JPH08117500A - 半券の照合方法 - Google Patents

半券の照合方法

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JPH08117500A
JPH08117500A JP28245494A JP28245494A JPH08117500A JP H08117500 A JPH08117500 A JP H08117500A JP 28245494 A JP28245494 A JP 28245494A JP 28245494 A JP28245494 A JP 28245494A JP H08117500 A JPH08117500 A JP H08117500A
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JP28245494A
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Hitoshi Hatano
倫 波多野
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Nihon Solid Co Ltd
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Nihon Solid Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一対の半券のそれぞれに一つの半券と残りの
半券とで一対をなすことを証明する、装置によって読取
・照合が可能で且つ別の対の半券と区別可能な標識を付
しておき、物品の受渡し時に、一方の半券及びもう一方
の半券のそれぞれの標識を装置で読み取って照合し、そ
れらの半券が互いに対をなす半券であって一致するか又
は一致しないかの区別を、音声及び/又は映像で報知す
る半券の照合方法;並びにそのための半券の照合装置。 【効果】 本発明による場合は、顧客から預かったクリ
ーニング品、品物、荷物、貨物、その他の物品につけら
れている半券と、顧客の持っている半券との一致又は不
一致を、極めて速やかに且つ正確に半券の照合装置で調
べることができるので、それらの物品を渡し間違いを生
ずることなく顧客に確実に速やかに渡すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半券の照合方法、装置お
よびそのための一対の半券、並びに半券の標識付与・照
合方法および標識付与・照合装置に関する。詳細には、
預かった品物などを顧客などに間違いなく戻したり渡す
ようにするための、半券の照合方法および照合装置、並
びに半券の標識付与・照合方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】衣類をクリーニングに出す際には、クリ
ーニング店の店頭などで、預かった衣類の内容、日付、
顧客の氏名などを店側で一対の半券に記入して、半券の
一方を預かった衣類にホチキスなどで止めると共に、も
う一方の半券を顧客に手渡す。そしてクリーニングが出
来上がったときに、顧客がその手渡された半券を店側に
渡すと、店側でクリーニングされた衣類についている半
券と顧客から渡された半券を肉眼(目視)で照合して、
クリーニングされた衣類を顧客に戻すという方法が一般
に広く採用されている。その場合に、クリーニングした
衣類が間違いなく正当な顧客に戻るように、前記した一
対の半券の色を預かった曜日ごとに変えておくとか、半
券に衣類の種類、色、柄などの特徴を預かり時に記入し
ておくという工夫が従来から行われている。
【0003】しかしながら、クリーニング店では通常極
めて多数の衣類を同時に扱っていて、衣類の形、色、柄
などが類似している場合が多く、しかも衣類にホチキス
止めしたり顧客に渡す一対の半券は曜日ごとに色が変え
てあってもその形や寸法が同じ場合が多いので、クリー
ニング店側で充分に注意を払っても、クリーニング済み
の衣類が間違って別の顧客に渡ってしまうというトラブ
ルが後を断たない。そして、間違って一旦別の顧客に渡
