JPH08115437A - 図形処理装置 - Google Patents

図形処理装置

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JPH08115437A
JPH08115437A JP25220594A JP25220594A JPH08115437A JP H08115437 A JPH08115437 A JP H08115437A JP 25220594 A JP25220594 A JP 25220594A JP 25220594 A JP25220594 A JP 25220594A JP H08115437 A JPH08115437 A JP H08115437A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図形表示領域をはみ出るような位置に図形要
素が移動、複写などによって配置された際にも、その図
形要素の図形データ内での位置を把握することができる
図形処理装置を提供する。 【構成】 図形データ中の図形要素の移動、複写が、表
示装置15の図形表示領域内にその全体像が表示できな
い位置に対して行われたときに、図形表示領域上に、図
形データの全貌が示すレイアウトデータが重ねて表示さ
れ、図形要素の移動に伴い、レイアウトデータ中の対応
する図形要素も移動するように図形処理装置を構成す
る。これにより、常に、移動・複写を行っている図形要
素の、1ページ分の図形データ内での位置を認識しつ
つ、図形処理が進められることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図形処理装置に係わ
り、特に、図形データ(図形ファイル)の作成・編集
を、画面を見ながら行う図形処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の図形処理装置は、画面上に図形デ
ータを表示しておき、その画面上に、マウスなどのポイ
ンティングデバイスを用いて図形要素を配置し、1ペー
ジ分の図形データの作成・編集を行うように構成されて
いるものが多い。ポインティングデバイスを用いて図形
要素を配置する際の位置指定精度は、画面の解像度に応
じたものとなるため、通常、このような図形処理装置に
は、1ページ分の図形データの一領域だけを画面上に表
示させる機能が設けられており、図形処理装置のユーザ
は、その機能を用いて、編集を行う領域を変更しなが
ら、各領域に図形要素を配置していき、1ページ分の図
形データを作成する。
【0003】このような図形処理装置では、作図作業を
容易なものとするためのさまざまな機能も設けられてお
り、たとえば、画面上に表示されている図形要素を、他
の場所に複写あるいは移動できるように構成されている
装置も多い。
【0004】また、図形要素を複写・移動する際には、
その図形要素全体が画面上に納まらない位置に複写・移
動を行う必要がある場合もあるが、特開平4−1370
74号公報には、そのような場合に、画面からはみ出た
部分を、特殊な形態で画面上に表示させる装置が開示さ
れている。
【0005】図11を用いて、特開平4−137074
号公報記載の図形処理装置の動作の概要を説明する。こ
の図形処理装置では、図形表示領域31内に表示されて
いる図形要素32を、矢印で示したように、全体が表示
されない位置へ移動した際には、移動後の図形要素3
2′のうち、図形表示領域31内に存在する部分は、通
常の形態(例えば、実線)で表示され、図形表示領域3
1内に存在しない部分は、図中、点線で示したように、
各座標を、表示領域31の横方向ドット数Xあるいは縦
方向ドット数Y分シフトした位置に、通常とは異なる形
態(破線あるいは異なる色)で表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
特開平4−137074号公報記載の図形処理装置で
は、図形表示領域をはみ出すような形で、移動が行われ
た図形要素は、はみ出した部分が、図形表示領域上に表
示されるので、その図形要素の形状を把握することはで
きる。しかしながら、この図形処理装置では、移動した
図形要素の形状だけが、図形表示領域に表示されるだけ
であったため、図形表示領域に表示されていない図形要
素との位置関係が把握できないという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、図形表示領域を
はみ出るような位置に図形要素が移動、複写などによっ
て配置された際にも、その図形要素の図形データ内での
位置を把握することができ、図形編集を容易に行える図
形処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
(イ)表示画面と、(ロ)この表示画面上に、編集を行
う図形データの一部の領域の内容を表示する表示手段
