpが機関負荷を代表する値と
して用いられるようにすることが好ましい。
荷を代表するパラメータとして自動変速機の制御などに
用いられることがあるので、基本燃料噴射量TpをTp
=K AFM ×K×Q/Nとして、若しくは、Tp=Tp’
×KAFM として、感温式流量計1による検出誤差分を補
正された基本燃料噴射量Tpが機関負荷を代表する値と
して用いられるようにすることが好ましい。
【0029】図5のフローチャートは、燃料供給制御の
第2実施例を示すものである。尚、第2実施例において
は、図5のフローチャートに示すように、経過時間計測
手段,温度補正係数補正手段,温度補正係数設定手段,
供給量演算手段,基本量演算手段,燃料供給制御手段と
しての機能がマイクロコンピュータ4に備えられるもの
とする。
第2実施例を示すものである。尚、第2実施例において
は、図5のフローチャートに示すように、経過時間計測
手段,温度補正係数補正手段,温度補正係数設定手段,
供給量演算手段,基本量演算手段,燃料供給制御手段と
しての機能がマイクロコンピュータ4に備えられるもの
とする。
【0030】図5のフローチャートにおいて、タイマー
によるカウント(電源投入からの経過時間tの計測)を
開始させるステップ11〜ステップ14の部分は、前記図4
のフローチャートにおけるステップ1〜ステップ4の部
分と全く同じであるので、説明を省略し、次のステップ
15から説明する。ステップ15では、予め前記経過時間t
と冷却水温度Twとをパラメータとして水温増量補正係
数KTW(温度補正係数)を記憶したマップを参照し、現
在の冷却水温度Tw及び経過時間tに対応する水温増量
補正係数KTWを検索して求める。
によるカウント(電源投入からの経過時間tの計測)を
開始させるステップ11〜ステップ14の部分は、前記図4
のフローチャートにおけるステップ1〜ステップ4の部
分と全く同じであるので、説明を省略し、次のステップ
15から説明する。ステップ15では、予め前記経過時間t
と冷却水温度Twとをパラメータとして水温増量補正係
数KTW(温度補正係数)を記憶したマップを参照し、現
在の冷却水温度Tw及び経過時間tに対応する水温増量
補正係数KTWを検索して求める。
【0031】水温増量補正係数KTWは、冷却水温度Tw
が低いときほど燃料噴射量Tiを増量設定して、冷却水
温度Twに対応する要求空燃比が得られるようにするも
のであるが、感温式流量計1で検出される吸入空気流量
Qに基づき基準空燃比相当として演算されるべき基本燃
料噴射量Tpが、感温式流量計1への電源投入時からの
経過時間tに応じて所定の誤差率を有して演算されるか
ら(図6参照)、冷却水温度Twに対応する要求空燃比
が得られるようにするためには、冷却水温度Twだけで
はなく前記経過時間tのパラメータを加えて水温増量補
正係数KTWを設定させる必要がある。
が低いときほど燃料噴射量Tiを増量設定して、冷却水
温度Twに対応する要求空燃比が得られるようにするも
のであるが、感温式流量計1で検出される吸入空気流量
Qに基づき基準空燃比相当として演算されるべき基本燃
料噴射量Tpが、感温式流量計1への電源投入時からの
経過時間tに応じて所定の誤差率を有して演算されるか
ら(図6参照)、冷却水温度Twに対応する要求空燃比
が得られるようにするためには、冷却水温度Twだけで
はなく前記経過時間tのパラメータを加えて水温増量補
正係数KTWを設定させる必要がある。
【0032】そこで、本実施例では、経過時間tと冷却
水温度Twとをパラメータとして水温増量補正係数KTW
を可変設定させることで、基本燃料噴射量Tpの誤差分
を見込んだ増量補正が行えるようにしてある。次のステ
ップ15では、前述のように経過時間tと冷却水温度Tw
とをパラメータとして設定された水温増量補正係数KTW
に基づいて各種補正係数COEF=K TW+KACC +・・
・を設定し、この各種補正係数COEFを用いて最終的
な燃料噴射量Ti=Tp×COEF+Tsを演算する。
水温度Twとをパラメータとして水温増量補正係数KTW
を可変設定させることで、基本燃料噴射量Tpの誤差分
を見込んだ増量補正が行えるようにしてある。次のステ
ップ15では、前述のように経過時間tと冷却水温度Tw
とをパラメータとして設定された水温増量補正係数KTW
に基づいて各種補正係数COEF=K TW+KACC +・・
・を設定し、この各種補正係数COEFを用いて最終的
な燃料噴射量Ti=Tp×COEF+Tsを演算する。
【0033】上記燃料噴射量Tiによれば、水温増量補
正係数KTWが、感温式流量計1の検出誤差特性を見込ん
で設定されるから、そのときの冷却水温度Twに応じて
要求される空燃比相当の燃料噴射量Tiを、経過時間t
に因らずに安定的に得ることが可能となる。尚、上記実
施例では、水温増量補正係数KTWを経過時間tと冷却水
温度Twとをパラメータとするマップから検索して求め
るようにしたが、冷却水温度Twのみをパラメータとし
