JPH08117645A - 曝気機構のノズル装置、部材洗浄装置及び水処理装置 - Google Patents
曝気機構のノズル装置、部材洗浄装置及び水処理装置Info
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- JPH08117645A JPH08117645A JP6289143A JP28914394A JPH08117645A JP H08117645 A JPH08117645 A JP H08117645A JP 6289143 A JP6289143 A JP 6289143A JP 28914394 A JP28914394 A JP 28914394A JP H08117645 A JPH08117645 A JP H08117645A
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- hollow body
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- compressed gas
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Nozzles (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 中空体の内圧が上昇しにくい構造を有してス
ムーズかつ均一に気泡を噴射することができる曝気機構
のノズル装置と、それを使用した部材洗浄装置を提供す
る。 【構成】 曝気機構のノズル装置Nは、内側空間部4b
に圧縮気体が導入される中空体4の上面側に、気泡を噴
射する噴射孔9が設けられる一方、下面側にはそれら各
噴射孔9よりも大きな底面孔10が形成されている。液
体中の夾雑物等により噴射孔9のいくつかが塞がれた場
合においても、内部空間4bに導入された気体は底面孔
10から逃げることができるので、中空体4の内圧上昇
が防止され、塞がれていない噴出孔からの気体の噴出を
均一かつスムーズな状態に維持することができる。
ムーズかつ均一に気泡を噴射することができる曝気機構
のノズル装置と、それを使用した部材洗浄装置を提供す
る。 【構成】 曝気機構のノズル装置Nは、内側空間部4b
に圧縮気体が導入される中空体4の上面側に、気泡を噴
射する噴射孔9が設けられる一方、下面側にはそれら各
噴射孔9よりも大きな底面孔10が形成されている。液
体中の夾雑物等により噴射孔9のいくつかが塞がれた場
合においても、内部空間4bに導入された気体は底面孔
10から逃げることができるので、中空体4の内圧上昇
が防止され、塞がれていない噴出孔からの気体の噴出を
均一かつスムーズな状態に維持することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曝気機構のノズル装置
及びそれを用いた部材洗浄装置に関する。
及びそれを用いた部材洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械部品等を切削や研磨等の機械加工に
より製造する際に、被加工材である部材には、切削油や
研磨液の他、加工により生じた切り粉や研磨粉等の粉末
状の付着物が付着するので、これを加工後に除去するこ
とが必要である。このような場合、加工後の部材を灯油
等の洗浄液に浸漬し、曝気機構により気泡を吹き付け
て、付着物を脱落・除去することが行われている。この
ような曝気機構としては、例えば中空体の表面に多数の
噴射孔を設けてその内側に圧縮空気を導入し、その噴射
孔から噴射して気泡を発生させるノズル装置を備えたも
のが使用されている。
より製造する際に、被加工材である部材には、切削油や
研磨液の他、加工により生じた切り粉や研磨粉等の粉末
状の付着物が付着するので、これを加工後に除去するこ
とが必要である。このような場合、加工後の部材を灯油
等の洗浄液に浸漬し、曝気機構により気泡を吹き付け
て、付着物を脱落・除去することが行われている。この
ような曝気機構としては、例えば中空体の表面に多数の
噴射孔を設けてその内側に圧縮空気を導入し、その噴射
孔から噴射して気泡を発生させるノズル装置を備えたも
のが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のノズル装置にお
いては、例えばノズル装置に圧縮気体を供給するポンプ
やコンプレッサ等の圧縮気体源を停止したときに、中空
体の内側空間部が一時的に負圧状態となり、このときに
被洗浄部材から脱落して液中に浮遊する研磨粉等の夾雑
物が噴射孔から吸い込まれることがある。このような場
合、夾雑物が噴射孔に詰まって中空体内部の圧力上昇を
招き、圧縮気体源に負担がかかるばかりでなく、中空体
を肉厚の板材を用いて耐圧構造とする必要が生ずるな
ど、ノズル装置の重量化及びコスト高を招くことにもつ
ながる。また、切り粉等の付着物が付着した部材を洗浄
する場合等においては、例えば部材から脱落した付着物
が中空体の内部に多量に侵入して内側空間部が埋め尽く
され、噴射孔が内側から塞がれて同様の問題を生ずるこ
ともある。
いては、例えばノズル装置に圧縮気体を供給するポンプ
やコンプレッサ等の圧縮気体源を停止したときに、中空
体の内側空間部が一時的に負圧状態となり、このときに
被洗浄部材から脱落して液中に浮遊する研磨粉等の夾雑
物が噴射孔から吸い込まれることがある。このような場
合、夾雑物が噴射孔に詰まって中空体内部の圧力上昇を
招き、圧縮気体源に負担がかかるばかりでなく、中空体
を肉厚の板材を用いて耐圧構造とする必要が生ずるな
