JPH08116624A - 電気鉄道配電制御保護システム - Google Patents
電気鉄道配電制御保護システムInfo
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- JPH08116624A JPH08116624A JP6250958A JP25095894A JPH08116624A JP H08116624 A JPH08116624 A JP H08116624A JP 6250958 A JP6250958 A JP 6250958A JP 25095894 A JP25095894 A JP 25095894A JP H08116624 A JPH08116624 A JP H08116624A
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- feeding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 き電母線の故障を容易に安価で且つ確実に検
出できるようにし、電力供給の信頼度を向上させる。 【構成】 き電区分開閉所Eは、検出回路S,Tと判定
回路Hを備える。検出回路Sは、き電変電所Bの方向過
電流継電器67GF3a,67GF4aの動作状態を検
出する。検出回路Tは、き電変電所Dの方向過電流継電
器67GF1c,67GF2cの動作状態を検出する。
判定回路Hは、検出回路S,Tの出力と、き電区分開閉
所Eの全方向過電流継電器67GF1b〜67GF4b
の動作状態とにより、き電区分開閉所Eのき電母線の故
障であるか外部の故障であるかを判定する。
出できるようにし、電力供給の信頼度を向上させる。 【構成】 き電区分開閉所Eは、検出回路S,Tと判定
回路Hを備える。検出回路Sは、き電変電所Bの方向過
電流継電器67GF3a,67GF4aの動作状態を検
出する。検出回路Tは、き電変電所Dの方向過電流継電
器67GF1c,67GF2cの動作状態を検出する。
判定回路Hは、検出回路S,Tの出力と、き電区分開閉
所Eの全方向過電流継電器67GF1b〜67GF4b
の動作状態とにより、き電区分開閉所Eのき電母線の故
障であるか外部の故障であるかを判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、交流式電気鉄道にお
けるき電回路の保護装置を備えた電気鉄道配電制御保護
システムに関するものである。
けるき電回路の保護装置を備えた電気鉄道配電制御保護
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9〜図11は、既に新交通システムで
実施されている低圧3相交流き電式電気鉄道における従
来のき電回路及び、き電母線故障検出の判定回路を備え
た電気鉄道配電制御保護システムを示す回路図である。
図9〜図11に示すように、配電系統は、受電変電所A
並びに複数のき電変電所B,C,Dで構成される。受電
変電所Aにおいて、1a,1bは受電変圧器、2a,2
bは配電遮断器である。3a,3bは配電線である。き
電変電所B,C,Dにおいて4a〜4fはき電変電所受
電遮断器、5a〜5fはき電変圧器主幹遮断器、6a〜
6cはき電変圧器、7a〜7cはき電母線、52F1a
〜52F4cはき電遮断器である。8a〜8hは交流き
電線、9a〜9fは異系統電源のつき合せを防止するた
めのデッドセクションである。き電母線故障検出の判定
回路として、き電変電所B,C,Dにおいて10a〜1
0cはき電変圧器中性点の電流を検出する変流器、51
GNa〜51GNcは過電流継電器、11a〜11iは
各き電回線の電流を検出する変流器、67GF1a〜6
7GF4cはき電線側で故障が発生した場合にのみ動作
する方向過電流継電器である。12は方向過電流継電器
67GF1a〜67GF4aの動作方向を示す矢印であ
る。またFはき電母線の点、13は故障電流が流れる方
向を示す矢印である。き電変電所B,C,D内のき電母
線故障の検出は上記の過電流継電器51GNa〜51G
Nc及び方向過電流継電器67GF1a〜67GF4c
で実現される保護継電器により行っている。
実施されている低圧3相交流き電式電気鉄道における従
来のき電回路及び、き電母線故障検出の判定回路を備え
た電気鉄道配電制御保護システムを示す回路図である。
図9〜図11に示すように、配電系統は、受電変電所A
並びに複数のき電変電所B,C,Dで構成される。受電
変電所Aにおいて、1a,1bは受電変圧器、2a,2
bは配電遮断器である。3a,3bは配電線である。き
電変電所B,C,Dにおいて4a〜4fはき電変電所受
電遮断器、5a〜5fはき電変圧器主幹遮断器、6a〜
6cはき電変圧器、7a〜7cはき電母線、52F1a
〜52F4cはき電遮断器である。8a〜8hは交流き
電線、9a〜9fは異系統電源のつき合せを防止するた
めのデッドセクションである。き電母線故障検出の判定
回路として、き電変電所B,C,Dにおいて10a〜1
0cはき電変圧器中性点の電流を検出する変流器、51
GNa〜51GNcは過電流継電器、11a〜11iは
各き電回線の電流を検出する変流器、67GF1a〜6
7GF4cはき電線側で故障が発生した場合にのみ動作
する方向過電流継電器である。12は方向過電流継電器
67GF1a〜67GF4aの動作方向を示す矢印であ
る。またFはき電母線の点、13は故障電流が流れる方
向を示す矢印である。き電変電所B,C,D内のき電母
線故障の検出は上記の過電流継電器51GNa〜51G
Nc及び方向過電流継電器67GF1a〜67GF4c
で実現される保護継電器により行っている。
【0003】新交通システムの配電系統は、受電から、
き電回路迄デッドセクション9a〜9f等で区分される
事無く電気的に接続されたネットワークとなっている。
また、軌道全長が数km程度と比較的短距離であり、シ
ステムとして何よりも安全性と経済性を強く要求され電
圧降下対策等からも上記の様に受電変電所1箇所と複数
のき電変電所を各駅に設備して構成し、電気品は交流一
般受配電設備と同一の汎用電気品を適用して、システム
が要求する機能を満足させている。
き電回路迄デッドセクション9a〜9f等で区分される
事無く電気的に接続されたネットワークとなっている。
また、軌道全長が数km程度と比較的短距離であり、シ
ステムとして何よりも安全性と経済性を強く要求され電
圧降下対策等からも上記の様に受電変電所1箇所と複数
のき電変電所を各駅に設備して構成し、電気品は交流一
般受配電設備と同一の汎用電気品を適用して、システム
が要求する機能を満足させている。
【0004】今後に於いては、き電回路の電圧降下対策
を確実に行い軌道全長が10数kmに於いても適用さ
れ、この場合電気所の構成はき電変電所のみの構成では
なくき電変電所の中間にき電区分開閉所を設備した構成
となる。図12〜図14に、き電区分開閉所を設備した
構成例を示す。図12〜図14においてAは受電変電
所、B,Dはき電変電所、Eはき電区分開閉所である。
各構成要素については図9〜図11で説明したので、こ
こでは説明を省略する。
を確実に行い軌道全長が10数kmに於いても適用さ
れ、この場合電気所の構成はき電変電所のみの構成では
なくき電変電所の中間にき電区分開閉所を設備した構成
となる。図12〜図14に、き電区分開閉所を設備した
構成例を示す。図12〜図14においてAは受電変電
所、B,Dはき電変電所、Eはき電区分開閉所である。
各構成要素については図9〜図11で説明したので、こ
こでは説明を省略する。
【0005】次に動作について説明する。き電変電所
内、き電母線の故障検出は図9〜図11において例え
ば、き電変電所B内のき電母線の点Fで故障が発生した
場合、故障電流は全き電回路に流れるが、故障電流の方
向及び方向過電流継電器67GF1a〜67GF4aの
動作方向から動作する継電器が判る。き電母線故障の判
定は、同図に示すように当該き電変電所B内の方向過電
流継電器67GF1a〜67GF4aが全て不動作で、
且つ当該き電変電所B内のき電変圧器中性点の過電流継
電器51GNaが動作を条件に当該き電変電所Bのき電
母線故障と判断し、当該き電変電所Bのき電変圧器主幹
遮断器5a,5d及び全き電回路のき電遮断器52F1
a〜52F4aを開放し、受電側及び隣接電気所からの
故障電流を遮断し事故点を除去している。
内、き電母線の故障検出は図9〜図11において例え
ば、き電変電所B内のき電母線の点Fで故障が発生した
場合、故障電流は全き電回路に流れるが、故障電流の方
向及び方向過電流継電器67GF1a〜67GF4aの
動作方向から動作する継電器が判る。き電母線故障の判
定は、同図に示すように当該き電変電所B内の方向過電
流継電器67GF1a〜67GF4aが全て不動作で、
且つ当該き電変電所B内のき電変圧器中性点の過電流継
電器51GNaが動作を条件に当該き電変電所Bのき電
