JPH0811943A - 雑菌侵入防止用通気袋 - Google Patents

雑菌侵入防止用通気袋

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Publication number
JPH0811943A
JPH0811943A JP17006294A JP17006294A JPH0811943A JP H0811943 A JPH0811943 A JP H0811943A JP 17006294 A JP17006294 A JP 17006294A JP 17006294 A JP17006294 A JP 17006294A JP H0811943 A JPH0811943 A JP H0811943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
heat
ventilation
sealed
air permeable
Prior art date
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Pending
Application number
JP17006294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Yamada
大機 山田
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NIDAIKI KK
Original Assignee
NIDAIKI KK
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Publication date
Application filed by NIDAIKI KK filed Critical NIDAIKI KK
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Publication of JPH0811943A publication Critical patent/JPH0811943A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雑菌の侵入を防止して通気を確保し、袋内の
通気を均等にできて強度に支障がない雑菌侵入防止袋を
安価に提供する。 【構成】 前後のフイルム11,12を両側端でヒート
シールし、底部を長手方向にヒートシールして両側端と
底部にヒートシールによる熱着部10を突出した袋1と
し、底部を除く両側端の熱着部10に、所定間隔をおい
て、外端面から袋体の内空部に届くヒートシールされな
い無着部を設けて約0.1mm径の通気孔2と成し、その
通気孔2を、途中に約90度の屈曲部を有する形状とし
ている。即ち、横孔21,23の間に縦孔22を連通し
て横孔21,23を段違いとした形状の通気孔2として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外気からの雑菌の侵入
を防止する通気袋に関するものであり、食品の鮮度保持
袋として、特にガス抜きできて電子レンジでの加熱調理
用として、或いは蒸気殺菌を伴う有害菌の除菌袋等とし
て有効に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の外気からの雑菌の侵入を防止する
通気袋としては、微孔を無数に透設して成る有孔フイル
ム袋を用い、その微孔の位置をずらして二重袋にするこ
とで通気を確保すると共に、直進する性質の雑菌の侵入
を阻止するものがある。また、袋本体に比較的大きな通
気孔を透設してその部位に不織布を接着し、不織布で雑
菌の侵入を阻止するものがある。
【0003】これらによると、二重袋構造、或いは不織
布で雑菌を捕獲できるが、袋本体に通気孔を透設するた
め強度不足で破れる心配があり、また不織布を用いたも
のでは構成が複雑で高価な袋となる問題点があった。さ
らに、通気孔を袋の下部に透設できないため下部での通
気が不良となるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、雑菌
の侵入を防止して通気を確保すると共に、強度に支障の
ない雑菌侵入防止用の通気袋を安価に提供するものであ
る。また、袋内の通気を均等にできてムラのない状態に
できる袋となり、ガス抜きができて各種食品の包装袋と
しても有効に使用できる通気袋を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ヒー
トシールによる熱着部を形成して製袋されたプラスチッ
ク製袋において、該熱着部にヒートシールされない無着
部を外端面から複数部位設けて袋体の内外を通気導通さ
せる通気孔と成し、該通気孔を、途中に屈曲部を有する
形状とした構成としている。なお、通気孔の径は0.0
5〜1.0mmが適当であり、さらに0.05〜0.1mm
が最適である。
【0006】
【作用】ヒートシールによる熱着部に、ヒートシールさ
れない無着部を端面から複数部位設けて袋体の内外を通
気導通させる通気孔を形成したため、袋体としての強度
に支障がなく、途中に屈曲部を有する形状の通気孔とし
たため、直進する性質の雑菌が通気孔に侵入しても屈曲
部からそれ以上奥へ進めないことから雑菌が袋内に侵入
することがないのである。
【0007】また、通気孔の径が0.1〜1.0mmであ
れば相当の通気量を確保できるものであり、通気孔を多
く形成すれば、0.05〜0.1mmとしても十分であ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示実施例について説
明する。図1に示す本例は、前後のフイルム11,12
を両側端でヒートシールし、底部を長手方向にヒートシ
ールした形状の袋1であり、両側端と底部にヒートシー
ルによる熱着部10が突出している。
【0009】本例で特徴ある構成は、その底部を除く突
出した両側端の熱着部10に、所定間隔をおいて、外端
面から袋体の内空部に届くヒートシールされない無着部
を設けて通気孔2と成すもので、図2及び図3のよう
に、途中に約90度の屈曲部を有する形状としたことで
ある。即ち、横孔21,23の間に縦孔22を連通して
横孔21,23を段違いとした形状の通気孔2としたも
のであり、上部で約1.5cm間隔、下部で約2.5cm間
隔で設けてある。なお、通気孔2の径は約0.1mmとし