ど、ノズル装置の重量化及びコスト高を招くことにもつ
ながる。また、切り粉等の付着物が付着した部材を洗浄
する場合等においては、例えば部材から脱落した付着物
が中空体の内部に多量に侵入して内側空間部が埋め尽く
され、噴射孔が内側から塞がれて同様の問題を生ずるこ
ともある。
【0004】本発明の課題は、中空体の内圧が上昇しに
くい構造を有してスムーズかつ均一に気泡を噴射するこ
とができる曝気機構のノズル装置と、それを使用した部
材洗浄装置を提供することにある。
くい構造を有してスムーズかつ均一に気泡を噴射するこ
とができる曝気機構のノズル装置と、それを使用した部
材洗浄装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のノズル装置は、
液中に気泡を噴射してこれを曝気する曝気機構のノズル
装置に係るものであって、上述の課題を解決するため
に、中空体の内側空間部に空気等の圧縮気体が導入され
るとともに、その上面側にはその空間部に導入される圧
縮気体を噴射する多数の噴射孔を備える一方、下面側に
はそれら各噴射孔よりも大きな底面孔が形成されている
ことを特徴とする。中空体は各種形状に形成することが
でき、例えば液中にほぼ水平に支持される板状に形成す
ることができる。
液中に気泡を噴射してこれを曝気する曝気機構のノズル
装置に係るものであって、上述の課題を解決するため
に、中空体の内側空間部に空気等の圧縮気体が導入され
るとともに、その上面側にはその空間部に導入される圧
縮気体を噴射する多数の噴射孔を備える一方、下面側に
はそれら各噴射孔よりも大きな底面孔が形成されている
ことを特徴とする。中空体は各種形状に形成することが
でき、例えば液中にほぼ水平に支持される板状に形成す
ることができる。
【0006】中空体の内側空間部内には、所定の経路を
形成するように管状に設けられ、圧縮気体をその経路に
沿って導くとともに、その管状の壁部に上記内側空間部
との連通部が形成されて、上記経路に沿って導かれた気
体をその連通部を介して空間部内に供給する気体案内通
路部を含むものとすることができる。この気体案内通路
部は、中空体の内側上面又は下面の少なくとも一方に固
着されて、中空体を補強する補強部材を兼ねるものとす
ることができる。また、気体案内通路部は角型の断面を
備えるとともに、上記連通部はその側壁部に所定の間隔
で形成された貫通孔とすることができる。
形成するように管状に設けられ、圧縮気体をその経路に
沿って導くとともに、その管状の壁部に上記内側空間部
との連通部が形成されて、上記経路に沿って導かれた気
体をその連通部を介して空間部内に供給する気体案内通
路部を含むものとすることができる。この気体案内通路
部は、中空体の内側上面又は下面の少なくとも一方に固
着されて、中空体を補強する補強部材を兼ねるものとす
ることができる。また、気体案内通路部は角型の断面を
備えるとともに、上記連通部はその側壁部に所定の間隔
で形成された貫通孔とすることができる。
【0007】上記のようなノズル装置は、部材洗浄装
置、特に、粉状の付着物が付着した部材から、その付着
物を脱落させてこれを除去・洗浄するための装置に好適
に使用することができる。この場合、その洗浄装置は、
洗浄液を収容して上記部材が浸漬される洗浄槽と、その
洗浄槽の洗浄液中に設置され、部材に気泡を噴射してそ
の付着物を脱落させる上記ノズル装置と、そのノズル装
置に圧縮気体を供給する圧縮気体源とを含むものとして
構成することができる。この場合、ノズル装置は、例え
ば洗浄槽内側の底部近傍に配置することができる。
置、特に、粉状の付着物が付着した部材から、その付着
物を脱落させてこれを除去・洗浄するための装置に好適
に使用することができる。この場合、その洗浄装置は、
洗浄液を収容して上記部材が浸漬される洗浄槽と、その
洗浄槽の洗浄液中に設置され、部材に気泡を噴射してそ
の付着物を脱落させる上記ノズル装置と、そのノズル装
置に圧縮気体を供給する圧縮気体源とを含むものとして
構成することができる。この場合、ノズル装置は、例え
ば洗浄槽内側の底部近傍に配置することができる。
【0008】また、上記ノズル装置は、畜産排水や生活
排水等の水を処理する水処理装置の曝気機構にも好適に
使用することができる。この場合、水処理装置は、処理
されるべき水が収容される処理槽と、その処理槽に収容
された水中に配置され、その水に空気、酸素等の気体を
噴射してこれを曝気する上記ノズル装置と、そのノズル
装置に圧縮気体を供給する圧縮気体源とを含むものとし
て構成することができる。ノズル装置は、例えば処理槽
内側の底部近傍に配置することができる。また、ノズル
装置をステンレス鋼等の耐蝕性材料で構成することがで
きる。
排水等の水を処理する水処理装置の曝気機構にも好適に
使用することができる。この場合、水処理装置は、処理
されるべき水が収容される処理槽と、その処理槽に収容
された水中に配置され、その水に空気、酸素等の気体を
噴射してこれを曝気する上記ノズル装置と、そのノズル
装置に圧縮気体を供給する圧縮気体源とを含むものとし
て構成することができる。ノズル装置は、例えば処理槽
内側の底部近傍に配置することができる。また、ノズル
装置をステンレス鋼等の耐蝕性材料で構成することがで
きる。
【0009】
【発明の作用及び効果】本発明の曝気機構のノズル装置
は、内側空間部に圧縮気体が導入される中空体の上面側
に噴射孔が設けられる一方、下面側にはそれら各噴射孔
よりも大きな底面孔が形成されており、曝気されるべき
液体中の夾雑物等により噴射孔のいくつかが塞がれた場
