JPH08111327A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
- Publication number
- JPH08111327A JPH08111327A JP6243644A JP24364494A JPH08111327A JP H08111327 A JPH08111327 A JP H08111327A JP 6243644 A JP6243644 A JP 6243644A JP 24364494 A JP24364494 A JP 24364494A JP H08111327 A JPH08111327 A JP H08111327A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector terminal
- wire
- primary
- ignition coil
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】コネクタ端子３ａ，３ｂ，３ｃの形状を複数種
類の線種が接続可能となるようにし、コネクタ端子３に
接続される線２ａ，２ｂにたるみを設ける。 【効果】部品点数を低減し、接続信頼性が向上するとと
もに熱衝撃耐久性も向上することができる。
類の線種が接続可能となるようにし、コネクタ端子３に
接続される線２ａ，２ｂにたるみを設ける。 【効果】部品点数を低減し、接続信頼性が向上するとと
もに熱衝撃耐久性も向上することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用点火コイル
に係り、特に、一次コイルや二次コイルをコネクタ端子
にはんだ接続する内燃機関用点火コイルに関する。
に係り、特に、一次コイルや二次コイルをコネクタ端子
にはんだ接続する内燃機関用点火コイルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の内燃機関用点火コイルは、一次コ
イル口出し線を接続する端子と二次コイルを巻き付けた
ピンを接続する端子、二種類が必要であった。
イル口出し線を接続する端子と二次コイルを巻き付けた
ピンを接続する端子、二種類が必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、一次コ
イル口出し線は直接コネクタ端子に巻き付け後、はんだ
付け等で接続するが、二次コイルは非常に細いため、一
旦、軟銅線あるいは、リン青銅線などに巻き付けてコネ
クタの端子に接続している。リン青銅線を使用した場
合、リン青銅線は硬いためコネクタ端子に巻き付けるこ
とができない。従って、リン青銅線専用のコネクタ端子
が必要となっていた。
イル口出し線は直接コネクタ端子に巻き付け後、はんだ
付け等で接続するが、二次コイルは非常に細いため、一
旦、軟銅線あるいは、リン青銅線などに巻き付けてコネ
クタの端子に接続している。リン青銅線を使用した場
合、リン青銅線は硬いためコネクタ端子に巻き付けるこ
とができない。従って、リン青銅線専用のコネクタ端子
が必要となっていた。
【０００４】また、接続強度を向上すると一次コイルあ
るいはリン青銅線などの接続線自体に応力が集中するた
め熱衝撃耐久性が低下する問題があった。
るいはリン青銅線などの接続線自体に応力が集中するた
め熱衝撃耐久性が低下する問題があった。
【０００５】本発明の目的は、部品点数を低減し、接続
性を向上するとともに熱衝撃耐久性を向上する点火コイ
ルを提供することにある。
性を向上するとともに熱衝撃耐久性を向上する点火コイ
ルを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明はコネクタ端子の形状を一次コイル口出し線
が直接巻き付けられるよう一部分をくびらせ、かつリン
青銅線も接続できるようコネクタ端子の軸方向に対しＵ
字形の溝を形成する。
に、本発明はコネクタ端子の形状を一次コイル口出し線
が直接巻き付けられるよう一部分をくびらせ、かつリン
青銅線も接続できるようコネクタ端子の軸方向に対しＵ
字形の溝を形成する。
【０００７】また、コネクタ端子に接続する接続せんの
長さＬは、接続線の口出し部からコネクタ端子までの距
離Ｌ1 に対し１.０７≦Ｌ／Ｌ1とする。
長さＬは、接続線の口出し部からコネクタ端子までの距
離Ｌ1 に対し１.０７≦Ｌ／Ｌ1とする。
【０００８】