母線故障と判断し、当該き電変電所Bのき電変圧器主幹
遮断器5a,5d及び全き電回路のき電遮断器52F1
a〜52F4aを開放し、受電側及び隣接電気所からの
故障電流を遮断し事故点を除去している。
【0006】しかし、図12〜図14に示すように、き
電区分開閉所Eが設備されたき電回路の配電系統構成に
於いては、自変電所内のき電母線故障は従来同様に検出
可能であるが、き電区分開閉所Eのき電母線Fで故障が
発生した場合、き電母線の点Fが故障であることを検出
する検出手段がなく、故障点除去としては、各き電線の
方向過電流継電器67GF1b〜67GF4bの動作に
よる当該き電遮断器52F1b〜52F4bの開放、最
終的には、き電変電所B,D内の変圧器中性点の過電流
継電器51GNa,51GNc動作によるき電変圧器主
幹遮断器5a,5b,5c,5fの開放によるものとな
る。この場合故障電流の遮断は行われるが、故障発生以
外の全電気所が対象となる為、全停となり復旧する場合
故障点の判別が出来ず復旧に膨大な時間を必要とする。
電区分開閉所Eが設備されたき電回路の配電系統構成に
於いては、自変電所内のき電母線故障は従来同様に検出
可能であるが、き電区分開閉所Eのき電母線Fで故障が
発生した場合、き電母線の点Fが故障であることを検出
する検出手段がなく、故障点除去としては、各き電線の
方向過電流継電器67GF1b〜67GF4bの動作に
よる当該き電遮断器52F1b〜52F4bの開放、最
終的には、き電変電所B,D内の変圧器中性点の過電流
継電器51GNa,51GNc動作によるき電変圧器主
幹遮断器5a,5b,5c,5fの開放によるものとな
る。この場合故障電流の遮断は行われるが、故障発生以
外の全電気所が対象となる為、全停となり復旧する場合
故障点の判別が出来ず復旧に膨大な時間を必要とする。
【0007】新交通システムの電気鉄道配電制御保護シ
ステムに於いては、経済性が要求される為、電圧差動、
電流差動等による母線保護継電装置、並びに隣接電気所
間のき電線保護装置として電流差動式表示線保護継電装
置等は高価である事から採用していない。
ステムに於いては、経済性が要求される為、電圧差動、
電流差動等による母線保護継電装置、並びに隣接電気所
間のき電線保護装置として電流差動式表示線保護継電装
置等は高価である事から採用していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気鉄道配電制
御保護システムは上記のように構成されている為、き電
区分開閉所が設備される配電系統構成に於いては、き電
区分開閉所のき電母線故障を検出できないという問題点
があった。
御保護システムは上記のように構成されている為、き電
区分開閉所が設備される配電系統構成に於いては、き電
区分開閉所のき電母線故障を検出できないという問題点
があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、専用の保護継電器は設備せず
従来の保護継電器特性によるき電線保護方式によりき電
母線を保護し、き電区分開閉所のき電母線の故障を容易
に安価で且つ確実に検出することができる電気鉄道配電
設備保護システムを提供することを目的とする。
めになされたものであり、専用の保護継電器は設備せず
従来の保護継電器特性によるき電線保護方式によりき電
母線を保護し、き電区分開閉所のき電母線の故障を容易
に安価で且つ確実に検出することができる電気鉄道配電
設備保護システムを提供することを目的とする。
【0010】又、隣接き電変電所からの方向過電流継電
器の動作状態を示す受信信号を独立した信号とすること
により、き電線保護方式の信頼度向上を図ることができ
る電気鉄道配電制御保護システムを提供することを目的
とする。
器の動作状態を示す受信信号を独立した信号とすること
により、き電線保護方式の信頼度向上を図ることができ
る電気鉄道配電制御保護システムを提供することを目的
とする。
【0011】又、き電変電所への適用を図ることにより
運転形態による保護の確実化、及び電力供給信頼度の向
上を図ることができる電気鉄道配電制御保護システムを
提供することを目的とする。
運転形態による保護の確実化、及び電力供給信頼度の向
上を図ることができる電気鉄道配電制御保護システムを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、き電母
線から分岐した遮断器等により構成されたき電回線によ
り隣接き電変電所と接続され交流き電線を開閉するき電
区分開閉所が上記き電変電所間又は路線の末端に設備さ
れている場合、上記き電区分開閉所は、隣接き電変電所
の方向過電流継電器の動作状態を検出する検出手段と、
この検出手段による検出信号と当該き電区分開閉所内の
すべての方向過電流継電器の動作状態により当該き電区
分開閉所のき電母線の故障であるか外部の故障であるか
を判定する判定手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
線から分岐した遮断器等により構成されたき電回線によ
り隣接き電変電所と接続され交流き電線を開閉するき電
区分開閉所が上記き電変電所間又は路線の末端に設備さ
れている場合、上記き電区分開閉所は、隣接き電変電所
の方向過電流継電器の動作状態を検出する検出手段と、
この検出手段による検出信号と当該き電区分開閉所内の
すべての方向過電流継電器の動作状態により当該き電区
分開閉所のき電母線の故障であるか外部の故障であるか
を判定する判定手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0013】第2の発明では、き電母線から分岐した遮
断器等により構成されたき電回線により隣接き電変電所
と接続され交流き電線を開閉するき電区分開閉所が上記
き電変電所間又は路線の末端に設備されている場合、上
記き電区分開閉所は、隣接き電変電所の方向過電流継電
器の動作状態を独立した信号として受信する動作信号受
信手段と、この動作信号受信手段で受信した信号から上
記方向過電流継電器の動作状態を検出する検出手段と、
この検出手段による検出信号と当該き電区分開閉所内の
すべての方向過電流継電器の動作状態により当該き電区
分開閉所のき電母線の故障であるか外部の故障であるか
を判定する判定手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
断器等により構成されたき電回線により隣接き電変電所
と接続され交流き電線を開閉するき電区分開閉所が上記
き電変電所間又は路線の末端に設備されている場合、上
記き電区分開閉所は、隣接き電変電所の方向過電流継電
器の動作状態を独立した信号として受信する動作信号受
信手段と、この動作信号受信手段で受信した信号から上
記方向過電流継電器の動作状態を検出する検出手段と、
この検出手段による検出信号と当該き電区分開閉所内の
すべての方向過電流継電器の動作状態により当該き電区
分開閉所のき電母線の故障であるか外部の故障であるか
を判定する判定手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0014】第3の発明では、当該き電変電所は、隣接
き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を検出する検
出手段と、この検出手段による検出信号と当該き電変電
所内のすべての方向過電流継電器の動作状態と当該き電
変電所のき電変圧器の運転状態とにより当該き電変電所
のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る第1の判定手段と、当該き電変電所のき電変圧器の運
転状態と過電流継電器の動作状態と当該き電変電所内の
すべての方向過電流継電器の動作状態とにより当該き電
変電所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを
判定する第2の判定手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を検出する検
出手段と、この検出手段による検出信号と当該き電変電
所内のすべての方向過電流継電器の動作状態と当該き電
変電所のき電変圧器の運転状態とにより当該き電変電所
のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る第1の判定手段と、当該き電変電所のき電変圧器の運
転状態と過電流継電器の動作状態と当該き電変電所内の
すべての方向過電流継電器の動作状態とにより当該き電
変電所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを
判定する第2の判定手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0015】
【作用】第1の発明では、き電区分開閉所においては、
