JPH08118937A - 車輌の車高調整装置 - Google Patents

車輌の車高調整装置

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JPH08118937A
JPH08118937A JP28605794A JP28605794A JPH08118937A JP H08118937 A JPH08118937 A JP H08118937A JP 28605794 A JP28605794 A JP 28605794A JP 28605794 A JP28605794 A JP 28605794A JP H08118937 A JPH08118937 A JP H08118937A
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JP
Japan
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low pressure
chamber
pressure chamber
vehicle
vehicle height
Prior art date
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Application number
JP28605794A
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English (en)
Inventor
Osamu Yasuike
修 安池
Toshiyuki Kobayashi
敏行 小林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輌の旋回終了後に元の旋回内輪の車高が低
下すること及び元の旋回外輪の車高が高くなることを防
止する。 【構成】 上室52及び下室54を郭定するピストン3
4及びシリンダ10を含むショックアブソーバと、低圧
室22と、上室と連通する高圧室32と、車輪のバウン
ド、リバウンドにより駆動され高圧室に連通する低圧通
路(56、58、60)内のオイルを高圧室へ供給する
ポンプ134とを有し、車高が標準車高以上になると連
通孔62により高圧室が低圧通路と連通接続される。連
通孔により高圧室と連通接続される部位より低圧室の側
にて低圧通路の途中に設けられた制御弁98を有し、制
御弁は車輌の横加速度に応答して低圧通路の連通を遮断
すると共に該遮断部位よりポンプ側にて低圧通路を高圧
室と連通接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌の車高調整装置に
係り、更に詳細にはセルフポンピング式の車高調整装置
に係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のセルフポンピング式の
車高調整装置(ハイドロニューマチックサスペンショ
ン)は、一般に、相対的に往復動可能に互いに嵌合し互
いに共働して上室及び下室を郭定するピストン及びシリ
ンダと、ピストンに設けられた減衰力発生機構と、低圧
室と、上室と連通する高圧室と、ピストン及びシリンダ
の相対運動により容積が増減されるポンプ室を備えたポ
ンプと、車高調整装置が所定量以上伸張したときには低
圧室と上室とを連通接続する連通制御機構とを有してい
る。
【0003】ポンプはピストンのロッド部内に配置され
たポンプシリンダ部材と、ポンプシリンダ部材に往復動
可能に互いに嵌合し一端にてシリンダに固定されポンプ
シリンダ部材と共働してポンプ室を郭定するポンプピス
トンと、低圧室よりポンプ室へ向かうオイルの流れを許
容する吸入弁と、ポンプ室より上室へ向かうオイルの流
れを許容する吐出弁とを含み、車高調整装置の伸び行程
に対応する吸入行程により低圧室よりポンプ室へオイル
を吸入し、車高調整装置の縮み行程に対応する吐出行程
によりポンプ室より上室へオイルを吐出するよう構成さ
れている。
【0004】特に車輌の旋回終了時に於ける不自然な車
高の変化を低減するよう構成されたセルフポンピング式
の車高調整装置の一つとして、例えば特開昭55−14
8605号公報に記載されている如く、低圧室と上室と
を連通接続する連通制御機構の連通路の途中に左右反対
側の車輪の車高調整装置の高圧室内の圧力に応答する開
閉弁を有し、開閉弁は通常時には開弁状態を維持する
が、左右反対側の車高調整装置の高圧室内の圧力が高い
ときには閉弁し、車高調整装置が所定量以上伸張しても
低圧室と上室との連通接続を禁止するよう構成された車
高調整装置が既に知られている。
【0005】かかるセルフポンピング式の車高調整装置
によれば、車輌の旋回時に車体のロールにより旋回外輪
側の車高調整装置の高圧室内の圧力が高くなると、旋回
内輪側の車高調整装置の開閉弁が閉弁し、低圧室と上室
との連通が遮断されるので、車高調整装置が所定量以上
伸張しても上室内のオイルが連通路を経て低圧室へ流出
せず、従って車輌の旋回終了後に元の旋回内輪の車高が
低下することを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の公報に記載され
