JPH08111950A - 回転電機のスロット隙間へのライナー挿入方法 - Google Patents
回転電機のスロット隙間へのライナー挿入方法Info
- Publication number
- JPH08111950A JPH08111950A JP27177494A JP27177494A JPH08111950A JP H08111950 A JPH08111950 A JP H08111950A JP 27177494 A JP27177494 A JP 27177494A JP 27177494 A JP27177494 A JP 27177494A JP H08111950 A JPH08111950 A JP H08111950A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】スロット隙間が空いたとき、スロットに収納さ
れているコイルの表面に損傷があっても、コイル表面を
適切に接地できるようにする。 【構成】回転電機の点検時に、くさびを抜き取り、片側
の面に半導電性塗料12を塗布した半導電性のライナー
11を用意し、半導電性塗料12が半硬化状態になった
とき半導電性塗料12の塗布面をコイル側面に向けてラ
イナー11をスロット隙間に挿入し、コイル表面の凹凸
は半導電性塗料12で埋められるので、コイル表面を適
切に接地し、スロットコロナの発生を防止できる。
れているコイルの表面に損傷があっても、コイル表面を
適切に接地できるようにする。 【構成】回転電機の点検時に、くさびを抜き取り、片側
の面に半導電性塗料12を塗布した半導電性のライナー
11を用意し、半導電性塗料12が半硬化状態になった
とき半導電性塗料12の塗布面をコイル側面に向けてラ
イナー11をスロット隙間に挿入し、コイル表面の凹凸
は半導電性塗料12で埋められるので、コイル表面を適
切に接地し、スロットコロナの発生を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機の定期点検
時に固定子のスロット隙間へのライナー挿入方法に関す
る。
時に固定子のスロット隙間へのライナー挿入方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4はコイルを収納した固定子鉄心の断
面図である。図4において、固定子コイルは、上コイル
3と下コイル7と2層に形成され、コイル3,7の周り
には外部コロナ防止塗料4が塗られ、固定子鉄心9との
間にスベリ5が挿入されている。上コイル3と下コイル
7との間に中間ライナー6、下コイル7の下にスロット
底ライナー8が挿入されている。上コイル3の頭部には
くさび下2を挟んでくさび1が取り付けられている。
面図である。図4において、固定子コイルは、上コイル
3と下コイル7と2層に形成され、コイル3,7の周り
には外部コロナ防止塗料4が塗られ、固定子鉄心9との
間にスベリ5が挿入されている。上コイル3と下コイル
7との間に中間ライナー6、下コイル7の下にスロット
底ライナー8が挿入されている。上コイル3の頭部には
くさび下2を挟んでくさび1が取り付けられている。
【0003】回転電機の固定子鉄心上には固定子ヨーク
磁束により固定子内径の軸方向に誘起されるコア電圧が
発生する。この場合、コイル表面と鉄心間の接触が不安
定であれば、運転中の機械的な振動あるいはコイルに作
用する電磁力により、コイル表面と接地されている鉄心
間で電気的な接点の開閉を生じ、コイルと鉄心間にバイ
ブレーションスパークが発生する。バイブレーションス
パークが発生するとスロット10に挿入されているスベ
リ5を損傷し、次にコイル表面の外部コロナ防止塗料
4、主絶縁を損傷させスロット隙間が空く。スロット隙
間が空いた場合、コイルが運転時の振動あるいは電磁力
で動き、固定子鉄心9に対しコイル3,7が適切に接地
されなくなり、スロットコロナが発生する。スロットコ
ロナの発生を防止するため、従来はスロット隙間に半導
電性のライナーを挿入していた。
磁束により固定子内径の軸方向に誘起されるコア電圧が
発生する。この場合、コイル表面と鉄心間の接触が不安
定であれば、運転中の機械的な振動あるいはコイルに作
用する電磁力により、コイル表面と接地されている鉄心
間で電気的な接点の開閉を生じ、コイルと鉄心間にバイ
ブレーションスパークが発生する。バイブレーションス
パークが発生するとスロット10に挿入されているスベ
リ5を損傷し、次にコイル表面の外部コロナ防止塗料
4、主絶縁を損傷させスロット隙間が空く。スロット隙
間が空いた場合、コイルが運転時の振動あるいは電磁力
