JPH08114768A - コリメータレンズ - Google Patents
コリメータレンズInfo
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- JPH08114768A JPH08114768A JP24989894A JP24989894A JPH08114768A JP H08114768 A JPH08114768 A JP H08114768A JP 24989894 A JP24989894 A JP 24989894A JP 24989894 A JP24989894 A JP 24989894A JP H08114768 A JPH08114768 A JP H08114768A
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- JP
- Japan
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- lens
- parallel light
- collimator
- collimator lens
- luminous flux
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Abstract
束側の面が凹の負レンズ、平行光束側の面が凸の正レン
ズ、平行光束側の面が凸の正レンズからなる4枚構成の
コリメータレンズで、条件式により開口数の大きさを確
保しつつ軸外性能を向上して製造の容易化を図る。 【構成】4群4枚構成のコリメータレンズの、平行光束
側から2番目の第2レンズL2 を負レンズとし、全系の
焦点距離をf、第iレンズの焦点距離をfi 、平行光束
側から第i番目のレンズ面の曲率半径をri 、第iレン
ズの屈折率をni としたとき、下記の式の条件を満足す
るように構成する。 0.9 <f1 /f3 < 1.6 (1) 0.5 <f3 /f4 < 2.0 (2) 1.4 <{r2 (n2 −1)}/{r3 (n1 −1)}<
6.3 (3) 1.0 <−r3 /{f(n2 −1)}< 4.8 (4) 1.1 <{r5 (n4 −1)}/{r7 (n3 −1)}<
2.5 (5) 0.7 <r7 /{f(n4 −1)}< 1.8 (6)
Description
し、詳細には半導体レーザ等の微小発光体から発光した
光を、レーザプリンタ等に適用するために、平行光束に
する4群4枚構成のコリメータレンズに関するものであ
る。
容易である、あるいはサイズが小型である等の特長によ
り、光通信、デジタル・オーディオ・ディスク、レーザ
プリンタ等の光源として需要が拡大している。
状に発散するため、その発光領域の近傍にはコリメータ
レンズを配して、この発散光を一旦平行光束にすること
が通常行われている。このような用途に使用されるコリ
メータレンズは、微小な点光源から発散する発散光束を
十分な平行性を有する平行光束とするために、球面収差
が十分良好に補正されている必要があり、さらに開口数
の大きなものが望まれている。このような性能を満足す
るものとして、例えば特開昭58-200206 号に開示されて
いる、すべて正レンズからなる4群4枚構成のコリメー
タレンズが知られている。このコリメータレンズによれ
ば開口数NA=0.65を確保しつつ、良好な球面収差を実
現している。
示されたコリメータレンズは、4枚構成のレンズのすべ
てが正レンズであるため正弦条件を満たしておらず、し
たがって軸外性能が極めて悪い。その結果、光源に対し
てコリメータレンズの光軸がわずかにずれただけでコマ
収差が急激に劣化することになる。このため、光源に対
してコリメータレンズのアライメトを極めて高精度に配
置する必要があり、製造工程における組立てが面倒とな
って、結果として製造コストの上昇を招くこととなる。
って、開口数の大きさを確保しつつレンズの軸外性能を
向上して製造の容易なコリメータレンズを提供すること
を目的とするものである。
ズは、光源から発せられた発散光束を平行光束にするレ
ンズであって、平行光束側から順に、両凸の正レンズで
ある第1レンズ、平行光束側の面が凹の負レンズである
第2レンズ、平行光束側の面が凸の正レンズである第3
レンズ、平行光束側の面が凸の正レンズである第4レン
