JPH0811301A - インクジェット式画像形成装置 - Google Patents

インクジェット式画像形成装置

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JPH0811301A
JPH0811301A JP16877094A JP16877094A JPH0811301A JP H0811301 A JPH0811301 A JP H0811301A JP 16877094 A JP16877094 A JP 16877094A JP 16877094 A JP16877094 A JP 16877094A JP H0811301 A JPH0811301 A JP H0811301A
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JP
Japan
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printing
paper
nozzle
pitch
paper feed
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JP16877094A
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Inventor
Hiroaki Tojo
博明 東條
Shoichi Hiraide
昇一 平出
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像印刷における白筋の発生を防止すること。 【構成】記録媒体の幅方向に往復動するとともに、紙送
り方向に印刷ピッチPのK倍の間隔で配置されたN個
(ただし、Nは、2以上の整数であり、またNとKとは
互いに素の関係)のノズル開口列を備えるとともに、記
録媒体に形成されるドットが印刷ピッチよりも1.4倍
以上大きくなるインク滴を吐出するインクジェット式記
録ヘッドと、1パスの印刷が終了した時点で、P×N分
の紙送りを実行する制御手段を備える。図6(イ)に示
したように紙送りに誤差±ΔPが生じた状態で印刷され
たラインL4であっても、上下に隣接する他のラインL
3、及びL5との間隔の誤差に起因して重なり量にばら
つきが生じるものの、空白を形成するには至らない.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,印刷ラインピッチより
も大きなピッチでで紙送り方向に配列された複数のノズ
ル開口を備えたインクジェット式記録ヘッドを用いて画
像や文字を印刷するインクジェット式画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドを用いてグラ
フィックデータを印刷する場合には、ノズル開口の配列
ピッチよりも高い密度でドットを形成する必要があるた
め、例えば米国特許第4,198,642号明細書に示されたよ
うにノズル開口を1ドットライン幅のK倍のピッチでN
個配置したインクジェット式記録ヘッドを用い、1パス
分の印刷が終了した段階で、1ドットライン幅のN倍の
長さで記録用紙を紙送りし、前のパスで印刷された領域
に一部重なるようして次のパスを印刷するインクジェッ
ト式記録記録装置が提案されている。これによれば、ノ
ズル開口の配列ピッチの如何に関りなく、高い密度での
印刷が可能とはなるが、記録用紙の搬送量が1ドットラ
イン幅のN倍に正確に制御されない場合には、上下に隣
接して印刷されたライン間の間隙にばらつきが生じて、
筋状の空白部、いわゆる白線が形成されて印刷品質を低
下させるという問題がある。このような問題は、特に7
20dpiという極めて高い密度での印刷においては致
命的な欠陥となる.もとより、このような問題を解消す
るために、紙送りを極めて精密に行うことができる機構
を用いれば或程度解消できるものの、コストが極めて高
くなるばかりでなく、印刷中におけるインクや環境の湿
度の影響による記録用紙の伸び率の変動や、また紙送り
機構の温度膨張に起因する紙送り量の誤差には対処がで
きないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたものであって,紙送り誤差に起因す
る白線の発生を確実に防止して印刷品質を向上させるこ
とができるインクジェット式画像形成装置を提供するこ
とである.
