JPH08111804A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JPH08111804A
JPH08111804A JP6245271A JP24527194A JPH08111804A JP H08111804 A JPH08111804 A JP H08111804A JP 6245271 A JP6245271 A JP 6245271A JP 24527194 A JP24527194 A JP 24527194A JP H08111804 A JPH08111804 A JP H08111804A
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JP
Japan
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lens
focus
image pickup
focusing
lens group
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JP6245271A
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Hideo Yokota
秀夫 横田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リヤーフォーカス式ズームレンズのバリエー
ターレンズを移動させてフォーカシングを行う際の倍率
変化を抑制すること。 【構成】 変倍レンズ群以後の移動レンズを移動させて
フォーカシングを行うズームレンズ、該ズームレンズが
形成する像を電気信号に変換する撮像手段を有する撮影
装置に於いて、前記移動レンズを移動させても合焦状態
が得られない場合には、前記変倍レンズ群を駆動する駆
動手段、前記撮像手段の電気信号による像の大きさが変
化するように前記電気信号を信号処理する信号処理手段
を有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラやビデオカメラ
等の光学機器におけるレンズ位置と撮像素子の制御に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラ等に用いられている
ズームレンズとしては、物体側から被写体の移動に伴う
像面の変動を補正する第1レンズ群、撮影倍率を変化さ
せる第2レンズ群、変倍に伴う像面の移動を補正する第
3レンズ群、撮像面に像形成する第4レンズ群からなる
所謂4群ズームレンズが一般的である。
【0003】一方、小型化に有利なズームレンズとし
て、フォーカシングレンズが変倍のレンズ群よりも像側
に配置された所謂リアフォーカス式のズームレンズが近
年広く用いられつつある。この様なズームレンズに対す
る焦点調節方式は、フォーカスレンズ移動量が物体距離
はもちろんのことズーム位置によっても異なるために、
撮像面のピントボケを直接評価してフォーカスレンズの
位置を制御する方式が採用されている。
【0004】図13〜図16は各種のリアフォーカス式
ズームレンズの例を示す図である。図13においては第
1レンズ群1は固定で、第2レンズ群2が撮像倍率を変
倍するレンズ群(以下バリエーターレンズ)、第3レン
ズ群3が変倍に伴う像面の変動を補正するレンズ群(以
下コンペンセーターレンズ)、第4レンズ群4がフォー
カスレンズである。
【0005】図14の場合は、第1レンズ群1、第3レ
ンズ群3が固定で、第2レンズ群2がバリエーターレン
ズ、第4群がコンペンセーターレンズとフォーカスレン
ズの働きを兼用するレンズ群(以下コンペフォーカスレ
ンズ)である。図15の場合は、第1レンズ群1、第4
レンズ群4が固定で、第2レンズ群2がバリエーターレ
ンズ、第3レンズ群3がコンペフォーカスレンズであ
る。図16の場合は第3レンズ群3が固定で、第1レン
ズ群1がコンペンセーターレンズ、第2レンズ群2がバ
リエーターレンズ、第4レンズ群4がコンペフォーカス
レンズである。
【0006】図17、図18は図13〜図16で示した
リアフォーカスレンズにて、フォーカスレンズのとるべ
き位置と全系の焦点距離との関係を表す図で、図17は
図14〜図16のコンペフォーカスレンズを有するタイ
プの場合で、図20は図13のズームタイプの移動軌跡
の関係を示している。図にて縦軸が(コンペ)フォーカ
スレンズの位置である。図17で明らかなように図14
