JPH0811377A - プリンタの用紙ガイド機構 - Google Patents

プリンタの用紙ガイド機構

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JPH0811377A
JPH0811377A JP17012594A JP17012594A JPH0811377A JP H0811377 A JPH0811377 A JP H0811377A JP 17012594 A JP17012594 A JP 17012594A JP 17012594 A JP17012594 A JP 17012594A JP H0811377 A JPH0811377 A JP H0811377A
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Shoichi Watanabe
正一 渡辺
Takeshi Asaba
武 麻場
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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙ガイドの誤動作、摺動負荷増大をなく
し、スペーシングモータの負荷増大、騒音発生を防止
し、用紙先端からの良好な印字を保障する。 【構成】 印字ヘッド55を搭載したキャリッジ59及
び用紙ガイド67が、キャリッジシャフト53に摺動可
能に設けられたプリンタの用紙ガイド機構101におい
て、用紙ガイド67を印字範囲外に退避させる手段とし
て平面構造のオルタネイトカム95を用紙ガイド67の
移動方向に沿ってプリンタのフレームに設ける。オルタ
ネイトカム95に沿って摺動して用紙ガイド67の移動
を規制する爪部87を水平方向のみに可撓する水平可撓
部85を介して用紙ガイド67に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンと印字ヘッド
の間を通過する用紙をガイドするための用紙ガイド機構
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタの用紙ガイド機構に
は、ベイルローラを用いないで印字を行うものがあり、
この種の用紙ガイド機構の一つで、例えば、特開平4−
53771号公報記載のものを図9、図10に基づき説
明する。図9は従来のベイルローラを用いない用紙ガイ
ド機構の斜視図、図10は図9の概略側面図である。プ
ラテン1と平行なキャリッジシャフト3には印字ヘッド
5及びインクリボンカセット7を搭載したキャリッジ9
が設けられ、キャリッジ9は自身に搭載されたモータ
(図示せず)によりキャリッジシャフト3に沿って摺動
可能となっている。キャリッジ9の後端には係合部11
が設けられ、係合部11はキャリッジシャフト3と平行
なガイドレール13に係合する。キャリッジ9の前端に
はリボンプロテクタ15が取り付けられ、リボンプロテ
クタ15はプラテン1の表面形状に沿って湾曲状に形成
されて用紙の走行をプラテン1に沿って導く。
【0003】また、キャリッジシャフト3には用紙ガイ
ド17が摺動可能に設けられ、用紙ガイド17のキャリ
ッジ側はボス部19となっている。用紙ガイド17のプ
ラテン1に対向する部分には用紙案内部21が形成さ
れ、用紙案内部21は図10に示すようにプラテン1の
表面形状に沿って湾曲状に形成されている。また、用紙
ガイド17は、キャリッジシャフト3周りで回転しない
ように、後端17aがフレーム23に当接しており、プ
ラテン1と用紙案内部21との間隔が一定に保持される
ようになっている。用紙ガイド17とサイドフレーム2
5との間のキャリッジシャフト3には圧縮スプリング2
7が配設され、圧縮スプリング27は用紙ガイド17を
サイドフレーム25から離反方向に付勢する。
【0004】図11は従来の用紙ガイド機構における用
紙ガイドの斜視図、図12は従来の用紙ガイド機構にお
ける立体カムの斜視図である。図11に示すように、用
紙ガイド17にはラッチ部29が形成され、ラッチ部2
9は水平可撓部31、垂直可撓部33、垂直可撓部33
先端から下方に垂設された爪部35からなっている。キ
ャリッジシャフト3とガイドレール13との間のフレー
ム23上には爪部35が摺動する立体カム37が設けら
れ、図12に示すように、立体カム37は起伏を有して
いる。立体カム37の一端には突起状のリミッタ39が
形成され、リミッタ39は非印字時において用紙ガイド
17の爪部35に係止し、用紙ガイド17を静止位置に
保持する。
【0005】このように構成された従来の用紙ガイド機
構の動作を説明する。用紙Pがプラテン1にセットされ
ると、キャリッジ9及び用紙ガイド17が図9に示す位
