JPH0811114A - 成形装置 - Google Patents

成形装置

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Publication number
JPH0811114A
JPH0811114A JP14763994A JP14763994A JPH0811114A JP H0811114 A JPH0811114 A JP H0811114A JP 14763994 A JP14763994 A JP 14763994A JP 14763994 A JP14763994 A JP 14763994A JP H0811114 A JPH0811114 A JP H0811114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
cavity
raw material
lower mold
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP14763994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemasa Susuki
秀雅 須々木
Atsushi Nasu
厚 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0811114A publication Critical patent/JPH0811114A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1つの成形品を成形するに当たって、2種類以
上の成形原料を使い分けて所望の成形品を成形すること
のできる成形装置を提供することを目的としている。 【構成】キャビティ面21に多数の水抜き孔20が形成
された下型2と、この下型2に合致してキャビティAを
形成する上型3とを具備し、キャビティAに注入した成
形原料6中の水分を水抜き孔20から真空脱水しながら
成形するようになされた成形装置1であって、2種類以
上の成形原料6a、6bをキャビティA内に選択的に注
入できるようになされた供給装置4が設けられたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメントモルタルの注
入脱水成形法に用いられる成形装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、キャビティ面に多数の水抜き孔
が形成された下型と、この下型に合致してキャビティを
形成する上型とを具備し、キャビティに注入した成形原
料中の水分を水抜き孔から真空脱水しながら成形するよ
うになされた成形装置が知られている。
【0003】従来より、この成形装置のキャビティに注
入する成形原料は、1系統の供給ラインから均質の1種
類の成形原料を供給するようになされていた(例えば、
特公昭61−51521号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の成
形装置の場合、1系統の供給ラインで1種類の成形原料
を供給するようになされていたため、表面に顔料などを
加えて美観の向上を図った成形品を成形しようとした場
合、本来は不必要である成形品の内部や裏面にまで顔料
が入ってしまい、原料コストが高くなってしまうといっ
た不都合を生じることとなる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、1つの成形品を成形するに当たって、2種類
以上の成形原料を使い分けて所望の成形品を成形するこ
とのできる成形装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の成形装置は、キャビティ面に多数の水抜き孔
が形成された下型と、この下型に合致してキャビティを
形成する上型とを具備し、キャビティに注入した成形原
料中の水分を水抜き孔から真空脱水しながら成形するよ
うになされた成形装置であって、2種類以上の成形原料
をキャビティ内に選択的に注入できるようになされた供
給装置が設けられたものである。
【0007】
【作用】本発明によると、2種類以上の成形原料をキャ
ビティ内に選択的に注入できるようになされた供給装置
を設けているので、例えば、最初に顔料の入った成形原
料をキャビティに注入し、水抜き孔から真空脱水しなが
ら下型のキャビティ面に成形原料をある程度の厚みに充
填する。ついで、顔料の入っていない別の成形原料をキ
ャビティに注入し、水抜き孔から真空脱水しながら残り
のキャビティ全体に成形原料を充填して成形することが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1は成形装置1の全体構成の概略を示
し、図2は同成形装置1によって成形される成形品60
の一例を示している。
【0010】すなわち、この成形装置1は、下型2と上
型3と、供給装置4とを具備している。
【0011】下型2は、固定型であって、固定枠本体5
の上側開口部51に嵌合して取り付けられている。この
下型2のキャビティ面21は、成形原料6によって成形
される成形品60の外側面を形成するもので、キャビテ
ィ面21の全域にわたって水抜き孔20が多数開設され
ている。また、下型2の周縁部22は、固定用フランジ
となされ、この周縁部22が固定枠本体5の支持フラン
ジ52に支持固定されるようになされている。そして、
下型2が固定枠本体5に取り付けられた状態において、
減圧室50が形成される。この減圧室50には、吸引管
53を介して吸引ポンプ54が連結されている。なお、
減圧室50の適宜箇所には排水孔(図示省略)が設けら
れている。
【0012】このようにして構成される下型2は、キャ
ビティ面21および型合わせ面23にわたって濾材7が
設けられ、水抜き孔20から減圧室50内に成形原料6
が漏出するのを防止するようになされている。この濾材
7は、下型2の型合わせ面23の外側に設けた溝部24
に固定枠25を嵌め込むことによって固定される。この
濾材7としては、濾布、金網などからなり、例えば濾布
としてはナイロン、綿、サラン、ウレタン、ポリエステ
ル、アクリル、毛、ポリプロピレン、ポリエチレン製の
もの、もしくはこれらの合織布が好適である。
【0013】上型3は、可動型であって、駆動装置(図
示省略)に連結された可動基台8に取付ボルト81で取
り付けられ、上下方向へ昇降可能となされている。この
上型3のキャビティ面31は、成形原料6によって成形
される成形品60の内側面を形成するもので、キャビテ
ィ面31の中央部分に、成形原料6を注入するための2
本の注入管32a、32bが鉛直方向へ設けられてい
る。上型3は、その下降位置において下型2と合致する
ように形成され、この嵌合状態で成形品60のキャビテ
ィAが形成される。