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、記録媒体の幅方向に往復動
するとともに、紙送り方向に印刷ピッチPのK倍の間隔
で配置されたN個(ただし、Nは、2以上の整数であ
り、またNとKとは互いに素の関係)のノズル開口列を
備えるとともに、前記記録媒体に形成されるドットが前
記印刷ピッチよりも1.4倍以上大きくなるインク滴を
吐出するインクジェット式記録ヘッドと、1パスの印刷
が終了した時点で、P×N分の紙送りを実行する制御手
段を備えるようにした。
【0005】
【作用】隣接して印刷されたドットラインがそれぞれ上
下で40%程度相互に重なりあうため、この重なり分に
相当する紙送り誤差が生じても、隣接するドットライン
間には空白が発生せず、また元々20%の重なりが存在
する場合に正常が画像として視認できるものの、重なり
比率の若干変動は画像全体に分散して及ぶので人の視覚
特性上これを見分けが困難となり、画像品質を低下させ
る要因とはならない。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示すも
のであって、図中符号1は、インクジェット記録ヘッド
で、圧電振動子を駆動源として、圧力発生室のインクを
圧電振動子で押圧してインク滴を吐出するように構成さ
れている。このような圧電振動子を使用したインクジェ
ット式記録ヘッドは、圧電振動子に印加する駆動信号の
大きさや、また駆動信号を印加するタイミングを変更す
ることにより、ノズル開口から吐出されるインク滴の体
積を調整できるため、この特性を積極的に利用すると、
記録用紙に印刷されるドットのサイズ、またはドットラ
インの太さを容易に制御することができる。さらにはイ
ンク滴の体積が同一であっても、インク浸透性が異なる
記録用紙を使用することによって印刷されるドットの径
やドットラインの太さを調整することができる。
【0007】図2は、上述した記録ヘッド1の一実施例
をノズルプレート側から見た構造で示しすものであっ
て、各ノズル開口列は、所定のピッチ、この実施例では
1/360×4インチ=1/90インチ,つまり記録媒
体に形成されるドットのサイズが第1のサイズ,この実
施例では100μm乃至120μmの場合には4ドット
ライン分,また記録媒体に形成されるドットのサイズが
第2のサイズ,この実施例では50μm乃至60μmの
場合には8ドットライン分となり,図2(イ),(ロ)
に示したように,上下に隣接して印刷されるドットD
1、D1、D1’D1’、D2、D2、D2’、D2’
が少なくとも径方向で相互に40%重なるように,また
同一ラインに印刷されるドットも一部重なるようにN
個,この実施例では15個のノズル開口2−1,2−
2,‥‥2−15,3−1,3−2,‥‥3−15,4
−1,4−2‥‥4−15,5−1,5−2,‥‥5−
15がそれぞれ紙送り方向に1列に形成されたノズル開
口列2,3,4,5が,それぞれのノズル開口が横一線
に並ぶように副走査方向に,小さい方、つまり第2のド
ット径の倍数,例えば1/720×128インチの間隔
でプラテンの軸方向、つまり主走査方向に4列分配列し
て構成されていて、キャリッジ3に搭載されてプラテン
4の主走査方向に往復動可能に設けられている。これら
ノズル開口列2、3、4、5は、図示しないインクタン
クからブラック、シアン、イエロー及びマゼンタのイン
クの供給を受けてカラー印刷ができるようになってい
る。
【0008】そして、各ノズル開口列2、3、4、5を
形成しているノズル開口の数N(Nは2以上の整数)
と、各ノズル開口間のピッチを印刷されるライン数で現
わした時の値Kは、互いに素となるように選択されてい
る。すなわち、この実施例ではNは15であり、またK
は4及び8に選択されている。
【0009】キャリッジ3は、プラテン4の軸方向に平
行に設けられた案内部材5に往復動可能に取り付けら
れ、タイミングベルト6を介して接続されたモータ7に
より所定の速度で走行するように構成されている。
【0010】8は、紙送りモータで、この実施例では伝
導機構を介してプラテン4に接続し,後述する紙送り制
御手段14により印刷すべき1ドットライン×ノズル開
口数N、この実施例では1/720×15インチ、及び
1/360インチ×15インチを単位として正確に記録
用紙を紙送りするものである.
【0011】10は、データ抽出手段で、図示しないホ
ストから送られて来たり,またコードデータをビットマ
ップデータに展開して画像メモリ11に格納されている