ズからなる4群4枚のレンズにより構成され、下記
(1)〜(6)式の条件を満足することを特徴とするも
のである。
のレンズ面の曲率半径(ただし、平行光束側に凸のとき
正、平行光束側に凹のとき負とする) ni ;第iレンズ(i=1〜4の自然数)の屈折率 上記平行光束側とは光源から出射された発散光束がコリ
メータレンズにより平行光束として出射した側をいい、
コリメータレンズに対して光源側の逆側を意味するもの
である。
束側に配された物体の像を光源の位置において結像せし
める対物レンズとしても使用することができるのはいう
までもない。この場合、平行光束側は物体側に、光源側
は像側にそれぞれ対応するものとする。
は、4枚構成のレンズのうち、平行光束側から2番目の
第2レンズを負レンズとしたことにより良好な正弦条件
を得ることができ、さらに、上記各条件式(1)〜
(6)を満足することにより、開口数を確保しつつ、よ
り良好な正弦条件を得ることができる。
焦点距離f3 に対する第1レンズの焦点距離f1 の比の
値(f1 /f3 )を規定するもので、この条件式(1)
を満足することにより、正弦条件を良好にすることがで
きるため、光源に対する光軸(アライメント)のセット
が容易になる。条件式(1)の上限を上回ると、正弦条
件が悪化し、光源が光軸からわずかにずれただけで急激
にコマ収差が劣化するため、組立て精度を高精度に維持
する必要があり製造が面倒になる。一方、条件式(1)
の下限を下回った場合にも、正弦条件が悪化し、組立て
精度を高精度に維持する必要があり製造が面倒になると
ともに、高次収差の影響が大きくなってレンズを高精度
に加工する必要がある。
4 に対する第3レンズの焦点距離f3 の比の値(f3 /
f4 )を規定するもので、この条件式(2)の上限を上
回ると、正弦条件が悪化し、組立て精度を高精度に維持
する必要があるとともに、高次収差の影響が大きくなっ
てレンズを高精度に加工する必要がある。さらに第4レ
ンズの平行光束側のレンズ面の曲率半径r7 が小さくな
りすぎ、この点からもレンズの加工が困難になる。さら
にまたバックフォーカスが小さくなって、光源に対する
レンズの配置が困難になる。
にも、正弦条件が悪化し、組立て精度を高精度に維持す
る必要があり製造が面倒になる。
のレンズ面の曲率半径r3 に対する第1レンズの光源側
のレンズ面の曲率半径r2 の比の値(r2 /r3 )を、
各レンズの屈折率n2 、n1 を考慮して規定するもの
で、この条件式(3)の上限を上回ると、正弦条件が悪
化し、組立て精度を高精度に維持する必要がある。一
方、条件式(3)の下限を下回った場合にも、正弦条件
が悪化し、組立て精度を高精度に維持する必要があると
ともに、高次収差の影響が大きくなってレンズを高精度
に加工する必要がある。さらに球面収差が補正不足とな
る。
焦点距離fに対する第2レンズの平行光束側のレンズ面
の曲率半径r3 の比の値(r3 /f)を、第2レンズの
屈折率n2 を考慮したうえで規定したものである。この
条件式(4)の上限を上回ると、正弦条件が悪化し、組
立て精度を高精度に維持する必要があるとともに、球面
収差が補正不足となる。一方、条件式(4)の下限を下
回った場合にも、正弦条件が悪化し、組立て精度を高精
度に維持する必要があるとともに、高次収差の影響が大
きくなってレンズを高精度に加工する必要がある。
のレンズ面の曲率半径r7 に対する第3レンズの平行光
束側のレンズ面の曲率半径r5 の比の値(r5 /r7 )
を、各レンズの屈折率n4 、n3 を考慮して規定するも
ので、この条件式(5)の上限を上回ると、正弦条件が
悪化し、組立て精度を高精度に維持する必要があるとと
もに、高次収差の影響が大きくなってレンズを高精度に
加工する必要がある。さらに第4レンズの平行光束側の
レンズ面の曲率半径r7 が小さくなりすぎ、この点から
もレンズの加工が困難になる。さらにまたバックフォー
カスが小さくなって光源に対するレンズの配置が困難に
なる。一方、条件式(5)の下限を下回った場合にも、
正弦条件が悪化し、組立て精度を高精度に維持する必要
がある。
焦点距離fに対する第4レンズの平行光束側のレンズ面
の曲率半径r7 の比の値(r7 /f)を、第4レンズの
屈折率n4 を考慮したうえで規定したものである。この
