JP2014226798A - 台紙一体型カード - Google Patents

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Abstract

【課題】 カードとしての携帯性を有したままカードが台紙から剥離されていることを第3者が確認できる開封履歴機能を有した台紙一体型カードを提供することを目的とするものである。【解決手段】 本発明は、カード台紙12と、前記カード台紙12と折り線14を介して二つ折り可能に連接されたカード支持部18と、前記カード支持部18により支持されたカード部16と、を備え、前記折り線14を介して二つ折りされる前記カード台紙12と前記カード部16を支持した前記カード支持部18とが同一の輪郭形状をなし、前記カード部16の一辺は前記カード台紙12の折り線14側の一辺と隣接または切り離し可能に連接され、前記カード部16の残り三辺は前記カード支持部18と切り離し可能に連接されていることを特徴とする台紙一体型カード100により上記の課題を解決した。【選択図】 図6

Description

本発明は、カード台紙とカード支持部とカードとが一体となった台紙一体型カードに関し、さらに詳しくはプラスチックシートまたは厚紙を基材としたカード台紙とカード支持部とカードとが一体となった台紙一体型カードに関するものである。
近年、自社の店頭で他社のギフトカードを陳列して販売する百貨店、スーパー・マーケット、 コンビニエンス・ストアや、各種の専門店などの小売店が増加傾向にある。ギフトカードとしては例えば、音楽ダウンロード用のプリペイドカード(iTunes Card(登録商標))やゲームを楽しむプリペイドカード(ニンテンドープリペイドカード、プレイステーションネットワーク カード、GREE、Mobage、Amazon(いずれも登録商標))等がある。
中でもPOSA(Point of Sales Activation)カードはインコム・ジャパン株式会社の登録商標で、POSA(ポサ)カードは、レジで店員がバーコードを読取り購入希望者の支払いが完了した時点で初めて対象のカードに記載している例えばPINコードが使用可能となる(有効化される)カードである。購入者はカードに記載されているPINコードを入手し、インターネット上でPINコードを入力することにより金銭として使用することができる。ここでいうPIN(Personal Identification Number)コードとはいわゆる暗証番号のことである。
POSAカードはソフトウエアの流通がソフトウエア製品販売流通からソフトウエアダウンロード流通(オンライン販売)にシフトしている中で見いだされたものと考えられる。これは、実際の物品を販売する量販店などではよく見られるシステムである。すなわち実物の代わりに、実物を表示するカードを売り場に置く。そのカードをレジに持参し決済すると実物が渡される仕組みになっている。
POSAカードの場合は、商品のモックアップ(模型)やカードなどそれ自体は価値の低いものを購入希望者がレジに持参し決済した段階で、モックアップやカードをアクティベーションして使用することになる。このやり方だと、在庫負担を大幅に軽減する事が可能となる。
POSAカードは一般に紙の台紙にPET(ポリエチレンテレフタレート)や紙製のカードが貼付されている形態のものが多いが、POSAカードの中には、カードが無く台紙に直接PINコードとバーコードが印字されている形態のものもある。
例えば、特許文献1には、携帯電話や国際電話向けの料金別納方式の電話カードに好適な台紙一体型カードに関するものが開示されている。カードには、秘匿情報表示部と秘匿情報表示部を隠蔽する隠蔽層すなわちスクラッチ層が形成されている。
特許第4307977号公報
特許文献1に記載されている台紙一体型カードにおいては、カードの裏面にスクラッチ隠蔽層が施されており、スクラッチ隠蔽層が露出している。そのため台紙一体型カードの搬送時あるいは店頭販売時にスクラッチ隠蔽層が擦れて傷が生じたり、剥がれることによってスクラッチ隠蔽層の下面にある個別認識情報が可視化したりしてしまうという課題がある。個別認識情報が可視化してしまうと正当な使用者でない者が個別認識情報を入手し使用してしまう可能性がある。そこで、カードとしての携帯性を有したままカードが台紙から剥離されていることを第3者が確認できる開封履歴機能を有した台紙一体型カードを提供することを目的とするものである。
そこで、本発明に係わる台紙一体型カードは、以下の各態様により上記課題を解決した。なお、以下の各態様に付した括弧内の符号は、図面に付した符号と対応している。