置に配置される。用紙Pの先端が図9に示す位置まで挿
入されると、用紙Pの先端はリボンプロテクタ15及び
用紙ガイド17の用紙案内部21によりプラテン1側に
押さえ付けられ、この状態で印字が行われる。この時、
用紙ガイド17はキャリッジ9に押されて移動し、同時
に、爪部35の先端が立体カム37の摺動部41上のイ
部付近を移動する。そして、印字が進んで、プラテン1
の回転により用紙Pの先端がプラテン1の上方に送ら
れ、ローラ43とリブ45との間に入り込むと、用紙ガ
イド17を退避させるようにキャリッジ9が移動され
る。
【0006】この用紙ガイド退避動作を図13〜図16
に基づき説明する。図13はキャリッジを移動させる前
の説明図、図14はキャリッジ移動時の説明図、図15
は退避状態にあるキャリッジの説明図、図16は退避解
除時の説明図である。用紙Pの先端がローラ43とリブ
45との間に入り込むと、キャリッジ9を図14の位置
まで移動させる。すると、用紙ガイド17はキャリッジ
9に押され、爪部35が立体カム37の摺動部41上を
イ部からロ部へ移動し、更に、ロ部を乗り越える。ここ
で、キャリッジ9を左方向へ移動させると、用紙ガイド
17の爪部35は摺動部41のロ部に掛止された状態と
なり、図15に示すように、左方向へ移動することな
く、取り残された状態となる。そして、この状態で、印
字が再開されることになる。
【0007】このときの用紙ガイド17の退避位置は、
印字中にキャリッジ9が当接しない位置となっている。
印字が終了し、用紙Pが排出されると、退避させていた
用紙ガイド17を初期の位置に戻す動作が行われる。即
ち、図16に示すように、キャリッジ9を図14に示し
た位置よりさらに右方向に移動させると、用紙ガイド1
7もキャリッジ9に押されて移動し、爪部35が摺動部
41上をハ部からニ部、更には、イ部へと移動する。こ
れにより、用紙ガイド17は、圧縮スプリング27の付
勢力により左方向へ移動され、図13に示す位置まで戻
り、リミッタ39に爪部35が係止されて停止するので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
用紙ガイド機構では、用紙ガイド17を印字範囲外に退
避させた状態、即ち、用紙ガイド17の爪部35が立体
カム37のロ部に掛止した状態でプリンタ印字時の振動
が加わると、ラッチ部29の垂直可撓部33にも振動が
伝わり、垂直可撓部33の垂直方向の撓みにより爪部3
5が垂直方向に移動し、立体カム37のロ部から外れ、
用紙ガイド17が図13に示す初期の位置に戻ったまま
の状態となることがあった。このような状況下では、移
動時のキャリッジ9が用紙ガイド17を介して圧縮スプ
リング27に付勢され、スペーシングモータにかかる負
荷が増大するとともに、キャリッジ9の移動の都度、キ
ャリッジ9が用紙ガイド17と当接して当接音が発生
し、オペレータに不快感を与える等の問題があった。ま
た、特にコシの強い厚紙等が使用されると、用紙にプラ
テン1から離反しようとする力が生じ、用紙がローラ4
3とリブ45との間に入り込むまでの印字時、用紙ガイ
ド17に大きな摺動負荷が発生し、圧縮スプリング27
がこの負荷に負け、用紙ガイド17がリミッタ39に係
止される位置に到達する前に停止してしまうことがあっ
た。そして、用紙ガイド17がリミッタ係止前に停止す
れば、用紙ガイド17が用紙の幅を考慮した最適位置と
ならず、用紙先端から良好な印字ができなくなる虞れが
あった。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、用
紙ガイドの退避が解除されてしまう誤動作を防止すると
ともに、用紙から受ける用紙ガイドの摺動負荷を減少さ
せることにより用紙ガイドの動作不良をなくすことがで
きるプリンタの用紙ガイド機構を提供し、もって、スペ
ーシングモータの負荷増大の防止、騒音発生の防止、用
紙先端からの良好な印字を保障することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るプリンタの用紙ガイド機構は、キャリッ
ジシャフトが円筒状のプラテンと平行且つ同一方向に設
けられ、印字ヘッドを搭載したキャリッジ及び用紙ガイ
ドが、このキャリッジシャフトに摺動可能に設けられた
プリンタの用紙ガイド機構において、用紙ガイドを印字
範囲外に退避させる手段として平面構造のオルタネイト
カムを用紙ガイドの移動方向に沿ってプリンタのフレー
ムに設けるとともに、このオルタネイトカムに沿って摺
動して用紙ガイドの移動を規制する爪部を水平方向のみ
に可撓する水平可撓部を介して用紙ガイドに設けたこと
を特徴とするものである。また、プリンタの用紙ガイド
機構は、プラテンと対向する用紙案内部を用紙ガイドに
