JPH08113387A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

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JPH08113387A
JPH08113387A JP25228794A JP25228794A JPH08113387A JP H08113387 A JPH08113387 A JP H08113387A JP 25228794 A JP25228794 A JP 25228794A JP 25228794 A JP25228794 A JP 25228794A JP H08113387 A JPH08113387 A JP H08113387A
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JP25228794A
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Hiroyuki Segawa
洋幸 瀬川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿を綴じているホッチキス・クリップを検
知するセンサの検知範囲を最小限に抑える。 【構成】 ピックアップローラ3と分離ローラ4との間
に、ピックアップローラ3によって取り出された原稿D
のホッチキス・クリップを検知するための金属検知セン
サ100を、搬送ガイドL102の下方からその検知面
が搬送ガイドL102に対し面一になるように配置す
る。また金属検知センサ100がその検知面からの検知
範囲内において確実に原稿Dに存在するホッチキス・ク
リップを検知するように搬送ガイドL102から所定の
位置に搬送ガイドU103を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機等において
用いられる原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動原稿搬送装置を搭載した電子
複写機において、原稿を上記自動原稿搬送装置で送りな
がら複写を行う場合、原稿がホッチキスやクリップ等で
綴じられていると、自動原稿搬送装置における搬送部材
や原稿そのものを破損してしまうことがある。
【0003】このような事態を回避するための手法とし
て、例えば、USP5,O87,027 等に開示されているよう
に、原稿給紙トレイ上の所定の位置に原稿のホッチキス
やクリップを検知するための金属検知手段を設け、原稿
給紙トレイからの給紙を開始する前に上記手段にて原稿
のホッチキスやクリップを検知し、給紙を禁止するとい
ったものがある。これによって、オペレータが不注意で
原稿の束からホッチキスやクリップを取り外すことを忘
れてしまっても、装置側でこのことを検知して安全に複
写作業を行うことができる。
【0004】ところで、上記従来の技術においては、原
稿給紙トレイ上にセットされた原稿束が波打っていた
り、折れていた場合、或いは、複数の原稿束の中にホッ
チキスやクリップで止められた原稿束が混在しているよ
うな場合に、金属検知センサからホッチキスやクリップ
が存在する位置までの距離が大きくなる。このため、金
属検知センサとしては、原稿給紙トレイにセットできる
原稿束の最大厚さ(高さ)以上の検知範囲を持つものが
要求され、必然的に高価なセンサを用いねばならなくな
る。
【0005】また、センサの検知範囲を広げることは、
センサの感度を上げることにほかならず、原稿束中のホ
ッチキスやクリップばかりでなく、オペレータが原稿を
セットする際、オペレータが指にはめている指輪等も誤
って検知してしまう。この問題は、センサが金属物を検
知した際、オペレータに対し給紙を開始するかどうかを
問い合わせるような制御手段を設けることで一応は解消
はされるが、オペレータに煩わしい操作を強いることに
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の、
金属検知センサを用いて原稿のホッチキスやクリップを
検知する機能を持った原稿搬送装置では、少なくとも、
給紙トレイ上にセット可能な原稿厚さ分以上の検知範囲
を持った高感度の金属検知センサを用いる必要があり、
コストがかさむという問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
もので、原稿を綴じているホッチキス・クリップを検知
する手段に持たせるべき検知範囲を最小限に抑えること
ができ、しかも、正確かつ安定して原稿のホッチキスや
クリップを原稿搬送前に検知することのできる原稿搬送
装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿搬送装置は
上記した目的を達成するために、原稿を載置する給紙ト
レイと、この給紙トレイから原稿を抽出する原稿抽出手
段と、この原稿抽出手段によって前記給紙トレイから抽
出された原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送
手段と、前記原稿抽出手段から前記分離搬送手段までの
原稿搬送路上で、前記原稿を綴じているホッチキス・ク
リップを検知するための検知手段とを具備してなる。
【0009】また本発明の原稿搬送装置は、原稿搬送路
の有効高を前記検知手段の検知可能範囲内に規制する規
制部材をさらに設けてなる。
【0010】さらに本発明の原稿搬送装置は、検知手段
によってホッチキス・クリップが検知された場合、少な
くても原稿抽出手段及び分離搬送手段の動作を中止する