た従来のセルフポンピング式の車高調整装置に於ては、
左右一方の車高調整装置の高圧室と左右反対側の車高調
整装置の連通制御機構の開閉弁との間に導管を相互に接
続する必要があり、そのため配管が複雑であり、車高調
整装置の車輌に対する搭載性が悪いという問題がある。
また車体のロールにより旋回外輪の車高が標準車高以下
に低下し、その状態にて車輪がバウンド、リバウントす
ると、旋回外輪の車高調整装置のポンプは低圧室より上
室及び高圧室へオイルを供給するので、車輌の旋回終了
直後に元の旋回外輪の車高が高くなり、車体が逆ロール
状態になることがある。
【0007】本発明は、従来の一般的なセルフポンピン
グ式の車高調整装置及び前述の公開公報に記載された車
高調整装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたも
のであり、本発明の主要な課題は、車体の横加速度に応
じて低圧通路手段の連通状態を制御し、旋回内輪に於て
は低圧室への作動流体の流出を阻止し、旋回外輪に於て
はポンプの作用を無効にすることにより、複雑な配管を
要することなく車輌の旋回終了後に元の旋回内輪の車高
が低下すること及び元の旋回外輪の車高が高くなること
を防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、請求項1の構成、即ち相対的に往復動可
能に互いに嵌合し互いに共働して作動流体室を郭定する
ピストン及びシリンダを含むアクチュエータと、低圧室
と、前記作動流体室と連通する高圧室と、車輪のバウン
ド、リバウンドにより駆動され前記低圧室に連通する低
圧通路手段内の作動流体を前記高圧室へ供給するポンプ
と、車高が標準車高以上になると前記高圧室を前記低圧
通路手段と連通接続する連通制御手段とを有する車輌の
車高調整装置に於て、前記連通手段により前記高圧室と
連通接続される部位より前記低圧室の側にて前記低圧通
路手段の途中に設けられた制御弁を有し、前記制御弁は
車輌の横加速度に応答して前記低圧通路手段の連通を遮
断すると共に該遮断部位より前記ポンプ側にて前記低圧
通路手段を前記高圧室と連通接続するよう構成されてい
ることを特徴とする車輌の車高調整装置によって達成さ
れる。
【0009】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、請求項1の構成に於て、前記制御
弁は車輌の横加速度に応答して移動する質量体と、前記
質量体の移動により閉弁され前記低圧通路手段の連通を
遮断する第一の開閉弁と、前記第一の開閉弁より前記ポ
ンプ側に配置され前記第一の開閉弁の閉弁に応答して前
記低圧通路手段を前記高圧室と連通接続する第二の開閉
弁とを有するよう構成される(請求項2の構成)。
【0010】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、請求項1の構成に於て、前記制御
弁は車輌の横加速度に応答して軸線の周りに枢動する質
量体と、前記質量体の枢動により前記軸線の周りに回転
され前記低圧通路手段の連通を遮断すると共に前記低圧
通路手段を前記高圧室と連通接続する弁要素とを有する
よう構成される(請求項3の構成)。
【0011】
【作用】上述の請求項1の構成によれば、制御弁は車輌
の横加速度に応答して低圧通路手段の連通を遮断すると
共に該遮断部位よりポンプ側にて低圧通路手段を高圧室
と連通接続するよう構成されているので、車輌の旋回時
には作動流体室内の作動流体が低圧通路手段を経て低圧
室へ流出することが阻止され、ポンプは低圧通路手段を
経て高圧室とポンプ室との間にて作動流体を循環し、低
圧室より高圧室へ作動流体を供給せず、従って車輌の旋
回終了後に元の旋回内輪の車高が低下したり元の旋回外
輪の車高が高くなることが確実に防止される。
【0012】特に請求項2の構成によれば、制御弁は車
輌の横加速度に応答して移動する質量体と、質量体の移
動により閉弁され低圧通路手段の連通を遮断する第一の
開閉弁と、第一の開閉弁よりポンプ側に配置され第一の
開閉弁の閉弁に応答して低圧通路手段を高圧室と連通接
続する第二の開閉弁とを有するので、車輌の旋回時には
第一の開閉弁によって低圧通路手段の連通が確実に遮断
されると共に、該遮断部位よりポンプ側にて第二の開閉
弁により低圧通路手段が確実に高圧室と連通接続され、
これにより車輌の旋回終了後に元の旋回内輪の車高が低
下したり元の旋回外輪の車高が高くなることが確実に防
止される。
【0013】また請求項3の構成によれば、制御弁は車
輌の横加速度に応答して軸線の周りに枢動する質量体
と、質量体の枢動により軸線の周りに回転され低圧通路
手段の連通を遮断すると共に低圧通路手段を高圧室と連
通接続する弁要素とを有するので、車輌の旋回時には弁
要素によって低圧通路手段の連通が確実に遮断されると
共に該遮断部位よりポンプ側にて低圧通路手段が確実に
高圧室と連通接続され、これにより車輌の旋回終了後に
元の旋回内輪の車高が低下したり元の旋回外輪の車高が
高くなることが確実に防止される。