〜図16のコンペフォーカスレンズを有するタイプの場
合の撮影可能(合焦可能)に至近距離は、ワイド端では
レンズ直前(例えば0m)まで可能で、中間で最も遠い
距離(例えば1m)となり、テレ端ではまた近い距離
(例えば0.6m)となる。また、図13で示すタイプ
の場合の撮影可能(合焦可能)な至近距離は、ワイド端
ではレンズ直前(例えば0m)まで可能で、テレ端で最
も遠い距離(例えば1m)となる。
【0007】この様にリアフォーカスズームレンズにお
いては、(コンペ)フォーカスレンズが最繰り出し位置
にある場合に、焦点距離によって撮影可能(合焦可能)
な至近距離が異なってしまうために焦点距離の選択を間
違えると合焦可能な撮影距離にもかかわらず合焦できな
い状態となる場合が生じる。
【0008】これを解決する方法として、特開昭60−
143310号公報では、所謂ズレ検知方式等の自動焦
点調節装置の判定した被写体までの距離がその焦点距離
における合焦可能な最至近距離か否かを判定し、合焦が
不可能な場合は、合焦可能になるように焦点距離を強制
的に広角方向にズーミングを行う方式が提案されてい
る。
【0009】一方、特開平2−230110号公報で
は、フォーカスレンズが特定の位置よりも至近側にある
ときには、フォーカスレンズを至近側に移動させると共
に、焦点距離を広角側に強制的に移動させ合焦状態を得
る方式が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では被写体に対する合焦を優先させている為
に、撮影中に撮影倍率が撮影者の意図とは関係なく広角
側に変化してしまい撮影者に違和感を与えてしまう問題
があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みてフォーカシングのためにバリエーターレンズを広
角側に移動させた時に生じる光学的倍率変化を防止する
ことを第1の目的とする。
【0012】そして、本発明の特徴とするところは、変
倍レンズ群以後の移動レンズを移動させてフォーカシン
グを行うズームレンズ、該ズームレンズが形成する像を
電気信号に変換する撮像手段を有する撮影装置に於い
て、前記移動レンズを移動させても合焦状態が得られな
い場合には、前記変倍レンズ群を駆動する駆動手段、前
記撮像手段の電気信号による像の大きさが変化するよう
に前記電気信号を信号処理する信号処理手段を有するこ
とを特徴とすること。
【0013】あるいは又、変倍レンズ群以後の移動レン
ズ群を移動させてフォーカシングを行うズームレンズ、
該ズームレンズが形成する像を電気信号に変換する撮像
手段、該撮像手段による電気信号に基づいて、前記ズー
ムレンズの合焦状態を判別する合焦状態判別手段、該合
焦状態判別手段に判別信号に基づいて、前記移動レンズ
群を駆動する駆動手段、該駆動手段にて前記移動レンズ
群を移動させても合焦状態を得られない場合には、少な
くとも前記変倍レンズ群を広角側へ駆動させる第2の駆
動手段、電子的像の大きさを変化させるよう前記撮像手
段の電気信号を信号処理する信号処理手段を具備するこ
とにある。
【0014】
【実施例】図1は本発明の特徴を最もよく表す図面であ
り同図に於いて、1〜4はリアフォーカスズームレンズ
を構成する撮影レンズで、1は固定の第1レンズ群及び
3は固定の第3レンズ群、2は変倍の為に移動する第2
レンズ群としてのバリエーターレンズ、4は変倍による
像面の変動と被写体の移動による像面の変動を補正する
第4レンズ群としてのコンペフォーカスレンズである。
101は光学像を電気信号に変換して撮像信号を発生す
る撮像手段で例えばCCDで成る。102は撮像信号を
必要に応じて内挿補間処理するとともに、撮像信号テレ
ビジョン規格に準じた映像信号に変換する撮像信号制御
回路、103は映像信号に基づいて撮影レンズの合焦状
態を判別する焦点状態判別回路、104は撮影レンズの
移動するレンズ群2、4の駆動を制御する撮影レンズ制
御回路、105はバリエーターレンズの位置とコンペフ
ォーカスの位置に基づきズーミング中のコンペフォーカ
スレンズの移動を制御する為に使用される移動情報(以
下データーテーブルI)を記憶する記憶装置A、106
はバリエーターレンズの位置とコンペフォーカスの位置
に基づきフォーカス中のバリエーターレンズ並びにコン
ペフォーカスレンズ位置を制御する為に使用される移動
情報(以下データーテーブルII)を記憶する記憶装置
B、107、109は撮像レンズ制御回路よりの各レン
