JPH08117019A - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

化粧用コンパクト容器

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JPH08117019A
JPH08117019A JP28897894A JP28897894A JPH08117019A JP H08117019 A JPH08117019 A JP H08117019A JP 28897894 A JP28897894 A JP 28897894A JP 28897894 A JP28897894 A JP 28897894A JP H08117019 A JPH08117019 A JP H08117019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
container
container body
vertical cylinder
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28897894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hayakawa
早川  茂
Riichi Ogawa
利一 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP28897894A priority Critical patent/JPH08117019A/ja
Publication of JPH08117019A publication Critical patent/JPH08117019A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧品を充填したドラムの取り外し、取り付
けが極めて容易に行えてしかも装着されたドラムは確実
に所定位置に固定される優れた化粧用コンパクト容器を
提案する。 【構成】 皿状容器体2内に固定した中枠3にドラム収
納部15を形成し、該収納部両側の中枠縦筒11部分に、各
々弾性板23に支持されて内外方向揺動可能に設けた係止
板24を一体に形成するとともに、ドラム4両側外面に各
係止板24の内側突出部分が嵌合する嵌合凹部25を設け、
また、係止状態のドラム4をスライドさせて係止離脱を
可能ならしめる予備空間15a をドラム収納部15に延設し
て構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧用コンパクト容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】化粧用コンパクト容器として、底壁周縁
より周壁を立設してなる皿状の容器体と、該容器体内に
垂下する縦筒上端縁より外方へフランジを延設し、該フ
ランジ下面を容器体周壁上面に密接して固定させた中枠
と、該中枠内に嵌着固定され内部に化粧品を充填したド
ラムと、上記容器体後部に後部を回動可能に連結すると
ともに、容器体上面を開閉可能に設けた蓋体とからなる
ものがある。
【0003】これら容器は、外観を金属等で装飾したり
して装飾性を付与し、また、その材質,形状等の選択に
より耐久性にも優れるものが多く提案されており、従っ
て、収納化粧品を使い切った後は化粧品を充填している
ドラムのみを交換して使用することが行われている。
【0004】従来の容器では、このドラムの交換に当た
り、容器体底壁に小孔をあけておき、棒状治具等をこの
小孔より挿通してドラム底壁を押し上げることによりド
ラムを外す如く構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様な小孔は外観上
好ましくなく、出来ればない方が良い。また、従来容器
は、そのドラム収納部の周壁をドラム周壁と略ピッタリ
嵌合させることにより、その両者の摩擦力により抜け出
し防止を図っているため、小孔に治具を押し込んでのド
ラムの押し上げが若干行い難く、また、新たなドラムを
嵌合させる場合にも若干面倒が伴う。
【0006】本発明は上記した従来技術の欠点を解消す
るもので、ドラムの取り外し、取り付けが極めて容易に
行えて、しかも装着されたドラムは確実に所定位置に固
定される優れた化粧用コンパクト容器を提案するもので
ある。
【0007】また、その構造も簡単で、容易に製造する
ことができ、従って安価に得られる容器を提案するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明の容器は
上記課題を解決するため、底壁6周縁より周壁7を立設
した容器体2と、上記容器体2内に垂下する縦筒11上端
縁より外方へ延設したフランジ12下面を容器体周壁7上
面に密接させた状態で抜け出し不能に固定した中枠3
と、上記中枠3内のドラム収納部15に収納させた化粧品
充填用ドラム4と、上記容器体2後部に後部を回動可能
に連結して容器体2上面を開閉可能に設けた蓋体5とを
備え、上記ドラム収納部15左右の縦筒部分に各々弾性板
23に支持されて内外方向揺動可能に設けた係止板24を一
体に形成するとともに、上記ドラム4両側外面に上記係
止板24内側突出部分が嵌合する嵌合凹部25を設けてドラ
ム4を上方より押し下げ係止可能に構成し、且つ係止状
態のドラム4をスライドさせて係止離脱を可能ならしめ
る予備空間15a をドラム収納部15に延設するとともに、
該空間15a 上面を被覆する鍔部26を縦筒11上端縁より延
設したことを特徴とする化粧用コンパクト容器として構
成した。
【0009】また、請求項2発明の容器は、上記中枠3