と、(ハ)図形データ内に配置する図形要素を指定する
図形要素指定手段と、(ニ)この図形要素指定手段で指
定された図形要素を配置する位置を指定する位置指定手
段と、(ホ)この位置指定手段が指定する位置に図形要
素指定手段で指定された図形要素が配置されるように図
形データの内容を更新する更新手段と、(ヘ)この更新
手段の更新対象である図形要素の全体が、表示画面内に
表示可能であるか否かを判断する判断手段と、(ト)こ
の判断手段によって図形要素全体が表示画面内に表示可
能でないと判断された場合に、表示画面内に表示可能な
サイズの、図形データの全体の内容を表わすレイアウト
データを作成する作成手段と、(チ)この作成手段で作
成されたレイアウトデータを、表示画面上に、表示手段
が図形要素の表示に用いている表示形態とは異なる表示
形態で、表示手段による表示内容に重ねて表示するレイ
アウトデータ表示手段とを具備する。
【0009】すなわち、請求項1記載の発明では、図形
要素指定手段によって指定された図形要素は、更新手段
および表示手段によって、位置指定手段が指定する位置
に表示(配置)され、その図形要素が表示画面からはみ
出るものであった場合、作成手段およびレイアウトデー
タ表示手段によって、編集対象となっている図形データ
の全貌(レイアウトデータ)が、表示画面上に重ねて表
示される。
【0010】請求項2記載の発明は、(イ)表示画面
と、(ロ)編集を行う図形データに対して与えられた、
領域を指定するための領域指定情報に応じて、その図形
データの一部の領域の内容を表示画面上に表示する表示
手段と、(ハ)図形データ内に配置する図形要素を指定
する図形要素指定手段と、(ニ)この図形要素指定手段
で指定された図形要素を配置する位置を指定する位置指
定手段と、(ホ)この位置指定手段が指定する位置に図
形要素指定手段で指定された図形要素が配置されるよう
に図形データの内容を更新する更新手段と、(ヘ)この
更新手段の更新対象である図形要素の全体が、表示画面
内に表示可能であるか否かを判断する判断手段と、
(ト)この判断手段によって図形要素全体が表示画面内
に表示可能でないと判断された場合に、表示画面内に表
示可能なサイズの、図形データの全体の内容を表わすレ
イアウトデータを作成する作成手段と、(チ)この作成
手段で作成されたレイアウトデータを、表示画面上に、
表示手段が図形要素の表示に用いている表示形態とは異
なる表示形態で、表示手段による表示内容に重ねて表示
するレイアウトデータ表示手段と、(リ)位置指定手段
による配置位置の指定の完了を指示するため指定完了指
示手段と、(ヌ)この指定完了指示手段による指示が行
われた際に、レイアウトデータが表示されていた場合に
は、そのレイアウトデータを表示画面上から消去すると
ともに、領域指定情報の内容を変更することによって、
表示画面上に、図形データの、配置が行われた図形要素
を中心とする領域の内容を表示させる表示領域変更手段
とを具備する。
【0011】すなわち、請求項2記載の発明では、図形
要素指定手段によって指定された図形要素は、更新手段
および表示手段によって、位置指定手段が指定する位置
に表示(配置)され、その図形要素が表示画面からはみ
出るものであった場合、作成手段およびレイアウトデー
タ表示手段によって、編集対象となっている図形データ
の全貌(レイアウトデータ)が、表示画面上に重ねて表
示され、指定完了指示手段による配置位置の指定の完了
が指示された際には、表示領域変更手段によって、表示
手段が表示する領域が、更新対象であった図形要素を中
心とする領域に変更される。
【0012】請求項3記載の発明では、(イ)表示画面
と、(ロ)編集を行う図形データに対して与えられた、
領域を指定するための領域指定情報に応じて、その図形
データの一部の領域の内容を表示画面上に表示する表示
手段と、(ハ)図形データ内に配置する図形要素を指定
する図形要素指定手段と、(ニ)この図形要素指定手段
で指定された図形要素を配置する位置を指定する位置指
定手段と、(ホ)この位置指定手段が指定する位置に図
形要素指定手段で指定された図形要素が配置されるよう
に図形データの内容を更新する更新手段と、(ヘ)この
更新手段の更新対象である図形要素の全体が、表示画面
内に表示可能であるか否かを判断する判断手段と、
(ト)この判断手段によって図形要素全体が表示画面内
に表示可能でないと判断された場合に、表示画面上に表
示されていた内容と、その図形要素全体とが表示される
ように前記した領域指定情報の内容を変更する表示領域
変更手段とを具備する。
【0013】すなわち、請求項3記載の発明では、図形
要素指定手段によって指定された図形要素は、更新手段
および表示手段によって、位置指定手段が指定する位置
に表示(配置)され、その図形要素が表示画面からはみ
出るものであった場合、表示領域変更手段によって、図