検出手段は隣接き電変電所の方向過電流継電器の動作状
態を検出し、判定手段は上記検出信号と当該き電区分開
閉所内の全方向過電流継電器の動作状態により当該き電
区分開閉所のき電母線の故障であるか外部の故障である
かを判定する。
検出手段は隣接き電変電所の方向過電流継電器の動作状
態を検出し、判定手段は上記検出信号と当該き電区分開
閉所内の全方向過電流継電器の動作状態により当該き電
区分開閉所のき電母線の故障であるか外部の故障である
かを判定する。
【0016】第2の発明では、き電区分開閉所において
は、動作信号受信手段は隣接き電変電所の方向過電流継
電器の動作状態を独立した信号として受信し、検出手段
は上記動作信号受信手段で受信した信号から上記方向過
電流継電器の動作状態を検出し、判定手段は上記検出信
号と当該き電区分開閉所内の全方向過電流継電器の動作
状態により当該き電区分開閉所のき電母線の故障である
か外部の故障であるかを判定する。
は、動作信号受信手段は隣接き電変電所の方向過電流継
電器の動作状態を独立した信号として受信し、検出手段
は上記動作信号受信手段で受信した信号から上記方向過
電流継電器の動作状態を検出し、判定手段は上記検出信
号と当該き電区分開閉所内の全方向過電流継電器の動作
状態により当該き電区分開閉所のき電母線の故障である
か外部の故障であるかを判定する。
【0017】第3の発明では、当該き電変電所において
は、検出手段は隣接き電変電所の方向過電流継電器の動
作状態を検出し、第1の判定手段は上記検出信号と当該
き電変電所内の全方向過電流継電器の動作状態と当該き
電変電所のき電変圧器の運転状態とにより当該き電変電
所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定
し、第2の判定手段は当該き電変電所のき電変圧器の運
転状態と過電流継電器の動作状態と当該き電変電所内の
全方向過電流継電器の動作状態とにより当該き電変電所
のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る。
は、検出手段は隣接き電変電所の方向過電流継電器の動
作状態を検出し、第1の判定手段は上記検出信号と当該
き電変電所内の全方向過電流継電器の動作状態と当該き
電変電所のき電変圧器の運転状態とにより当該き電変電
所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定
し、第2の判定手段は当該き電変電所のき電変圧器の運
転状態と過電流継電器の動作状態と当該き電変電所内の
全方向過電流継電器の動作状態とにより当該き電変電所
のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る。
【0018】
実施例1 以下、この発明の実施例1を図に基いて説明する。図1
〜図3はこの発明の実施例1に係る電気鉄道配電制御保
護システムの回路図である。図1〜図3において、図1
2〜図14に示す構成要素に相当するものには同一の符
号を付しその説明を省略する。図1〜図3において、き
電区分開閉所E内のFは故障の点を示す。S,Tはき電
区分開閉所E内に備えられる検出手段としての検出回路
であり、隣接き電変電所B,Dのき電線に設けられた方
向過電流継電器67GF1c,67GF2c,67GF
3a,67GF4aの動作状態を検出する。この検出回
路S,Tは、方向過電流継電器67GF1c,67GF
2c,67GF3a,67GF4aの動作を検出するリ
レースイッチf1,f2,f3,f4と、リレースイッ
チf1の出力とリレースイッチf2の出力とのORをと
るORゲートg1と、リレースイッチf3の出力とリレ
ースイッチf2の出力とのORをとるORゲートg2と
を備えている。また、Hはき電区分開閉所E内に備えら
れる判定手段としての判定回路であり、検出回路S,T
による検出信号と、き電区分開閉所E内のすべての方向
過電流継電器の動作状態とにより、き電区分開閉所Eの
き電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る。この判定回路Hは、検出回路TのORゲートg1の
出力と検出回路SのORゲートg2の出力とのORをと
るORゲートg3と、き電区分開閉所E内の全方向過電
流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作で閉路と
なるAND回路を構成するリレースイッチ回路fと、O
Rゲートg3の出力とリレースイッチ回路fのと出力と
のANDをとるANDゲートg4とを備えている。ま
た、図1〜図3において、実線の矢印12は正常時に方
向過電流継電器に流れる電流方向または方向過電流継電
器の動作方向を示す。破線の矢印13は故障時に方向過
電流継電器に流れる故障電流方向を示す。
〜図3はこの発明の実施例1に係る電気鉄道配電制御保
護システムの回路図である。図1〜図3において、図1
2〜図14に示す構成要素に相当するものには同一の符
号を付しその説明を省略する。図1〜図3において、き
電区分開閉所E内のFは故障の点を示す。S,Tはき電
区分開閉所E内に備えられる検出手段としての検出回路
であり、隣接き電変電所B,Dのき電線に設けられた方
向過電流継電器67GF1c,67GF2c,67GF
3a,67GF4aの動作状態を検出する。この検出回
路S,Tは、方向過電流継電器67GF1c,67GF
2c,67GF3a,67GF4aの動作を検出するリ
レースイッチf1,f2,f3,f4と、リレースイッ
チf1の出力とリレースイッチf2の出力とのORをと
るORゲートg1と、リレースイッチf3の出力とリレ
ースイッチf2の出力とのORをとるORゲートg2と
を備えている。また、Hはき電区分開閉所E内に備えら
れる判定手段としての判定回路であり、検出回路S,T
による検出信号と、き電区分開閉所E内のすべての方向
過電流継電器の動作状態とにより、き電区分開閉所Eの
き電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る。この判定回路Hは、検出回路TのORゲートg1の
出力と検出回路SのORゲートg2の出力とのORをと
るORゲートg3と、き電区分開閉所E内の全方向過電
流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作で閉路と
なるAND回路を構成するリレースイッチ回路fと、O
Rゲートg3の出力とリレースイッチ回路fのと出力と
のANDをとるANDゲートg4とを備えている。ま
た、図1〜図3において、実線の矢印12は正常時に方
向過電流継電器に流れる電流方向または方向過電流継電
器の動作方向を示す。破線の矢印13は故障時に方向過
電流継電器に流れる故障電流方向を示す。
【0019】次に動作について説明する。例えば、き電
区分開閉所E内のき電母線の点Fが故障時に、方向過電
流継電器67GF1b〜67GF4bの動作及び不動作
は故障電流の方向から判断できる。即ち、故障時には、
き電区分開閉所Eの故障電流方向(矢印13)と方向過
電流継電器67GF1b〜67GF4bの動作方向(矢
印12)は逆となり、判定回路Hの接点回路fにより方
向過電流継電器67GF1b〜67GF4bは全て不動
作であると判定される。一方隣接のき電変電所Bの方向
過電流継電器67GF3a,67GF4aおよびき電変
電所Dの方向過電流継電器67GF1c,67GF2c
は故障電流方向(矢印13)および動作方向(矢印1
2)は同一であり、検出回路S,Tにより方向過電流継
電器67GF3a,67GF4a,67GF1c,67
GF2cは動作状態であると検出される。これらの事か
ら、判定回路Hは隣接き電変電所B,Dの何れかの方向
過電流継電器の動作の信号を取り込み、且つ、き電区分
開閉所Eの全方向過電流継電器が不動作の条件で、き電
母線の故障を検出する事ができる。
区分開閉所E内のき電母線の点Fが故障時に、方向過電
流継電器67GF1b〜67GF4bの動作及び不動作
は故障電流の方向から判断できる。即ち、故障時には、
き電区分開閉所Eの故障電流方向(矢印13)と方向過
電流継電器67GF1b〜67GF4bの動作方向(矢
印12)は逆となり、判定回路Hの接点回路fにより方
向過電流継電器67GF1b〜67GF4bは全て不動
作であると判定される。一方隣接のき電変電所Bの方向
過電流継電器67GF3a,67GF4aおよびき電変
電所Dの方向過電流継電器67GF1c,67GF2c
は故障電流方向(矢印13)および動作方向(矢印1
2)は同一であり、検出回路S,Tにより方向過電流継
電器67GF3a,67GF4a,67GF1c,67
GF2cは動作状態であると検出される。これらの事か
ら、判定回路Hは隣接き電変電所B,Dの何れかの方向
過電流継電器の動作の信号を取り込み、且つ、き電区分
開閉所Eの全方向過電流継電器が不動作の条件で、き電