内に仕切り壁13を横設して、その前後一方をドラム収納
部15とし、他方を化粧具収納部14とし、仕切り壁13にド
ラム4を押し込むための押し込み用凹部27を設けてなる
請求項1記載の化粧用コンパクト容器として構成した。
【0010】
【作用】ドラム4内の化粧品を使い切った際には、例え
ばドラム周壁17の予備空間15a側内面を予備空間15a 側
へ押し込むか或いはドラム4を押し込むための押し込み
用凹部27がある場合には該凹部27に露出するドラム周壁
17部分を押し込めば、各係止板24は外方へ拡げられて外
れ、ドラム4一端部が予備空間15a 内へ移動し、ドラム
4他端部外方に隙間が生じる。次いで、例えば他端部の
ドラム周壁17に指を掛けて上方へ引き上げればドラム4
は簡単に外れる。この際、鍔部26がドラム4一端部上面
を係止するため、ドラム4他端部は上方へ引き上げ易
い。
【0011】次いで、化粧品が充填された交換用のドラ
ム4を収納部15上方より真っ直ぐに押し下げれば、各係
止板24は一旦外方へ押し出された後、各弾性板23の弾性
復元によりドラム4が所定位置まで下がった際に押し戻
されてドラム4の各嵌合凹部25に嵌合し確実に係止され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1乃至図5は本発明の一実施例を示すも
ので、図中1は化粧用コンパクト容器を示す。該容器1
は、容器体2と、中枠3と、ドラム4と、蓋体5とを備
えている。
【0014】容器体2は、底壁6周縁より周壁7を立設
した皿状をなしている。
【0015】本実施例では、縦長の矩形状底壁6周縁よ
り周壁7を立設した縦長矩形皿状をなしており、周壁7
前部中央上部には前面及び上面を開口した凹部8を形成
し、該凹部8奥壁面に後述する蓋体のフックを係止させ
るための係止突起9を突設している。また、周壁7後部
中央にも後述する蓋体のボスを収納枢着させるための後
面及び上面開口の凹部10を穿設している。
【0016】中枠3は、容器体2に抜け出し不能に固定
するとともに、該容器体2内に垂下した縦筒11上端縁よ
り外方へフランジ12を延設し、該フランジ下面を容器体
周壁7上面に密接させている。中枠3の容器体2への固
定方法は、種々採用できるが、本実施例では、容器体周
壁7上面と該上面に当接するフランジ12下面との間を高
周波接着させている。尚、接着部分は上記部分に限ら
ず、例えば上記部分に加えて縦筒下面と容器体底壁上面
とを接着しても良い。
【0017】また、縦筒11内面前後方向中央部には中枠
3内を前後に区画する仕切り壁13を横設し、該仕切り壁
13前方をパフ等の化粧具を収納するための化粧具収納部
14に画成し、後部をドラム4を収納させるためのドラム
収納部15に画成している。
【0018】尚、化粧具収納部14を後部に、ドラム収納
部15を前部に設けても良い。また、本発明は、化粧具収
納部を設けないでドラム収納部のみを設けたものも含
む。
【0019】ドラム4は、内部に化粧品を充填させる皿
状をなし、金属或いは合成樹脂等により形成されたもの
で、上記ドラム収納部15上端開口より挿入して収納する
【0020】本実施例では、底壁16周縁より周壁17を立
設した矩形皿状をなし、その外周は挿入し易い様にドラ
ム収納部15上端開口より若干小さめに構成している。
【0021】蓋体5は、容器体2後部に後部を回動可能
に連結して容器体2上面を開閉可能に設けている。
【0022】本実施例では、周壁18上端縁より頂壁19を
延設するとともに、頂壁19下面後端中央部より垂設した
ボス20を上記凹部10内に収納してその両側を枢着させ、
回動可能に連結している。また、頂壁裏面前部からはフ
ック21を垂設し、該フック21を上記係止突起9下面に乗
り越え係合させて容器体上面閉塞状態の維持を可能に構
成している。また、下面中央部には鏡22を嵌着固定させ
ている。
【0023】本発明に於いて、上記ドラム収納部15左右
の縦筒11部分に各々弾性板23に支持されて内外方向揺動
可能に設けた係止板24を一体に形成するとともに、ドラ
ム4両側外面に上記係止板24内側突出部分が嵌合する嵌
合凹部25を設けてドラム4の上方からの押し下げ係止を
可能に構成している。
【0024】本実施例に於いて各弾性板23は、縦筒11と
同一平面上にあり、両側基端を縦筒11に一体に連結した
水平板部の相対向側端より短い垂直板部を起立し、各垂
直板部上面に係止板24を延設している。また各係止板24
は、内側をドラム4を係止するために縦筒11内方へ突出
させ、該突出部分は各辺が丸みを帯びた横長直方体形状
をなしている。
【0025】また、上記各嵌合凹部25は、上記係止板24
の突出部分が略ピッタリ嵌合する如き形状をなしてお
り、ドラム4がその収納部15底壁上に載置された状態で
両者が嵌合する位置に設けている。
【0026】また、本発明では、係止状態のドラム4を
スライドさせて係止離脱を可能ならしめる予備空間15a
をドラム収納部15に延設するとともに、該空間15a 上面
を被覆する鍔部26を縦筒11上端縁より延設している。
【0027】本実施例では、ドラム収納部15の後方に該
収納部15と同幅,同高さ,所定の奥行きの予備空間15a
を延設し、該空間の上部を被覆する鍔部26を縦筒11の後
壁部上端縁より前方へ延設している。そして、ドラム4
を後方へスライドさせることにより、各係止板24を外方
へ押し拡げてその各嵌合凹部25との嵌合を外し、ドラム
前方の仕切り壁13との間に隙間が生じる如く構成してい
る。
【0028】また、本実施例では上記仕切り壁13にドラ
ム4をスライドさせる際に押し込むための押し込み用凹
部27を穿設している。尚、この押し込み用凹部27は、化