ように制御を行う制御手段を具備してなる。
【0011】さらに本発明の原稿搬送装置は、原稿を載
置する給紙トレイと、この給紙トレイ上の前記原稿の有
無を検知する第1の検知手段と、前記給紙トレイから原
稿を抽出する原稿抽出手段と、この原稿抽出手段によっ
て前記給紙トレイから抽出された原稿を1枚ずつ分離し
ながら搬送する分離搬送手段と、前記原稿抽出手段から
前記分離搬送手段までの原稿搬送路上で、前記原稿を綴
じているホッチキス・クリップを検知するための第2の
検知手段と、この第2の検知手段によってホッチキス・
クリップが検知された場合、少なくても前記原稿抽出手
段及び前記分離搬送手段の動作を中止し、この後、第2
の検知手段によって前記ホッチキス・クリップが無いこ
とが検知され、且つ前記第1の検知手段によって前記給
紙トレイ上に前記原稿が無いことが検知された場合、前
記原稿抽出手段及び前記分離搬送手段の動作中止を解除
するように制御を行う制御手段とを具備してなる。
【0012】
【作用】即ち、本発明では、検知手段が原稿抽出手段か
ら分離搬送手段までの原稿搬送路上で、原稿を綴じてい
るホッチキス・クリップを検知するので、検知手段に要
求される検知範囲(感度)は必要最小限で済む。よっ
て、原稿を綴じているホッチキス・クリップ以外の金属
までも誤って検知してしまう恐れを解消することができ
る。
【0013】また、原稿搬送路の有効高を検知手段の検
知可能範囲内に規制する規制部材をさらに設けたことに
よって、さらに確実なホッチキス・クリップの検知が可
能になる。さらにこれによって、検知手段に持たせる感
度を自由に選択することも可能になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0015】図1は本発明に係る一実施例の自動原稿搬
送装置の構成を示す側面断面図である。
【0016】同図に示すように、この自動原稿搬送装置
は、給紙トレイ2上にセットされた原稿Dを順次1枚ず
つ分離して供給する供給部Sと、この供給部Sから供給
される原稿Dを原稿載置台1上、すなわち電子複写機の
露光位置(画像読み取り位置)へ搬送するとともに、電
子複写機での露光終了後、原稿載置台1上から原稿Dを
反転排出部Rへ搬送する搬送部Tと、この搬送部Tから
搬送される原稿Dを必要に応じて、反転或いは、排出せ
しめる前記反転排出部Rとを備えている。本装置は原稿
載置台1に対して開閉自在に設けられていて、原稿載置
台カバーを兼ねている。
【0017】給紙部Sは、画像面を上向きにした複数の
原稿Dを積層状態にセットする給紙トレイ2と、この給
紙トレイ2上に原稿Dをセットする際にセット位置の位
置決めを行い、給紙搬送動作時は図示しないシャッタソ
レノイドにより下方に移動し原稿Dを下側から順次搬送
を可能とするシャッター101と、給紙トレイ2上にセ
ットされた原稿Dを1枚ずつ取り出すピックアップロー
ラ3と、原稿Dがこのピックアップローラ3によって確
実に搬送されるべく上面から原稿Dを押圧し搬送力を発
生させるためのウェイト板104と、ピックアップロー
ラ3で取り出された原稿Dを送出する分離ローラ4と、
この分離ローラ4に接する分離パッド5と、分離ローラ
4で送出される原稿Dを整位しながら搬送するアライニ
ングローラ対6とを備えている。
【0018】また、ピックアップローラ3と分離ローラ
4との間にはピックアップローラ3によって取り出され
た原稿Dのホッチキス・クリップを検知するための金属
検知センサ100が、搬送ガイドL102の下方から検
知面が搬送ガイドL102に対し面一になるように配置
されており、上記金属検知センサ100がその検知面か
らの検知範囲内において確実に原稿Dに存在するホッチ
キス・クリップを検知するように搬送ガイドL102か
ら所定の位置に搬送ガイドU103が配設されている。
尚、搬送ガイドL102、搬送ガイドU103は、それ
ぞれ上記金属検知センサ100の検知能力を悪化させな
いようにするため非金属であるプラスチック材によって
構成される。
【0019】さらに、給紙トレイ2の分離ローラ4側に
は原稿Dの有無を検知するためのエンプティセンサ7
が、アライニングローラ対6の上流にはレジストセンサ
8が、アライニングローラ対6の下流には原稿Dのサイ
ズを検知するためのサイズセンサ9がそれぞれ設けられ
ている。
【0020】搬送部Tには、ベルトローラ10、11に
掛け渡され、供給される原稿Dを原稿載置台1上に沿っ
て搬送する無端の搬送ベルト12と、この搬送ベルト1
2を原稿載置台1に押圧するベルト押さえローラ13と
がそれぞれ設けられている。反転排出部Rは、搬送部T
から搬送されてくる原稿Dを受取り、表裏反転させて搬
送部Tへ導く反転ローラ群14と、原稿Dを排紙トレイ
18へ導く排紙ローラ17とを備えている。反転ローラ
群14の途中には排紙センサ15が設けられている。排
紙ローラ17と反転ローラ群14との間にはフラッパー
16が設けられ、これを駆動操作することにより搬送部
Tからの原稿Dを搬送部Tへ送り返したり、搬送部Tか
らの原稿Dを排紙トレイ18へ導いたりする。通常は搬
送部Tからの原稿Dを排紙トレイ18へ導くように設定
されており、図示しないフラッパソレノイドによって駆
動されるようになっている。
【0021】尚、19は原稿載置台1に対する原稿搬送
装置の開閉を検知するためのオートドキュメントフィー
ダ(オートドキュメント)オープンセンサである。20
は供給部Dを覆っている開閉カバーの開閉を検知するた
めのカバーオープンセンサである。21は原稿載置台1
上の原稿Dの位置決めをするための原稿ストッパーであ
る。
【0022】図2はこの自動原稿搬送装置を装着した電
子複写機の全体構成を示す側面断面図である。
