JPH08110594A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08110594A
JPH08110594A JP24773094A JP24773094A JPH08110594A JP H08110594 A JPH08110594 A JP H08110594A JP 24773094 A JP24773094 A JP 24773094A JP 24773094 A JP24773094 A JP 24773094A JP H08110594 A JPH08110594 A JP H08110594A
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JP
Japan
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speed
torque
stepping motor
drive
reading
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JP24773094A
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English (en)
Inventor
Kenichi Iwai
謙一 岩井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、画像形成装置に適した騒音
および振動のない画像読取機構を提供することにある。 【構成】この発明の画像形成装置の画像読取りユニット
としての第1および第2のキャリッジおよびは、8ビッ
トD/Aコンバータ150およびモータ制御部152に
より規定される多段階の駆動電流により、読取りユニッ
トの静トルク+マージンにより規定される最小トルクの
1.5倍ないし2倍程度のトルクを提供できる巻線電流
により駆動されるステッピングモータにより、複写動作
中の騒音および画像のブレの少ない条件で駆動される。
従って、不所望な騒音および振動が低減される一方で読
取装置を移動するために十分なトルクが発生されて、安
定な原稿の読み取りが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、対象物の画像を光の
明暗情報として光学的に読み取り、読み取った画像情報
に基づいて画像を複写する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、たとえば、静電複写プロ
セスが利用される複写装置では、読取り部を介して対象
物の画像が感光体に伝達され、感光体上で現像されて、
複写される。
【0003】複写装置の読取り部は、原稿に光を当てる
照明部、原稿からの反射光を感光体に案内するためのミ
ラーおよびレンズなどにより構成される。この種の読取
り部は、照明部およびミラーを保持するキャリッジを、
原稿に沿って移動させることで、原稿の画像を感光体に
伝達する。
【0004】キャリッジは、原稿の第一の方向に延出さ
れ、第一の方向と直交する第二の方向に、複写倍率に応
じた所定の速度で移動される。多くの読取り機構は、原
稿に近接して配置された第1のキャリッジと、第1のキ
ャリッジに比較して1/2の速度で移動される第2のキ
ャリッジにより構成されている。また、それぞれのキャ
リッジは、キャリッジを原稿に沿って、かつ、原稿に平
行に移動可能に支持するレール上を、所定の速度で移動
される。なお、キャリッジとレールとの接触部の摩擦力
は、できる限り小さくなるよう工夫される。
【0005】複写倍率が100%以外の場合、多くの場
合、感光体の外周面の移動速度を基準として、キャリッ
ジの移動速度が複写倍率に応じて変化される。なお、キ
ャリッジの移動には、速度が変更可能で、しかも、僅か
な速度さを正確に達成できるステッピングモータが利用
される。また、キャリッジへのステッピングモータの駆
動力の伝達には、ベルトあるいはワイヤなどが利用され
る。
【0006】ステッピングモータは、CPUからのポー
