JP3047736B2 - スポットネットワーク受電設備 - Google Patents
スポットネットワーク受電設備Info
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- JP3047736B2 JP3047736B2 JP6136365A JP13636594A JP3047736B2 JP 3047736 B2 JP3047736 B2 JP 3047736B2 JP 6136365 A JP6136365 A JP 6136365A JP 13636594 A JP13636594 A JP 13636594A JP 3047736 B2 JP3047736 B2 JP 3047736B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数回線の配電線の電
力を並列受電してネットワーク母線から負荷給電するス
ポットネットワーク受電設備に関し、とくに、比較的軽
負荷で複数設備が比較的長い間隔で分散配置される道路
や鉄道等のスポットネットワーク受電設備に関する。
力を並列受電してネットワーク母線から負荷給電するス
ポットネットワーク受電設備に関し、とくに、比較的軽
負荷で複数設備が比較的長い間隔で分散配置される道路
や鉄道等のスポットネットワーク受電設備に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、高速道路，有料道路等の道路施設
や地下鉄等の鉄道施設においては、道路や線路に沿って
照明灯等が多数配置され、これらの給電に、供給安定
性，信頼性，経済性等の面から、スポットネットワーク
受電設備が採用されつつある。
や地下鉄等の鉄道施設においては、道路や線路に沿って
照明灯等が多数配置され、これらの給電に、供給安定
性，信頼性，経済性等の面から、スポットネットワーク
受電設備が採用されつつある。
【０００３】この場合、いわゆる２次低圧の２回線スポ
ットワーク受電設備が多用され、この受電設備が例えば
道路沿いの１〜２Ｋｍ間隔の変電塔毎に配置される。そ
して、従来のこの種２回線スポットネットワーク受電設
備は、ほぼ図２に示すように構成される。
ットワーク受電設備が多用され、この受電設備が例えば
道路沿いの１〜２Ｋｍ間隔の変電塔毎に配置される。そ
して、従来のこの種２回線スポットネットワーク受電設
備は、ほぼ図２に示すように構成される。
【０００４】同図において、１ａ，１ｂは電力会社の送
り出し変電所から引出された高圧又は特別高圧の２回線
の配電線、２は例えば前記変電塔毎に配置された２回線
スポットネットワーク受電設備、３ａ，３ｂは配電線１
ａ，１ｂに接続された受電設備２の１次断路器、４ａ，
４ｂは１次側が１次断路器３ａ，３ｂに接続されたバン
ク＃１，＃２のネットワーク変圧器である。
り出し変電所から引出された高圧又は特別高圧の２回線
の配電線、２は例えば前記変電塔毎に配置された２回線
スポットネットワーク受電設備、３ａ，３ｂは配電線１
ａ，１ｂに接続された受電設備２の１次断路器、４ａ，
４ｂは１次側が１次断路器３ａ，３ｂに接続されたバン
ク＃１，＃２のネットワーク変圧器である。
【０００５】５ａ，５ｂはネットワーク変圧器４ａ，４
ｂの２次側のプロテクタ遮断器、６はプロテクタ遮断器
５ａ，５ｂを介したネットワーク変圧器４ａ，４ｂの２
次側出力が供給されるネットワーク母線、７はネットワ
ーク母線６に接続された各負荷路のテイクオフ装置であ
る。
ｂの２次側のプロテクタ遮断器、６はプロテクタ遮断器
５ａ，５ｂを介したネットワーク変圧器４ａ，４ｂの２
次側出力が供給されるネットワーク母線、７はネットワ
ーク母線６に接続された各負荷路のテイクオフ装置であ
る。
【０００６】８ａ，８ｂはプロテクタ遮断器５ａ，５ｂ
を制御するバンク＃１，＃２のネットワーク継電器、９
ａ，９ｂはプロテクタ遮断器５ａ，５ｂとネットワーク
母線６との間に設けられた計器用変流器、１０ａ，１０
ｂはプロテクタ遮断器５ａ，５ｂのネットワーク変圧器
４ａ，４ｂ側の電圧を検出する変圧器側計器用変圧器、
１１ａ，１１ｂはプロテクタ遮断器５ａ，５ｂのネット
ワーク母線６側の電圧を検出する母線側計器用変圧器で
ある。
を制御するバンク＃１，＃２のネットワーク継電器、９
