JP4380849B2 - カード保持型帳票及びその帳票作製システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々のカード発行の際に使用されるもので、カードを保持する機能を備えたカード保持型帳票及び帳票作製システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、クレジットカード、会員カードやポイントカード等の種々のカードが発行されてきており、カード発行に伴う帳票においても種々のものが出現してきている。カード発行業務は、申込者がカード申込書に所定の事項を記入して申し込むことでカードを発行するものであるが、発行側では申込者とカードの同一性を担保する必要性から、申込書とカードをいわゆるひも付けして管理する。このようなカード発行業務においては、カード申込書とカードの保管管理の簡易化や、カード発行作業の効率化が望まれている。
【0003】
そこで、図7に、従来のカード保持型帳票の構成図を示す。図7(A)はカード申込書の概念図であり、図7(B)は発行するカードを保持しているカード台紙の概念図である。図7(A)に示すカード申込書101は、申込者の氏名や住所等を記入する記入欄102や管理のためのエリア103等が設けられて印刷され、これとは別に図7(B)に示すカード台紙104が所定事項を印刷して用意されている。
【0004】
カード台紙104は、申込者に渡されるもので、カード番号等が印刷されたカード105を保持するための切欠き106a〜106dが形成されて当該カード105を四隅で保持する。また、このようなカード台紙104には、カード105のカード番号とひも付けされたバーコードが印刷されたラベル107が剥離、再接着可能に貼着されており、当該カード台紙104を申込者に渡す際に上記ラベル107を剥がしてカード申込書(又はその控え)101のエリア103に貼着することによって、当該カード申込書(又はその控え)101をカード105とひも付けして管理するものである。
【0005】
また、他の方法として、カード申込書101のエリア103と、カード台紙104の所定位置に同一のバーコードや番号を印字し、このバーコードや番号が印字されたカード105をカード台紙104に保持させておくことで、上記カード申込書101をカード105とひも付けして管理することも行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなカード台紙104においてカード105を切欠き106a〜106dに四隅を挿入して保持させることは、当該カード台紙104よりカード105が脱落する場合があり、これが複数のカード台紙104で脱落すると当該カード台紙104とカード105とを一致させて保持させ直すことに時間を要するという問題があると共に、カード申込書101とカード105とのひも付けに際してラベル107を貼着させる行為が必要であって作業効率が悪いという問題がある。
【0007】
また、カード申込書101とカード台紙104とに同一のバーコードや番号を印字させておくことはカード105とのひも付けが容易ではあるが、当該カード申込書101とカード台紙104とは別用紙であることから、互いの関連性を確実に担保して保管しなければならないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、カードを確実に保持すると共に、管理容易に帳票とカードとのひも付けを可能とするカード保持型帳票及び帳票作製システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、所定のカードを発行する際に使用されるものであり、固有の識別符号が付された当該カードを保持可能なカード保持型帳票において、所定の事項を記入させるエリアが設けられて所定内容が印刷され、前記カードの識別符号とひも付けするためのひも付け識別符号が付された第1の紙葉と、前記第1の紙葉と分離、折曲自在に連続一体で二つの紙片からなり、当該二つの紙片を折り重ねて固着することで一辺が開放された袋状を形成して前記カードを保持するカード保持部が設けられ、当該カード保持部に、前記カードが保持されたときに当該カードに付された前記識別符号を表出させる窓部が形成されると共に、当該カード保持部の形成面上に少なくとも前記ひも付け識別符号と関連のひも付け識別符号が付された第2の紙葉と、を有してカード保持型帳票が構成される。
【0010】
