JPH08120497A - 回転バレル装置 - Google Patents

回転バレル装置

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JPH08120497A
JPH08120497A JP25693694A JP25693694A JPH08120497A JP H08120497 A JPH08120497 A JP H08120497A JP 25693694 A JP25693694 A JP 25693694A JP 25693694 A JP25693694 A JP 25693694A JP H08120497 A JPH08120497 A JP H08120497A
Authority
JP
Japan
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barrel
partition
parts
rotating
rotated
Prior art date
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Pending
Application number
JP25693694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Seko
眞義 瀬古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 バレル2は円筒状をしており、その外周には
複数の孔23が穿設してあり、バレル2の一方の側部には
側面21が形成してあり、この側面には、駆動装置1から
の回転力が伝達される歯車22が一体的に設けてある。バ
レル2の他方の側部には、着脱自在に蓋5が設けてあ
る。仕切り3はバレル2内に設けられ、複数の部品6を
バレルの内周面に接触可能かつ回転自在に保持してい
る。仕切り3の両側部には突起部31が設けてあり、この
突起部はバレル2の側面中心部及び蓋5の中心部をそれ
ぞれ貫通して、その先端部で枠体4に固着されている。
仕切り3は通電性を有しており、突起部31を介して外部
の電源の一方の端子71に導通している。 【効果】 部品同士がバレル内で激しく衝突することは
ないため、部品に傷が付かず、また、それぞれの部品が
回転するため、メッキ厚を均一にでき、均一かつ円滑に
研磨できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば球形のような、
治具に引っ掛けにくい形状をしており、かつ、傷を付け
てはならない部品をメッキまたは研磨するのに使用する
回転バレル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば球形のような、治具に
引っ掛けにくい形状をしており、かつ、傷を付けてはな
らない部品をメッキまたは研磨するには、メッシュバス
ケットを使用するか、または、図8に示すように、多角
形状をしたバレルAの中に、メッキ剤または研磨剤とと
もに部品Bを入れ、このバレルを回転させることにより
行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メッシュバス
ケットでは、網に接触している部分は揺動していないと
メッキ等ができず、また、激しく揺動すると、部品同士
や部品と網とが衝突して、傷が付いてしまうという問題
があった。また、バレルの中に、メッキ剤または研磨剤
とともに部品を入れ、これを回転させることによりメッ
キ等を行なうと、以下の問題が生ずる。すなわち、バレ
ルAが図8(a) の状態から(b) の状態のように反時計方
向に回転すると、回転方向の側(図面右側)の部品Bが
徐々に高く持ち上がり、さらに(c) の状態まで回転する
と、高く持ち上がった部品が重力に耐えきれなくなり、
バレルの底部に向けて1つ2つと部品が激しくぶつかり
合いながら転がり落ちてゆき、さらに(d) の状態まで回
転すると、高く持ち上がった部品はすべてバレルの底部
に激しく落下してしまう。この動作時に、部品同士が激
しくぶつかり合い、部品表面に傷が付いてしまうという
問題があった。
【0004】そこで本発明の目的は、メッキまたは研磨
等の処理を行なうときに、メッキ等される被処理部品に
傷を付けることなく均一にメッキまたは研磨することが
できる回転バレル装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る回転バレル装置は、駆動装置と、バレ
ルと、仕切りと、枠体とを有しており、駆動装置は枠体
に固着してあり、バレルは円筒状をしており、その一方
の側部には側面が形成してあり、その他方の側部には着
脱自在に蓋が設けてある。仕切りはバレル内に設けら
れ、複数の被回転物をバレルの内周面に接触可能かつ回
転自在に保持してある。この仕切りの両側部には突起部
が設けてあり、この突起部はバレルの側面中心部及び蓋
の中心部をそれぞれ貫通して枠体に支持されている。仕
切りとバレルとは相対的に回転可能であり、バレルと仕
切りのいずれか一方は、駆動装置により回転駆動される
ものである。
【0006】また、本発明に係る回転バレル装置は、バ
レルの側面に駆動装置からの回転力が伝達される歯車が
一体的に設けてあり、仕切りの突起部は、その先端部で
枠体に固着されているものである。
【0007】また、本発明に係る回転バレル装置は、バ
レルの外周に複数の孔が穿設してあり、仕切りは通電性
を有しており、突起部を介して外部の電源の一方の端子
に導通しているものである。
【0008】また、本発明に係る回転バレル装置は、バ
レルの外周に複数の孔が穿設してあり、仕切りの被回転
物を保持する部分に電極が設けてあり、この電極は外部
の電源の一方の端子に導通しているものである。
【0009】また、本発明に係る回転バレル装置は、バ
レルと仕切りとを1対として、複数対を軸方向に並設し
て構成しているものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