合においても、内側空間部に導入された気体は底面孔か
ら逃げることができるので、中空体内部の圧力上昇が抑
制され、ひいては塞がれていない噴射孔からの気体の噴
出が均一かつスムーズな状態に維持される。また、中空
体の肉厚を小さくでき、その軽量化ないし低コスト化を
図ることができる。さらに、上記挟雑物が噴射孔から内
側空間部に侵入しても、上記底面孔からこれを排出する
ことができるので、中空体の内部が夾雑物で埋め尽くさ
れる問題も回避することができる。
は、内側空間部に圧縮気体が導入される中空体の上面側
に噴射孔が設けられる一方、下面側にはそれら各噴射孔
よりも大きな底面孔が形成されており、曝気されるべき
液体中の夾雑物等により噴射孔のいくつかが塞がれた場
合においても、内側空間部に導入された気体は底面孔か
ら逃げることができるので、中空体内部の圧力上昇が抑
制され、ひいては塞がれていない噴射孔からの気体の噴
出が均一かつスムーズな状態に維持される。また、中空
体の肉厚を小さくでき、その軽量化ないし低コスト化を
図ることができる。さらに、上記挟雑物が噴射孔から内
側空間部に侵入しても、上記底面孔からこれを排出する
ことができるので、中空体の内部が夾雑物で埋め尽くさ
れる問題も回避することができる。
【0010】中空体の内側空間部内に気体案内通路部を
備えた構成によれば、圧縮空気はその通路部により所定
の経路に沿って上記内側空間部の各所に導かれ、さらに
連通部から空間部内に供給されるので、中空体内部の気
体の圧力、ひいては噴射孔からの気体の噴出を均一かつ
スムーズにすることができる。
備えた構成によれば、圧縮空気はその通路部により所定
の経路に沿って上記内側空間部の各所に導かれ、さらに
連通部から空間部内に供給されるので、中空体内部の気
体の圧力、ひいては噴射孔からの気体の噴出を均一かつ
スムーズにすることができる。
【0011】上述のノズル装置は、部材洗浄装置や水処
理装置の曝気機構に好適に使用され、上述の効果によ
り、洗浄される部材からの脱落物や処理されるべき水中
のゴミや汚物等の夾雑物の悪影響を受けにくいので、洗
浄効果ないし効率の優れた洗浄装置あるいは曝気効果の
優れた水処理装置を構成することができる。
理装置の曝気機構に好適に使用され、上述の効果によ
り、洗浄される部材からの脱落物や処理されるべき水中
のゴミや汚物等の夾雑物の悪影響を受けにくいので、洗
浄効果ないし効率の優れた洗浄装置あるいは曝気効果の
優れた水処理装置を構成することができる。
【0012】
(実施例1)以下、本発明のノズル装置を用いた部材洗
浄装置の一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示
すように、部材洗浄装置1は、洗浄液Lを収容する洗浄
槽2、その洗浄液L中に気泡を発生させてこれを曝気す
る曝気機構3等を含む。曝気機構3は、洗浄槽2の底部
近傍に配置されるノズル装置N、ホースやパイプ等の気
体供給管部5を介してノズル装置Nに空気等の圧縮気体
を供給するコンプレッサ、ポンプ等の圧縮気体源6等を
備えるものである。7は、洗浄液Lを所定温度に保温す
るためのヒータである。
浄装置の一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示
すように、部材洗浄装置1は、洗浄液Lを収容する洗浄
槽2、その洗浄液L中に気泡を発生させてこれを曝気す
る曝気機構3等を含む。曝気機構3は、洗浄槽2の底部
近傍に配置されるノズル装置N、ホースやパイプ等の気
体供給管部5を介してノズル装置Nに空気等の圧縮気体
を供給するコンプレッサ、ポンプ等の圧縮気体源6等を
備えるものである。7は、洗浄液Lを所定温度に保温す
るためのヒータである。
【0013】ノズル装置Nは、例えば鋼板やアルミ板等
により構成された中空体4を備え、洗浄液L中において
スペーサ8により、その底面側が洗浄槽2の底部より所
定高さ離間した状態でほぼ水平に支持されるとともに、
その側面部に形成された気体導入口4aから、圧縮気体
源6からの気体がその内側空間部4bに導入されるよう
になっている。図2に示すように、その上面部4c(上
面側)には板厚方向に貫通する多数の噴射孔9がほぼ一
様に形成される一方、図3に示すように、底面部4d
(下面側)にはそれら噴射孔9よりも大きい底面孔10
が複数形成されている。ここで、中空体4は、図4に示
すように、例えば上面部4cを構成する板材の縁部を下
方へ折り曲げて側面部4eを形成し、その下縁部をさら
に内側へ折り曲げて形成した接合部4fに対し、底面部
4dを構成する板部材をボルト等の締結部材4gを用い
て接合することにより作成することができる。また、溶
接やロー付け等により板部材を接合して作成してもよ
い。
により構成された中空体4を備え、洗浄液L中において
スペーサ8により、その底面側が洗浄槽2の底部より所
定高さ離間した状態でほぼ水平に支持されるとともに、
その側面部に形成された気体導入口4aから、圧縮気体
源6からの気体がその内側空間部4bに導入されるよう
になっている。図2に示すように、その上面部4c(上
面側)には板厚方向に貫通する多数の噴射孔9がほぼ一
様に形成される一方、図3に示すように、底面部4d
(下面側)にはそれら噴射孔9よりも大きい底面孔10
が複数形成されている。ここで、中空体4は、図4に示
すように、例えば上面部4cを構成する板材の縁部を下
方へ折り曲げて側面部4eを形成し、その下縁部をさら
に内側へ折り曲げて形成した接合部4fに対し、底面部
4dを構成する板部材をボルト等の締結部材4gを用い
て接合することにより作成することができる。また、溶
