JPH08111181A - 定アクセス抵抗を有するフラット・ディスプレイ・スクリーン用の陰極 - Google Patents

定アクセス抵抗を有するフラット・ディスプレイ・スクリーン用の陰極

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JPH08111181A
JPH08111181A JP21827395A JP21827395A JPH08111181A JP H08111181 A JPH08111181 A JP H08111181A JP 21827395 A JP21827395 A JP 21827395A JP 21827395 A JP21827395 A JP 21827395A JP H08111181 A JPH08111181 A JP H08111181A
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cathode
microchip
gate
insulating layer
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JP21827395A
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Jean Frederic Clerc
クレルク ジャン−フレデリク
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Original Assignee
Pixel International SA
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • H01J1/304Field-emissive cathodes
    • H01J1/3042Field-emissive cathodes microengineered, e.g. Spindt-type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2201/00Electrodes common to discharge tubes
    • H01J2201/30Cold cathodes
    • H01J2201/319Circuit elements associated with the emitters by direct integration
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels

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  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 均一な電子放射のディスプレイ用陰極を提供
する。 【解決手段】 基板と、少なくとも1つの陰極導体13
と、抵抗層上に配設されたマイクロチップ2とを含む、
フラット・ディスプレイ・スクリーン用のマイクロチッ
プ陰極。陰極導体は、抵抗層11の上方に配設され、そ
れぞれ、マイクロチップが中央に配設される、円形アパ
ーチャを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロチップを
含む陰極の製造に関する。本発明は、詳細には、フラッ
ト・ディスプレイ・スクリーン用のマイクロチップを含
む陰極の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、本発明によって使用されるタイ
プのマイクロチップを有するフラット・ディスプレイ・
スクリーンの構造を表す。
【0003】そのようなマイクロチップ・スクリーンは
主として、マイクロチップ2を含む陰極1と、マイクロ
チップ2の位置に対応するホール4を備えるゲート3に
よって構成される。陰極1は、スクリーン表面を構成す
るガラス基板6上に形成された陰極ルミネセント陽極5
に対向するように配設される。
【0004】そのようなマイクロチップ・スクリーンの
動作および詳細な構造は、Commissariat a l'Energie A
tomique に譲渡された米国特許第4940916号に記
載されている。
【0005】陰極導体は、ガラス基板10上に列として
配設される。マイクロチップ2は、陰極導体上に付着し
た抵抗層11上に製造され、従来、陰極導体に画定され
たメッシュ内部に配設される。図1は、陰極導体のない
メッシュの内部を部分的に表す。陰極1は、行として構
成されたゲート3に結合される。ゲート3の行と陰極1
の列との交差がピクセルを画定する。
【0006】このデバイスは、陰極1とゲート3の間で
生成される電界を使用し、そのため、電子はマイクロチ
ップ2から陽極5のリン素子7の方へ伝達される。図1
に表したようなカラー・スクリーンの場合、陽極5は、
それぞれ、色(赤、緑、青)に対応する、リン素子7の
交互ストリップを備える。ストリップは、絶縁材料8に
よって相互に分離される。リン素子7は、インジウムや
酸化すず(ITO)など対応する透過導電層ストリップ
によって構成された電極9上に配設される。赤色ストリ
ップ、緑色ストリップ、および青色ストリップの群は、
陰極/ゲートの1つのピクセルのマイクロチップ2から