ト出力の切換えあるいはスイッチの切換えによって、モ
ータの巻線電流 (発生トルク) が2通りないし3通り設
定できるよう構成されている。この場合、読取り部の読
取り (フォワード) 時、バックワード時、縮小フォワー
ド時あるいは拡大フォワード時などを基準に、巻線電流
が切換えられる。なお、今日、複写装置の多機能化によ
り、ほとんどの複写装置では、ズーム機能 (複写倍率を
50%〜200%まで1%刻みで可変可能。)が組み込
まれていることから、ステッピングモータの回転周波数
(第1キャリッジの移動速度) は、全ての倍率 (50%
〜200%まで1%刻み) に対し、固有の設定値に規定
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャリッジ
が移動される際の騒音が耳障りであったり、キャリッジ
が不所望に振動することにより複写画像が不明瞭になる
問題がある。このことは、ステッピングモータのトル
ク、モータの巻線電流の大きさ、キャリッジの重量、キ
ャリッジとレールとの間の摩擦、及び、キャリッジとス
テッピングモータとの間のワイヤあるいはベルトの張力
などが複雑に影響していることにより、ステッピングモ
ータが過負荷状態に陥ったり、逆に、ステッピングモー
タの駆動力が大きすぎる場合に、特に、顕著となる。こ
の発明の目的は、画像形成装置に適した騒音および振動
のない画像読取機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、駆動電流の大きさに応じてト
ルクおよび速度が変更可能な駆動手段と、この駆動手段
に供給する駆動電流を外部から入力される制御データ、
上記駆動手段に割り当てられている負荷の大きさ、上記
駆動手段の周辺の温度、上記駆動手段を駆動すべき駆動
速度、上記駆動速度に達するまでの加速度、及び、上記
駆動手段の駆動方向などに応じて、予め決められた条件
の下で最適化された数値に従って制御する制御手段とを
有する画像形成装置を提供するものである。
【0009】また、この発明によれば、原稿の画像を光
の明暗情報として伝達する読取手段と、1−2相励磁お
よび2相励磁の切り換えが可能であって、上記読取手段
を所定の速度で移動させるステッピングモータ手段と、
上記読取手段が移動される領域の近傍に配置され、上記
読取手段の周辺の温度を検知する温度センサと、上記読
取手段が移動されるべき速度データを入力する入力手段
と、上記ステッピングモータ手段により提供可能なトル
クの大きさとこのトルクを提供できるモータ駆動電流値
を記憶する記憶手段と、上記読取手段に固有の摩擦量
と、上記温度センサにより検知される温度と、上記入力
手段により入力される速度データとに応じて、予め決め
られた条件の下で最適化されたトルクを提供できるよう
規定された電流値および励磁方式を上記記憶手段から読
取り、この電流値に応じて、上記ステッピングモータ手
段を所定のトルクおよび速度で回転させるモータ制御手
段とを有する画像形成装置が提供される。
【0010】さらに、この発明によれば、原稿の画像を
照明する照明ランプを含み、原稿に沿って所定の速度で
移動されることで、原稿からの反射光を感光体に向かっ
て案内する読取装置と、1−2相励磁および2相励磁の
切り換えが可能であって、上記読取装置を所定の速度で
移動させるステッピングモータと、上記読取装置が移動
される領域の近傍に配置され、上記読取装置の周辺の温
度を検知する温度センサと、上記読取装置が移動される
べき速度データを入力する操作パネルと、上記ステッピ
ングモータにより提供可能なトルクの大きさとこのトル
クを提供できるモータ駆動電流値を記憶するメモリと、
出力電流値を多段階で変更可能なD/Aコンバータを含
み、上記読取装置に固有の摩擦量と、上記温度センサに
より検知される温度と、上記操作パネルにより入力され
る速度データとに応じて、予め決められた条件の下で最
適化されたトルクを提供できるよう規定された電流値お
よび励磁方式を、上記記憶手段から読取るとともに、こ
の読み取られた電流値に応じて、上記ステッピングモー
タを所定のトルクおよび速度で回転させるモータ駆動回