接やロー付け等により板部材を接合して作成してもよ
い。
【0014】次に、図5に示すように、中空体4の内側
空間部4b内には気体案内通路部(以下、単に案内通路
部ともいう)が設けられている。案内通路部11は、例
えば板材の折り曲げ等により角型断面を有する管状に形
成され、図6に示すように、底面部4dの内側面に対
し、その長辺方向に沿って板面中央付近に配置される主
通路11aと、その主通路11aと連通して横方向に分
岐する分岐通路11bとを備えている。これら通路11
a及び11bは板材の曲げ加工等により形成され、図7
に示すように、その下縁部を外側に折り曲げて形成した
接合部11cにおいて、底面部4dに対し、ねじ、リベ
ット等の締結部材11dにより締結されており、中空体
4の補強部材を兼ねるものとなっている。また、図6に
示すように、底面孔10は、通路11a及び11bによ
り区切られた底面部4dの各領域に対しそれぞれ1個づ
つ形成されている。
空間部4b内には気体案内通路部(以下、単に案内通路
部ともいう)が設けられている。案内通路部11は、例
えば板材の折り曲げ等により角型断面を有する管状に形
成され、図6に示すように、底面部4dの内側面に対
し、その長辺方向に沿って板面中央付近に配置される主
通路11aと、その主通路11aと連通して横方向に分
岐する分岐通路11bとを備えている。これら通路11
a及び11bは板材の曲げ加工等により形成され、図7
に示すように、その下縁部を外側に折り曲げて形成した
接合部11cにおいて、底面部4dに対し、ねじ、リベ
ット等の締結部材11dにより締結されており、中空体
4の補強部材を兼ねるものとなっている。また、図6に
示すように、底面孔10は、通路11a及び11bによ
り区切られた底面部4dの各領域に対しそれぞれ1個づ
つ形成されている。
【0015】図8に示すように、気体導入口4aは、中
空体4の側面部4eにおいて、主通路11aの入り口部
に対応する位置に設けられた継手部材12により形成さ
れ、圧縮気体源6(図1)からの気体を主通路11aに
対して吹き込むようになっている。そして、図5(ある
いは図7及び図8)に示すように、主通路11a及び分
岐通路11bには、それぞれその両側面部に、中空体4
の内側空間部4bに対する連通部としての複数の貫通孔
13が所定の間隔で形成されている。これにより、圧縮
気体源6からの気体は、これら通路11a及び11bの
形成する経路に沿って導かれ、上記各貫通孔13から内
側空間部4bの各所に供給された後、噴射孔9から洗浄
液L中に噴出されることとなる。
空体4の側面部4eにおいて、主通路11aの入り口部
に対応する位置に設けられた継手部材12により形成さ
れ、圧縮気体源6(図1)からの気体を主通路11aに
対して吹き込むようになっている。そして、図5(ある
いは図7及び図8)に示すように、主通路11a及び分
岐通路11bには、それぞれその両側面部に、中空体4
の内側空間部4bに対する連通部としての複数の貫通孔
13が所定の間隔で形成されている。これにより、圧縮
気体源6からの気体は、これら通路11a及び11bの
形成する経路に沿って導かれ、上記各貫通孔13から内
側空間部4bの各所に供給された後、噴射孔9から洗浄
液L中に噴出されることとなる。
【0016】以下、部材洗浄装置1の作用について説明
する。まず、洗浄されるべき部材は、各種機械部品や構
造部材等であって、切削、研磨等の機械加工を経て形成
され、その表面に上記機械加工に伴う切り粉や砥石粉等
の粉末状の付着物が付着している。例えば、図9に示す
ように、長尺のパイプ14をカッター15で切断して、
両端が開放した所定長さのパイプ部材16を得ようとす
る場合、図10(a)に示すように、その切断面にはバ
リ(かえり)17が形成される。このバリ17は、例え
ばグラインダー等による研磨、あるいはバレル研磨等の
研磨ないし切削加工によって除去されることが多いが、
図10(b)に示すように、この加工に伴い部材16の
表面(特に外周面及び内周面)には切り粉や砥石粉等の
付着物18が付着する。
する。まず、洗浄されるべき部材は、各種機械部品や構
造部材等であって、切削、研磨等の機械加工を経て形成
され、その表面に上記機械加工に伴う切り粉や砥石粉等
の粉末状の付着物が付着している。例えば、図9に示す
ように、長尺のパイプ14をカッター15で切断して、
両端が開放した所定長さのパイプ部材16を得ようとす
る場合、図10(a)に示すように、その切断面にはバ
リ(かえり)17が形成される。このバリ17は、例え
ばグラインダー等による研磨、あるいはバレル研磨等の
研磨ないし切削加工によって除去されることが多いが、
図10(b)に示すように、この加工に伴い部材16の
表面(特に外周面及び内周面)には切り粉や砥石粉等の
付着物18が付着する。
【0017】上記部材16の洗浄工程であるが、図11
に示すようにまずパイプ部材16を長手方向が互いにほ
ぼ平行となるように束ね、紐やワイヤ、ベルト等の可橈
性部材19で縛り、底部及び壁部が金網や穴開き板で液
通に構成されたバスケット20内に、上記長手方向が縦
になるように入れる。図12に示すように、パイプ部材
16を収容したバスケット20は、チェーンブロック2
1等により吊り下げた状態で、洗浄槽2の洗浄液L内に
浸漬される。ここで、パイプ部材16が例えばアルミニ
ウム又はその合金製のものであり、付着物18がその切
り粉を主体とするものである場合、洗浄液Lとして、例
えば灯油(ケロシン)を主成分とするものが好適に使用
できる。また、バスケット17は、その上部付近にフッ
ク部を設け、そのフック部において洗浄槽2の上縁部に