本発明に係わる第1の態様は、カード台紙(12)と、前記カード台紙(12)と折り線(14)を介して二つ折り可能に連接されたカード支持部(18)と、前記カード支持部(18)により支持されたカード部(16)と、を備え、前記折り線(14)を介して二つ折りされる前記カード台紙(12)と前記カード部(16)を支持した前記カード支持部(18)とが同一の輪郭形状をなし、かつ、前記カード台紙(12)と前記カード支持部(18)の対向面が接着部(19)を介して接着された台紙一体型カード(100)であって、前記カード部(16)の一辺は前記カード台紙(12)の折り線(14)側の一辺と隣接または切り離し可能に連接され、前記カード部(16)の残り三辺は前記カード支持部(18)と切り離し可能に連接されていることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
第1の態様において、カード部(16)の一辺と前記カード台紙(12)の折り線(14)側の一辺とを隣接された状態にして、カード台紙(12)に対してカード支持部(18)とカード部(16)を折り畳んで台紙一体型カード(100)とすることで、当該台紙一体型カード(100)の折り線(14)上に、カード部(16)の一辺が位置することになる。この場合、前記折り線(14)上の一辺と、前記カード部(16)の一辺との間に連接部が存在しない状態となる。したがって、前記カード部(16)の一辺は滑らかな状態となる。
他方、第1の態様において、カード部(16)の一辺と前記カード台紙(12)の折り線(14)側の一辺とを切り離し可能に連接された状態にして、カード台紙(12)に対してカード支持部(18)とカード部(16)を折り畳んで台紙一体型カード(100)とすることで、当該台紙一体型カード(100)の折り線(14)上に、カード部(16)の一辺が位置することになる。この場合、前記折り線(14)上の一辺と、前記カード部(16)の一辺との間に連接部が存在する状態となる。
前記何れの状態においても当該台紙一体型カード(100)の折り線(14)上に、カード部(16)の一辺が位置することになり、この部分を利用してカード部(16)をカード支持部(18)から容易に分離し取出すことが可能となる。
本発明に係わる第2の態様は、第1の態様において、前記カード部(16)の四コーナーが角丸形状であることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第3の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記カード部(16)と前記カード支持部(18)とを連接する連接部は、前記カード部(16)の前記折り線(14)と直交する方向の一対の辺に設けられたミシン目状の連接部であることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第4の態様は、第1の態様または第2の態様において、前記カード部(16)と前記カード支持部(18)とを連接する連接部(31)は、前記カード部 (16)の前記折り線(14)と直交する方向の一対の辺に設けられた留め状の連接部(31)であり、前記留め状の連接部(31)を一辺当たり少なくとも2個以上設けたことを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第5の態様は、第1の態様から第4の態様のいずれか1つの態様において、前記カード台紙(12)ならびに前記カード支持部(18)の四コーナーのうち少なくとも前記折り線(14)と対向する辺のコーナーが、角丸形状であることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。勿論、カード支持部(18)の折り線(14)側の辺のコーナーを角丸形状とすることもできる。
本発明に係わる第6の態様は、第1の態様から第5の態様のいずれか1つの態様において、前記カード台紙(12)ならびにカード支持部(18)には前記折り線(14)と対称の位置に引っかけ部(11)用の開口が形成されていることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。勿論、カード台紙(12)の折り線(14)側の辺のコーナーを角丸形状とすることもできる。
本発明に係わる第7の態様は、第1の態様から第6の態様のいずれか1つの態様において、前記カード台紙(12)の折り線(14)側の一辺には、カード取り出し部(41)が備わっていることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第8の態様は、第1の態様から第7の態様のいずれか1つの態様において、前記カード部(16)には、光学読取り可能なコード情報(17)が形成されていることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第9の態様は、第1の態様から第8の態様のいずれか1つの態様において、前記コード情報(17)が、一次元コードまたは二次元コードであることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第10の態様は、第1の態様から第9の態様のいずれか1つの態様において、前記