路とを有する画像形成装置が提供される。
【0011】
【作用】この発明によれば、駆動手段は、外部から入力
される制御データ、駆動手段に割り当てられている負荷
の大きさ、駆動手段の周辺の温度、駆動手段を駆動すべ
き駆動速度、駆動速度に達するまでの加速度、及び、駆
動手段の駆動方向などに応じて、予め決められた条件の
下で最適化された数値に従って選択される駆動電流によ
り、最適なトルクで駆動される。従って、不所望な騒音
および振動が低減される。
【0012】また、この発明によれば、ステッピングモ
ータ手段は、読取手段を所定の速度で移動させるステッ
ピングモータ手段は、入力手段により入力された速度デ
ータと温度センサにより検知された読取手段近傍の温度
と記憶手段に記憶されている駆動電流値と読取手段に固
有の摩擦量とこの摩擦量の温度による変化に伴う摩擦量
の変化に対応される駆動電流値とに基づいて、所定のト
ルクおよび速度で駆動される。これにより、不所望な騒
音および振動が低減される。
【0013】さらに、この発明によれば、読取装置を原
稿に沿って所定の速度で移動するステッピングモータ
は、読取装置に固有の摩擦量と、温度センサにより検知
される温度と、操作パネルにより入力される速度データ
とに応じて、予め決められた条件の下で最適化されたト
ルクを提供できるよう規定された電流値および励磁方式
を記憶手段から読取るとともに、この読み取られた電流
値に応じて、ステッピングモータを所定のトルクおよび
速度で回転される。従って、不所望な騒音および振動が
低減される一方で読取装置を移動するために十分なトル
クが発生されて、安定な原稿の読み取りが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。図1によれば、画像形成装置すなわち複写装置2
は、複写対象物すなわち原稿Dが載置される原稿テーブ
ル10、及び、原稿テーブル10に対して開閉可能に形
成され、原稿テーブル10に載置された原稿Dを原稿テ
ーブル10に密着させる原稿押さえ12を有している。
【0015】原稿テーブル10の下方すなわち装置2の
内側には、原稿テーブル10に載置された原稿Dを照明
する露光ランプ14、露光ランプ14から発生される照
明光を原稿Dに集光する反射板16、及び、原稿Dから
の反射光を折曲げる第1ミラー18などが一体に形成さ
れ、原稿Dからの反射光を所定の方向に反射させる第一
キャリッジ20が配置されている。
【0016】第一キャリッジ20は、原稿テーブル10
と平行に移動可能に配置され、図示しないパルスモータ
によって、原稿テーブル10に沿って往復動される。な
お、露光ランプ14は、後述するランプレギュレータに
接続され、後述する操作パネルから入力される露光量に
対応するさまざなな光量に対応して調整されたランプレ
ギュレータからの電圧により点灯される。
【0017】第1ミラー18により反射された反射光が
案内される方向には、第1ミラー18を介して折曲げら
れた原稿Dからの反射光を順に折曲げる第2ミラー22
および第3ミラー24が互いに直角に配置されている。
なお、第2ミラー22および第3ミラー24は、第二キ
ャリッジ26に固定されている。
【0018】第二キャリッジ26は、第一キャリッジ2
0を駆動する図示しない歯付きベルトなどによって第一
キャリッジ20に対して従動されるとともに、第一キャ
リッジ20に対し、1/2の速度で原稿テーブル10と
平行に移動される。
【0019】第一キャリッジ20の下方であって、第二
キャリッジ26を介して折返された光の光軸を含む面内
には、図示しない駆動機構を介して移動可能に形成さ
れ、第二キャリッジ26からの反射光に集束性を与える
とともに、自身が移動することにより反射光を所定の倍
率で結像させる結像レンズ28、及び、相互に直角に配
置され、レンズ28により所定の倍率に対応する集束性
が与えられた上記反射光の光路をさらに折り返すととも
に、レンズ28が移動されたことによる光路長すなわち
原稿テーブル10と後述する感光体ドラムとの間の距離
の変動を、自身が移動することにより補正する第4ミラ
