JPH08111431A - Icテスト用プローブパッド及びその製造方法 - Google Patents

Icテスト用プローブパッド及びその製造方法

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JPH08111431A
JPH08111431A JP6243856A JP24385694A JPH08111431A JP H08111431 A JPH08111431 A JP H08111431A JP 6243856 A JP6243856 A JP 6243856A JP 24385694 A JP24385694 A JP 24385694A JP H08111431 A JPH08111431 A JP H08111431A
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probe
probe pad
test
probing
wire bonding
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Yukio Ota
行雄 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 RF・ミリ波評価時における、プローブ針と
のコンタクト位置決め精度の向上、コンタクト性の向
上、コンタクト傷の防止。 【構成】 プローブパッド1の上面の一部に傾斜部2A
を設けて、傾斜プロービング領域2とワイヤボンディン
グ領域3とを外観上分離する。プローブ針はエッジ部2
Eから傾斜部2Aに沿ってオーバードライブされ、プロ
ービング方向20にw1だけ進んだ境界BLにおいて停
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ICのテストに用い
られる、基板上に形成されたプローブパッド及びその製
造技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプローブパッドは基板上に平坦に
形成されており、ICのテスト時のコンタクトは、プロ
ーブパッドとプローブ針との接触→加圧→プローブ針が
プローブパッド上をオーバードライブすることにより得
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、2本以上のプローブ針を有するプローブの傾き、あ
るいはプローブ針の摩滅等に起因して、2本以上のプロ
ーブ針の先端間において、被測定IC面に対する高さや
形状の差異が存在した場合には、IC評価時のプローブ
針とプローブパッドとのコンタクト時に、接触抵抗が大
きい、接触面積が小さい等の測定誤差要因が発生し易い
といった問題点があった。
【0004】また、RF波評価及び、ミリ波評価におい
ては、プロービングの位置の誤差が測定誤差に効くため
に、作業者の個人差による測定誤差が発生するという問
題点もあった。
【0005】更に、評価時のプローブ針とプローブパッ
ドとのコンタクトによりプローブパッドの表面荒れ
(傷)を生じ、ワイヤボンド時にボンディング強度が低
下するという問題点もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ICが搭載又は形成された基板の上面に形成され、プロ
ーブ針のオーバードライブによりプロービングされるプ
ロービング領域とワイヤボンディング領域とを有するI
Cテスト用のプローブパッドであって、前記プローブパ
ッド内の所定の位置に所定の形状を有する形状部を形成
して、当該形状部によって前記プロービング領域と前記
ワイヤボンディング領域とを分離している。
【0007】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
ICテスト用プローブパッドにおける前記形状部が、前
記ワイヤボンディング領域内の前記プローブパッドの上
面に対して所定の傾斜を有する傾斜部を含み、前記傾斜
部は前記プロービング領域内に含まれており、前記プロ
ーブ針は前記傾斜部に沿って前記オーバードライブされ
る。
【0008】請求項3に係る発明では、請求項1記載の
ICテスト用プローブパッドにおける前記形状部が、前
記プローブパッドの上面に形成された凸部を含んでい
る。
【0009】請求項4に係る発明では、請求項3記載の
ICテスト用プローブパッドにおける前記形状部が、前
記プローブ針のプロービング方向と直交する、前記プロ
ーブパッドの上面内に含まれる方向に線状に延びた凸部
を含んでいる。
【0010】請求項5に係る発明では、請求項4記載の
ICテスト用プローブパッドにおける前記凸部の側面
が、前記プローブパッドの上面に対して垂直に形成され
ている。
【0011】請求項6に係る発明では、請求項4記載の
ICテスト用プローブパッドにおける前記凸部の側面を
テーパー形状に傾斜させている。
【0012】請求項7に係る発明では、請求項3又は請
求項4に記載のICテスト用プローブパッドにおける前
記形状部に、前記凸部に加えて、前記プロービング領域
内の前記プローブパッドの上面に形成された新たな凸部
を備えさせることとしている。そして、前記新たな凸部
の高さは、前記プローブ針のオーバードライブ時に押し
つぶされ得る高さに設定されている。
【0013】請求項8に係る発明では、請求項1記載の
ICテスト用プローブパッドにおける前記形状部が、前
記プローブパッドの上面に形成された凹部を含んでい
る。
【0014】請求項9に係る発明では、請求項8記載の
ICテスト用プローブパッドにおける前記形状部が、前
記プローブ針のプロービング方向と直交する、前記プロ
