JPH08117857A - エルボ金属管の成形加工方法とその実施に直接使用する成形加工装置 - Google Patents
エルボ金属管の成形加工方法とその実施に直接使用する成形加工装置Info
- Publication number
- JPH08117857A JPH08117857A JP28138094A JP28138094A JPH08117857A JP H08117857 A JPH08117857 A JP H08117857A JP 28138094 A JP28138094 A JP 28138094A JP 28138094 A JP28138094 A JP 28138094A JP H08117857 A JPH08117857 A JP H08117857A
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- shaping
- forming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 水平四分割した成形金型の成形加工圧に応じ
て材料が伸びる方向に移動できるようにし、また屈折部
を金型より開放させて成形、整形時の逃げ空間を確保
し、さらに整形を片側ずつ二段階に行うことにより、極
めて精巧な製品を得る方法及びその方法実現のための装
置を提供する。 【構成】 大きな曲率半径に一次加工したパイプを、曲
率部を開放し且つ成形加圧によるパイプの伸び方向に移
動できるようにした水平方向四分割の成形金型に挟持さ
せつつパイプの頭打ちしたＹ方向一端よりＹ方向整形芯
金を挿入させるとともにこれに瞬時遅らせてＸ方向他端
よりＸ方向整形芯金を挿入させ、最後に各成形金型と整
形芯金とを同時作動させて全体矯正することを特徴とす
るエルボ金属管の成形加工方法とその方法を実施する成
形加工装置。
て材料が伸びる方向に移動できるようにし、また屈折部
を金型より開放させて成形、整形時の逃げ空間を確保
し、さらに整形を片側ずつ二段階に行うことにより、極
めて精巧な製品を得る方法及びその方法実現のための装
置を提供する。 【構成】 大きな曲率半径に一次加工したパイプを、曲
率部を開放し且つ成形加圧によるパイプの伸び方向に移
動できるようにした水平方向四分割の成形金型に挟持さ
せつつパイプの頭打ちしたＹ方向一端よりＹ方向整形芯
金を挿入させるとともにこれに瞬時遅らせてＸ方向他端
よりＸ方向整形芯金を挿入させ、最後に各成形金型と整
形芯金とを同時作動させて全体矯正することを特徴とす
るエルボ金属管の成形加工方法とその方法を実施する成
形加工装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉パイプを小さい曲
率半径で曲げ加工してエルボ金属管を得る方法とその方
法実施のための装置に関する。
率半径で曲げ加工してエルボ金属管を得る方法とその方
法実施のための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】所定長さの薄肉パイプを、パイプベンダ
−で表面に潰れや皺が生じない程度の曲率で曲げ加工し
た上、小さい曲率の屈折型面を有する下型及び上型で挟
持押圧した固定状態で、屈折管の両端からパンチ規制棒
を圧入して屈折管の内面を整形する、小さい曲率半径の
エルボ金属管を得る方法が、既に提案されている（特開
平６−１１４４５４）。
−で表面に潰れや皺が生じない程度の曲率で曲げ加工し
た上、小さい曲率の屈折型面を有する下型及び上型で挟
持押圧した固定状態で、屈折管の両端からパンチ規制棒
を圧入して屈折管の内面を整形する、小さい曲率半径の
エルボ金属管を得る方法が、既に提案されている（特開
平６−１１４４５４）。
【０００３】そしてこれよりは、「第１の曲率で曲げ加
工されたパイプを、第２の曲率で所定の屈折角に屈折し
た型面を有する下型及び上型で、押圧、型成形すること
により、屈折部が第２の屈折率で所定角に屈折された屈
折管を形成し、該屈折管の両端から、屈折管内にパンチ
規制棒を圧入して、屈折管の外側を内面から整形するこ
とにより、屈折部分に座屈や表面に潰れや皺のない高品
質の屈折管を、簡単に製造することができる」（同明細