ってしまったクリーニング済みの衣類は、どの顧客に間
違って渡されたか判明せず、正当な顧客に戻らない場合
が多い。そして、クリーニング済みの衣類の渡し間違い
が生じた場合には、クリーニング店側では賠償責任が生
じ、一方顧客の側にもそれが大切な衣類の場合には経済
的および精神的に大きな打撃を与えている。
【0004】そして、上記したような物品や荷物などの
渡し間違いは、クリーニング店に限らず、空港、駅、ホ
テル、旅館、宴会場、病院、デパート、スーパーなどに
おける品物や荷物の一時預かり場;郵便局、港湾、集荷
場、倉庫、工場などにおける郵便物、荷物、貨物などの
保管/受け渡し場所などにおいても、しばしば生じてい
る問題であり、渡し間違いを生ずることなく、物品や荷
物を正規の顧客などに引き渡すことのできる方法が強く
求められている。
【0005】
【発明の内容】上記の点から、本発明者は、クリーニン
グ済みの衣類、品物、荷物、貨物などの渡し間違いが主
にどのような原因に基づいて発生するかについて検討し
た。その結果、そのような渡し間違いの多くが、クリー
ニング済みの衣類、品物、荷物、貨物などを顧客などに
引き渡す際に、クリーニング済みの衣類、品物、荷物、
貨物などに取り付けておいた半券と、顧客の提示した半
券とを肉眼で照合する際の見まちがいによって生じてい
ることが明らかになった。
【0006】そこで、そのような半券の見間違いによる
渡し間違いを防ぐ方法について更に検討を重ねたとこ
ろ、クリーニング済みの衣類、品物、荷物、貨物などに
付ける半券と顧客などに渡す半券の両方に、それらの半
券が一対をなす半券のそれぞれ一方であることを機械装
置によって正確に読み取って照合することのできるバー
コードやその他の標識を付しておいて、クリーニング済
みの衣類、品物、荷物などの引き渡し時に、それらにつ
いている半券と顧客の持ってきた半券を装置によって読
み取らせてその一致または不一致を照合させ、その結果
を音声や映像で報知して、2つの半券の一致または不一
致を装置により確認してから顧客にクリーニング済みの
衣類、品物、荷物などを引き渡すようにすると、渡し間
違いを生ずることなく引き渡せることに想到した。
【0007】更にまた、本発明者は、クリーニング済み
の衣類、品物、荷物などの渡し間違いは、一対の半券の
一方を、顧客から衣類、品物、荷物を預かる際に、顧客
の持ち込んだ品物などとは別の品物に間違って取り付け
てしまうという半券の取り付けミスによっても生ずる場
合があり、そのため、上記した装置による半券の照合方
法と併せて、半券への標識の付与方法などにも工夫を加
えると、物品の渡し間違いが一層効果的に防げることを
見だした。
【0008】すなわち、本発明は、一対の半券のそれぞ
れに、一つの半券と残りの半券とで一対をなすことを証
明する、装置によって読取・照合が可能で且つ別の対の
半券と区別可能な標識を付しておき、物品の受け渡し時
などに、一方の半券およびもう一方の半券のそれぞれの
標識を装置で読み取って照合し、それらの半券が互いに
対をなす半券であって一致するか、または別の対の半券
であって一致しないかの区別を、音声および/または映
像で報知することを特徴とする半券の照合方法である。
【0009】そして、本発明は、一対をなす半券の一つ
を手元に置いておく物品に取り付ける時点で、装置によ
り読取・照合が可能な標識を、必要に応じて肉眼で直接
識別可能な標識と共に、該手元に置いておく半券および
顧客などに渡す残りの半券に付与し、そして該標識を付
した一対の半券の一つを手元に置く物品に直ちに取り付
けると共に、残りの半券を顧客などに渡し、その後、物
品の受け渡し時に、それらの半券のそれぞれの標識を装
置で読み取って照合し、それらの半券が互いに対をなす
半券であって一致するか、または別の対の半券であって
一致しないかの区別を、音声および/または映像で報知
することを特徴とする半券の標識付与・照合方法であ
る。
【0010】そして、本発明は、半券に付された標識の
読み取り要素;読み取った複数の半券の標識を互いに照
合する要素;並びに照合結果に基づいて複数の半券が互