カード台紙(12)には窓部(13)が設けられ、前記コード情報(17)が前記窓部(13)を介して表出することを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第11の態様は、第10の態様において、前記窓部(13)は、前記台紙(12)の少なくとも一部を切除して形成したことを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第12の態様は、第1の態様から第11の態様のいずれか1つの態様において、前記カード台紙(12)の窓部(13)と対応しない前記カード部(16)表面の所定領域にカードに固有なコード情報(15)が形成されていることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
本発明に係わる第13の態様は、第12の態様において、前記カードに固有なコード情報(15)はスクラッチ層(51)で覆われていることを特徴とする台紙一体型カード(100)である。
第13の態様によれば、スクラッチ層(51)がカード部(16)とカード台紙 (12)を張り合わせる側のカード面に設けられているため、外からは隠れた構造を呈している。そのため製品の運搬時や、店舗で販売しているときに擦れてスクラッチ層(51)の有無にかかわらずカード面に印刷されているカードに固有なコード情報(15)等が露見してしまうという懸念がなくなる。
さらにカードに固有なコード情報(15)例えばPINコード(15)等をスクラッチ層(51)で覆った二つ折りの台紙一体型カード(100)にすることにより、台紙一体型カード(100)の製造工程におけるPINコード(15)の不正使用を防止することが可能であると共に、カード部(16)が誤ってもしくは故意に剥離されることによるPINコード(15)の不正使用を防ぐことができる。
カード台紙とカード支持部とカード部とを一体とした台紙一体型カードとすることで、カード台紙とカード支持部とカード部とを同時に製造することが可能であり、カード台紙とカード支持部とカード部を別々に製造したときに生ずるカード台紙とカード支持部とカード部との整合性を確認する必要がないという効果がある。
また、カード部の一辺が折り線側の一辺と隣接または切り離し可能に連接されているため前記カード部の一辺を利用してカード部をカード支持部から容易に分離できるという効果がある。さらに、カード支持部の面積を小さくすることが可能となり経費節減の効果がある。
また、カード部がカード支持部に対して連接部を介して部分的に固定されているため、カードを取り出すには連接部を切り離す必要がある。従って一度でもカードが取り出されると前記連接部は元に戻らないので、カード取り出しの履歴が容易に判別可能となるという効果もある。
本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り曲げるカード台紙 とカード支持部とカード部との見開き図の一例である。 本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り曲げるカード台紙 とカード支持部とカード部との見開き図の他の一例である。 本発明に係わる台紙一体型カードにおける留め状の連接部を有するカード 台紙とカード支持部とカード部との見開き図の例である。 本発明に係わる台紙一体型カードにおけるカード取り出し部を有するカー ド台紙とカード支持部とカード部との見開き図の例である。 本発明に係わる台紙一体型カードにおけるカードに固有なコード情報がス クラッチ層で覆われているカード台紙とカード支持部とカード部との見開 き図の例である。 本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り畳まれたカード台 紙とカード支持部とカード部とを表側から見た平面図である。 本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り畳まれたカード台 紙とカード支持部とカード部とを表側から見た平面図の他の一例である。 本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り畳まれたカード台 紙とカード支持部とカード部とを裏側から見た平面図である。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳述する。
図1は、本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り曲げるカード台紙とカード支持部とカード部との見開き図の一例である。図1において、100は台紙一体型カード、11は引っかけ部、12はカード台紙、13は窓部、14は折り線、15はカードに固有なコード情報、16はカード部、17は光学読取り可能なコード情報、18はカード支持部、19は接着部、Aは短辺(折り線方向の辺)、B、Cは長辺(折り線と直交方向の辺)を表している。
