JPH08118116A - 間欠割だし装置及び工作機械の刃物割だし盤 - Google Patents

間欠割だし装置及び工作機械の刃物割だし盤

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JPH08118116A
JPH08118116A JP26073194A JP26073194A JPH08118116A JP H08118116 A JPH08118116 A JP H08118116A JP 26073194 A JP26073194 A JP 26073194A JP 26073194 A JP26073194 A JP 26073194A JP H08118116 A JPH08118116 A JP H08118116A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力軸や出力軸に過大な荷重が加わっても、
テーパリブとカムフォロワーとの係合部部分や出力軸の
メインベアリング部に損傷を及ぼすことを可及的に防止
できる剛性,耐久性の高い間欠割だし装置、並びにこの
間欠割だし装置を備えてなる工作機械の刃物割りだし盤
を提供する。 【構成】 工作機械の基台上を水平方向に移動自在なハ
ウジング22には入力軸24と出力軸26とが軸支され
ている。入力軸にはグロボイダルカム36が、出力軸に
はターレット42が一体的に取付けられ、さらにターレ
ットにはグロボイダルカムのテーパリブ38に係合する
複数のカムフォロワー40が放射状に固設されている。
出力軸の軸端には周縁部に複数の刃物を保持した回転盤
が設けられ、加工時には所定の刃物がワーク加工位置に
位置決め固定される。ハウジングには出力軸24の外周
部に側方から適宜係合して当該出力軸を強固に拘束して
保持することが可能なクランプ装置45が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターレット旋盤等その
他の工作機械における刃物割だし盤、並びにこの刃物割
だし盤に組み込んで用いるのに適した間欠割だし装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばターレット旋盤等のように
予め加工に必要な多数の刃物を割だし盤に取付けてお
き、加工に際しては前記刃物割だし盤を適宜回転するこ
とによって、加工に必要な刃物をワーク加工位置に位置
決めして所要の加工を行なうようにしたものは公知であ
り、この様な刃物割だし盤において、回転盤の周縁部に
取付けた種々の刃物をワーク加工位置に位置決めする間
欠割だし機構にグロボイダルカムを用いたものがある。
【0003】一般に、このグロボイダルカムを用いた間
欠割だし機構は、出力軸に一体的に取付けたターレット
の外周側に放射状に適宜間隔をあけて複数のカムフォロ
ワーを固定し、このカムフォロワーを入力軸に一体的に
取付けたグロボイダルカムのテーパリブに係合させてい
る。この際、隣接する2つのカムフォロワーは上記テー
パリブの左右両側面を挾持するようになっていて、グロ
ボイダルカムとカムフォロワーとはそれらの間にバック
ラッシュがない確動カムとして構成されている。
【0004】グロボイダルカムのテーパリブは、入力軸
の回転角度に応じた軸方向への変位が与えられた割出し
(インデックス)区間と、入力軸の回転に対する軸方向
の変位が与えられていない滞留(ドゥエル)区間とを有
して所望のカムプロフィール形状に形成されている。そ
して、カムフォロワーが割だし区間に係合している時は
入力軸の回転に応じて出力軸が所定角度回転されて刃物
の位置決め等がなされ、滞留区間に係合している時は入
力軸の回転にかかわらず出力軸は回転されずに所望の刃
物が所定の位置に位置決めされた状態に保持されるよう
になっている。つまり、滞留区間にカムフォロワーが係
合している状態であれば、出力軸を所定の位置に強固に
位置決め固定することができる。
【0005】また、入力軸は回転制御モータで駆動され
るようになっていて、加工時にはテーパリブとカムフォ
ロワーとが滞留区間で係合されている状態で上記回転制
御モータが停止されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにグロボイダルカムのテーパリブに滞留区間を形成
し、その滞留区間にカムフォロワーを係合させた状態で
所望の刃物をワーク加工位置に強固に保持させるように