母線の故障を検出する事ができる。
【0020】以上説明したように本実施例1によれば、
き電区分開閉所Eは、対向する隣接き電変電所B,D内
のき電回線の方向過電流継電器の動作信号を取り込み、
当該き電区分開閉所内のき電回線の方向過電流継電器の
動作の有無とから判定する判定回路Hにより、き電母線
故障の検出が可能となる。
き電区分開閉所Eは、対向する隣接き電変電所B,D内
のき電回線の方向過電流継電器の動作信号を取り込み、
当該き電区分開閉所内のき電回線の方向過電流継電器の
動作の有無とから判定する判定回路Hにより、き電母線
故障の検出が可能となる。
【0021】実施例2 図4,5はこの発明の実施例2に係る電気鉄道配電制御
保護システムの特徴を説明するための回路図である。き
電区分開閉所E内において、31は隣接のき電変電所B
内の方向過電流継電器67GF3a,67GF4aの動
作状態を独立した信号として受信する動作信号受信手段
としての受信回路、32は隣接のき電変電所D内の方向
過電流継電器67GF1c,67GF2cの動作状態を
独立した信号として受信する動作信号受信手段としての
受信回路、33は受信回路31で受信した信号から方向
過電流継電器67GF3a,67GF4aの動作状態を
検出する検出手段としての検出回路、34は受信回路3
2で受信した信号から方向過電流継電器67GF1c,
67GF2cの動作状態を検出する検出手段としての検
出回路、35は検出回路33,34による検出信号と当
該き電区分開閉所E内のすべての方向過電流継電器の動
作状態により当該き電区分開閉所Eのき電母線の故障で
あるか外部の故障であるかを判定する判定手段としての
判定回路である。
保護システムの特徴を説明するための回路図である。き
電区分開閉所E内において、31は隣接のき電変電所B
内の方向過電流継電器67GF3a,67GF4aの動
作状態を独立した信号として受信する動作信号受信手段
としての受信回路、32は隣接のき電変電所D内の方向
過電流継電器67GF1c,67GF2cの動作状態を
独立した信号として受信する動作信号受信手段としての
受信回路、33は受信回路31で受信した信号から方向
過電流継電器67GF3a,67GF4aの動作状態を
検出する検出手段としての検出回路、34は受信回路3
2で受信した信号から方向過電流継電器67GF1c,
67GF2cの動作状態を検出する検出手段としての検
出回路、35は検出回路33,34による検出信号と当
該き電区分開閉所E内のすべての方向過電流継電器の動
作状態により当該き電区分開閉所Eのき電母線の故障で
あるか外部の故障であるかを判定する判定手段としての
判定回路である。
【0022】受信回路31は、方向過電流継電器67G
F3aのリレースイッチ67GF3aR、き電遮断器5
2F3aのリレースイッチ52F3aR、方向過電流継
電器67GF4aのリレースイッチ67GF4aR、お
よびき電遮断器52F4aのリレースイッチ52F4a
Rにそれぞれ対応し、それぞれの信号を受信する継電器
67GF3aX、継電器52F3aX、継電器67F4
aX、および継電器52F4aXを備えている。受信回
路32は、方向過電流継電器67GF1cのリレースイ
ッチ67GF1cR、き電遮断器52F1cのリレース
イッチ52F1cR、方向過電流継電器67GF2cの
リレースイッチ67GF2cR、およびき電遮断器52
F2cのリレースイッチ52F2cRにそれぞれ対応
し、それぞれの信号を受信する継電器67GF1cX、
継電器52F1cX、継電器67GF2cX、および継
電器52F2cXを備えている。検出回路33は、継電
器67GF3aX,52F3aX,67GF4aX,5
2F4aXのリレースイッチ67GF3aXR,52F
3aXR,67GF4aXR,52F4aXRを備えて
いる。検出回路34は、継電器67GF1cX,52F
1cX,67GF2cX,52F2cXのリレースイッ
チ67GF1cXR,52F1cXR,67GF2cX
R,52F2cXRを備えている。判定回路35は、き
電区分開閉所E内の方向過電流継電器67GF1b,6
7GF2b,67GF3b,67GF4bのリレースイ
ッチ67GF1bR,67GF2bR,67GF3b
R,67GF4bRと、継電器67GF3aX,67G
F4aX,67GF1cX,67GF2cXのリレース
イッチ67GF3aXR,67GF4aXR,67GF
1cXR,67GF2cXRと、き電母線の故障を判定
する継電器3とを備えている。
F3aのリレースイッチ67GF3aR、き電遮断器5
2F3aのリレースイッチ52F3aR、方向過電流継
電器67GF4aのリレースイッチ67GF4aR、お
よびき電遮断器52F4aのリレースイッチ52F4a
Rにそれぞれ対応し、それぞれの信号を受信する継電器
67GF3aX、継電器52F3aX、継電器67F4
aX、および継電器52F4aXを備えている。受信回
路32は、方向過電流継電器67GF1cのリレースイ
ッチ67GF1cR、き電遮断器52F1cのリレース
イッチ52F1cR、方向過電流継電器67GF2cの
リレースイッチ67GF2cR、およびき電遮断器52
F2cのリレースイッチ52F2cRにそれぞれ対応
し、それぞれの信号を受信する継電器67GF1cX、
継電器52F1cX、継電器67GF2cX、および継
電器52F2cXを備えている。検出回路33は、継電
器67GF3aX,52F3aX,67GF4aX,5
2F4aXのリレースイッチ67GF3aXR,52F
3aXR,67GF4aXR,52F4aXRを備えて
いる。検出回路34は、継電器67GF1cX,52F
1cX,67GF2cX,52F2cXのリレースイッ
チ67GF1cXR,52F1cXR,67GF2cX
R,52F2cXRを備えている。判定回路35は、き
電区分開閉所E内の方向過電流継電器67GF1b,6
7GF2b,67GF3b,67GF4bのリレースイ
ッチ67GF1bR,67GF2bR,67GF3b
R,67GF4bRと、継電器67GF3aX,67G
F4aX,67GF1cX,67GF2cXのリレース
イッチ67GF3aXR,67GF4aXR,67GF
1cXR,67GF2cXRと、き電母線の故障を判定
する継電器3とを備えている。
【0023】次に動作について説明する。例えば、点F
(図2参照)が故障時の場合を考える。この故障時に
は、図5の判定回路35内のリレースイッチ67GF1
bR,67GF2bR,67GF3bR,67GF4b
Rがすべてオンされ、リレースイッチ67GF3aX
R,67GF4aXR,67GF1cXR,67GF2
cXRの何れかがオンされれば、継電器3が動作し、図
4のき電区分開閉所E内のき電母線が故障と判定され
る。
(図2参照)が故障時の場合を考える。この故障時に
は、図5の判定回路35内のリレースイッチ67GF1
bR,67GF2bR,67GF3bR,67GF4b
Rがすべてオンされ、リレースイッチ67GF3aX
R,67GF4aXR,67GF1cXR,67GF2
cXRの何れかがオンされれば、継電器3が動作し、図
4のき電区分開閉所E内のき電母線が故障と判定され
る。
【0024】本実施例2によれば、図1〜図3に示した
系統構成、故障点において、図4,5に示すように隣接
き電変電所の対向回線からの信号を受信する受信回路3
1,32を独立した回路とする事により、検出回路3
3,34を容易に構成できると共に、き電線故障検出条
件も容易に構成できる。又、き電母線故障検出の為の信
号は何れかの動作を条件としており受信回路31,32
を独立する事により、き電母線故障検出のための信号し
いては保護の信頼度が向上する。
系統構成、故障点において、図4,5に示すように隣接
き電変電所の対向回線からの信号を受信する受信回路3
1,32を独立した回路とする事により、検出回路3
3,34を容易に構成できると共に、き電線故障検出条
件も容易に構成できる。又、き電母線故障検出の為の信
号は何れかの動作を条件としており受信回路31,32
を独立する事により、き電母線故障検出のための信号し
いては保護の信頼度が向上する。
【0025】実施例3 図6〜図8はこの発明の実施例3に係る電気鉄道配電制
御保護システムの回路図である。図6〜図8において、
図9〜図11に示す構成要素に相当するものには同一の
符号を付し、その説明を省略する。図6〜図8におい
て、Iはき電変電所C内に備えられる検出手段としての
検出回路であり、方向過電流継電器67GF3a,67
GF4aの動作状態を検出する。Jはき電変電所C内に
備えられる検出手段としての検出回路であり、方向過電
流継電器67GF1c,67GF2cの動作状態を検出
する。Kはき電変電所C内に備えられる判定手段として
の判定回路であり、検出回路I,Jによく検出信号と当
該き電変電所C内のすべての方向過電流継電器67GF
1b,67GF2b,67GF3b,67GF4bの動
作状態とき電変圧器6bの運転状態とにより当該き電変