図1では、カード台紙12とカード支持部18およびカード部16は同一基材を用いた。材料としてはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、非結晶性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)等のプラスチックシートあるいは厚紙(上質紙、コート紙、合成紙、ラミネート加工した紙等)が好適であるが、これらの材料に限定されるものではない。
上記の基材を用いて全面に絵柄印刷を施し、カード台紙12とカード支持部18とカード部16を設計図に合わせて抜き加工する。カード台紙12とカード支持部18とカード部16の抜き加工は、ピナクル刃またはビク刃を使用して形成する。抜き加工はこれらの方法に限定されるものではなく他の方法でもよい。
台紙一体型カード100は長方形でコーナーが丸みを帯びた形状であるが、サイズは、長辺の長さBが133mm、長辺の長さCが133mmで短辺の長さAが100mmで、角丸形状のコーナーのRは3mmである。なお、A、B、Cの長さ及びコーナーのRは、用途により自由に変えることが可能である。本実施形態においては、カード台紙12、カード部16、カード支持部18の全てのコーナーを角丸形状とした。
そのため基材としては、本実施形態においては、前記サイズの台紙一体型カードを基材に9面付けする。縦横540mm×390mmの大きさの9面付け厚紙を使用した。
本発明において、連接部とは、基材を打ち抜き刃で打ち抜いたカード部16とカード支持部18との境界領域を意味するものである。
店頭販売するために棚に引っかけるための引っかけ部11は直径8.0mmの円形に開口されている。引っかけ部11の形状は図1にも示されているがどのような形でもよい。
カード部16には金額等の情報が記録された光学読取り可能なコード情報17を紫外線硬化型インクジェットプリンターで形成するが、印字できるものであればどのようなプリンターでもよい。光学読取り可能なコード情報17としては、一次元コードと二次元コードがあり、一次元コードの場合バーコードを用いている。
バーコードとは、通常、線の太さ,間隔、色別等により数字符号をバーの組み合わせでパターン化したもので、これを管理対象符号とするものである。
二次元コードの場合はQRコード(登録商標)を用いる。二次元コードは、バーコードを積み上げて構成するスタック型二次元コードや、マトリクス型二次元コードがある。二次元コードは、バーコード等に比べて省スペースで大容量の情報(例えば漢字ならば約1800文字)を格納することができる。また、どの方向からも読み取りができる。さらに、一部の汚れや破損があっても、誤り訂正をしつつ復元するので誤読率が低いという利点がある。
カードに固有なコード情報15は紫外線硬化型インクジェットプリンターで形成するが印字できるものであればこれに限定されない。本発明におけるカードに固有なコード情報15としては例えばPINコードがある。
次にカード支持部18の横面と下面に接着部19を設ける。接着部19に使用される接着剤は天然系接着剤(でんぷん等)が好ましいが、合成系接着剤(アクリル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、嫌気性接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、エチレンー酢酸ビニルコポリマー系接着剤、スチレン系ブロックコポリマー接着剤、ポリウレタン系接着剤等)でもよい。カード部16を除いたカード支持部18とカード台紙12とが接着可能で容易に剥離しないものであればどのようなものを用いてもよい。
次にカード部16の光学読取り可能なコード情報17が設けられた位置に対向するカード台紙12の所定領域の一部を切除して窓部13を形成する。図1では窓部13が四角形状をしているが、光学読取り可能なコード情報17を読取ることができればこの形状に限定されるものではない。
台紙一体型カード100を折り線14で折り曲げるときの折り線14は、ミシン目の折り線14が一般的であるが、筋押しの折り線14でも、ハーフカットの折り線14でもよい。
カード部16から取り出したカードの規格サイズは、国際規格で、縦54mm、横86mm、厚さが0.76mmと決まっているが、本発明の場合は必ずしもそれに限定されるものではない。
図2は、本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り曲げるカード台紙とカード支持部とカード部との見開き図の他の一例である。21はミシン目状の連接部である。
カード部16の少なくとも対向する一対の辺に設けられたミシン目状の連接部21は連接刃で打ち抜き加工してミシン目状に形成する。