【作用】以上により、コネクタ端子と一次コイル，二次
コイルの接続信頼性が向上するとともに点火コイルの熱
衝撃耐久性が向上する。
コイルの接続信頼性が向上するとともに点火コイルの熱
衝撃耐久性が向上する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【００１０】図１は、本発明を用いた点火コイルの一例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【００１１】熱可塑性合成樹脂で成形されている一次ボ
ビンには一次コイル７が巻装され、一次ボビン１と同じ
ような熱可塑性合成樹脂で成形された二次ボビン５には
二次コイル８が巻装されている。一次コイル７は線径
０.３〜１.０mm程度のエナメル線を一層当り数十回ず
つ、数層にわたり合計百ないし二百回程度積層巻きされ
ている。二次コイル８は線径０.０３〜０.１mm程度のエ
ナメル線を用いて合計五千ないし二万回程度巻装されて
いる。一次ボビン１に巻装された一次コイル７は、二次
ボビン５の内側に挿入され、これらを熱可塑性合成樹脂
あるいは熱硬化性合成樹脂で成形されたケース４に入れ
る。その際、一次コイル口出し線２ａ，２ｂは一次ボビ
ン１の位置決め突起部１ａ，１ｂでそれぞれ位置決めさ
れ、コネクタ端子３ａ，３ｂに巻き付けられた後、はん
だ接続される。一次コイル口出し線２ａ，２ｂを巻き付
ける部分は、図２に示すコネクタ端子の部分的にくびれ
た一次コイル巻き付け部３１ａである。また、二次コイ
ル８の端末は、リン青銅線でフォーミングされた端末ピ
ン６に巻き付けられ、端末ピン６がコネクタ端子３ｃに
接続されている。端末ピン６がリン青銅製の場合、硬度
があるためコネクタ端子３ｃには巻き付けられないの
で、コネクタ端子の軸方向に対しＵ字形の溝を形成した
図２に示す端末ピン接続部３１ｂにはめ込む。そして接
続性を向上するために、端末ピン６の先端部をＬ字形に
曲げ接触面積を大きくしている。
ビンには一次コイル７が巻装され、一次ボビン１と同じ
ような熱可塑性合成樹脂で成形された二次ボビン５には
二次コイル８が巻装されている。一次コイル７は線径
０.３〜１.０mm程度のエナメル線を一層当り数十回ず
つ、数層にわたり合計百ないし二百回程度積層巻きされ
ている。二次コイル８は線径０.０３〜０.１mm程度のエ
ナメル線を用いて合計五千ないし二万回程度巻装されて
いる。一次ボビン１に巻装された一次コイル７は、二次
ボビン５の内側に挿入され、これらを熱可塑性合成樹脂
あるいは熱硬化性合成樹脂で成形されたケース４に入れ
る。その際、一次コイル口出し線２ａ，２ｂは一次ボビ
ン１の位置決め突起部１ａ，１ｂでそれぞれ位置決めさ
れ、コネクタ端子３ａ，３ｂに巻き付けられた後、はん
だ接続される。一次コイル口出し線２ａ，２ｂを巻き付
ける部分は、図２に示すコネクタ端子の部分的にくびれ
た一次コイル巻き付け部３１ａである。また、二次コイ
ル８の端末は、リン青銅線でフォーミングされた端末ピ
ン６に巻き付けられ、端末ピン６がコネクタ端子３ｃに
接続されている。端末ピン６がリン青銅製の場合、硬度
があるためコネクタ端子３ｃには巻き付けられないの
で、コネクタ端子の軸方向に対しＵ字形の溝を形成した
図２に示す端末ピン接続部３１ｂにはめ込む。そして接
続性を向上するために、端末ピン６の先端部をＬ字形に
曲げ接触面積を大きくしている。
【００１２】このように、接続強度を向上すると、ケー
ス４や含浸注型する熱硬化合成樹脂９と一次コイル口出
し線２ａ，２ｂの線膨張係数の差によって生じる熱応力
が一次コイル口出し線２ａ，２ｂに直接影響するように
なり、熱衝撃により断線してしまう恐れがある。従っ
て、その熱応力を緩和するために一次コイル口出し線２
ａ，２ｂあるいは端末ピンにたるみを持たせる必要があ
る。たるみ量については、図３に示すように、一次ボビ
ン１の位置決め部１ａ，１ｂからコネクタ端子３ａ，３
ｂまでの距離Ｌ1 に対し、一次コイル口出し線２の長さ
Ｌを可変し、断線に至る熱衝撃サイクル数を計算（ＣＡ
Ｅ）によって求めて決定した。その結果を図４に示す。
一次コイル口出し線２ａ，２ｂのたるみ量Ｌ／Ｌ1 に対
する、熱衝撃サイクル数比である。たるみ量がＬ／Ｌ1
＝１のときの熱衝撃サイクル数比を１としている。実際
の熱衝撃試験との相関では、熱衝撃サイクル数比≒４０
以上であれば十分な耐久性を持つので、一次コイル口出
し線たるみ量Ｌ／Ｌ1 ≧１.０７とすれば良い。