電所Cのき電母線の故障であるか外部の故障であるかを
判定するとともに、当該き電変電所Cのき電変圧器6b
の運転状態と過電流継電器51GNbの動作状態とによ
り当該き電変電所Cのき電母線の故障であるか外部の故
障であるかを判定する。検出回路Iは、方向過電流継電
器67GF3a,67GF4aの動作を検出するリレー
スイッチi1,i2を備えている。検出回路Jは、方向
過電流継電器67GF1c,67GF2cの動作を検出
するリレースイッチj1,j2を備えている。判定回路
Kは、リレースイッチi1とリレースイッチi2とリレ
ースイッチj1とリレースイッチj2の出力のORをと
るORゲートn3と、き電変圧器6bの運転を検出する
リレースイッチm1と、過電流継電器51GNbの動作
を検出するリレースイッチm2と、き電変電所C内の全
方向過電流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作
で閉路となるリレースイッチ回路m3と、き電変圧器6
bの運転停止を検出するリレースイッチm4と、リレー
スイッチm1とリレースイッチm2とリレースイッチ回
路m3との出力のANDをとるANDゲートn1と、リ
レースイッチ回路m3とリレースイッチm4とORゲー
トn3との出力のANDをとるANDゲートn2と、A
NDゲートn1とANDゲートn2とのORをとるOR
ゲートn4とを備えている。
御保護システムの回路図である。図6〜図8において、
図9〜図11に示す構成要素に相当するものには同一の
符号を付し、その説明を省略する。図6〜図8におい
て、Iはき電変電所C内に備えられる検出手段としての
検出回路であり、方向過電流継電器67GF3a,67
GF4aの動作状態を検出する。Jはき電変電所C内に
備えられる検出手段としての検出回路であり、方向過電
流継電器67GF1c,67GF2cの動作状態を検出
する。Kはき電変電所C内に備えられる判定手段として
の判定回路であり、検出回路I,Jによく検出信号と当
該き電変電所C内のすべての方向過電流継電器67GF
1b,67GF2b,67GF3b,67GF4bの動
作状態とき電変圧器6bの運転状態とにより当該き電変
電所Cのき電母線の故障であるか外部の故障であるかを
判定するとともに、当該き電変電所Cのき電変圧器6b
の運転状態と過電流継電器51GNbの動作状態とによ
り当該き電変電所Cのき電母線の故障であるか外部の故
障であるかを判定する。検出回路Iは、方向過電流継電
器67GF3a,67GF4aの動作を検出するリレー
スイッチi1,i2を備えている。検出回路Jは、方向
過電流継電器67GF1c,67GF2cの動作を検出
するリレースイッチj1,j2を備えている。判定回路
Kは、リレースイッチi1とリレースイッチi2とリレ
ースイッチj1とリレースイッチj2の出力のORをと
るORゲートn3と、き電変圧器6bの運転を検出する
リレースイッチm1と、過電流継電器51GNbの動作
を検出するリレースイッチm2と、き電変電所C内の全
方向過電流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作
で閉路となるリレースイッチ回路m3と、き電変圧器6
bの運転停止を検出するリレースイッチm4と、リレー
スイッチm1とリレースイッチm2とリレースイッチ回
路m3との出力のANDをとるANDゲートn1と、リ
レースイッチ回路m3とリレースイッチm4とORゲー
トn3との出力のANDをとるANDゲートn2と、A
NDゲートn1とANDゲートn2とのORをとるOR
ゲートn4とを備えている。
【0026】次に動作について説明する。図6〜図8
は、例えば、き電変電所C内のき電母線の点Fが故障
し、き電変電所Cのき電変圧器6bが運転を停止した状
態を示す。き電変圧器6bの運転時はANDゲートn1
の出力により故障が判定され、き電変圧器6bの停止時
にはANDゲートn2の出力により故障が判定される。
図6〜図8に示すようにき電変圧器6bの停止時には、
判定回路Kのリレースイッチm4の出力が論理1とな
り、また、方向過電流継電器67GF1b〜67GF4
bが不動作でリレースイッチm3の出力が論理1とな
る。また、き電変電所Bの方向過電流継電器67GF3
a,67GF4aおよびき電変電所Dの方向過電流継電
器67GF1c,67GF2cの何れかが動作であれば
ORゲートn3の出力は論理1となる。したがって、判
定回路KはANDゲートn2より論理1を出力すること
によりき電変電所C内のき電母線が故障であると判定す
る。
は、例えば、き電変電所C内のき電母線の点Fが故障
し、き電変電所Cのき電変圧器6bが運転を停止した状
態を示す。き電変圧器6bの運転時はANDゲートn1
の出力により故障が判定され、き電変圧器6bの停止時
にはANDゲートn2の出力により故障が判定される。
図6〜図8に示すようにき電変圧器6bの停止時には、
判定回路Kのリレースイッチm4の出力が論理1とな
り、また、方向過電流継電器67GF1b〜67GF4
bが不動作でリレースイッチm3の出力が論理1とな
る。また、き電変電所Bの方向過電流継電器67GF3
a,67GF4aおよびき電変電所Dの方向過電流継電
器67GF1c,67GF2cの何れかが動作であれば
ORゲートn3の出力は論理1となる。したがって、判
定回路KはANDゲートn2より論理1を出力すること
によりき電変電所C内のき電母線が故障であると判定す
る。
【0027】以上説明したように本実施例3によれば、
当該き電変電所Cの判定回路Kにおいて、隣接き電変電
所B,Dの方向過電流継電器67GF3a,67GF4
a,67GF1c,67GF2cの動作の信号を取り込
み、当該き電変電所Cのき電変圧器6bの運転・停止状
態を条件とすることにより運転形態に応じた、き電母線
の故障の検出が可能となる。即ち、き電変圧器が運転を
停止した運用形態においても、き電母線の故障の検出が
可能となる。
当該き電変電所Cの判定回路Kにおいて、隣接き電変電
所B,Dの方向過電流継電器67GF3a,67GF4
a,67GF1c,67GF2cの動作の信号を取り込
み、当該き電変電所Cのき電変圧器6bの運転・停止状
態を条件とすることにより運転形態に応じた、き電母線
の故障の検出が可能となる。即ち、き電変圧器が運転を
停止した運用形態においても、き電母線の故障の検出が
可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、き電
区分開閉所は、隣接き電変電所の方向過電流継電器の動
作状態を検出する検出手段と、この検出手段による検出
信号と当該き電区分開閉所内のすべての方向過電流継電
器の動作状態により当該き電区分開閉所のき電母線の故
障であるか外部の故障であるかを判定する判定手段とを
備えたので、き電区分開閉所のき電母線の故障検出は隣
接き電変電所の方向過電流継電器の動作を取り込むこと
により行うことができ、これにより専用の保護継電器は
設備せず従来の保護継電器特性によるき電線保護方式で
保護でき、き電区分開閉所のき電母線の故障を容易に安
価で且つ確実に検出でき、電力供給の信頼度が向上する
という効果が得られる。
区分開閉所は、隣接き電変電所の方向過電流継電器の動
作状態を検出する検出手段と、この検出手段による検出
信号と当該き電区分開閉所内のすべての方向過電流継電
器の動作状態により当該き電区分開閉所のき電母線の故
障であるか外部の故障であるかを判定する判定手段とを
備えたので、き電区分開閉所のき電母線の故障検出は隣
接き電変電所の方向過電流継電器の動作を取り込むこと
により行うことができ、これにより専用の保護継電器は
設備せず従来の保護継電器特性によるき電線保護方式で
保護でき、き電区分開閉所のき電母線の故障を容易に安
価で且つ確実に検出でき、電力供給の信頼度が向上する
という効果が得られる。
【0029】第2の発明によれば、き電区分開閉所は、
隣接き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を独立し
た信号として受信する動作信号受信手段と、この動作信
号受信手段で受信した信号から上記方向過電流継電器の
動作状態を検出する検出手段と、この検出手段による検
出信号と当該き電区分開閉所内のすべての方向過電流継
電器の動作状態により当該き電区分開閉所のき電母線の
故障であるか外部の故障であるかを判定する判定手段と
を備えたので、隣接き電変電所からの方向過電流継電器
の動作状態を示す受信信号を独立した信号とし、この信
号を検出条件にも使用でき、これにより、検出条件の信
頼度が向上し、き電区分開閉所のき電母線の故障を容易
に安価で且つ確実に検出でき、電力供給の信頼度が向上
するという効果が得られる。
隣接き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を独立し
た信号として受信する動作信号受信手段と、この動作信