形成し、用紙案内部とプラテンとの間隔が用紙ガイドの
移動位置によって可変可能となるように用紙ガイドをキ
ャリッジシャフトに回動可能に設けることが好ましい。
【0010】
【作用】用紙ガイドを退避状態にオルタネイトカムに保
持する爪部が、水平方向のみに可撓する水平可撓部を介
して用紙ガイドに設けられ、プリンタに振動が発生した
場合においても、爪部が垂直方向、即ち、オルタネイト
カムから離反方向に変位することがなくなり、爪部とオ
ルタネイトカムとの係止が外れにくくなる。用紙ガイド
が回動自在にキャリッジシャフトに設けられ、プラテン
と用紙ガイドの用紙案内部との間隔が拡縮可能となり、
厚紙などのコシの強い用紙の場合には、プラテンと用紙
案内部との間隔が拡幅され、用紙案内部と厚紙との摺動
負荷が軽減され、用紙ガイドの移動が摺動負荷により規
制されにくくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るプリンタの用紙ガイド機
構の好適な実施例を図面を参照して詳細に説明する。図
1は本発明用紙ガイド機構の斜視図、図2は図1の概略
側面図である。プラテン51と平行なキャリッジシャフ
ト53には印字ヘッド55及びインクリボンカセット5
7を搭載したキャリッジ59が設けられ、キャリッジ5
9は自身に搭載されたモータ(図示せず)によりキャリ
ッジシャフト53に沿って摺動可能となっている。キャ
リッジ59の後端には係合部61が設けられ、係合部6
1はキャリッジシャフト53と平行なガイドレール63
に係合している。キャリッジ59の前端にはリボンプロ
テクタ65が取り付けられ、リボンプロテクタ65はプ
ラテン51の表面形状に沿って湾曲状に形成されて用紙
の走行をプラテン51に沿って導く。
【0012】また、キャリッジシャフト53には用紙ガ
イド67が摺動且つ回動可能に設けられ、用紙ガイド6
7のキャリッジ側はボス部69となっている。なお、本
実施例では、全ての紙幅に対応させるため、用紙ガイド
67を左側に取り付けた例を示すが、用紙ガイド67
は、右側又は両側に取り付けられるものであってもよ
い。用紙ガイド67のプラテン51に対向する部分には
用紙案内部71が形成され、用紙案内部71は図2に示
すようにプラテン51の表面形状に沿って湾曲状に形成
されている。用紙ガイド67とサイドフレーム73との
間のキャリッジシャフト53には圧縮スプリング75が
配設され、圧縮スプリング75は用紙ガイド67をサイ
ドフレーム73から離反方向に付勢する。
【0013】図3は本発明用紙ガイド機構における用紙
ガイドの分解斜視図である。用紙ガイド67の下面後端
側には摺動板77と突起部79とが垂設され、摺動板7
7と突起部79との間は間隙81となっている。用紙ガ
イド67の下面にはポスト部83が下方に突設され、ポ
スト部83は係止可能な段部を有している。ポスト部8
3には長方形板がL形に折曲された水平可撓部(ラッチ
部)85が係止され、ラッチ部85は折り曲げ方向を中
心にポスト部83に回動自在に係止されている。ラッチ
部85の一端には爪部87が下方に突設される一方、ラ
ッチ部85の他端はバネ部89となって間隙81に挟入
される。ラッチ部85は、基部が垂直方向の平板で構成
されることから、水平方向のみに可撓する構造となって
いる。なお、この用紙ガイド67とラッチ部85は、一
体で形成されるものであってもよい。
【0014】図4は本発明用紙ガイド機構におけるカム
の斜視図である。キャリッジシャフト53とガイドレー
ル63との間のフレーム91上には用紙ガイド67の摺
動板77が摺動するカム溝93が形成され、カム溝93
は右端では狭くヌ部で緩やかに拡幅されている。また、
フレーム91上には平面構造のオルタネイト(olternat
e)カム95が形成され、オルタネイトカム95はフレー
ム91上の平面に用紙ガイド67の摺動方向に長い円環
状の溝97を有している。溝97には用紙ガイド67の
爪部87が挿入され、爪部87は用紙ガイド67の摺動
に伴って溝97内を一定回転方向に移動する。従って、
用紙ガイド67の摺動方向に長い円環状の溝97を移動
する爪部87は、溝97の両端間を往復動することにな
る。オルタネイトカム95の端部にはリミッタ99が形
成され、リミッタ99は非印字時において用紙ガイド6
7の爪部87に係止し、用紙ガイド67を静止位置に保
持する。用紙ガイド67、ラッチ部85、カム溝93、
オルタネイトカム95を主な部材又は部位として、用紙
ガイド機構101が構成されている。
【0015】このように構成された用紙ガイド機構10
1の動作を説明する。用紙Pがプラテン51にセットさ
れると、キャリッジ59及び用紙ガイド67が図1に示
す位置に配置される。用紙Pの先端が図1に示す位置ま