【0014】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0015】図1は縮み行程に於てポンピングの吐出行
程を行うセルフポンピング式ショックアブソーバとして
構成された本発明による車高調整装置の第一の実施例を
示す縦断面図、図2は第一の実施例の吸入弁及びその近
傍を示す拡大部分縦断面図、図3は第一の実施例の吐出
弁及びその近傍を示す拡大部分縦断面図、図4は第一の
実施例の制御弁及びその近傍を示す拡大部分縦断面図で
ある。
【0016】これらの図に於て、10はシリンダを示し
ており、シリンダ10は軸線12に沿って互いに同心に
延在するインナシリンダ14及びアウタシリンダ16を
含んでいる。アウタシリンダ16の上端はそれと一体の
エンドキャップ16Aにより閉ざされており、アウタシ
リンダ16の下端にはエンドキャップ18が固定されて
いる。インナシリンダ14は上端にて支持部材20によ
りアウタシリンダ16に固定され、下端にてエンドキャ
ップ18によりアウタシリンダに固定されている。
【0017】支持部材20はアウタシリンダ16と共働
して環状の低圧室22を郭定しており、低圧室22には
低圧のガス24及び作動流体としてのオイル26が封入
されている。支持部材20の下端部の下方にてインナシ
リンダ14とアウタシリンダ16との間の環状空間には
実質的に筒状のダイヤフラム28が配置されている。ダ
イヤフラム28は上端にて支持部材20に固定され、下
端にてエンドキャップ18に固定されており、これによ
り径方向外側に高圧のガスが封入された気体室30を郭
定し、径方向内側に高圧のオイル26が封入された高圧
室32を郭定している。
【0018】インナシリンダ14内には軸線12に沿っ
て往復動可能にピストン34が配置されている。ピスト
ン34は軸線12に沿って延在するピストンロッド36
と該ピストンロッドの上端に固定されたピストン本体3
8とよりなっている。ピストン本体38にはそれ自身周
知の伸び行程用の減衰力発生機構40及び縮み行程用の
減衰力発生機構42が設けられている。ピストンロッド
36は軸線12に沿って延在する中空孔44を有し、中
空孔44内には軸線12に沿って延在するポンプシリン
ダ部材46が固定的に配置されている。
【0019】ポンプシリンダ部材46には軸線12に沿
って延在するポンプロッド48がポンプシリンダ部材に
対し相対的に往復動可能に嵌合しており、ポンプロッド
48は上端にて支持部材20等によりアウタシリンダ1
6に固定され、ポンプシリンダ部材と共働してポンプ室
50を郭定している。ピストン34はインナシリンダ1
4、支持部材20、ポンプロッド48と共働して作動流
体室としての上室52を郭定すると共に、インナシリン
ダ14及びエンドキャップ18と共働して作動流体室と
しての下室54を郭定している。上室52の上端はイン
ナシリンダ14と支持部材20との間に郭定された高圧
通路55により高圧室32の上端と連通接続されてい
る。
【0020】ポンプロッド48には軸線12に沿って延
在する低圧通路56が設けられており、低圧通路56の
上端は支持部材20の上端部とエンドキャップ16Aと
の間に郭定された中間室58及び支持部材20に固定さ
れた導管60により低圧室22の下方部と連通接続され
ている。またポンプロッド48の長手方向中央部には内
端にて低圧通路56に連通し外端にてポンプロッドの外
面に開口し径方向に延在する連通孔62が設けられてい
る。
【0021】図2に詳細に示されている如く、ポンプロ
ッド48の下端には吸入弁64が設けられている。吸入
弁64は実質的に板状の弁要素66と、上端にてポンプ
ロッド48の下端に固定され実質的にカップ形の支持部
材68と、弁要素66と支持部材68との間に弾装され
弁要素をそれがポンプロッド48の下端に当接する図示
の閉弁位置へ付勢する圧縮コイルばね70とを含んでい
る。支持部材68にはその内部とポンプ室50とを連通
接続するスリットや孔の如き連通孔72が設けられてい
る。吸入弁64は低圧通路56よりポンプ室50へ向か
うオイルの流れを許すが、ポンプ室より低圧通路へ向か
うオイルの流れを阻止する第一の逆止弁として機能す
る。
【0022】また図3に詳細に示されている如く、ポン
プシリンダ部材46の下端には小径部が設けられ、該小
径部は一対の半円筒形の支持部材74及びリング76に
よりピストンロッド36に固定されている。ポンプシリ
ンダ部材46及び支持部材74の下方には吐出弁78が
設けられている。吐出弁78は実質的に板状の弁要素8
0と、ピストンロッド36に固定されたシール部材82
と、弁要素80とシール部材82との間に弾装され弁要
素をそれがポンプシリンダ部材46の下端に当接する図
示の閉弁位置へ付勢する圧縮コイルばね84とを含んで
いる。
【0023】二つの支持部材74の間には長手方向に延
在する二つの通路86が郭定されており、通路86は支
持部材74より上方の環状空間88と連通接続されてい
る。ポンプシリンダ部材46の大径部の外周面若しくは
ポンプロッド48の内周面には、長手方向に延在する複
数の溝が設けられており、これらの溝により環状空間8