いに対をなす半券であって一致するか否かを音声および
/または映像で表示して報知する要素;を備えているこ
とを特徴とする半券の照合装置である。
【0011】更に、本発明は、一対の半券のそれぞれに
装置によって読取・照合が可能な標識を、必要に応じて
肉眼で読取・照合が可能な標識と共に付与する標識付与
装置;前記標識付与装置と一体または別体の、半券に付
された装置によって読取・照合が可能な標識を読み取る
ための要素;読み取った複数の半券の標識を互いに照合
する要素;並びに照合結果に基づいて複数の半券が互い
対をなす半券であって一致するか否かを音声および/ま
たは映像で表示して報知する要素;を備えていることを
特徴とする半券の標識付与・照合装置である。
【0012】また、本発明は、装置によって読取・照合
が可能な標識および場合によって肉眼によって読取・照
合な標識が付与されている一対の半券を包含する。
【0013】本発明において、「一対をなす半券」また
は「一対の半券」とは、一つの半券と残りのもう一つま
たは二つ以上の半券を互いに照合したときに、それらの
半券が対をなす半券を構成しており、そられの複数の半
券の照合によって、クリーニング品、品物、荷物、貨
物、その他の物品、場合によっては現金などが引き渡さ
れるのに用いられる一対の半券をいう。限定されるもの
ではないが、本発明における一対をなす半券の代表例と
しては、クリーニング店;空港、駅、ホテル、旅館、宴
会場、病院、デパート、スーパーなどの荷物の一時預か
り場所で使用される半券;郵便局における郵便物の保管
・引き渡しの際に用いられる半券;港湾、集荷場、倉
庫、工場などにおいて品物や荷物などの保管・受け渡し
時に使用される半券などを挙げることができる。
【0014】ところで、本発明における「一対をなす半
券」は、典型的には2つの半券から構成されているが、
場合によっては、一対の半券は、3つの半券の組み合わ
せによって構成されていてもまたは4つ以上の半券の組
み合わせによって構成されていてもよい。本明細書で
は、説明が複雑にならないようにするために、2つの半
券から構成されている一対の半券の場合について主に説
明するが、それに限定されない。
【0015】一対の半券を構成する素材の種類は特に制
限されず、例えば、紙、プラスチック、布、金属、木
材、ガラス、セラミック、それらの2つ以上の材質から
なる複合体などのいずれから構成されていてもよく、特
に、紙、プラスチックまたは紙とプラスチックから形成
するのが好ましい。また、一対の半券の形状、大きさ、
厚さなども特に制限されず、例えば、方形、円形、楕円
形、その他の形状を有する紙(厚紙等)、プラスチック
シート、板紙、プラスチック板、テープ状物、短冊状
物、プラスチックなどからなるボタンのような小塊状
物、その他の形状物であってもよい。また、一対の半券
は、それらが一対をなす半券のそれぞれ片方ずつを構成
していることが、それぞれの半券に付与された装置によ
って読取・照合が可能な標識によって明確に識別できる
限りは、互いに同じ形状、素材、寸法などからなってい
ても、または異なる形状、素材、寸法であってもよい。
一対の半券は、繰り返して使用可能な材質から形成され
ていても、または一回の使用で廃棄する使い捨て形式の
ものであってもよい。また、一対の半券の一方または両
方には、クリーニング品、品物、荷物などに半券を取り
付け易くしたり、顧客が持ち易くしたり、紛失しないよ
うにするために、紐、鎖、穴、止め具、突起などを必要
に応じて設けておいてもよい。 半券を取り付ける物品の種類、形状、取り扱い量、半券
を取り付けた後の物品の処理の有無や処理方法などに応
じて、半券の素材、形状、寸法などを決めるとよい。
【0016】また、一対の半券のそれぞれに付与される
「装置によって読取・照合が可能で且つ別の対の半券と
区別可能な標識」としては、2つの半券が、互いに一対
をなす半券の一方であって、別の対の半券ではないこと
を、装置によって読み取って間違いなく照合できるよう
な標識であればいずれでもよく、特に制限されない。2
つの半券が一対をなす半券であるか否かを装置によって
正確に読み取って照合できる限りは、一対の半券に付与