書の段落番号００１３）との作用効果を生ずるものとさ
れる。
工されたパイプを、第２の曲率で所定の屈折角に屈折し
た型面を有する下型及び上型で、押圧、型成形すること
により、屈折部が第２の屈折率で所定角に屈折された屈
折管を形成し、該屈折管の両端から、屈折管内にパンチ
規制棒を圧入して、屈折管の外側を内面から整形するこ
とにより、屈折部分に座屈や表面に潰れや皺のない高品
質の屈折管を、簡単に製造することができる」（同明細
書の段落番号００１３）との作用効果を生ずるものとさ
れる。
【０００４】しかしながら、この先行技術にあっては、
第２の型成形においてパイプを下型及び上型で押圧固定
状態に把束した上で、パンチ規制棒（芯金）を同時に圧
入して整形を行うものであるから、成形、整形時の材料
変化に対する逃げ空間がなく、どうしても材料の変化に
無理を生じ、極端な肉薄部分、皺、亀裂等の発生が避け
られず、さらにチャッキングの痕も残ってしまう難点が
ある。
第２の型成形においてパイプを下型及び上型で押圧固定
状態に把束した上で、パンチ規制棒（芯金）を同時に圧
入して整形を行うものであるから、成形、整形時の材料
変化に対する逃げ空間がなく、どうしても材料の変化に
無理を生じ、極端な肉薄部分、皺、亀裂等の発生が避け
られず、さらにチャッキングの痕も残ってしまう難点が
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金型、材料
であるパイプを、完全な固定状態において成形乃至整形
することを止め、水平四分割した成形金型の成形加工圧
に応じて材料が伸びる方向に移動できるようにし、また
屈折部を金型より開放させて成形、整形時の逃げ空間を
確保し、さらに整形を片側ずつ二段階に行うことによ
り、先行技術の難点を解消した極めて精巧な製品を得る
方法及びその方法実現のための装置を提供しようとする
ものである。
であるパイプを、完全な固定状態において成形乃至整形
することを止め、水平四分割した成形金型の成形加工圧
に応じて材料が伸びる方向に移動できるようにし、また
屈折部を金型より開放させて成形、整形時の逃げ空間を
確保し、さらに整形を片側ずつ二段階に行うことによ
り、先行技術の難点を解消した極めて精巧な製品を得る
方法及びその方法実現のための装置を提供しようとする
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のエルボ金属管の成形加工方法は、パイプベ
ンダ−で大きな曲率半径に一次加工したパイプを、その
曲率部を開放し且つ成形加圧によるパイプの伸び方向に
移動できるようにした水平方向四分割の成形金型に挟持
させつつ、パイプの頭打ちしたＹ方向一端よりＹ方向整
形芯金を挿入させるとともにこれに瞬時遅らせてＸ方向
他端よりＸ方向整形芯金を挿入させて突き合わせ、最後
に各成形金型と整形芯金とを同時作動させて全体矯正す
ることを特徴とする。
め、本発明のエルボ金属管の成形加工方法は、パイプベ
ンダ−で大きな曲率半径に一次加工したパイプを、その
曲率部を開放し且つ成形加圧によるパイプの伸び方向に
移動できるようにした水平方向四分割の成形金型に挟持
させつつ、パイプの頭打ちしたＹ方向一端よりＹ方向整
形芯金を挿入させるとともにこれに瞬時遅らせてＸ方向
他端よりＸ方向整形芯金を挿入させて突き合わせ、最後
に各成形金型と整形芯金とを同時作動させて全体矯正す
ることを特徴とする。
【０００７】またその成形加工方法を実現するため、Ｙ
方向軌道２に搭載され、突出しシリンダ３で移動するＹ
方向ユニットベ−ス１に、内側に管状のパイプの頭打ち
ストッパ−５を固定するとともに外側にカムロ−ラ１０
を突設させた静態成形金型４とシリンダ７に作動される
動態成形金型６を備え、両成形金型４、６の間には、シ
リンダ８に作動され前記管状のパイプ頭打ちストッパ−
５を経てパイプ内径をストロ−クするＹ方向整形芯金９
を備え、
方向軌道２に搭載され、突出しシリンダ３で移動するＹ
方向ユニットベ−ス１に、内側に管状のパイプの頭打ち
ストッパ−５を固定するとともに外側にカムロ−ラ１０
を突設させた静態成形金型４とシリンダ７に作動される
動態成形金型６を備え、両成形金型４、６の間には、シ