した刃物割だし盤であると、その滞留区間にカムフォロ
ワーが係合しているときに、出力軸になんらかの原因に
よって衝撃力等の過大な負荷が加わると、その過大な負
荷は出力軸のメインベアリング部位やテーパリブとカム
フォロワーとの係合部に過大な荷重として作用して、そ
れらの部材を破損させたり、圧痕や曲げなどの永久歪み
等の損傷を生じさせてしまう虞があり、このような永久
歪みを生じさせてしまうと刃物割だし盤の精度の低下を
惹き起こしてしまうという問題があった。
【0007】本発明はこの様な事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、出力軸に過大な負荷が加わって
も、テーパリブとカムフォロワーとの係合部やメインベ
アリング部に損傷が生じることがない、剛性及び耐久性
の高い間欠割だし装置、並びに当該間欠割だし装置を用
いた工作機械の刃物割だし盤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係わる間欠割だし装置では、ハウジングに回
転自在に軸支された入力軸と、該入力軸に一体的に取付
けられたグロボイダルカムと、該グロボイダルカムのテ
ーパリブに係合されるカムフォロワーと、該カムフォロ
ワーが所定の間隔をあけて放射状に複数設けられたター
レットと、該ターレットが一体的に取付けられて前記ハ
ウジングに回転自在に軸支された出力軸と、該ハウジン
グに取り付けられて該出力軸の停留時に該出力軸の外周
部を側方から拘束するクランプ装置と、を備えたことを
特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために本発明に
係わる工作機械の刃物割りだし盤では、工作機械の基台
上に前後及び左右方向に水平移動自在に設けられたハウ
ジングと、該ハウジングに回転自在に軸支された入力軸
と、該入力軸に一体的に取付けられたグロボイダルカム
と、該グロボイダルカムのテーパリブに係合されるカム
フォロワーと、該カムフォロワーが所定の間隔をあけて
放射状に複数設けられたターレットと、該ターレットが
一体的に取付けられて前記ハウジングに回転自在に軸支
された出力軸と、該ハウジングに取り付けられて該出力
軸の停留時に該出力軸の外周部を側方から拘束するクラ
ンプ装置と、該出力軸の軸端に取付けられた回転盤と、
該回転盤の周縁部に保持された複数の刃物と、を備えた
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成に係わる本発明の間欠割だし装置、並
びにこの間欠割だし装置を備えた工作機械の刃物割だし
盤によれば、カムフォロワーがテーパリブの滞留区間に
係合している区間では、クランプ装置が出力軸の外周部
を側方から拘束して剛性高く強固に保持するので、この
保持中に何らかの原因によって、例えば刃物に衝撃的な
負荷が加わる等して、出力軸に通常時よりも過大な軸廻
りのモーメント力や、曲げ力あるいは剪断力等が加わっ
ても、これらの軸廻りのモーメント力や曲げ力及び剪断
力は、クランプ装置で受けられてハウジング側に分散さ
れて伝達される。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の好適な一実施例を図面に基
づき詳述する。
【0012】図1及び図2において、2は工作機械1の
基台であり、この基台2にはワーク取付け用チャック4
とセンター6、及び刃物割だし盤8とが取付けられてい
る。
【0013】刃物割だし盤8は基台2に対して前後及び
左右方向に水平移動自在に設けられていて、2つの移動
テーブル10,12を有している。一方の移動テーブル
10は上記基台2上に上記チャック4とセンター6との
軸方向に沿って前後方向に摺動自在に設けられていて、
基台2側に支持されて設けられた周知の送りネジ機構1
4で駆動制御されるようになっている。また、送りネジ
機構14には移動制御モータ16が取付けられている。
【0014】他方の移動テーブル12は上記一方の移動
テーブル10上に設けられていて、この一方の移動テー
ブル10の移動方向と直交する左右方向に移動可能で、
同じく移動制御モータ18を有する送りネジ機構20で
駆動制御されるようになっている。
【0015】他方の移動テーブル12上には刃物割だし
盤8の主要部をなす間欠割だし装置21のハウジング2
2が固定されていて、このハウジング22には入力軸2