請求項2〜4の発明では、カード保持型帳票が、「前記カードに所定数の識別符号が付され、当該識別符号は、少なくとも目視判別自在な目視判別符号であり、前記カード保持部の面上に、保持した当該カードとの一致性を確認するための上記目視判別符号と同一の目視判別符号が付される」とする構成であり、
「前記第1及び第2の紙葉に付されたひも付け識別符号が、前記目視判別符号と同一の目視判別符号である」とする構成であり、
「前記第2の紙葉のカード保持部に付されるひも付け識別符号、目視判別符号は、当該カード保持部に形成された前記窓部に対して、同列、同行の少なくとも何れかに付される」とする構成でる。
【0011】
請求項5の発明では、請求項1〜4の少なくとも何れかに記載のカード保持型帳票を作製するための帳票作製システムであって、前記カード保持型帳票を構成する前記第1の紙葉、及び前記二つの紙片が展開された状態の前記窓部が形成された第2の紙葉の少なくとも同一面上に所定の印刷事項の印刷を行うと共に、上記第2の紙葉における二つの紙片に前記カード保持部を形成するための接着剤を塗布する印刷手段と、前記第1及び第2の紙葉の少なくとも同一面上に、前記ひも付け識別符号、目視判別符号の少なくとも何れかの印字を行う印字手段と、少なくとも、前記第2の紙葉における二つの紙片を固着して前記カード保持部を形成させる加工手段と、を有して帳票作製システムが構成される。
【0012】
請求項6及び7の発明では、帳票作製システムが、「前記カードに所定印刷事項、及び前記識別符号の印字を行うカード印刷手段と、当該カードに所定の事項を記録する記録手段とを備える」とする構成であり、
「前記カード保持型帳票の第2の紙葉に付されたひも付け識別符号、目視判別符号の少なくとも何れかと、前記窓部から表出する前記カードに付された識別符号とを読み取り、同一性を照合する照合手段を備える」とする構成である。
【0013】
このように、カード保持型帳票は、分離、折曲自在に連続一体で関連のひも付け識別符号が付された第1及び第2の紙葉から構成され、二つの紙片からなる第2の紙葉にカードを保持する袋状のカード保持部が形成されると共に、カード保持部に保持したカードに付された識別符号を表出させる窓部が形成されることから、保持したカードの脱落が回避され、ひも付け識別符号により容易にカードと第1の紙葉とのひも付けを行うことが可能となる。また、識別符号として少なくとも目視判別自在な目視判別符号とすることで、カードを保持させる際のマッチングの確認を容易に行うことが可能となるものである。
【0014】
また、帳票作製システムにおいては、第1の紙葉及び紙片が展開された第2の紙葉の同一面上に所定印刷事項の印刷、接着剤塗布を印刷手段で行わせると共に、当該同一面上にひも付け識別符号、目視判別符号等の印字を印字手段で行わせ、加工手段でカードを保持するカード保持部を形成させるもので、適宜カードに識別符号等の所定の印刷及び記録を行わせるカード印刷手段及び記録手段を備え、またひも付け識別符号や目視判別符号の同一性を照合する照合手段を備える。これにより、印字、印刷を簡易とすることが可能となると共に、容易にカードと第1の紙葉とのひも付け、マッチングの確認を行うことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図により説明する。
図1に、本発明の一実施形態におけるカード保持型帳票の構成図を示す。本実施形態は、例えば商品購入によりポイントが加算されていくポイントカードを申し込むときに使用されるカード申込書に適用した場合を示したもので、図1(A)は表面、図1(B)は裏面、また図1(C)は保持されるカードを示している。図1において、カード保持型帳票11は、カード申込書を第1面とした第1の紙葉12と、カードが保持される第2の紙葉13とが、ミシン目14により分離、折曲自在に連続して一体とされて構成されたものである。
【0016】
第1の紙葉12は、図1(A)に示すように、一方面上に所定の事項を記入されるエリア12A,12B等を所定数含んで全体に「カード申込書」等の所定の印刷情報が印刷されたものである。第2の紙葉13は、図1(A)、図1(B)に示すように、上記第1の紙葉12の一方面と同一面上に所定の印刷情報が印刷され、その裏面に後述する二つの紙片を折り重ねて固着することで一辺(例えばミシン目14側)が開放された袋状のカード保持部15が設けられる。そして、カード保持部15には、後述のカードが保持されたときに当該カードに付された識別符号を表出させる窓部16が形成されている。なお、第2の紙葉13におけるカード保持部15側に所定の印刷情報を印刷してもよい。これによれば、第1及び第2の紙葉12,13の印刷が同一面上で一括して行うことができるものである。