て水温増量補正係数KTWを記憶したマップと、経過時間
tに応じて前記水温増量補正係数KTWを補正するための
補正係数を記憶したマップとを個別に備え、前記マップ
から検索して求めた水温増量補正係数KTWを、経過時間
tに応じた補正係数で補正するようにしても良く、実施
例における水温増量補正係数KTWのマップは、水温に応
じた水温増量補正係数KTWの設定と、経過時間tに応じ
た水温増量補正係数KTWの補正とを同時に行うものであ
ると見做すことができる。
正係数KTWが、感温式流量計1の検出誤差特性を見込ん
で設定されるから、そのときの冷却水温度Twに応じて
要求される空燃比相当の燃料噴射量Tiを、経過時間t
に因らずに安定的に得ることが可能となる。尚、上記実
施例では、水温増量補正係数KTWを経過時間tと冷却水
温度Twとをパラメータとするマップから検索して求め
るようにしたが、冷却水温度Twのみをパラメータとし
て水温増量補正係数KTWを記憶したマップと、経過時間
tに応じて前記水温増量補正係数KTWを補正するための
補正係数を記憶したマップとを個別に備え、前記マップ
から検索して求めた水温増量補正係数KTWを、経過時間
tに応じた補正係数で補正するようにしても良く、実施
例における水温増量補正係数KTWのマップは、水温に応
じた水温増量補正係数KTWの設定と、経過時間tに応じ
た水温増量補正係数KTWの補正とを同時に行うものであ
ると見做すことができる。
【0034】上記のように水温増量補正係数KTWを補正
するための係数を別途経過時間tに基づき設定させる構
成にすれば、水温増量補正係数KTWのマップとして、所
定誤差率の基本燃料噴射量Tpに適合して設定されてい
るものが存在する場合に、かかるマップをそのまま用
い、KTWの補正係数を記憶するマップを、感温式流量計
1の経過時間tに応じた測定誤差率に適合させ、かつ、
前記所定誤差率分を前記流量測定の誤差率特性からシフ
トさせた特性とすることで、所期の補正を行わせること
ができ、制御仕様の大幅な変更を回避できる。
するための係数を別途経過時間tに基づき設定させる構
成にすれば、水温増量補正係数KTWのマップとして、所
定誤差率の基本燃料噴射量Tpに適合して設定されてい
るものが存在する場合に、かかるマップをそのまま用
い、KTWの補正係数を記憶するマップを、感温式流量計
1の経過時間tに応じた測定誤差率に適合させ、かつ、
前記所定誤差率分を前記流量測定の誤差率特性からシフ
トさせた特性とすることで、所期の補正を行わせること
ができ、制御仕様の大幅な変更を回避できる。
【0035】尚、感温式流量計1における感温抵抗RH
は、いわゆるホットワイヤ型,ホットフィルム型のいず
れであっても良いが、熱容量が大きく検出誤差が収束さ
れるまでの時間(図6における時間t2 )が長いときほ
ど、本実施例に示す制御を行うことによる効果が大き
い。
は、いわゆるホットワイヤ型,ホットフィルム型のいず
れであっても良いが、熱容量が大きく検出誤差が収束さ
れるまでの時間(図6における時間t2 )が長いときほ
ど、本実施例に示す制御を行うことによる効果が大き
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、電
源投入直後に検出誤差が発生する感温式流量計を用いて
機関の吸入空気流量を検出し、この検出された吸入空気
流量に基づいて機関への燃料供給量を制御する燃料供給
制御装置において、前記吸入空気流量の検出誤差に影響
されて燃料供給量の設定精度が悪化することを回避で
き、始動時に所期の空燃比を得て始動性及び始動時の排
ガス性状を改善できるという効果がある。
源投入直後に検出誤差が発生する感温式流量計を用いて
機関の吸入空気流量を検出し、この検出された吸入空気
流量に基づいて機関への燃料供給量を制御する燃料供給
制御装置において、前記吸入空気流量の検出誤差に影響
されて燃料供給量の設定精度が悪化することを回避で
き、始動時に所期の空燃比を得て始動性及び始動時の排
ガス性状を改善できるという効果がある。
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図。
【図2】本発明の基本構成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施例のハードウェア構成を示すシス
テム概略図。
テム概略図。
【図4】第1実施例における燃料制御の様子を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図5】第2実施例における燃料制御の様子を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図6】感温式流量計の電源投入時の検出誤差特性を示
す線図。
す線図。
1 感温式流量計 2 イグニッションスイッチ 4 マイクロコンピュータ 5 回転速度センサ 6 水温センサ 7 燃料噴射弁