形データのどの部分を表示するかを規定する情報である
領域指定情報の内容の変更が行われ、表示手段によっ
て、図形データ中、その図形要素全体が表示画面内に表
示される領域のデータの表示が行われる。
【0014】なお、表示領域変更手段による領域指定情
報の変更手順としては、図形データの全領域が表示画面
上に表示されるよう領域指定情報の変更を行うものであ
っても良く、また、元の表示領域と、配置を行っている
図形要素を共に含む部分が、表示画面上に表示されるよ
うなものであっても良い。さらに、後者の構成とする場
合には、表示画面をはみ出す位置に図形要素が配置され
る度に、領域指定情報が更新されるようにしてもよく、
予め使用する縮小率を設定しておき、表示領域の変更が
必要となった場合には、そのときに使用していた縮小率
より、1段階、大きな縮小率(より広い範囲の図形デー
タが表示される縮小率)を用いて、表示領域の決定が行
われるように構成してもよい。
【0015】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0016】図1に、本発明の一実施例による図形処理
装置の概要を示す。図示したように、実施例の図形処理
装置は、中央処理装置(CPU)11とリード・オンリ
・メモリ(ROM)12とランダム・アクセス・メモリ
(RAM)13と記憶装置14と表示装置15と入力装
置16とインタフェース17によって構成されている。
【0017】CPU11は、各部の総合的な制御を行う
制御装置であり、その動作手順を規定するプログラム
は、ROM12に格納されている。RAM13は、CP
U11が、作業領域として使用するメモリである。記憶
装置14は、作成した図形データをファイル化して記憶
しておくための装置であり、実施例の図形処理装置で
は、記憶装置14として、固定式の磁気ディスク装置が
接続されている。
【0018】表示装置15は、編集対象となっている図
形データの一部あるいは全部を表示するための装置であ
り、カラー表示が可能な装置が接続されている。入力装
置16は、図形処理装置(CPU11)に対して、実行
すべき処理の指示や、その処理時に必要となる情報の入
力を行うための装置であり、キーボードとマウスによっ
て構成されている。インタフェース17は、この図形処
理装置と、外部の記憶装置やプリンタを接続するための
回路であり、外部装置とのデータ転送のタイミング制御
を行う回路である。
【0019】以下、実施例の図形処理装置の動作を詳細
に説明する。
【0020】実施例の図形処理装置は、印刷あるいは表
示内容を、所定のページ記述言語に従って規定した図形
ファイルの作成・編集を行う装置であり、その作成・編
集作業は、マウスを用いて、対話形式で進められる。ま
ず、実施例の図形処理装置を用いた、図形編集作業の概
要を説明する。
【0021】図2に、実施例の図形処理装置の動作時
に、表示装置の画面上に表示される内容を模式的に示
す。このように、表示装置の画面18内には、メニュー
表示領域19、図形表示領域20、スクロールバー21
など、数種の情報入力領域が表示される。このうち、メ
ニュー表示領域19は、図形処理装置に実行させる処理
を選択するためのメニューが表示される領域であり、フ
ァイル操作のためのメニューや、描画する図形要素の種
類を選択するためのメニューなどが表示される。
【0022】図形表示領域20は、図形データの一部あ
るいは全部が、編集のために表示される領域であり、1
ページの図形データ中、後述する表示倍率指定情報と基
準位置指定情報によって規定される範囲のデータが、こ
の領域に表示される。以下、1ページ分の図形データ
中、図形表示領域20に表示されている部分を編集対象
図形データと呼ぶことにする。
【0023】スクロールバー21X 、21Y は、編集対
象図形データが、1ページ分の図形データのどの部分に
相当するものであるかを表示する領域であり、たとえ
ば、図3に模式的に示したような関係を、図形データ2
3と編集対象図形データ24が有するときには、スクロ
ールバー21X の長さの半分のスクロールボックス22
X が、スクロールバー21X の左側に表示され、スクロ
ールバー21Y の長さの半分のスクロールボックス22
Y が、スクロールバー21Y の上側に表示される。
【0024】また、図3に、24′と符号を付した編集
対象図形データが図形表示領域に表示されている場合に
は、図2に示してあるように、スクロールバー21X
21 Y 内の、それぞれ、編集対象データ24′の図形デ
ータ23内でのX方向、Y方向の位置に応じた箇所に、
スクロールボックス22X 、22Y が表示される。
【0025】このような、図形データと編集対象図形デ
ータの関係を規定する情報が、表示倍率指定情報と基準
位置指定情報であり、編集対象図形データのサイズが、
表示倍率指定情報によって規定され、編集対象図形デー