支持させるようにしてもよい。
に示すようにまずパイプ部材16を長手方向が互いにほ
ぼ平行となるように束ね、紐やワイヤ、ベルト等の可橈
性部材19で縛り、底部及び壁部が金網や穴開き板で液
通に構成されたバスケット20内に、上記長手方向が縦
になるように入れる。図12に示すように、パイプ部材
16を収容したバスケット20は、チェーンブロック2
1等により吊り下げた状態で、洗浄槽2の洗浄液L内に
浸漬される。ここで、パイプ部材16が例えばアルミニ
ウム又はその合金製のものであり、付着物18がその切
り粉を主体とするものである場合、洗浄液Lとして、例
えば灯油(ケロシン)を主成分とするものが好適に使用
できる。また、バスケット17は、その上部付近にフッ
ク部を設け、そのフック部において洗浄槽2の上縁部に
支持させるようにしてもよい。
【0018】次に、洗浄液L中に浸漬されたパイプ部材
16に対し、その一方の端部側(下方側)から長手方向
にほぼ沿う方向に、ノズル装置Nの噴射孔9から気泡B
を噴射する。この気泡Bの噴射により、部材16の付着
物18は脱落して落下する。上記のようにパイプ部材1
6を配置することにより、部材16の内周面への気泡B
の当りがよくなり、付着物18の除去効率が向上する。
16に対し、その一方の端部側(下方側)から長手方向
にほぼ沿う方向に、ノズル装置Nの噴射孔9から気泡B
を噴射する。この気泡Bの噴射により、部材16の付着
物18は脱落して落下する。上記のようにパイプ部材1
6を配置することにより、部材16の内周面への気泡B
の当りがよくなり、付着物18の除去効率が向上する。
【0019】脱落した付着物は、図13(a)に示すよ
うに、噴射孔9から気泡Bが噴出している間は洗浄液L
中を浮遊しているが、気泡Bの噴出を停止すると中空体
4の上面部4c上にに落下し、噴射孔9に詰まったりす
ることがある。特に、図13(b)に示すように、圧縮
気体源6(図1)の停止直後は、中空体4の内部が一時
的に負圧状態となることがあり、付着物18が洗浄液L
と共に中空体4の内側空間部4b内に吸い込まれて、噴
射孔9に付着物18が詰まりやすくなる傾向がある。
うに、噴射孔9から気泡Bが噴出している間は洗浄液L
中を浮遊しているが、気泡Bの噴出を停止すると中空体
4の上面部4c上にに落下し、噴射孔9に詰まったりす
ることがある。特に、図13(b)に示すように、圧縮
気体源6(図1)の停止直後は、中空体4の内部が一時
的に負圧状態となることがあり、付着物18が洗浄液L
と共に中空体4の内側空間部4b内に吸い込まれて、噴
射孔9に付着物18が詰まりやすくなる傾向がある。
【0020】この状態で、中空体4への気体の供給を再
開すると、図14(a)に示すように、詰まった噴射孔
9aからは気泡Bが噴出しにくくなる。ここでもし、中
空体4に噴射孔9以外に気体の出口部が形成されていな
ければ、中空体4内部の圧力は上昇することとなるが、
本発明のノズル装置Nにおいては、中空体4の底面部4
dに底面孔10が形成されており、この底面孔10から
圧力を逃がすことができる。これにより、中空体4の内
圧は所定の値以上には上昇せず、圧縮気体源6への負担
が軽減されるほか、詰まっていない噴射孔9からの気体
の噴出圧力も安定に維持でき、均一な洗浄効果を得るこ
とができる。また、図14(b)に示すように、中空体
4内が負圧状態となった場合は、付着物18が噴射孔9
から吸い込まれて内側空間部4b内に侵入するケースも
あり得るが、このような場合でも吸い込まれた付着物1
8は底面孔10から排出されるので、付着物18が中空
体4の内部に堆積することを防止ないし抑制することが
できる。
開すると、図14(a)に示すように、詰まった噴射孔
9aからは気泡Bが噴出しにくくなる。ここでもし、中
空体4に噴射孔9以外に気体の出口部が形成されていな
ければ、中空体4内部の圧力は上昇することとなるが、
本発明のノズル装置Nにおいては、中空体4の底面部4
dに底面孔10が形成されており、この底面孔10から
圧力を逃がすことができる。これにより、中空体4の内
圧は所定の値以上には上昇せず、圧縮気体源6への負担
が軽減されるほか、詰まっていない噴射孔9からの気体
の噴出圧力も安定に維持でき、均一な洗浄効果を得るこ
とができる。また、図14(b)に示すように、中空体
4内が負圧状態となった場合は、付着物18が噴射孔9
から吸い込まれて内側空間部4b内に侵入するケースも
あり得るが、このような場合でも吸い込まれた付着物1
8は底面孔10から排出されるので、付着物18が中空
体4の内部に堆積することを防止ないし抑制することが
できる。
【0021】ここで、噴射孔9の大きさであるが、気体
噴射の圧力と付着物の大きさ等を勘案して適宜設定する
ことができ、例えばアルミパイプ部材を洗浄する場合、
気体の導入圧力が4〜6kgf/cm2程度で、付着物の
平均粒子径が例えば100〜2000μm程度である場
合、直径0.3〜3.0mm程度の孔を1m2当り1000
〜10000個、望ましくは3000〜7000個程度
の割合で形成するのがよい。また、底面孔10は、中空
体4内の圧力が所定の値以下の時に、洗浄液L中におい
て浮力に逆らった気泡の排出が起こらないよう、その大
きさならびに個数が設定され、噴射孔9が上述の条件で
形成される場合、直径が5〜50mm程度のものを1m2当
り10〜30個程度、望ましくは15〜25個程度の割
合で形成するのがよい。なお、噴射孔9と底面孔10の
形状は円形のものに限らず、角型その他の多角形や、十
字形、長円形など各種形状に形成することができる。
噴射の圧力と付着物の大きさ等を勘案して適宜設定する