で動き、固定子鉄心9に対しコイル3,7が適切に接地
されなくなり、スロットコロナが発生する。スロットコ
ロナの発生を防止するため、従来はスロット隙間に半導
電性のライナーを挿入していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイブ
レーションスパークでコイル表面の外部コロナ防止塗料
4が剥がされ、さらにコイル表面の主絶縁が損傷を受け
ボロボロになった場合、半導電性のライナーを挿入する
だけではコイル表面を適切に接地できなくなり、スロッ
トコロナが発生するという問題が発生していた。
レーションスパークでコイル表面の外部コロナ防止塗料
4が剥がされ、さらにコイル表面の主絶縁が損傷を受け
ボロボロになった場合、半導電性のライナーを挿入する
だけではコイル表面を適切に接地できなくなり、スロッ
トコロナが発生するという問題が発生していた。
【0005】この発明は、スロット隙間が空いたとき、
スロットに収納されているコイルの表面に損傷があって
も、コイル表面を適切に接地することができるスロット
隙間へのライナー挿入方法を提供することを目的とす
る。
スロットに収納されているコイルの表面に損傷があって
も、コイル表面を適切に接地することができるスロット
隙間へのライナー挿入方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】スロットに収納されたコ
イルと、スロットの開口部に前記コイルを固定するくさ
びとを有する固定子と、この固定子に対向する回転子と
を備えた回転電機において、この回転電機の点検時に、
前記くさびを抜き取り、片側の面に半導電性塗料を塗布
した半導電性のライナーを用意し、前記半導電性塗料が
半硬化状態になったとき、前記半導電性塗料の塗布面を
前記コイルの側面に向けて前記ライナーをスロット隙間
に挿入することによって、上記目的を達成する。
イルと、スロットの開口部に前記コイルを固定するくさ
びとを有する固定子と、この固定子に対向する回転子と
を備えた回転電機において、この回転電機の点検時に、
前記くさびを抜き取り、片側の面に半導電性塗料を塗布
した半導電性のライナーを用意し、前記半導電性塗料が
半硬化状態になったとき、前記半導電性塗料の塗布面を
前記コイルの側面に向けて前記ライナーをスロット隙間
に挿入することによって、上記目的を達成する。
【0007】また、半導電性塗料は耐熱性の高いエポキ
シ樹脂あるいはシリコーン樹脂にカーボン粉を混ぜたも
のであり、表面抵抗は4〜50kΩ/cm2 とすれば、
コイル表面を固定子鉄心に接地させる上に好適である。
シ樹脂あるいはシリコーン樹脂にカーボン粉を混ぜたも
のであり、表面抵抗は4〜50kΩ/cm2 とすれば、
コイル表面を固定子鉄心に接地させる上に好適である。
【0008】さらに、半導電性塗料が半硬化状態になっ
たとき、ライナーの周りを塗面保護シートで包み、前記
半導電性塗料の塗布面を前記コイルの側面に向けて前記
ライナーを前記塗面保護シートとともに前記スロットの
挿入可能な位置まで挿入した後、前記ライナーを前記ス
ロット隙間に残して前記塗面保護シートを前記ライナー
から抜き取るようにすれば、塗料が剥がされることな
く、ライナーをスロット隙間へ挿入する上に好適であ
る。
たとき、ライナーの周りを塗面保護シートで包み、前記
半導電性塗料の塗布面を前記コイルの側面に向けて前記
ライナーを前記塗面保護シートとともに前記スロットの
挿入可能な位置まで挿入した後、前記ライナーを前記ス
ロット隙間に残して前記塗面保護シートを前記ライナー
から抜き取るようにすれば、塗料が剥がされることな
く、ライナーをスロット隙間へ挿入する上に好適であ
る。
【0009】
【作用】この発明においては、回転電機の点検時に、く
さびを抜き取り、片側の面に半導電性塗料を塗布した半
導電性のライナーを用意し、塗料が半硬化状態になった
とき、塗料の塗布面をコイルの側面に向けてライナーを
スロット隙間に挿入するので、コイル表面の凹凸は塗料
で埋められるため、コイル表面を塗料ならびにライナー
を介して固定子鉄心に適切に接地することができる。ま
た、半導電性塗料の表面抵抗は4〜50kΩ/cm2 と
すれば、実験の結果からコイル表面を固定子鉄心に適切
に接地することができる。
さびを抜き取り、片側の面に半導電性塗料を塗布した半
導電性のライナーを用意し、塗料が半硬化状態になった
とき、塗料の塗布面をコイルの側面に向けてライナーを
スロット隙間に挿入するので、コイル表面の凹凸は塗料
で埋められるため、コイル表面を塗料ならびにライナー