【0023】同図に示すように、この電子複写機は、そ
の上部に前記原稿載置台1を備え、その上に上述した原
稿搬送装置を装着している。
【0024】上記載置台1の内側(即ち、図2における
下方)には、原稿Dを照明するランプ22と、ランプ2
2から発生される照明光を原稿Dに集光する反射板24
と、原稿Dから反射光を後述する第2キャリッジ30に
向かって反射させる第1ミラー26と、図示しない歯付
きベルト等を介して図示しないパルスモータによって上
記載置台1と平行に移動可能な第1キャリッジ28と、
互いに直角に配置され、上記第1キャリッジ28で反射
された原稿Dからの反射光を後述する感光体40に向け
て反射させる第2ミラー32及び第3ミラー34と、上
記第1キャリッジ28を駆動する図示しない歯付きベル
ト等を介して第1キャリッジ28に対して従動されると
ともに、第1キャリッジ28に対して1/2の速度で移
動される第2キャリッジ30とがそれぞれ配置されてい
る。
【0025】さらに、第1キャリッジ28の下方にあっ
て、第2キャリッジ30を介して折り返された光の光軸
を含む面内には、第2キャリッジ30からの反射光に集
光性を与えるとともに、自身が移動することで上記反射
光を所定の倍率で結像させる結像レンズ36と、上記反
射光を後述する感光体40に向かって折り返し、感光体
40における所望の位置に結像させるとともに、結像レ
ンズ36の移動に伴う焦点距離の変動を補正するため
に、図示しない駆動機構によって光軸に沿って移動可能
な第4ミラー38とが配置されている。尚、上記反射光
は、原稿Dに記載されている文字或いは図形即ち原稿D
上の画像情報であることはいうまでもない。 結像レン
ズ36の下方即ち複写機の中心付近には、上記第4ミラ
ー38によって導かれた光が結像されることで電荷の分
布パターン即ち静電潜像が形成される感光体40が配置
されている。この感光体40の周囲には、感光体40に
対して所定の電荷を帯電させる帯電装置42と、感光体
40に形成された静電潜像をトナーを利用して顕像化さ
せる現像装置44と、用紙Pを感光体40から分離させ
るためのAC電圧印加装置46aを一体に有し、感光体
40に形成されたトナー像を後述する給排紙部から供給
される被転写材即ち複写用紙Pに転写させる転写装置4
6と、感光体40における電荷の分布を除去し、感光体
40の帯電状態を初期状態に戻すとともに、残存トナー
をかき落とすクリーニング装置48とが順に配置されて
いる。いうまでもなく、上記感光体40に形成された上
記潜像は現像装置44を介してトナー像に変換されるこ
とから、原稿Dに含まれている画像情報はトナー像とし
て複写され、用紙P上に出力される。
【0026】複写機の右方には、上記感光体40に向か
って被転写材、例えば、複写用紙P、葉書、OHPシー
ト等を供給する用紙カセット50a、50bが挿入され
る。
【0027】複写機の左方、即ち、上記感光体40にお
ける回転方向下流に対応する位置(図2では装置本体の
左方、即ち、一般に複写用紙Pは、複写機の一端から供
給され、対向する他の端部に排出される)には、上記感
光体40上に形成された画像(トナー像)が転写され、
定着された複写済み用紙Pがストックされる排出トレイ
52aが配置されている。
【0028】複写機内部であって、感光体40と用紙カ
セット50a、50bとの間には、さらに、用紙カセッ
ト50a、50bから用紙Pを1枚ずつ引き出す第1及
び第2の給紙ローラ51a、51bと、それぞれ一対の
搬送ローラ53a、53bと、用紙Pを上記感光体40
へ向かって給送する給送路54a、54bと、用紙Pの
傾きを補正するとともに、感光体40に形成された画像
の先端と用紙Pの先端とを整合させ、感光体40の回転
速度と同じ速度で用紙Pを給送する一対のタイミングロ
ーラ55とが配置されている。
【0029】加えて、この複写機は、感光体40上に形
成されたトナー像が転写されトナーが静電的に付着して
いる状態の用紙Pを定着装置58に向けて搬送する搬送
装置56と、用紙Pに転写されたトナーを溶融定着させ
る定着装置58と、トナー像が定着された用紙Pを装置
外部へ排出させる一対の排出ローラ52を有している。
図3は自動原稿搬送装置及びこれを装着した電子複写
機の全体的な制御系統を示すブロック図である。
【0030】同図において、121は主に電子複写機の
制御を司るメインプロセッサである。122は主に自動
原稿搬送装置の制御を司るADFプロセッサである。各
プロセッサは互いに各種インターフェース信号(後で詳
細を説明する)の授受を行うようになっている。
【0031】メインプロセッサ121には、データセレ
クタ等の入力インターフェース123を介して、図示し
ない操作パネル上の各種キー等の入力スイッチ124、
及び、その他の制御に必要な各種検出器(スイッチ、セ
ンサ等)125等が接続される。また、メインプロセッ
サ121には、操作パネル上の各種表示器等の表示部1
26を駆動する表示ドライバ127、露光ランプ22等
を制御するランプ制御部128、各種駆動系(メインモ
ータ、クラッチ、ソレノイド等)129を駆動するドラ
イバ130、各種帯電器131を駆動する高圧電源部1
32等が接続される。 ADFプロセッサ122には、
エンプティセンサ7、レジストセンサ8、サイズセンサ
9、排紙センサ15、金属検知センサ100、ADFオ
ープンセンサ19及びカバーオープンセンサ20等が接
続される。
【0032】また、ADFプロセッサ122には、前記
ピックアップローラ3と分離ローラ4を駆動するための
給紙モータ140、前記搬送部Tの搬送ベルト12、ア
ライニングローラ6、反転ローラ14、排紙ローラ17