する「装置によって読取・照合が可能な標識」は、互い
に同じ標識であっても、または異なった標識であっても
よい。そのうちでも、対をなす半券の両方に付与する標
識を同じにしておくと、一対の半券への標識の付与、半
券に付与された標識の装置による読み取りおよび照合が
簡単になり、且つ半券への標識の付与装置、半券へ付さ
れた標識の読取・照合装置などの構造や機構を簡単なも
のにすることができ、便利である。
【0017】限定されるものではないが、一対の半券の
それぞれに付与する装置によって読取・照合が可能な標
識の例としては、バーコードによる標識;数字による標
識;アルファベットやその他の文字による標識;穿孔に
よる標識;刻まれた溝による標識;凹凸による標識;色
彩による標識;磁気による標識;図柄や絵柄による標
識;記号による標識;前記した標識の2つまたは3つ以
上を組み合わせてなる標識などを挙げることができる。
半券を取り付ける物品の種類、形状、取り扱い量、取り
扱い方法などに応じて、装置によって読取・照合が可能
な標識の種類を決めるとよい。また、クリーニング店な
どでは、店頭で顧客から預かった品物をクリーニング工
場などに集めてクリーニングする際に、品物を預かった
店舗などの識別が行えるようにするために、クリーニン
グすべき品物にバーコードやその他の標識を付すことが
行われているが、そのような標識を、顧客に渡す半券の
標識と一致させておいてもよく、そのようにすると、一
つの標識によって、クリーニングずみの品物をクリーニ
ング工場から各クリーニング店に正確に配送(分配)で
きると共に、クリーニング店ではクリーニングずみの品
物に付されたその標識と顧客の持ってきた半券の標識を
装置によって読取・照合することによって間違いなく渡
すことが可能になる。
【0018】装置によって読取・照合が可能な標識は、
一対をなす半券のそれぞれに予め付与しておいても、ま
たは顧客からクリーニング品や荷物などを預かった際に
一対の半券のそれぞれに付与するようにしてもよい。装
置によって読取・照合が可能な標識が予め付与されてい
る一対の半券を用いる場合は、必要に応じて肉眼で直接
識別可能な標識をそれぞれの半券に記入して、該一対の
半券の一方をクリーニング品や荷物などの預かり時にそ
れらの品物に取り付けると共に、残りのもう一方の半券
を顧客に渡すようにすればよい。また、顧客からクリー
ニング品や荷物などを預かり時に一対の半券に、装置に
よって読取・照合が可能な標識を付与する場合は、その
標識を、必要に応じて肉眼で直接識別可能な標識と共
に、該手元に置いておく半券および顧客に渡すもう一方
の半券の両方に付与し、そして該標識を付した一対の半
券の一方を手元に置く物品に直ちに取り付けると共に、
もう一方の半券を顧客に渡せばよい。
【0019】そして、クリーニング品や荷物などを顧客
から預かる時点で一対の半券に装置によって読取・照合
が可能な標識の付与を行う場合は、その標識付与装置
は、上記した半券に付与されている標識の読取・照合装
置と別体のものであっても、または一体に設けてもよ
い。また、その場合の標識付与装置は、ハンディタイプ
のものであっても、据え付けタイプのものであってもよ
い。特に、標識付与装置と、手元におく半券の一方をク
リーニング品や荷物などの物品に取り付ける装置とが一
体となっていて、一対の半券の一方を手元におく物品に
取り付ける際に一対の半券のそれぞれへの標識付与も一
緒に行うようにする、すなわち一対の半券のそれぞれへ
の標識の付与と一方の半券の物品への取り付けがほぼ同
時または相前後して行われるような装置を用いた場合に
は、預かったクリーニング品や荷物などへの半券の取り
付けにも間違いが生じなくなり、預かった物品を一層確
実に顧客に渡す(返す)ことが可能になる。一対の半券
への標識の付与装置の形式は、半券に付与する標識の種
類や半券の材質などに応じて、例えば、半券にバーコー
ド、数字、文字、記号などをスタンプやその他により印
刷する形式のもの、プレスによって半券に凹凸や溝など
を刻印する形式のもの、穿孔形式のものなどを挙げるこ
とができるが、勿論、それらに限定されない。