抽出された電子が交互に、各色の対向するリン素子7の
方に向けられるように、陰極1に対して交互に偏きされ
る。
【0007】図2(A)ないし(D)は、この種の例示
的な構造を示し、図2(B)および(D)はそれぞれ、
図2(A)および(C)の拡大部分である。陰極導体1
3(図2(B))によって画定された各メッシュ12
に、たとえば16など複数のマイクロチップ2が配設さ
れる。この場合、ゲート3の行14と陰極1の列15の
交差は、陰極ピクセル(図2(A))の64個のメッシ
ュ12に対応する。
【0008】陰極1は一般に、ガラス基板10上に連続
的に付着させた層によって構成される。図2(C)およ
び(D)は、図2(B)の線A−A’に沿った部分断面
図である。たとえばニオビウムで構成された導電層13
を基板10上に付着させる。各列が、陰極導体13で囲
まれたメッシュ12を画定する、列パターン15に従っ
て層13をエッチする。次いで、陰極導体13上に抵抗
層11を付着させる。抵抗層11は、たとえばリン・ド
ープ無定形シリコンで構成され、マイクロチップ2のト
リガ時の過度の電流から各マイクロチップ2を保護する
ものである。そのような抵抗層11が介在しているの
は、陰極1のピクセルのマイクロチップ2の電子の放出
を均一にし、それによって陰極1の寿命を増加させるこ
とを目的とするものである。陰極導体13をゲート3
(図2(D))から絶縁するために、たとえば酸化ケイ
素(SiO2 )で構成された絶縁層16を抵抗層11上
に付着させる。ゲート3は、導電層、たとえばニオビウ
ムで構成する。たとえばモリブデンで構成されたマイク
ロチップ2を収容するために、層3および16にそれぞ
れホール4およびウェル17をエッチする。
【0009】マイクロチップ2のウェル17への配設は
従来どおり、ゲート3上に配設されたリフトオフ層上に
モリブデンをスパッタリングすることによって得られ
る。
【0010】従来型の技法の欠点は、抵抗層が、マイク
ロチップを過電流から保護するが、電子の放出を完全に
均一にすることはできないことである。そればかりでな
く、所与のメッシュのすべてのマイクロチップが陰極導
体から等距離であるわけではなく、そのため、電子の放
出が一様でなくなる。
【0011】他の欠点は、陰極列中にメッシュ構造を形
成することが困難なことにある。このため、陰極表面全
体にわたって複雑なパターンが製造される。
【0012】また、マイクロチップの直径が小さく(1
μmないし2μm)、ピクセル当たり高い密度で(ピク
セル当たり数千個)マイクロチップを複製する必要があ
るので、フラット・ディスプレイ・スクリーンの可能な
表面積が制限される。マイクロチップを収容するホール
およびウェルの直径の規則性の差も、電子の放出の均一
性に悪影響を及ぼし、マイクロチップの直径および高さ
に差が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、最
適な均一性を有する電子の放射を供給するマイクロチッ
プを含む陰極を提供することによって、前述の欠点をな
くすことである。本発明は、メッシュ陰極導体の形成を
不要にすることも目標とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの課題
を達成するために、基板と、少なくとも1つの陰極導体
と、抵抗層上に配設されたマイクロチップとを含むフラ
ット・ディスプレイ・スクリーン用のマイクロチップを
含む陰極を提供する。陰極導体は、抵抗層11の上方に
配設され、それぞれ、マイクロチップが中央に配設され
る、円形アパーチャを有する。
【0015】本発明の一実施例によれば、陰極導体の円
形アパーチャの直径は、マイクロチップ・ベースの直径
よりも大きい。
【0016】本発明の一実施態様によれば、陰極は、絶
縁層によって陰極導体から分離され、各マイクロチップ
の前にホールを備える、ゲートに結合される。絶縁層お
よび陰極導体は、各ゲート・ホールの前にマイクロチッ
プを収容するウェルを備える。ゲート・ホールの直径
は、絶縁層および陰極導電層のウェルの直径よりもずっ
と小さい。
【0017】本発明の一実施例によれば、陰極は、陰極
導体と絶縁層の間に補助絶縁層を含む。
【0018】本発明はさらに、少なくとも基板、抵抗
層、陰極導電層、絶縁層、およびゲート層で構成された
パイル上で、ゲート層のホールの異方性エッチングと、
各ホールの下にある絶縁層および陰極導電層中の対応す
るより大きなウェルのエッチングを実行することを含
む、マイクロチップを含む陰極を製造する方法に関す
る。
【0019】本発明の一実施例によれば、この方法は、
以下の段階を実施することを含む。 − 基板上に配設された抵抗層上に、列として構成され
た陰極導体を形成する段階。 − 円形パターンをゲート行にフォトエッチングする段
階。 − ゲート行のホールと、絶縁層および陰極導電層中の
対応するウェルをエッチングして、各ウェルの中央にあ
るマイクロチップを抵抗層上に付着させる段階。
【0020】本発明の一実施例によれば、陰極導体を形
成する第1段階は、以下のステップを含む。 − 基板上に抵抗層を付着させるステップ。 − プレート全体にわたって薄い導電エッチストップ層
を付着させるステップ。 − プレート全体にわたって陰極導体の導電層を付着さ