ズに関する駆動制御電圧を駆動電流に変換するドライバ
ー回路、108、110はそれぞれバリエーター2とコ
ンペフォーカス4を駆動するとともに、位置を検知する
駆動手段で例えばステッピングモーターである。
【0015】図2はコンペフォーカスレンズのとるべき
位置とバリエーターレンズの位置との関係を示す図であ
る。このように、リヤーフォーカス方式を採用するズー
ムレンズは、フォーカシングレンズ(第4レンズ群)の
位置が物体距離はもちろんのこと、ズームポジションに
よっても変化するという特性を持つ。従って、合焦後に
ズーミングを行うときはフォースレンズはこの移動軌跡
上を外れないように移動しければならず、その移動を制
御するための移動情報がデーターテーブルIに記憶され
ている。記憶装置Aには、図2に示した移動領域を図3
に示すように(I、II…というような)複数のブロッ
クに分け、例えば各ブロックのほぼ中心を通る軌跡の微
分値やバリエーターレンズの移動速度からズーム中にコ
ンペフォーカスレンズが移動すべき方向と速度が記憶さ
れている。この情報は移動位置であってもさしつかえな
い。
【0016】一方、記憶装置BのデーターテーブルII
には、至近物体にフォーカスする際、コンペフォーカス
レンズ4のみのフォーカスを行うか、バリエーターレン
ズ2の移動を伴うフォーカスを行うかというフォーカス
方式を採用すべきかの情報が記憶されている。具体的に
は記憶装置に、図5に示すような移動領域を複数のブロ
ックに分割し、各ブロックごとにどのフォーカス方式を
採用するかの情報が書き込まれている。
【0017】次に至近物体にフォーカスする時のフォー
カスレンズの駆動動作について説明する。図2において
∞(無限遠)被写体に合焦状態にあるP1の位置にコン
ペフォーカスレンズ、バリエーターレンズが位置してい
ることを想定し、カメラをレンズ直前の被写体にパンニ
ング(又はレンズ直前に被写体が現れたとき)したとす
る。すると合焦判別回路103より後ピンであることを
示す信号が供給され撮影レンズ制御回路104はフォー
カスのためのレンズの駆動を開始する。まず撮影レンズ
制御回路104はバリエーターレンズを静止させた状態
で所定領域(P5)までコンペフォーカスレンズ4だけ
を至近方向に繰り出す。そしてP5までレンズを繰り出
しても合焦しない場合には、フォーカスレンズを移動さ
せつつバリエーターレンズ2も広角側に移動させる。そ
してバリエーターレンズ2が広角端(位置P3)に達す
ると再びフォーカスレンズ4のみを至近側に繰り出し最
終的にP0に到達し合焦状態となる。このように制御す
ることにより速やかに合焦状態を得ることができる。
【0018】図4は図5に示す領域を簡潔に示したもの
でコンペフォーカスレンズ4のみを繰り出してフォーカ
シングを行う領域F1とバリエーターレンズ2を広角側
に移動すると共にコンペフォーカスレンズ4を繰り出す
領域F2を表している。その境界として全ての焦点距離
において合焦可能な被写体距離(この場合は1m)を境
界としている。同図においてP10、P13、P16、
P19、P22、P24は各焦点距離において∞被写体
に合焦したときのレンズの位置で、この位置からレンズ
直前の被写体に合焦する位置P0までの経路は図6に示
すようになる。
【0019】図2において∞被写体に合焦状態P1から
0.04mの被写体に合焦するときの経路は、前述の通
りP1からP5までコンペフォーカスレンズ4のみが繰
り出し、次にバリエーターレンズ2も広角側に合わせて
移動しP2において合焦状態となる。このときP5から
P2に至るまでにバリエーターレンズ2がV1の位置か
らV2の位置に移動する。そのために光学系全系の焦点
距離が変化し、光学系の撮影倍率が変化する。本発明に
おいては、フォーカス動作により光学系の焦点距離が変
動するときに、後述する撮像信号を電気的に拡大(所謂
電子ズーム)することによりモニターでの出力画像の撮
影倍率に変化がないように映像信号を信号処理し出力し
ている。
【0020】撮影レンズ制御装置104は、フォーカス
が開始したときにバリエーターレンズの位置を仮想バリ
エーター位置V1としてメモリーに記憶する。但し既に
電子ズーム状態にあるときは既に記憶されている仮想バ
リエーター位置をそのまま使用する。フォーカスにより
移動したバリエーターレンズ2の実際のレンズ位置をV
2とし、バリエーターレンズの位置がV1とV2におけ
る焦点距離、又は結像倍率を比較し、撮影倍率の比を倍
率補正量として算出し、メモリーに記憶する。そして、
