JPH08112248A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH08112248A
JPH08112248A JP6253743A JP25374394A JPH08112248A JP H08112248 A JPH08112248 A JP H08112248A JP 6253743 A JP6253743 A JP 6253743A JP 25374394 A JP25374394 A JP 25374394A JP H08112248 A JPH08112248 A JP H08112248A
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JP
Japan
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mirror
handpiece
air supply
endoscope
tip
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Withdrawn
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JP6253743A
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English (en)
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Shinichi Omori
真一 大森
Buratsukuueru Rojiyaa
ロジャー・ブラックウェル
Haarei Jienii
ジェニー・ハーレイ
Otsukusufuoodo Korin
コリン・オックスフォード
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08112248A publication Critical patent/JPH08112248A/ja
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/24Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the mouth, i.e. stomatoscopes, e.g. with tongue depressors; Instruments for opening or keeping open the mouth
    • A61B1/247Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the mouth, i.e. stomatoscopes, e.g. with tongue depressors; Instruments for opening or keeping open the mouth with means for viewing areas outside the direct line of sight, e.g. dentists' mirrors
    • A61B1/253Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor for the mouth, i.e. stomatoscopes, e.g. with tongue depressors; Instruments for opening or keeping open the mouth with means for viewing areas outside the direct line of sight, e.g. dentists' mirrors with means for preventing fogging

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ハンドピースの先端部に設けたミラー、または
ミラーと対物光学系の曇りを防止することができる内視
鏡を提供することにある。 【構成】体腔内に挿入する挿入部を有したハンドピース
1の先端部に対物レンズ33およびこれに対向するよう
にミラー8を設けるとともに、ハンドピース1に対物レ
ンズ33からの観察像を撮像する固体撮像素子7を設
け、光源装置2に前記固体撮像素子7からの画像信号を
表示するための表示部16を設けた内視鏡において、前
記ハンドピース1にその先端部まで連通する送気管路1
0を設け、この送気管路10と連通し、ハンドピース1
の先端部のミラー8に常時送気を行う送気用ポンプを設
けたこと特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、歯科、耳鼻