せるステップ。 − 陰極導体の導電層を電解酸化するステップ。 − 陰極導電層と、上記の酸化によって得られた補助絶
縁層を、列パターンに従って同時にエッチングするステ
ップ。 − 陰極導体によって画定された列の間のエッチストッ
プ層を除去するステップ。
【0021】本発明の一実施例によれば、円形パターン
をフォトエッチングする第2段階は、ゲート層上にレジ
スト層を付着させ、露光放射を透過させない較正済みマ
イクロビードを付着させた後にレジスト層を露光するこ
とによって実施される。
【0022】本発明の一実施例によれば、レジスト層の
事前露光は、マイクロビードを付着させるステップの前
に、ゲート行をマスクすることによって実施される。
【0023】本発明の一実施例によれば、ゲートおよび
マイクロチップを製造する第3段階は、以下のステップ
を含む。 − ゲート層のホールおよび絶縁層および陰極導電層の
ウェル・プリフォームを同時に異方性エッチングするス
テップ。 − 等方性エッチングを介してウェルを拡大するステッ
プ。 − 各ウェルの中央にあるマイクロチップを薄い導電エ
ッチストップ層上に付着させるステップ。 − マイクロチップの周りにあるウェルの底部のエッチ
ストップ層を除去するステップ。
【0024】したがって、本発明の一実施例によれば、
陰極と各マイクロチップの間のアクセス抵抗は、一定の
寸法を有する環状抵抗領域に対応するので一定である。
【0025】本発明の前記およびその他の目的、特徴、
態様、および利点は、本発明の以下の詳細な説明を添付
の図面と共に検討すれば明らかになろう。
【0026】各図面は、見やすさを考えて同一の縮尺で
示してはいない。
【0027】
【発明の実施の形態】図3(A)および(B)に表した
ような本発明による陰極1は、絶縁基板10と、マイク
ロチップ2を支持する抵抗層11とを含む。抵抗層11
上に陰極導体13が配設され、抵抗層と陰極導体の間
に、必要に応じて、付着を向上させ、エッチストップを
提供する薄い導電層19が配設される。陰極導体13
は、それぞれ、多数のマイクロチップを含み、図3
(A)に一部のみが表された、列として構成される。言
い換えると、陰極導体13は、すべての列15に沿って
連続している。
【0028】マイクロチップ2は、各陰極導体13に設
けられた円形アパーチャ17の中央で抵抗層11上に配
設される。各円形アパーチャ17は、それが収容するマ
イクロチップ2と陰極導体13の間に、層11を通過す
る環状抵抗領域を画定する。すなわち、陰極導体13の
すべてのマイクロチップ2は、円形アパーチャ17の直
径が同じであれば、同じ値を有する抵抗領域を介して陰
極導体13から電気的に絶縁される。円形アパーチャ1
7の直径は、マイクロチップ2のベースの直径よりも大
きい。
【0029】したがって、すべてのマイクロチップ2
は、同じ値を有する抵抗を介して陰極導体13から電気
的に絶縁される。これは、マイクロチップ2で均一の電
流を提供することによって、各陰極マイクロチップから
の照射の均一性を最適化する本発明の基本的な特徴であ
る。
【0030】図3(A)に示した一実施例によれば、陰
極1は、制御ゲート3に結合される。その場合、陰極導
体13は、絶縁層16を介してゲート3から絶縁され
る。絶縁層16は、補助絶縁層18に結合することがで
きる。補助絶縁層18を設けるとき、この層は、陰極1
3の導体と絶縁層16の間に配設され、絶縁層16から
垂直に陰極導体13の表面まで影響を及ぼす「ニードル
・ホール」効果を抑制する。
【0031】ホール4およびウェル17は、マイクロチ
ップ2を収容するためにゲート層3、絶縁層16、およ
び陰極導電層13(設けてある場合は、補助絶縁層1
8)に設けられる。絶縁層16(および18)および陰
極導体13中のウェル17は、ゲート層3のホール4よ
りもずっと大きな直径を有する。
【0032】マイクロチップ2は、薄い導電層19を設
ける場合はその上に、ホール4に対向するように配設さ
れる。層19は次いで、各マイクロチップ2の周りから
エッチ除去される。したがって、各マイクロチップ2
は、ウェル17の直径とホール4の直径の間の差にほぼ
対応する幅を有するリングによって、導電陰極層13か
ら横方向に分離される。薄い導電層19を使用しない場
合、マイクロチップ2は、抵抗層11上に直接配設さ
れ、この場合も陰極導体13から円形に分離される。
【0033】例示的な一実施例によれば、陰極導体13
は、ゲート3の行14と陰極1の列15の交差によって
画定される、スクリーンの1ピクセルの幅に対応する約
300μmの幅を有する。ホール4の直径は1.3μm
であり、ウェル17の直径は2.6μmであり、各マイ
クロチップ2のベースの直径は1.1μmである。
【0034】本発明によるそのような陰極の製造方法の
例示的な実施態様を以下で説明する。
【0035】この方法は、それぞれ、陰極導体13の製
造と、ゲート行3中の以後のマイクロチップ2の位置で
のパターンの形成と、ゲート3およびマイクロチップ2
の製造に対応する、3つの段階で実施することができ
る。
【0036】図4Aないし図4Hは、陰極導体13の製
造に対応する第1段階の実施を示す。
【0037】第1ステップ(図4A)で、基板10上に
抵抗層11を付着させる。
【0038】第2ステップは(図4B)、薄い導電エッ
チストップ層19を付着させることから成る。層19