8と上室52とを連通接続する複数の連通路90が郭定
されている。吐出弁78はポンプ室50より環状空間8
8へ向かうオイルの流れを許すが、環状空間よりポンプ
室へ向かうオイルの流れを阻止する第二の逆止弁として
機能する。
【0024】また図4に詳細に示されている如く、ポン
プロッド48にはその上端に近接して二つの連通孔92
及び94が設けられており、低圧通路56の連通孔92
と94との間の部分は栓部材96により栓塞されてい
る。またポンプロッド48には連通孔92及び94に整
合して制御弁98が取付けられている。制御弁98は上
室52内にてポンプロッド48に固定された弁ハウジン
グ100を含み、弁ハウジング100は軸線12を横切
る方向の軸線102に沿って延在する弁孔104と、連
通孔92と弁孔104とを連通接続するバイパス通路1
06と、弁孔104と連通孔94とを連通接続するバイ
パス通路108とを有している。
【0025】弁孔104内には質量体としてのスプール
110が軸線102に沿って往復動可能に配置されてい
る。スプール110は軸線102に沿って互いに隔置さ
れた環状溝112及び114と、両側の室116及び1
18を相互に連通接続する連通孔120とを有してい
る。室116及び118内にはスプール110を図4に
示された位置へ互いに逆方向へ付勢する圧縮コイルばね
122及び124が配置されている。また弁ハウジング
110には軸線102に沿って互いに隔置されバイパス
通路108と弁孔104とを連通接続する一対の連通孔
126及び128と、これらの連通孔に整合して形成さ
れ弁孔104と上室52とを連通接続する連通孔130
及び132とが設けられている。
【0026】スプール110に外力が作用せずスプール
が図4に示された位置にあるときには、バイパス通路1
06及び108は環状溝112により互いに連通接続さ
れ、連通孔128及び132、連通孔126及び130
は環状溝114の両側のランド部により互いに遮断され
た状態に維持される。またスプール110が図4で見て
右方へ移動すると、バイパス通路106と108との連
通が環状溝112と114との間のランド部により遮断
され、連通孔126と130とが環状溝114により互
いに連通接続され、スプール108が図4で見て左方へ
移動すると、バイパス通路106と108との連通が環
状溝112より図にて右側のランド部により遮断され、
連通孔128と132とが環状溝114により互いに連
通接続される。
【0027】以上の説明より解る如く、導管60、中間
室58、低圧通路56は低圧室22とポンプ室50とを
連通接続する低圧通路手段を郭定しており、連通孔62
はポンプロッド48の上端と共働してピストン34及び
シリンダ10が所定量以上伸び方向へ相対変位すると、
即ち車高が標準車高以上になると上室52と低圧通路5
6とを連通接続する連通制御手段を郭定している。また
ポンプシリンダ部材46、ポンプロッド48、吸入弁6
4、吐出弁78等の部材は、ピストン34及びシリンダ
10の相対運動によるショックアブソーバの伸縮によっ
てポンプ室50の容積が増減されることにより、後述の
如く低圧室22より低圧通路手段を経て上室52へオイ
ルを供給するポンプ134を郭定している。
【0028】更に制御弁98のスプール110は車輌の
横加速度(横方向の慣性力)に応答して軸線102に沿
って移動する質量体として機能し、スプール110の環
状溝112、その両側のランド部、バイパス通路106
及び108の弁孔104側のポートは互いに共働してス
プールの移動に応答して第一の開閉弁136を郭定して
おり、スプール110の環状溝114及びその両側のラ
ンド部は連通孔126〜132と共働して第二の開閉弁
138を郭定している。第一の開閉弁136は通常時に
は開弁状態を維持するが、スプールの移動に応答して閉
弁しバイパス通路106及び108の連通を遮断する。
一方第二の開閉弁138は通常時には閉弁状態を維持す
るが、第一の開閉弁の閉弁動作に応答して開弁しバイパ
ス通路108を上室52と連通接続する。
【0029】特に図示の実施例に於ては、環状溝112
及び114の位置及び幅はバイパス通路106、108
のポート及び連通孔126〜132の位置及び大きさと
の関連で第一の開閉弁136が完全に閉弁する直前に第
二の開閉弁138が開弁を開始するよう設定されてお
り、これにより第一及び第二の開閉弁が同時に完全に閉
弁した状態になってポンプ134がロックした状態にな
ることがないようになっている。
【0030】更に図1に示されている如く、ピストンロ
ッド36の下端にはシール部材82を支持する連結部材
140がねじ込みにより固定されており、この連結部材
140とエンドキャップ18との間にはダストブーツ1
42が渡設されている。またアウタシリンダ16の上端
にはエンドキャップ16Aと一体に連結部材144が設
けられており、ショックアブソーバは制御弁98の軸線
102が実質的に車輌の横方向に延在するよう、連結部
材144によりゴムブッシュ146を介して図には示さ
れていない車体に連結され、連結部材140によりゴム
ブッシュ148を介してサスペンションアームの如きサ