Claims (2)
- 【請求項1】内燃機関の吸気通路中に配置した感温抵抗
の吸入空気流量に応じた抵抗値変化に基づいて機関の吸
入空気流量を検出する感温式流量計と、 機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、 前記感温式流量計で検出された吸入空気流量と前記回転
速度検出手段で検出された機関回転速度とに基づいて基
本燃料供給量を演算する基本量演算手段と、 前記感温式流量計への電源投入からの経過時間を計測す
る経過時間計測手段と、 該経過時間計測手段で計測された経過時間に基づいて前
記基本燃料供給量を補正するための基本量補正係数を設
定する基本量補正係数設定手段と、 該基本量補正係数設定手段で設定された基本量補正係数
に基づいて前記基本量演算手段で演算された基本燃料供
給量を補正設定する基本量補正手段と、 該基本量補正手段で補正設定された基本燃料供給量に基
づいて燃料供給手段を駆動制御する燃料供給制御手段
と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の燃料供
給制御装置。 - 【請求項2】内燃機関の吸気通路中に配置した感温抵抗
の吸入空気流量に応じた抵抗値変化に基づいて機関の吸
入空気流量を検出する感温式流量計と、 機関の回転速度を検出する回転速度検出手段と、 前記感温式流量計で検出された吸入空気流量と前記回転
速度検出手段で検出された機関回転速度とに基づいて基
本燃料供給量を演算する基本量演算手段と、 機関温度を検出する機関温度検出手段と、 該機関温度検出手段で検出された機関温度に基づいて前
記基本燃料供給量を増量補正するための温度補正係数を
設定する温度補正係数設定手段と、 前記感温式流量計への電源投入からの経過時間を計測す
る経過時間計測手段と、 該経過時間計測手段で計測された経過時間に基づいて前
記温度補正係数を補正設定する温度補正係数補正手段
と、 前記基本量演算手段で演算された基本燃料供給量を前記
温度補正係数補正手段で補正設定された前記温度補正係
数で補正して最終的な燃料供給量を演算する供給量演算
手段と、 該供給量演算手段で演算された最終的な燃料供給量に基
づいて燃料供給手段を駆動制御する燃料供給制御手段
と、 を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の燃料供
給制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31245391A JPH05149173A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31245391A JPH05149173A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05149173A true JPH05149173A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18029380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31245391A Pending JPH05149173A (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05149173A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09158758A (ja) * | 1995-12-06 | 1997-06-17 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03253741A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-12 | Mazda Motor Corp | エンジンの燃料制御装置 |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP31245391A patent/JPH05149173A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03253741A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-12 | Mazda Motor Corp | エンジンの燃料制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09158758A (ja) * | 1995-12-06 | 1997-06-17 | Nissan Motor Co Ltd | 内燃機関の制御装置 |
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