等を駆動するための搬送モータ141、搬送モータ14
1からの駆動をアライニングローラ6に伝達するための
クラッチ142、前記フラッパを駆動するためのフラッ
パソレノイド143、前記ウェイト板104を駆動する
ためのウェイトソレノイド146をそれぞれ駆動するド
ライバ150、151、152、153、154が接続
される。さらにADFプロセッサには、第1パルス発生
器144及び第2パルス発生器145が接続される。第
1パルス発生器144は、給紙モータ140に取着され
たロータリエンコーダによりクロックパルスを発生す
る。第2パルス発生器145は、搬送モータ141に取
着されたロータリエンコーダによりクロックパルスを発
生する。
【0033】ここでメインプロセッサ121とADFプ
ロセッサ122との間で授受するインターフェース信号
について説明する。
【0034】メインプロセッサ121とADFプロセッ
サ122の間で授受されるインターフェース信号は、非
同期のシリアル通信方式によって行われ、メインプロセ
ッサ121からADFプロセッサ122へ送信されるイ
ンターフェース信号はメインプロセッサからADFプロ
セッサへの制御信号群(DF−TxD)60、ADFプ
ロセッサ122からメインプロセッサ121へ送信され
るインターフェース信号はADFの状態信号群(DF−
RxD)61を通して転送される。
【0035】メインプロセッサ121からADFプロセ
ッサ122へのインターフェース信号には7個あり、両
面原稿搬送モード或いは片面原稿搬送モードの設定を行
うために出力される両/片面選択信号(ORG−BOT
H)、原稿の交換動作を開始させるために出力される原
稿給紙信号(ORG−IN)、搬送路上の原稿を排出す
るために出力される原稿排出信号(ORG−OUT)、
原稿搬送装置が、通常原稿搬送モードであるか、テスト
モードであるかを知らせるために出力されるモード信号
(MODE)、原稿搬送装置がテストモード状態にある
ときにコード化された信号を送信し、各種テスト動作を
行わせるために出力されるテストコード信号(TES
T)、原稿搬送装置が通常搬送モード状態であるとき
に、搬送される原稿の搬送量を調整するために出力され
る調整コード信号(ADJUST)、原稿搬送装置が、
原稿無しで原稿搬送時と同タイミングで動作を行わせる
ために出力されるエージング信号(AGING)等があ
る。
【0036】また、ADFプロセッサ122からメイン
プロセッサ121へのインターフェース信号(原稿搬送
装置の示す信号)は11個あり、原稿Dが給紙トレイ2
にセットされたか否かを示す原稿セット信号(ORG−
RDY)、ジャム状態であることを示すジャム信号(D
F−JAM)、原稿搬送装置の給紙モータ40、或いは
搬送モータ41に動作異常が発生したことを示すエラー
信号(DF−ERR)、エラー信号(DF−ERR)ま
たはジャム信号(DF−JAM)が出力されているとき
にそのエラーまたはジャムの内容をコード化して複写機
本体へ示すエラーコード信号(ERR−COD)、原稿
搬送装置が原稿交換動作開始から原稿サイズ検知終了ま
での間出力するDF動作中信号(DF−ACT)、露光
位置に原稿がセットされたことを示す原稿停止信号(O
RG−STP)、原稿搬送装置の搬送部または給紙部の
開閉カバーの開閉状態を示すDFオープン信号(DF−
OPN)、原稿サイズを4ビットのコードで示すための
原稿サイズ信号(SIZE0、SIZE1、SIZE
2、SIZE3)、両面原稿搬送動作に於いて、露光位
置に原稿の第1面を下向きにセットされているか第2面
を下向きにセットされているかを示す原稿表裏信号(O
RG−FACE)、原稿が先出し位置にあるか否かを示
すための先出し信号(PRE−FED)、原稿が原稿ト
レイ上から給送される際に原稿にホッチキス・クリップ
を検出し、動作を行えない状態にあるかどうかを示すた
めの金属検知信号(METAL)等がある。
【0037】図4のフローチャートに示すように、オペ
レータが不注意でホッチキス或いはクリップを取り外さ
ないで原稿Dを給紙トレイ2にセットした場合、ピック
アップローラ3によって給送された原稿Dが分離ローラ
4の上流に配設された金属検知センサ100と対向する
位置まで到達すると、金属検知センサ100によってホ
ッチキス・クリップの存在が検知され、金属検知センサ
100はオン状態となる。ADFプロセッサ122は、
金属検知センサ100からのオン信号を受け取ると、ウ
ェイトソレノイド144、給紙モータ140、クラッチ
142をオフし、供給部Sの原稿Dの搬送を停止させる
とともに、メインプロセッサ121に対し金属検知信号
(METAL)を送信する。メインプロセッサ121
は、金属検知信号(METAL)を受信すると、複写処
理中の原稿に対する一連の処理が終了したところで動作
を停止し、表示部126に『原稿中にホッチキス・クリ
ップが検出されたので取り外してから再開して下さい』
というような警告表示をオペレータに対し与えるととも
に、複写動作の開始受付を禁止する。オペレータが、給
紙トレイ2上の原稿を取り除くことによって金属検知セ
ンサ100とエンプティセンサ7がオフ状態になり、A
DFプロセッサ122はメインプロセッサ121に対し
て送信していた金属検知信号(METAL)をオフにす
る。これにより、メインプロセッサ121は、表示部1
26の表示を複写可能であることを示す内容に戻すとと
もに複写動作の受付けが可能な状態に戻り、残りの原稿
Dに対する複写動作を行わせる。
【0038】次に、金属検知センサ100の構成及びそ
の動作について説明する。図5はこの金属検知センサ1
00の構成を示す図である。