咽喉科に使用される内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことによって、体腔内を観察、診断可能な内視鏡が知ら
れている。その中には固体撮像素子を撮像手段に用いた
ものもあり、観察画像を多人数で見ることができたり、
観察画像を記録したり、静止表示したりできる機能を持
ったものも知られている。
【0003】また、体腔内が凹凸を持った形状である場
合、その凸部、凹部による死角を観察しやすくするた
め、視野方向を挿入部に対して角度付けしているもの
や、ミラーを使用したものが知られている。特にこのよ
うな凹凸を含む体腔のひとつである口腔内に使用される
例としては、米国特許第4727416号明細書、特開
平2−257927号公報がある。
【0004】また、内視鏡は、体腔内で使用するため、
観察のための対物光学系に曇りが発生しないよう配慮す
る必要もあり、曇りを防止するため、挿入部の対物光学
系に送気や送水を行うことができる技術も、前記米国特
許第4727416号明細書に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米国特
許第4727416号明細書は、歯科用ミラーに似た形
状の内視鏡で、体腔内の凹凸による死角も観察できるよ
うにしたものであるが、内視鏡が直接体腔内へ挿入され
るため、常に対物光学系に曇りが発生する状況にあり、
曇り止めのための送気、送水は頻繁に行う心配が生じ、
操作が煩雑になるという欠点がある。
【0006】また、様々な大きさの凹凸を観察するため
には、その部位への挿入のために、内視鏡の挿入部の先
端部の大きさを変える必要があり、前記米国特許第47
27416号明細書の構成であると、大きさの違った複
数本の内視鏡を用意する必要がある。複数本の内視鏡を
用意するには費用がかかるため、例えば、先端部にミラ
ーを着脱自在にし、複数の大きさのミラーを用意した方
が費用的に有利である。
【0007】特開平2−257927号公報は、先端部
にミラーを設けた例であり、先端部のミラーは体腔内
で、撮像手段は体腔外で用いられるため、体腔外にある
撮像手段に曇りは発生しないが、体腔内にあるミラーに
曇りが発生するという欠点がある。
【0008】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、挿入部の先端部に設
けられた対物光学系およびミラーの曇りを防止すること
ができる内視鏡を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】この発明は、
前記目的を達成するために、体腔内の映像をミラーに投
影し、前記ミラーに投影された被写体像を撮像する撮像
手段を有する内視鏡において、前記ミラーを、体腔内に
挿入される挿入部の先端部に配設すると共に、前記挿入
部にその先端部まで連通する送気管路を設け、この送気
管路と連通し前記挿入部の先端部に常時送気を行う送気
用ポンプを設けたことを特徴とする。
【0010】送気用ポンプから送気管路を介して挿入部
の先端部に導かれたエアは常時ミラーまたはミラーと対
物光学系の両方に吹き付けられるため、ミラーおよび対
物光学系の曇りを防止できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図10は、第1の実施例を示し、特に
歯科分野に使用される内視鏡装置を示す。図1は内視鏡
装置全体を示し、1は体腔内を観察する内視鏡としてハ
ンドピース、2は光源装置であり、ハンドピース1はケ
ーブル3を介して光源装置2に接続されている。ハンド
ピース1は主に操作部4とキャップ5とから構成されて
いる。
【0012】前記ハンドピース1の先端部6には体腔内
を観察するための固体撮像素子7、ミラー8が設けられ
ている。さらに、ハンドピース1には照明光学系9、送
気管路10および信号線11等が内装されており、これ
らはケーブル3を介して光源装置2に接続されている。
【0013】図2は光源装置2を示す。この光源装置2
の本体12には、前記照明光学系9に照明光を供給する
光源13、前記送気管路10に送気を行う送気用ポンプ
14、前記固体撮像素子7の画像信号の処理を行うプロ
セッサ15および画像信号の表示を行う表示部としての
モニタ16が設けられている。
【0014】前記プロセッサ15は、プリプロセス回路
17、A/D変換器18、メモリ19、D/A変換器2
0、ポストプロセス回路21、メモリ制御回路22、ド
ライバ23より構成されている。メモリ制御回路22
は、フリーズスイッチ24、ズームスイッチ25、26
と接続されている。また、前記光源13、送気用ポンプ
14は、それぞれ可変スイッチ27、28に接続されて
おり、これら各スイッチ24〜28は本体12のフロン
トパネル12aに設けられている。
【0015】図3〜10はハンドピース1を示す。図3
はハンドピース全体図であり、ハンドピース1は、流線