ー30および第5ミラー32が配置されている。なお、
第4ミラー30および第5ミラー32は、ミラー保持枠
34に保持されている。
【0020】第5ミラー32により反射された反射光が
案内される方向には、反射光を後述する感光体ドラムの
所定の位置に集束させるための折返し (露光) ミラー3
6などが配置されている。なお、折返し (露光) ミラー
36は、結像レンズ28と同様に、複写倍率に応じて変
化される焦点距離の変動を補正するために、図示しない
駆動機構を介してレンズ28の光軸に沿って移動可能に
形成されている。
【0021】複写装置2の概ね中央には、折返し (露
光) ミラー36を介して伝達された光により、原稿の画
像に対応する画像が形成される記録媒体すなわち感光体
ドラム38が配置されている。この感光体ドラム38
は、図示しないモータにより所定の速度で矢印の方向に
回転される。
【0022】感光体ドラム38の周囲には、感光体ドラ
ム38が回転される方向に沿って、ドラム38に所定の
電荷を帯電させる帯電装置40、後述する操作パネルを
介して入力された用紙サイズまたは画像形成倍率に対応
する画像形成領域の外側に相当するドラム38上の電荷
を消去する周辺領域消去LED42、ドラム38に形成
された静電潜像にトナーを供給することで現像する現像
装置44、ドラム38に形成されたトナー像を用紙に転
写させるとともに、トナー像が転写される際にドラム3
8に静電的に吸着された用紙をドラム38から分離させ
るための転写分離装置46、及び、ドラム38の表面に
残ったトナーをかき落とすとともに、ドラム38の表面
に残った電荷を除去するクリーニング除電装置48など
が順に配置されている。
【0023】感光体ドラム38が回転される方向の上流
に対応する位置であって、この実施例では装置2の右方
には、感光体ドラム38に形成された画像すなわちトナ
ー像が転写されるための用紙を保持する第1および第2
の用紙カセット50aおよび50bがスロット52aお
よび52bにより着脱可能に保持されている。
【0024】感光体ドラム38とスロット52a (カセ
ット50a) との間には、用紙カセット50aから用紙
を1枚ずつ引出す給紙ローラ54a、及び、給紙ローラ
54aおよび給紙ローラ54bを介して引出された用紙
を感光体ドラム38へ送出するための搬送ローラ56a
が配置されている。同様に、感光体ドラム38とスロッ
ト52b (カセット50b) との間には、用紙カセット
50bから用紙を1枚ずつ引出す給紙ローラ54b、及
び、給紙ローラ54bを介して引出された用紙を感光体
ドラム38へ送出するための搬送ローラ56bが配置さ
れている。
【0025】感光体ドラム38と各搬送ローラ56aお
よび搬送ローラ56bとの間には、それぞれのカセット
から取出された用紙の傾きを補正するとともに、感光体
ドラム38上のトナー像の先端と用紙の先端とを整合さ
せ、感光体ドラム38の外周面の移動速度と同じ速度で
用紙を給送するタイミングローラ58が配置されてい
る。
【0026】感光体ドラム38が回転される方向に沿っ
て転写装置46の下流に対応する位置には、感光体ドラ
ム38上に形成されたトナー像が転写された用紙を搬送
する搬送装置60、用紙に転写されたトナーを加熱する
ことで溶融させ、用紙に定着させる定着装置62、及
び、トナー像が定着された用紙を装置2の外部へ排出さ
せる一対の排出ローラ64を有している。なお、定着装
置62の上方には、定着装置62および照明ランプ14
などにより発生される熱が感光体ドラム38に向かうこ
とを防止するための冷却ファン66が配置されている。
また、第一および第二のキャリッジ20ならびに26が
移動される範囲の近傍、たとえば、レンズ28の近傍に
は、それぞれのキャリッジと図示しないレールとのが接
触される周辺の温度を検出する温度センサ68が組み込
まれている。
【0027】図2には、図1に示した複写装置2を背面
から見た状態が示されている。図2を参照すれば、感光
体ドラム38、クリーニング除電装置48の詳述しない
トナー回収ローラ、タイミングローラ58、搬送装置6