粧具収納部がないものの場合には、例えば予備空間と反
対側の縦筒上端からフランジに亘って設けると良い。
【0029】上記各部材は特に断りの無い限り合成樹脂
で形成すると良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、中枠周
壁に内外揺動可能な係止板を設けてドラムを係止可能に
構成したので、ドラムを装着する際にはドラム収納部上
方より真っ直ぐにドラムを押し下げるという極めて簡単
な操作でドラムの取り付けを行えるものであり、この
際、ドラムは各係止板により係止されるため、従来のよ
うに収納部周壁がドラム外周にピッタリと接触していな
くても充分にドラムの所定位置での係止が可能であり、
その結果、ドラムの挿入もより行い易いものとなってい
る。
【0031】また、係止状態のドラムをスライドさせて
係止離脱を可能ならしめる予備空間をドラム収納部に延
設させるとともに、予備空間上面を被覆する鍔部を縦筒
上端縁より延設しているので、ドラムを簡単にスライド
させて各嵌合凹部から係止板を外すことができ、次いで
例えば前部周壁を上方へ引き上げるだけで簡単に取り外
すことができ、また、従来の様に特別の治具を必要とす
ることもない。
【0032】また、従来品の様に容器体底壁に小孔を穿
設する必要もなく、しかも、予備空間上面は鍔部で被覆
されるとともに、係止板,嵌合凹部は内部に隠れて見え
ないため外観は極めて良好である。
【0033】また、係止板及び弾性板は中枠と一体に形
成しているため、製造が容易であり、安価に得られる利
点も兼ね備えている。
【0034】また、請求項2発明の容器では、上記効果
に加えて、化粧具を一緒に保管できる便利があり、ま
た、押し込み用凹部の存在でドラムの取り外しの際によ
り簡単に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 同実施例の要部拡大斜視図である。
【図3】 同実施例のドラム嵌合部分の要部横断面図で
ある。
【図4】 同実施例の嵌合したドラムを前方押し込んだ
状態の要部横断面図である。
【図5】 同実施例の係止板部分の要部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2…容器体,3…中枠,4…ドラム,5…蓋体,6…容
器体底壁,7…容器体周壁,11…縦筒,12…フランジ,
13…仕切り壁,14…化粧具収納部,15…ドラム収納部,
15a …予備空間,23…弾性板,24…係止板,25…嵌合凹
部,26…鍔部,27…押し込み用凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁6周縁より周壁7を立設した容器体
    2と、上記容器体2内に垂下する縦筒11上端縁より外方
    へ延設したフランジ12下面を容器体周壁7上面に密接さ
    せた状態で抜け出し不能に固定した中枠3と、上記中枠
    3内のドラム収納部15に収納させた化粧品充填用ドラム
    4と、上記容器体2後部に後部を回動可能に連結して容
    器体2上面を開閉可能に設けた蓋体5とを備え、上記ド
    ラム収納部15左右の縦筒部分に各々弾性板23に支持され
    て内外方向揺動可能に設けた係止板24を一体に形成する
    とともに、上記ドラム4両側外面に上記係止板24内側突
    出部分が嵌合する嵌合凹部25を設けてドラム4を上方よ
    り押し下げ係止可能に構成し、且つ係止状態のドラム4
    をスライドさせて係止離脱を可能ならしめる予備空間15
    a をドラム収納部15に延設するとともに、該空間15a 上
    面を被覆する鍔部26を縦筒11上端縁より延設したことを
    特徴とする化粧用コンパクト容器。
  2. 【請求項2】 上記中枠3内に仕切り壁13を横設して、
    その前後一方をドラム収納部15とし、他方を化粧具収納
    部14とし、仕切り壁13にドラム4を押し込むための押し
    込み用凹部27を設けてなる請求項1記載の化粧用コンパ
    クト容器。
JP28897894A 1994-10-27 1994-10-27 化粧用コンパクト容器 Pending JPH08117019A (ja)

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JP28897894A JPH08117019A (ja) 1994-10-27 1994-10-27 化粧用コンパクト容器

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JP28897894A Pending JPH08117019A (ja) 1994-10-27 1994-10-27 化粧用コンパクト容器

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JP (1) JPH08117019A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019177021A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 紀伊産業株式会社 化粧料容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019177021A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 紀伊産業株式会社 化粧料容器

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