タの位置が、基準位置指定情報によって規定される。
【0026】実施例の図形処理装置では、表示倍率指定
情報の設定は、表示倍率設定メニューを利用して行うよ
うに構成してあり、メニュー表示領域に表示されている
表示倍率設定メニューをマウスで選択すると、数種の表
示倍率が示されたメニューが表示され、そのメニュー内
で選択された表示倍率に応じて、表示倍率指定情報が設
定される。
【0027】この表示倍率設定メニューでは、表示倍率
として、図形データ全体が図形表示領域内に表示される
表示倍率や、等倍、1/2倍、2倍などの表示倍率が選
択できるようになっており、たとえば、等倍を指定した
場合には、図形表示領域内に、印刷されるサイズと、ほ
ぼ、同サイズの図形が表示され、1/2倍を選択した場
合には、10×10cmに出力(たとえば、印刷)され
るべき領域が、およそ5×5cmに縮小されて図形表示
領域に表示される。
【0028】また、基準位置指定情報は、スクロールバ
ー内で所定のマウス操作が行われたときに、その操作内
容に応じて変更されるようになっており、基準位置指定
情報の変更に伴い、図形表示領域内に表示される内容も
変更される。
【0029】実施例の図形処理装置のユーザは、表示倍
率設定メニュー、スクロールバーを利用して、図形表示
領域に、図形データの特定の範囲のデータを表示させ、
その部分のデータ(編集対象データ)に対して、たとえ
ば、図形要素の移動や複写などを行うことによって、所
望の図形データを作成していく。
【0030】図4に、実施例の図形処理装置における、
図形要素移動処理の動作手順を示す。なお、この図に示
した流れは、ユーザが、図形要素の移動の実行を指示す
るためのメニューを選択した際に、CPUによって実行
されるものである。
【0031】図形要素の移動の実行を指示されたCPU
は、まず、移動すべき図形要素を指定するための情報が
マウスによって入力されるのを待機し、その後、入力さ
れた情報を用いて移動すべき図形要素を特定(ステップ
S101)する。
【0032】このステップS101における、CPUの
実際の動作は、マウスの操作内容(マウスの移動、ボタ
ンの押下の有無)を監視して、マウス操作によって、図
形表示領域内の2点が指定された際に、その2点を対角
とする矩形領域内に表示されている図形要素を検索し、
検索した図形要素を、移動すべき図形要素に特定すると
いった処理である。
【0033】たとえば、図5に示したように、3つの図
形要素25ないし27を有する図形データ23のうち図
形要素25を含む部分が、編集対象図形データ24に指
定されており、図形表示領域20に表示されている場合
を考える。この場合において、図形要素の移動の実行が
指示され、その後、点P1 と点P2 において左クリック
がなされた場合には、CPUは、点P1 とP2 を対角と
する領域(点線枠で示してある。)内に表示されている
図形要素を探索し、図形要素25が移動を行う図形要素
であると判断する。
【0034】移動すべき図形要素を認識したCPUは、
図形表示領域上からマウスカーソルを消去し(ステップ
S102)、その後、マウスの移動が行われた場合に
は、その移動量に応じて、ステップS101で特定され
た図形要素の表示位置を変更する(ステップS10
3)。そして、表示位置の変更を行うたびに、その図形
要素全体が、図形表示領域内に表示されているか否かを
判定(ステップS104)し、図形要素全体が図形表示
領域内に表示されている場合(Y)において、編集終了
の指示(左クリック)がなされていないとき(ステップ
S107;N)には、図形要素をマウスの移動量に応じ
て移動させて表示する処理(ステップS103)を続け
る。
【0035】また、移動によって、移動対象とされてい
る図形要素全体が、図形表示領域内に表示されない状態
になったときには(ステップS104;N)、その移動
を行っている図形要素に関する情報と、図形ファイル内
の他の図形要素に関する情報を基に、図形データの全貌
を表わす図形表示領域内に表示可能なレイアウトデータ
を作成し(ステップS105)、図形表示領域に既に表
示されているデータに重ねて、そのデータとは異なる表
示形態で、作成したレイアウトデータを表示(投影)す
る(ステップS106)。なお、このステップS106
におけるレイアウトデータの表示には、後述する動作条
件設定メニューによって指定されている表示形態が用い
られる。
【0036】すなわち、図6に模式的に示したように、
図形要素25の全ての部分が、図形表示領域の内部に表
示できない位置まで移動された場合には、図形表示領域
20内に、各図形要素を縮小した図形要素25′ないし
27′が、特定の表示形態で表示されるようになり、図
形要素25′は、図形要素25の移動に伴い、図形表示
領域20内で移動することになる。
【0037】図4に戻って、図形要素移動処理動作の説