【0020】更に本発明では、上記したように、一対の
半券のそれぞれに、装置によって読取・照合が可能な標
識と共に従来の半券におけるように、肉眼(目視)で直
接識別可能な標識を併せて付しておくことができ、その
場合には、2つの半券の照合を装置と肉眼の両方で行う
ことができ、クリーニング品や品物などの渡し間違いを
一層なくすことができるのでより望ましい。その際に、
肉眼(目視)で直接識別可能な標識は、一対の半券のそ
れぞれに予め付与しておいても、クリーニング品、品
物、荷物などを預かる際に担当者がペン、カーボン紙、
マジックインクなどの筆記具を用いて手で一対の半券に
記入するようにしても、または前記した装置によって読
取・照合が可能な標識を一対の半券に付与するときに同
時に同じ機械によって付与(記入)できるようにしても
よい。また場合によっては、装置によって読取・照合が
可能な標識自体を肉眼でも識別可能な標識にして、1種
類の標識によって、機械による読取・照合および肉眼
(目視)による読取・照合の両方ができるようにしても
よい。
【0021】そして、一対の半券に付与された標識を読
み取って照合する装置としては、一対の半券に付与され
た標識の種類、半券を構成する素材の種類、半券の形状
や大きさ、半券に付与した標識の読取・照合が実施され
る場所における物品の取り扱い量(標識の読取・照合
量)、取り扱い形式などに応じて、それぞれ適したもの
を作製して使用するのがよい。例えば、半券に付与した
装置による読取・照合が可能な標識がバーコード標識で
ある場合は、バーコード標識の内容を光学的に読み取っ
て照合できる装置を使用することができ、また装置によ
る読取・照合が可能な標識が磁気による標識である場合
は、その磁気による標識の内容を読み取って照合できる
装置を使用すればよい。
【0022】そして、半券の標識の読取・照合装置(以
下単に「照合装置」ということがある)は、ハンディタ
イプの小型のものであっても、または据え付けタイプの
ものであってもあってもよい。或いは、例えば半券の標
識の読み取り要素(装置)をハンディタイプとして読み
取りが簡単に行えるようにする一方で、読み取った標識
の照合要素(照合装置)や照合結果を音声および/また
は映像で報知する要素(報知装置)を据え置きタイプに
するというように、ハンディな要素(装置部分)と据え
置きタイプの要素(装置部分)の両方を備えているもの
であってもよい。標識の読取・照合装置の細部構造の設
計、照合結果に基づく報知装置の設計、それに基づく半
券の照合装置全体の設計や作製などは、機械および電気
装置に熟練した技術者であれば、本発明の技術思想に基
づいて、容易に行うことができるものである。
【0023】また、2つの半券を装置によって読み取り
・照合して、それら2つの半券が互いに一対をなす半券
のそれぞれ一方であって一致するか、または互いに別の
対の半券の片割れであって一致しないかを知らせるため
の報知は、音声または映像(すなわち視覚で認識できる
表示)、或いは音声と映像の両方によって行う。そのう
ちでも、2つの半券の照合結果を、音声と映像の両方で
行うようにすると、クリーニング品や荷物などの預かり
側と顧客の両方が、その一致または不一致を同時に確認
することができて一層分かり易く、クリーニング済みの
衣類、品物、荷物などの渡し間違いを一層減らすことが
できる。
【0024】例えば、2つの半券が一対の半券をなすも
のであって一致する(間違いがない)という照合結果で
あった場合には、「一致します」、「一致」、「適
当」、「マル(○)」などの表示を、また2つの半券が
互いに一致しないという照合結果であった場合には、
「一致しません」、「不一致」、「不適当」、「バツ
(×)」などの表示を映像によって報知したり、一致す
る場合に「ピンポーン」、一致しない場合に「ブー」な
どの音声を出して報知したり、或いはそれらの映像と音
声の両方によって報知することによって、2つの半券の
照合結果が正確に報知されて、上記した、クリーニング
品、品物、荷物、貨物、その他の物品などの間違いなく
渡されるようになる。なお、音声および/または映像に