で挿入されると、用紙Pの先端部はリボンプロテクタ6
5及び用紙ガイド67の用紙案内部71により、プラテ
ン51に押し付けられる状態となり、印字が開始され
る。この時、用紙ガイド67はキャリッジ59に押され
て移動し、爪部87がオルタネイトカム95のチ部付近
を移動する。また、同時に用紙ガイド67の摺動板77
は、カム溝93内をリ部からヌ部にかけて摺動するが、
溝幅が上述のようにヌ部で拡幅されているため、摺動板
77が溝幅方向に移動することで用紙ガイド67が回動
され、用紙ガイド67の用紙案内部71とプラテン51
との間隔は右側、即ち、用紙ガイド67がリミッタ99
により係止される位置で最も狭くなり、その他の位置で
は広がることになる。
【0016】このプラテン51との間隔が広がった状態
では、用紙ガイド67の用紙案内部71は、リボンプロ
テクタ65よりプラテン51から離れるため、用紙Pか
ら受ける摺動負荷が小さくなる。従って、用紙ガイド6
7は、小さな圧縮スプリング75の力によって、厚紙等
のコシの強い用紙Pを印字する場合においても、安定し
て最適な位置まで確実に動作することになり、用紙の先
端からの印字が常に良好なものとなる。印字が進んで、
プラテン51の回転により用紙Pの先端部がプラテン5
1の上方に送られ、ローラ103とリブ105との間に
入り込むと、用紙ガイド67を退避させるように、キャ
リッジ59が移動される。
【0017】この用紙ガイド退避動作を図5〜図8に基
づき説明する。図5はキャリッジを移動させる前の説明
図、図6はキャリッジ移動時の説明図、図7は退避状態
にあるキャリッジの説明図、図8は退避解除時の説明図
である。用紙Pの先端がローラ103とリブ105との
間に入り込むと、キャリッジ59を図6の位置まで移動
させる。すると、用紙ガイド67はキャリッジ59に押
され、爪部87がオルタネイトカム95のチ部からホ部
へ移動し、更に、ヘ部へ入り込む。この状態で、キャリ
ッジ59を右方向へ移動させると、用紙ガイド67の爪
部87はオルタネイトカム95のヘ部に引っ掛かった状
態となり、図7に示すように、右方向へ移動することな
く、取り残された状態となる。そして、この状態で、印
字が再開されることになる。このときの用紙ガイド67
の退避位置は、印字中にキャリッジ59が当接しない位
置となっている。
【0018】この際、用紙ガイド67のラッチ部85
は、垂直方向には撓まない構造となっているため、上下
方向の振動が加わっても、爪部87がヘ部から外れるこ
とがない。また、水平方向の振動に対しても、ヘ部の引
っ込み量を十分にとってあるので、爪部87がヘ部から
外れることがない。これによって、印字中に用紙ガイド
67は、誤動作することがなく、常に印字範囲から退避
した状態に保持され、キャリッジ59が用紙ガイド67
を介して圧縮スプリング75に付勢されるような事態が
発生することがなく、スペーシングモータにかかる負荷
が増大せず、また、キャリッジ59と用紙ガイド67と
の当接音も発生しなくなる。
【0019】印字が終了すると、退避させた用紙ガイド
67が初期の位置に戻される。図8に示すように、キャ
リッジ59が図6の位置より更に左方向に移動される
と、用紙ガイド67もキャリッジ59に押されて移動
し、用紙ガイド67の爪部87はオルタネイトカム95
のヘ部からト部に移動し、更には、チ部へと移動する。
これにより、用紙ガイド67は、圧縮スプリング75の
付勢力により右方向へ移動し、図5に示す位置まで戻
り、リミッタ99に爪部87が係止して停止するのであ
る。
【0020】上述の用紙ガイド機構101によれば、用
紙ガイド67のラッチ部85を水平方向のみに可撓する
構造とし、用紙ガイド67を退避させるためのカムを平
面構造のオルタネイトカム95としたので、用紙ガイド
67の退避時において、プリンタに振動が加わっても、
用紙ガイド67の爪部87が外れることがなく、スペー
シングモータへの負荷の増大を防止することができ、ま
た、用紙ガイド67とキャリッジ59との当接音も減少
させることができる。また、従来では当接構造のみであ
った用紙ガイド67の後端17a(図10参照)を、摺
動板77とカム溝93のカム構造とし、用紙ガイド67
が最適な位置(リミッタ99により係止される位置)以
外にある時は、プラテン51と用紙ガイド67の間隔が
広くなるようにしたので、印字用紙のコシによって発生
する用紙ガイド67の摺動負荷に圧縮スプリング75の
付勢力が負け、用紙ガイド67が種々の印字用紙幅に対
応するための最適な位置へ移動される前に停止してしま
うといった誤動作がなくなる。この結果、厚紙などのコ
シの強い用紙においても、常に、用紙の先端から良好に