形状をなしており、歯科治療で使用されるタービンと略
同一の形状に形成されている。前記操作部4とキャップ
5は別体となっており、キャップ5は操作部4の先端か
ら着脱自在となっている。
【0016】図4は操作部4からキャップ5を取り外し
た状態を示す。図5はハンドピース1のキャップ5のみ
を断面して内部を構造を示したものであり、操作部4と
キャップ5は、キャップ5に設けられたOリング29に
よりシール接続されている。
【0017】図6は操作部4の斜視図である。操作部4
は、主に体腔内に挿入される挿入部としての先端パイプ
部30、接続部31、把持部32から構成されている。
先端パイプ部30の先端部には、カバーレンズ33が設
けられており、このカバーレンズ33に続いて前記固体
撮像素子7が内蔵されている。また、先端パイプ部30
の外周内面には前記照明光学系9が設けられている。
【0018】前記接続部31の外周部にはキャップ5と
の位置合わせ用の突起34が設けられている。この接続
部31の前端部には送気用の開口35が設けられ、この
開口35には前記送気用ポンプ14からの送気管路10
を構成するパイプ10aが接続されている。
【0019】図7はキャップ5の斜視図である。キャッ
プ5の先端部にはカバーガラス38が設けられており、
カバーガラス38と対向する位置に前記ミラー8が設け
られている。ミラー8は取付け角度が変更できるよう、
キャップ5に対してピン8a等で回動自在に取り付けら
れている。
【0020】また、図8に示すようにキャップ5の内側
には操作部4の先端パイプ部30を受け入れる挿通孔3
6が設けられていると共に、前記送気管路10を構成す
るパイプ10bの開口39、Oリング29が設けられて
いる。また、キャップ5の基端部内周面には凹部37が
設けられている。
【0021】さらに、図9および図10に示すように、
キャップ5の内部にはその基端側から先端側まで送気管
路10を構成するパイプ10bが設けられ、この先端開
口はキャップ5の先端部に取り付けられたミラー8の内
面に対向している。
【0022】次に、前述のように構成された内視鏡装置
は、体腔内を観察するためのものであり、耳鼻咽喉科、
特には歯科で使用されることが多い。ハンドピース1は
通常、体腔内に挿入して使用され、ハンドピース1より
得られた画像が光源装置2のモニタ16上に表示され
る。ハンドピース1の先端部にはミラー8が設けられて
おり、凹凸を有する部位の観察に適している。ここで
は、その代表例として、口腔内視鏡に使用される歯科例
について説明する。
【0023】光源装置2の動作を説明すると、光源13
よりの照明光で照らされた被写体は、ハンドピース1内
の固体撮像素子7に結像され、固体撮像素子14で光電
変換された信号電荷は、ドライバ23により出力される
ドライブ信号により読み出される。読み出された信号電
荷は、プリプロセス回路17に入力され、映像信号に変
換処理され、A/D変換器18でディジタル信号に変換
されてメモリ19に記憶される。このメモリ19に記憶
されたディジタル信号は、メモリ制御回路22により、
読み出し処理、タイミング処理が行われ、読み出された
信号は、D/A変換器20を介してポストプロセス回路
21に出力される。出力された信号は、ポストプロセス
回路21にて輪郭補正等の画像処理と、モニター16で
表示可能な信号への変換が行われモニター16で表示さ
れる。
【0024】モニター16に表示される画像は、メモリ
19に記憶されたディジタル信号の読み出し処理を可変
調節することで、静止表示、拡大表示、縮小表示が可能
となり、これは、メモリ制御回路22に接続されている
フリーズスイッチ24、ズームスイッチ25、26を操
作することにより行われる。
【0025】なお、画像表示はディジタル信号としてメ
モリ19に蓄積されるため、画像を患者データ(カルテ
等)と合成する、画像中の物質の長さ、面積等を計算す
る等の画像処理や、データをモデムにて電話回線に出力
する、画像ファイリング機能を持たせる等の応用、周辺
機器との組み合わせがしやすくなっている。
【0026】モニター16より得られる画像が明るすぎ
る、暗すぎるといった場合は、光源13に接続されてい
る可変スイッチ27により、光量調整が可能となってい
る。光の照射を止めることも可能である。また、送気用
ポンプ14も光源13と同様に、可変スイッチ28によ
り、送気量が調節できるようになっている。送気量を完
全になくしてしまうことも可能である。
【0027】次に、ハンドピース1の動作を説明する。
ハンドピース1は、通常、図3および図5に示すよう
に、操作部4にキャップ5が被せられた状態で使用され
る。口腔内に挿入して使用するため、実際に口腔内に挿
入され、組織に触れることになる部分は、ハンドピース
1の先端側にあるキャップ5の部分となる。
【0028】図3および図5に示すような、操作部4に