【0017】
また、第1の紙葉12の所定位置にはカードの識別符号とひも付けするためのひも付け識別符号(例えばバーコード)17Aが印字されて付されており、第2の紙葉13におけるカード保持部15側に上記ひも付け識別符号17Aと関連(同じ形態又は異なる形態)のひも付け識別符号17Bが印字されて付されると共に、窓部16の上方(同列)に後述のカードの識別符号である目視判別符号と同一の目視判別符号(例えば番号)18Aが印字されて付されている。なお、上記ひも付け識別符号17A,17Bは、目視判別符号(例えば番号)であってもよい。
【0018】
一方、図1(C)に示すカード19は、例えば磁気記録が可能な磁気カードであり、その表面に所定事項が印刷されると共に、当該カード19が上記カード保持部15に保持されたときに上記窓部16より表出する位置に識別符号である目視判別符号18Bが印字、印刷されている。このカード19が上記カード保持部15内に挿入され、このカード19が隠蔽されるようにミシン目14より第1及び第2の紙葉12,13が折り重ねられるものである。このようなカード保持型帳票11は、当初第1及び第2の紙葉12,13が一体であって保管管理を簡易化することができるもので、カード発行時にこれらを分離してカード保持者の管理を行うものである。
【0019】
次に、図2に、本発明のカード保持型帳票を製造する帳票作製システムのブロック構成図を示す。図2(A)において、帳票作製システム21は、大別して印刷手段22、印字手段23及び加工手段24により構成される。印刷手段22は、カード保持型帳票11を構成する第1の紙葉12と、後述する二つの紙片が展開された状態で窓部16が形成された第2の紙葉13とを構成する用紙(後述する)の少なくとも同一の面上に印刷データ25に基づいて所定の印刷事項(固定内容)の印刷を一括で行うと共に、第2の紙葉13における二つの紙片に上記カード保持部15を形成するための接着剤を塗布することを行う。なお、印刷事項によっては両面印刷でもよい。
【0020】
印字手段23は、第1及び第2の紙葉12,13の少なくとも同一面上に固有の上記ひも付け識別符号17A,17Bと、「会員番号」等の目視判別符号18Aの印字を印字データ26に基づいて行う。この場合、印字手段23を印刷手段22に含ませてもよい。また、加工手段24は、第2の紙葉13における二つの紙片を折り重ねて固着して上記カード保持部15を形成させるもので、詳細は図3及び図4で説明する。
【0021】
また、図2(B)は、帳票作製システム21においてカード19を作製するためのもので、カード媒体に対してカード印刷手段27と、記録手段28を少なくとも備える。カード印刷手段27は、カード媒体に対して所定の印刷事項や固有の上記目視判別部符号18Bを印刷データ29に基づいて印字、印刷する。そして、記録手段28は、カード媒体に対して固有の上記目視判別符号18Bと同様の磁気的情報等を記録データ30に基づいて行うものである。
【0022】
そこで、図3及び図4に、帳票作製システムによるカード保持型帳票作製の説明図を示す。図3はカード保持型帳票11を作製するための用紙41を示したもので、図3(A)に示すように、第1の紙葉12と、紙片13A,13Bよりなる第2の紙葉13とで構成され、紙片13Bには窓部16が形成されている。これらが裁断線43を介在させて所定長連続しており、その両端には用紙搬送のためのスプロケット孔が形成されたガイド部42A,42Bが分離自在に設けられている。
【0023】
このような状態の用紙41が、上記印刷手段22で印刷が行われると共に、後述の図4(B)に示すように接着剤が塗布され、印字手段23で固有のひも付け識別符号17A,17B及び目視判別符号18Aが印字される。そして、図3(B)に示すように、搬送しながらガイド部42A,42Bが裁断分離し、またそれぞれ一のカード保持型帳票11とするように裁断線43で裁断することにより、図3(C)に示すような単一のものにそれぞれ分離される。これが図4に示すように折曲加工される。なお、44は折込線である。
【0024】
図4(A)は、カード保持型帳票11の折り込み前の状態の印刷情報の印刷面を示したもので、第1の紙葉12及び第2の紙葉13の各紙片13A,13Bに所定の印刷情報が印刷されると共に、ひも付け識別符号17Aが第1の紙葉12に印字され、第2の紙葉13の紙片13Aにひも付け識別符号17B及び目視判別符号18Aが印字されている。また、図4(B)に示すように、その裏面であって、紙片13A,13Bにおけるカード保持部15が形成されるように接着剤45が塗布されている。この場合、図示のように面として接着剤45を塗布してもよく、また端部分で線として接着剤45を塗布してもよい。