を介して固定子鉄心に適切に接地することができる。ま
た、半導電性塗料の表面抵抗は4〜50kΩ/cm2 と
すれば、実験の結果からコイル表面を固定子鉄心に適切
に接地することができる。
【0010】さらに、半導電性塗料が半硬化状態になっ
たとき、ライナーの周りを塗面保護シートで包み、半導
電性塗料の塗布面を前記コイルの側面に向けてライナー
を塗面保護シートとともにスロットの挿入可能な位置ま
で挿入した後、ライナーをスロット隙間に残して塗面保
護シートをライナーから抜き取るようにすれば、塗料の
塗布面がコイルにより剥がされることなく、ライナーを
スロット隙間に挿入するので、コイル表面を半導電性塗
料及びライナーを介して固定子鉄心に適切に接地するこ
とがてきる。
たとき、ライナーの周りを塗面保護シートで包み、半導
電性塗料の塗布面を前記コイルの側面に向けてライナー
を塗面保護シートとともにスロットの挿入可能な位置ま
で挿入した後、ライナーをスロット隙間に残して塗面保
護シートをライナーから抜き取るようにすれば、塗料の
塗布面がコイルにより剥がされることなく、ライナーを
スロット隙間に挿入するので、コイル表面を半導電性塗
料及びライナーを介して固定子鉄心に適切に接地するこ
とがてきる。
【0011】
【実施例】実施例1 図1はこの発明の実施例によるライナー挿入方法に用い
るライナーの斜視図である。回転電機の定期点検時に、
先ずくさびを抜き取る。ガラスマットにエポキシ樹脂を
染み込ませ、カーボン粉を混ぜて固めた半導電性のライ
ナー11を用意し、このライナー11の片面に、耐熱性
の高いエポキシ樹脂あるいはシリコーン樹脂にカーボン
粉を混ぜた半導電性塗料12を塗る。実験の結果から、
この半導電性塗料12の表面抵抗は4〜50kΩ/cm
2 とすれば、コイル表面を接地する上に好適である。塗
料12が半硬化状態のとき塗料12の塗布面をコイルの
側面に向けてライナー11をスロット隙間に挿入する。
図2の(A)は図1のライナーを挿入したコイル及び固
定子鉄心を示す展開図、(B)は(A)のB部拡大図で
ある。固定子鉄心9はエアーダクト14を備え、スロッ
トからくさびを抜くと上コイル3が表れ、スロット隙間
に半導電性塗料12を塗布したライナー11が挿入され
ている。半導電性塗料12はコイル表面の凹凸を埋め、
コイル3は半導電性のライナー11及び半導電性塗料1
2を介して固定子鉄心9に接地されている。このように
してコイルの表面に損傷が有る場合でも、コイル表面を
ライナ11及び半導電性塗料12を介して固定子鉄心9
に接触させ、適切に接地することができる。
るライナーの斜視図である。回転電機の定期点検時に、
先ずくさびを抜き取る。ガラスマットにエポキシ樹脂を
染み込ませ、カーボン粉を混ぜて固めた半導電性のライ
ナー11を用意し、このライナー11の片面に、耐熱性
の高いエポキシ樹脂あるいはシリコーン樹脂にカーボン
粉を混ぜた半導電性塗料12を塗る。実験の結果から、
この半導電性塗料12の表面抵抗は4〜50kΩ/cm
2 とすれば、コイル表面を接地する上に好適である。塗
料12が半硬化状態のとき塗料12の塗布面をコイルの
側面に向けてライナー11をスロット隙間に挿入する。
図2の(A)は図1のライナーを挿入したコイル及び固
定子鉄心を示す展開図、(B)は(A)のB部拡大図で
ある。固定子鉄心9はエアーダクト14を備え、スロッ
トからくさびを抜くと上コイル3が表れ、スロット隙間
に半導電性塗料12を塗布したライナー11が挿入され
ている。半導電性塗料12はコイル表面の凹凸を埋め、
コイル3は半導電性のライナー11及び半導電性塗料1
2を介して固定子鉄心9に接地されている。このように
してコイルの表面に損傷が有る場合でも、コイル表面を
ライナ11及び半導電性塗料12を介して固定子鉄心9
に接触させ、適切に接地することができる。
【0012】実施例2 図3はこの発明の塗面保護シートを用いてライナーを挿
入する方法を示す断面図で、(A)はライナーをスロッ
ト隙間に挿入する前の状態を示す断面図、(B)はライ
ナーをスロット隙間に挿入した状態を示す断面図、
(C)はシートを抜き取ってライナーを残した状態を示
す断面図である。半導電性塗料12を片面に塗った半導
電性のライナー11を用意することは実施例1と同様で
ある。以下図3(A),(B),(C)に基づいて説明
する。 (A)半導電性塗料が半硬化状態になったとき、ライナ
ー11の周りを塗面保護シート13で包み、半導電性塗
料12の塗布面をコイル3,7の側面に向けたライナー
11を塗面保護シート13とともにスロット隙間15に