ーブパッドの上面内に含まれる方向に線状に延びた凹部
を含んでいる。
【0015】請求項10に係る発明では、請求項8又は
請求項9に記載のICテスト用プローブパッドにおける
前記形状部が、前記凹部に加えて、前記プロービング領
域内の前記プローブパッドの上面に形成された新たな凹
部を備えており、この新たな凹部の深さは、前記プロー
ブ針のオーバードライブ時にその側壁が押しつぶされる
深さに設定されている。
【0016】請求項11に係る発明では、請求項1記載
のICテスト用プローブパッドにおける前記形状部が前
記プローブパッドの上面に形成された段差壁であり、前
記プローブパッドの上面の内で前記基板の上面からの高
さの低い方が前記プロービング領域に含まれている。
【0017】請求項12に係る発明では、請求項11記
載のICテスト用プローブパッドにおける前記段差壁に
切り欠き部を形成している。
【0018】請求項13に係る発明は、プローブ針がオ
ーバードライブされるプロービング領域とワイヤボンデ
ィング領域とを有し、基板に搭載又は形成されたICの
テスト用プローブパッドの製造方法であって、前記基板
の上面の一部に凸部形状のスペーサを形成する工程と、
前記基板及び前記スペーサの露出面上に金属膜から成る
プローブパッドを形成する工程とを備えている。
【0019】請求項14に係る発明は、プローブ針がオ
ーバードライブされるプロービング領域とワイヤボンデ
ィング領域とを有し、基板に搭載又は形成されたICの
テスト用プローブパッドの製造方法であって、前記基板
の上面下部の一部に凹部を形成する工程と、前記凹部を
含む前記基板の上面に金属膜から成るプローブパッドを
形成する工程とを備えている。
【0020】
【作用】請求項1に係る発明では、形状部が、プロービ
ング領域とワイヤボンディング領域とを、その形状によ
って外観上分離する。そのため、プローブ針のコンタク
ト位置は当該形状部の位置で決まる。又、プローブ針と
形状部とのコンタクトが発生し、コンタクト性が向上す
る。そして、プローブ針は、当該形状部の存在によっ
て、ワイヤボンディング領域までオーバードライブされ
ることは無い。
【0021】請求項2に係る発明では、傾斜部とワイヤ
ボンディング領域内のプローブパッドの上面との境界部
分が、プロービング領域とワイヤボンディング領域とを
外観上分離する。従って、プローブ針は傾斜部とコンタ
クトしながら上記境界部分までオーバードライブされ、
ワイヤボンディング領域内ではプローブ針はプローブパ
ッドの上面と接触しない。
【0022】請求項3に係る発明では、凸部がプロービ
ング領域とワイヤボンディング領域とを分離する。そし
て、プロービング領域内のプローブパッドの上面に沿っ
てオーバードライブされるプローブ針は、最終的に上記
凸部の一方の側壁に接触して、当該側壁に食い込む。こ
れにより、プローブ針のプロービング位置が決定され
る。
【0023】請求項4に係る発明では、凸部は、プロー
ブパッドの上面内方向の内でプロービング方向と直交す
る方向に線状に延びて、プロービング領域とワイヤボン
ディング領域とを分離している。従って、プローブ針が
プロービング方向に沿ってオーバードライブされて凸部
の側面に到達すると、当該側面にプローブ針は食い込
み、コンタクト圧力が増す。しかも、凸部の側面は線状
に延びているため、コンタクト面積も増す。
【0024】請求項5に係る発明では、プローブパッド
の上面内でプロービング方向と直交する方向に線状に延
びた凸部の側面は、プローブパッド上面に対して垂直な
面となっている。この凸部側面は、プローブ針のコンタ
クト位置を決定する。
【0025】請求項6に係る発明では、線状に延びた凸
部の側面はテーパー形状に傾斜しており、この傾斜側面
とプローブ針とのコンタクト(食い込み)によってプロ
ーブ針のコンタクト位置が決定される。
【0026】請求項7に係る発明では、新たな凸部がプ
ロービング領域内に形成されているため、プローブ針
は、プロービング領域内を、新たな凸部を押しつぶしな
がらオーバードライブされる。このために、押しつぶさ
れた新たな凸部とプローブ針とが接触し、コンタクト面
積、コンタクト圧力が増大する。そして、プロービング
領域とワイヤボンディング領域とを分離する凸部の側面
にプローブ針がコンタクトし、この時点でプローブ針の
オーバードライブを終了することで、その際の食い込み
によって、プローブ針のプロービング位置が決定され
る。
【0027】請求項8に係る発明では、オーバードライ
ブ時に、プローブ針が凹部に滑り込み、その際に凹部の
側壁を押しつぶし、当該押しつぶされた部分と接触す
る。又、凹部12の位置において、プローブ針のオーバ
ードライブを止めることができ、凹部は、プロービング
領域とワイヤボンディング領域とを分離する形状部とし
て機能する。
【0028】請求項9に係る発明では、線状に延びた凹
部内にプローブ針が滑り込み、その際にプローブ針は、
凹部の線状に延びた側壁を押しつぶす。
【0029】請求項10に係る発明では、プローブ針
は、新たな凹部自体を押しつぶしながらプロービング方
向にオーバードライブされ、最後の凹部の側壁とのコン
タクトによって停止される。上記凹部は、プロービング
領域とワイヤボンディング領域とを分離する。
【0030】請求項11に係る発明では、段差壁がプロ
ービング領域とワイヤボンディング領域とを分離する。
オーバードライブされたプローブ針は、この段差壁に食
い込み、この状態で停止される。
【0031】請求項12に係る発明では、プローブ針
は、段差壁に設けられた切り込み部に食い込み、コンタ
クト性を増す。
【0032】請求項13に係る発明では、基板上面上に
形成されたスペーサの露出面上にプロープパッドが形成