よって報知する際の方式は、勿論上記したものに限定さ
れず、上記以外にも、例えば映像によって一致する場合
に緑色のランプが、また不一致の場合は赤色のランプが
点灯するようにしてもよく、報知方式の内容は、2つの
半券の機械的な読み取り照合が行われる場所、環境など
に応じて適当な音声および/または映像を選ぶとよい。
【0025】そして、クリーニング品やその他の物品に
取り付けられている半券の標識と顧客の提示した半券の
標識の両方を、場合により肉眼(目視)によって読み取
って照合すると共に、装置によって読み取って照合した
結果、それらの2つの半券が一対をなす半券であるとい
う報知が音声および/または映像でなされたときには、
一方の半券が取り付けられていたクリーニング品やその
他の物品を、もう一方の半券を提示した顧客に渡すこと
によって渡し間違いをほぼ確実になくすことができる。
一方、クリーニング品やその他の物品に取り付けられて
いる半券の標識と顧客の提示した半券の標識を装置によ
って読み取って照合した結果、2つの半券がそれぞれ別
の対の半券であることが音声および/または映像によっ
て報知された場合には、顧客から預かったクリーニング
品や物品などを再度よく探し出して、再度装置によって
それらの標識を読み取って照合し、顧客の提示した半券
の標識と新たに探し出された物品などに付けられている
半券の標識が一致しているときに、初めてその物品など
を顧客に渡すようにすことによって、クリーニング品や
その他の物品の渡し間違いをほぼ完全に防止することが
できる。
【0026】
【実施例】以下に図を参照して本発明について具体的に
説明するが、本発明はそれにより何ら限定されない。図
1はクリーニング品などに取り付けられる一対の半券の
一例を示す図であり、図2および図3は別の形状および
構造を有する一対の半券の例を示す図である。また、図
4〜図6は半券の読取・照合装置の一例を示す図であ
り、図7は図1の一対の半券を使用してクリーニングを
行った際の半券の照合方法の流れを示す図である。
【0027】図1の一対の半券A,A’は、クリーニン
グを行っても劣化したり、それに付与された標識などが
薄れたりすることのない、短冊状のやや厚めの紙、筆記
が可能なプラスチックシートなどから形成されていて、
半券Aおよび半券A’の右端には、これらの半券が互い
に対をなす半券であり且つ別の対の半券と区別されるこ
とを読取・照合装置によって確認できるようにするため
のバーコードなどからなる標識(装置によって読取・照
合が可能な標識)1が予め付与されている。また、半券
Aおよび半券A’には、肉眼(目視)で読み取り・照合
が可能な事項の記入するための記入スペース2が設けら
れている。
【0028】また、図2に示す一対の半券は、楕円形の
プラスチック板の半券A,A’から形成されていて繰り
返し使用が可能であり、半券A,A’には装置による読
取・照合が可能な穿孔形式の標識1が形成されると共
に、半券A,A’上には、荷物などの預かり時に必要事
項を記入したラベル3などを着脱可能に貼着するための
スペースが設けられている。また、半券A,A’には、
荷物などに取り付けたり、持ち易くするための紐4が設
けられている。
【0029】また、図3に示す一対の半券A,A’は、
長方形のプラスチックシートの半券A,A’から形成さ
れていて繰り返し使用が可能であり、肉眼で読み取り・
照合が可能な標識5が予め印刷などにより設けられてい
て、それと同時に装置によって読取・照合が可能な磁気
による標識1が付与されている。そして、図3の半券
A,A’にも物品などのへの取り付けや持ち易くするた
めの鎖6がつけてある。
【0030】そして、図4の半券の標識の読取・照合装
置(標識の照合装置)では、据え付けタイプの本体装置
7に、装置による読取・照合が可能な標識1を読み取る
ためのハンディタイプの読み取り装置8を設けてあり、
ハンディタイプの読み取り装置8の読み取り部9で半券
A,A’の標識1を読み、それを本体装置7の内部に設
けてある照合装置(図示せず)で照合して、その照合結
果に基づいて、本体装置7の映像表示部10および音声