明を続ける。CPUは、編集終了指示(左クリック)が
なされたことを検出(ステップS107;Y)したとき
に、ステップS103ないしS107で構成される処理
ループの実行を中止し、編集終了指示が行われたとき
に、処理対象となっている図形要素が表示されている位
置に、その図形要素が配置されるよう、図形ファイルの
内容を更新する(ステップS108)。そして、レイア
ウトデータを消去するとともに、移動を行った図形要素
が中心となるように、基準位置指定情報を変更して、変
更した基準位置指定情報に応じた編集対象図形データを
図形表示領域に表示(ステップS109)する。また、
この際、マウスカーソルの再表示も行う。
【0038】すなわち、図形要素25の移動が、図6に
示した位置に対して行われ、編集終了が指示された場合
に、移動処理を完了した際に図形表示領域20に表示さ
れる内容は、図7に模式的に示すように、移動後の図形
要素25を中心とした編集対象図形データ24になる。
【0039】また、実施例の図形処理装置では、移動処
理後に、表示領域の移動を実行させないことも指定でき
るように構成してあり、この指定は、表示態様の設定と
同時に、動作条件設定メニューで行われる。
【0040】図6に、動作条件設定メニューの概要を示
す。この動作条件設定メニューは、メニュー表示領域の
所定のメニューをクリックすることによって、画面上に
表示されるメニューであり、いずれの動作条件も、マウ
スを用いて設定(選択)できるようになっている。たと
えば、“レイアウトデータ”と示された部分の右に位置
しているボタン281 を左クリックすれば、レイアウト
データの表示態様を設定するためのサブメニューが表示
される。
【0041】実施例の図形処理装置では、このサブメニ
ューによって選択可能な態様として、レイアウトデータ
中の各図形要素を、対応する図形データ中の図形要素の
色の輝度を減じた色で表示する態様と、図形データの色
に依らず、単一色(色の指定も可能)で表示させる態様
と、原図形の色で表示させる態様を容易してあり、選択
された態様に応じたメッセージが、条件表示欄29内に
表示される。
【0042】たとえば、レイアウトデータ中の各図形要
素を、それぞれ、対応する図形データの表示色の輝度を
減じた色で表示する態様を選択した場合には、図示して
あるように“輝度を減じて表示”といったメッセージが
条件表示欄291 に表示され、単一色で表示させる態様
を選択した場合には、選択された色の線分が、条件表示
欄291 内に表示される。
【0043】同様に、“原図形データ”と表示された部
分の右方向に位置しているボタン282 を左クリックす
ることにより、レイアウトデータが表示されている場合
における、図形データの表示態様も設定できるようにな
っており、レイアウトデータが表示されるような状況に
なった場合、図形データの表示色を変更して、単一色で
表示させる態様と、図形データの色の輝度を減じた色で
表示させる態様と、通常の色で表示させる態様と、表示
を行わせない態様が選択できるように構成されている。
【0044】たとえば、表示を行わせない態様を選択し
た場合には、図9に模式的に示すように、図形表示領域
20内には、レイアウトデータ25′ないし27′だけ
が、指定された態様で表示されるようになり、移動処理
の終了が指示されるまでは、図形要素25′だけが、図
形表示領域20内を移動することになる。
【0045】また、動作条件設定メニュー中、“表示領
域変更”と表示された部分の右に配置されている“す
る”、“しない”という領域は、図形要素の移動・複写
を図形表示領域からはみ出るような位置に行った後に、
表示領域を移動・複写を行った図形要素を中心としたも
のに変更するか否かを指定するための情報設定領域であ
る。図4を用いて説明した動作は、この条件を、“す
る”を選択していた場合に対応している。“表示領域変
更”を“しない”に設定していた場合には、図4のステ
ップS109において、基準位置指定情報の変更は行わ
れず、図10に模式的に示したように、図形要素の移動
処理の開始前と同じ位置の編集対象図形データ24が、
図形表示領域20内に表示される。
【0046】このように、実施例の図形処理装置では、
図形要素の移動・複写を図形表示領域からはみ出るよう
な位置に行った場合に、図形データの全貌を表わすレイ
アウトデータの表示が行われるように構成されているの
で、この図形処理装置のユーザは、移動や複写を行った
図形要素の、図形データ内での位置や、他の図形要素と
の重なりを常に確認しつつ、編集作業を進められること
になる。
【0047】なお、実施例の図形処理装置では、カラー
表示が行える表示装置を用いているため、レイアウトデ
ータと図形データの色や輝度を違えることによって、両
者の区別が行えるように構成してあるが、2階調表示し
か行えない表示装置を用いる場合には、レイアウトデー