【0025】
そこで、図4(C)に示すように、二つの紙片13A,13Bを折込線44で上記接着剤45を合わせるように折り重ねて当該二つの紙片13A,13Bを固着することで一辺が開放された袋状のカード保持部15が形成されることにより、図1に示すカード保持型帳票11が製作されるものである。そして、このカード保持部15にカード19を挿入して保持させ、ミシン目14で第2の紙葉13を、カード19を内側にして折曲させるものである。
【0026】
このように、袋状のカード保持部15にカード19を保持させることから、カード19の脱落を回避することができると共に、ひも付け識別符号17A,17B、目視判別符号18Aが印字段階でひも付けされており、かつカード19をカード保持部15内に保持する際に目視判別符号18Aと、カード19の目視判別符号18Bとを確認しながら行うことができることから、確実に当該カード19と第1の紙葉12とのひも付けを行うことができるものである。このとき、第2の紙葉13に印字される目視判別符号18Aを窓部16の上方(搬送方向に対して同列)とすることで目視判別しやすくなって異なるカードの挿入ミスを防止することができる。なお、目視判別符号18Aを窓部16に対して同行に配置しても目視判別を容易とすることができる。さらに、第1の紙葉12とカード19のマッチングの確実を期すために、照合手段により照合が行われる。
【0027】
そこで、図5に、本発明におけるマッチングのための照合の説明図を示す。図5において、照合手段51が上記帳票作製システム41に備えられるもので、照合部52、バーコードリーダ53、OCRカメラ54を含んで構成される。すなわち、カード19が保持されたカード保持型帳票11が搬送されてきたときに、バーコードリーダ52がひも付け識別符号17Bを読み込み、OCRカメラ54が窓部16より表出されるカード19に付された目視判別符号18Bを読み込む。そして、照合部52が読み込んだひも付け識別符号17Bと目視判別符号18Bとが一致するか否かを照合するものである。
【0028】
続いて、図6に、本発明の他の実施形態におけるカード保持型帳票の構成及びマッチング照合の説明図を示す。図6において、図6(B)に示すように、カード19に目視判別符号18Bとひも付け識別符号17Cとを同列に印字させる。これに伴って、図6(A)に示すように、カード保持型帳票11におけるカード保持部15に形成された窓部16を、上記カード19の目視判別符号18Bとひも付け識別符号17Cを表出させる大きさとし、さらに第2の紙葉13の当該窓部16と同列にひも付け識別符号17Bと目視判別符号18Aを印字させたものである。
【0029】
そして、照合手段51として、照合部52とバーコードリーダ53を配置したもので、カード保持型帳票11が搬送されてきたときに上記バーコードリーダ53が、窓部16より表出するカード19のひも付け識別符号17Cを読み込み、続いて第2の紙葉13に印字されたひも付け識別符号17Bを読み込むことで、照合b52が一致するか否かを照合するものである。これにより、照合対象が単一となって照合手段51の構成を縮小化することができるものである。なお、第2の紙葉13に印字されるひも付け識別符号17Bを窓部16に対して同行に配置してもよく、照合時にカード保持型帳票11をその並び方向に搬送させればよい。
【0030】
なお、上記実施形態は、磁気記録可能なポイントカード発行に適用した場合を示したが、これに限らずクレジットカード、会員カード、ICカード、IDカード等を発行する場合においても適用することができるものである。
【0031】
【発明の効果】
以上のように、請求項1のカード保持型帳票によれば、分離、折曲自在に連続一体で関連のひも付け識別符号が付された第1及び第2の紙葉で構成し、二つの紙片からなる第2の紙葉にカードを保持する袋状のカード保持部を形成すると共に、カード保持部に保持したカードに付された識別符号を表出させる窓部を形成することにより、保持したカードの脱落を回避することができると共に、ひも付け識別符号により容易にカードと第1の紙葉とのひも付けを行うことができるものである。
【0032】
請求項2〜4の発明によれば、第1及び第2の紙葉に付されるひも付け識別符号を目視判別符号とし、カードに目視判別符号を付し、適宜窓部に対して同列又は同行に付すことにより、カードのマッチングの確認を容易とすることができる。
【0033】