ことができ、例えばアルミパイプ部材を洗浄する場合、
気体の導入圧力が4〜6kgf/cm2程度で、付着物の
平均粒子径が例えば100〜2000μm程度である場
合、直径0.3〜3.0mm程度の孔を1m2当り1000
〜10000個、望ましくは3000〜7000個程度
の割合で形成するのがよい。また、底面孔10は、中空
体4内の圧力が所定の値以下の時に、洗浄液L中におい
て浮力に逆らった気泡の排出が起こらないよう、その大
きさならびに個数が設定され、噴射孔9が上述の条件で
形成される場合、直径が5〜50mm程度のものを1m2当
り10〜30個程度、望ましくは15〜25個程度の割
合で形成するのがよい。なお、噴射孔9と底面孔10の
形状は円形のものに限らず、角型その他の多角形や、十
字形、長円形など各種形状に形成することができる。
【0022】ここで、図5に示すように、中空体4の内
部には気体案内通路部11が設けられており、図6に示
すように、気体導入口4aから中空体4内に導入された
気体は分散せずに、案内通路部11に沿ってその内側空
間部4b内の各所に供給されるので、各噴射孔9から均
一に気泡が噴射され、ひいては洗浄効率が向上する。な
お、案内通路部11は、図15に示すように、主通路1
1aを内側空間部4bの端部寄りに設け、そこから分岐
通路11bを櫛形に分岐させたり、図16に示すよう
に、一本の通路部11を適宜屈曲ないし曲げて形成する
など、各種態様が可能である。また、断面形状は角型の
ものに限らず、円形やその他の断面を有するパイプ状に
形成することもできる。さらに、気体案内通路部11
は、中空体4の内側上面部に固着したり、あるいは上面
側及び下面側のいずれにも固着されない構成も可能であ
る。
部には気体案内通路部11が設けられており、図6に示
すように、気体導入口4aから中空体4内に導入された
気体は分散せずに、案内通路部11に沿ってその内側空
間部4b内の各所に供給されるので、各噴射孔9から均
一に気泡が噴射され、ひいては洗浄効率が向上する。な
お、案内通路部11は、図15に示すように、主通路1
1aを内側空間部4bの端部寄りに設け、そこから分岐
通路11bを櫛形に分岐させたり、図16に示すよう
に、一本の通路部11を適宜屈曲ないし曲げて形成する
など、各種態様が可能である。また、断面形状は角型の
ものに限らず、円形やその他の断面を有するパイプ状に
形成することもできる。さらに、気体案内通路部11
は、中空体4の内側上面部に固着したり、あるいは上面
側及び下面側のいずれにも固着されない構成も可能であ
る。
【0023】中空体4は、図2等に示す角板状のものに
限らず、各種平面形状に形成することができる。例えば
洗浄槽の形状が円形の場合には、それに合わせて円形の
平面形状を有するように構成することができる。また、
中空体4の上面部4c及び底面部4dは平面状に形成す
る以外に、凸状ないし凹状、あるいはその他の曲面形状
に形成してもよい。また、図17に示すように、リング
状ないしドーナツ状に形成することも可能である。
限らず、各種平面形状に形成することができる。例えば
洗浄槽の形状が円形の場合には、それに合わせて円形の
平面形状を有するように構成することができる。また、
中空体4の上面部4c及び底面部4dは平面状に形成す
る以外に、凸状ないし凹状、あるいはその他の曲面形状
に形成してもよい。また、図17に示すように、リング
状ないしドーナツ状に形成することも可能である。
【0024】(実施例2)図18は、本発明の水処理装
置の一例を模式的に示すものである。水処理装置20
は、畜産排水や生活排水等の処理されるべき水Wが収容
される処理槽21と、その水Wに対し、空気や酸素等の
気体を噴射してこれを曝気する曝気機構3等を備える。
曝気機構3は、実施例1の部材洗浄装置1と同様に構成
されているが、ノズル装置Nの中空体4等は、ステンレ
ス鋼等の耐食性材料で構成されている。
置の一例を模式的に示すものである。水処理装置20
は、畜産排水や生活排水等の処理されるべき水Wが収容
される処理槽21と、その水Wに対し、空気や酸素等の
気体を噴射してこれを曝気する曝気機構3等を備える。
曝気機構3は、実施例1の部材洗浄装置1と同様に構成
されているが、ノズル装置Nの中空体4等は、ステンレ
ス鋼等の耐食性材料で構成されている。
【0025】処理槽21の内側は隔壁21aで仕切られ
て、一方が第一沈殿室22、他方が第二沈殿室23とさ
れ、水Wはポンプ25により供給管24を通って第一沈
殿室22に供給されるようになっている。また、隔壁2
1aには流通孔21bが形成されて、上記第一及び第二
沈殿室22及び23はこの流通孔21bにおいて互いに
連通している。また、第二沈殿室23の上部には消毒室
26が設けられ、固形塩素剤等の塩素発生源27が収容
されている。ノズル装置Nは、第一沈殿室22の内側底
部付近にスペーサ8を用いてほぼ水平に配置されてお
り、コンプレッサ等の圧縮気体源6から空気が供給され
る。
て、一方が第一沈殿室22、他方が第二沈殿室23とさ
れ、水Wはポンプ25により供給管24を通って第一沈
殿室22に供給されるようになっている。また、隔壁2
1aには流通孔21bが形成されて、上記第一及び第二
沈殿室22及び23はこの流通孔21bにおいて互いに
連通している。また、第二沈殿室23の上部には消毒室
26が設けられ、固形塩素剤等の塩素発生源27が収容
されている。ノズル装置Nは、第一沈殿室22の内側底
部付近にスペーサ8を用いてほぼ水平に配置されてお
り、コンプレッサ等の圧縮気体源6から空気が供給され
る。
【0026】第一沈殿室22に導入された水Wは、ノズ