リンダ８に作動され前記管状のパイプ頭打ちストッパ−
５を経てパイプ内径をストロ−クするＹ方向整形芯金９
を備え、
【０００８】他方、Ｘ方向軌道１６に搭載され、前記カ
ムロ−ラ１０が当接されるカム斜面１７を備えたＸ方向
ユニットベ−ス１５に、シリンダ１８によりＹ方向に作
動されるとともに該Ｘ方向ユニットベ−ス１５と連動し
てＸ方向に移動する動態成形金型１２と静態成形金型１
９を備え 両成形金型１２、１９の間には、シリンダ２
０に作動されパイプ内径をストロ−クするＸ方向整形芯
金１４を備え、該Ｘ方向整形芯金１４の側方より屈曲延
設したア−ム２１の先端に装着したカムロ−ラ２２を前
記Ｙ方向ユニットベ−ス１の外縁に突設したカム斜面１
１と当接させてＸ方向整形芯金１４の突出し動作を前記
Ｙ方向整形芯金９の突出し動作より瞬時遅らせるように
して、エルボ金属管の成形加工装置を構成する。
ムロ−ラ１０が当接されるカム斜面１７を備えたＸ方向
ユニットベ−ス１５に、シリンダ１８によりＹ方向に作
動されるとともに該Ｘ方向ユニットベ−ス１５と連動し
てＸ方向に移動する動態成形金型１２と静態成形金型１
９を備え 両成形金型１２、１９の間には、シリンダ２
０に作動されパイプ内径をストロ−クするＸ方向整形芯
金１４を備え、該Ｘ方向整形芯金１４の側方より屈曲延
設したア−ム２１の先端に装着したカムロ−ラ２２を前
記Ｙ方向ユニットベ−ス１の外縁に突設したカム斜面１
１と当接させてＸ方向整形芯金１４の突出し動作を前記
Ｙ方向整形芯金９の突出し動作より瞬時遅らせるように
して、エルボ金属管の成形加工装置を構成する。
【０００９】
【作用】次に装置の作業手順に沿って、作用を説明す
る。 １） 図１の状態で、パイプＰを成形金型４に沿って、
その頭端を頭打ちストッパ−５に突当てた状態でセット
すると、シリンダ７が作動して成形金型４、６でパイプ
Ｐをキャッチする（図４）。
る。 １） 図１の状態で、パイプＰを成形金型４に沿って、
その頭端を頭打ちストッパ−５に突当てた状態でセット
すると、シリンダ７が作動して成形金型４、６でパイプ
Ｐをキャッチする（図４）。
【００１０】２） 次の瞬間、シリンダ３によりユニッ
トベ−ス１を突き動かし、パイプＰを成形金型１９に突
き当ててからシリンダ１８を作動させ、即ち四つの成形
金型４，６，１２，１９でパイプＰをキャッチすると、
シリンダ８と２０が作動して夫々の整形芯金９と１４が
パイプＰに侵入してくる（このとき夫々の整形芯金９と
１４が異時動作することについては後の（５）で説
明）。これによりパイプＰの内側コ−ナ−が屈曲成形さ
れる。このときパイプＰの最大曲げ半径部位は成形金型
からは開放されている（図４、図５）。
トベ−ス１を突き動かし、パイプＰを成形金型１９に突
き当ててからシリンダ１８を作動させ、即ち四つの成形
金型４，６，１２，１９でパイプＰをキャッチすると、
シリンダ８と２０が作動して夫々の整形芯金９と１４が
パイプＰに侵入してくる（このとき夫々の整形芯金９と
１４が異時動作することについては後の（５）で説
明）。これによりパイプＰの内側コ−ナ−が屈曲成形さ
れる。このときパイプＰの最大曲げ半径部位は成形金型
からは開放されている（図４、図５）。
【００１１】３） （２）と同時にユニットベ−ス１に
取付けられたカムロ−ラ１０が、ユニットベ−ス１５に
取付けられたカム斜面１７をスライドして、該ユニット
ベ−ス１５及び成形金型１２，１９を外側へ押出す。こ
れは（２）の動作でパイプＰのＸ方向外端が引張られる
際の逃げを確保するためである（図６）。
取付けられたカムロ−ラ１０が、ユニットベ−ス１５に
取付けられたカム斜面１７をスライドして、該ユニット
ベ−ス１５及び成形金型１２，１９を外側へ押出す。こ
れは（２）の動作でパイプＰのＸ方向外端が引張られる
際の逃げを確保するためである（図６）。
【００１２】４） （２）と同時にパイプＰ内に挿入さ
れた整形芯金９がパイプＰの内径Ｐ1、Ｐ3を整形加工す
る（図５）。このときパイプＰの最大曲げ半径部位は整
形金型から開放されていること先と同様である。。
れた整形芯金９がパイプＰの内径Ｐ1、Ｐ3を整形加工す
る（図５）。このときパイプＰの最大曲げ半径部位は整
形金型から開放されていること先と同様である。。