【0011】図1に示すように、枠体4内には、駆動モ
ータMが固着してあり、この駆動モータMの駆動軸の先
端には駆動歯車11が取り付けてある。駆動歯車11
は、枠体4の側面に軸支されている伝達歯車12と噛合
しており、この伝達歯車は、後述するバレル2の側面2
1に一体的に設けてある歯車22と噛合している。
【0012】バレル2は、円筒状をしており、その外周
には電解メッキ液が浸透するように、無数の孔23が穿
設されている。バレル2の側部の一方(図1右側)に
は、側面21が形成されており、この側面には、円周方
向に沿って伝達歯車12と噛合可能な歯車22が一体的
に設けてある。バレル2の他方の側部(図1左側)は、
メッキ時及び研磨時は、後述する被回転物6、すなわち
メッキ等する部品がバレル外に出ないように着脱自在な
蓋5により覆われる。バレル2は、横断面形状がコ字状
をした枠体4の開口部41(図1下側)から、その半分
だけが枠体内に入り込んでいる。
【0013】なお、部品6を電気メッキするときには、
前述したバレルを使用するが、部品をバレルメッキまた
は研磨するときは、孔23が穿設されていないバレルを
使用する。
【0014】図2,3に示すように、仕切り3は、半円
柱状に近い形状をしており、バレル2の内周の約半分に
沿って設けてある。図1に示すように、仕切り3の両側
部には、バレル2の軸心方向に一致する突起部31が設
けてあり、この突起部は、バレル2の側面21中心部及
び蓋5の中心部をそれぞれ貫通しており、その先端部3
2は枠体4の両端にねじ止めされている。このため、仕
切り3の突起部31を回転中心軸として、バレル2は回
転自在に保持されている。図2,3に示すように、仕切
り3のバレル2の内周面と対向する側には、放射状に所
定の間隔で爪部33が形成してあり、この爪部と爪部と
の間の間隙内に部品6を保持可能である。バレル2の回
転に伴って、部品6は爪部33とバレル2の内周面に接
触しつつ、自ら回転自在である。
【0015】仕切り3は、金属等の通電性を有するもの
で作られており、図1に示すように、一方の突起部31
(図1左側)の先端部32には、電源(図示せず)に連
結された電線7の端子71が接続されている。この場
合、仕切り3と部品6との間に導通がとれるように、部
品6に接する何個所かの部分を残して、その他の部分は
絶縁性の被膜でコーティングしておく。
【0016】なお、他の例として、図4に示すように、
仕切り3を通電性を有するものにしないで、爪部33の
部品6と常に接触する部分に電極34を設けて、この電
極34と電源とを連結するようにしてもよい。
【0017】また、前述した実施例とは逆に、バレル2
が枠体に固定され、仕切り3が駆動装置1によりバレル
2内を回転可能なものにしてもよい。
【0018】また、図5,6に他の実施例を示してお
り、軸方向に厚みの薄いバレル20と、このバレル内に
設けられる仕切り30とを1対とし、図7に示すよう
に、この複数対を軸方向に並設するように構成してい
る。バレル20を軸40に対して回転可能とし、仕切り
30を軸40に対して回転不能かつ摺動可能にしておけ
ば、駆動装置により軸40を介して仕切り30を回転
し、バレル20を固定することが容易にできる。また、
その反対も容易にできる。バレル20、仕切り30の厚
さを、部品6が1個ずつ保持可能な厚さにしておけば、
部品同士が接触することはなくなり、ほとんど部品には
傷を付けずにメッキ等をすることができる。
【0019】次に、本発明の動作について説明する。
【0020】部品6を電気メッキするには、図1に示す
ように、まず、バレル2の側部の一方(図面左側)を覆
っている蓋5を外し、この側部から仕切り3に形成され
た爪部33の間に部品を挿入する。次に、蓋5を閉じ
て、部品6が電解メッキ液(図示せず)中に十分に浸る
程度に本装置を電解メッキ液の近くに移動させていく。
電源(図示せず)から電解メッキ液に電流が流される
と、この電流は電解メッキ液に浸っている部品6を通
り、この部品を保持している通電性を有する仕切り3を
通り、電線7を介して、再び電源へと戻っていく。この
ため、部品6の表面にはメッキが施される。メッキ時
は、バレル2は駆動装置1により回転しており、このバ
レルの内周面と接触している部品6もバレルの回転に伴
う力を受けて多方向に自転するが、仕切り3内で軸方向
に接続しながら並んでいる部品間では衝突するほどの大
きい力は作用しない。すなわち、部品に伝えられる回転
力は、バレルの円周方向の回転力が伝達されるにすぎな
いものであるため、軸方向への直接的な力は与えられ
ず、したがって、部品同士の衝突はほとんどなく、部品
の表面には均等にメッキが施されるが、傷が付くことは
ない。
【0021】部品6をバレルメッキ、または、研磨する
ときは、同様にバレル2の側部の一方(図面左側)か
ら、仕切り3に形成された爪部33の間に部品を挿入す
るとともに、メッキ剤、または、研磨剤も同時にバレル
内に供給する。前述したように、バレルメッキ、また
は、研磨するときには外周に孔が開いていないバレルを
使用し、駆動装置1によりバレルが回転されると、この
バレルの内周面と接触している部品6も多方向に自転さ
れ、部品は均等にメッキ、または、研磨され、部品同士
が衝突することがないので、滑らかにメッキ、または、
研磨することができる。 図5,6に示した実施例の動
作も、実質的に図1の場合と同様である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、被回転物が仕切りによ
り仕切られ、保持されており、回転時に部品同士がバレ
ル内で激しく衝突することがないため、部品にほとんど
傷が付くことはない。また、それぞれの部品が自転する
ため、メッキ厚を均一にすることができ、均一かつ円滑
に研磨することができる。また、電気メッキをする場合
には、部品同士が激しく衝突することがないため、部品
がショートして焦げることもない。また、バレルと仕切
りを1対として、複数対を並設させる構成では、部品は
1つずつ仕切りにより仕切られており、回転時に部品同