は、2つの役割を果たす。一方では、層19は、次の層
(図4C)およびマイクロチップ2用の固定表面を構成
する。他方では、層19によって陰極導体13用のエッ
チストップが確保される。この第2の役割は後で、図4
Eおよび図6Aないし図6Cの説明に関してよりよく理
解されよう。
【0039】第3ステップ(図4C)は、導電層13を
付着させることから成る。層13の固定は、層19によ
って増強される。
【0040】第4の可能なステップ(図4D)は、導電
層13を酸化して、層13の厚さ中に補助絶縁層18を
得ることから成る。その場合、酸化することができる層
13を選択する。第3ステップ中に付着させる層13の
厚さが、補助絶縁層18を得て、同時に陰極導体13用
の十分な厚さを維持するのに十分なものになるように注
意すべきである。
【0041】上記で説明した第4ステップは、基板10
の表面全体にわたって行われる。
【0042】第5ステップ(図4E)で、陰極導体13
を列としてエッチする。このステップ中に、層19は、
エッチングを止め、それによって、抵抗層11がエッチ
ングされるのを妨げるようにする。陰極導体13の幅は
たとえば、約300μmである。
【0043】次いで、第6のステップ(図4F)で、層
13および18がエッチされた位置、すなわち陰極導体
13の列15間の層19を除去する。
【0044】第7ステップ(図4D)で、第1段階中に
形成された構造上に絶縁材料16を付着させる。
【0045】第8ステップ(図4H)で、ゲート導電層
3を付着させる。この付着はたとえば、陰極導体13の
付着と同様に得られる。
【0046】以上の説明から分かるように、本発明によ
ってこのように得られた構造は、特に、導電層13がも
はや、メッシュ列のパターンに従ってエッチされず、陰
極導体13が列15上で連続していることによって、従
来技術の構造とは異なる。
【0047】また、抵抗層11を導電層13よりも付着
させ、そのため、導電層13を酸化することによって補
助絶縁層18を形成することができる。
【0048】図5Aないし図5Cは、ゲート行を画定
し、ゲート3の行中の以後のマイクロチップの位置にパ
ターンを形成することに対応する、本発明によるマイク
ロチップを含む陰極を製造する方法の第2段階を示す。
説明を明確にするために、図5Aないし図5Cでは、第
1段階中に形成されたパイルの層13、18、19を、
その列設計に対応する共通の参照符号15で指定する。
【0049】第2段階は、以後のマイクロチップの位
置、すなわちゲート行3のホール4を画定するために円
形パターンのフォトエッチングを使用する。
【0050】第1ステップ(図5A)で、負フォトレジ
スト層20を導電層3上に塗布する。
【0051】任意の従来型のフォトエッチング方法を使
用して、層20およびゲート行3の円形パターンを画定
することができる。ゲート行の幅はたとえば、約300
μmである。円形パターンの直径は、たとえば1μmな
いし2μmの範囲の決定値を有し、パターンの数は、1
ピクセル当り数千個である。
【0052】しかし、電子の放出の均一性をさらに最適
化するために、スクリーンの寸法とは独立に、規則的な
直径および規則的な密度を有するパターンが形成される
ようにする円形パターンをフォトエッチングする特定の
段階を使用することが好ましい。
【0053】第2ステップ(図5B)で、ゲート3の行
14を画定する従来型のマスク21を介してレジスト層
20を事前露光する。
【0054】次いで、第3のステップ(図示せず)で、
レジスト層20上にマイクロビード22を付着させる。
マイクロビード22はたとえば、ガラスまたはプラスチ
ックで構成される。マイクロビードは、露光を透過させ
ず、それが付着する領域のマスキング効果を最大にす
る。マイクロビード22は、レジスト層20上で無作為
に分散される。スクリーンの品質が、ピクセルごとのマ
イクロチップ2の分散の規則性と、マイクロチップ2の
直径の規則性に依存することが分かっている。これに対
して、2つのマイクロチップ2の間の距離は、マイクロ
チップの密度が高ければスクリーンの品質に影響を及ぼ
さない。したがって、ゲート層3中のパターンの無作為
な分散は、スクリーンの質に影響を与えない。したがっ
て、良好な品質のフラット・スクリーンは、スクリーン
の輝度を損なわないようにパターン密度を高くした各ピ
クセル中の、公差5%のいくつかの同じ円形パターンに
よって得られることが分かった。範囲が1μmないし5
μmであり、公差が10%である決定直径を有する較正
済みマイクロビード22の付着によってこの結果を得る
ことができる。
【0055】層20上に付着するマイクロビード22の
密度が十分で規則的なものになるようにするには、本発
明によってマイクロビード22を付着させるいくつかの
方法を使用することができる。
【0056】第1の方法は、第1段階中に形成され、レ
ジスト層20を塗布されたパイルを、溶液中にマイクロ
ビード22を含む槽に浸漬させることから成る。槽中の
マイクロビードの密度は、パターンの所望の密度の関数
として求められる。マイクロビード22の付着はデカン
テーションによって行われ、この場合に使用されるマイ
クロビードはガラスで構成される。さらに、マイクロビ
ード22を分離した直後に槽を介して露光ステップを実
施し、それによって、この方法の実施を迅速化すること