されるので、形成後のプローブパッドの形状はスペーサ
の形状に対応したものとなる。即ち、プロープパッドの
内でスペーサ上部に当たる部分の形状も又、凸部形状と
なる。
【0033】請求項14に係る発明では、基板上面上に
形成されたスペーサの露出面上にプロープパッドが形成
されるので、形成後のプローブパッドの形状はスペーサ
の形状に対応したものとなる。即ち、プロープパッドの
内でスペーサ上部に当たる部分の形状も又、凹部形状と
なる。
【0034】
【実施例】本発明では、プローブパッド内の所定の位置
に所定の形状を有する形状部を形成して、プロービング
領域とワイヤボンディング領域とを分離している。以
下、形状部の様々な適用例を、実施例1〜実施例15と
して列挙する。
【0035】(実施例1) 以下、この発明の第一実施
例を図1〜図3について説明する。
【0036】先ず、図1は、実施例1としてのプローブ
パッドの構成を示す図であり、その(a)は上面図を、
(b)は(a)のI−I線より眺めた断面図である。同
図において、1はAuやAl等の低抵抗金属膜により形
成されたプローブパッドを示しており、2はプローブパ
ッド1内に設けられた所定の傾斜(高さがh1,長さが
1)を持つ傾斜部2Aを有し、後述するプローブ針に
よりプロービングされる傾斜プロービング領域であり、
3は〜5μm程度の金属厚みh2を持つワイヤボンディ
ング領域(平面部)であり、4はプローブパッド1がそ
の上面に形成される基板(ICが搭載されたセラミック
基板や、ICが形成された半導体基板等)である。又、
20は、プロービング方向(x方向に平行)である。
【0037】次に、図1のI−I線についての断面図と
して示した図2及び図3を用いて、動作を説明する。
【0038】両図2,3において、5はプローブ針、6
はプローブホルダである。ここで、傾斜プロービング領
域2及びワイヤボンディング領域3の境界BL(図1)
は、当該傾斜部2Aでの光の反射により、光学的に判別
可能である。傾斜部2Aは、ワイヤボンディング領域3
の上面に対して高さ方向z1にh1(〜2μm程度)だけ
突出し,プロービング方向20にw1(〜25μm程
度)の幅を持つ。
【0039】まず、プローブ針5を、傾斜プロービング
領域2のエッジ部2Eに接触させる(図2)。その後、
更にプローブ針5の駆動を行う本体装置(図示せず)を
〜100μm程度−z方向に降下させると、プローブ針
5がたわむことにより、プローブ針5は、傾斜プロービ
ング領域2を、そのエッジ部2Eから平面部方向へ向け
てx方向に関してw1(〜25μm)程度スライドして
ゆく。このスライドを、オーバードライブと呼ぶ。そし
て、プローブ針5の先端が、傾斜プロービング領域2と
ワイヤボンディング領域3との境界BL(図1(a))
に達したときに、プローブ針5の降下を終了する(図
3)。その際、境界BLに達したことは、反射光を観測
することで検出できる。
【0040】以上のように構成することにより、次の様
な利点が得られる。
【0041】その第一は、プロービング位置を一定にす
ることが出来ることである。即ち、境界BLの位置にお
いて、常に確実にプローブ針5を停止させることができ
る。
【0042】第二は、プローブ針5の底面と傾斜プロー
ビング領域2の傾斜部2Aとを接触させているので、接
触面積を広く且つ十分とることができ、接触抵抗を低下
させることができる。その結果、上記第一及び第二によ
り、評価時の測定誤差を低減することができる。
【0043】また、ワイヤボンディング領域3にプロー
ブ針5が接触しないので、ワイヤボンディング領域3内
のプローブパッド1の平面形状が荒れず、ワイヤボンデ
ィング性を向上させることができる。
【0044】(実施例2) 上記実施例1では、傾針プ
ロービング領域2とワイヤボンディング領域3とを境界
BLで分離していたが、これに代えて、図4に示すよう
に、プローブパッド1の所定の下部に幅w2(〜10μ
m),高さh3(〜2μm)程度のスペーサ7を形成
し、更に当該スペーサ7の上にプローブパッド1を形成
することにより、プローブパッド1上に形成される凸部
8(その側面がプローブパッド1の上面に垂直)によっ
て、ワイヤボンディング領域3とプロービング領域9と
を分離しても良い。この場合、スペーサ7は、例えばシ
リコン酸化膜からなり、基板4の上面に、レジストをマ
スクとしたスパッタリング等によりスペーサ7を形成す
ることができる。そして、このスペーサ7の上面にメッ
キや蒸着等により、プローブパッド1を形成すれば、ス
ペーサ7の形状に従って凸部8が生じる。図4の例にお
いては、w3は〜25μm、h4は〜5μm、h5は〜2
μmである。
【0045】本構成の場合には、プローブ針5のオーバ
ードライブの終点は、凸部8の側壁にプローブ針5の先
端が食い込むことにより決定される。
【0046】以上のように構成することにより、(1)プ
ロービング位置を一定に出来る、(2)プローブ針5の底
面及び先端部が凸部8に食い込むことにより接触面積を
広く、かつ接触圧力を十分とれ、その結果、接触抵抗を
低下できる。このため、RF波及びミリ波評価時の測定
誤差を低減できる。勿論、ワイヤボンディング領域3内
にコンタクト傷を発生させないので、ワイヤボンディン
グの強度向上をも図れる。
【0047】(実施例3) 上記実施例2では、スペー
サ7の形状を方形としたが、図5に示す様に、スペーサ
の側面にテーパーをつけて、その断面形状が幅w4(例
えば、〜10μm),高さh6(例えば、〜2μm程
度)の台形となる、スペーサ7Aを形成しても良い。こ
の場合にも、プローブパッド1の上面の一部が、テーパ
ー形状の側面を有する凸部8A(高さh8(〜2μm程