キャップ5を被せた状態では、突起34と凹部37が係
合するようになっており、その結果、ミラー8へエアを
送るための送気管路10のパイプ10a,10bが互い
に連通するように位置付けされ(送気用の開口35と3
9が対向する位置となる。)、送気用ポンプ14から送
られたエアは、送気管路10のパイプ10a,10bを
通ってハンドピース1の先端部6に導かれ、先端開口か
らミラー8の内面に向って噴出することになる。
【0029】また、口腔内は、外界からの光が遮断され
るため、照明が必要となっており、ハンドピース1内に
は光源13からの照明光を、被写体まで伝達する照明光
学系9が設けられている。光源13からの照明光は、照
明光学系9によってハンドピース1の先端部6まで伝送
され、伝送された照明光は被写体を照らし、被写体はミ
ラー8、カバーガラス38、カバーレンズ33を介して
固体撮像素子7に結像される。
【0030】したがって、第1の実施例によれば、次の
効果が得られる。 a,ハンドピースを術者が歯科治療に使用するタービン
と略同一形状としたので、特にタービンに慣れた術者は
使用しやすい。 b,ミラーに送気が行われるので、ミラーが曇らない。
しかも、送気は、常時行っているので、最初から曇らな
いため、ミラーが曇る毎に送気を行うという煩わしさが
ない。 c,送気管路は唾液などが入り込み、汚れが溜まり易い
が、操作部からはキャップごと取り外し可能になってい
るので、洗浄しやすい。 d,キャップを複数用意すれば、キャップを交換するこ
とにより、複数の患者に清潔な状態で使用でき、洗浄の
時間を割くことなく診察することができる。 e,キャップと送気管路のみを取り外し可能とし、高価
な光学部材や固体撮像素子は取り外さない構造としたた
め、挿入部であるキャップを複数用意する場合も、費用
の負担が少ない。 f,送気管路をハンドピースに一体に設けたので、取り
扱い、挿入がしやすい。 g,ハンドピースは、流線形状をしているので、汚水が
付着しにくく、腔内への挿入もしやすい。
【0031】図11は第2の実施例を示し、第1の実施
例と異なる点は、フリーズスイッチ24がハンドピース
1の把持部32に設けられているところである。このフ
リーズスイッチ24は信号線40を介して光源装置2の
メモリ制御回路22に接続されており、この信号線40
はケーブル3内に配置されている。なお、フリーズスイ
ッチ24に限らず、ズームスイッチ25,26、光量調
節スイッチ27、送気量調節スイッチ28もハンドピー
ス1の把持部32に設けてもよく、全てのスイッチをハ
ンドピース1に設ける必要はなく、一部のスイッチのみ
としてもよい。
【0032】この実施例によれば、ハンドピース上に各
種スイッチが設けられているので、観察中であってもす
ぐに操作ができる。特に静止画表示の場合は、静止させ
たいその瞬間での画像を捉えることが可能となる。
【0033】スイッチ操作のために手を伸ばすというこ
とがなく、煩わしさがない。両手が塞がっていて、スイ
ッチ操作が行えないということがない。なお、各種スイ
ッチは、フットスイッチによるものとして構成してもよ
い。この場合も、第2の実施例と同様の効果が得られ
る。
【0034】図12は第3の実施例を示し、第1の実施
例と異なる点は、操作部4の内部に固体撮像素子7を配
置したものである。この実施例では、固体撮像素子7
は、先端パイプ部30の先端部ではなく、把持部32の
内部に設けられている。先端パイプ部30の内部にはイ
メージガイド41が設けられ、このイメージガイド41
はカバーレンズ33から固体撮像素子7までの間を伸び
ている。したがって、被写体像は、カバーレンズ33、
イメージガイド41を介して固体撮像素子7に結像され
る。
【0035】この実施例によれば、固体撮像素子を、断
面径に余裕がある把持部に配置したので、口腔内に挿入
される部分(先端パイプ部30、キャップ5)の細径化
が可能となる。
【0036】図13は第4の実施例を示し、第1の実施
例と異なる点は、送気をミラー8だけではなく、カバー
ガラス38にも行うようにしたものである。すなわち、
送気管路10を構成するパイプ10bの先端部にはミラ
ー8の反射面に向って開口する第1の開口42とカバー
ガラス38の前面に沿って開口する第2の開口43が設
けられている。
【0037】この実施例によれば、送気管路10によっ
て送気されたエアは第1と第2の開口42,43に分岐
され、ミラー8およびカバーガラス38に吹き付けられ
るため、ミラー8およびカバーガラス38の曇りを防止
できる。また、ミラー8へ送気し、ミラー8からはね返
ってくる気流でカバーガラス38の曇りを防止するタイ
プではミラー8の角度が変更できないが、前述のように
構成すれば、ミラー8の角度は自由に変更できる。
【0038】図14は第5の実施例を示し、第1の実施
例と異なる点は、キャップ5に設けられる送気管路10