当てる。 (B)次いで、ライナー11を塗面保護シート13とと
もにスロット隙間15の挿入可能な位置まで挿入する。 (C)ライナー11をスロット隙間15に残して塗面保
護シートをライナー11から抜き取る。半導電性塗料1
2はコイル表面の凹凸を埋め、コイル表面はライナー1
1及び半導電性塗料12を介して固定子鉄心9に適切に
接地される。
入する方法を示す断面図で、(A)はライナーをスロッ
ト隙間に挿入する前の状態を示す断面図、(B)はライ
ナーをスロット隙間に挿入した状態を示す断面図、
(C)はシートを抜き取ってライナーを残した状態を示
す断面図である。半導電性塗料12を片面に塗った半導
電性のライナー11を用意することは実施例1と同様で
ある。以下図3(A),(B),(C)に基づいて説明
する。 (A)半導電性塗料が半硬化状態になったとき、ライナ
ー11の周りを塗面保護シート13で包み、半導電性塗
料12の塗布面をコイル3,7の側面に向けたライナー
11を塗面保護シート13とともにスロット隙間15に
当てる。 (B)次いで、ライナー11を塗面保護シート13とと
もにスロット隙間15の挿入可能な位置まで挿入する。 (C)ライナー11をスロット隙間15に残して塗面保
護シートをライナー11から抜き取る。半導電性塗料1
2はコイル表面の凹凸を埋め、コイル表面はライナー1
1及び半導電性塗料12を介して固定子鉄心9に適切に
接地される。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、回転電機の点検時
に、くさびを抜き取り、片側の面に半導電性塗料を塗布
した半導電性のライナーを用意し、半導電性塗料が半硬
化状態になったとき、半導電性塗料の塗布面をコイルの
側面に向けてライナーをスロットの隙間に挿入するの
で、コイル表面の凹凸は塗料で埋められるため、コイル
表面を塗料ならびにライナーを介して固定子鉄心に適切
に接地することができる。実験の結果、半導電性塗料の
表面抵抗は4〜50kΩ/cm2 とすれば適切な接地状
態が得られる。その結果スロットコロナの発生を防止で
きて、回転電機の信頼性を向上させることができる。ま
た、ライナーを塗面保護シートで包み、包んだままライ
ナーをスロットの挿入可能なな位置まで挿入した後、ラ
イナーをスロットに残して塗面保護シートをライナーか
ら抜き取るようにすれば、ライナー挿入時に半導電性塗
料をコイルによって剥がされることなく、安全にライナ
ーをスロット隙間に挿入することができて、コイル表面
を固定子鉄心に適切に接地することができる。
に、くさびを抜き取り、片側の面に半導電性塗料を塗布
した半導電性のライナーを用意し、半導電性塗料が半硬
化状態になったとき、半導電性塗料の塗布面をコイルの
側面に向けてライナーをスロットの隙間に挿入するの
で、コイル表面の凹凸は塗料で埋められるため、コイル
表面を塗料ならびにライナーを介して固定子鉄心に適切
に接地することができる。実験の結果、半導電性塗料の
表面抵抗は4〜50kΩ/cm2 とすれば適切な接地状
態が得られる。その結果スロットコロナの発生を防止で
きて、回転電機の信頼性を向上させることができる。ま
た、ライナーを塗面保護シートで包み、包んだままライ
ナーをスロットの挿入可能なな位置まで挿入した後、ラ
イナーをスロットに残して塗面保護シートをライナーか
ら抜き取るようにすれば、ライナー挿入時に半導電性塗
料をコイルによって剥がされることなく、安全にライナ
ーをスロット隙間に挿入することができて、コイル表面
を固定子鉄心に適切に接地することができる。
【図1】この発明の実施例1に用いるライナーの斜視図
である。
である。
【図2】(A)は図1のライナーを挿入したコイル及び
固定子鉄心を示す展開図、(B)は(A)のB部拡大図
である。
固定子鉄心を示す展開図、(B)は(A)のB部拡大図
である。
【図3】この発明の実施例2のライナー挿入方法を示す
断面図で、(A)はライナーをスロット隙間に挿入する
前の状態を示す断面図、(B)はライナーをスロット隙
間に挿入した状態を示す断面図、(C)はシートを抜き
取ってライナーを残した状態を示す断面図である。
断面図で、(A)はライナーをスロット隙間に挿入する
前の状態を示す断面図、(B)はライナーをスロット隙
間に挿入した状態を示す断面図、(C)はシートを抜き
取ってライナーを残した状態を示す断面図である。
【図4】コイルを収納した固定子鉄心の断面図である。
1 くさび 2 くさび下 3 上コイル 4 外部コロナ防止塗料 5 すべり 6 中間ライナー 7 下コイル 8 スロット底ライナー 9 固定子鉄心 10 スロット 11 ライナー 12 半導電性塗料 13 塗面保護シート 14 エアーダクト 15 スロット隙間