スペンション部材に連結され、これにより車高調整のた
めのアクチュエータとしても機能するようになってい
る。
【0031】上述の如く構成された第一の実施例に於
て、図には示されていない車輪のリバウンドによりピス
トン34及びシリンダ10が伸び行程の相対運動をする
と、上室52の容積が増大し下室54の容積が減少する
ことにより、下室内のオイルがピストン本体38を経て
上室へ移動し、減衰力発生機構40により伸び行程の減
衰力が発生される。同様に車輪のバウンドによりピスト
ン34及びシリンダ10が縮み行程の相対運動をする
と、上室52の容積が減少し下室54の容積が増大する
ことにより、上室内のオイルがピストン本体38を経て
下室へ移動し、減衰力発生機構42により縮み行程の減
衰力が発生される。
【0032】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、ポンプ室50の容積が増大して該ポンプ室内の圧力
が低下することにより、吐出弁78が閉弁されると共に
吸入弁64が開弁され、低圧室22より導管60、中間
室58、低圧通路56、制御弁98、吸入弁64を経て
ポンプ室50へオイルが吸入され、これによりポンプ1
34の吸入行程が行われる。同様にショックアブソーバ
の縮み行程に於ては、ポンプ室50の容積が減少して該
ポンプ室内の圧力が上昇することにより、吸入弁64が
閉弁されると共に吐出弁78が開弁され、ポンプ室50
より吐出弁78、環状空間88、連通路90を経て上室
52へオイルが吐出供給され、これによりポンプ134
の吐出行程が行われる。
【0033】かくしてポンプ134の吸入行程及び吐出
行程が繰返し行われると、上室52、下室54、高圧室
32内のオイルの量及び圧力が増大し、これによりピス
トン34及びシリンダ10が伸び方向に相対変位する
が、連通孔62がポンプシリンダ部材46の上端より上
方の位置に来ると、上室52が連通孔62によって低圧
通路56と連通接続され、上室52内のオイルの一部が
低圧室22へ排出され、これにより連通孔62がポンプ
シリンダ部材46の上端の位置に位置するようピストン
34及びシリンダ10が互いに他に対し位置決めされ
る。従って車輌の積載荷重の変動が生じ車高の変動が生
じても、ショックアブソーバの伸縮により行われるポン
プ134のポンピング作用及び連通孔62の位置決め作
用により、車高が連通孔62の位置により決定される標
準車高に自動的に戻される。
【0034】更に車輌の旋回時に車輌に所定値以上の横
加速度が生じ、制御弁98のスプール110に所定値以
上の車輌横方向の慣性力が作用すると、スプールは軸線
102に沿って図4で見て左右方向に移動し、第一の開
閉弁36が閉弁してバイパス通路106と108との連
通が遮断されると共に、第二の開閉弁138が開弁して
バイパス通路108と上室52とが連通接続される。
【0035】従ってショックアブソーバが伸びる旋回内
輪に於ては、車高が標準車高以上になり連通孔62によ
り上室52と低圧通路56とが連通接続されても、上室
52より連通孔62を経て低圧通路56へ流入したオイ
ルが制御弁98を経てそれより下流側の低圧通路56へ
流れることはなく、上室52内のオイルは連通孔62又
は制御弁98を経て低圧通路56の栓部材96より下側
の部分へ流入し、更に吸入弁64を経てポンプ室50へ
流入し、上室52及び下室54内の圧力が大きく低下す
ることが確実に阻止され、これにより旋回終了後に元の
旋回内輪側の車高が大きく低下することが確実に防止さ
れる。
【0036】また車輌の旋回中に車輪のバウンド、リバ
ウンドによりショックアブソーバが伸縮しても、ショッ
クアブソーバの伸び行程に於ては高圧室32より高圧通
路55を経て上室52へオイルが供給されると共に、上
室52内のオイルが連通孔130又は132、環状溝1
14、連通孔126又は128、バイパス通路108、
低圧通路56、吸入弁64を経てポンプ室50へ供給さ
れ、またショックアブソーバの縮み行程に於てはポンプ
室50より吐出弁78、環状空間88、連通路90を経
て上室52へオイルが供給され、従ってポンプ134は
低圧室22内のオイルを吸入せず、実質的に上室52と
ポンプ室50との間にてオイルを循環させるだけである
ので、旋回終了後に元の旋回外輪側の車高が高くなるこ
とが確実に防止される。
【0037】図5は縮み行程に於てポンピングの吐出行
程を行うセルフポンピング式ショックアブソーバとして
構成された本発明による車高調整装置の第二の実施例の
制御弁及びその近傍を示す拡大部分縦断面図、図6は図
5の線VI−VIに沿う拡大部分縦断面図である。尚こ
れらの図に於て、図1及び図4に示された部分に対応す
る部分には図1及び図4に於て付された符号と同一の符
号が付されている。
【0038】この第二の実施例に於ては、図には示され
ていないが第一の実施例に於ける栓部材96及び制御弁
98は設けられておらず、低圧通路56はその上端にて
常に中間室58と連通しており、支持部材20の上端に
は制御弁152が設けられている。制御弁152は支持
部材20の上端に形成され導管60が固定された部分に