号受信手段で受信した信号から上記方向過電流継電器の
動作状態を検出する検出手段と、この検出手段による検
出信号と当該き電区分開閉所内のすべての方向過電流継
電器の動作状態により当該き電区分開閉所のき電母線の
故障であるか外部の故障であるかを判定する判定手段と
を備えたので、隣接き電変電所からの方向過電流継電器
の動作状態を示す受信信号を独立した信号とし、この信
号を検出条件にも使用でき、これにより、検出条件の信
頼度が向上し、き電区分開閉所のき電母線の故障を容易
に安価で且つ確実に検出でき、電力供給の信頼度が向上
するという効果が得られる。
【0030】第3の発明によれば、当該き電変電所は、
隣接き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を検出す
る検出手段と、この検出手段による検出信号と当該き電
変電所内のすべての方向過電流継電器の動作状態と当該
き電変電所のき電変圧器の運転状態とにより当該き電変
電所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判
定する判定手段と、当該き電変電所のき電変圧器の運転
状態と過電流継電器の動作状態と当該き電変電所内のす
べての方向過電流継電器の動作状態とにより当該き電変
電所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判
定する判定手段とを備えたので、き電変圧器の運転形態
に対応してき電母線の故障検出が可能となり、これによ
り、運用に柔軟性ができ、運転形態による保護の確実
化、及び電力供給の信頼度が向上するという効果が得ら
れる。
隣接き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を検出す
る検出手段と、この検出手段による検出信号と当該き電
変電所内のすべての方向過電流継電器の動作状態と当該
き電変電所のき電変圧器の運転状態とにより当該き電変
電所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判
定する判定手段と、当該き電変電所のき電変圧器の運転
状態と過電流継電器の動作状態と当該き電変電所内のす
べての方向過電流継電器の動作状態とにより当該き電変
電所のき電母線の故障であるか外部の故障であるかを判
定する判定手段とを備えたので、き電変圧器の運転形態
に対応してき電母線の故障検出が可能となり、これによ
り、運用に柔軟性ができ、運転形態による保護の確実
化、及び電力供給の信頼度が向上するという効果が得ら
れる。
【図1】 この発明の実施例1に係る電気鉄道配電制御
保護システムの回路図である。
保護システムの回路図である。
【図2】 図1の続きを示す回路図である。
【図3】 図2の続きを示す回路図である。
【図4】 この発明の実施例2に係る電気鉄道配電制御
保護システムの特徴を示す回路図である。
保護システムの特徴を示す回路図である。
【図5】 図4の続きを示す回路図である。
【図6】 この発明の実施例3に係る電気鉄道配電制御
保護システムの回路図である。
保護システムの回路図である。
【図7】 図6の続きを示す回路図である。
【図8】 図7の続きを示す回路図である。
【図9】 従来の電気鉄道配電制御保護システムの回路
図である。
図である。
【図10】 図9の続きを示す回路図である。
【図11】 図10の続きを示す回路図である。
【図12】 別の従来の電気鉄道配電制御保護システム
の回路図である。
の回路図である。
【図13】 図12の続きを示す回路図である。
【図14】 図13の続きを示す回路図である。
A 受電変電所、B,C,D き電変電所、E き電区
分開閉所、F 故障点、I,J,S,T 検出回路(検
出手段)、H,K 判定回路(判定手段)、1a,1b
受電変圧器、2a,2b 配電遮断器、3a,3b
配電線、4a〜4f 受電遮断器、5a〜5f き電変
圧器主幹遮断器、6a〜6c き電変圧器、7a〜7c
き電母線、8a〜8h 交流き電線、9a〜9f デ
ッドセクション、10a〜10c,11a〜11i 変
流器、12,13 矢印、31,32 受信回路(動作
信号受信手段)、33,34 検出回路(検出手段)、
35 判定回路(判定手段)、51GNa〜51GNc
過電流継電器、52F1a〜52F4c き電遮断
器、67GF1a〜67GF4c 方向過電流継電器、
f,m3 リレースイッチ回路、f1〜f4,67GF
3aR,52F3aR,67GF4aR,52F4a
R,52F3aXR,67GF3aXR,52F4aX
R,67GF4aXR,67GF1cR,52F1c
R,67GF2cR,52F2cR,67GF1cX
R,52F1cXR,67GF2cXR,52F2cX
R,67GF1bR,67GF2bR,67GF3b
R,67GF4bR,i1,i2,j1,j2,m1,
m2,m4 リレースイッチ、g1,g2,g3,n
3,n4 ORゲート、g4,n1,n2 ANDゲー
ト、3,67GF3aX,52F3aX,67GF4a
X,52F4aX,67GF1cX,52F1cX,6
7GF2cX,52F2cX 継電器。
分開閉所、F 故障点、I,J,S,T 検出回路(検
出手段)、H,K 判定回路(判定手段)、1a,1b
受電変圧器、2a,2b 配電遮断器、3a,3b
配電線、4a〜4f 受電遮断器、5a〜5f き電変
圧器主幹遮断器、6a〜6c き電変圧器、7a〜7c
き電母線、8a〜8h 交流き電線、9a〜9f デ
ッドセクション、10a〜10c,11a〜11i 変
流器、12,13 矢印、31,32 受信回路(動作
信号受信手段)、33,34 検出回路(検出手段)、
35 判定回路(判定手段)、51GNa〜51GNc
過電流継電器、52F1a〜52F4c き電遮断
器、67GF1a〜67GF4c 方向過電流継電器、
f,m3 リレースイッチ回路、f1〜f4,67GF
3aR,52F3aR,67GF4aR,52F4a
R,52F3aXR,67GF3aXR,52F4aX
R,67GF4aXR,67GF1cR,52F1c
R,67GF2cR,52F2cR,67GF1cX
R,52F1cXR,67GF2cXR,52F2cX
R,67GF1bR,67GF2bR,67GF3b
R,67GF4bR,i1,i2,j1,j2,m1,
m2,m4 リレースイッチ、g1,g2,g3,n
3,n4 ORゲート、g4,n1,n2 ANDゲー
ト、3,67GF3aX,52F3aX,67GF4a
X,52F4aX,67GF1cX,52F1cX,6
7GF2cX,52F2cX 継電器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図9〜図11は、既に新交通システムで
実施されている低圧3相交流き電式電気鉄道における従
来のき電回路及び、き電母線故障検出の判定回路を備え
た電気鉄道配電制御保護システムを示す回路図である。
図9〜図11に示すように、配電系統は、受電変電所A
並びに複数のき電変電所B,C,Dで構成される。受電
変電所Aにおいて、1a,1bは受電変圧器、2a,2
bは配電遮断器である。3a,3bは配電線である。き
電変電所B,C,Dにおいて4a〜4fはき電変電所受
電遮断器、5a〜5fはき電変圧器主幹遮断器、6a〜
6cはき電変圧器、7a〜7cはき電母線、52F1a
〜52F4cはき電遮断器である。8a〜8hは交流き
電線、9a〜9fは異系統電源のつき合せを防止するた
めのデッドセクションである。き電母線故障検出の判定
回路として、き電変電所B,C,Dにおいて10a〜1
0cはき電変圧器中性点の電流を検出する変流器、51
GNa〜51GNcは過電流継電器、11a〜11iは
各き電回線の電流を検出する変流器、67GF1a〜6
7GF4cはき電線側で故障が発生した場合にのみ動作
する方向過電流継電器である。12は方向過電流継電器
67GF1a〜67GF4aの動作方向を示す矢印であ
る。またFはき電母線の事故点、13は故障電流が流れ
る方向を示す矢印である。き電変電所B,C,D内のき
電母線故障の検出は上記の過電流継電器51GNa〜5
1GNc及び方向過電流継電器67GF1a〜67GF
4cで実現される保護継電器により行っている。
実施されている低圧3相交流き電式電気鉄道における従
来のき電回路及び、き電母線故障検出の判定回路を備え
た電気鉄道配電制御保護システムを示す回路図である。
図9〜図11に示すように、配電系統は、受電変電所A
並びに複数のき電変電所B,C,Dで構成される。受電
変電所Aにおいて、1a,1bは受電変圧器、2a,2
bは配電遮断器である。3a,3bは配電線である。き
電変電所B,C,Dにおいて4a〜4fはき電変電所受
電遮断器、5a〜5fはき電変圧器主幹遮断器、6a〜
6cはき電変圧器、7a〜7cはき電母線、52F1a
〜52F4cはき電遮断器である。8a〜8hは交流き
電線、9a〜9fは異系統電源のつき合せを防止するた