この補正量に基づいて電子ズームを実行する。電子ズー
ム状態にないときは、V1とV2の値が等しくなり、倍
率補正量が1となる。
【0021】以上説明したフォーカスの動作のフローチ
ャートを具体的に図8に示すが、その前に図7、図8、
図9において電子ズームの方法について説明する。
【0022】図7は、電子ズームを実行させるためのフ
ローチャートである。#41にて撮像素子の各セルの信
号を読み込んだ後に、先の倍率補正量を読み込む(#4
1)。倍率補正量が1でない、即ちズームレンズによる
光学像の倍率変化がある時には、垂直方向の拡大を行い
(#44)、次に水平走査方向の拡大を行う(#4
5)。そして、通常の映像信号の生成を行うことにな
る。
【0023】さて、撮像信号制御回路102は、倍率補
正量が1でない(電子ズーム状態)とき図8(A)に示
す通り、1フレーム分の撮像信号データー(走査線数
m、1走査線あたりのデーター数n)から倍率補正量に
相当する分だけの走査線m′
【0024】
【外1】 をメモリーに取り込み、足りない分の走査線データーを
複数(例えば2つ)の走査線間のデーターを内挿補間処
理により生成し(図8(B))、別のメモリーに書き出
す。この処理を走査線分行い垂直走査方向の拡大を行う
(図8(A))。
【0025】走査方向の拡大は、各走査線のデーターn
から倍率補正量に相当する分だけのデーターn′
【0026】
【外2】 を別のラインメモリーに取り込み、同様に足りないデー
ターを複数(例えば2つ)のデーター間を内挿補間処理
により生成し(図9(B))、また別のメモリーに書き
出し、これを走査線数分行い水平走査方向の拡大を行
う。これにより電気的に拡大した撮像信号を生成する
(図9(A))。
【0027】次に図10に基づいて本発明に関する制御
フローを説明する。まず、合焦状態判別回路103にて
ズームレンズの焦点状態を確認する(#1)。合焦状態
でなければバリエーターレンズ2の位置を検出(#2)
した後、それが後ピンなのか前ピンなのかの判別を行う
(#3)。
【0028】前ピンであるなら、コンペフォーカスレン
ズでフォーカシングを行うことになる(#4)。この場
合にはフォーカシングレンズは繰り下がる方向で被写体
は無限遠物体方向に存在することになるので、この方向
にレンズを移動させればいづれかのところで必ず合焦状
態が得られることになる。
【0029】一方、後ピンの場合には、まずコンペフォ
ーカスレンズの位置を検出(#5)し、先に述べた記憶
装置BのデータテーブルIIから、各レンズ群がどのズ
ーム領域にあるのか判定する(#6)。図4に示す通り
バリエーターレンズ並びにコンペフォーカスレンズがF
2の領域にあり、最大繰り出し位置でないならば、コン
ペフォーカスレンズにて通常のフォーカシングを行う
(#10)。
【0030】これ以外の領域に各レンズが位置する時に
は公知の禁止領域を脱出するためのルーチンへ移る。
【0031】一方、(#7)にて領域F1にバリエータ
ーレンズ並びにフォーカスレンズが存在することが判別
され、バリエーターレンズがワイド端へ到っておらず
(#11)、又コンペフォーカスレンズが最大繰り出し
位置に到っていない場合には、コンペフォーカスレンズ
を移動させると同時にバリエーターレンズを広角側へ移
動させてフォーカシングを行うようにする(#13)。
【0032】又、(#12、#9)にてコンペフォーカ
スレンズが最大繰り出し位置に存在する時には、これ以
上移動させる余地がないので、バリエーターレンズだけ
を広角側へ移動させるように制御駆動させることになる
(#19)。
【0033】さて、(#13、#19)では、バリエー
ターレンズを広角側へ移動させるよう制御させるわけで
あるが、この時に生じる画角変化を前述した電子ズーム
の手法を適用して防止することになる。
【0034】まず、(#14)にて現地点でのバリエー
ターレンズの位置を検出する。そして(#2)で検出し
たバリエーターレンズ位置とを比較することで、バリエ
ーターレンズの移動による光学的倍率の変化をみて電子
ズームすべき倍率補正量を算出(#15)する。そして
前述した通りの電子ズームを実行することになる。この
ようにして、バリエーターレンズを移動させたことによ
る画角変化が防止される。尚、(#10、#4)で示す
コンペフォーカスレンズによるフォーカシングではバリ
エーターレンズは移動していないので、当然補正書は
「1」となる。
【0035】続いて再度撮影レンズの合焦判定を行い