タを破線等で表示するように構成しても良い。
【0048】また、実施例の図形処理装置は、図形要素
の移動を指示した際に、マウスカーソルが消去され、そ
の後、マウスの移動量に応じて、図形要素が移動表示さ
れるように構成してあるが、マウスカーソルの消去を行
わず、マウスカーソルによって指示された位置に、図形
要素が移動・複写されるように構成することも可能であ
る。
【0049】また、図形要素の移動・複写を図形表示領
域からはみ出るような位置に行った場合に、原図形デー
タの表示を行わせず、かつ、編集終了指示後に、元のサ
イズの編集対象データを表示させる処理が行われないよ
うに図形処理装置を構成してもよい。すなわち、図形要
素の移動・複写が、図形表示領域からはみ出るような位
置に対して行われた場合、表示倍率指定情報、基準位置
指定情報が自動的に変更され、図形データ全域が、図形
表示領域に表示されるようにしても、図形要素の図形デ
ータ内での位置を確認しながら、図形要素の配置が行え
る図形処理装置を得ることができる。
【0050】更に、このような構成とする場合には、予
め、何段階かの表示倍率指定情報を記憶させておき、図
形要素の移動・複写が、図形表示領域からはみ出るよう
な位置に対して行われた場合、表示倍率指定情報を一段
階広い範囲が指定される情報に変更するとともに、必要
とあれば、基準位置指定情報を変更して、図形表示領域
に表示されていた範囲のデータと、移動(あるいは複
写)した図形要素が含まれるものに変更してしまうよう
に構成することもできる。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
および請求項2記載の発明では、たとえば、図形要素の
移動が、表示画面からはみ出るような位置に対して行わ
れたときに、図形データの全貌を表わすレイアウトデー
タが表示画面上に重ねて表示されるので、常に、その図
形要素の図形データ内での位置を確認しながら、図形要
素の配置が行えることになり、図形処理を効率的に進め
ることができるようになる。
【0052】また、請求項2記載の発明では、図形要素
の配置が、表示画面からはみ出るような位置に対して行
われたときに、表示画面に表示される内容が、その図形
要素を中心としたものに自動的に変更されるので、更
に、効率的に図形処理を行うことができるようになる。
【0053】また、請求項3記載の発明のように、図形
要素の配置が、表示画面からはみ出るような位置に対し
て行われたときに、表示画面上に表示されていた内容
と、その図形要素全体とが、表示画面上に表示されるよ
うに、図形データに対して与えられる領域指定情報を変
更するように構成しても、常に、その図形要素の図形デ
ータ内での位置を確認しながら、図形要素の配置が行え
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による図形処理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】 実施例の図形処理装置の動作時に、表示装置
上に表示される情報の概要を示した平面図である。
【図3】 実施例の図形処理装置における、図形データ
と図形表示領域に表示される内容の関係を模式的に示し
た説明図である。
【図4】 実施例の図形処理装置において、図形要素の
移動を行った際のCPUの動作手順を示す流れ図であ
る。
【図5】 実施例の図形処理装置の動作を説明するため
に用いた、図形データと図形表示領域に表示される内容
の関係を模式的に示した説明図である。
【図6】 図5に示した図形データに対して、図形要素
の移動を図形表示領域からはみ出る位置まで行った場合
の、図形データと図形表示領域に表示される内容の関係
を模式的に示した説明図である。
【図7】 図5に示した状態で編集終了が指示された際
に、図形表示領域に表示される内容と、図形データの関
係を模式的に示した説明図である。
【図8】 実施例の図形処理装置における動作条件設定
メニューの概要を示す平面図である。
【図9】 実施例の図形処理装置において、原図形デー
タの表示を行わせない設定とした場合に、図形表示領域
に表示される内容を模式的に示した説明図である。
【図10】 実施例の図形処理装置において、表示領域
の移動を行わせない場合に、図5に示した状態で編集終
了が指示された際に、図形表示領域に表示される内容
と、図形データの関係を模式的に示した説明図である。
【図11】 特開平4−137074号公報に記載の図
形処理装置の動作を説明するために用いた模式図であ
る。
【符号の説明】
11……中央処理装置(CPU)、12…ROM、13
…RAM、14…記憶装置、15…表示装置、16…入
力装置、17…インターフェース、18…表示画面、1
9…メニュー表示領域、20…図形表示領域、21…ス
クロールバー、22…スクロールボックス、23…図形