【００１３】５） さらに（２）と同時に、シリンダ２
０が作動して、整形芯金１４がパイプＰの内径に挿入さ
れるが、このときユニットベ−ス１側に取り付けられた
カム斜面１１と、整形芯金１４の側部より延設された屈
曲ア−ム２１の先端に装着されたロ−ラ２２とのカム作
用により、前記整形芯金１４のパイプＰへの侵入が僅か
に遅らされる。従って実際には（２）と同時にではな
く、次の瞬間ということになる。そしてこれにより内径
Ｐ2、Ｐ3が整形加工される（図６）。このようにパイプ
の内径は、時差により片側ずつ整形加工されるため材料
の変化に無理がなく、又パイプＰの最大曲げ半径部位は
整形金型から開放されているので、材料の逃げ空間が確
保される。
０が作動して、整形芯金１４がパイプＰの内径に挿入さ
れるが、このときユニットベ−ス１側に取り付けられた
カム斜面１１と、整形芯金１４の側部より延設された屈
曲ア−ム２１の先端に装着されたロ−ラ２２とのカム作
用により、前記整形芯金１４のパイプＰへの侵入が僅か
に遅らされる。従って実際には（２）と同時にではな
く、次の瞬間ということになる。そしてこれにより内径
Ｐ2、Ｐ3が整形加工される（図６）。このようにパイプ
の内径は、時差により片側ずつ整形加工されるため材料
の変化に無理がなく、又パイプＰの最大曲げ半径部位は
整形金型から開放されているので、材料の逃げ空間が確
保される。
【００１４】６） そして最後に（次の瞬間）全シリン
ダが同時作動し、パイプＰ全体の歪みを矯正する。
ダが同時作動し、パイプＰ全体の歪みを矯正する。
【００１５】
【発明の効果】このように本発明においては、金型、被
加工物であるパイプＰを完全な固定状態において成形乃
至整形するのではなく、成形金型４，６，１２，１９が
水平四分割されて、Ｘ、Ｙ方向移動ユニットベ−ス１
（４と６），１５（１２と１９）に取付けられ、それら
成形金型が成形加工圧に合せてパイプＰの伸びる方向に
移動するとともに最大曲げ半径部に成形金型を有しない
空間があって成形及び整形時におけるパイプの逃げ空間
を確保してあり、さらにパイプＰはＹ方向、Ｘ方向それ
ぞれの方向にて片側ずつ二段階に整形された上、最後に
Ｘ、Ｙ方向同時に全体矯正が加えられるから、材料の変
化に無理を生じることがなく、材料に肉薄部分、皺、亀
裂、変形が生じない。そしてチャッキングの痕も残らな
い、極めて精巧な製品を得られる。
加工物であるパイプＰを完全な固定状態において成形乃
至整形するのではなく、成形金型４，６，１２，１９が
水平四分割されて、Ｘ、Ｙ方向移動ユニットベ−ス１
（４と６），１５（１２と１９）に取付けられ、それら
成形金型が成形加工圧に合せてパイプＰの伸びる方向に
移動するとともに最大曲げ半径部に成形金型を有しない
空間があって成形及び整形時におけるパイプの逃げ空間
を確保してあり、さらにパイプＰはＹ方向、Ｘ方向それ
ぞれの方向にて片側ずつ二段階に整形された上、最後に
Ｘ、Ｙ方向同時に全体矯正が加えられるから、材料の変
化に無理を生じることがなく、材料に肉薄部分、皺、亀
裂、変形が生じない。そしてチャッキングの痕も残らな
い、極めて精巧な製品を得られる。
【００１６】また図７の製品比較によって明らかなよう
に、成形金型４に頭打ちストッパ−５を設けてあるの
で、パイプＰの両外端が不定に伸びる（Ｌ2は一定では
ない）先行技術に対し、パイプＰの頭端が突き当てられ
るため、Ｙ方向の縮み率（Ｌ4）を一定にすることがで
きるから、所望規格製品が得られる利点が加わる。
に、成形金型４に頭打ちストッパ−５を設けてあるの
で、パイプＰの両外端が不定に伸びる（Ｌ2は一定では
ない）先行技術に対し、パイプＰの頭端が突き当てられ
るため、Ｙ方向の縮み率（Ｌ4）を一定にすることがで
きるから、所望規格製品が得られる利点が加わる。
【００１７】
【装置の実施例】図１において、１がＹ方向軌道２に搭
載され、突出しシリンダ３で移動するＹ方向ユニットベ
−スで、図２の（ロ）にも示されるように管状のパイプ
頭突当てストッパ−５を固定した静態成形金型４とシリ
ンダ７に作動される動態成形金型６が備えられる。そし
て前記両成形金型４、６の間には、シリンダ８に作動さ
れ、前記管状のパイプ頭打ちストッパ−５を経てパイプ
内径をストロ−クするＹ方向整形芯金９が備えられる。