ができる。露光後のマイクロビード22の真空排気は、
この場合は単に、パイルと、その支持体を設けてある場
合はそれを槽から取り外すことによって行われる。
【0057】第2の方法は、タンクに含まれる溶剤とマ
イクロビード22の混合物をレジスト層20上にスパッ
タリングすることから成る。この溶剤は、スパッタリン
グ中に蒸発することができるアルコールを含む。レジス
ト層20上でのマイクロビード22の分布は、非常に均
一になる。というのは、マイクロビード22の密度がス
パッタリングの持続時間によって決定されるからであ
る。この場合、マイクロビード22は、スパッタリング
・ノズルとレジスト層20の間の空気を通過するときに
得られる電荷の結果として生じる静電気効果によってレ
ジスト層20上に保持される。露光後のマイクロビード
22の真空排気は、ブローイングまたはその他の適当な
手段によって行うべきである。この技術の利点は、マイ
クロビード22の電荷のためにマイクロビード22間で
斥力が発生し、それによってマイクロビードの規則性が
向上する傾向があることである。
【0058】第3の方法は、粘性材料、たとえばポリビ
ニルアルコールにマイクロビード22を浸漬させること
から成る。たとえばスクレーピングまたはパターンなし
のセリグラフによって、この材料の層をレジスト層20
に塗布する。次いで、ポリビニルアルコールを乾燥さ
せ、次いで、以下で説明するように露光する。その後、
ポリビニルアルコールを、たとえば水で溶解し、同時に
マイクロビード22を真空排気する。
【0059】マイクロビード22をレジスト層20上に
付着させた後、第4ステップで、準平行ライト・インソ
レータによってレジスト層20を露光する(図示せ
ず)。露光の波長は、使用するレジストと所望の精度の
関数として、たとえば紫外線の範囲で選択する。次いで
第5ステップで、レジスト層20からマイクロビード2
2を真空排気する(図示せず)。
【0060】露光が有効であるのは、第2の事前露光ス
テップ中にマスクされた表面、すなわち形成されたゲー
ト3の行14の内側だけである。したがって、従来型の
手段によるレジストの形成時(図5C)に、レジスト層
20においてパターン23が得られるのは、ゲート3の
行14の表面だけである。このため、マイクロチップ2
を収容する領域に対応する表面にパターン23の形成を
制限することによって、陰極1のマイクロチップ2の領
域を位置決めすることができる。図5Cでは、陰極導体
13の列15のパターンをダッシュ・ドット線で表し、
ゲート3の行14に対応する事前露光された表面14の
パターンを点線で表す。
【0061】第6ステップ(図5C)で、使用するレジ
ストのタイプに適合する条件の下で任意の従来の方法に
よってレジストを形成する。すなわち、レジスト層20
のマイクロビード22の位置に円形パターンを形成す
る。次いで、パターン23は、以下で図6Aないし図6
Cに関して理解されるように、ホール4をエッチするた
めに使用され、第1段階中に形成されたパイルの層3、
16、18、13中のウェル・プリフォーム17に対応
する。
【0062】代替露光ステップは、この場合も準平行ラ
イト・インソレータによってレジスト層20を露光し、
ビーム軸に対して層20を傾斜させ、この軸の周りで層
20を回転させることから成る。この目的を満たすに
は、第1段階中に形成され、マイクロビード22が配設
されたレジスト層20を塗布された、パイルをたとえ
ば、ビームの軸に対して所定の角度だけ傾斜させた回転
支持体上に置く。したがって、実際上、各マイクロビー
ド22の周りで露光される直径は、マイクロビード22
の直径よりも小さい。したがって、パターン23の直径
は、マイクロビード22の直径よりも小さい。マイクロ
ビード22の直径と得られるパターン23の直径の比
は、インソレータの準平行放射ビームの軸に対する支持
体の傾斜角に依存する。この代替実施例はさらに、本発
明によってこの方法を実施することによって得られる解
像度を向上させる。したがって、より高い一様性を有す
るより大きなマイクロビード22を使用することが可能
である。たとえば、直径が5μmであるマイクロビード
22によって直径が2μmであるパターン23を作製す
ることができる。
【0063】図6Aないし図6Cは、本発明による方法
の第3段階の例示的な一実施例を示す。この第3段階
は、ゲート3の行14にホール4を形成することと、ホ
ール4に対向するウェル17にマイクロチップ2を付着
させることに対応する。説明を明確にするために、図6
Aないし図6Cの図面は、ゲート3の行14と陰極1の
列15の交差によって画定されるピクセルの一部を表
す。
【0064】第1ステップ(図示せず)で、ゲート層3
にゲート行14をエッチすると共に、以後のマイクロチ
ップ2の位置、すなわちパターン23の位置にホール4
をエッチする。この第1ステップのエッチングは、絶縁
層16の材料をエッチせずにゲート3の材料をエッチす
るように行われる。さらに、エッチングは異方性である
ことが好ましい。
【0065】第2ステップ(図6A)で、エッチストッ
プ層19まで反応性エッチングを実行する。したがっ
て、ウェル17は、絶縁層16(絶縁層18を設けてあ
る場合は絶縁層18も)および陰極導体13にエッチさ
れる。エッチングは、ウェル17が円形パターン23に
整列するように異方性のものである。ウェル17の直径
