JPH0811676B2 - 乗客コンベヤの安全装置 - Google Patents

乗客コンベヤの安全装置

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JPH0811676B2
JPH0811676B2 JP21647689A JP21647689A JPH0811676B2 JP H0811676 B2 JPH0811676 B2 JP H0811676B2 JP 21647689 A JP21647689 A JP 21647689A JP 21647689 A JP21647689 A JP 21647689A JP H0811676 B2 JPH0811676 B2 JP H0811676B2
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JP
Japan
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passenger conveyor
cart
detector
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comb
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康之 ▲高▼木
康雅 治田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乗客コンベヤの安全装置に関し、より詳しく
は、乗客が踏段上のカート等の運搬車を乗客コンベヤ端
部の乗降口に移動させる際の危険を防止する乗客コンベ
ヤの安全装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は従来の乗客コンベヤ装置を示すもので、図
中、(1)は乗客コンベヤの本体たる主枠で、この主枠
の両側には、欄干(2)を立設し、この欄干(2)には
循環移動する移動手摺(3)を無端状に巻回配置してお
り、又主枠(1)内には循環路(図示せず)を設けてい
る。(4)はこの循環路に前後方向に並べて配設した多
数の踏段で、この踏段(4)は上記移動手摺(3)とと
もに循環移動して乗客(5)、カート(運搬車)(6)
若しくは車椅子等を上階若しくは階下に運搬する機能を
営み、又踏段(4)の上面には移動方向に沿う図示しな
い多数の溝(クリート)を並列に刻設している。(7)
は主枠(1)端部の乗降口に敷設した櫛板で、この櫛板
(7)の前端部には上記踏段(4)の上面と僅かな間隙
を介して垂直に対向する平面櫛状の多数の櫛(8)を並
列に配設しており、この櫛(8)は乗降口で移動してく
る踏段(4)の溝と噛み合って該踏段(4)上の物を掬
い取る作用を営む。
ところで、近年空港等における乗客コンベヤの乗客
(5)は第3図に示す如く、乗客コンベヤでの移動に際
し荷物等を収納したバゲージ用カート(6)を踏段
(4)上に配することが多いが、踏段(4)から乗降口
にカート(6)を移動させる場合、カート(6)の車輪
が櫛(8)の先端に引っ掛かってカート(6)を円滑に
前進させることができない場合がある。カート(6)が
前進しないと、後方から移動してくる後続の乗客(5)
やカート(6)と衝突して事故を起こす虞れがあり、又
前進しないカート(6)が欄干(2)の端部に衝突して
事故を起こす危険があった。
尚、この種の先行技術文献として、特開昭61−150987
号、63−272772号、実開昭55−155775号公報等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の乗客コンベヤ装置は以上のように構成され、カ
ート(6)の車輪が乗降口の櫛(8)の先端に引っ掛か
ってカート(6)を円滑に前進させられない場合にあっ
ても、踏段(4)は絶えず循環移動して後続の乗客
(5)やカート(6)を乗降口に運ぶので、トラブルを
起こしたカート(6)及びその乗客(5)と後続の乗客
(5)やカート(6)が衝突事故を起こす虞れがあっ
た。また、前進しないカート(6)が、欄干(2)の端
部に衝突して事故を起こす危険があった。
本発明は叙上の点に鑑みなされたもので、カートの車
輪を櫛板の櫛に引っ掛けた場合の危険を確実に防止する
ことのできる乗客コンベヤの安全装置を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、上述目的を達成するため、車輪を
備えた運搬車を運搬する乗客コンベヤの乗降口に櫛板を
設け、この櫛板の端部には、移動する踏段上の物を掬い
取る多数の櫛を並列に配設したものにおいて、上記運搬
車に被検出体を取着し、上記乗降口付近には、該被検出
体の一定時間以上の継続検出により乗客コンベヤの運転
を停止させる検出器を設けたことを特徴としている。
〔作用〕
本発明によれば、運搬車の下部に被検出体を取着し、
乗降口の下面には、該被検出体の一定時間以上の継続検
出により乗客コンベヤの運転を停止させる検出器を設け
ているので、カートの車輪を櫛板の櫛に引っ掛けた場合
の危険を確実に排除することができる。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図に示す一実施例に基づき本発
明を詳述すると、図中、(9)はカート(6)の前端部
下面に取着した反射板(被検出体)、(10)は櫛板
(7)の前部に突設した光通路たる孔、(11)は該櫛板
(7)の前部下面に取着して該孔(10)を下方から覆わ
せたブラケット、(12)はこのブラケット(11)上に並
列に配設した光電スイッチたる検出器で、この検出器
(12)は、第1図に示す如く、上方に向けて光線を照射
する発光素子(13)と、カート(6)が車輪を櫛(8)
の先端に引っ掛けて一時停止した際に反射板(9)に反