ａ，９ｂはプロテクタ遮断器５ａ，５ｂとネットワーク
母線６との間に設けられた計器用変流器、１０ａ，１０
ｂはプロテクタ遮断器５ａ，５ｂのネットワーク変圧器
４ａ，４ｂ側の電圧を検出する変圧器側計器用変圧器、
１１ａ，１１ｂはプロテクタ遮断器５ａ，５ｂのネット
ワーク母線６側の電圧を検出する母線側計器用変圧器で
ある。
【０００７】そして、通常は１次断路器３ａ，３ｂ及び
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂが閉路し、配電線１ａ，１
ｂの高圧又は特別高圧の電力がネットワーク変圧器４
ａ，４ｂにより負荷の照明灯等に適した数１００Ｖに降
圧されてネットワーク母線６に並列に供給され、この母
線６からテイクオフ装置７を介して各負荷に給電され
る。
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂが閉路し、配電線１ａ，１
ｂの高圧又は特別高圧の電力がネットワーク変圧器４
ａ，４ｂにより負荷の照明灯等に適した数１００Ｖに降
圧されてネットワーク母線６に並列に供給され、この母
線６からテイクオフ装置７を介して各負荷に給電され
る。
【０００８】また、ネットワーク継電器８ａ，８ｂはマ
イクロコンピュータ，デジタル形継電器ユニット等を内
蔵し、計器用変流器９ａ，９ｂの電流検出及び計器用変
圧器１０ａ，１０ｂ及び１１ａ，１１ｂの電圧検出に基
づき、配電線１ａ，１ｂの短絡事故，計画停電等による
ネットワーク母線６からネットワーク変圧器４ａ，４ｂ
への逆電力の発生等を監視，検出し、プロテクタ遮断器
５ａ，５ｂの開閉を制御する。
イクロコンピュータ，デジタル形継電器ユニット等を内
蔵し、計器用変流器９ａ，９ｂの電流検出及び計器用変
圧器１０ａ，１０ｂ及び１１ａ，１１ｂの電圧検出に基
づき、配電線１ａ，１ｂの短絡事故，計画停電等による
ネットワーク母線６からネットワーク変圧器４ａ，４ｂ
への逆電力の発生等を監視，検出し、プロテクタ遮断器
５ａ，５ｂの開閉を制御する。
【０００９】すなわち、配電線１ａの短絡事故等が発生
し、健全側の配電線１ｂからネットワーク変圧器４ｂ，
ネットワーク母線６を介して事故バンク＃１のネットワ
ーク変圧器４ａに向う逆潮流が発生し、事故バンク＃１
にネットワーク母線６からネットワーク変圧器４ａへの
逆電力が生じると、ネットワーク継電器８ａはこの逆電
力を検出し、その電流の大，小に応じて逆電力検出機能
１２又は１３が動作し、両逆電力検出機能１２，１３の
開放指令のオア出力によりプロテクタ遮断器５ａを開放
して逆電力遮断を行う。
し、健全側の配電線１ｂからネットワーク変圧器４ｂ，
ネットワーク母線６を介して事故バンク＃１のネットワ
ーク変圧器４ａに向う逆潮流が発生し、事故バンク＃１
にネットワーク母線６からネットワーク変圧器４ａへの
逆電力が生じると、ネットワーク継電器８ａはこの逆電
力を検出し、その電流の大，小に応じて逆電力検出機能
１２又は１３が動作し、両逆電力検出機能１２，１３の
開放指令のオア出力によりプロテクタ遮断器５ａを開放
して逆電力遮断を行う。
【００１０】この逆電力遮断により健全バンク＃２から
ネットワーク母線６への給電が継続され、負荷給電が無
停電で継続される。
ネットワーク母線６への給電が継続され、負荷給電が無
停電で継続される。
【００１１】ところで、前記変電塔等に配置される場
合、配電線１ａ，１ｂの短絡事故等に伴う大電流の逆電
力は稀にしか発生しないが、照明灯等の比較的軽負荷の
設備であり、しかも、その配置間隔が比較的長く、配電
線１ａ，１ｂの負荷アンバランス等に基づく電圧アンバ
ランスが生じると、その影響を受けて小電流の逆電力が
発生し易く、逆電力遮断のほとんどがこの小電流の逆電
力によって生じる。
合、配電線１ａ，１ｂの短絡事故等に伴う大電流の逆電
力は稀にしか発生しないが、照明灯等の比較的軽負荷の
設備であり、しかも、その配置間隔が比較的長く、配電
線１ａ，１ｂの負荷アンバランス等に基づく電圧アンバ
ランスが生じると、その影響を受けて小電流の逆電力が
発生し易く、逆電力遮断のほとんどがこの小電流の逆電
力によって生じる。
【００１２】そして、この小電流の逆電力が発生したと
きにも、事故バンク＃１のネットワーク継電器８ａによ
りプロテクタ遮断器５ａが開放されて逆電力遮断が行わ
れる。なお、事故復旧等が行われると、その後、例え
ば、ネットワーク継電器８ａによりネットワーク変圧器
４ａの２次側電圧の条件にしたがってプロテクタ遮断器
５ａが自動投入される。
きにも、事故バンク＃１のネットワーク継電器８ａによ
りプロテクタ遮断器５ａが開放されて逆電力遮断が行わ
れる。なお、事故復旧等が行われると、その後、例え
ば、ネットワーク継電器８ａによりネットワーク変圧器
４ａの２次側電圧の条件にしたがってプロテクタ遮断器
５ａが自動投入される。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】前記図２の従来設備の
場合、逆電力遮断を行う毎に、事故バンク＃１又は＃２
のプロテクタ遮断器５ａ又は５ｂを開閉する。このプロ
テクタ遮断器５ａ，５ｂは配線用遮断器，気中遮断器か
らなり、その開閉寿命回数が６００回程度である。
場合、逆電力遮断を行う毎に、事故バンク＃１又は＃２
のプロテクタ遮断器５ａ又は５ｂを開閉する。このプロ
テクタ遮断器５ａ，５ｂは配線用遮断器，気中遮断器か
らなり、その開閉寿命回数が６００回程度である。
【００１４】そのため、例えば１月に１０回の割合いで
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉が行われると、６０
０／（１０回×１２）＝５年の比較的短い期間で寿命が
つきる。したがって、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの定
期的な点検，取替が必要になり、煩雑な保守作業を要す
るとともに、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの寿命に伴う
異常が不用意に発生する虞れがあり、信頼性の向上が図
れない問題点もある。
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉が行われると、６０
０／（１０回×１２）＝５年の比較的短い期間で寿命が
つきる。したがって、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの定
期的な点検，取替が必要になり、煩雑な保守作業を要す
るとともに、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの寿命に伴う
異常が不用意に発生する虞れがあり、信頼性の向上が図
れない問題点もある。
【００１５】そして、道路設備や鉄道設備等のこの種ス
ポットネットワーク受電設備においては、保守作業の軽
減を図ることが極めて重要な課題である。なお、図２の
場合は逆電力遮断が最も生じ易い２回線のスポットネッ
トワーク受電設備について説明したが、３回線以上の多
回線のスポットネットワーク受電設備においても同様の
問題点が生じる。
ポットネットワーク受電設備においては、保守作業の軽
減を図ることが極めて重要な課題である。なお、図２の
場合は逆電力遮断が最も生じ易い２回線のスポットネッ
トワーク受電設備について説明したが、３回線以上の多
回線のスポットネットワーク受電設備においても同様の
問題点が生じる。
【００１６】本発明は、逆電力遮断に伴うネットワーク
遮断器の点検，取替等の保守作業が省けるようにすると
ともに、ネットワーク遮断器の開閉寿命に伴う異常の発
生を防止して信頼性の向上を図ることを目的とする。
遮断器の点検，取替等の保守作業が省けるようにすると
ともに、ネットワーク遮断器の開閉寿命に伴う異常の発
生を防止して信頼性の向上を図ることを目的とする。
【００１７】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のスポットネットワーク受電設備において
は、１次側が各回線の配電線それぞれに接続された複数
のネットワーク変圧器の２次側と共通のネットワーク母
線との接続路それぞれに、
めに、本発明のスポットネットワーク受電設備において
は、１次側が各回線の配電線それぞれに接続された複数
のネットワーク変圧器の２次側と共通のネットワーク母
線との接続路それぞれに、
【００１８】ネットワーク母線からネットワーク変圧器
の２次側への逆電力を検出するネットワーク継電器の設
定電流以上の大電流域の逆電力検出出力により開放され
るプロテクタ遮断器と、ネットワーク継電器の設定電流
より小さな小電流域の逆電力検出出力により開放される
電磁接触器とを直列に設ける。
の２次側への逆電力を検出するネットワーク継電器の設
定電流以上の大電流域の逆電力検出出力により開放され
るプロテクタ遮断器と、ネットワーク継電器の設定電流
より小さな小電流域の逆電力検出出力により開放される
電磁接触器とを直列に設ける。
【００１９】
【作用】前記のように構成された本発明のスポットネッ
トワーク受電設備の場合、配電線の短絡事故等に伴う大
電流の逆電力が発生すると、従来と同様、プロテクタ遮
断器の開放によって逆電力遮断が行われる。
トワーク受電設備の場合、配電線の短絡事故等に伴う大
電流の逆電力が発生すると、従来と同様、プロテクタ遮
断器の開放によって逆電力遮断が行われる。
【００２０】一方、配電線間の電圧アンバランス等に伴
う小電流の逆電力が発生すると、プロテクタ遮断器に直
列に設けられた電磁接触器の開放によって逆電力遮断が
行われる。
う小電流の逆電力が発生すると、プロテクタ遮断器に直
列に設けられた電磁接触器の開放によって逆電力遮断が
行われる。
【００２１】そして、電磁接触器の開閉寿命が一般に５
０万回程度もの長寿命であるため、稀にしか生じない大
電流の逆電力遮断をプロテクタ遮断器が分担し、発生回
数の多い小電流の逆電力遮断を電磁接触器が分担するこ
とにより、プロテクタ遮断器の開閉寿命回数に達するま
での期間が大幅に長くなり、実用上は保守作業が不要に
なり、しかも、プロテクタ遮断器の開閉寿命に伴う不用
意な異常の発生がなくなり、信頼性が著しく向上する。
０万回程度もの長寿命であるため、稀にしか生じない大
電流の逆電力遮断をプロテクタ遮断器が分担し、発生回
数の多い小電流の逆電力遮断を電磁接触器が分担するこ
とにより、プロテクタ遮断器の開閉寿命回数に達するま
での期間が大幅に長くなり、実用上は保守作業が不要に
なり、しかも、プロテクタ遮断器の開閉寿命に伴う不用
意な異常の発生がなくなり、信頼性が著しく向上する。
【００２２】
【実施例】１実施例について、図２を参照して説明す
る。図１において、図２と同一符号は同一もしくは相当
するものを示し、図２の従来設備と異なる点は、つぎの
（ｉ）〜（iii） の点である。 （ｉ）プロテクタ遮断器５ａ，５ｂのネットワーク母線
側に電磁接触器１４ａ，１４ｂを設けた点。 （ii）ネットワーク継電器８ａ，８ｂの大電流域の逆電
力検出に基づく逆電力検出機能１２の開放指令のみによ
りプロテクタ遮断器５ａ，５ｂを開放するようにした
点。 (iii) ネットワーク継電器８ａ，８ｂの小電流域の逆電
力検出に基づく逆電力検出機能１３の開放指令により電
磁接触器１４ａ，１４ｂを開放するようにした点。
る。図１において、図２と同一符号は同一もしくは相当
するものを示し、図２の従来設備と異なる点は、つぎの
（ｉ）〜（iii） の点である。 （ｉ）プロテクタ遮断器５ａ，５ｂのネットワーク母線
側に電磁接触器１４ａ，１４ｂを設けた点。 （ii）ネットワーク継電器８ａ，８ｂの大電流域の逆電
力検出に基づく逆電力検出機能１２の開放指令のみによ
りプロテクタ遮断器５ａ，５ｂを開放するようにした
点。 (iii) ネットワーク継電器８ａ，８ｂの小電流域の逆電
力検出に基づく逆電力検出機能１３の開放指令により電
磁接触器１４ａ，１４ｂを開放するようにした点。
【００２３】したがって、例えば配電線１ａの短絡事故
等が発生し、ネットワーク母線６からネットワーク変圧
器４ａの２次側への所定電流以上の大電流の逆電力が生
じると、ネットワーク継電器８ａの逆電力検出機能１２
の出力により図２の従来設備と同様、プロテクタ遮断器
５ａが開放されて逆電力遮断が行われる。
等が発生し、ネットワーク母線６からネットワーク変圧
器４ａの２次側への所定電流以上の大電流の逆電力が生
じると、ネットワーク継電器８ａの逆電力検出機能１２
の出力により図２の従来設備と同様、プロテクタ遮断器
５ａが開放されて逆電力遮断が行われる。
【００２４】一方、配電線１ａ，１ｂの電圧アンバラン
ス等に伴って、例えばネットワーク母線６からネットワ
ーク変圧器４ａの２次側への前記所定電流より少ない小
電流の逆電力が発生すると、ネットワーク継電器８ａの
逆電力検出機能１３の出力により電磁接触器１４ａが開
放されて逆電力遮断が行われる。このとき、小電流域の
逆電力であれば、電磁接触器１４ａ，１４ｂにより確実
にその遮断が行える。
ス等に伴って、例えばネットワーク母線６からネットワ
ーク変圧器４ａの２次側への前記所定電流より少ない小
電流の逆電力が発生すると、ネットワーク継電器８ａの
逆電力検出機能１３の出力により電磁接触器１４ａが開
放されて逆電力遮断が行われる。このとき、小電流域の
逆電力であれば、電磁接触器１４ａ，１４ｂにより確実
にその遮断が行える。
【００２５】ところで、電磁接触器１４ａ，１４ｂの開
閉寿命回数は、一般に５０万回程もあり、実用上は考慮
しなくてよい。
閉寿命回数は、一般に５０万回程もあり、実用上は考慮
しなくてよい。
【００２６】そして、稀にしか生じない大電流の逆電力
遮断をプロテクタ遮断器５ａ，５ｂが分担し、発生回数
が多い小電流の逆電力遮断を電磁接触器１４ａ，１４ｂ
が分担するため、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉寿
命回数に達するまでの期間が大幅に長くなり、実用上は
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの取替えが不要になる。
遮断をプロテクタ遮断器５ａ，５ｂが分担し、発生回数
が多い小電流の逆電力遮断を電磁接触器１４ａ，１４ｂ
が分担するため、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉寿
命回数に達するまでの期間が大幅に長くなり、実用上は
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの取替えが不要になる。
【００２７】そのため、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの
点検、取替え等の保守作業が省け、保守作業の簡素化が
図れるとともに、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂ及び電磁
接触器１４ａ，１４ｂの開閉寿命に伴う故障等の異常が
発生せず、信頼性が飛躍的に向上し、とくに、道路施設
や鉄道施設等のスポットネットワーク受電設備に好適で
ある。そして、前記実施例では２回線の場合に適用した
が、３回線以上の多回線の場合にも適用できるのは勿論
である。
点検、取替え等の保守作業が省け、保守作業の簡素化が
図れるとともに、プロテクタ遮断器５ａ，５ｂ及び電磁
接触器１４ａ，１４ｂの開閉寿命に伴う故障等の異常が
発生せず、信頼性が飛躍的に向上し、とくに、道路施設
や鉄道施設等のスポットネットワーク受電設備に好適で
ある。そして、前記実施例では２回線の場合に適用した
が、３回線以上の多回線の場合にも適用できるのは勿論
である。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。ネットワー
ク変圧器４ａ，４ｂの２次側にプロテクタ遮断器５ａ，
５ｂと電磁接触器１４ａ，１４ｂとを直列に設け、稀に
しか生じない大電流の逆電力が発生したときにのみ開閉
寿命回数が比較的少ないプロテクタ遮断器５ａ，５ｂを
開放して逆電力を遮断し、発生回数の多い小電流の逆電
力が発生したときには開閉寿命回数が極めて多い電磁接
触器１４ａ，１４ｂを開放して逆電力を遮断したため、
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉寿命回数に達するま
での期間が大幅に長くなり、実用上はプロテクタ遮断器
５ａ，５ｂの取替が不要になってその保守作業が省け、
しかもプロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉寿命に伴う異
常の発生がなく、信頼性が飛躍的に向上する。
ているため、以下に記載する効果を奏する。ネットワー
ク変圧器４ａ，４ｂの２次側にプロテクタ遮断器５ａ，
５ｂと電磁接触器１４ａ，１４ｂとを直列に設け、稀に
しか生じない大電流の逆電力が発生したときにのみ開閉
寿命回数が比較的少ないプロテクタ遮断器５ａ，５ｂを
開放して逆電力を遮断し、発生回数の多い小電流の逆電
力が発生したときには開閉寿命回数が極めて多い電磁接
触器１４ａ，１４ｂを開放して逆電力を遮断したため、
プロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉寿命回数に達するま
での期間が大幅に長くなり、実用上はプロテクタ遮断器
５ａ，５ｂの取替が不要になってその保守作業が省け、
しかもプロテクタ遮断器５ａ，５ｂの開閉寿命に伴う異
常の発生がなく、信頼性が飛躍的に向上する。
【図１】本発明のスポットネットワーク受電設備の１実
施例の単線結線図である。
施例の単線結線図である。
【図２】従来設備の単線結線図である。
１ａ，１ｂ 配電線 ４ａ，４ｂ ネットワーク変圧器 ５ａ，５ｂ プロテクタ遮断器 ６ ネットワーク母線 １４ａ，１４ｂ 電磁接触器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02H 7/28 H02J 3/38
Claims (1)
- 【請求項１】 １次側が各回線の配電線それぞれに接続
された複数のネットワーク変圧器の２次側と共通のネッ
トワーク母線との接続路それぞれに、 前記ネットワーク母線から前記ネットワーク変圧器の２
次側への逆電力を検出するネットワーク継電器の設定電
流以上の大電流域の逆電力検出出力により開放されるプ
ロテクタ遮断器と、 前記ネットワーク継電器の前記設定電流より小さな小電
流域の逆電力検出出力により開放される電磁接触器とを
直列に設けたことを特徴とするスポットネットワークの
受電設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136365A JP3047736B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | スポットネットワーク受電設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6136365A JP3047736B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | スポットネットワーク受電設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07322499A JPH07322499A (ja) | 1995-12-08 |
| JP3047736B2 true JP3047736B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=15173470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6136365A Expired - Fee Related JP3047736B2 (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | スポットネットワーク受電設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3047736B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102016214051A1 (de) | 2016-07-29 | 2018-02-01 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Stromversorgung und Stromversorgung für an einer Bahnstrecke angeordnete Bahnbetriebselemente |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP6136365A patent/JP3047736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07322499A (ja) | 1995-12-08 |
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