ビットマップデータから,後述する印刷制御手段12の
指令に基づいて各ノズル開口列2、3、4、5のノズル
開口2−1、2−2、2−3‥‥2−15、‥‥5−
1、5−2、5−3‥‥5−15に対応するデータ、つ
まり各列のノズル開口列のノズル開口のピッチが4ドッ
トラインとして使用される場合には、4ラインおきの、
またピッチが8ドットラインして使用される場合には8
ラインおきのデータを抽出してヘッド駆動回路13に出
力するものである。
【0012】ヘッド駆動回路13は、後述する印刷制御
手段14からの記録密度に対応して記録用紙に形成する
ドットの径を、ノズル開口2−1、2−2、2−3‥‥
2−15、‥‥5−1、5−2、5−3‥‥5−15か
ら吐出させるインク滴の体積により調整できるように、
圧電振動子に印加する駆動信号の大きさや、また圧力発
生室を一旦膨張させてインクを圧力発生室に吸引した
後、インク吐出のために圧力発生室を収縮させるタイミ
ング等を制御する機能を備えている。
【0013】12は、前述の印刷制御手段で、後述する
印刷工程を実現するように選択されている記録密度,こ
の実施例では360dpi,または720dpiに対応
してキャリッジ制御手段14からの信号により記録ヘッ
ド1の送り量が1/360インチ,または1/720イ
ンチとなる度に印字タイミング信号を出力し、また紙送
り制御手段15により,紙送り量を記録ヘッド1のノズ
ル開口2−1、2−2、2−3‥‥2−15‥‥5−
1、5−2、5−3‥‥5−15の配列ピッチ×ノズル
数,この実施例では360dpiでの印刷が選択された
場合には1/360×15インチを,また720dpi
が選択された場合には1/720×15インチの紙送り
を実行させるように構成されている.
【0014】次ぎにこのように構成した装置の動作を、
図4に基づいて説明する。なお,記録ヘッド1は,4列
のノズル開口列2、3、4、5を備えて、各ノズル開口
列がブラック,シアン,イエロー,及びマゼンタのイン
クが吐出可能で、カラー印刷用として構成されている
が、各ノズル開口列2,3,4,5により形成されるド
ットは,それぞれ同一点に重なるように印刷されるの
で,1列のノズル開口列2の印刷動作は、他のノズル開
口列にもそのまま適用されるので、このノズル開口列2
に着目して動作を説明する.
【0015】[通常解像度による印刷]通常解像度、こ
の実施例では360dpiを選択すると、制御手段12
は、制御データ記憶手段15に格納されているデータに
基づいて、キャリッジ2が1/360インチが移動する
たびに印字タイミング信号を出力させ、また紙送り制御
手段15により1回の紙送り量をノズル開口のドットラ
イン密度×ノズル開口数、この実施例では1/360×
15インチとなる制御モードを選択する。
【0016】データ抽出手段10は、画像メモリ11か
ら記録ヘッド1のノズル開口2−1、2−2、2−3‥
‥2−15に、これらノズル開口が担当する第1、5、
9‥‥57ラインのデータを抽出してヘッド駆動回路1
3に出力する。
【0017】これにより、記録ヘッド1の各ノズル開口
2−1、2−2、2−3‥‥2−15は、第1、5、9
‥‥57ラインを、記録ヘッド1が主走査方向に1/3
60インチ移動する度にインク滴を吐出して各ラインを
水平方向に隣接するドットD1、D1を一部重なるよう
に(図2(イ))により印刷する(図4(I))。
【0018】このようにして1パスの印刷が終了した段
階で、紙送り制御手段15は、モータ8を駆動して記録
用紙を1/360×15インチ分紙送りする。これによ
り記録ヘッド1の上端のノズル開口2−1が第16ライ
ン目、つまり前回印刷された第5本目のライン(ライン
番号17)の1ドットライン分上に位置することにな
る。
【0019】この状態で前述と同様にデータ抽出手段1
0は第16、20、24、‥‥72ラインのデータを画
像メモリ11から抽出して記録ヘッド1のノズル開口2
−1、2−2、2−3‥‥2−15に出力する。これに
より、記録ヘッド1は1/360インチ移動する度にイ
ンク滴を吐出して第16、20、24、‥‥72ライン
を印刷する。
【0020】紙送り量は、記録ヘッド1の有効印字幅1
/360インチ×ノズル開口数(15)、つまり有効印
字幅の1/4に選択されているから、前回印刷されたラ
インの本数の約3/4に相当する17、21、25‥‥
57のラインに隣接して紙送り後のライン16、20、
24、‥‥、52、56が印刷される(図4(II))。
そして前回印刷されたラインを構成するドットD1、D