【0039】金属検知センサ100は、金属物を検出す
る上で安価でかつ高感度を達成することが可能である差
動トランス200からなる検知ヘッド部と、差動トラン
ス200を駆動するための発振回路201と、差動トラ
ンス200の出力を増幅する増幅回路202と、増幅回
路202を通して出力された差動トランス200の出力
波形の位相と発振回路201の出力波形の位相とを比較
する位相比較回路203と、位相比較回路203の位相
比較結果である出力波形をアナログ的な特性を持つ電圧
出力に変換するローパスフィルタ204とからなる。
【0040】また差動トランス200の構成において、
L1は発振回路201からの駆動電圧が印加される駆動
コイル、L2は発振回路201の出力電圧V1と同位相
の電圧波形V2を出力する基準コイル、L3は駆動コイ
ルL1に対し巻き方向が異なり発振回路201の出力電
圧V1と 180°の位相差を持った電圧波形V3を出力す
る検出コイルである。位相比較回路203は排他的論理
和となるようなデジタル論理回路によって構成されてお
り、発振回路201の出力電圧V1と差動トランス20
0の出力電圧V0との位相差成分が少なくなるとハイレ
ベルを出力する比率が少なくなり、即ち、出力電圧Vは
低下し、位相差成分が多くなるとハイレベルを出力する
比率が多くなり、即ち、出力電圧Vは上昇する。検知ヘ
ッド面にホッチキス・クリップが無い場合は、駆動コイ
ルL1と検出コイルL3の結合度が小さいため、V2>
V3となり、差動トランス200のV0と発振回路20
1の出力電圧V1との位相差成分が少なくなり、出力電
圧Vは低下する。また、検知ヘッド面にホッチキス・ク
リップがある場合は、V2<V3となり、差動トランス
200のV0と発振回路201の出力電圧V1との位相
差成分が多くなり、出力電圧Vは上昇する。
【0041】また、図6は上記金属検知センサ100に
おいて、検知ヘッド面から被検知物までの距離を変化さ
せた場合の金属検知センサ100の出力電圧の関係を表
わす代表的な特性グラフである。
【0042】この特性グラフから、金属検知センサ10
0がホッチキス・クリップ等の被検知物を検知できる範
囲は、検知ヘッド面から約4.5mmまでである。即ち、
前述の搬送ガイドU103は金属検知センサ100の検
知ヘッド面から4.5mmの位置に設けられており、これ
により、ここを通過する原稿Dを綴じているホッチキス
・クリップは確実に金属検知センサ100によって検知
される。
【0043】次に、本実施例の自動原稿搬送装置におけ
る原稿搬送動作を説明する。
【0044】図7は給紙動作コントロール、図4は給紙
動作と先出動作、図8は排紙動作と先出排紙動作、図9
は搬送動作と停止処理、図10は排紙動作の詳細を示す
フローチャートである。また図11と図12は片面での
ステップ搬送時、図13と図14は片面でのステップ搬
送がない場合、図15と図16は両面搬送時における原
稿の搬送工程をそれぞれ順次示す。図11乃至図16の
(1)は一枚目の原稿、(2)は二枚目の原稿、(3)
は三枚目の原稿をそれぞれ示し、A〜Iはその搬送工程
を示す。
【0045】まず、図示しない電源スイッチをオンにす
ると、所定時間経過した後、複写機本体はレディ状態
(複写可能状態)となる。このとき、メインプロセッサ
121は、操作パネル上に設けられた複写キーの受付可
能な状態となり、メインプロセッサ121とADFプロ
セッサ122間のインターフェース信号を互いに信号の
送受信可能な状態になっている。
【0046】この状態において、図11乃至図14を参
照して片面原稿搬送時の動作について説明する。
【0047】給紙トレイ2上に原稿Dがセットされる
と、エンプティセンサ7がオンとなり、原稿有りを検知
する(図11(A)参照)。すると、ADFプロセッサ
122は、ORG−RDY信号をメインプロセッサ12
1に出力する。ここで、複写キーがオンされると、メイ
ンプロセッサ121はORG−IN信号を出力する。
【0048】ADFプロセッサ122はこのORG−I
N信号を受信すると、DF−ACT信号をオンするとと
もにORG−STP信号をオフし、原稿搬送装置の原稿
搬送動作を開始する。すなわち、給紙モータ140をオ
ンし、これによりピックアップローラ3および分離ロー
ラ4を駆動し、給紙トレイ2上にセットされている原稿
Dを下から一枚取出してアライニングローラ6へ搬送す
る。搬送された原稿Dの先端がレジストセンサ8をオン
させてから一定時間後、給紙モータ140を停止させ、
原稿Dをアライニングローラ6で整位させる(図11
(B)参照)。次に、搬送モータ141を正回転させる
ことにより、搬送ベルト12、反転ローラ14群、およ
び排紙ローラ17を排出方向に回転させ、原稿排出動作
を行う。これは原稿載置台1上に残留原稿が存在する場
合を考慮している。残留原稿の排出動作が終了すると、
クラッチ142をオンし、アライニングローラ6まで搬
送された原稿Dを搬送ベルト12へ送り込む。
【0049】原稿Dは原稿搬送方向に対して垂直方向の
幅を検出するためのサイズセンサ9を通過し、原稿Dの
後端がレジストセンサ8を通過すると、SIZE0〜3
信号をセットすると共に、DF−ACT信号をオフす
る。また、この時点から第1パルス発生器44からのパ
ルスをカウントすることにより、原稿の搬送量を計数す
る。原稿Dの後端が原稿ストッパ21の左端を一定量越
えた所まで搬送された量を計数すると、搬送モータ14
1を停止させ、一定時間後、搬送モータ141を逆転さ
せることにより、原稿Dを原稿ストッパ21の左端に突
き当て1枚目の原稿Dの搬送動作を終了する(図11
(C)、(D)参照)。ORG−STP信号は、搬送動
作終了の一定時間前にメインプロセッサ121に出力さ