(#17、#18)、このフローを繰り返して実行す
る。
【0036】以上説明した通り、リヤフォーカス式のズ
ームレンズに対してフォーカス制御を実行する場合に
は、特に近距離物体に対してフォーカスしようとする
時、焦点距離(ズームポジション)によって焦点合わせ
不可能な状態に陥るが、バリエーターレンズを広角側に
移動させることによってこの状態に陥ることを防止でき
る。又、この時に生じる画角変化を電子ズームを起動さ
せることによって防止することが可能となる。
【0037】又、以上の実施例では被写体が遠方から至
近距離に近づいたり、あるいはカメラをパンニングした
時に至近物体が急に現れた時の制御について説明した。
【0038】以下の実施例では、ズーミング操作を考慮
に入れた実施例を図11のフローチャートをもとにして
説明する。
【0039】まず、ズーム操作がなされているかの判別
を行い(#100)、又フォーカス中であるかの判別
(#102)する。尚、この実施例ではフォーカス中で
あれば、ズーム指示を無視し、図10のフロー制御を実
行しフォーカス状態が得られるまで待機するようにして
いる。
【0040】次に、#102で既に電子ズーム状態にあ
ったか否かの判別を行い、その後、ズーム指示の方向を
検出する(#102、#103)。今、電子ズーム状態
でなく(V1 =V2 )望遠側へズーム操作が行われてい
たとすると、まず、バリエーターレンズの位置が望遠端
であるか、否かを検出(#108)する。望遠端でなけ
れば、バリエーターレンズを望遠方向へ駆動(#10
9)し、移動した後の位置V2 を検出し、現在電子ズー
ム状態でないのでV1 をV2 として書き換え、このレン
ズ位置を記憶する(#111)。望遠端であれば、電子
ズームへ移行すべく、まず、バリエーター位置V1 を電
気的に1ステップ望遠側へ書き換え、現実のバリエータ
ーレンズ位置V2 とを比較して電子ズームを行うべき倍
率補正量を算出し(#113−1)で、この倍率補正書
を書き込み(#113−2)、前述した通り望遠側への
電子ズームを実行する。
【0041】(#103)で広角端へのズーム指令が出
力されている時には、バリエーターレンズの位置が広角
端であるか否かの判別を行う(#104)。広角端でな
ければバリエーターレンズを広角側へ移動させ(#10
5)順次バリエーターレンズの位置を検出(#106)
しながら現実のバリエーターレンズの位置を記憶してい
く(#107)。
【0042】次に、(#102)で現在電子ズーム状態
になっている状態のフローを説明する。
【0043】まず、ズーム指令が望遠側へなのか広角側
へなのかを判別(#114)し、望遠側へ指令されてい
る時にはバリエーターレンズが望遠端へ行きついている
か否かを検出する(#119)。バリエーターが望遠端
へ行きついているなら、映像倍率を示すV1 を架空のテ
レ側の値に1ステップ切り換え、そして倍率補正書を算
出(#123)し、この補正書を書き込み(#12
4)、電子的に映像信号を拡大することになる。
【0044】一方、バリエーターレンズが望遠端へ行き
ついていなければ、その指令に従って通常の光学的ズー
ミングを実行する(#120)。そして、バリエーター
レンズの位置を検出(120−1)した後に電子ズーム
による拡大率が変化しないように、V1 を書き換える
(#120−2)ことになる。
【0045】(#114)で、広角側に指令が出力され
ている時には、まず、バリエーターレンズの位置V2
検出し、V1 の値をV2 に徐々に近づけるよう書き換え
る。そして倍率補正書を演算し(#117)、補正書を
書き込み電子的ズームを実行することになる。V1 がV
2 に一致すると電子ズームの状態ではなくなるので#1
03のループへ入る。
【0046】以上の実施例では、フォーカシングレンズ
の移動軌跡が図2に示す通りのリヤーフォーカス方式の
ズームレンズを想定した。しかしながら、図18に示す
移動軌跡を示すリヤーフォーカス方式のズームレンズに
対しては、図12のように領域設定すればよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によればバリ
エーターレンズを移動させることによって、焦点調節を
行うようにする際、変化してしまう光学的な画角変化を
電気的に補正するようになしたので、撮影者は違和感な
く撮影を続行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する撮影装置のブロック図。