【0014】供給装置4は、異なる成形原料6a、6b
を入れるようになされた2槽のタンク41a、41bを
具備し、ぞれぞれのタンク41a、41bには、攪拌装
置42a、42bが設けられてタンク41a、41b内
の成形原料6a、6bを充分に攪拌できるようになされ
ている。また、各タンク41a、41bから導出された
供給管43a、43bには、開閉弁44a、44bが設
けられ、この供給管43a、43bは、開閉弁44a、
44bの下流側に供給ポンプ45a、45bおよび供給
弁46a、46bを介して上型3の注入管32a、32
bにそれぞれ接続するようになされている。
【0015】次に、この成形装置1による成形品60の
成形方法について述べる。
【0016】まず、成形に先立って、供給装置4の一方
のタンク41aには、セメント100重量部に対し、2
00重量部の水と、5重量部の補強繊維と、2重量部の
顔料を混練した成形原料6aを仕込み、他方のタンク4
1bには顔料を含まない以外上記と同様に調製した成形
原料6bを仕込んでおく。
【0017】そして、下型2と上型3とを型閉じしてキ
ャビティAを形成した状態で、吸引ポンプ54を作動さ
せ、減圧室50内の圧力を減圧させる。また、成形原料
6aを仕込んだタンク41aの開閉弁44aと供給弁4
6aとを開き、成形原料6bを仕込んだタンク41bの
開閉弁44bと供給弁46bとを閉じた状態で供給ポン
プ45aを作動させる。すると、タンク41aから、顔
料を含んだ成形原料6aがキャビティAに注入され、注
入された成形原料6aは、下型2に沿った濾材7の表面
に付着する。また、減圧室50内が減圧されているの
で、この濾材7に付着した成形原料6a中の余分な水分
は水抜き孔20を介して減圧室50内に吸引され、濾材
7の表面に沿って所定厚みの成形物が成形される。この
厚みは、タンク41aからの成形原料6aの供給量を制
御することによって調節することができる。
【0018】ついで、供給ポンプ45aを停止し、成形
原料6aを仕込んだタンク41aの開閉弁44aと供給
弁46aとを閉じるとともに、供給ポンプ45bを作動
させ、成形原料6bを仕込んだタンク41bの開閉弁4
4bと供給弁46bとを開き、成形原料6bの供給に切
り換える。そして、成形原料6b中の水分を同様に脱水
しながら、キャビティA全体にこの成形原料6bを充填
する。充填完了後は、供給弁46bおよび開閉弁44b
を閉じるとともに、供給ポンプ45bを停止する。
【0019】なお、この脱水された水分は減圧室50に
集められ、排水孔(図示省略)から排水される。
【0020】そして、最後に上型3を上昇させ、賦形物
を取り出し、常温下でもしくは養生室内に入れて養生、
硬化させる。
【0021】これにより、表面は、顔料を含んだ成形層
60aで成形され、裏面は顔料を含んでいない成形層6
0bを有する成形品60が得られることとなる。
【0022】なお、本実施例では、個々の成形原料6
a、6bに付き、それぞれ供給ポンプ45a、45bを
具備しているが、開閉弁44a、44bの切換により1
台の供給ポンプで異なった成形原料6a、6bの供給を
行ってもよい。
【0023】また、本実施例では、異なった2槽のタン
ク41a、41bを具備した供給装置4につてい述べて
いるが、特にこのタンク41a、41bの数しては、限
定されるものではなく、3槽以上のタンクを切り換えて
異なった3種類以上の成形原料6を選択的に供給できる
ように構成されたものであってもよい。
【0024】さらに、本実施例では、顔料の有無による
異なった成形層60a、60bを有する成形品60を成
形する場合について述べているが、この成形装置1によ
って成形される成形品60としては、このようなものに
限定されるものではなく、例えば、表面の成形層60a
が緻密で裏面の成形層60bがポーラスな成形品60な
ど、使用者のアイデア次第で各種の成形品60を容易に
成形することができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、異
なった成形原料によって表面と裏面とで異なった材質の
成形品を成形することができることとなるので、例え
ば、美観が必要とされる表面だけを、顔料を含んだ成形
原料で成形し、他の部分は安価な成形原料で成形すると
いったことが可能となり、成形品の製造コストの削減を
図ることができる。
【0026】また、このように異なる成形原料の組合せ
が可能となることにより、成形される成形品の創作自由
度が拡がり、今までに無かった各種成形品の成形を容易
に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形装置の全体構成の概略を示す断面図であ
る。
【図2】成形装置によって成形される成形品の一例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 成形装置 2 下型 20 水抜き孔 21 キャビティ面 3 上型 4 供給装置 6 成形原料 6a 成形原料 6b 成形原料 60 成形品 60a 成形層 60b 成形層 A キャビティ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティ面に多数の水抜き孔が形成さ
    れた下型と、この下型に合致してキャビティを形成する
    上型とを具備し、キャビティに注入した成形原料中の水
    分を水抜き孔から真空脱水しながら成形するようになさ
    れた成形装置であって、 2種類以上の成形原料をキャビティ内に選択的に注入で
    きるようになされた供給装置が設けられたことを特徴と
    する成形装置。
JP14763994A 1994-06-29 1994-06-29 成形装置 Pending JPH0811114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14763994A JPH0811114A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14763994A JPH0811114A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0811114A true JPH0811114A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15434890

Family Applications (1)

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JP14763994A Pending JPH0811114A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 成形装置

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