めのデッドセクションである。き電母線故障検出の判定
回路として、き電変電所B,C,Dにおいて10a〜1
0cはき電変圧器中性点の電流を検出する変流器、51
GNa〜51GNcは過電流継電器、11a〜11iは
各き電回線の電流を検出する変流器、67GF1a〜6
7GF4cはき電線側で故障が発生した場合にのみ動作
する方向過電流継電器である。12は方向過電流継電器
67GF1a〜67GF4aの動作方向を示す矢印であ
る。またFはき電母線の事故点、13は故障電流が流れ
る方向を示す矢印である。き電変電所B,C,D内のき
電母線故障の検出は上記の過電流継電器51GNa〜5
1GNc及び方向過電流継電器67GF1a〜67GF
4cで実現される保護継電器により行っている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【実施例】 実施例1 以下、この発明の実施例1を図に基いて説明する。図1
〜図3はこの発明の実施例1に係る電気鉄道配電制御保
護システムの回路図である。図1〜図3において、図1
2〜図14に示す構成要素に相当するものには同一の符
号を付しその説明を省略する。図1〜図3において、き
電区分開閉所E内のFは故障の点を示す。S,Tはき電
区分開閉所E内に備えられる検出手段としての検出回路
であり、隣接き電変電所B,Dのき電線に設けられた方
向過電流継電器67GF1c,67GF2c,67GF
3a,67GF4aの動作状態を検出する。この検出回
路S,Tは、方向過電流継電器67GF1c,67GF
2c,67GF3a,67GF4aの動作を検出するリ
レースイッチf1,f2,f3,f4と、リレースイッ
チf1の出力とリレースイッチf2の出力とのORをと
るORゲートg1と、リレースイッチf3の出力とリレ
ースイッチf2の出力とのORをとるORゲートg2と
を備えている。また、Hはき電区分開閉所E内に備えら
れる判定手段としての判定回路であり、検出回路S,T
による検出信号と、き電区分開閉所E内のすべての方向
過電流継電器の動作状態とにより、き電区分開閉所Eの
き電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る。この判定回路Hは、検出回路TのORゲートg1の
出力と検出回路SのORゲートg2の出力とのORをと
るORゲートg3と、き電区分開閉所E内の全方向過電
流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作で閉路と
なるAND回路を構成するリレースイッチ回路fと、O
Rゲートg3の出力とリレースイッチ回路fのと出力と
のANDをとるANDゲートg4とを備えている。ま
た、図1〜図3において、実線の矢印12は方向過電流
継電器の動作方向を示す。破線の矢印13は故障時に方
向過電流継電器に流れる故障電流方向を示す。
〜図3はこの発明の実施例1に係る電気鉄道配電制御保
護システムの回路図である。図1〜図3において、図1
2〜図14に示す構成要素に相当するものには同一の符
号を付しその説明を省略する。図1〜図3において、き
電区分開閉所E内のFは故障の点を示す。S,Tはき電
区分開閉所E内に備えられる検出手段としての検出回路
であり、隣接き電変電所B,Dのき電線に設けられた方
向過電流継電器67GF1c,67GF2c,67GF
3a,67GF4aの動作状態を検出する。この検出回
路S,Tは、方向過電流継電器67GF1c,67GF
2c,67GF3a,67GF4aの動作を検出するリ
レースイッチf1,f2,f3,f4と、リレースイッ
チf1の出力とリレースイッチf2の出力とのORをと
るORゲートg1と、リレースイッチf3の出力とリレ
ースイッチf2の出力とのORをとるORゲートg2と
を備えている。また、Hはき電区分開閉所E内に備えら
れる判定手段としての判定回路であり、検出回路S,T
による検出信号と、き電区分開閉所E内のすべての方向
過電流継電器の動作状態とにより、き電区分開閉所Eの
き電母線の故障であるか外部の故障であるかを判定す
る。この判定回路Hは、検出回路TのORゲートg1の
出力と検出回路SのORゲートg2の出力とのORをと
るORゲートg3と、き電区分開閉所E内の全方向過電
流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作で閉路と
なるAND回路を構成するリレースイッチ回路fと、O
Rゲートg3の出力とリレースイッチ回路fのと出力と
のANDをとるANDゲートg4とを備えている。ま
た、図1〜図3において、実線の矢印12は方向過電流
継電器の動作方向を示す。破線の矢印13は故障時に方
向過電流継電器に流れる故障電流方向を示す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実施例2 図4,5はこの発明の実施例2に係る電気鉄道配電制御
保護システムの特徴を説明するための回路図である。き
電区分開閉所E内において、31は隣接のき電変電所B
内の方向過電流継電器67GF3a,67GF4a,き
電遮断器52F3a,52F4aの動作状態を独立した
信号として受信する動作信号受信手段としての受信回
路、32は隣接のき電変電所D内の方向過電流継電器6
7GF1c,67GF2c,き電遮断器52F1c,5
2F2cの動作状態を独立した信号として受信する動作
信号受信手段としての受信回路、33は受信回路31で
受信した信号から方向過電流継電器67GF3a,67
GF4a,き電遮断器52F3a,52F3bの動作状
態を検出する検出手段としての検出回路、34は受信回
路32で受信した信号から方向過電流継電器67GF1
c,67GF2c,き電遮断器52F1c,52F2c
の動作状態を検出する検出手段としての検出回路、35
は検出回路31,32による検出信号と当該き電区分開
閉所E内のすべての方向過電流継電器の動作状態により
当該き電区分開閉所Eのき電母線の故障であるか外部の
故障であるかを判定する判定手段としての判定回路であ
る。
保護システムの特徴を説明するための回路図である。き
電区分開閉所E内において、31は隣接のき電変電所B
内の方向過電流継電器67GF3a,67GF4a,き
電遮断器52F3a,52F4aの動作状態を独立した
信号として受信する動作信号受信手段としての受信回
路、32は隣接のき電変電所D内の方向過電流継電器6
7GF1c,67GF2c,き電遮断器52F1c,5
2F2cの動作状態を独立した信号として受信する動作
信号受信手段としての受信回路、33は受信回路31で
受信した信号から方向過電流継電器67GF3a,67
GF4a,き電遮断器52F3a,52F3bの動作状
態を検出する検出手段としての検出回路、34は受信回
路32で受信した信号から方向過電流継電器67GF1
c,67GF2c,き電遮断器52F1c,52F2c
の動作状態を検出する検出手段としての検出回路、35
は検出回路31,32による検出信号と当該き電区分開
閉所E内のすべての方向過電流継電器の動作状態により
当該き電区分開閉所Eのき電母線の故障であるか外部の
故障であるかを判定する判定手段としての判定回路であ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】実施例3 図6〜図8はこの発明の実施例3に係る電気鉄道配電制
御保護システムの回路図である。図6〜図8において、
図9〜図11に示す構成要素に相当するものには同一の
符号を付し、その説明を省略する。図6〜図8におい
て、Iはき電変電所C内に備えられる検出手段としての
検出回路であり、方向過電流継電器67GF3a,67
GF4aの動作状態を検出する。Jはき電変電所C内に
備えられる検出手段としての検出回路であり、方向過電
流継電器67GF1c,67GF2cの動作状態を検出
する。Kはき電変電所C内に備えられる判定手段として
の判定回路であり、検出回路I,Jによる検出信号と当
該き電変電所C内のすべての方向過電流継電器67GF
1b,67GF2b,67GF3b,67GF4bの動
作状態とき電変圧器6bの運転状態とにより当該き電変
電所Cのき電母線の故障であるか外部の故障であるかを
判定するとともに、当該き電変電所Cのき電変圧器6b
の運転状態と過電流継電器51GNbの動作状態とによ
り当該き電変電所Cのき電母線の故障であるか外部の故
障であるかを判定する。検出回路Iは、方向過電流継電
器67GF3a,67GF4aの動作を検出するリレー
スイッチi1,i2を備えている。検出回路Jは、方向
過電流継電器67GF1c,67GF2cの動作を検出
するリレースイッチj1,j2を備えている。判定回路
Kは、リレースイッチi1とリレースイッチi2とリレ
ースイッチj1とリレースイッチj2の出力のORをと
るORゲートn3と、き電変圧器6bの運転を検出する
リレースイッチm1と、過電流継電器51GNbの動作