れる。これは、複写機の原稿走査系(第1キャリッジ2
8)が、ORG−STP信号が出力されることにより起
動の開始を行うのに対し、原稿走査系(第1キャリッジ
28)が、起動開始地点から原稿走査地点まで到達する
までの時間を短縮するために行われる。
【0050】1枚目の原稿Dの搬送が終了すると、前記
のように電子複写機の原稿走査系(第1キャリッジ2
8)により、原稿Dの読み取りが行われる。この間、原
稿搬送装置は、2枚目の原稿Dを1枚目の原稿搬送動作
と同様な制御によりアライニングローラ6の所まで搬送
する先出し搬送動作を行い、2枚目の原稿Dを露光位置
により近い先出位置で待機させる(図11(E)参
照)。
【0051】1枚目の原稿Dの読み取りが終了すると、
メインプロセッサ121からADFプロセッサ122へ
ORG−IN信号が出力される。ADFプロセッサ12
2はORG−IN信号を受信すると、2枚目の原稿Dの
前記先出位置からの搬送動作を開始させる。このとき、
1枚目の原稿Dが搬送方向に対し、予め規定されている
長さより短いサイズである場合、ステップ搬送動作を行
う(図12(F)参照)。ステップ搬送動作とは、露光
位置に搬送されている原稿を次の原稿と交換動作を行う
ときに、露光位置に搬送されている原稿を排紙トレイ1
8に排紙せずに、露光位置と排紙トレイ18の間の排紙
センサ15に先端が到達しているステップ位置(中間位
置)へと搬送し待機させる動作のことを言う。なおステ
ップ搬送は、見た目を考慮しなければ、原稿の寸法にか
かわらず実施可能である。このステップ搬送動作を行う
ことにより、次に露光位置へ搬送される原稿は露光位置
にある原稿が、排紙トレイ18へ排紙可能となる位置ま
で進む以前のステップ位置に来た時点で搬送を開始する
ことが可能となるため、原稿交換時間が短縮される。
【0052】2枚目の原稿Dの後端が原稿ストッパ60
の左端を一定量越えた所まで搬送された量を計数する
と、図11(D)の場合と同様に、搬送モータ141を
停止させ、一定時間後、搬送モータ141を逆転させる
ことにより、原稿Dを原稿ストッパ21の左端に突き当
て1枚目の原稿Dの搬送動作を終了する(図12(G)
参照)。そして、3枚目の原稿Dが前記先出位置まで搬
送される(図12(H)参照)。
【0053】2枚目の原稿Dの読み取りが終了すると、
図12(F)の場合と同様に、3枚目の原稿Dの前記先
出位置からの搬送動作が開始する。このとき、2枚目の
原稿Dは、予め規定されている長さより短いサイズであ
る場合、ステップ搬送動作を行う。この時1枚目の原稿
Dはステップ位置から排紙トレイ18へ排出する動作も
同時に行われる(図12(I)参照)。
【0054】以降、図11(D)〜図12(I)の原稿
搬送工程が順次繰返される。
【0055】次に、1枚目の原稿Dが搬送方向に対し、
予め規定されている長さより長いサイズである場合、図
13、図14に示す工程で原稿の搬送がなされる。すな
わち前記ステップ搬送動作は行わず、露光位置にある原
稿Dが排紙トレイ18へ排紙可能となる位置まで進んだ
時点でクラッチ142をオンし、アライニングローラ6
を駆動させて、先出位置で待機していた原稿D(図13
(B)参照)を露光位置へと送り込む(図13(C)、
図14(D)参照)。
【0056】以降、ステップ搬送を伴わない場合、複数
枚の原稿の搬送は、図14(E)〜図14(F)を繰り
返して行われる。
【0057】図13、図14に示すステップ搬送動作を
行わない動作においては、2枚目の原稿Dを露光位置へ
搬送するとき以降の原稿交換動作において、露光済みの
原稿Dを排紙トレイ18へ排出する動作が同時に行われ
る(図14(F)参照)。
【0058】そして、上述の原稿交換時の排出動作(ス
テップ動作を伴う場合、伴わない場合の双方を含む)に
おいて、ステップ位置、或は露光位置にある原稿Dのサ
イズ位置から排紙ローラ17までの距離、或は露光位置
から排紙ローラ17までの距離によって決定される距離
(排出される原稿Dの先端が一定距離、排紙トレイ18
へ排出された距離)まで搬送すると、搬送モータ141
の回転数を下げ、排出原稿Dの搬送速度を減速して排出
された原稿Dが排紙トレイ18上で整位されるように制
御を行う。
【0059】このような原稿交換動作が一連の原稿Dに
ついて行われ給紙トレイ2上の原稿Dが無くなると、エ
ンプティセンサ7がオフし、ADFプロセッサ122は
ORG−RDY信号をオフする。メインプロセッサ12
1はORG−RDY信号のオフを受信すると、ORG−
OUT信号を出力し、搬送途上にある原稿Dを排紙トレ
イ18上に排出させる。ADFプロセッサ122はOR
G−OUT信号を受信すると、ステップ搬送動作で原稿
交換が行われていた場合、ステップ位置にある原稿と露
光位置にある最終原稿との2枚の原稿Dの排出動作を行
う。この排紙動作の制御は以下のように行われる(図1
0参照)。まず、露光位置とステップ位置にある原稿D
のサイズと、ステップ位置から排紙ローラ17までの距
離によって決定される距離(ステップ位置の原稿Dの先
端が一定距離、排紙ローラ17を通過するまでの距離)
まで搬送が行われると、搬送モータ141の回転数を下
げ、原稿Dの搬送速度の減速を開始する。この減速した
搬送速度でステップ位置と露光位置の原稿Dが排紙トレ
イ18に整位されるように排出される。すなわち最終原
稿は、ステップ位置にあった原稿と同時にその搬送速度
が減速される。言い換えると、最終原稿以外の原稿では
ステップ位置から所定量搬送された後に減速されていた
が、最終原稿に関してはそれまでの原稿の搬送とは異な
り、その搬送速度の先を原稿の搬送速度と同期して減速
している。