度))となる。
【0048】本実施例3の作用・効果は、実施例2と同
様である。尚、スペーサ7A、従って凸部8Aの形状
を、円形や三角形等としても良い。図5の例では、w5
は〜25μm,h7は〜5μm程度である。
【0049】(実施例4) 上記実施例2及び3では、
プローブパッド1の所定の下部にスペーサ7、7Aを形
成することにより、それぞれ凸部8、8Aを形成してい
たが、これに代えて、図6に示す様に、プローブパッド
1の表面(上面)に直接、プローブパッド1と同じ低抵
抗金属膜を用いて、メッキ等により、長さw6(例えば
〜10μm),高さh10(例えば〜2μm)程度の凸部
8B(その側面がプローブパッド1の上面に垂直な面)
を形成しても良い。この場合にも、実施例2,3と同様
の効果が得られる。尚、w7は〜25μm,h9は〜5μ
m程度である。
【0050】(実施例5) 上記実施例2〜4では、ワ
イヤボンディング領域3とプロービング領域9を分離す
るために、y方向に線状な凸部8,8A,8Bを形成し
ていたが、図7に示すように、プロービング領域9の全
面に、プロービング方向20に長さないし幅が〜3μ
m,高さh13が〜2μm,プロービング方向20の間隔
11が〜7μm程度の凸部8C(その側面がプローブパ
ッド1の上面に垂直な面)を形成してもよい。
【0051】この場合には、先ず、凸部8Cの下部に当
たる部分に、ステッパ7C(幅w8が、〜2μm,高さ
11が〜2μm,ステッパ間隔w9が〜2μm)をスパ
ッタリング等で形成しておき、ステッパ7Cの上にメッ
キ等でプローブパッド1を形成することで、各凸部8C
を形成する。同図中、h12は〜5μmであり、w10は〜
25μmである。
【0052】但し、凸部8Cの高さh13は、プローブ針
5のオーバードライブ時に、押しつぶされる高さであ
る。
【0053】プローブパッド1の一端から長さw10だけ
離れた位置に、その一方の側面がある凸部8は、ワイヤ
ボンディング領域3とプロービング領域9とを外観上分
離しており、それ以外の凸部8Cを、ここでは便宜上、
新たな凸部と呼ぶ。
【0054】このように構成することにより、押しつぶ
された凸部8Cとプローブ針5の底面,前面及び側面と
が接触するため、コンタクト性が向上する。また、プロ
ービング方向20の最後の凸部8Cで、ワイヤボンディ
ング領域3とプロービング領域9とを分離できる。
【0055】(実施例6) 上記実施例2〜5では、凸
部8,8A,8B,8Cはいずれもy方向に線状に形成
していたが、これらに代えて、図8に示すように、凸部
8D(その側面はプローブパッド1の上面に垂直な上
面)を、個々のブロックとして方形状に、プロービング
領域9の任意位置に離散的に形成しても良い。この場合
にも、ワイヤボンディング領域3とプロービング領域9
とを分離する凸部8D(図8で最も左側に位置する二つ
の凸部)を除く凸部8Dを、新たな凸部と呼ぶ。
【0056】例えば、図8では、方形の横方向(プロー
ビング方向20に対して直交する、プローブパッド1の
上面内方向)の長さl1及び間隔l2は、それぞれ〜30
μm及び〜10μm程度としている。これらの凸部8D
も又、先ずスペーサ7D(幅w10及び間隔w11が共に〜
2μm程度)を基板1の上面にスパッタリング等で形成
した上で、プローブパッド1をメッキ等することで形成
される。凸部8Dの幅は図7の凸部8Cの幅と同一であ
り、その高さh16も高さh13に等しい。
【0057】尚、部8Dとしては、他に円錐,円柱,角
錐,半球状等の形状としても良い。
【0058】本実施例6でも、実施例5と同様の効果が
得られる。
【0059】(実施例7) 上記実施例5では、凸部8
Cはスペーサ7Cを用いて形成していたが、これに代え
て、図9に示す通り、プローブパッド1の上面に、y方
向に線状に延びた複数個の凸部10(その側面はプロー
ブパッド1の上面に垂直な面)をメッキ等で直接、形成
しても良い。この場合でも、実施例5と同様の効果を得
ることができる。ここでも、一端からw12(〜25μ
m)だけ離れた位置にある凸部10がワイヤボンディン
グ領域3とプロービング領域9とを分離し、他の凸部1
0がプローブ針のオーバードライブ時に押しつぶされ
る、新たな凸部である。h17は〜5μm。h18は、〜2
μmであり、プローブ針が新たな凹部10を押しつぶせ
る程度の高さに設定されている。
【0060】(実施例8) 上記実施例2〜7では、ワ
イヤボンディング領域3とプロービング領域9を凸部で
分離していたが、図10に示すように、プローブパッド
1下部の基板4の上面に、エッチング等によりy方向に
線状に延びた基板凹部11を所定の位置に形成し、その
上部にプローブパッド1をメッキ等により形成すること
により凹部12を形成し、この凹部12(形状部)によ
ってワイヤボンディング領域3とプロービング領域9と
を分離しても良い。ここで、基板凹部11の幅w13は〜
10μm程度、その深さh19は〜2μm程度であり、凹
部12の底面の基板4の上面からの高さh20は〜5μm
程度、その深さh21は〜2μm程度である。又、w14
〜25μm程度である。
【0061】動作は、次の通りである。プローブ針5が
凹部12に滑り込むことにより、プローブ針5は凹部1
2の側壁12aをつぶし、このつぶれた部分とプローブ
針5とが凹部12内でコンタクトする。これにより、コ
ンタクト面積・コンタクト圧力が増加し、コンタクト性
が向上する。また、凹部12の他方の側壁12bでプロ
ーブ針5のオーバードライブを止めることにより、プロ
ーブ針5の位置精度も向上できる。
【0062】(実施例9) 上記実施例8では、凹部1
1,12を基板4のエッチングにより形成していたが、