また前記静態成形金型４の外縁には後に説明するＸ方向
動態成形金型１２，１９を突放すカムロ−ラ１０が突設
されている。
載され、突出しシリンダ３で移動するＹ方向ユニットベ
−スで、図２の（ロ）にも示されるように管状のパイプ
頭突当てストッパ−５を固定した静態成形金型４とシリ
ンダ７に作動される動態成形金型６が備えられる。そし
て前記両成形金型４、６の間には、シリンダ８に作動さ
れ、前記管状のパイプ頭打ちストッパ−５を経てパイプ
内径をストロ−クするＹ方向整形芯金９が備えられる。
また前記静態成形金型４の外縁には後に説明するＸ方向
動態成形金型１２，１９を突放すカムロ−ラ１０が突設
されている。
【００１８】次に１５がＸ方向軌道１６に搭載され、前
記カムロ−ラ１０が当接されるカム斜面１７を備えたＸ
方向ユニットベ−スで、図２の（イ）にも示されるよう
にシリンダ１８によりＹ方向に作動されるとともに前記
Ｘ方向ユニットベ−ス１５と連動してＸ方向に移動する
動態成形金型１２と静態成形金型１９が備えられる。そ
して前記両成形金型１２、１９の間には、シリンダ２０
に作動され、パイプ内径をストロ−クするＸ方向整形芯
金１４が備えられ、このＸ方向整形芯金１４の側方より
屈曲延設したア−ム２１の先端に装着したカムロ−ラ２
２が前記Ｙ方向ユニットベ−ス１側に突設されたカム斜
面１１と当接されて、Ｘ方向整形芯金１４の突出し動作
を前記Ｙ方向整形芯金９の突出し動作より瞬時遅らせる
仕組みである。
記カムロ−ラ１０が当接されるカム斜面１７を備えたＸ
方向ユニットベ−スで、図２の（イ）にも示されるよう
にシリンダ１８によりＹ方向に作動されるとともに前記
Ｘ方向ユニットベ−ス１５と連動してＸ方向に移動する
動態成形金型１２と静態成形金型１９が備えられる。そ
して前記両成形金型１２、１９の間には、シリンダ２０
に作動され、パイプ内径をストロ−クするＸ方向整形芯
金１４が備えられ、このＸ方向整形芯金１４の側方より
屈曲延設したア−ム２１の先端に装着したカムロ−ラ２
２が前記Ｙ方向ユニットベ−ス１側に突設されたカム斜
面１１と当接されて、Ｘ方向整形芯金１４の突出し動作
を前記Ｙ方向整形芯金９の突出し動作より瞬時遅らせる
仕組みである。
【図１】装置の要部平面図
【図２】装置要部の分解平面図
【図３】四分割の成型金型の各斜視図
【図４】パイプをキャッチさせた状態の平面図
【図５】成形、整形の中間作動状態を示す平面図
【図６】成形、整形の最終作動状態を示す平面図
【図７】（イ）が第１の曲率で曲げ加工したパイプの、
（ロ）が先行技術により最終加工したパイプ（エルボ）
の、（ハ）が本発明により最終加工したパイプの各縦断
側面図
（ロ）が先行技術により最終加工したパイプ（エルボ）
の、（ハ）が本発明により最終加工したパイプの各縦断
側面図
１ Ｙ方向ユニットベ−ス ２ Ｙ方向軌道 ３ 突出しシリンダ ４ 静態成形金型 ５ パイプ頭打ちストッパ− ６ 動態成形金型 ７ シリンダ ８ シリンダ ９ Ｙ方向整形芯金 １０ カムロ−ラ １１ カム斜面 １２ 動態成形金型 １４ Ｘ方向整形芯金 １５ Ｘ方向ユニットベ−ス １６ Ｘ方向軌道 １７ カム斜面 １８ シリンダ １９ 静態成形金型 ２０ シリンダ ２１ ア−ム ２２ カムロ−ラ Ｐ パイプ
Claims (2)
- 【請求項１】 大きな曲率半径に一次加工したパイプ
を、曲率部を開放し且つ成形加圧によるパイプの伸び方
向に移動できるようにした水平方向四分割の成形金型に
挟持させつつパイプの頭打ちしたＹ方向一端よりＹ方向
整形芯金を挿入させるとともにこれに瞬時遅らせてＸ方
向他端よりＸ方向整形芯金を挿入させ、最後に各成形金
型と整形芯金とを同時作動させて全体矯正することを特
徴とするエルボ金属管の成形加工方法。 - 【請求項２】 Ｙ方向軌道（２）に搭載され、突出しシ
リンダ（３）で移動するＹ方向ユニットベ−ス（１）
に、内側に管状のパイプの頭打ちストッパ−（５）を固
定するとともに外側にカムロ−ラ（１０）を突設させた
静態成形金型（４）とシリンダ（７）に作動される動態
成形金型（６）を備え、両成形金型（４）、（６）の間
には、シリンダ（８）に作動され前記管状のパイプ頭突
当てストッパ−（５）を経てパイプ内径をストロ−クす