図3は、本発明に係わる台紙一体型カードにおける留め状の連接部を有するカード台紙とカード支持部とカード部との見開き図の例である。31は留め状の連接部である。本発明における留め状の連接部31は、通常四角形であることが好ましいがこの形状に限定されず、図3で示されているように丸型形状でもよい。
図4は、本発明に係わる台紙一体型カードにおけるカード取り出し部を有するカード台
紙とカード支持部とカード部との見開き図の例である。41はカード取り出し部である。
カード取り出し部41は、カード台紙12の折り線14側の一辺に形成されており、欠けている部分を指すもので、カード部16からカードを取り出しやすいように設けられている。カード取り出し部41の大きさと形状は図4に示されたものが好ましいが、爪などでカードを取り出せれば特に限定されるものではない。
図5は、本発明に係わる台紙一体型カードにおけるカードに固有なコード情報がスクラッチ層で覆われているカード台紙とカード支持部とカード部との見開き図の例である。51はスクラッチ層である。カード部16にスクラッチ層51をシルク印刷機等で形成する。スクラッチ層51は、カードを使用する際に必要なPINコード15の上に印刷される層である。スクラッチ層51は、コインや爪等で引っ掻くことにより剥離可能な材料であれば、どのような材料を用いてもよい。
スクラッチ層51は、PINコード15を隠蔽し、かつ、コインや爪等で擦る等により、比較的容易に削り取ることができる性質を備えた層であり、具体的には、隠蔽性の高い顔料が、比較的多量にバインダ樹脂中に分散したものであって、必要に応じて、着色の目的で、染料もしくは通常の顔料が配合されてあってもよい。
スクラッチ層51を構成する隠蔽性の高い顔料としては、アルミニウム粉末、黄銅粉末、もしくは銅粉末等の金属系粉末、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、アルミナ、二酸化チタン、シリカ、硫酸バリウム、タルク、カオリン、クレー、カーボンブラック、もしくは樹脂粉末等を使用することができる。
また、スクラッチ層51を構成するバインダ樹脂としては、上記の隠蔽性の高い顔料を保持し、基材との接着性の良好なものを選択して用い、例えば、天然ゴム、もしくは塩酸ゴム等のゴム系天然樹脂、ポリブタジエン、スチレンーブタジエン共重合体、アクリロ二トリルーブタジエン共重合体、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、アクリル、塩化ビニル、もしくは塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体等を使用する。
スクラッチ層51がPINコード15を隠蔽するには、上記した隠蔽性の高い顔料、バインダ樹脂、および溶剤等を用いて混合、分散して、スクラッチ層形成用インキ組成物ないし塗料組成物としたものを用い、公知の印刷方法もしくは塗布方法により印刷もしくは塗布する。本発明においてはシルク印刷機を用いている。スクラッチ層51の厚みとしては、3μm〜10μmであることが好ましい。
図6は、本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り畳まれたカード台紙
とカード支持部とカード部とを表側から見た平面図である。留め状の連接部31によりカード部16がカード支持部18に支えられている。留め状の連接部31が一辺に複数あるとカード部16からカードを剥離するときにバリ(材料を加工する際に発生する突起)が発生しやすくなるので好ましくない。
図7は、本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り畳まれたカード台紙とカード支持部とカード部とを表側から見た平面図の他の一例である。図7では、カード取り出し部41は台紙一体型カード100の裏面に形成されているため破線で表している。
図8は、本発明に係わる台紙一体型カードにおける折り線で折り畳まれたカード台紙とカード支持部とカード部とを裏側から見た平面図である。図では、窓部から表出しているバーコードをレジで読取った後に台紙一体型カード100に記載されているPINコード15が有効化し、端末(図示せず)入力のための金銭として使用可能となる。
以下、台紙一体型カードの実施例について説明する。
(実施例1)
台紙一体型カード100に用いる厚紙として、王子製紙製のOKエルカード(310g/m2 縦横540mm×390mm 9面付け厚紙)を用いた。
次にオフセット印刷機で台紙一体型カード100の両面に表面2回、裏面2回の絵柄印刷を行った。
次にカード部16にバーコード17とPINコード15をインクジェットプリンターで印字し、枚葉オフセット印刷機を用いて、保護膜層を形成した。
次に接着部19には糊あるいは両面テープを使用した。
次に9面付けで製作された厚紙を平台活版機で抜き加工および連接部形成加工を行った。カード台紙12とカード支持部18とカード部16の抜き加工は、0.8mmのピナクル刃を使用して、分離する部分は抜き刃で形成し、連接部21および折り線14は、連接刃で打ち抜き加工にて形成した。