【0060】そして、露光位置の原稿Dの後端が排紙セ
ンサ15を通過してから一定時間後に搬送モータ141
を停止させる。次に、ステップ搬送動作で原稿交換が行
われていない場合のORG−OUT信号による原稿排紙
動作は、露光位置の原稿1枚を排紙トレイ18に搬送す
る動作であり、ステップ搬送動作でない場合の原稿交換
時の原稿排出動作と同じ制御で行われる。以上で片面原
稿搬送時の動作は終了する。
【0061】次に、図15、図16を参照して両面原稿
搬送時の動作について説明する。
【0062】1枚目の原稿Dをアライニングローラ6ま
で搬送するまでの動作は片面原稿搬送時と同様である
(図15(A)、(B)参照)。原稿Dの先端がアライ
ニングローラ6で停止すると、搬送モータ41を正回転
させることにより、搬送ベルト12、反転ローラ14群
および排紙ローラ17を排出方向に回転させ原稿排出動
作を行う。これは原稿載置台1上に残留原稿が存在する
場合も考慮している。
【0063】残留原稿の排出動作が終了すると、クラッ
チ142をオンし、アライニングローラ6まで搬送され
た原稿Dを搬送ベルト12へ送り込む(図15(C)参
照)。 原稿Dは、原稿搬送方向に対して垂直方向の幅
を検出するためのサイズセンサ9を通過し、原稿Dの後
端がレジストセンサ8を通過すると、SIZE0〜3信
号をセットする。原稿Dの後端がレジストセンサ8を通
過してから一定時間後、クラッチ142をオフすると共
に、フラッパソレノイド143をオンし、フラッパ16
を原稿Dを反転させる方向へセットする。原稿Dが搬送
ベルト12により原稿載置台1上を搬送され、原稿Dの
先端が排紙センサ15を通過してから一定時間後(この
とき、原稿Dの先端は反転排出部と排紙側のベルトロー
ラ11の間に達している)、搬送モータ141を停止
し、搬送モータ141の回転方向を反転させる(図15
(D)参照)。搬送モータ141が停止してから一定時
間後に搬送モータ141の逆回転を開始し、原稿Dを原
稿ストッパー160方向へ搬送する。原稿Dの後端が原
稿ストッパー160に到達する一定時間前にADFプロ
セッサ122はDF−ACT信号をオフし、原稿Dの先
端が原稿ストッパー160に到達すると、ORG−ST
P信号をセットすると共に搬送モータ141を停止させ
る。このときの原稿Dの搬送量は、原稿Dの先端が排紙
センサ15を通過した以降の第1パルス発生器144か
ら出力されるパルスを計数することによって決められる
(図15(E)参照) ORG−STP信号が出力されると、電子複写機は原稿
を走査系で読み取る動作を開始する。読み取り動作が終
了すると、原稿Dを反転させるためにメインプロセッサ
121はORG−IN信号を出力する。ADFプロセッ
サ122はORG−IN信号を受信すると、搬送モータ
41を正回転させ、露光位置にある原稿Dを反転排出部
の方向へ搬送を開始し、反転排出部で原稿Dの反転を行
った後、反転された原稿Dを露光位置へ搬送する(図1
6(F)、(G)参照)。この反転された原稿Dの読み
取りが行われている間に、2枚目の原稿Dの先出し搬送
動作が行われ、次のORG−IN信号がメインプロセッ
サ121から出力されると、原稿搬送装置は原稿の交換
を行う(図16(H)、(I)参照)。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の原稿搬送装
置によれば、原稿抽出手段から分離搬送手段までの原稿
搬送路上で、原稿を綴じているホッチキス・クリップを
検知する検知手段を設けたことによって、検知手段に要
求される検知範囲(感度)は必要最小限で済み、原稿を
綴じているホッチキス・クリップ以外の金属までも誤っ
て検知してしまうことがなくなる。
【0065】また、原稿搬送路の有効高を検知手段の検
知可能範囲内に規制する規制部材をさらに設けたことに
よって、さらに確実なホッチキス・クリップの検知が可
能になる。さらにこれによって、検知手段に持たせる感
度を自由に選択することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の自動原稿搬送装置の構
成を示す側面断面図
【図2】図1の自動原稿搬送装置を装着した電子複写機
の全体構成を示す側面断面図
【図3】電子複写機及び原稿搬送装置の全体的な制御系
統を示すブロック図
【図4】先出し動作、給紙動作を説明するためのフロー
チャート
【図5】金属検知センサの動作を説明するブロック回路
【図6】金属検知センサの代表的な特性グラフ
【図7】給紙動作コントロールを説明するためのフロー
チャート
【図8】排紙動作と先出し排紙動作を説明するためのフ
ローチャート
【図9】搬送動作を説明するためのフローチャート
【図10】排紙動作の詳細を示すフローチャート
【図11】片面原稿搬送時でステップ搬送するときの原
稿の搬送(A〜E工程)を説明するための図
【図12】片面原稿搬送時でステップ搬送するときの原
稿の搬送(F〜I工程)を説明するための図
【図13】片面原稿搬送時でステップ搬送しないときの
原稿の搬送(A〜C工程)を説明するための図
【図14】片面原稿搬送時でステップ搬送しないときの
原稿の搬送(D〜F工程)を説明するための図
【図15】両面原稿搬送時の原稿の搬送(A〜E工程)
を説明するための図
【図16】両面原稿搬送時の原稿の搬送(F〜I工程)
を説明するための図
【符号の説明】
1…原稿載置台、2…給紙トレイ、3…ピックアップロ
ーラ、4…分離ローラ、5…分離パッド、6…アライニ
ングローラ対、7…エンプティセンサ、8…レジストセ
ンサ、9…サイズセンサ、10…ベルトローラ、11…
ベルトローラ、12…搬送ベルト、13…ベルト押さえ