4と出力軸26とが相互に直角に交叉されて回転自在に
軸支されている。入力軸24には回転制御モータ28が
接続されており、このモータ28はハウジング22の外
側に固定されている。一方、出力軸26には回転盤30
が取付けられ、この回転盤30の周縁部には種々の刃物
32が、所定の間隔をあけて放射状にホルダー34を介
して着脱自在に取付けられている。
【0016】図3〜図6は上記間欠割だし装置21を示
す。同図に示すように間欠割だし装置21のハウジング
22内には、入力軸24に一体的に取り付けられてグロ
ボイダルカム36が設けられており、このグロボイダル
カム36のテーパリブ38にはカムフォロワー40が係
合されている。このカムフォロワー40は出力軸26に
一体的に取付けられたターレット42の外周面に所定の
間隔を開けて放射状に複数個設けられており、隣接する
2つのカムフォロワー40,40で上記テーパリブ38
の両側面を挾持するようになっている。
【0017】テーパリブ38は、割だし(インデック
ス)区間と滞留(ドゥエル)区間とを有して螺旋状に形
成されている。滞留区間ではテーパリブ38にはその入
力軸24の回転角度に応じた軸方向への変位が与えられ
ておらず、このためカムフォロワー40がこの滞留区間
でテーパリブ38に係合しているときは、入力軸24が
回転しても出力軸26は回転せずに滞留するようになっ
ている。つまりこの滞留区間では間欠割だし装置21の
出力軸26に回転盤30を介して取付けられた刃物32
は同じ位置に位置決めされた状態に保持されて停滞され
るようになっている。
【0018】また、割だし区間ではテーパリブ38には
入力軸24の回転角度に応じた入力軸24の軸方向への
変位が与えられていて、この割だし区間にカムフォロワ
ー40が係合しているときは入力軸24の回転角度に応
じて出力軸26が所定角度回転されるようになってい
る。つまり入力軸24の回転数に応じて、回転盤30に
取付けてある所望の刃物32が新たにワーク加工位置に
位置決め固定される。
【0019】ところで、間欠割だし装置21は、出力軸
24の外周部に側方から適宜係合して当該出力軸24を
強固に拘束して保持することが可能なクランプ装置45
を備えている。このクランプ装置45は、間欠割だし装
置21のハウジング22に取り付けられて出力軸24の
外周部を拘束するクランプ手段47と、このクランプ手
段47を作動させるクランプ作動手段49とからなる。
【0020】ここで、図示する本実施例では、クランプ
装置45は油圧作動式になっている。即ち、クランプ手
段47は出力軸26の外周側を所定の間隔を開けて環状
に囲繞する支持枠51と、この支持枠51の内周部に沿
って取り付けられて円環状の油圧室53を画成するクラ
ンプ部材55とからなる。上記支持枠51は出力軸26
を回転自在に軸支するメインベアリング27に並設され
てハウジング22の外側にボルトで締結固定されてい
る。
【0021】クランプ部材55は円環状の外周部側が開
放された断面ほぼコ字状を呈し、そのコ字状の両側面5
5aの端縁に形成されたフランジ部が支持枠51の内周
面に密閉性をもって接合されて、油圧室53を画成して
いる。また、クランプ部材55の内周面55bの径方向
内方への膨出を容易とするために、その両側面55aに
は可撓性を付与するための襞55cが形成されている。
なお、クランプ部材55は鉄などの金属製の薄板で形成
することが好ましいが、樹脂を採用することも可能であ
る。
【0022】つまり、クランプ手段47は油圧室53内
に高圧力が作用されるとクランプ部材55の内周面55
bが径方向内方に向けて膨出して、出力軸26の外周面
を外周囲から押圧して拘束するようになっていて、油圧
室53内に高圧力が作用されていないときにはクランプ
部材55の内周面55bと出力軸26の外周面との間に
は微少な数10μm程度のクリアランスがあくように設
定されている。
【0023】また、支持枠51にはその外周面と内周面
とを結んで油圧室53内に作動油を給排するための油孔
51aが貫通形成されている。
【0024】クランプ作動手段49は上記油圧室53内
に作動油を給排する油給排手段57として構成されてい
る。この油給排手段57は、上記油孔51aに一端が接
続された油給排管59を有する。この油給排管の他端に
は三方ソレノイドバルブ61が設けられていて、この三
方ソレノイドバルブ61を介して油給排管59は供給管