はたとえば、ホール4と同様に1.3μmである。
【0066】第3ステップ(図6B)で、絶縁層16
(絶縁層18を設けてある場合は絶縁層18も)および
陰極導体13でウェル17の直径を増加させる。この目
的を満たすには、等方性エッチングを実行する。
【0067】マイクロチップ2を付着させる抵抗層11
をエッチしないように、第2および第3のステップのエ
ッチングはエッチストップ層19によって止められる。
ゲート3の行14のエッチング(第1ステップ)は、第
2段階の前に実行することもできる。この場合、層3、
16(層18を設けてある場合は層18も)、13のパ
ターン23の位置で同時に、第2ステップの反応性イオ
ン・エッチング(図6A)を実行することができる。し
たがって、ホール4およびウェル17は同時に形成され
る。さらに、ゲート行がすでに形成されているので、第
2段階の事前露光ステップ(図5B)はもはや必要とさ
れない。これに対して、この事前露光ステップを使用し
て、列15の内側での陰極導体13に対向するパターン
23の形成を制限することができる。
【0068】第4ステップ(図示せず)で、マイクロチ
ップ2を従来どうりに付着させる。たとえば、導電材料
が蒸発するリフトオフ層を使用する。この蒸発によっ
て、リフトオフ層上での残留層の形成とウェル17での
マイクロチップ2の形成が共に可能になる。マイクロチ
ップ2はたとえば、ベース直径が1.1μmであり、高
さが約1.2μmである。次いで、リフトオフ層によっ
て残留層を除去する。次いで、図6Cに表したような構
造が得られる。
【0069】第5の最後のステップで、マイクロチップ
2を囲むエッチストップ層19を除去する。この除去に
よって、すべてのマイクロチップ2に対して同じ値を有
する環状抵抗器が、各マイクロチップ2と陰極導体13
の間に抵抗層11を介して形成される。
【0070】したがって、図3Aおよび図3Bに表した
ような陰極が提供される。
【0071】以下で、マイクロチップを含む陰極の例示
的な一実施態様を、使用するエッチング・タイプの材料
の仕様と共に説明する。
【0072】段階1 ステップ1:リン・ドープ無定形シリコンをスパッタリ
ングすることによって、ガラス基板10上に抵抗層11
を付着させる。抵抗層11の厚さはたとえば0.3μm
である。
【0073】ステップ2:クロムの蒸発を介して薄い導
電層19を付着させる。層19の厚さはたとえば、0.
025μmである。
【0074】ステップ3:ニオビウムの蒸発を介して陰
極導体13の層を付着させる。層13の固定を層19に
よって増強する。なぜなら、無定形シリコン上にニオビ
ウムを固定するのは危険だからである。導電層13の厚
さはたとえば、0.2μmないし0.4μmの範囲であ
る。
【0075】ステップ4:プレート全体にわたって層1
3を酸化する。酸化はたとえば、アンモニウム五ホウ酸
塩とエチレングリコールを含む溶液でニオビウム層13
に陽極酸化を施すことによって得られる。このために、
アンモニウム五ホウ酸塩とエチレングリコールの電解槽
中にパイルを陽極として置く。酸化厚さは実際には、電
解を行うための電圧にしか依存しない。たとえば、40
−V電圧では、0.12μmの五酸化ニオビウム(Nb
25 )の厚さが得られ、これが補助絶縁層18を構成
する。
【0076】ステップ5:ヘキサフルオロ酸硫黄(SF
6 )のプラズマ中で、絶縁層18および導電層13を列
15のパターンにエッチする。層18を構成する五酸化
ニオビウム(Nb25 )の化学(ウェット)エッチン
グは制御が困難なので、プラズマ・エッチングを行うこ
とが好ましい。これに対して、従来ニオビウムをエッチ
するために使用されているプラズマと同じプラズマ中で
この酸化物をエッチする。使用するこのプラズマは、無
定形シリコンもエッチする。このため、層19は、エッ
チストップ層と呼ばれ、ヘキサフルオロ酸硫黄のプラズ
マ中でエッチが困難であるものとして選択された材料中
に形成される。
【0077】ステップ6:マスキングと、隣接層を損傷
せずに、蒸発するクロムをエッチする、過マンガン酸カ
リウム(KMnO4 )と水酸化カリウム(KOH)とを
含む化学エッチングを介して、列15間の層19を除去
する。
【0078】ステップ7:酸化ケイ素(SiO2 )の絶
縁層16を通常の圧力下でCVD付着させる。絶縁層1
6の厚さはたとえば、1.3μmである。
【0079】ステップ8:ニオビウムの蒸発を介して導
電ゲート層3を付着させる。ゲート3の厚さに対応する
ゲート層の厚さはたとえば、0.2μmないし0.4μ
mの範囲である。
【0080】段階2 ステップ1:フォトレジスト層20を付着させる。
【0081】ステップ2:マスクを介してゲート3の行
14を事前露光する。
【0082】ステップ3:較正されたマイクロビード2
2を無作為にレジスト層20上に付着させる。
【0083】ステップ4:マイクロビード22を塗布さ
れたレジスト層20を露光する。
【0084】ステップ5:マイクロビード22を真空排
気する。
【0085】ステップ6:レジスト20を形成し、ゲー
ト3の行14中の以後のマイクロチップ2の位置でパタ
ーン23を得る。
【0086】段階3 ステップ1:ヘキサフルオロ酸硫黄(SF6 )のプラズ
マ中で、行14のパターンに従って層3をエッチし、パ