0、定着装置62の詳述しないヒートローラおよび排出
ローラ64は、主モータ111とそれぞれの装置または
ローラに掛け渡されたよりベルトにより、それぞれ、同
一の速度で回転される。なお、タイミングローラ58
は、図示しないクラッチなどにより、モータ111から
の回転が断続的に、伝達可能に形成されている。
【0028】第一および第二のキャリッジ20および2
6は、ステッピングモータ112により、原稿テーブル
10に沿って、複写倍率に応じた所定の移動速度で移動
される。なお、第二のキャリッジ26は、既に説明した
ように、第一のキャリッジ20に比較して1/2の速度
で移動される。
【0029】現像装置44の詳述しない現像ローラおよ
びトナーローラは、現像モータ113により、現像ロー
ラの外周面の移動速度が感光体ドラム38の外周面の移
動速度に比較して、所定の倍率の速度になるよう回転さ
れる。
【0030】第1および第2の搬送ローラ56aおよび
56bは、それぞれ、第1および第2の給紙モータ11
4aおよび114bにより、後述する操作パネルにより
選択されたサイズまたは複写倍率に応じて規定されるサ
イズの用紙を収容しているカセットに対応する側のいづ
れか一方が回転される。なお、それぞれの搬送ローラ5
6aおよび56bを介して、給紙ローラ54aおよび給
紙ローラ54bにも、対応する給紙モータ114aおよ
び114bからの駆動力が伝達される。また、給紙ロー
ラ54aおよび給紙ローラ54bは、図示しないクラッ
チなどにより、モータ111からの回転が断続的に伝達
されることで、各カセットに収容されている用紙を1枚
ずつ給送可能に形成されている。
【0031】ミラー保持枠34すなわち第4および第5
のミラー30ならびに32は、複写倍率が等倍 (100
%) 以外の場合、レンズ28が移動されることによる焦
点距離の変動を補正するために、ミラー保持枠34を移
動させる距離補正モータ115により、複写倍率に対応
して移動可能に構成されている。
【0032】レンズ28には、複写倍率が等倍 (100
%) 以外の場合に、後述する操作パネルを介して入力さ
れた複写倍率に応じて、レンズ28の位置を変更するた
めのレンズモータ116により、入力された複写倍率に
対応する所定の位置に移動可能に位置されている。
【0033】冷却ファン66は、高速および低速の速度
が選択可能なファンモータ117により、照明ランプ1
4および図示しないヒータランプが点灯されるタイミン
グに依存した所定のタイミングで、高速または低速で回
転される。
【0034】図3によれば、複写装置2は、主制御部と
してのCPU70を有している。CPU70には、予め
決められている数値データ、たとえば、複写倍率ごとに
固有のステッピングモータ112に供給される駆動電流
値、あるいは、装置2を動作させるための制御データな
どが記憶されている読みだし専用メモリすなわちROM
72a、図示しない操作パネルを介して入力された複写
条件データなどが一時的に記憶されるランダム・アクセ
ス・メモリすなわちRAM72b、及び、装置2が組立
てられる際に入力される調整データ、たとえば、照明ラ
ンプ14を点灯させるための基準電圧などが記憶される
不揮発性メモリすなわちNVM72cなどが接続されて
いる。
【0035】また、CPU70には、照明ランプ14を
所定の明るさで点灯させるランプレギュレータ74、帯
電装置46および転写・剥離装置48に印加される高電
圧を発生する高圧回路76、及び、ヒートローラの温度
を所定の温度に制御するためのヒータ制御回路78など
が接続されている。
【0036】CPU70には、さらに、温度センサ68
あるいは図示しないセンサ群からの信号を受け入れる入
力回路80およびカセット50aおよび50bに収容さ
れている用紙のサイズを検知するサイズ検知回路82な
ども接続されている。
【0037】CPU70には、また、複写すべき枚数
(複写枚数) あるいは複写倍率などの数値データの入力
に利用される操作パネル92がインタフェース90を介
して、接続されている。
【0038】さらに、CPU70には、ステッピングモ