条件式(6)の上限を上回ると、正弦条件が悪化し、組
立て精度を高精度に維持する必要があるとともに、球面
収差が補正不足となる。一方、条件式(6)の下限を下
回った場合にも、正弦条件が悪化し、組立て精度を高精
度に維持する必要があるとともに、高次収差の影響が大
きくなってレンズを高精度に加工する必要がある。また
第4レンズの平行光束側のレンズ面の曲率半径r7 が小
さくなりすぎ、この点からもレンズの加工が困難にな
る。さらにバックフォーカスが小さくなって光源に対す
るレンズの配置が困難になる。
ついて図面を用いて説明する。
構成を示す断面図である。図1に示すように、これらの
実施例に係るコリメータレンズは、平行光束側(図示左
側)から順に、両凸の正レンズである第1レンズL1 、
平行光束側の面が凹の負レンズである第2レンズL2 、
平行光束側の面が凸の正レンズである第3レンズL3、
平行光束側の面が凸の正レンズである第4レンズL4 か
らなる4群4枚構成であって、下記(1)〜(6)式の
条件を満足するように構成されている。
のレンズ面の曲率半径(ただし、平行光束側に凸のとき
正、平行光束側に凹のとき負とする) ni ;第iレンズ(i=1〜4の自然数)の屈折率 ここで、第2レンズL2 を負レンズとしたことにより良
好な正弦条件を得ることができ、さらに各条件式(1)
〜(6)を満足することにより、高い開口数を得つつ、
正弦条件をより良好にすることができるため、光源(L
D)と光軸との位置ずれが生じた場合にもコマ収差が急
激に劣化することがなく、したがって光源に対するコリ
メータレンズのアライメントのセットが容易になる。ま
た、高次収差の影響が低減されるためレンズの加工が容
易になる。
すことにより、バックフォーカスを実用的な範囲内とす
ることができ、光源に対するレンズの配置が容易にな
る。さらに第4レンズL4 の平行光束側を向いたレンズ
面の曲率半径r7 が小さくなるのを防止することがで
き、レンズの加工が容易になる。さらにまた条件式
(3)、(4)、(6)を満たすことにより、球面収差
を良好なものとすることができる。
(光軸Xに垂直な平面ガラス)を示す。以下、第1〜第
6の実施例について具体的数値を用いて説明する。
ンズの、各レンズ面の曲率半径r、各レンズの中心厚お
よび各レンズ間の空気間隔(以下、軸上面間隔という)
d、各レンズの屈折率nを表1に示す。
において、各記号r、d、nの添字は平行光束側から順
次増加するように付している。また表中の記号tは、図
1に示したLDの窓ガラスGの厚さを示すものである。
なお曲率半径r、軸上面間隔d、窓ガラスGの厚さtは
いずれもレンズ系全体の焦点距離で規格化した値を用い
ている。したがって各表においてレンズ系全体の焦点距
離fは 1.0としている。
タレンズを、平行光束側を物体側とし、光源側を像側と
する集光レンズとしてみたときの、波長λ=780 nmにお
ける球面収差(図示においては実線;以下の実施例にお
いても同じ)および正弦条件(図示においては破線;以
下の実施例においても同じ)を図2(A)に示す。図示
の収差図から解されるように、本実施例のコリメータレ
ンズによれば、4群4枚という簡単なレンズ構成で、N
A=0.65という高い開口数を確保しつつ、良好な球面収
差および正弦条件を実現している。
ータレンズの、各レンズ面の曲率半径r、各レンズの中
心厚および軸上面間隔d、各レンズの屈折率nを表2に
示す。
1に示した断面図において、第3レンズL3 の光源側の
面(r6 )および第4レンズL4 の光源側の面(r8 )
を平面としている。
タレンズを、平行光束側を物体側とし、光源側を像側と
する集光レンズとしてみたときの、波長λ=860 nmにお
ける球面収差および正弦条件を図2(B)に示す。本実
施例のコリメータレンズは正弦条件が略最悪の状態とな
るように上記各条件式の値を設定したものであるが、こ
のような略最悪の正弦条件であっても、十分実用性を有
し、4群4枚という簡単なレンズ構成で、NA=0.65と
いう高い開口数を確保しつつ、良好な球面収差および正
弦条件を実現している。
ータレンズの、各レンズ面の曲率半径r、各レンズの中
心厚および軸上面間隔d、各レンズの屈折率nを表3に
示す。
タレンズを、平行光束側を物体側とし、光源側を像側と
する集光レンズとしてみたときの、波長λ=780 nmにお