請求項5〜7の帳票作製システムによれば、第1の紙葉及び紙片が展開された第2の紙葉の同一面上に所定印刷事項の印刷、接着剤塗布を印刷手段で行わせると共に、当該同一面上にひも付け識別符号、目視判別符号等の印字を印字手段で行わせ、加工手段でカードを保持するカード保持部を形成させることにより、また適宜カードに識別符号等の所定の印刷及び記録を行わせるカード印刷手段及び記録手段を備え、ひも付け識別符号や目視判別符号の同一性を照合する照合手段を備えることにより、印字、印刷を簡易とすることができると共に、容易にカードと第1の紙葉とのひも付け、マッチングの確認を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるカード保持型帳票の構成図である。
【図2】 本発明のカード保持型帳票を製造する帳票作製システムのブロック構成図である。
【図3】 帳票作製システムによるカード保持型帳票作製の説明図(1)である。
【図4】 帳票作製システムによるカード保持型帳票作製の説明図(2)である。
【図5】 本発明におけるマッチングのための照合を示した説明図である。
【図6】 本発明の他の実施形態におけるカード保持型帳票の構成及びマッチング照合の説明図である。
【図7】 従来のカード保持型帳票の構成図である。
【符号の説明】
11 カード保持型帳票
12 第1の紙葉
13 第2の紙葉
14 ミシン目
15 カード保持部
16 窓部
17A,17B ひも付け識別符号
18A,18B 目視判別符号
19 カード
21 帳票作製システム
44 折込線
45 接着剤
Claims (7)
- 所定のカードを発行する際に使用されるものであり、固有の識別符号が付された当該カードを保持可能なカード保持型帳票において、
所定の事項を記入させるエリアが設けられて所定内容が印刷され、前記カードの識別符号とひも付けするためのひも付け識別符号が付された第1の紙葉と、
前記第1の紙葉と分離、折曲自在に連続一体で二つの紙片からなり、当該二つの紙片を折り重ねて固着することで一辺が開放された袋状を形成して前記カードを保持するカード保持部が設けられ、当該カード保持部に、前記カードが保持されたときに当該カードに付された前記識別符号を表出させる窓部が形成されると共に、当該カード保持部の形成面上に少なくとも前記ひも付け識別符号と関連のひも付け識別符号が付された第2の紙葉と、
を有することを特徴とするカード保持型帳票。 - 請求項1記載のカード保持型帳票であって、前記カードに所定数の識別符号が付され、当該識別符号は、少なくとも目視判別自在な目視判別符号であり、前記カード保持部の面上に、保持した当該カードとの一致性を確認するための上記目視判別符号と同一の目視判別符号が付されることを特徴とするカード保持型帳票。
- 請求項1又は2記載のカード保持型帳票であって、前記第1及び第2の紙葉に付されたひも付け識別符号が、前記目視判別符号と同一の目視判別符号であることを特徴とするカード保持型帳票。
- 請求項1〜3の少なくとも何れかに記載のカード保持型帳票であって、前記第2の紙葉のカード保持部に付されるひも付け識別符号、目視判別符号は、当該カード保持部に形成された前記窓部に対して、同列、同行の少なくとも何れかに付されることを特徴とするカード保持型帳票。
- 請求項1〜4の少なくとも何れかに記載のカード保持型帳票を作製するための帳票作製システムであって、
前記カード保持型帳票を構成する前記第1の紙葉、及び前記二つの紙片が展開された状態の前記窓部が形成された第2の紙葉の少なくとも同一面上に所定の印刷事項の印刷を行うと共に、上記第2の紙葉における二つの紙片に前記カード保持部を形成するための接着剤を塗布する印刷手段と、
前記第1及び第2の紙葉の少なくとも同一面上に、前記ひも付け識別符号、目視判別符号の少なくとも何れかの印字を行う印字手段と、
少なくとも、前記第2の紙葉における二つの紙片を固着して前記カード保持部を形成させる加工手段と、
を有することを特徴とする帳票作製システム。 - 請求項5記載の帳票作製システムであって、前記カードに所定印刷事項、及び前記識別符号の印字を行うカード印刷手段と、当該カードに所定の事項を記録する記録手段とを備えることを特徴とする帳票作製システム。
- 請求項5又は6記載の帳票作製システムであって、前記カード保持型帳票の第2の紙葉に付されたひも付け識別符号、目視判別符号の少なくとも何れかと、前記窓部から表出する前記カードに付された識別符号とを読み取り、同一性を照合する照合手段を備えることを特徴とする帳票作製システム。
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