63と排出管65とに適宜切り替え接続されるようにな
っている。供給管63側には油圧ポンプ67が設けられ
ていて、この油圧ポンプ67は作動油貯蔵タンク69内
の作動油を油圧室53に向けて吐出し、その吐出圧力は
圧力調整装置71によって所望値に調整可能になってい
る。また、排出管65は上記タンク69内に作動油を戻
すようになっている。
【0025】上記油圧ポンプ67並びに三方ソレノイド
バルブ61は入力軸24の回転信号に基づいてその作動
が制御されるようになっている。即ち、図6に示すよう
に、油圧ポンプ67は出力軸24の回転が止まる滞留区
間Aに相当する入力軸24の回転角度域内で駆動され、
出力軸26が回転している割だし区間Bに相当する入力
軸24の回転角度域ではその駆動が停止される。また、
油圧ポンプ67の駆動に同期して三方ソレノイドバルブ
61も作動され、油圧ポンプ駆動中は油給排管59を供
給管63側に連通させ、駆動停止中は排出管65側に連
通させる。なお、入力軸24の回転信号はタイミングカ
ムやリミットスイッチ等の適宜な手段を用いて取り出せ
る。
【0026】従って、上記のような間欠割だし装置21
を備えてなる工作機械の刃物割だし盤8では、カムフォ
ロワー40がテーパリブ38の割だし区間に係合してい
ると、入力軸24の回転によって出力軸26は所定角度
回転駆動される。そして、そのカムフォロワー40とテ
ーパリブ38との係合が滞留区間に移行すると、入力軸
24の回転にかかわらず出力軸26の回転は止まり、所
定の刃物32がワーク加工位置に位置決めされた状態に
保持される。なお、この位置での保持時間を長く取りた
いときは、カムフォロワー40がテーパリブ38の滞留
区間に係合している状態で入力軸24の回転を停止させ
るようにすればよい。また、入力軸24の回転数を制御
することで所望の刃物32をワーク加工位置に位置決め
固定し得る。
【0027】ところで、この滞留区間Bでは油圧ポンプ
67が駆動されると共に、三方ソレノイドバルブ61が
油給排管59を供給管63側に連通させ、油圧室53内
には圧力調整手段71で所定の圧力に調圧された高油圧
が作用される。このため、クランプ部材55は内周面5
5bが径方向内方に膨出して、出力軸26の外周側を押
圧して拘束し、これを剛性高く強固に保持する。
【0028】従って、この保持中に何らかの原因によっ
て、例えば刃物に衝撃的な負荷が加わる等して、出力軸
26に通常時よりも過大な軸廻りのモーメント力や、曲
げ力あるいは剪断力等が加わっても、これらの軸廻りの
モーメント力や曲げ力及び剪断力は、クランプ手段47
で受けられてハウジング22側に分散されて伝達される
ことになり、メインベアリング27部や、カムフォロワ
ー40とテーパリブ38との係合部等に、その過大な軸
廻りのモーメント力や曲げ力及び剪断力が直接作用する
ことが防止される。
【0029】これ故、それらの部材が破損したり、永久
歪みが残るような損傷が及ぶことを可及的に防止できる
ようになる。この結果、この間欠割だし装置21を備え
てなる刃物割だし盤8の剛性及び耐久性を可及的に向上
できる。
【0030】図8〜図11は間欠割だし装置の別の実施
例を示している。
【0031】この間欠割だし装置21Aが前述のものと
相違する点は、クランプ装置45の作動油給排手段57
Aの構成部分にあり、他の部分は前述のものと同一構成
になっているので同一部材には同一の符号を付してその
説明は省略する。
【0032】図示するように、この作動油給排手段57
Aはハウジング22から露出する入力軸26部分に取り
付けられたカム板73によって駆動される油圧シリンダ
75でなる。シリンダボディ77はハウジング22に固
定され、ピストン79の下端に取り付けられたローラフ
ォロワー81がカム板73の周側面に当接係合されてい
る。
【0033】カム板73は図12に示すように、出力軸
26の滞留区間Aに同期してこの滞留区間A中にピスト
ン79を押し上げて作動油を圧縮する。即ち、油圧シリ
ンダ75は出力軸26の滞留区間Aの始期から圧縮を開
始され、最大圧縮点に達すると所定区間この状態を維持
された後に膨張され始め、滞留区間Aの終期に最大膨張
点に復帰するようになっている。
【0034】油給排管59はこの油圧シリンダ75の作
動室83に連通接続され、またこの作動室83にはこれ
に連通して最大圧力を所定値に規制する圧力調整手段8
5も設けられている。
【0035】尚、本発明にあってはクランプ部材は前述