ける球面収差および正弦条件を図2(C)に示す。図示
の収差図から解されるように、本実施例のコリメータレ
ンズによれば、4群4枚という簡単なレンズ構成で、N
A=0.65という高い開口数を確保しつつ、良好な球面収
差および正弦条件を実現している。
ータレンズの、各レンズ面の曲率半径r、各レンズの中
心厚および軸上面間隔d、各レンズの屈折率nを表4に
示す。
タレンズを、平行光束側を物体側とし、光源側を像側と
する集光レンズとしてみたときの、波長λ=780 nmにお
ける球面収差および正弦条件を図2(D)に示す。図示
の収差図から解されるように、本実施例のコリメータレ
ンズによれば、4群4枚という簡単なレンズ構成で、N
A=0.65という高い開口数を確保しつつ、良好な球面収
差および正弦条件を実現している。
ータレンズの、各レンズ面の曲率半径r、各レンズの中
心厚および軸上面間隔d、各レンズの屈折率nを表5に
示す。
に示した断面図において、第2レンズL2 の光源側のレ
ンズ面(r4 )を平行光束側に凸、第3レンズL3 の光
源側のレンズ面(r6 )を平行光束側に凹としている。
タレンズを、平行光束側を物体側とし、光源側を像側と
する集光レンズとしてみたときの、波長λ=780 nmにお
ける球面収差および正弦条件を図2(E)に示す。図示
の収差図から解されるように、本実施例のコリメータレ
ンズによれば、4群4枚という簡単なレンズ構成で、N
A=0.4 という高い開口数を確保しつつ、良好な球面収
差および正弦条件を実現している。
ータレンズの、各レンズ面の曲率半径r、各レンズの中
心厚および軸上面間隔d、各レンズの屈折率nを表6に
示す。
タレンズを、平行光束側を物体側とし、光源側を像側と
する集光レンズとしてみたときの、波長λ=780 nmにお
ける球面収差および正弦条件を図2(F)に示す。図示
の収差図から解されるように、本実施例のコリメータレ
ンズによれば、4群4枚という簡単なレンズ構成で、N
A=0.45という高い開口数を確保しつつ、良好な球面収
差および正弦条件を実現している。
ンズの基本構成を示す概略断面図
の収差図 (B)第2の実施例にかかるコリメータレンズの収差図 (C)第3の実施例にかかるコリメータレンズの収差図 (D)第4の実施例にかかるコリメータレンズの収差図 (E)第5の実施例にかかるコリメータレンズの収差図 (F)第6の実施例にかかるコリメータレンズの収差図
Claims (1)
- 【請求項1】 平行光束側から順に、両凸の正レンズで
ある第1レンズ、平行光束側の面が凹の負レンズである
第2レンズ、平行光束側の面が凸の正レンズである第3
レンズ、平行光束側の面が凸の正レンズである第4レン
ズからなる4群4枚構成であって、下記(1)〜(6)
式の条件を満足することを特徴とするコリメータレン
ズ。 0.9 <f1 /f3 < 1.6 (1) 0.5 <f3 /f4 < 2.0 (2) 1.4 <{r2 (n2 −1)}/{r3 (n1 −1)}< 6.3 (3) 1.0 <−r3 /{f(n2 −1)}< 4.8 (4) 1.1 <{r5 (n4 −1)}/{r7 (n3 −1)}< 2.5 (5) 0.7 <r7 /{f(n4 −1)}< 1.8 (6) ただし、f;全系の焦点距離 fi ;第iレンズ(i=1〜4の自然数)の焦点距離 ri ;平行光束側から第i番目(i=1〜8の自然数)
のレンズ面の曲率半径(ただし、平行光束側に凸のとき
正、平行光束側に凹のとき負とする) ni ;第iレンズ(i=1〜4の自然数)の屈折率
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JP24989894A JP3536940B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | コリメータレンズ |
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1994
- 1994-10-17 JP JP24989894A patent/JP3536940B2/ja not_active Expired - Fee Related
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