図11に示すように、プローブパッド1の上面上にエッ
チング等で直接凹部12Aを形成しても良い。この場合
にも、実施例8と同様の動作・効果が実現される。尚、
22は〜5μm程度、h23は〜2μm程度である。
【0063】(実施例10) 上記実施例8,9では、
それぞれ凹部12,12Aで以てワイヤボンディング領
域3とプロービング領域9とを分離していたが、これに
代えて、図12に示すように、プロービング領域9の全
面に、y方向に線状の凹部12Bと凸部2Bとの組み合
わせを複数個形成しても良い。この場合には、予め基板
4の上面側に、基板凹部11A(深さh26(〜2μm程
度),幅w16(〜5μm程度))を間隔w17(〜5μm
程度)で形成しておき、その上にプローブパッド1(A
l等)をメッキや蒸着等することで、凹部12B,凸部
2Bを形成する。
【0064】但し、凹部12Bは、プローブ針5がオー
バードライブ時に凹部12Bを押しつぶせる程度の高さ
ないし深さh25(〜2μm程度)を有している。又、h
24は〜5μm程度、w15は〜25μm程度である。
【0065】プローブパッド1の一端からw15だけ離れ
た位置にある、図12では最も左に位置する凹部12B
が、プロービング領域9とワイヤボンディング領域3と
を分離する。他の凹部12Bは、プローブ針によって押
しつぶされる、新たな凹部である。
【0066】この場合にも、各凹部12Bがオーバード
ライブ時にプローブ針によって押しつぶされることでコ
ンタクト性が向上し、且つ最後の凹部12Bの側壁12
Baでプローブ針5の位置決めを設定できる。
【0067】(実施例11) 上記実施例8〜10で
は、それぞれ凹部12,12A,12Bはy方向に線状
に形成していたが、これに代えて、図13に示すよう
に、方形状の凹部12Cを複数個プロービング領域9内
の任意位置に離散的に形成しても良い。
【0068】そして、一端からw18だけ離れた位置にそ
の側壁の一方がある凹部12C(図13では最も左にあ
る三つの凹部)がワイヤボンディング領域3とプロービ
ング領域9とを分離し、他の凹部12Cは新たな凹部に
該当する。
【0069】各凹部12Cの深さh27は〜2μm程度、
その底面の基板4の上面からの高さh28は〜5μm程度
である。
【0070】この場合にも、予め基板4の上面側に、方
形状の凹部11B(深さ〜2μm程度,幅w19〜5μm
程度,間隔w20〜5μm程度)を形成し、この上にメッ
キ等でプローブパッド1を形成することで、各凹部12
Cを形成している。尚、w18は〜25μmである。
【0071】他に凹部12Cの形状としては、円錐(す
りばち),円柱,角錐,半球状でも良い。
【0072】この場合にも、実施例8〜10と同様の動
作・効果が得られる。
【0073】(実施例12) 上記実施例10では、凹
部12Bは基板凹部11Bを用いて形成していたが、図
14に示すように、プローブパッド1の上面に直接エッ
チング等によって複数の凹部13(図14中、最も左に
ある凹部以外のものを、新たな凹部と呼ぶ)を形成し
て、プロービング領域9とワイヤボンディング領域3と
を分離しても良い。この場合の凹部13の深さh29は〜
2μm(押しつぶせる深さ),その底面の基板4の上面
からの高さh30は〜5μm,その幅w22は〜5μm,そ
の間隔w23は〜5μm、w21は〜25μmである。本実
施例12でも、実施例8〜11と同様の動作・効果が得
られる。
【0074】(実施例13) 上記実施例2〜12では
凸部又は凹部を用いて、ワイヤボンディング領域3とプ
ロービング領域9とを分離していたが、これに代えて図
15に示すように、プローブパッド1の上面側に段差壁
15(形状部)を設けて、ワイヤボンディング領域3に
対して、高さ的に(−z方向に)h31(〜2μm)程度
だけ低いプロービング領域14の平面を形成し、これに
より両領域3,14を分離しても良い。図中、h30は〜
3μm、h31は〜2μm,w24は25μmである。
【0075】この場合にも、プロービング時、プローブ
針は、2平面間の垂直な段差壁15に食い込むことによ
り、コンタクト性を向上させる。又、プローブ針の位置
決めは、段差壁15の位置で決定される。従って、ワイ
ヤボンディング領域3の表面も損傷を受けることはな
い。
【0076】(実施例14) 上記実施例13では、段
差壁15は垂直面であったが、これに代えて図16に示
すように、段差壁15Aの所定の位置に、切り込み量〜
10μm程度の切り込み部16を形成しても良い。同図
(a)はプローブパッド1の上面図を、同図(b)は正
面図を、同図(C)は側面図を示しており、便宜上、基
板の図示を省略している。尚、ここでも、h32は3μm
程度に、h33は2μm程度に、w25は25μm程度に設
定されている。
【0077】この構成により、プローブ針が段差壁15
Aに食い込み易くなり、より一層コンタクト性が向上す
ると共に、プローブ針の位置決めは、より一層確実に且
つ容易に行える。
【0078】(実施例15) 上記実施例16では、切
り込み部16は段差壁15Aの1ヶ所にしか設けられて
いなかったが、図17に示すように、2個以上の切り込
み部16Aを段差壁15Bに形成しても良い。尚、図1
7(a)はプローブパッド1の上面図を、その(b)は
側壁図を各々示しており、基板の図示を省略している。
又、h34は〜3μm、h35は〜2μm、w26は〜25μ
m程度である。
【0079】この場合には、実施例14よりも更に一
層、プローブ針が段差壁15Bに食い込み易くなり、コ
ンタクト性、位置決め精度が更に一層向上する。勿論、
ワイヤボンディング領域3内にコンタクト傷が発生する
こともなく、ワイヤボンディングの強度が向上する。