の形状のみが異なる。すなわち、送気管路10を構成す
るパイプ10bには、キャップ5の先端部からミラー8
の外周を囲繞する環状パイプ10cが連続して設けら
れ、この環状パイプ10cにはミラー8に向って開口す
る複数の送気口44が設けられている。
【0039】この実施例によれば、送気管路10によっ
て送気されたエアは環状パイプ10cの複数の送気口4
4から噴出され、ミラー8のほぼ全面に送られる。この
ように、ミラー8の全面にエアを送ることによって、ミ
ラー8の全面の曇りが防止でき、観察の妨げにならな
い。また、環状パイプ10cを柔軟な材料で構成してあ
れば、環状パイプ10cはミラー8と共に動くので、ミ
ラー8の角度を変更しても送気場所が変化せず、常に曇
りが防止できる。
【0040】図15および図16は第6の実施例6を示
し、第1の実施例と異なる点は、キャップ5に対するミ
ラー8の取り付け構造が異なる。すなわち、キャップ5
の先端部には環状溝45が設けられ、この環状溝45に
は中空のミラー接続部材46が係合して取り付けられて
いる。ミラー接続部材46とミラー8とは互いにその端
部で固定されており、ミラー8はカバーガラス38と対
向するよう位置している。さらに、キャップ5とミラー
接続部材46の間にはゴム等の弾性部材47が設けられ
ている。
【0041】この実施例によれば、ミラー接続部材46
は弾性部材47によってキャップ5と摩擦係合してい
る。したがって、手でミラー8を捻ることで、ミラー8
の位置をハンドピース1の周方向に回転移動させること
ができる。この場合、ハンドピース1の把持の仕方自体
は変わらないため、固体撮像素子7で得られる画像の上
下、左右の位置関係は変わらず、被写体とモニター16
に映し出される画像の位置関係は等しくなる。また、ミ
ラー接続部材46は、キャップ5に摩擦係合しているの
みなので、キャップ5に着脱自在となっている。
【0042】前記実施例によれば、画像の捉え方は、術
者の癖によって、ミラーの中心部であったり、上部、下
部であったりするが、好みによって、ミラーの位置を回
転移動させることができるため、従来の歯科用ミラーと
違和感無く使用することができる。また、口腔内の形状
に合わせてミラー位置を変えることができるので、ミラ
ーが固定の場合は挿入しにくかった箇所の観察が容易に
なる。
【0043】さらに、被写体とモニタ上の画像の位置関
係は等しくなるため、観察のしづらさや、誤診察がなく
なる。また、ミラーが着脱自在であり、洗浄がしやす
く、様々な大きさ、形状のミラーを用意すれば挿入・観
察がしやすくなるという効果がある。
【0044】前述した実施態様によれば、下記の如く構
成が得られる。 (付記1)体腔内の映像をミラーに投影し、前記ミラー
に投影された被写体像を撮像する撮像手段を有する内視
鏡において、前記ミラーを、体腔内に挿入される挿入部
の先端部に配設すると共に、前記挿入部にその先端部ま
で連通する送気管路を設け、この送気管路と連通し前記
挿入部の先端部に常時送気を行う送気用ポンプを設けた
ことを特徴とする内視鏡。 (付記2)体腔内に挿入する挿入部を有したハンドピー
スと、このハンドピースの先端部に設けられた対物光学
系と、前記ハンドピースの先端部に前記対物光学系と対
向するように設けられたミラーと、前記対物光学系から
の観察像を撮像する固体撮像素子と、体腔内を照明する
ための照明光学系と、前記固体撮像素子からの画像信号
を表示するための表示部とからなる内視鏡において、前
記ハンドピースにその先端部まで連通する送気管路を設
け、この送気管路と連通し挿入部の先端部に常時送気を
行う送気用ポンプを設けたことを特徴とする内視鏡。 (付記3)付記1,2において、送気管路の先端開口は
ミラーに向けられていることを特徴とする内視鏡。 (付記4)付記1,2において、送気管路の先端開口は
ミラー及び対物光学系に向けられていることを特徴とす
る内視鏡。 (付記5)付記1〜4において、送気管路の先端開口は
複数であり、それぞれの開口はミラーの異なる部位へ向
けられていることを特徴とする内視鏡。 (付記6)付記1〜4において、ミラーは、ミラー接続
部材に固定され、ミラー接続部材をハンドピースの先端
部に摩擦係合することにより、ハンドピースの周方向に
回動自在に設けられていることを特徴とする内視鏡。 (付記7)付記6において、ミラー接続部材はハンドピ
ースに対して着脱自在であることを特徴とする内視鏡。 (付記8)付記2において、挿入部と操作部が別体で分
離可能に構成され、かつ、送気管路も、挿入部と操作部
とに別体で分離可能に構成されていることを特徴とする
内視鏡。 (付記9)付記8において、挿入部内に設けられる送気
管路の基端側開口と操作部内に設けられる送気管路の先
端側開口は、それぞれ挿入部と操作部を組み合わせた際
に、両開口が連通する位置に固定されることを特徴とす
る内視鏡。 (付記10)付記2において、固体撮像素子は、ハンド