整合して軸線12を横切る方向の軸線154に沿って延
在する弁孔156と、上端にて弁孔156に開口し下端
にて上室52と連通する連通孔158と、上端にて弁孔
156に開口し下端にて導管60の上端と連通する連通
孔160と、弁孔156に連続して軸線154に垂直に
延在する扇形の空間162と、扇形の空間162の下端
に連続して軸線154に垂直な軸線164に沿って延在
する有底の円筒孔166と、弁孔156及び扇形の空間
162の外端を閉ざすキャップ168を収容するキャッ
プ収容空間170とが形成されている。
【0039】弁孔156内には実質的に円筒形をなす弁
要素172が軸線154の周りに回転可能に実質的に密
に嵌合する状態にて配置されている。弁要素172は内
端にて中間室58と常に連通する弁室174と、軸線1
54に沿う方向の位置が連通孔158と整合され軸線1
54の周りに互いに隔置された一対の連通孔176(図
5に於てはその一方のみが図示されている)と、軸線1
54に沿う方向の位置が連通孔160と整合された連通
孔178とを有している。また弁要素172の外端には
質量体としてのフライウエイト180が一体に設けられ
ており、フライウエイト180の先端には窪み182が
形成されている。円筒孔166内には球体184と該球
体を図にて上方へ付勢する圧縮コイルばね186とが配
置されている。
【0040】図5及び図6に示されている如く、フライ
ウエイト180に外力が作用せずフライウエイトが軸線
164に沿って延在する通常の状態に於ては、球体18
4の一部が窪み182に係合し、車輌の振動や微少な外
力によってはフライウエイトが軸線154の周りに枢動
されず、弁要素172は図示の状態を維持し、連通孔1
78が連通孔160と整合され、弁室174は連通孔1
78及び160、導管60により低圧室22と連通接続
されるが、連通孔158及び176は弁要素172によ
り互いに遮断された状態に維持される。
【0041】また軸線154に対し実質的に垂直な方向
の所定値以上の外力がフライウエイト180に作用し、
フライウエイトの側面180A又は180Bが扇形の空
間162の側面162A又は162Bに当接するまで軸
線154の周りに枢動し、これにより弁要素172が軸
線154の周りに回転すると、連通孔176が158と
整合され、弁室174は連通孔176及び158により
上室52と連通接続され、連通孔160及び178は弁
要素172により互いに遮断される。
【0042】特に図示の実施例に於ては、環状溝158
及び160の位置及び大きさは連通孔176及び180
の位置及び大きさとの関連で連通孔160及び178が
弁要素172により完全に遮断される直前に連通孔15
8及び176の連通が開始されるよう設定されており、
これにより連通孔160と178及び連通孔158と1
76が同時に完全に遮断された状態になってポンプがロ
ックした状態になることがないようになっている。尚こ
の第二の実施例は他の点については第一の実施例と同様
に構成されている。
【0043】上述の如く構成された第二の実施例に於て
も、第一の実施例の場合と同様、ピストン(34)及び
シリンダ10が伸び行程の相対運動をすると、減衰力発
生機構(40)により伸び行程の減衰力が発生され、ピ
ストン(34)及びシリンダ10が縮み行程の相対運動
をすると、減衰力発生機構(42)により縮み行程の減
衰力が発生される。
【0044】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、ポンプ室(50)の容積が増大して該ポンプ室内の
圧力が低下することにより、吐出弁(78)が閉弁され
ると共に吸入弁(64)が開弁され、低圧室22より導
管60、制御弁152、中間室58、低圧通路(5
6)、吸入弁(64)を経てポンプ室(50)へオイル
が吸入され、これによりポンプ(134)の吸入行程が
行われる。同様にショックアブソーバの縮み行程に於て
は、ポンプ室(50)の容積が減少して該ポンプ室内の
圧力が上昇することにより、第一の実施例の場合と同様
ポンプ室(50)より上室(52)へオイルが吐出供給
され、これによりポンプ(134)の吐出行程が行われ
る。
【0045】また図5及び図6には示されていないが、
ポンプロッド(48)の長手方向中央部には内端にて低
圧通路(56)に連通し外端にてポンプロッドの外面に
開口し径方向に延在する連通孔(62)が設けられてい
るので、車輌の積載荷重の変動が生じ車高の変動が生じ
ても、ショックアブソーバの伸縮により行われるポンプ
(134)のポンピング作用及び連通孔(62)の位置
決め作用により、車高が連通孔(62)の位置により決
定される標準車高に自動的に戻される。
【0046】更に制御弁152は第一の実施例の場合と
同様連通孔(62)よりも低圧室22の側にて低圧通路
手段の途中に設けられているので、車輌の旋回時に車輌
に所定値以上の横加速度が生じ、制御弁152のフライ
ウエイト180に所定値以上の車輌横方向の慣性力が作
用すると、弁要素172が軸線154の周りに回転し、
連通孔178と160との連通が遮断されることによっ
て中間室58と導管60との連通が遮断されると共に、