【0080】尚、上述した各実施例の形状部の適当な組
み合わせによって、必要な形状部を構成するようにして
も良い。
【0081】以上のように、この発明の各実施例によれ
ば、以下の利点が得られる。
【0082】1.マイクロ波〜ミリ波帯でのIC評価時
における、プローブ針のコンタクト位置決め精度を向上
させることができる。
【0083】2.マイクロ波〜ミリ波帯でのIC評価時
において、コンタクト面積及びコンタクト圧力を増大さ
せることにより、コンタクト抵抗の低減等のコンタクト
性を向上させることができる。
【0084】上記1.及び2.により、上記IC評価時
の測定誤差を低減できる。
【0085】3.プローブパッド内のワイヤボンディン
グ領域に評価時のコンタクトによる表面荒れ(傷)を生
じさせないので、ワイヤボンディング強度を向上でき
る。
【0086】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、プローブ
針のコンタクト位置が形状部の位置で決まるので、RF
波及びミリ波評価時におけるプローブ針のコンタクト位
置決め精度を向上させることができる。又、形状部の形
状によって、プローブ針のコンタクト面積及びコンタク
ト圧力を増大させることができ、これによりコンタクト
抵抗を低減させる等、コンタクト性の向上を実現するこ
とができる。加えて、ワイヤボンディング領域までオー
バードライブされるのを確実に防止することができ、そ
のためワイヤボンディング領域内に評価後のコンタクト
傷が発生するのを防止することができる。このコンタク
ト傷の発生防止は、ワイヤボンディングの強度向上に資
することができる。
【0087】請求項2に係る発明によれば、傾斜部に沿
ってプローブ針をオーバードライブさせることができる
ので、コンタクト面積を広く且つ十分にとることがで
き、その結果、コンタクト抵抗を格段に低減することが
できる。しかも、プローブ針のプロービング位置を、傾
斜部とワイヤボンディング領域内のプローブパッドの上
面との境界に常に設定することができる。即ち、プロー
ビング位置を一定にできる。それ故、これらの効果によ
って、RF波及びミリ波評価時の測定誤差を格段に低減
することが可能となる。
【0088】加えて、上記境界でプローブ針のコンタク
ト位置を決定できるので,ICテストの際に何らワイヤ
ボンディング領域内に評価後のコンタクト傷を発生させ
ずにすむことができるという効果があり、これによりワ
イヤボンディングの強度を向上させることができる。
【0089】請求項3に係る発明によれば、プローブ針
の凸部への食い込みにより、コンタクト面積を広く、且
つコンタクト圧力を十分にとることが可能となり、これ
によるコンタクト抵抗の低減によってコンタクト性を向
上させることができる。しかも、凸部によってプローブ
針のプロービング位置を決定することができ、コンタク
ト位置決め精度を向上させることができる。従って、こ
れらの効果によってRF波及びミリ評価時の測定誤差を
低減できる。
【0090】加えて、上記評価時にワイヤボンディング
領域をプロービングしてしまうことは無くなるので、ワ
イヤボンディング領域に評価後のコンタクト傷をなくす
ることができ、ワイヤボンディング強度の向上も実現で
きる。
【0091】請求項4に係る発明によれば、線状に延び
た凸部の位置においてプローブ針のプロービング位置を
決定できるので、コンタクト位置決め精度を向上させて
RF波及びミリ波評価時の測定誤差を低減できると共
に、コンタクト面積、コンタクト圧力を共に十分に増大
させることができる結果、コンタクト抵抗の低減によっ
ても上記測定誤差を低減できる。しかも、評価後のワイ
ヤボンディング領域内のプローブパッド上面は何ら荒ら
されていないので損傷は無く、その後に行われるワイヤ
ボンディングの強度をも向上させることができる。
【0092】請求項5に係る発明によれば、凸部の垂直
な側面とプローブ針とのコンタクトによってプローブ針
のオーバードライブを確実に停止させることができるた
め、プローブ針のコンタクト位置決め精度の向上、コン
タクト抵抗の低減等によるコンタクト性の向上を図るこ
とができ、これによりRF波及びミリ波でのICテスト
評価時の測定誤差を十分に低減することが可能となる。
又、ワイヤボンディング領域内にまでプローブ針がオー
バードライブされることはなくなるので、コンタクト傷
を防止してワイヤボンディングの強度を向上できる。
【0093】請求項6に係る発明によれば、凸部のテー
パー形状の側面とプローブ針とのコンタクトによってプ
ロービング位置を一定にできるので、プローブ針のコン
タクト位置決め精度を向上させることができる。加え
て、コンタクト面積の増大等によるコンタクト抵抗の低
減によってコンタクト性をも向上させることができ、R
F波及びミリ波評価時の測定誤差を低減できる。更に、
ワイヤボンディング領域内にコンタクト傷の発生をなく
すことができ、ワイヤボンディングの強度を向上でき
る。
【0094】請求項7に係る発明によれば、押しつぶさ
れた新たな凸部とプローブ針とのコンタクト及び凸部の
側面とプローブ針との食い込みによって、コンタクト面
積及びコンタクト圧力を増大させることができ、以てコ
ンタクト性の向上を図ることが可能となる。これによ
り、コンタクト抵抗を減小させることができる。しか
も、上記凸部の存在によってプローブ針のコンタクト位
置を決定できるので、プロービング位置の位置決め精度
の向上をも実現できる。そのため、これらの効果によっ
て、RF波・ミリ波評価時の測定誤差を低減させて、測
定精度を格段に向上させることができる。加えて、凸部
の存在による分離により、ワイヤボンディング領域内の