発生部11から、読み取った2つの半券の標識の一致ま
たは不一致を映像および音声で報知するようにしてあ
る。
【0031】また、図5の半券の標識の読取・照合装置
(標識の照合装置)は、標識の読み取り、照合および照
合結果の報知のすべてが1個のハンディタイプの装置で
行われるようにしたものであり、この図5の装置の腹側
[図5の(a)]には、半券A,A’の標識1を読み取
るための読み取り部9が、また図5の装置の内部には、
読み取った標識の一致または不一致を照合する装置(図
示せず)などが内蔵されており、図5の装置の背中側
[図5の(b)]には、その照合結果に基づいて標識の
一致または不一致を報知する映像表示部10および音声
発生部11が設けられている。
【0032】また、図6の半券の標識の読取・照合装置
(照合装置)は、装置による読取・照合が可能な標識と
して磁気による標識1を有する上記した図3のような一
対の半券に対して用いられる標識の読取・照合装置の一
例であり、据え付けタイプの標識の読取・照合装置の半
券の挿入孔12に図3の一対の半券の標識1の部分を順
次挿入すると、該標識の読み取りおよび照合が自動的に
行われて、その照合結果の一致または不一致が映像表示
部10および音声発生部11で報知されるようになって
いる。
【0033】図1に示す一対の半券をクリーニング店で
用いる場合の半券の照合方法について図7によって具体
的に説明すると、顧客がクリーニング店にクリーニング
してもらう衣類を持ち込んだ時点で、クリーニング店側
は半券A,A’を上下に重ねた状態で[図1の
(a)]、上の半券Aの記入スペース2に、衣類の預か
り日、種類や色、顧客名などをボールペンなどを用いて
記入すると、半券A,A’の記入スペース2は複写式に
してあるので、下の半券A’の記入スペース2にも衣類
の預かり日、種類や色、顧客名などがそのまま複写記入
される[図1の(b)]。次いで、図7で示すように、記
入スペース2に必要事項を記入した一対の半券A,A’
を別々にして[図1の(c)]、半券Aをホチキスやそ
の他の取り付け手段によって衣類に取り付けると共に、
もう一方の半券A’を顧客に渡す。
【0034】半券Aを取り付けた衣類はクリーニングさ
れ、クリーニングが済んだ段階で顧客が半券A’を持っ
て衣類を引き取りにゆくと、クリーニング店の店頭で、
例えば図4または図5に示したような半券の照合装置を
使用して半券Aの標識1の読み取り、および半券A’の
標識1の読み取りが行われると共に読み取ったそれらの
標識1,1の照合が自動的に行われて、その結果に基づ
いて、半券の一致または不一致が図3または図4の装置
によって音声および/または映像で報知される。そし
て、装置による半券Aおよび半券A’の標識1の読み取
りおよび照合の結果、半券Aと半券A’とが一対の半券
をなすことが確認されたときは、クリーニング店側は顧
客のもってきた半券A’と引き換えにクリーニング済み
の衣類を顧客に渡す。そして、このようにすることによ
って、クリーニングされた衣類が間違いなく真正な顧客
に引き渡される。
【0035】図2および図3に示すような一対の半券を
使用した場合にも、上記と同様にして、半券の読み取り
・照合が行われて物品や荷物などの引き渡しが間違いな
く行われる。
【0036】
【発明の効果】本発明による場合は、顧客から預かった
クリーニング品、品物、荷物、貨物、その他の物品につ
けられている半券と、顧客の持っている半券との一致ま
たは不一致を、極めて速やかに且つ正確に半券の読取・
照合装置で調べることができるので、それらの物品を、
渡し間違いを生ずることなく、顧客に確実に速やかに渡
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クリーニング品などに取り付けられる本発明の
一対の半券の一例を示す図である。
【図2】本発明の一対の半券の別の例を示す図である。
【図3】本発明の一対の半券の更に別の例を示す図であ
る。
【図4】本発明の半券の照合装置(読取・照合装置)の
一例を示す図である。
【図5】本発明の半券の照合装置(読取・照合装置)の
別の例を示す図である。