るＹ方向整形芯金（９）を備え、他方Ｘ方向軌道（１
６）に搭載され、前記カムロ−ラ（１０）が当接される
カム斜面（１７）を備えたＸ方向ユニットベ−ス（１
５）に、シリンダ（１８）によりＹ方向に作動されると
ともに該Ｘ方向ユニットベ−ス（１５）と連動してＸ方
向に移動する動態成形金型（１２）と静態成形金型（１
９）を備え、両成形金型（１２）、（１９）の間には、
シリンダ（２０）に作動されパイプ内径をストロ−クす
るＸ方向整形芯金（１４）を備え、該Ｘ方向整形芯金
（１４）の側方より屈曲延設したア−ム（２１）の先端
に装着したカムロ−ラ（２２）を前記Ｙ方向ユニットベ
−ス（１）の外縁に突設したカム斜面（１１）と当接さ
せてＸ方向整形芯金（１４）の突出し動作を前記Ｙ方向
整形芯金（９）の突出し動作より瞬時遅らせるようにし
て成る請求項１のエルボ金属管の成形加工方法の実施に
使用する成形加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28138094A JP2767387B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | エルボ金属管の成形加工方法とその実施に直接使用する成形加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28138094A JP2767387B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | エルボ金属管の成形加工方法とその実施に直接使用する成形加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08117857A true JPH08117857A (ja) | 1996-05-14 |
| JP2767387B2 JP2767387B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=17638337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28138094A Expired - Fee Related JP2767387B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | エルボ金属管の成形加工方法とその実施に直接使用する成形加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2767387B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6347539B1 (en) | 1999-01-21 | 2002-02-19 | Sango Co. Ltd. | Bending method for pipe material |
| JP2007030005A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Kunitekku:Kk | パイプ及びパイプ製造方法 |
| CN115228979A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-10-25 | 潍坊市瑞轩管业有限公司 | 一种应用于给排水管件生产线上的管件整圆装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104511499A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-15 | 新乡市万和过滤技术股份公司 | 自动校圆机 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP28138094A patent/JP2767387B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2767387B2 (ja) | 1998-06-18 |
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