Claims (3)
- 【請求項1】スロットに収納されたコイルと、スロット
の開口部に前記コイルを固定するくさびとを有する固定
子と、この固定子に対向する回転子とを備えた回転電機
において、この回転電機の点検時に、前記くさびを抜き
取り、片側の面に半導電性塗料を塗布した半導電性のラ
イナーを用意し、前記半導電性塗料が半硬化状態になっ
たとき、前記半導電性塗料の塗布面を前記コイルの側面
に向けて前記ライナーをスロット隙間に挿入することを
特徴とする回転電機のスロット隙間へのライナー挿入方
法。 - 【請求項2】請求項1記載の回転電機のスロット隙間へ
のライナー挿入方法において、半導電性塗料は耐熱性の
高いエポキシ樹脂あるいはシリコーン樹脂にカーボン粉
を混ぜたものであり、表面抵抗は4〜50kΩ/cm2
とすることを特徴とする回転電機のスロット隙間へのラ
イナー挿入方法。 - 【請求項3】請求項1記載の回転電機のスロット隙間へ
のライナー挿入方法において、前記半導電性塗料が半硬
化状態になったとき、ライナーの周りを塗面保護シート
で包み、前記半導電性塗料の塗布面を前記コイルの側面
に向けて前記ライナーを前記塗面保護シートとともに前
記スロット隙間の挿入可能な位置まで挿入した後、前記
ライナーを前記スロット隙間に残して前記塗面保護シー
トを前記ライナーから抜き取ることを特徴とする回転電
機のスロット隙間へのライナー挿入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27177494A JPH08111950A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 回転電機のスロット隙間へのライナー挿入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27177494A JPH08111950A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 回転電機のスロット隙間へのライナー挿入方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08111950A true JPH08111950A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17504668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27177494A Pending JPH08111950A (ja) | 1994-10-11 | 1994-10-11 | 回転電機のスロット隙間へのライナー挿入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08111950A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001069709A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-16 | Hitachi Ltd | 回転電機 |
AT412694B (de) * | 2002-08-13 | 2005-05-25 | Va Tech Hydro Gmbh & Co | Verfahren zum beheben von defekten an elektrisch leitfähigen beschichtungen zur potentialsteuerung |
-
1994
- 1994-10-11 JP JP27177494A patent/JPH08111950A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001069709A (ja) * | 1999-08-24 | 2001-03-16 | Hitachi Ltd | 回転電機 |
AT412694B (de) * | 2002-08-13 | 2005-05-25 | Va Tech Hydro Gmbh & Co | Verfahren zum beheben von defekten an elektrisch leitfähigen beschichtungen zur potentialsteuerung |
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