ル装置N上面の噴射孔9から空気Aの噴射を受けて曝気
される。ここで、水Wが畜産排水及び生活排水等の場
合、汚物やゴミ等の夾雑物Rが多量に含まれている場合
があるが、洗浄装置1の場合と同様に、それらが噴射孔
9を塞ぐことがあっても中空体4の内圧上昇が防止さ
れ、また塞がれていない噴射孔9からの空気Aの噴出圧
力も安定に維持できるので、均一な曝気効果を得ること
ができる。また、夾雑物Rが噴射孔9から中空体4の内
部に吸い込まれても底面孔10から排出されるので、夾
雑物Rが内部に堆積することが防止ないし抑制される。
さらに、中空体4は耐食性材料で構成されているので、
腐食成分(し尿成分、アンモニア等)が含まれている水
W中に対しても、良好な耐久性を有する。
ル装置N上面の噴射孔9から空気Aの噴射を受けて曝気
される。ここで、水Wが畜産排水及び生活排水等の場
合、汚物やゴミ等の夾雑物Rが多量に含まれている場合
があるが、洗浄装置1の場合と同様に、それらが噴射孔
9を塞ぐことがあっても中空体4の内圧上昇が防止さ
れ、また塞がれていない噴射孔9からの空気Aの噴出圧
力も安定に維持できるので、均一な曝気効果を得ること
ができる。また、夾雑物Rが噴射孔9から中空体4の内
部に吸い込まれても底面孔10から排出されるので、夾
雑物Rが内部に堆積することが防止ないし抑制される。
さらに、中空体4は耐食性材料で構成されているので、
腐食成分(し尿成分、アンモニア等)が含まれている水
W中に対しても、良好な耐久性を有する。
【0027】曝気された水Wは、隔壁部21aの流通孔
21bを通って第二沈殿室23へ入り、夾雑物Rを沈殿
させた後、消毒室26へオーバーフローしてそこで塩素
発生源27により塩素消毒された後、流出口28より流
出する。
21bを通って第二沈殿室23へ入り、夾雑物Rを沈殿
させた後、消毒室26へオーバーフローしてそこで塩素
発生源27により塩素消毒された後、流出口28より流
出する。
【0028】なお、本発明のノズル装置は、部材洗浄装
置や水処理装置に限らず、魚の水槽等に空気を供給する
曝気装置や、浴槽内に設けられ、入浴者に気流を噴射し
てマッサージするための気流噴射装置等にも適用するこ
とができる。
置や水処理装置に限らず、魚の水槽等に空気を供給する
曝気装置や、浴槽内に設けられ、入浴者に気流を噴射し
てマッサージするための気流噴射装置等にも適用するこ
とができる。
【図1】本発明の部材洗浄装置の一例を示す側面断面
図。
図。
【図2】そのノズル装置の平面図。
【図3】同じくその底面図。
【図4】その側端部付近の側面断面図。
【図5】ノズル装置の内部構造を示す斜視図。
【図6】ノズル装置の内部構造を示す平面図。
【図7】気体案内通路部の断面図。
【図8】ノズル装置の気体導入口付近の断面図。
【図9】パイプ部材の切断工程を示す斜視図。
【図10】切断されたパイプ部材のバリ取り工程を示す
説明図。
説明図。
【図11】洗浄のために束ねられたパイプ部材をバスケ
ットに収容する様子を示す斜視図。
ットに収容する様子を示す斜視図。
【図12】洗浄装置内でパイプ部材を洗浄する状態を示
す側面断面図。
す側面断面図。
【図13】ノズル装置の作用説明図。
【図14】図13に続く作用説明図。
【図15】気体案内通路部の変形例を示す平面図。
【図16】同じく別の変形例を示す平面図。
【図17】ノズル装置をリング状に構成した例を示す平
面図。
面図。
【図18】本発明の水処理装置の一例を概念的に示す
図。
図。
1 洗浄装置 2 洗浄槽 3 曝気機構 N ノズル装置 4 中空体 6 圧縮気体源 9 噴射孔 10 底面孔 11 気体案内通路部 20 水処理装置 21 処理槽
Claims (7)
- 【請求項1】 液中に気泡を噴射してこれを曝気する曝
気機構のノズル装置において、中空体の内側空間部に空
気等の圧縮気体が導入されるとともに、その上面側には
前記空間部に導入される圧縮気体を噴射する多数の噴射
孔を備える一方、下面側にはそれら各噴射孔よりも大き
な底面孔が形成されていることを特徴とする曝気機構の
ノズル装置。 - 【請求項2】 前記中空体は液中にほぼ水平に支持され
る板状に形成される請求項1記載のノズル装置。 - 【請求項3】 前記中空体の内側空間部内に所定の経路
を形成するように管状に設けられ、前記圧縮気体を該経
路に沿って導くとともに、その管状の壁部に前記内側空
間部との連通部が形成されて、前記経路に沿って導かれ
た気体をその連通部を介して前記空間部内に供給する気
体案内通路部を含む請求項1又は2に記載のノズル装
置。 - 【請求項4】 前記気体案内通路部は、前記中空体の内
側上面又は下面の少なくとも一方に固着されて、該中空
体を補強する補強部材を兼ねるものとされる請求項3記
載のノズル装置。 - 【請求項5】 前記気体案内通路部は角型の断面を備え
るとともに、前記連通部はその側壁部に所定の間隔で形
成された貫通孔とされる請求項3又は4に記載のノズル
装置。 - 【請求項6】 洗浄液を収容して、粉状の付着物が付着
した部材が浸漬される洗浄槽と、 その洗浄槽の洗浄液中に設置され、前記部材に気泡を噴
射してその付着物を脱落させる請求項1ないし5のいず
れかに記載のノズル装置と、 そのノズル装置に圧縮気体を供給する圧縮気体源と、 を含むことを特徴とする部材洗浄装置。 - 【請求項7】 処理されるべき水が収容される処理槽
と、 その処理槽に収容された前記水中に配置され、その水に
空気、酸素等の気体を噴射してこれを曝気する請求項1