コンタクト傷の発生を防止でき、ワイヤボンディング強
度を向上させることができる。
【0095】請求項8に係る発明によれば、プローブ針
は、凹部への滑り込みの際に凹部の側壁を押しつぶし
て、この押しつぶされた部分と接触するので、コンタク
ト面積及びコンタクト圧力を増大させることができ、そ
の結果、コンタクト性を向上できる。加えて、凹部の存
在によってプローブ針のオーバードライブを止めること
ができ、プロービング位置決め精度を向上させることが
できる。これらの結果により、本発明は、RF波・ミリ
波評価時の測定誤差を格段に向上させることができる。
【0096】更に、本発明においても、ワイヤボンディ
ング領域内にはコンタクト傷は一切発生しないので、ワ
イヤボンディングの強度向上を図ることもできる。
【0097】請求項9に係る発明によれば、プローブ針
のコンタクト位置決めの精度の向上、コンタクト性の向
上を実現して、RF波・ミリ波評価時の測定誤差を低減
させることができる。しかも、ワイヤボンディング領域
内のコンタクト傷の発生を防止して、ワイヤボンディン
グ強度を向上できる。
【0098】請求項10に係る発明によれば、押しつぶ
された新たな凹部とプローブ針とのコンタクト及び凹部
とプローブ針とのコンタクトによって、より一層コンタ
クト性を向上させることができ、しかも凹部の存在によ
ってプロービング位置を一定にすることができるので、
RF波・ミリ波評価時の測定誤差を格段に低減させるこ
とができる。加えて、ワイヤボンディング領域内にコン
タクト傷が発生するのを防止して、ワイヤボンディング
強度を向上させることができる。
【0099】請求項11に係る発明によれば、段差壁と
プローブ針との食い込みによって、コンタクト位置決定
精度の向上及びコンタクト性の向上を図ることができ、
以てRF波・ミリ波評価時の測定誤差を低減することが
できる。又、段差壁でオーバードライブを停止できるの
で、ワイヤボンディング領域内にコンタクト傷が発生す
るのを防止して、ワイヤボンディング強度を向上させる
ことができる。
【0100】請求項12に係る発明によれば、段差壁に
設けられた切り欠き部の存在によって、より一層コンタ
クト性を向上させることができると共に、プローブ針の
コンタクト位置決め精度をより一層向上させることがで
き、以てRF波・ミリ波評価時の測定誤差を低減するこ
とが可能となる。又、ワイヤボンディング領域内にコン
タクト傷が発生することをも防止でき、ワイヤボンディ
ングの強度向上に資することができる。
【0101】請求項13に係る発明によれば、その上面
の一部が凸部形状となったプローブパッドを形成するこ
とができるので、プロービング領域とワイヤボンディン
グ領域とが外観上明確に分離されたプローブパッドを実
現できる。そして、この製造方法により製造されたプロ
ーブパッドがICテストに用いられることで、本発明
は、RF波・ミリ波評価時の測定誤差の低減及びワイヤ
ボンディング強度の向上に大きく寄与することができ
る。
【0102】請求項14に係る発明によれば、その上面
の一部が凹部形状となったプローブパッドを形成するこ
とができるので、プロービング領域とワイヤボンディン
グ領域とが外観上明確に分離されたプローブパッドを実
現できる。そして、この製造方法により製造されたプロ
ーブパッドをICテストに用いることで、本発明は、R
F波・ミリ波評価時の測定誤差の低減及びワイヤボンデ
ィング強度の向上に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるプローブパッドの
構成を示す説明図である。
【図2】 実施例1の動作を示す説明図である。
【図3】 実施例1の動作を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施例2を示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施例3を示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施例4を示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施例5を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施例6を示す斜視図である。
【図9】 この発明の実施例7を示す斜視図である。
【図10】 この発明の実施例8を示す斜視図である。
【図11】 この発明の実施例9を示す斜視図である。
【図12】 この発明の実施例10を示す斜視図であ
る。
【図13】 この発明の実施例11を示す斜視図であ
る。
【図14】 この発明の実施例12を示す斜視図であ
る。
【図15】 この発明の実施例13を示す斜視図であ
る。
【図16】 この発明の実施例14を示す構成図であ
る。
【図17】 この発明の実施例15を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 プローブパッド、2 傾斜プロービング領域、3
ワイヤボンディング領域、4 基板、2A 傾斜部、5
プローブ針、6 プローブホルダ、7 スペーサ、
8,10 凸部、9,14 プロービング領域、12,
13 凹部、15段差壁、16 切り込み部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04 21/822

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICが搭載又は形成された基板の上面に
    形成され、プローブ針のオーバードライブによりプロー