1と次ぎに印刷されたライン16、20、24‥‥5
2、56のドットD1’、D1’は、図3(イ)に示し
たように上下方向で約20%程度が重なる。
【0021】このようにして1パスの印刷が終了する
と、前述と同様に1/360×15インチの紙送り動作
を実行して、第31、35、39‥‥83、87の印刷
を行う(図4(III))。このような動作を4回繰返し
て第46、50、54、‥‥98、102の印刷が終了
すると(図4(IV))、記録ヘッド1の上端のノズル開
口2−1が前述した第1の印刷工程(図4(I))によ
り印刷された最下端のライン57から4ドット分離れた
箇所に位置する。そして、(N−1)×(K−1)+1
ライン目、この実施例では43ライン以降のラインが全
て印刷されるようになる。なお、第1ラインから第(N
−1)×(K−1)=42ラインまでは、歯抜け状態と
なるが、実際の装置においては、この領域をオフセット
領域として記録ヘッド1の位置を記録用紙に対して相対
的にオフセットさせておき、この領域に対向するノズル
開口に対してはNULLデータを出力することにより不
要なラインの印刷を防止し、記録用紙の先端から所定の
印刷密度で印刷できることはいうまでもない。
【0022】したがってここから前述の(I)乃至(I
V)の工程、つまり記録ヘッド1の有効印字高さの約1
/4程度の微小紙送りを実行しながら、前回印刷された
ラインの3/4にラップするようにして印刷を実行する
という動作を繰返す。
【0023】ところで、本発明においては上述したよう
にノズル開口2−1、2−2、2−3、‥‥2−15か
らのインク滴により印刷されるドットD1、D1、D
1’、D1’のサイズを、印刷ラインのピッチPよりも
約1.4倍程度大きくなるように設定しているため、図
6(イ)に示したように紙送りが正確に行われた領域の
上下方向に隣接するラインL1、L2、L3は、上下で
均等に重なり合い所定の品質の画像を形成する.
【0024】一方、たとえ紙送りに誤差±ΔPが生じた
状態で印刷されたラインL4であっても、上下に隣接す
る他のラインL3、及びL5との間隔の誤差に起因して
重なり量にばらつきが生じるものの、空白を形成するに
は至らない.そして、このような重なり量のばらつき
は、画像全体に及ぶから、人の視覚特性上、特定の一部
に重なりが生じた場合よりも見分けが困難で、実用上、
画像全体の印刷品質を左右することにはならない。
【0025】これに対して印刷ラインのピッチと記録ヘ
ッドからのインク滴により形成されるドットのピッチと
がほぼ同一に設定されている従来のインクジェット式画
像形成装置では、図6(ロ)に示したように前述と同程
度の紙送り誤差ΔPが生じた場合には、隣接する一方の
ラインL’3側に濃度の高いラインBが、また隣接する
他方のラインL’5に白帯Hが生じ、濃線と白線とが極
めて接近して形成されるため、コントラストが高く極め
て目立ちやすくなり、画像の品質を低下させることにな
る.
【0026】[高解像度での印刷]高解像度で印刷する
場合には、記録用紙に形成されるドットのサイズが小さ
くなるように、この実施例では上述の通常印刷の場合の
1/2となるように(図3(ロ))、ノズル開口から吐
出させるインク滴の量を少なくさせたり、また記録用紙
としてにじみの少ない用紙を選択する。
【0027】一方、印刷制御手段12は、制御データ記
憶手段15に格納されている高解像度制御用データに基
づいて、1パスの印刷終了後の紙送り量が、ノズル開口
のドット密度×ノズル開口の数、この実施例では1/7
20×15インチとなるモードを選択する。
【0028】データ抽出手段10は、画像メモリ11に
展開されているビットマップデータから各ノズル開口2
−1、2−2、2−3、‥‥2−15が担当する第1、
9、17、‥‥、113ラインのデータを8ライン間隔
で抽出してヘッド駆動回路13に出力する。各ノズル開
口2−1、2−2、2−3、‥‥2−15は、キャリッ
ジ制御手段14からの印字タイミング信号に基づいてこ
れらライン1、9、17‥‥113を、ドットD2、D
2の一部が水平方向で隣接するように(図3(ロ))印
刷する。
【0029】このようにして1パスの印刷が終了した段
階で、紙送り制御手段15は、記録用紙を1/720イ
ンチ×ノズル開口数、この実施例では1/720×15
インチ分だけ紙送りする。
【0030】これにより、記録ヘッド1の第1ノズル開
口2−1が、前回印刷された第3ライン(図5(I)の