ス４や含浸注型する熱硬化合成樹脂９と一次コイル口出
し線２ａ，２ｂの線膨張係数の差によって生じる熱応力
が一次コイル口出し線２ａ，２ｂに直接影響するように
なり、熱衝撃により断線してしまう恐れがある。従っ
て、その熱応力を緩和するために一次コイル口出し線２
ａ，２ｂあるいは端末ピンにたるみを持たせる必要があ
る。たるみ量については、図３に示すように、一次ボビ
ン１の位置決め部１ａ，１ｂからコネクタ端子３ａ，３
ｂまでの距離Ｌ1 に対し、一次コイル口出し線２の長さ
Ｌを可変し、断線に至る熱衝撃サイクル数を計算（ＣＡ
Ｅ）によって求めて決定した。その結果を図４に示す。
一次コイル口出し線２ａ，２ｂのたるみ量Ｌ／Ｌ1 に対
する、熱衝撃サイクル数比である。たるみ量がＬ／Ｌ1
＝１のときの熱衝撃サイクル数比を１としている。実際
の熱衝撃試験との相関では、熱衝撃サイクル数比≒４０
以上であれば十分な耐久性を持つので、一次コイル口出
し線たるみ量Ｌ／Ｌ1 ≧１.０７とすれば良い。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、部品点数を低減し、接
続性を向上するとともに熱衝撃に対する耐久性も向上す
ることができる。
続性を向上するとともに熱衝撃に対する耐久性も向上す
ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図。
【図２】本発明の一実施例のコネクタ端子の側面図。
【図３】本発明の一実施例の説明図。
【図４】本発明の一次コイル口出し線の耐熱衝撃性を示
す説明図。
す説明図。
１…一次ボビン、２ａ，２ｂ…一次コイル口出し線、３
ａ，３ｂ，３ｃ…コネクタ端子、４…ケース、５…二次
ボビン、６…端末ピン、７…一次コイル、８…二次コイ
ル、９…熱硬化性合成樹脂。
ａ，３ｂ，３ｃ…コネクタ端子、４…ケース、５…二次
ボビン、６…端末ピン、７…一次コイル、８…二次コイ
ル、９…熱硬化性合成樹脂。
Claims (3)
- 【請求項１】内燃機関用点火コイルにおいて、外部との
電気的接続をするコネクタ端子の形状を複数種類の線種
が接続可能となるよう構成した内燃機関用点火コイル。 - 【請求項２】請求項１において、前記コネクタ端子のコ
イル接続側形状を、一部分をくびらせ、前記コネクタ端
子の軸方向に対しＵ字形に溝を形成した内燃機関用点火
コイル。 - 【請求項３】請求項１において、前記コネクタ端子に接
続する接続線の長さＬは、接続線の口出し部から前記コ
ネクタ端子までの距離Ｌ1 に対し１.０７≦Ｌ／Ｌ1とす
ることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6243644A JPH08111327A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6243644A JPH08111327A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08111327A true JPH08111327A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17106892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6243644A Pending JPH08111327A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08111327A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012174828A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 内燃機関用の点火コイル |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP6243644A patent/JPH08111327A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012174828A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | 内燃機関用の点火コイル |
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