したものに限定されるものではなく、例えば油圧シリン
ダを採用してこれらを支持枠の周方向に沿って適宜数配
設するようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上実施例で詳細に説明したように、本
発明に係わる間欠割だし装置、並びにこの間欠割だし装
置を備えた工作機械の刃物割だし盤によれば、カムフォ
ロワーがテーパリブの滞留区間に係合している区間で
は、クランプ装置が出力軸の外周部を側方から拘束して
剛性高く強固に保持するので、この保持中に何らかの原
因によって、例えば刃物に衝撃的な負荷が加わる等し
て、出力軸に通常時よりも過大な軸廻りのモーメント力
や、曲げ力あるいは剪断力等が加わっても、これらの軸
廻りのモーメント力や曲げ力及び剪断力を、クランプ装
置で受けてハウジング側に分散して伝達することがで
き、出力軸のメインベアリング部や、カムフォロワーと
テーパリブとの係合部等に、その過大な軸廻りのモーメ
ント力や曲げ力及び剪断力が直接作用することを防止で
きる。このため、それらの部材が破損したり、もしくは
永久歪みが残るような損傷が及ぶことを防ぐことがで
き、当該装置の剛性及び耐久性を可及的に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工作機械の刃物割だし盤の一実施
例の側面図である。
【図2】図1における右側面図である。
【図3】図1の刃物割だし盤に組み込まれる間欠割だし
装置の概略構成を示す図である。
【図4】図3中に示すIV−IV線部に相当する矢視断
面図である。
【図5】図4中のV−V線部に相当する矢視断面図であ
る。
【図6】図5の要部拡大図であり、同図(A)はアンク
ランプ時の状態を示し、同図(B)はクランプ時の状態
を示す。
【図7】入力軸の回転角度に対する出力軸の回転角と油
圧ポンプの作動状態及び三方ソレノイドバルブの切替え
状態との関係を示すタイミングチャート図である。
【図8】間欠割だし装置の別の実施例を示す図である。
【図9】図8の左側面図で、同図(A)は出力軸のクラ
ンプ状態を示し、同図(B)はアンクランプ状態を示
す。
【図10】図9(B)中の油圧シリンダ部分の拡大図で
ある。
【図11】図8中の油圧シリンダ部分の拡大図である。
【図12】入力軸の回転角に対する出力軸の回転と油圧
シリンダの作動状態との関係を示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
8 刃物割だし盤 21 間欠割だし装置 22 ハウジング 24 入力軸 26 出力軸 30 回転盤 32 刃物 36 グロボイダルカム 38 テーパリブ 40 カムフォロワー 42 ターレット 45 クランプ装置 47 クランプ手段 49 クランプ作動手段 57,57A 作動油給排手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに回転自在に軸支された入力
    軸と、 該入力軸に一体的に取付けられたグロボイダルカムと、 該グロボイダルカムのテーパリブに係合されるカムフォ
    ロワーと、 該カムフォロワーが所定の間隔をあけて放射状に複数設
    けられたターレットと、 該ターレットが一体的に取付けられて前記ハウジングに
    回転自在に軸支された出力軸と、 該ハウジングに取り付けられて該出力軸の停留時に該出
    力軸の外周部を側方から拘束するクランプ装置と、 を備えたことを特徴とする間欠割だし装置。
  2. 【請求項2】 工作機械の基台上に前後及び左右方向に
    水平移動自在に設けられたハウジングと、 該ハウジングに回転自在に軸支された入力軸と、 該入力軸に一体的に取付けられたグロボイダルカムと、 該グロボイダルカムのテーパリブに係合されるカムフォ
    ロワーと、 該カムフォロワーが所定の間隔をあけて放射状に複数設
    けられたターレットと、 該ターレットが一体的に取付けられて前記ハウジングに
    回転自在に軸支された出力軸と、 該ハウジングに取り付けられて該出力軸の停留時に該出
    力軸の外周部を側方から拘束するクランプ装置と、 該出力軸の軸端に取付けられた回転盤と、 該回転盤の周縁部に保持された複数の刃物と、 を備えたことを特徴とする工作機械の刃物割だし盤。
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