【図2】本発明に関するズームレンズの物体距離に対す
るレンズの移動軌跡を示す図。
【図3】図2に示すレンズの移動領域を分割した状態を
示す図。
【図4】本発明に関するズームレンズのレンズ移動の異
なる制御を実行する領域を示す図。
【図5】図4に示す領域をデータテーブルとして記憶し
ている領域を示す図。
【図6】本発明に関し、レンズ移動の移動制御を示す
表。
【図7】電子ズームの制御フローを示す図。
【図8】電子ズームの原理を示す図。
【図9】電子ズームの原理を示す図。
【図10】本発明に関し、撮影装置の制御フローを示す
図。
【図11】本発明に関し、撮影装置の制御フローを示す
図。
【図12】本発明に関し、別のタイプのリアーフォーカ
ス式ズームレンズに対する移動制御を示す図。
【図13】リヤーフォーカス式ズームレンズの1つのタ
イプを示す図。
【図14】リヤーフォーカス式ズームレンズの1つのタ
イプを示す図。
【図15】リヤーフォーカス式ズームレンズの1つのタ
イプを示す図。
【図16】リヤーフォーカス式ズームレンズの1つのタ
イプを示す図。
【図17】あるリヤーフォーカス式ズームレンズにおけ
るフォーカスレンズの移動軌跡を示す図。
【図18】あるリヤーフォーカス式ズームレンズにおけ
るフォーカスレンズの移動軌跡を示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 3/10 13/34 // G02B 15/14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍レンズ群以後の移動レンズを移動さ
    せてフォーカシングを行うズームレンズ、該ズームレン
    ズが形成する像を電気信号に変換する撮像手段を有する
    撮影装置に於いて、前記移動レンズを移動させても合焦
    状態が得られない場合には、前記変倍レンズ群を駆動す
    る駆動手段、前記撮像手段の電気信号による像の大きさ
    が変化するように前記電気信号を信号処理する信号処理
    手段を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は前記変倍レンズ群を広角
    側へ移動させ、前記信号処理手段は前記変倍レンズ群が
    移動したことによる光学像の倍率変化を抑制するように
    信号処理することを特徴とする撮影装置。
  3. 【請求項3】 変倍レンズ群以後の移動レンズ群を移動
    させてフォーカシングを行うズームレンズ、該ズームレ
    ンズが形成する像を電気信号に変換する撮像手段、該撮
    像手段による電気信号に基づいて、前記ズームレンズの
    合焦状態を判別する合焦状態判別手段、該合焦状態判別
    手段に判別信号に基づいて、前記移動レンズ群を駆動す
    る駆動手段、該駆動手段にて前記移動レンズ群を移動さ
    せても合焦状態を得られない場合には、少なくとも前記
    変倍レンズ群を広角側へ駆動させる第2の駆動手段、電
    子的像の大きさを変化させるよう前記撮像手段の電気信
    号を信号処理する信号処理手段を具備することを特徴と
    する撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の駆動手段は、前記変倍レンズ
    を広角側へ移動させることを特徴とする請求項1の撮影
    装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は、前記変倍レンズが
    移動したことによる光学像の倍率変化を抑制するよう信
    号処理することを特徴とする請求項2の撮影装置。
JP6245271A 1994-10-11 1994-10-11 撮影装置 Withdrawn JPH08111804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6245271A JPH08111804A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6245271A JPH08111804A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08111804A true JPH08111804A (ja) 1996-04-30

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