印字を行うことができるようになる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るプリンタの用紙ガイド機構によれば、用紙ガイドの水
平可撓部を水平方向のみに可撓する構造としたので、振
動によって水平可撓部先端に設けられた爪部がオルタネ
イトカムから外れ、用紙ガイドの退避が解除されてしま
う誤動作を防止することができる。この結果、スペーシ
ングモータへの負荷増大を防止することができるととも
に、用紙ガイドとキャリッジの当接音も減少させること
ができる。また、プラテンと用紙案内部との間隔が広く
なるように用紙ガイドを回動自在に設けたので、用紙か
ら受ける用紙ガイドの摺動負荷を減少させることがで
き、用紙ガイドが停止してしまう誤動作がなくなり、厚
紙などのコシの強い用紙においても、常に、用紙先端か
らの良好な印字を保障することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明用紙ガイド機構の斜視図である。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】本発明用紙ガイド機構における用紙ガイドの分
解斜視図である。
【図4】本発明用紙ガイド機構におけるカムの斜視図で
ある。
【図5】キャリッジを移動させる前の説明図である。
【図6】キャリッジ移動時の説明図である。
【図7】退避状態にあるキャリッジの説明図である。
【図8】退避解除時の説明図である。
【図9】従来のベイルローラを用いない用紙ガイド機構
の斜視図である。
【図10】図9の概略側面図である。
【図11】従来の用紙ガイド機構における用紙ガイドの
斜視図である。
【図12】従来の用紙ガイド機構における立体カムの斜
視図である。
【図13】キャリッジを移動させる前の説明図である。
【図14】キャリッジ移動時の説明図である。
【図15】退避状態にあるキャリッジの説明図である。
【図16】退避解除時の説明図である。
【符号の説明】
51 プラテン 53 キャリッジシャフト 55 印字ヘッド 59 キャリッジ 67 用紙ガイド 71 用紙案内部 77 摺動板 85 ラッチ部(水平可撓部) 87 爪部 91 フレーム 93 カム溝 95 オルタネイトカム 101 プリンタの用紙ガイド機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジシャフトが円筒状のプラテン
    と平行且つ同一方向に設けられ、印字ヘッドを搭載した
    キャリッジ及び用紙ガイドが該キャリッジシャフトに摺
    動可能に設けられたプリンタの用紙ガイド機構におい
    て、 前記用紙ガイドを印字範囲外に退避させる手段として平
    面構造のオルタネイトカムを前記用紙ガイドの移動方向
    に沿ってプリンタのフレームに設けるとともに、該オル
    タネイトカムに沿って摺動して前記用紙ガイドの移動を
    規制する爪部を水平方向のみに可撓する水平可撓部を介
    して前記用紙ガイドに設けたことを特徴とするプリンタ
    の用紙ガイド機構。
  2. 【請求項2】 前記プラテンと対向する用紙案内部を前
    記用紙ガイドに形成し、該用紙案内部と前記プラテンと
    の間隔が前記用紙ガイドの移動位置によって可変可能と
    なるように該用紙ガイドを前記キャリッジシャフトに回
    動可能に設けたことを特徴とする請求項1記載のプリン
    タの用紙ガイド機構。
  3. 【請求項3】 拡幅部が形成されるカム溝を前記用紙ガ
    イドの移動方向に沿ってプリンタのフレームに設け、前
    記用紙ガイドを前記キャリッジシャフトに摺動且つ回動
    可能に設け、前記カム溝に摺動する摺動板を前記用紙ガ
    イドに突設したことを特徴とする請求項2記載のプリン
    タの用紙ガイド機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301844A (ja) * 2001-04-04 2002-10-15 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置及び印字装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301844A (ja) * 2001-04-04 2002-10-15 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置及び印字装置

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JP2987059B2 (ja) 1999-12-06

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