一方の連通孔176と連通孔158とが連通接続される
ことにより中間室58と上室52とが連通接続される。
【0047】従ってショックアブソーバが伸びる旋回内
輪に於ては、車高が標準車高以上になり連通孔(62)
により上室52と低圧通路(56)とが連通接続されて
も、上室52より連通孔(62)を経て低圧通路(5
6)へ流入したオイルが制御弁152を経てそれより下
流側の導管60へ流れることはなく、上室52内のオイ
ルは連通孔(62)又は制御弁152及び中間室58を
経て低圧通路(56)へ流入し、更に吸入弁(64)を
経てポンプ室(50)へ流入し、上室52及び下室(5
4)内の圧力が大きく低下することが確実に阻止され、
これにより旋回終了後に元の旋回内輪側の車高が大きく
低下することが確実に防止される。
【0048】また車輌の旋回中に車輪のバウンド、リバ
ウンドによりショックアブソーバが伸縮しても、ショッ
クアブソーバの伸び行程に於ては高圧室32内のオイル
が高圧通路55を経て上室52へ供給されると共に、上
室52内のオイルが連通孔158及び176、弁室17
4、中間室58、低圧通路(56)、吸入弁(64)を
経てポンプ室(50)へ供給され、またショックアブソ
ーバの縮み行程に於てはポンプ室(50)より吐出弁
(78)、環状空間88、連通路90を経て上室52へ
オイルが供給され、従ってポンプ(134)は低圧室2
2内のオイルを吸入せず、実質的に上室52とポンプ室
(50)との間にてオイルを循環させるだけであるの
で、旋回終了後に元の旋回外輪側の車高が高くなること
が確実に防止される。
【0049】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0050】例えば上述の二つの実施例に於ては、ショ
ックアブソーバの縮み行程に於てのみポンプの吐出行程
が行われるよう構成されているが、本発明の車高調整装
置は本願出願人による特願平6− 号(整理番
号AT−5027)明細書及び図面に記載されている如
く伸び行程及び縮み行程の両者に於てポンプの吐出行程
が行われるうよう構成されてもよく、また本願出願人に
よる特開平6−245547号公報に記載されている如
く伸び行程に於てのみポンプの吐出行程が行われるうよ
う構成されてもよい。
【0051】また上述の第一の実施例に於ては、制御弁
98のバイパス通路106、108及び連通孔126〜
132は同一平面内に存在する状態にて図4に示されて
いるが、これらのバイパス通路及び連通孔は軸線102
の周りに互いにオフセットされていてもよい。また第一
の実施例に於ては、第一の逆止弁136及び第二の逆止
弁138の弁要素は相互に共通のスプール110である
が、第二の開閉弁138が第一の開閉弁136の閉弁に
応答して低圧通路手段を高圧室と連通接続する限り、こ
れらの逆止弁の弁要素は相互に独立していてもよい。更
に第一の実施例の制御弁98にも第二の実施例に於ける
窪み182、球体184、圧縮コイルばね186等より
なるクリック機構が設けられてもよい。
【0052】同様に上述の第二の実施例に於ては、制御
弁152の弁要素172及びフライウエイト180は一
体に形成されているが、弁要素172がフライウエイト
180の枢動により軸線154の周りに回転される限
り、弁要素及びフライウエイトは相互に独立していても
よく、また弁要素は低圧通路手の連通を遮断する第一の
弁要素と、低圧通路手段を高圧室と連通接続する第二の
弁要素とよりなっていてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、上述
の請求項1の構成によれば、制御弁は車輌の横加速度に
応答して低圧通路手段の連通を遮断すると共に該遮断部
位よりポンプ側にて低圧通路手段を高圧室と連通接続す
るよう構成されているので、車輌の旋回時には作動流体
室内の作動流体が低圧通路手段を経て低圧室へ流出する
ことが阻止され、ポンプは低圧通路手段を経て高圧室と
ポンプ室との間にて作動流体を循環し、低圧室より高圧
室へ作動流体を供給せず、従って車輌の旋回終了後に元
の旋回内輪の車高が低下したり元の旋回外輪の車高が高
くなることを確実に防止することができる。
【0054】特に請求項2の構成によれば、制御弁は車
輌の横加速度に応答して移動する質量体と、質量体の移
動により閉弁され低圧通路手段の連通を遮断する第一の
開閉弁と、第一の開閉弁よりポンプ側に配置され第一の
開閉弁の閉弁に応答して低圧通路手段を高圧室と連通接
続する第二の開閉弁とを有するので、車輌の旋回時には
第一の開閉弁によって低圧通路手段の連通が確実に遮断
されると共に、該遮断部位よりポンプ側にて第二の開閉
弁により低圧通路手段が確実に高圧室と連通接続され、
従って車輌の旋回終了後に元の旋回内輪の車高が低下し
たり元の旋回外輪の車高が高くなることを確実に防止す
ることができる。
【0055】また請求項3の構成によれば、制御弁は車
輌の横加速度に応答して軸線の周りに枢動する質量体
と、質量体の枢動により軸線の周りに回転され低圧通路
手段の連通を遮断すると共に低圧通路手段を高圧室と連
通接続する弁要素とを有するので、車輌の旋回時には弁