(実施例2)
台紙一体型カードに用いる厚紙として、王子製紙製のOKエルカード(310g/m2
縦横540mm×390mm 9面付け厚紙)を用いた。
次にオフセット印刷機で台紙一体型カード100の両面に表面2回、裏面2回の絵柄印刷を行った。
次にカード部16にバーコード17やPINコード15をインクジェットプリンターで印字し、枚葉オフセット印刷機を用いて、保護膜層を形成した。
次にPINコード15領域をシルク印刷機にて印刷しスクラッチ層51を形成した。
次に接着部19には糊あるいは両面テープを使用した。
次に9面付けで製作された厚紙を平台活版機で抜き加工および連接部形成加工を行った。カード台紙12とカード支持部18とカード部16の抜き加工は、0.8mmのピナクル刃を使用して、分離する部分は抜き刃で形成し、連接部21および折り線14は、連接刃で打ち抜き加工にて形成した。
100 台紙一体型カード
11 引っかけ部
12 カード台紙
13 窓部
14 折り線
15 カードに固有なコード情報(PINコード)
16 カード部
17 光学読取り可能なコード情報(バーコード)
18 カード支持部
19 接着部
21 ミシン目状の連接部
31 留め状の連接部
41 カード取り出し部
51 スクラッチ層
A 短辺(折り線方向の辺)
B C 長辺(折り線と直交方向の辺)



Claims (13)

  1. カード台紙と、前記カード台紙と折り線を介して二つ折り可能に連接されたカード支持部と、前記カード支持部により支持されたカード部と、を備え、前記折り線を介して二つ折りされる前記カード台紙と前記カード部を支持した前記カード支持部とが同一の輪郭形状をなし、かつ、前記カード台紙と前記カード支持部の対向面が接着部を介して接着された台紙一体型カードであって、前記カード部の一辺は前記カード台紙の折り線側の一辺と隣接または切り離し可能に連接され、前記カード部の残り三辺は前記カード支持部と切り離し可能に連接されていることを特徴とする台紙一体型カード。
  2. 前記カード部の四コーナーが角丸形状であることを特徴とする請求項1に記載する台紙一体型カード。
  3. 前記カード部と前記カード支持部とを連接する連接部は、前記カード部の少なくとも対向する一対の辺に設けられたミシン目状の連接部であることを特徴とする請求項1または2に記載する台紙一体型カード。
  4. 前記カード部と前記カード支持部とを連接する連接部は、前記カード部の少なくとも対向する一対の辺に設けられた留め状の連接部であり、前記留め状の連接部を一辺当たり少なくとも2個以上設けたことを特徴とする請求項1または2に記載する台紙一体型カード。
  5. 前記カード台紙ならびに前記カード支持部の四コーナーのうち少なくとも前記折り線と対向する辺のコーナーが、角丸形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載する台紙一体型カード。
  6. 前記カード台紙ならびにカード支持部には前記折り線と対称の位置に引っかけ部用の開口が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載する台紙一体型カード。
  7. 前記カード台紙の折り線側の一辺には、カード取り出し部が備わっていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載する台紙一体型カード。
  8. 前記カード部には、光学読取り可能なコード情報が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載する台紙一体型カード。
  9. 前記コード情報が、一次元コードまたは二次元コードであることを特徴とする請求項8に記載する台紙一体型カード。
  10. 前記カード台紙には窓部が設けられ、前記コード情報が前記窓部を介して表出することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載する台紙一体型カード。
  11. 前記窓部は、前記カード台紙の少なくとも一部を切除して形成したことを特徴とする請求項10に記載する台紙一体型カード。
  12. 前記カード台紙の窓部と対応しない前記カード部表面の所定領域にカードに固有なコード情報が形成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載する台紙一体型カード。
  13. 前記カードに固有なコード情報はスクラッチ層で覆われていることを特徴とする請求項12に記載する台紙一体型カード。




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* Cited by examiner, † Cited by third party
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