ターン23の位置にホール4をエッチする。絶縁層16
を構成する二酸化ケイ素(SiO2 )をエッチせずに層
3のニオビウムをエッチするようなプラズマを選択す
る。
【0087】ステップ2:ゲート3のホール4に対向す
る、絶縁層16および18中のウェル・プリフォーム1
7および陰極導体13の反応性イオン・エッチング。エ
ッチングは、異方性のものを選択する。
【0088】ステップ3:絶縁層16および18中のウ
ェル17ならびに陰極導体13に等方性化学エッチング
を施す。
【0089】ステップ4:ゲート層3の残りの表面上に
ニッケルの電解付着させることによって、リフトオフ層
を付着させる。モリブデンの蒸発を介してマイクロチッ
プ2を形成する。次いで、リフトオフ層によってモリブ
デン残留物を除去する。
【0090】ステップ5:たとえば、マスキングと、過
マンガン酸カリウム(KMnO4 )と水酸化カリウム
(KOH)とを含む化学槽を介して、層19の空き表面
をエッチする。
【0091】当業者には明らかなように、上記で開示し
た好ましい実施例には様々な修正を加えることができ
る。具体的には、上記で説明した各層組成は、同じ特性
または同じ機能、あるいはその両方を有する1つまたは
複数の組成で置換することができる。また、一例として
説明したエッチング手段は、同じ結果を与える他のドラ
イ・エッチング手段またはウェット・エッチング手段で
置換することができる。
【0092】同様に、例示的なステップの順序は、材料
およびエッチング手段の関数として修正することができ
る。たとえば、補助絶縁層18を形成するステップ(段
階1、ステップ4)は、陰極導体13をエッチングし
て、陰極導体13の縁部が酸化された後に行うことがで
きる。
【0093】ゲート行14の形成は、プロセスの最後に
行うことができる。この場合、第2段階の第2ステップ
を維持し、ゲート行に対応する表面を事前露光する。こ
れによって、行14間にパターン23が形成されるのが
防止され、そのため、このようなパターンの位置で絶縁
層16が抑制される。この場合、第3段階の第1ステッ
プと第2ステップは同時に行われる。
【0094】また、例示的な寸法の指定は、所望のスク
リーン特性、使用する材料、またはその他の要件の関数
として修正することができる。具体的には、使用するマ
イクロビード22の直径は、ゲート3のホール4の所望
の直径と、使用する絶縁(垂直または水平)技法に依存
する。
【0095】本発明の少なくとも1つの例示的な実施例
について説明したが、当業者なら様々な変更、修正およ
び改良が容易に思いつくであろう。そのような変更、修
正および改良は、本発明の趣旨および範囲内のものであ
る。したがって、前記の説明は、一例に過ぎず、本発明
を制限するものではない。本発明は、特許請求の範囲お
よびその等価物で定義されたようにのみ制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】現状とその問題点を説明する図である。
【図2】現状とその問題点を説明する図である。
【図3】本発明によるマイクロチップを含む陰極を平面
図及び断面図によって部分的に表す図である。
【図4A】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図4B】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図4C】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図4D】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図4E】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図4F】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図4G】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図4H】本発明による陰極の製造プロセスの第1段階
の一実施例の1ステップでの概略断面図である。
【図5A】本発明によるマイクロチップを含む陰極の製
造プロセスの第2段階の一実施例の1ステップでの概略
断面図である。
【図5B】本発明によるマイクロチップを含む陰極の製
造プロセスの第2段階の一実施例の1ステップでの概略
断面図である。
【図5C】本発明によるマイクロチップを含む陰極の製
造プロセスの第2段階の一実施例の1ステップでの概略
断面図である。
【図6A】本発明によるマイクロチップを含む陰極の製
造プロセスの第3段階の一実施例の1ステップでの概略
断面図である。
【図6B】本発明によるマイクロチップを含む陰極の製
造プロセスの第3段階の一実施例の1ステップでの概略
断面図である。
【図6C】本発明によるマイクロチップを含む陰極の製
造プロセスの第3段階の一実施例の1ステップでの概略
断面図である。
【符号の説明】
2 マイクロチップ 3 ゲート 4 ホール 10 絶縁基板 11 抵抗層 13 陰極 16 絶縁層 17 ウェル 18 補助絶縁層 19 導電層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(10)と、少なくとも1つの陰極