を検出するリレースイッチm2と、き電変電所C内の全
方向過電流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作
で閉路となるリレースイッチ回路m3と、き電変圧器6
bの運転停止を検出するリレースイッチm4と、リレー
スイッチm1とリレースイッチm2とリレースイッチ回
路m3との出力のANDをとるANDゲートn1と、リ
レースイッチ回路m3とリレースイッチm4とORゲー
トn3との出力のANDをとるANDゲートn2と、A
NDゲートn1とANDゲートn2とのORをとるOR
ゲートn4とを備えている。
御保護システムの回路図である。図6〜図8において、
図9〜図11に示す構成要素に相当するものには同一の
符号を付し、その説明を省略する。図6〜図8におい
て、Iはき電変電所C内に備えられる検出手段としての
検出回路であり、方向過電流継電器67GF3a,67
GF4aの動作状態を検出する。Jはき電変電所C内に
備えられる検出手段としての検出回路であり、方向過電
流継電器67GF1c,67GF2cの動作状態を検出
する。Kはき電変電所C内に備えられる判定手段として
の判定回路であり、検出回路I,Jによる検出信号と当
該き電変電所C内のすべての方向過電流継電器67GF
1b,67GF2b,67GF3b,67GF4bの動
作状態とき電変圧器6bの運転状態とにより当該き電変
電所Cのき電母線の故障であるか外部の故障であるかを
判定するとともに、当該き電変電所Cのき電変圧器6b
の運転状態と過電流継電器51GNbの動作状態とによ
り当該き電変電所Cのき電母線の故障であるか外部の故
障であるかを判定する。検出回路Iは、方向過電流継電
器67GF3a,67GF4aの動作を検出するリレー
スイッチi1,i2を備えている。検出回路Jは、方向
過電流継電器67GF1c,67GF2cの動作を検出
するリレースイッチj1,j2を備えている。判定回路
Kは、リレースイッチi1とリレースイッチi2とリレ
ースイッチj1とリレースイッチj2の出力のORをと
るORゲートn3と、き電変圧器6bの運転を検出する
リレースイッチm1と、過電流継電器51GNbの動作
を検出するリレースイッチm2と、き電変電所C内の全
方向過電流継電器67GF1b〜67GF4bが不動作
で閉路となるリレースイッチ回路m3と、き電変圧器6
bの運転停止を検出するリレースイッチm4と、リレー
スイッチm1とリレースイッチm2とリレースイッチ回
路m3との出力のANDをとるANDゲートn1と、リ
レースイッチ回路m3とリレースイッチm4とORゲー
トn3との出力のANDをとるANDゲートn2と、A
NDゲートn1とANDゲートn2とのORをとるOR
ゲートn4とを備えている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
Claims (3)
- 【請求項1】 交流式電気鉄道に電力を供給する受電変
電所と、この受電変電所からの電力をき電母線から分岐
して予め区分された交流き電線に供給する複数のき電変
電所とを備えた電気鉄道配電制御保護システムにおい
て、き電母線から分岐した遮断器等により構成されたき
電回線により隣接き電変電所と接続され交流き電線を開
閉するき電区分開閉所が上記き電変電所間又は路線の末
端に設備されている場合、上記き電区分開閉所は、隣接
き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を検出する検
出手段と、この検出手段による検出信号と当該き電区分
開閉所内のすべての方向過電流継電器の動作状態により
当該き電区分開閉所のき電母線の故障であるか外部の故
障であるかを判定する判定手段とを備えたことを特徴と
する電気鉄道配電制御保護システム。 - 【請求項2】 交流式電気鉄道に電力を供給する受電変
電所と、この受電変電所からの電力をき電母線から分岐
して予め区分された交流き電線に供給する複数のき電変
電所とを備えた電気鉄道配電制御保護システムにおい
て、き電母線から分岐した遮断器等により構成されたき
電回線により隣接き電変電所と接続され交流き電線を開
閉するき電区分開閉所が上記き電変電所間又は路線の末
端に設備されている場合、上記き電区分開閉所は、隣接
き電変電所の方向過電流継電器の動作状態を独立した信
号として受信する動作信号受信手段と、この動作信号受
信手段で受信した信号から上記方向過電流継電器の動作
状態を検出する検出手段と、この検出手段による検出信
号と当該き電区分開閉所内のすべての方向過電流継電器
の動作状態により当該き電区分開閉所のき電母線の故障
であるか外部の故障であるかを判定する判定手段とを備
えたことを特徴とする電気鉄道配電制御保護システム。 - 【請求項3】 交流式電気鉄道に電力を供給する受電変
電所と、この受電変電所からの電力をき電母線から分岐
して予め区分された交流き電線に供給する複数のき電変
電所とを備えた電気鉄道配電制御保護システムにおい
て、当該き電変電所は、隣接き電変電所の方向過電流継
電器の動作状態を検出する検出手段と、この検出手段に
よる検出信号と当該き電変電所のすべての方向過電流継
電器の動作状態と、当該き電変電所のき電変圧器の運転
状態とにより当該き電変電所のき電母線の故障であるか
外部の故障であるかを判定する第1の判定手段と、当該
き電変電所のき電変圧器の運転状態と過電流継電器の動
作状態と、当該き電変電所内のすべての方向過電流継電
器の動作状態とにより当該き電変電所のき電母線の故障
であるか外部の故障であるかを判定する第2の判定手段
とを備えたことを特徴とする電気鉄道配電制御保護シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6250958A JPH08116624A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 電気鉄道配電制御保護システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6250958A JPH08116624A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 電気鉄道配電制御保護システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08116624A true JPH08116624A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17215547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6250958A Pending JPH08116624A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 電気鉄道配電制御保護システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08116624A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008213656A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 送電システムの設計方法 |
CN101854057A (zh) * | 2010-06-10 | 2010-10-06 | 南京国电南自轨道交通工程有限公司 | 一种新型的地铁10kV/35kV环网供电线路保护的方法 |
KR101007889B1 (ko) * | 2008-11-21 | 2011-01-14 | 김영민 | 전기철도의 병렬 급전계통 보호 시스템 |
KR101531889B1 (ko) * | 2013-12-27 | 2015-06-26 | 서울메트로 | 지·에프 계전기용 검사시스템 |
CN110611309A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-24 | 中国电力工程顾问集团西南电力设计院有限公司 | 一种铁路牵引站电网接入结构 |
CN111313384A (zh) * | 2020-03-04 | 2020-06-19 | 西南交通大学 | 一种高速铁路牵引网故障选跳保护方法 |
CN111775782A (zh) * | 2020-07-22 | 2020-10-16 | 西南交通大学 | 一种电气化铁路牵引应急保障供电系统及控制方法 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP6250958A patent/JPH08116624A/ja active Pending
Cited By (9)
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