データ、24…編集対象データ、25、26、27…図
形要素、28…ボタン、29…条件表示欄
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9365−5H 322 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面と、 この表示画面上に、編集を行う図形データの一部の領域
    の内容を表示する表示手段と、 前記図形データ内に配置する図形要素を指定する図形要
    素指定手段と、 この図形要素指定手段で指定された図形要素を配置する
    位置を指定する位置指定手段と、 この位置指定手段が指定する位置に前記図形要素指定手
    段で指定された図形要素が配置されるように前記図形デ
    ータの内容を更新する更新手段と、 この更新手段の更新対象である図形要素の全体が、前記
    表示画面内に表示可能であるか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段によって前記図形要素全体が表示画面内に
    表示可能でないと判断された場合に、前記表示画面内に
    表示可能なサイズの、前記図形データの全体の内容を表
    わすレイアウトデータを作成する作成手段と、 この作成手段で作成されたレイアウトデータを、前記表
    示画面上に、前記表示手段が図形要素の表示に用いてい
    る表示形態とは異なる表示形態で、表示手段による表示
    内容に重ねて表示するレイアウトデータ表示手段とを具
    備することを特徴とする図形処理装置。
  2. 【請求項2】 表示画面と、 編集を行う図形データに対して与えられた、領域を指定
    するための領域指定情報に応じて、その図形データの一
    部の領域の内容を前記表示画面上に表示する表示手段
    と、 前記図形データ内に配置する図形要素を指定する図形要
    素指定手段と、 この図形要素指定手段で指定された図形要素を配置する
    位置を指定する位置指定手段と、 この位置指定手段が指定する位置に前記図形要素指定手
    段で指定された図形要素が配置されるように前記図形デ
    ータの内容を更新する更新手段と、 この更新手段の更新対象である図形要素の全体が、前記
    表示画面内に表示可能であるか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段によって前記図形要素全体が表示画面内に
    表示可能でないと判断された場合に、前記表示画面内に
    表示可能なサイズの、前記図形データの全体の内容を表
    わすレイアウトデータを作成する作成手段と、 この作成手段で作成されたレイアウトデータを、前記表
    示画面上に、前記表示手段が図形要素の表示に用いてい
    る表示形態とは異なる表示形態で、表示手段による表示
    内容に重ねて表示するレイアウトデータ表示手段と、 前記位置指定手段による配置位置の指定の完了を指示す
    るため指定完了指示手段と、 この指定完了指示手段による指示が行われた際に、レイ
    アウトデータが表示されていた場合には、そのレイアウ
    トデータを表示画面上から消去するとともに、前記領域
    指定情報の内容を変更することによって、表示画面上
    に、前記図形データの、配置が行われた図形要素を中心
    とする領域の内容を表示させる表示領域変更手段とを具
    備することを特徴とする図形処理装置。
  3. 【請求項3】 表示画面と、 編集を行う図形データに対して与えられた、領域を指定
    するための領域指定情報に応じて、その図形データの一
    部の領域の内容を前記表示画面上に表示する表示手段
    と、 前記図形データ内に配置する図形要素を指定する図形要
    素指定手段と、 この図形要素指定手段で指定された図形要素を配置する
    位置を指定する位置指定手段と、 この位置指定手段が指定する位置に前記図形要素指定手
    段で指定された図形要素が配置されるように前記図形デ
    ータの内容を更新する更新手段と、 この更新手段の更新対象である図形要素の全体が、前記
    表示画面内に表示可能であるか否かを判断する判断手段
    と、 この判断手段によって図形要素全体が表示画面内に表示
    可能でないと判断された場合に、前記表示画面上に表示
    されていた内容とその図形要素全体とが前記表示画面内
    に表示されるように前記領域指定情報の内容を変更する
    表示領域変更手段とを具備することを特徴とする図形処
    理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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