士がバレル内で衝突することがないため、部品同士の衝
突による傷は全く付かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】爪部が部品を保持している状態を示す正面図で
ある。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】爪部が部品を保持している状態の他の実施例を
示す一部拡大断面図である。
【図5】仕切りの他の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5の仕切りをバレルに組み込んだ状態を示す
斜視図である。
【図7】図6の1対の仕切りとバレルを複数対用いた本
発明の他の実施例を示す展開斜視図である。
【図8】(a) 〜(d) は、従来例におけるバレルと被回転
物の回転状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 駆動装置 2 バレル 21 側面 22 歯車 23 孔 3 仕切り 31 突起部 4 枠体 5 蓋 6 被回転物(部品) 71 端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置と、バレルと、仕切りと、枠体
    とを有しており、 上記駆動装置は、上記枠体に固着してあり、 上記バレルは、円筒状をしており、その一方の側部には
    側面が形成してあり、その他方の側部には着脱自在に蓋
    が設けてあり、 上記仕切りは、上記バレル内に設けられ、複数の被回転
    物をバレルの内周面に接触可能かつ回転自在に保持して
    おり、 上記仕切りの両側部には突起部が設けてあり、この突起
    部は上記バレルの側面中心部及び上記蓋の中心部をそれ
    ぞれ貫通して上記枠体に支持されており、 上記仕切りと上記バレルとは、相対的に回転可能であ
    り、 上記バレルと上記仕切りのいずれか一方は、上記駆動装
    置により回転駆動されることを特徴とする回転バレル装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記バレルの側面に
    は、上記駆動装置からの回転力が伝達される歯車が一体
    的に設けてあり、上記仕切りの突起部は、その先端部で
    上記枠体に固着されていることを特徴とする回転バレル
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかにおいて、
    上記バレルの外周には複数の孔が穿設してあり、上記仕
    切りは通電性を有しており、上記突起部を介して外部の
    電源の一方の端子に導通していることを特徴とする回転
    バレル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2のいずれかにおいて、
    上記バレルの外周には複数の孔が穿設してあり、上記仕
    切りの被回転物を保持する部分に電極が設けてあり、こ
    の電極は外部の電源の一方の端子に導通していることを
    特徴とする回転バレル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2のいずれかにおいて、
    上記バレルと上記仕切りとを1対として、複数対を軸方
    向に並設して構成してあることを特徴とする回転バレル
    装置。
JP25693694A 1994-10-21 1994-10-21 回転バレル装置 Pending JPH08120497A (ja)

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JP25693694A JPH08120497A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 回転バレル装置

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JP25693694A JPH08120497A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 回転バレル装置

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JPH08120497A true JPH08120497A (ja) 1996-05-14

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ID=17299432

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JP25693694A Pending JPH08120497A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 回転バレル装置

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JP (1) JPH08120497A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030177A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Kyocera Kinseki Corp 表面加工装置及び表面加工方法
JP2008534787A (ja) * 2005-04-04 2008-08-28 コミッサリア タ レネルジー アトミーク 表面処理電極

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008534787A (ja) * 2005-04-04 2008-08-28 コミッサリア タ レネルジー アトミーク 表面処理電極
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