    導体(13)と、抵抗層(11)上に配設されたマイク
    ロチップ(2)とを含むフラット・ディスプレイ・スク
    リーン用のマイクロチップを含む陰極(1)において、
    前記陰極導体(13)が、抵抗層(11)の上方に配設
    され、それぞれ、マイクロチップ(2)が中央に配設さ
    れた、円形アパーチャ(17)を有することを特徴とす
    る陰極。
  2. 【請求項2】 陰極導体(13)の円形アパーチャ(1
    7)の直径が、マイクロチップ(2)の基部の直径より
    も大きいことを特徴とする請求項1に記載のマイクロチ
    ップ陰極。
  3. 【請求項3】 絶縁層(16)によって陰極導体(1
    3)から分離され、各マイクロチップ(2)の前にホー
    ル(4)を備える、ゲート(3)に結合され、絶縁層
    (16)および陰極導体(13)が、ゲート(3)の各
    ホール(4)の前にマイクロチップ(2)を収容するウ
    ェル(17)を備え、ゲート(3)のホール(4)の直
    径が、絶縁層(16)および陰極導電層(13)中のウ
    ェル(17)の直径よりもずっと小さいことを特徴とす
    る請求項1に記載のマイクロチップ陰極。
  4. 【請求項4】 陰極導体(13)と絶縁層(16)の間
    に補助絶縁層(18)を含むことを特徴とする請求項3
    に記載のマイクロチップ陰極。
  5. 【請求項5】 少なくとも基板(10)、抵抗層(1
    1)、陰極導電層(13)、絶縁層(16)、およびゲ
    ート層(3)で構成されたパイル上で、ゲート層(3)
    のホール(4)の異方性エッチングと、 各ホールの下にある絶縁層(16)および陰極導電層
    (13)中の対応するより大きなウェルのエッチングと
    を含むことを特徴とする、マイクロチップを含む陰極を
    製造する方法。
  6. 【請求項6】 − 基板(10)上に配設された抵抗層
    (11)上に、列(15)として構成された陰極導体
    (13)を形成する段階と、 − ゲート(3)の行(14)に円形パターン(23)
    をフォトエッチングする段階と、 − ゲート(3)の行(14)のホール(4)と、絶縁
    層(16)および陰極導電層(13)中の対応するウェ
    ル(17)をエッチングして、各ウェル(17)の中央
    にあるマイクロチップ(2)を抵抗層(11)上に付着
    させる段階を実行することを含むことを特徴とする請求
    項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 陰極導体(13)を形成する第1段階が − 基板(10)上に抵抗層(11)を付着させるステ
    ップと、 − 薄い導電エッチストップ層(19)を付着させるス
    テップと、 − 陰極導体(13)の導電層を付着させるステップ
    と、 − 陰極導体(13)の導電層を電解酸化するステップ
    と、 − 陰極導電層(13)と、前記酸化によって得られた
    補助絶縁層(18)を、列パターン(15)に従って同
    時にエッチングするステップと、 − 陰極導体(13)によって画定された列(15)の
    間のエッチストップ層(19)を除去するステップとを
    含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 円形パターン(23)をフォトエッチン
    グする第2段階が、ゲート層(3)上にレジスト層(2
    0)を付着させ、露光放射を透過させない較正済みマイ
    クロビード(22)を付着させた後に前記レジスト層
    (20)を露光することによって実施されることを特徴
    とする請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 レジスト層(20)の事前露光が、マイ
    クロビード(22)を付着させるステップの前に、ゲー
    ト行(14)をマスク(21)することによって実施さ
    れることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ゲート(3)およびマイクロチップ
    (2)を製造する第3段階が、 − ゲート層(3)のホール(4)および絶縁層(1
    6、18)および陰極導電層(13)の中ウェル・プリ
    フォーム(17)を同時に異方性エッチングするステッ
    プと、 − 等方性エッチングを介してホール(17)を拡大す
    るステップと、 − 各ウェル(17)の中央にあるマイクロチップ
    (2)を薄い導電エッチストップ層(19)上に付着さ
    せるステップと、 − マイクロチップ(2)の周りにあるウェル(17)
    の底部のエッチストップ層(19)を除去するステップ
    とを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
JP21827395A 1994-08-05 1995-08-04 定アクセス抵抗を有するフラット・ディスプレイ・スクリーン用の陰極 Withdrawn JPH08111181A (ja)

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