ピース内のハンドピース先端以外の位置に設けられ、観
察光学系はハンドピース先端から固体撮像素子まで達す
るイメージガイドを有することを特徴とする内視鏡。 (付記11)付記10において、固体撮像素子はハンド
ピースの把持部内に設けられていることを特徴とする内
視鏡。 (付記12)付記2において、送気管路はハンドピース
内に設けられていることを特徴とする内視鏡。 (付記13)付記12において、送気管路はハンドピー
スに一体で成形されていることを特徴とする内視鏡。 (付記14)付記2において、ハンドピースは流線形状
をしていることを特徴とする内視鏡。 (付記15)付記1〜4において、内視鏡派、口腔内に
挿入して使用することを特徴とする口腔内用内視鏡。
【0045】前記付記2〜5によれば、ハンドピースの
先端部のミラー、またはミラーと対物光学系の曇りを防
止することができると共に、操作の煩雑にならない内視
鏡を提供できる。
【0046】付記6によれば、被写体像の写り方が調整
可能で、観察のし易いミラー付き内視鏡が提供できる。
付記7によれば、費用面で有利であり、ミラーを取り外
した状態で洗浄が行え、洗浄のしやすい内視鏡を提供で
き、また大きさ、形状の異なる複数種のミラーを取り付
けることができる。
【0047】付記8によれば、清潔な内視鏡を提供でき
る。付記9によれば、挿入部と操作部の着脱が容易な内
視鏡を提供できる。付記10、11によれば、挿入部の
径が細い内視鏡を提供できる。
【0048】付記15によれば、付記1〜11の効果を
持った口腔内用内視鏡を提供できる。付記12、13に
よれば、操作、挿入のしやすい内視鏡を提供できる。
【0049】付記14によれば、ハンドピースの外面に
凹凸が形成されないため、汚染物質や人体組織がハンド
ピースに付着しにくくなり、汚れにくく、挿入のしやす
い内視鏡を提供できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送気用ポンプから送気管路を介してハンドピースの
先端部まで常時送気することにより、ハンドピースの先
端部に設けたミラー、またはミラーと対物光学系の曇り
を防止することができ、常に鮮明な観察画像を得ること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す内視鏡装置全体
の斜視図。
【図2】同実施例の光源装置の構成図。
【図3】同実施例のハンドピースの側面図。
【図4】同実施例のハンドピースのキャップを取外した
状態の側面図。
【図5】同実施例のハンドピースのキャップを断面した
状態の側面図。
【図6】同実施例のハンドピースの操作部の斜視図。
【図7】同実施例のハンドピースのキャップの斜視図。
【図8】同実施例のハンドピースのキャップの基端側か
ら見た図。
【図9】同実施例のハンドピースの操作部を透視した状
態の側面図。
【図10】同実施例のハンドピースのキャップを透視し
た状態の側面図。
【図11】この発明の第2の実施例を示すハンドピース
の側面図。
【図12】この発明の第3の実施例を示すハンドピース
の側面図。
【図13】この発明の第4の実施例を示すハンドピース
の先端部の縦断側面図。
【図14】この発明の第5の実施例を示すハンドピース
の先端部の下面図。
【図15】この発明の第6の実施例を示すハンドピース
の先端部の側面図。
【図16】図15のX−X線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…ハンドピース、2…光源装置、4…操作部、5…キ
ャップ(挿入部)、7…固体撮像素子、8…ミラー、9
…照明光学系、10…送気通路、14…送気用ポンプ。
フロントページの続き (72)発明者 ジェニー・ハーレイ イギリス国,エスエス9・3ユーデー,エ セックス,レーオンーシー,バクストン・ スクウェア 12 (72)発明者 コリン・オックスフォード イギリス国,エスエス8・9ワイビー,エ セックス,キャンベイ・アイランド,ヒル トン・サバーブス,ウォーウィック・クロ ーズ4

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内の映像をミラーに投影し、前記ミ
    ラーに投影された被写体像を撮像する撮像手段を有する
    内視鏡において、前記ミラーを、体腔内に挿入される挿
    入部の先端部に配設すると共に、前記挿入部にその先端
    部まで連通する送気管路を設け、この送気管路と連通し
    前記挿入部の先端部に常時送気を行う送気用ポンプを設
    けたことを特徴とする内視鏡。
JP6253743A 1994-10-19 1994-10-19 内視鏡 Withdrawn JPH08112248A (ja)

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