【図6】本発明の半券の照合装置(読取・照合装置)の
更に別の例を示す図である。
【図7】図1の一対の半券を使用してクリーニングを行
った際の半券の照合方法の流れを示す図である。
【符号の説明】
A 半券 A' 半券 1 装置によって読取・照合が可能な標識 2 記入スペース 3 ラベル 4 紐 5 肉眼で読取・照合が可能な標識 6 鎖 7 標識の照合装置の本体装置 8 ハンディタイプの標識の読み取り装置 9 標識の読み取り部 10 映像表示部 11 音声発生部 12 半券の挿入孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の半券のそれぞれに、一つの半券と
    残りの半券とで一対をなすことを証明する、装置によっ
    て読取・照合が可能で且つ別の対の半券と区別可能な標
    識を付しておき、物品の受け渡し時などに、一方の半券
    およびもう一方の半券のそれぞれの標識を装置で読み取
    って照合し、それらの半券が互いに対をなす半券であっ
    て一致するか、または別の対の半券であって一致しない
    かの区別を、音声および/または映像で報知することを
    特徴とする半券の照合方法。
  2. 【請求項2】 一対をなす半券のそれぞれに、装置によ
    って読取・照合が可能な標識と共に、肉眼で直接識別可
    能な標識を更に付しておく、請求項1の半券の照合方
    法。
  3. 【請求項3】 装置によって読取・照合が可能な標識
    が、一対をなす半券のそれぞれに予め付与してある請求
    項1または2の半券の照合方法。
  4. 【請求項4】 一対をなす半券の一つを手元に置いてお
    く物品に取り付ける時点で、装置により読取・照合が可
    能な標識を、必要に応じて肉眼で直接識別可能な標識と
    共に、該手元に置いておく半券および顧客などに渡す残
    りの半券に付与し、そして該標識を付した一対の半券の
    一つを手元に置く物品に直ちに取り付けると共に、残り
    の半券を顧客などに渡し、その後、物品の受け渡し時
    に、それらの半券のそれぞれの標識を装置で読み取って
    照合し、それらの半券が互いに対をなす半券であって一
    致するか、または別の対の半券であって一致しないかの
    区別を、音声および/または映像で報知することを特徴
    とする半券の標識付与・照合方法。
  5. 【請求項5】 半券に付された標識の読み取り要素;読
    み取った複数の半券の標識を互いに照合する要素;並び
    に照合結果に基づいて複数の半券が互いに対をなす半券
    であって一致するか否かを音声および/または映像で表
    示して報知する要素;を備えていることを特徴とする半
    券の照合装置。
  6. 【請求項6】 一対の半券のそれぞれに、装置によって
    読取・照合が可能な標識を、必要に応じて肉眼で読取・
    照合が可能な標識と共に付与する標識付与装置;前記標
    識付与装置と一体または別体の、半券に付された装置に
    よって読取・照合が可能な標識を読み取るための要素;
    読み取った複数の半券の標識を互いに照合する要素;並
    びに照合結果に基づいて複数の半券が互い対をなす半券
    であって一致するか否かを音声および/または映像で表
    示して報知する要素;を備えていることを特徴とする半
    券の標識付与・照合装置。
  7. 【請求項7】 前記の標識付与装置と半券の一つを手元
    におく物品に取り付ける装置とが一体となっていて、一
    対の半券の該一つを手元におく物品に取り付ける際に一
    対の半券のそれぞれへの標識付与が一緒に行われるよう
    に構成されている請求項6の半券の標識付与・照合装
    置。
  8. 【請求項8】 装置によって読取・照合が可能な標識お
    よび場合によって肉眼によって読取・照合な標識が付与
    されている一対の半券。
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