射して孔(10)内に戻って来た光線を受光素子(14)と
から構成されている。
また、(15)は検出器(12)の作動に基づき電路を閉
路する検出器用出力接点、(16a)はこの検出器用出力
接点(15)の閉路により作動するONディレイタイマー
で、このONディレイタイマー(16a)は、設定時間以
上、具体的には、踏段(4)の一段分の移動時間、(0.
8秒・30m/min時)以上経過すると、ONディレイタイマー
用接点(16b)を開路させて乗客コンベヤを停止させる
機能を営む。
然して、(17)は非常停止用スイッチ、(18a)は上
昇運転用コンタクタ、(18b)は上昇運転用スイッチ、
(18c)は上昇運転用A接点、(18d)は上昇運転用B接
点、(19a)は下降運転用コンタクタ、(19b)は下降運
転用スイッチ、(19c)は下降運転用A接点、(19d)は
下降運転用B接点で、これら(17)〜(19d)は本発明
と直接の関係を有さない。その他の部分については従来
例と同様である。
従って、カート(6)が車輪を櫛(8)の先端に引っ
掛けて櫛板(7)への乗り上げに失敗したり、一時停止
すると、検出器(12)の発光素子(13)が発光している
光線がカート(6)の反射板(9)に照射し、孔(10)
内に戻って来た反射光が受光素子(14)に受光される。
この受光素子(14)が反射光を受光すると、検出器用
出力接点(15)が電路を開路してONディレイタイマー
(16a)を作動させ、このONディレイタイマー(16a)が
0.8秒以上継続して作動すると、換言すれば、受光素子
(14)が0.8秒以上光線を継続して受光すると、ONディ
レイタイマー用接点(16b)が電路を開路して乗客コン
ベヤを、別言すれば踏段(4)を停止させる。一方、ON
ディレイタイマー(16a)が0.8秒未満しか継続して作動
しないと、ONディレイタイマー用接点(16b)がそのま
ま電路を閉路して乗客コンベヤの継続運転を許容する。
以上のように本発明によれば、カート(6)が車輪を
櫛(8)に引っ掛けて前進しないと、検出器(12)がカ
ート(6)の反射板(9)を検出し、一定時間以上継続
して検出すると乗客コンベヤの運転を停止させて乗客
(5)の安全を図るので、トラブルを起こしたカート
(6)及び乗客(5)と後続の乗客(5)やカート
(6)の衝突事故を確実に防止することが可能となる。
さらに、前進しないカート(6)の欄干(2)の端部へ
の衝突を排除することができる。
尚、上記実施例では、被検出体を反射板(9)から、
検出器(12)を発光素子(13)及び受光素子(14)か
ら、それぞれ構成したものを示したが、被検出体に磁石
板を、検出器(12)に時期検出装置等を、それぞれ用い
る様にしても上記実施例と同様の作用効果を奏する。ま
た、上記実施例では検出器(12)を櫛板(7)の孔(1
0)に設けたものを示したが、被検出体を検出できる位
置であるならば、これに限定されるものではないのは言
うまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、運搬車の下部に被検出
体を取着し、櫛板には、該被検出体の一定時間以上の継
続検出により乗客コンベヤの運転を停止させる検出器を
設けているので、カートの車輪を櫛板の櫛に引っ掛けた
場合の危険を確実に排除できる乗客コンベヤの安全装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る乗客コンベヤの安全装置の一実施
例を示す断面説明図、第2図は本発明に係る乗客コンベ
ヤの安全装置の制御回路を示す図、第3図は従来の乗客
コンベヤ装置の乗降口付近を示す図である。 図中、(4)は踏段、(6)はカート(運搬車)、
(7)は櫛板、(8)は櫛、(9)は反射板、(12)は
検出器、(13)は発光素子、(14)は受光素子である。 なお、各図中、同一符号を同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪を備えた運搬車を運搬する乗客コンベ
    ヤの乗降口に櫛板を設け、この櫛板の端部には、移動す
    る踏段上の物を掬い取る多数の櫛を並列に配設した乗客
    コンベヤの安全装置において、上記運搬車に被検出体を
    取着し、上記乗降口付近には、該被検出体の一定時間以
    上の断続検出により乗客コンベヤの運転を停止させる検
    出器を設けたことを特徴とする乗客コンベヤの安全装
    置。
JP21647689A 1989-08-23 1989-08-23 乗客コンベヤの安全装置 Expired - Lifetime JPH0811676B2 (ja)

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JP21647689A JPH0811676B2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 乗客コンベヤの安全装置

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JPH0379590A JPH0379590A (ja) 1991-04-04
JPH0811676B2 true JPH0811676B2 (ja) 1996-02-07

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JPH09278337A (ja) * 1996-04-10 1997-10-28 Otis Elevator Co 人移送装置の安全装置

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JPH0379590A (ja) 1991-04-04

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