要素によって低圧通路手段の連通が確実に遮断されると
共に該遮断部位よりポンプ側にて低圧通路手段が確実に
高圧室と連通接続され、従って車輌の旋回終了後に元の
旋回内輪の車高が低下したり元の旋回外輪の車高が高く
なることが確実に防止することができる。
【0056】更に上述の請求項1乃至3の構成によれ
ば、各車高調整装置は左右反対側の車高調整装置とは独
立してそれぞれ単独で上述の機能を果すことができ、左
右の車車高調整装置を導管により相互に接続する必要が
ないので、前述の特開昭55−148605号公報に記
載された車高調整装置の場合に比して、車高調整装置の
車輌に対する搭載性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縮み行程に於てポンピングの吐出行程を行うセ
ルフポンピング式ショックアブソーバとして構成された
本発明による車高調整装置の第一の実施例を示す縦断面
図である。
【図2】第一の実施例の吸入弁及びその近傍を示す拡大
部分縦断面図である。
【図3】第一の実施例の吐出弁及びその近傍を示す拡大
部分縦断面図である。
【図4】第一の実施例の制御弁及びその近傍を示す拡大
部分縦断面図である。
【図5】縮み行程に於てポンピングの吐出行程を行うセ
ルフポンピング式ショックアブソーバとして構成された
本発明による車高調整装置の第二の実施例の制御弁及び
その近傍を示す拡大部分縦断面図である。
【図6】図5の線VI−VIに沿う拡大部分縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10…シリンダ 22…低圧室 32…高圧室 40、42…減衰力発生機構 46…ポンプシリンダ部材 48…ポンプロッド 52…上室 54…下室 55…高圧通路 56…低圧通路 62…連通孔 64…吸入弁 78…吐出弁 98…制御弁 110…スプール 134…ポンプ 152…制御弁 172…弁要素 180…フライウエイト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対的に往復動可能に互いに嵌合し互いに
    共働して作動流体室を郭定するピストン及びシリンダを
    含むアクチュエータと、低圧室と、前記作動流体室と連
    通する高圧室と、車輪のバウンド、リバウンドにより駆
    動され前記低圧室に連通する低圧通路手段内の作動流体
    を前記高圧室へ供給するポンプと、車高が標準車高以上
    になると前記高圧室を前記低圧通路手段と連通接続する
    連通制御手段とを有する車輌の車高調整装置に於て、前
    記連通手段により前記高圧室と連通接続される部位より
    前記低圧室の側にて前記低圧通路手段の途中に設けられ
    た制御弁を有し、前記制御弁は車輌の横加速度に応答し
    て前記低圧通路手段の連通を遮断すると共に該遮断部位
    より前記ポンプ側にて前記低圧通路手段を前記高圧室と
    連通接続するよう構成されていることを特徴とする車輌
    の車高調整装置。
  2. 【請求項2】請求項1の車輌の車高調整装置に於て、前
    記制御弁は車輌の横加速度に応答して移動する質量体
    と、前記質量体の移動により閉弁され前記低圧通路手段
    の連通を遮断する第一の開閉弁と、前記第一の開閉弁よ
    り前記ポンプ側に配置され前記第一の開閉弁の閉弁に応
    答して前記低圧通路手段を前記高圧室と連通接続する第
    二の開閉弁とを有していることを特徴とする車輌の車高
    調整装置。
  3. 【請求項3】請求項1の車輌の車高調整装置に於て、前
    記制御弁は車輌の横加速度に応答して軸線の周りに枢動
    する質量体と、前記質量体の枢動により前記軸線の周り
    に回転され前記低圧通路手段の連通を遮断すると共に前
    記低圧通路手段を前記高圧室と連通接続する弁要素とを
    有していることを特徴とする車輌の車高調整装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101371738B1 (ko) * 2012-08-23 2014-03-07 현대자동차(주) 차량의 쇽업소버
CN104589919A (zh) * 2014-12-19 2015-05-06 贾克 越障车驱动桥用摆动梁
FR3086985A1 (fr) * 2018-10-04 2020-04-10 Psa Automobiles Sa Amortisseur hydraulique avec reglage automatique suivant une acceleration radiale
FR3120105A1 (fr) * 2021-02-25 2022-08-26 Psa Automobiles Sa Limiteur de debit avec fuite degressive pour amortisseur hydraulique de suspension de vehicule

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