ローラ、14…反転ローラ群、15…排紙センサ、16
…フラッパ、17…排紙ローラ、18…排紙トレイ、1
9…ADFオープンセンサ、20…カバーオープンセン
サ、21…原稿ストッパ、100…金属センサ、101
…シャッタ、102…搬送ガイドL、103…搬送ガイ
ドU、104…ウェイト板、121…メインプロセッ
サ、122…ADFプロセッサ、123…入力インター
フェース、124…入力スイッチ、125…各種検出
器、126…表示部、127…表示ドライバ、128…
ランプ制御部、129…各種駆動系、130…ドライ
バ、131…各種帯電器、132…高圧電源部、140
…給紙モータ、141…搬送モータ、142…クラッ
チ、143…フラッパソレノイド、144…第1パルス
発生器、145…第2パルス発生器、146…ウェイト
ソレノイド、200…差動トランス、201…発振回
路、202…増幅回路、203…位相比較回路、204
…ローパスフィルタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する給紙トレイと、 この給紙トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段と、 この原稿抽出手段によって前記給紙トレイから抽出され
    た原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段
    と、 前記原稿抽出手段から前記分離搬送手段までの原稿搬送
    路上で、前記原稿を綴じているホッチキス・クリップを
    検知するための検知手段とを具備することを特徴とする
    原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 原稿を載置する給紙トレイと、 この給紙トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段と、 この原稿抽出手段によって前記給紙トレイから抽出され
    た原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段
    と、 前記原稿抽出手段から前記分離搬送手段までの原稿搬送
    路上で、前記原稿を綴じているホッチキス・クリップを
    検知するための検知手段と、 前記原稿搬送路の有効高を前記検知手段の検知可能範囲
    内に規制する規制部材とを具備することを特徴とする原
    稿搬送装置。
  3. 【請求項3】 原稿を載置する給紙トレイと、 この給紙トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段と、 この原稿抽出手段によって前記給紙トレイから抽出され
    た原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段
    と、 前記原稿抽出手段から前記分離搬送手段までの原稿搬送
    路上で、前記原稿を綴じているホッチキス・クリップを
    検知するための検知手段と、 この検知手段によって前記ホッチキス・クリップが検知
    された場合、少なくても前記原稿抽出手段及び前記分離
    搬送手段の動作を中止するように制御を行う制御手段と
    を具備することを特徴とする原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】 原稿を載置する給紙トレイと、 この給紙トレイ上の前記原稿の有無を検知する第1の検
    知手段と、 前記給紙トレイから原稿を抽出する原稿抽出手段と、 この原稿抽出手段によって前記給紙トレイから抽出され
    た原稿を1枚ずつ分離しながら搬送する分離搬送手段
    と、 前記原稿抽出手段から前記分離搬送手段までの原稿搬送
    路上で、前記原稿を綴じているホッチキス・クリップを
    検知するための第2の検知手段と、 この第2の検知手段によって前記ホッチキス・クリップ
    が検知された場合、少なくても前記原稿抽出手段及び前
    記分離搬送手段の動作を中止し、この後、第2の検知手
    段によって前記ホッチキス・クリップが無いことが検知
    され、且つ前記第1の検知手段によって前記給紙トレイ
    上に前記原稿が無いことが検知された場合、前記原稿抽
    出手段及び前記分離搬送手段の動作中止を解除するよう
    に制御を行う制御手段とを具備することを特徴とする原
    稿搬送装置。
JP25228794A 1994-10-18 1994-10-18 原稿搬送装置 Withdrawn JPH08113387A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256845A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Fuji Xerox Co Ltd 用紙搬送装置、用紙収納装置、及び用紙搬送方法
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US10099876B2 (en) 2015-07-10 2018-10-16 Ricoh Company, Ltd. Sheet material thickness detection device, sheet material anomaly detection device, sheet material feeding device, and image forming device
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