ライン17)の1ドットライン分上、つまり第16ライ
ン目に位置する。この状態で第2パスの印刷に必要なデ
ータがデータ抽出手段10により抽出されて記録ヘッド
1に出力されると、各ノズル開口2−1、2−2、2−
3、‥‥2−15により第16、24、32‥‥128
のラインのドットD2’、D2’が、前回印刷されたラ
インを構成するドットD2、D2と上下方向で20%程
度ずつ重なるように印刷される。
【0031】以下、このように一行印刷が終了すると、
記録用紙を1/720×15インチだけ紙送りして各ノ
ズル開口2−1、2−2、2−3‥‥2−15による印
刷を実行するという動作を繰返す。
【0032】このようにして合計8回の紙送りが実行さ
れ、記録ヘッドの最上端のノズル開口2−1が第121
ライン目に位置(図5(I'))し、再び前述の工程
(I)乃至(VIII)を繰返すことになる。
【0033】この実施例においては、ノズル開口2−
1、2−2、2−3、‥‥、2−15のドットライン数
で現わしたピッチが相対的に大きく、つまり通常解像度
での印刷時2倍となった分だけ、物理的紙送り量が少な
くなり、8回の紙送りで1周期を形成することになる.
このため各紙送り前後において、前回に印刷されたライ
ンに上下方向に隣接して印刷されるラインの本数が多く
なるため、紙送り誤差に起因する筋をよりいっそう広い
範囲に分散させることでき、高解像度での印刷品質を高
いものに維持することに役立つ。
【0034】なお、この実施例においては、記録ヘッド
のインク滴の体積を少なくしたり、また記録用紙として
にじみの少ないものを選択し、これによりドット径を小
さくして、ノズル開口間のピッチを実質的に大きくする
ようにしているが、ノズル開口間の物理的距離を大きく
して、ノズル開口のピッチを8ドットライン、16ドッ
トラインというように大きくしたものに適用しても同様
の作用を奏すことは明らかである。
【0035】また,上述の実施例においは,4列のノズ
ル開口列を備えた記録ヘッドに例を採って説明したが,
1列,もしくは水平方向に一致するようにノズル開口が
配置された複数のノズル開口列を備えた記録ヘッドに適
用しても同様の作用を奏することは明らかである.
【0036】
【発明の効果】以上,説明したように本発明において
は、記録媒体の幅方向に往復動するとともに、紙送り方
向に印刷ピッチPのK倍の間隔で入れるされたノズル開
口をN個(ただし、Nは、2以上の整数であり、またN
とKとは互いに素の関係)備えるとともに、記録媒体に
形成されるドットが前記印刷ピッチよりも1.4倍以上
大きくなるインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘ
ッドと、1パスの印刷が終了した時点で、P×N分の紙
送りを実行する制御手段とを備えたので、たとえ紙送り
に若干の誤差が生じたとしても、その誤差をドットライ
ンの重なり量として吸収し、コントラストが付きやすい
白筋の発生に至るのを防止して、ベタ画像のような前面
にドットの形成が必要なデータの印刷品質を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の構成図である。
【図2】本発明に使用する記録ヘッドの構造を,ノズル
開口の配列で示す図である.
【図3】同上記録ヘッドにより記録用紙に印刷されるド
ットのサイズ、及び上下方向に隣接して印刷されたライ
ンとの関係を示すもので,同図(イ)は,第1のドット
サイズでの印刷形態を,また同図(ロ)は高解像度印刷
に使用する第2のドットサイズでの印刷形態を模式的に
示す図である.
【図4】図(I)乃至(IV)、及び(I')は,それぞれ
本発明による印刷形態を、1パス分について示す図であ
る.
【図5】図(I)乃至(VIII)、及び(I')は、それぞ
れ本発明による印刷形態の他の実施例を1パス分につい
て示す図である。
【図6】図(イ)、(ロ)は、それぞれ本発明の装置に
よる印刷された上下方向に隣接するラインの関係、及び
従来のインクジェット式画像形成装置による印刷ライン
の関係を模式的に示す図である.
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2,3,4,5 ノズル開口列 2−1,2−2‥‥2−15‥‥5−15 ノズル開口 3 キャリッジ 4 プラテン 7 キャリッジ駆動用のモータ 8 紙送り用のモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/485 B41J 3/10 101 E 3/12 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の幅方向に往復動するとともに、