ないし5のいずれかに記載のノズル装置と、 そのノズル装置に圧縮気体を供給する圧縮気体源と、 を含むことを特徴とする水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289143A JP2852191B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 曝気機構のノズル装置、部材洗浄装置及び水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6289143A JP2852191B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 曝気機構のノズル装置、部材洗浄装置及び水処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08117645A true JPH08117645A (ja) | 1996-05-14 |
JP2852191B2 JP2852191B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=17739319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6289143A Expired - Fee Related JP2852191B2 (ja) | 1994-10-27 | 1994-10-27 | 曝気機構のノズル装置、部材洗浄装置及び水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2852191B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1128463A (ja) * | 1997-07-10 | 1999-02-02 | Kubota Corp | 膜分離装置用散気装置 |
JP2001009393A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Takeshi Awatani | 洗浄装置 |
JP2009256805A (ja) * | 2009-08-05 | 2009-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 洗浄装置及び洗浄方法並びに被洗浄物 |
JP2010536570A (ja) * | 2007-08-29 | 2010-12-02 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 多結晶シリコンの清浄化方法 |
JP2015077572A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 株式会社大丸テクノ | フィルタの洗浄装置および洗浄方法 |
JP2019166615A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社アーレスティ | 切粉洗浄装置および切粉洗浄方法 |
KR20230001630U (ko) * | 2022-01-28 | 2023-08-04 | 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 | 기판 처리 장치 |
-
1994
- 1994-10-27 JP JP6289143A patent/JP2852191B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1128463A (ja) * | 1997-07-10 | 1999-02-02 | Kubota Corp | 膜分離装置用散気装置 |
JP2001009393A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Takeshi Awatani | 洗浄装置 |
JP2010536570A (ja) * | 2007-08-29 | 2010-12-02 | ワッカー ケミー アクチエンゲゼルシャフト | 多結晶シリコンの清浄化方法 |
US9421584B2 (en) | 2007-08-29 | 2016-08-23 | Wacker Chemie Ag | Method for purifying polycrystalline silicon |
JP2009256805A (ja) * | 2009-08-05 | 2009-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 洗浄装置及び洗浄方法並びに被洗浄物 |
JP2015077572A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 株式会社大丸テクノ | フィルタの洗浄装置および洗浄方法 |
JP2019166615A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社アーレスティ | 切粉洗浄装置および切粉洗浄方法 |
KR20230001630U (ko) * | 2022-01-28 | 2023-08-04 | 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 | 기판 처리 장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2852191B2 (ja) | 1999-01-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |