JPH0811581A - 表示装置 - Google Patents
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- JPH0811581A JPH0811581A JP6146528A JP14652894A JPH0811581A JP H0811581 A JPH0811581 A JP H0811581A JP 6146528 A JP6146528 A JP 6146528A JP 14652894 A JP14652894 A JP 14652894A JP H0811581 A JPH0811581 A JP H0811581A
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- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 32
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- 230000004907 flux Effects 0.000 description 4
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- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 拡散板による光損失を低減してより明るい表
示を可能にするとともに、装置の小型化を図ること。 【構成】 光源1の光は、凹面鏡2で集光され、コンデ
ンサレンズ3により略平行光とされ、高分子分散型液晶
4に入射される。高分子分散型液晶4は、電圧の印加の
有無に従って入射光を透過、散乱し、電圧印加パターン
に対応した表示画像を生成する。この表示画像は、縮小
投影用レンズ5及び絞り6を順に通過して拡散板7上に
投影される。一方、高分子分散型液晶4の散乱光は、絞
り6によりカットされる。ここで、拡散板7上の投影像
は、所定の条件の下、表示画像を縮小させた投影像とさ
れる。拡散板7上の投影像は、所定の条件の下、拡散板
7の位置から光源1寄りの位置に拡大虚像として結像さ
れ、ホログラム凹面鏡9及びハーフミラー10を介し
て、看者に視認される。
示を可能にするとともに、装置の小型化を図ること。 【構成】 光源1の光は、凹面鏡2で集光され、コンデ
ンサレンズ3により略平行光とされ、高分子分散型液晶
4に入射される。高分子分散型液晶4は、電圧の印加の
有無に従って入射光を透過、散乱し、電圧印加パターン
に対応した表示画像を生成する。この表示画像は、縮小
投影用レンズ5及び絞り6を順に通過して拡散板7上に
投影される。一方、高分子分散型液晶4の散乱光は、絞
り6によりカットされる。ここで、拡散板7上の投影像
は、所定の条件の下、表示画像を縮小させた投影像とさ
れる。拡散板7上の投影像は、所定の条件の下、拡散板
7の位置から光源1寄りの位置に拡大虚像として結像さ
れ、ホログラム凹面鏡9及びハーフミラー10を介し
て、看者に視認される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示対象物を虚像とし
て表示する表示装置に関する。
て表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先の特許出願(特願平05
−325640号)において、光利用効率の向上を図り
高輝度表示を可能にすることを目的として、偏光板が不
要なため本来的に高輝度表示の可能性の高い散乱型液晶
(白濁液晶ともいう。例として、高分子分散型液晶等が
ある。)を用いた液晶表示装置を開示している。
−325640号)において、光利用効率の向上を図り
高輝度表示を可能にすることを目的として、偏光板が不
要なため本来的に高輝度表示の可能性の高い散乱型液晶
(白濁液晶ともいう。例として、高分子分散型液晶等が
ある。)を用いた液晶表示装置を開示している。
【0003】図6は、上記先願に係る液晶表示装置の基
本的構成を示している。図6において、1は、光源、2
は、凹面鏡、3は、コンデンサレンズ、4は、散乱型液
晶(表示対象物を表示するもの)、5は、絞り用レン
ズ、6は、絞り、7は、拡散板、9は、ホログラム凹面
鏡、10は、ハーフミラー、11は、プロジェクタレン
ズをそれぞれ表わしている。
本的構成を示している。図6において、1は、光源、2
は、凹面鏡、3は、コンデンサレンズ、4は、散乱型液
晶(表示対象物を表示するもの)、5は、絞り用レン
ズ、6は、絞り、7は、拡散板、9は、ホログラム凹面
鏡、10は、ハーフミラー、11は、プロジェクタレン
ズをそれぞれ表わしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先願に係
る液晶表示装置によると、拡散板7の指向性が低いた
め、拡散板7の拡散光によって表示に必要な光束が減少
し、高輝度表示に限界があることが判明した。また、ホ
ログラム凹面鏡9の焦点距離を小さく設定することが困
難なため、拡散板7とホログラム凹面鏡9との間の距離
を大きく設定する必要があり、このため、TN液晶を使
用した液晶表示装置と比べ、光軸の距離が長くなり、車
載性に問題があることも判明した。
る液晶表示装置によると、拡散板7の指向性が低いた
め、拡散板7の拡散光によって表示に必要な光束が減少
し、高輝度表示に限界があることが判明した。また、ホ
ログラム凹面鏡9の焦点距離を小さく設定することが困
難なため、拡散板7とホログラム凹面鏡9との間の距離
を大きく設定する必要があり、このため、TN液晶を使
用した液晶表示装置と比べ、光軸の距離が長くなり、車
載性に問題があることも判明した。
【0005】本発明は、液晶表示装置のみに限定される
ものではないが、拡散板による光損失を低減してより明
るい表示を可能にするとともに、装置の小型化を図るこ
とを目的とする。
ものではないが、拡散板による光損失を低減してより明
るい表示を可能にするとともに、装置の小型化を図るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1では、表示対象
物と拡散板とを有する表示装置であって、前記表示対象
物を縮小して前記拡散板上に投影する縮小投影手段と、
前記拡散板上の投影像を拡大虚像に結像する拡大虚像結
像手段と、を備えることを特徴とする表示装置を採用す
る。
物と拡散板とを有する表示装置であって、前記表示対象
物を縮小して前記拡散板上に投影する縮小投影手段と、
前記拡散板上の投影像を拡大虚像に結像する拡大虚像結
像手段と、を備えることを特徴とする表示装置を採用す
る。
【0007】請求項2では、前記縮小投影手段が、正の
焦点距離を有する第1の光学素子を備え、前記表示対象
物及び前記拡散板の各位置を、前記第1の光学素子の物
空間焦点及び像空間焦点より外側であって、前記表示対
象物から前記第1の光学素子までの距離が前記拡散板か
ら前記第1の光学素子までの距離よりも大きくなる位置
に設定して構成されることを特徴とする請求項1に記載
の表示装置を採用する。
焦点距離を有する第1の光学素子を備え、前記表示対象
物及び前記拡散板の各位置を、前記第1の光学素子の物
空間焦点及び像空間焦点より外側であって、前記表示対
象物から前記第1の光学素子までの距離が前記拡散板か
ら前記第1の光学素子までの距離よりも大きくなる位置
に設定して構成されることを特徴とする請求項1に記載
の表示装置を採用する。
【0008】請求項3では、前記拡大虚像結像手段が、
正の焦点距離を有する第2の光学素子を備え、前記拡散
板の位置を、前記第2の光学素子の物空間焦点より内側
に設定して構成されることを特徴とする請求項1又は2
に記載の表示装置を採用する。
正の焦点距離を有する第2の光学素子を備え、前記拡散
板の位置を、前記第2の光学素子の物空間焦点より内側
に設定して構成されることを特徴とする請求項1又は2
に記載の表示装置を採用する。
【0009】請求項4では、前記表示対象物が液晶の表
示画像であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の表示装置を採用する。
示画像であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の表示装置を採用する。
【0010】請求項5では、前記液晶が散乱型液晶であ
ることを特徴とする請求項4に記載の表示装置を採用す
る。
ることを特徴とする請求項4に記載の表示装置を採用す
る。
【0011】請求項6では、前記拡大虚像結像手段が、
前記第2の光学素子とホログラム凹面鏡との組合わせか
らなることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載
の表示装置を採用する。
前記第2の光学素子とホログラム凹面鏡との組合わせか
らなることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載
の表示装置を採用する。
【0012】
【発明の作用効果】請求項1に係る表示装置によると、
拡散板上の投影像は、拡散板の低指向性により拡散光と
なるが、投影像は縮小されており、しかも、拡大虚像結
像手段として、正の焦点距離を有するレンズを拡散板に
近づけて設置した構成をとることができるため、投影像
の拡散光の多くがレンズに入射され表示用の光束として
利用されるため、明るい表示を行なうことができる。ま
た、上述したような焦点距離を小さく設定することが困
難なホログラム凹面鏡を拡大虚像結像手段の要素とした
場合に、ホログラム凹面鏡と拡散板との間の距離を小さ
く設定しても、ホログラム凹面鏡から光源寄りに遠く離
れた位置に拡大虚像を結像させることが可能になり、光
軸の距離が短くなって装置の小型化を図ることができ
る。
拡散板上の投影像は、拡散板の低指向性により拡散光と
なるが、投影像は縮小されており、しかも、拡大虚像結
像手段として、正の焦点距離を有するレンズを拡散板に
近づけて設置した構成をとることができるため、投影像
の拡散光の多くがレンズに入射され表示用の光束として
利用されるため、明るい表示を行なうことができる。ま
た、上述したような焦点距離を小さく設定することが困
難なホログラム凹面鏡を拡大虚像結像手段の要素とした
場合に、ホログラム凹面鏡と拡散板との間の距離を小さ
く設定しても、ホログラム凹面鏡から光源寄りに遠く離
れた位置に拡大虚像を結像させることが可能になり、光
軸の距離が短くなって装置の小型化を図ることができ
る。
【0013】請求項2に係る表示装置によると、第1の
光学素子を正の焦点距離を有するものとし、かつ、表示
対象物と拡散板と第1の光学素子との間に所定の位置関
係をもたせることにより、表示対象物が第1の光学素子
を介して拡散板上に縮小して投影されるようになり、明
るい表示及び装置の小型化が可能になる。
光学素子を正の焦点距離を有するものとし、かつ、表示
対象物と拡散板と第1の光学素子との間に所定の位置関
係をもたせることにより、表示対象物が第1の光学素子
を介して拡散板上に縮小して投影されるようになり、明
るい表示及び装置の小型化が可能になる。
【0014】請求項3に係る表示装置によると、第2の
光学素子を正の焦点距離を有するものとし、かつ、拡散
板と第2の光学素子との間に所定の位置関係をもたせる
ことにより、拡散板上の投影像が拡大虚像に結像される
ようになり、明るい表示及び装置の小型化が可能にな
る。
光学素子を正の焦点距離を有するものとし、かつ、拡散
板と第2の光学素子との間に所定の位置関係をもたせる
ことにより、拡散板上の投影像が拡大虚像に結像される
ようになり、明るい表示及び装置の小型化が可能にな
る。
【0015】請求項4に係る表示装置によると、表示画
像が固定されておらず制御が必要な場合に用いられる液
晶の表示画像を明るく表示できるようになる。
像が固定されておらず制御が必要な場合に用いられる液
晶の表示画像を明るく表示できるようになる。
【0016】請求項5に係る表示装置によると、高輝度
表示が可能な散乱型液晶の表示画像を明るく表示できる
ようになる。
表示が可能な散乱型液晶の表示画像を明るく表示できる
ようになる。
【0017】請求項6に係る表示装置によると、焦点距
離を小さく設定することが困難なホログラム凹面鏡を用
いた表示装置において、装置の小型化が可能になる。
離を小さく設定することが困難なホログラム凹面鏡を用
いた表示装置において、装置の小型化が可能になる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を説明するに先立ち、まず、
本発明による表示装置の概要を図1を参照して説明す
る。
本発明による表示装置の概要を図1を参照して説明す
る。
【0019】図1において、1は、光源(例えば、メタ
ルハライドランプ)、2は、集光用の凹面鏡、3は、光
源1の光を略平行光にするためのコンデンサレンズ、4
は、高分子分散型液晶、5は、拡散板7上に高分子分散
型液晶4の表示画像(表示対象物)を縮小して投影する
ための縮小投影手段としての縮小投影用レンズ(第1の
光学素子)、6は、高分子分散型液晶4の散乱光をカッ
トし、透過光のみを通過させるための絞り、7は、拡散
板、8は、拡散板7上の投影像を拡大虚像に結像させる
ための拡大虚像結像用レンズ(第2の光学素子)、9
は、拡大虚像結像用レンズ8とともに拡大虚像結像手段
を構成するホログラム凹面鏡、10は、ハーフミラーを
それぞれ表わしている。
ルハライドランプ)、2は、集光用の凹面鏡、3は、光
源1の光を略平行光にするためのコンデンサレンズ、4
は、高分子分散型液晶、5は、拡散板7上に高分子分散
型液晶4の表示画像(表示対象物)を縮小して投影する
ための縮小投影手段としての縮小投影用レンズ(第1の
光学素子)、6は、高分子分散型液晶4の散乱光をカッ
トし、透過光のみを通過させるための絞り、7は、拡散
板、8は、拡散板7上の投影像を拡大虚像に結像させる
ための拡大虚像結像用レンズ(第2の光学素子)、9
は、拡大虚像結像用レンズ8とともに拡大虚像結像手段
を構成するホログラム凹面鏡、10は、ハーフミラーを
それぞれ表わしている。
【0020】図1に図示する表示装置において、光源1
の光は、凹面鏡2で集光され、コンデンサレンズ3によ
り略平行光とされ、高分子分散型液晶4に入射される。
高分子分散型液晶4は、電圧の印加の有無に従って入射
光を透過、散乱し、電圧印加パターンに対応した表示画
像を生成する。この表示画像は、縮小投影用レンズ5及
び絞り6を順に通過して拡散板7上に投影される。一
方、高分子分散型液晶4の散乱光は、絞り6によりカッ
トされる。即ち、縮小投影用レンズ5は、拡散板7上へ
の縮小投影の効果と散乱光除去のための絞り6に光束を
収束させる効果の2つを有することになり、白濁液晶と
しての高分子分散型液晶4が他の表示対象物に比べ本発
明に適したものであるといえる。ここで、拡散板7上の
投影像は、少なくとも次の条件、すなわち、縮小投影
用レンズ5を正の焦点距離を有するレンズとすること、
高分子分散型液晶4と縮小投影用レンズ5との間の距
離を拡散板7と縮小投影用レンズ5との間の距離よりも
大きく設定すること、高分子分散型液晶4及び拡散板
7を縮小投影用レンズ5の物空間焦点及び像空間焦点よ
り外側に配置すること、を満たすことで、表示画像を縮
小させた投影像とされる。拡散板7上の投影像は、少な
くとも次の条件、すなわち、拡大虚像結像用レンズ8
を正の焦点距離を有するレンズとすること、拡散板7
を拡大虚像結像用レンズ8の焦点より内側に配置するこ
と、を満たすことで、虚像に拡大して結像される。この
拡大虚像は、拡散板7の位置から光源1寄りの位置に結
像され、ホログラム凹面鏡9及びハーフミラー10を介
して、看者に視認される。
の光は、凹面鏡2で集光され、コンデンサレンズ3によ
り略平行光とされ、高分子分散型液晶4に入射される。
高分子分散型液晶4は、電圧の印加の有無に従って入射
光を透過、散乱し、電圧印加パターンに対応した表示画
像を生成する。この表示画像は、縮小投影用レンズ5及
び絞り6を順に通過して拡散板7上に投影される。一
方、高分子分散型液晶4の散乱光は、絞り6によりカッ
トされる。即ち、縮小投影用レンズ5は、拡散板7上へ
の縮小投影の効果と散乱光除去のための絞り6に光束を
収束させる効果の2つを有することになり、白濁液晶と
しての高分子分散型液晶4が他の表示対象物に比べ本発
明に適したものであるといえる。ここで、拡散板7上の
投影像は、少なくとも次の条件、すなわち、縮小投影
用レンズ5を正の焦点距離を有するレンズとすること、
高分子分散型液晶4と縮小投影用レンズ5との間の距
離を拡散板7と縮小投影用レンズ5との間の距離よりも
大きく設定すること、高分子分散型液晶4及び拡散板
7を縮小投影用レンズ5の物空間焦点及び像空間焦点よ
り外側に配置すること、を満たすことで、表示画像を縮
小させた投影像とされる。拡散板7上の投影像は、少な
くとも次の条件、すなわち、拡大虚像結像用レンズ8
を正の焦点距離を有するレンズとすること、拡散板7
を拡大虚像結像用レンズ8の焦点より内側に配置するこ
と、を満たすことで、虚像に拡大して結像される。この
拡大虚像は、拡散板7の位置から光源1寄りの位置に結
像され、ホログラム凹面鏡9及びハーフミラー10を介
して、看者に視認される。
【0021】ここで、拡散板7上の投影像は、拡散板7
の低指向性により拡散光となるが、この拡散光は、次の
理由、すなわち、投影像が縮小された像であること、
拡散板7の後方近くに正の焦点距離を有する拡大虚像
結像用レンズ8が設置されていること、により、その多
くが拡大虚像結像用レンズ8に入射されてホログラム凹
面鏡9に入射され、表示用の光束として有効に利用され
るようになる。従って、明るい表示が可能になる。
の低指向性により拡散光となるが、この拡散光は、次の
理由、すなわち、投影像が縮小された像であること、
拡散板7の後方近くに正の焦点距離を有する拡大虚像
結像用レンズ8が設置されていること、により、その多
くが拡大虚像結像用レンズ8に入射されてホログラム凹
面鏡9に入射され、表示用の光束として有効に利用され
るようになる。従って、明るい表示が可能になる。
【0022】また、拡散板7上の投影像は、拡大虚像結
像用レンズ8により、光源1寄りの位置に拡大された虚
像として結像されるため、ホログラム凹面鏡9の焦点距
離が大きくても、ホログラム凹面鏡9と拡散板7との間
の距離を小さく設定することが可能になり、光軸の距離
が短くなる。このため、装置の小型化を図ることができ
る。
像用レンズ8により、光源1寄りの位置に拡大された虚
像として結像されるため、ホログラム凹面鏡9の焦点距
離が大きくても、ホログラム凹面鏡9と拡散板7との間
の距離を小さく設定することが可能になり、光軸の距離
が短くなる。このため、装置の小型化を図ることができ
る。
【0023】次に、各実施例について説明する。
【0024】(1) 第1実施例(図2) 図2は、本発明による表示装置を車両用ヘッドアップデ
ィスプレイ(HUD)に適用した場合を示している。
ィスプレイ(HUD)に適用した場合を示している。
【0025】この車両用HUDは、ダッシュボード10
0内に、光源1、凹面鏡2、コンデンサレンズ3、高分
子分散型液晶4、縮小投影用レンズ5、絞り6、拡散板
7、拡大虚像結像用レンズ8及びホログラム凹面鏡9を
組み込み、ウインドシールドガラス200の内面にハー
フミラー10を形成して構成される。
0内に、光源1、凹面鏡2、コンデンサレンズ3、高分
子分散型液晶4、縮小投影用レンズ5、絞り6、拡散板
7、拡大虚像結像用レンズ8及びホログラム凹面鏡9を
組み込み、ウインドシールドガラス200の内面にハー
フミラー10を形成して構成される。
【0026】この車両用HUDにおいて、各構成要素
は、上述した図1図示の表示装置と同様に構成されてい
る。従って、この車両用HUDによると、拡散板7の拡
散光を表示用の光束として有効に利用できるため、ウイ
ンドシールドガラス200の前方に、車速等の明るい虚
像を表示できるようになる。また、ホログラム凹面鏡9
の焦点距離が大きくても、ホログラム凹面鏡9と拡散板
7との間の距離を小さく設定できるため、光軸の距離が
短くなり、装置の小型化(車載性の充足)を図ることが
できる。
は、上述した図1図示の表示装置と同様に構成されてい
る。従って、この車両用HUDによると、拡散板7の拡
散光を表示用の光束として有効に利用できるため、ウイ
ンドシールドガラス200の前方に、車速等の明るい虚
像を表示できるようになる。また、ホログラム凹面鏡9
の焦点距離が大きくても、ホログラム凹面鏡9と拡散板
7との間の距離を小さく設定できるため、光軸の距離が
短くなり、装置の小型化(車載性の充足)を図ることが
できる。
【0027】(2) 第2実施例(図3) 図3は、本発明による表示装置を、第1実施例と同様、
車両用HUDに適用した場合を示している。
車両用HUDに適用した場合を示している。
【0028】この車両用HUDは、ホログラム凹面鏡9
の焦点距離を、第1実施例における拡大虚像結像用レン
ズ8とホログラム凹面鏡9との合成焦点距離程度に小さ
くすることが可能な場合に、拡大虚像結像用レンズ8を
省略し、部品点数の減少を図るようにしたものである。
の焦点距離を、第1実施例における拡大虚像結像用レン
ズ8とホログラム凹面鏡9との合成焦点距離程度に小さ
くすることが可能な場合に、拡大虚像結像用レンズ8を
省略し、部品点数の減少を図るようにしたものである。
【0029】(3) 第3実施例(図4) 図4は、本発明による表示装置を、第1,第2実施例と
同様、車両用HUDに適用した場合を示している。
同様、車両用HUDに適用した場合を示している。
【0030】この車両用HUDは、第2実施例における
ホログラム凹面鏡9の代わりに拡大虚像結像用レンズ8
を用いたものであり、第2実施例と同様、部品点数の減
少を図るようにしたものである。
ホログラム凹面鏡9の代わりに拡大虚像結像用レンズ8
を用いたものであり、第2実施例と同様、部品点数の減
少を図るようにしたものである。
【0031】(4) 第4実施例(図5) 図5は、本発明による表示装置を、フルカラー表示装置
に適用した場合を示している。
に適用した場合を示している。
【0032】このフルカラー表示装置は、光源1の光を
ダイクロイックミラー300によりRGBに分光し、R
GB各々の光路上に高分子分散型液晶4を配置して構成
される。なお、各高分子分散型液晶4の散乱光は、最後
にまとめて除去処理している。
ダイクロイックミラー300によりRGBに分光し、R
GB各々の光路上に高分子分散型液晶4を配置して構成
される。なお、各高分子分散型液晶4の散乱光は、最後
にまとめて除去処理している。
【0033】なお、本発明による表示装置は、図1図示
の表示装置において光軸の途中にカラーフィルタを配設
してカラー表示を行なうものにも適用できる。また、高
分子分散型液晶以外の他の散乱型液晶やTN液晶等を使
用する場合にも適用でき、さらに、表示画像が固定され
表示制御が不要な場合には、液晶の代わりに、表示画像
が固定化された透明シートを用いてもよい。また、液晶
の散乱光の除去が不要な場合、絞りを省略することがで
きる。また、ホログラム凹面鏡の代わりに、通常の凹面
鏡を用いることは自由である。
の表示装置において光軸の途中にカラーフィルタを配設
してカラー表示を行なうものにも適用できる。また、高
分子分散型液晶以外の他の散乱型液晶やTN液晶等を使
用する場合にも適用でき、さらに、表示画像が固定され
表示制御が不要な場合には、液晶の代わりに、表示画像
が固定化された透明シートを用いてもよい。また、液晶
の散乱光の除去が不要な場合、絞りを省略することがで
きる。また、ホログラム凹面鏡の代わりに、通常の凹面
鏡を用いることは自由である。
【図1】本発明による表示装置の構成図
【図2】本発明による表示装置を適用した第1実施例に
係る車両用HUDの構成図
係る車両用HUDの構成図
【図3】同じく第2実施例に係る車両用HUDの構成図
【図4】同じく第3実施例に係る車両用HUDの構成図
【図5】同じく第4実施例に係るフルカラー表示装置の
構成図
構成図
【図6】本発明の先願に係る液晶表示装置の構成図
4 高分子分散型液晶 5 縮小投影用レンズ(第1の光学素子) 7 拡散板 8 拡大虚像結像用レンズ(第2の光学素子) 9 ホログラム凹面鏡
Claims (6)
- 【請求項1】 表示対象物と拡散板とを有する表示装置
であって、 前記表示対象物を縮小して前記拡散板上に投影する縮小
投影手段と、 前記拡散板上の投影像を拡大虚像に結像する拡大虚像結
像手段と、 を備えることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 前記縮小投影手段が、正の焦点距離を有
する第1の光学素子を備え、前記表示対象物及び前記拡
散板の各位置を、前記第1の光学素子の物空間焦点及び
像空間焦点より外側であって、前記表示対象物から前記
第1の光学素子までの距離が前記拡散板から前記第1の
光学素子までの距離よりも大きくなる位置に設定して構
成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記拡大虚像結像手段が、正の焦点距離
を有する第2の光学素子を備え、前記拡散板の位置を、
前記第2の光学素子の物空間焦点より内側に設定して構
成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示
装置。 - 【請求項4】 前記表示対象物が液晶の表示画像である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示
装置。 - 【請求項5】 前記液晶が散乱型液晶であることを特徴
とする請求項4に記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記拡大虚像結像手段が、前記第2の光
学素子とホログラム凹面鏡との組合わせからなることを
特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146528A JPH0811581A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6146528A JPH0811581A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0811581A true JPH0811581A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15409688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6146528A Pending JPH0811581A (ja) | 1994-06-28 | 1994-06-28 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0811581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0778440A3 (en) * | 1995-12-05 | 1998-08-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Backlighting device and color display device |
-
1994
- 1994-06-28 JP JP6146528A patent/JPH0811581A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0778440A3 (en) * | 1995-12-05 | 1998-08-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Backlighting device and color display device |
US5963280A (en) * | 1995-12-05 | 1999-10-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Backlighting device and color display device |
US6144424A (en) * | 1995-12-05 | 2000-11-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Backlighting device |
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