ている。
【0010】この熱着部10に通気孔2をヒートシール
されない無着部とする手段は、図4のように、ヒートシ
ールする熱盤3の接着対向面に通気孔2の形状の孔31
を欠設すればよく、これにより孔31部に当接したフイ
ルムが溶融温度まで加熱されないため熱着しないのであ
る。
【0011】このように構成した本例は、外気の雑菌が
通気孔2に侵入しても屈曲部の縦孔22の壁に付着し、
それ以上奥へ進めないことから雑菌が袋内に侵入するこ
とがないのである。したがって、食品を収容して上端の
開口部を密閉し、袋ごと加熱殺菌することで袋内の蒸気
が通気孔2から放出され、殺菌後は、通気孔2から屈曲
部で雑菌が除かれて無菌の空気が供給されるのである。
このため袋内が無菌の状態で通気が確保され、食品の鮮
度保持が図られるのである。
【0012】電子レンジでの使用も同様に、袋内のガス
抜きにより内圧を下げることができて安全性が確保でき
るのである。また、本例では、袋の下部ヒートシール部
にも通気孔2が形成されているため下部での通気呼吸が
良好にできるのである。
【0013】このように本例によると、外からの雑菌を
阻止して通気を行うものであり、この通気孔2が袋本体
ではなく、ヒートシール部であるため丈夫な袋となり、
袋内のガス抜きによりムレを防止して均一な通気が図れ
るのであり、食品の場合は美味を保持できるのである。
【0014】本例は前記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、袋フイルムの材
質は問わず、ヒートシールできるプラスチックフイルム
であればよく、複合フイルムでもよい。また、袋の形状
も問わず、ヒートシールによる熱着部の位置及び数は限
定されない。例えば、前後左右のフイルムを横断面が四
角となるよう四隅部でヒートシールし、底部を長手方向
にヒートシールしたガセット袋としてもよい。さらに、
ヒートシールされない無着部から成る通気孔の配置位
置、形状や大きさも適宜であり、途中に介在させる屈曲
部の形状も任意であって、図5乃至図7のように形成し
てもよく、屈曲部をS字状、Z字状,W字状等として屈
曲部を多くするほど雑菌防止の効果が大きいのである。
【0015】さらに、電子レンジ用袋としては通気孔を
上部だけに形成してドリップ等の滴下を防止してもよ
い。また、上部のヒートシールに形成する通気孔の径
を、ヒートシール下部に形成する大きくしてもよい。な
お、熱着部に通気孔を形成する手段は適宜であり、耐熱
性インクを塗布してヒートシールすることで、該インク
の塗布部を無着部として通気孔を形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によると、屈曲した通気孔により
雑菌の侵入を防止して通気を確保すると共に、ヒートシ
ール部での通気孔の形成によって強度に支障のない袋と
なる効果が大きく、安価に製造できて各種食品の包装
袋、とくに電子レンジ用袋として有効に使用できるので
ある。請求項2では、通気に適した大きさであり、円滑
な通気作用が図れるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠した斜視図で
ある。
【図2】その要部の一部断面した拡大図である。
【図3】その要部の拡大斜視図である。
【図4】ヒートシール用熱盤の要部拡大斜視図である
【図5】通気孔の別例を示す要部の一部断面した拡大図
である。
【図6】さらに通気孔の別例を示す要部の一部断面した
拡大図である。
【図7】さらに通気孔の別例を示す要部の一部断面した
拡大図である。
【符号の説明】
1 袋 10 熱着部 2 通気孔 3 熱盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシールによる熱着部を形成して製
    袋されたプラスチック製袋において、該熱着部にヒート
    シールされない無着部を外端面から複数部位設けて袋体
    の内外を通気導通させる通気孔と成し、該通気孔を、途
    中に屈曲部を有する形状としたことを特徴とする雑菌侵
    入防止用通気袋。
  2. 【請求項2】通気孔の径を0.05〜1.0mmとした請
    求項1の通気袋。
JP17006294A 1994-06-28 1994-06-28 雑菌侵入防止用通気袋 Pending JPH0811943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17006294A JPH0811943A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 雑菌侵入防止用通気袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17006294A JPH0811943A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 雑菌侵入防止用通気袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0811943A true JPH0811943A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15897930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17006294A Pending JPH0811943A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 雑菌侵入防止用通気袋

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JP (1) JPH0811943A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10359315B2 (en) 2012-07-30 2019-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Colorimetry apparatus and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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