    ビングされるプロービング領域とワイヤボンディング領
    域とを有するICテスト用のプローブパッドであって、 前記プローブパッド内の所定の位置に所定の形状を有す
    る形状部を形成して、当該形状部によって前記プロービ
    ング領域と前記ワイヤボンディング領域とを分離したこ
    とを特徴とする、ICテスト用プローブパッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のICテスト用プローブパ
    ッドにおいて、 前記形状部は、前記ワイヤボンディング領域内の前記プ
    ローブパッドの上面に対して所定の傾斜を有する傾斜部
    を含み、前記傾斜部は前記プロービング領域内に含まれ
    ており、前記プローブ針は前記傾斜部に沿って前記オー
    バードライブされることを特徴とする、ICテスト用プ
    ローブパッド。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のICテスト用プローブパ
    ッドにおいて、 前記形状部は前記プローブパッドの上面に形成された凸
    部を含むことを特徴とする、ICテスト用プローブパッ
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のICテスト用プローブパ
    ッドにおいて、 前記形状部は、前記プローブ針のプロービング方向と直
    交する、前記プローブパッドの上面内に含まれる方向に
    線状に延びた凸部を含むことを特徴とする、ICテスト
    用プローブパッド。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のICテスト用プローブパ
    ッドにおいて、 前記凸部の側面は前記プローブパッドの上面に対して垂
    直であることを特徴とする、ICテスト用プローブパッ
    ド。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のICテスト用プローブパ
    ッドにおいて、 前記凸部の側面はテーパー形状に傾斜していることを特
    徴とする、ICテスト用プローブパッド。
  7. 【請求項7】 請求項3又は請求項4に記載のICテス
    ト用プローブパッドにおいて、 前記形状部は、前記プロービング領域内の前記プローブ
    パッドの上面に形成された新たな凸部を更に備え、前記
    新たな凸部の高さは前記プローブ針のオーバードライブ
    により押しつぶされ得る高さに設定されていることを特
    徴とする、ICテスト用プローブパッド。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のICテスト用プローブパ
    ッドにおいて、 前記形状部は前記プローブパッドの上面に形成された凹
    部を含むことを特徴とする、ICテスト用プローブパッ
    ド。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のICテスト用プローブパ
    ッドにおいて、 前記形状部は、前記プローブ針のプロービング方向と直
    交する、前記プローブパッドの上面内に含まれる方向に
    線状に延びた凹部を含むことを特徴とする、ICテスト
    用プローブパッド。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9に記載のICテ
    スト用プローブパッドにおいて、 前記形状部は、前記プロービング領域内の前記プローブ
    パッドの上面に形成された新たな凹部を備え、前記新た
    な凹部は前記プローブ針のオーバードライブ時にその側
    壁が押しつぶされる深さを有していることを特徴とす
    る、ICテスト用プローブパッド。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のICテスト用プローブ
    パッドにおいて、 前記形状部は前記プローブパッドの上面に形成された段
    差壁であり、前記プローブパッドの上面の内で前記基板
    の上面からの高さの低い方が前記プロービング領域に含
    まれることを特徴とする、ICテスト用プローブパッ
    ド。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のICテスト用プロー
    ブパッドにおいて、 前記段差壁に切り欠き部が形成されていることを特徴と
    する、ICテスト用プローブパッド。
  13. 【請求項13】 プローブ針がオーバードライブされる
    プロービング領域とワイヤボンディング領域とを有し、
    基板に搭載又は形成されたICのテスト用プローブパッ
    ドの製造方法であって、 前記基板の上面の一部に凸部形状のスペーサを形成する
    工程と、 前記基板及び前記スペーサの露出面上に金属膜から成る
    プローブパッドを形成する工程とを、備えたICテスト
    用プローブパッドの製造方法。
  14. 【請求項14】 プローブ針がオーバードライブされる
    プロービング領域とワイヤボンディング領域とを有し、
    基板に搭載又は形成されたICのテスト用プローブパッ
    ドの製造方法であって、 前記基板の上面下部の一部に凹部を形成する工程と、 前記凹部を含む前記基板の上面に金属膜から成るプロー
    ブパッドを形成する工程とを、備えたICテスト用プロ
    ーブパッドの製造方法。
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