    紙送り方向に印刷ピッチPのK倍の間隔で配置されたN
    個(ただし、Nは、2以上の整数であり、またNとKと
    は互いに素の関係)のノズル開口列を備えるとともに、
    前記記録媒体に形成されるドットが前記印刷ピッチより
    も1.4倍以上大きくなるインク滴を吐出するインクジ
    ェット式記録ヘッドと、 1パスの印刷が終了した時点で、P×N分の紙送りを実
    行する制御手段を備えてなるインクジェット式画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット式記録ヘッドは、前
    記印刷ピッチPと記録用紙に印刷されるドットの径とが
    2の倍数で変更可能であるとともに、前記制御手段は紙
    送り量を2の倍数で変更可能に構成されている請求項1
    のインクジェット式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】前記インクジェット式記録ヘッドは、複数
    のノズル開口列を備え、各ノズル開口列相互間でノズル
    開口が同一線上に位置するように構成されている請求項
    1のインクジェット式画像形成装置.
JP16877094A 1994-03-02 1994-06-28 インクジェット式画像形成装置 Pending JPH0811301A (ja)

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JP16877094A JPH0811301A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 インクジェット式画像形成装置
US08/395,834 US5686944A (en) 1994-03-02 1995-02-28 Serial printer with hybrid print control of interlaced and minute feed printing
DE69503089T DE69503089T2 (de) 1994-03-02 1995-03-02 Druckkopf, speziell für den Gebrauch eines seriellen Druckers
EP95102995A EP0679518B1 (en) 1994-03-02 1995-03-02 Print head, especially for use in a serial printer
HK98112936A HK1011830A1 (en) 1994-03-02 1998-12-08 Print head especially for use in a serial printer

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16877094A JPH0811301A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 インクジェット式画像形成装置

Publications (1)

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ID=15874140

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JP16877094A Pending JPH0811301A (ja) 1994-03-02 1994-06-28 インクジェット式画像形成装置

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JP (1) JPH0811301A (ja)

Cited By (1)

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JP2012081613A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Brother Industries Ltd 液体吐出ヘッド、及び、その製造方法

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