ータ112を、複写倍率に対応する所定の回転数で回転
させる走査モータ駆動回路120、主モータ111を起
動するとともに、一定の速度で回転させるモータ駆動回
路121、第1および第2の給紙モータ114aおよび
114bを所定のタイミングでオン/オフする給紙モー
タ駆動回路122、及び、現像モータ113を回転する
現像モータ駆動回路123などが接続されている。
【0039】図4は、この発明の実施例である走査モー
タ駆動回路の一例を示す、回路図である。図4から明ら
かなように、たとえば、ステッピングモータ112が2
相モータである場合、モータ内の図示しない巻線には、
たとえば、チェックポート付き8ビットD/Aコンバー
タ150により電流値が128段階に制御された駆動電
流が供給される。なお、8ビットD/Aコンバータ15
0からの出力電流は、CPU70からの制御により動作
されるモータ制御部152により、R9およびR10を
経由される第1の駆動電流とR13を経由される第2の
駆動電流とにより、1−2相励磁あるいは2相励磁に切
り換えられることで、さらに2倍され、実質的に、25
6段階に制御される。
【0040】次に、図5ないし図9を参照して、ステッ
ピングモータ112を、最適な駆動電流により回転させ
る方法について詳細に説明する。図5を参照すれば、複
写装置2のコピースピードは、サイクルタイムすなわち
複写速度によって決まる。
【0041】図5から明らかなように、第1および第2
のキャリッジ20および26が、複写倍率に応じて規定
される速度まで、ステッピングモータ112により加速
される。続いて、複写倍率に対応する速度 (等速) で、
原稿の画像が照明される。
【0042】第1キャリッジ20が原稿の後端あるいは
予め入力された複写倍率と用紙のサイズにより規定され
る読取り位置まで移動されたのち、ステッピングモータ
112が減速され、引き続き、逆方向に加速される。こ
の逆方向への加速 (リターン動作) は、予め決められた
最大速度で制御される。
【0043】こののち、ステッピングモータ112の逆
方向への加速が減速され、予め決められている所定の位
置 (たとえば、ホームポジションあるいは停止位置) で
停止される。
【0044】なお、複写枚数が2以上の場合には、次の
複写用紙がタイミングローラ58に案内されるタイミン
グに応じて、再び、加速される。次に、ステッピングモ
ータ112のトルクと速度との関係について説明する。
【0045】ステッピングモータの速度−トルク特性の
特徴として、一般に、図9 (a) に破線で示されるプル
イントルクに囲まれた自起動領域Aと図9 (a) に実線
で示されるプルアウトトルク−プルイントルクに挟まれ
たスルー領域Bとがある。
【0046】ここで、自起動領域Aは、制御対象として
のステッピングモータが、入力されたパルス速度に応じ
て、瞬時に起動および停止できる領域をいう。また、ス
ルー領域Bは、制御対象としてのステッピングモータ
が、所定の加速度により加速されたパルス速度に追従し
て運転できる領域のことをいう。なお、プルイントルク
とは、入力されたパルス速度で確実に、モータが瞬時に
起動および停止できる最大トルクのことをいう。従っ
て、プルイントルクは、特に、負荷の慣性モーメントに
よって変化する。また、プルアウトトルクは、入力され
たパルス速度で発生できる最大トルクのことをいう。
【0047】これらの特性に基づいて、トルク−電流特
性が選定され、ステッピングモータが選定される。この
場合、まず、使用するモータの速度−トルク特性がと求
められる。
【0048】次に、ステッピングモータによって駆動す
る読取り部の静トルク (すなわち、第1および第2のキ
ャリッジの重量およびそれぞれのキャリッジと図示しな
いレールとの間の摩擦などにより規定される固有値) を
測定により把握する。
【0049】こののち、読取りユニットにステッピング
モータを取付けた状態で、さまざまなパルス速度 (キャ
リッジの移動速度に対応する) ごとのトルクを測定し、
どのパルス速度においても、読取りユニットの静トルク
に一定のトルクマージンを提供できる (各パルス速度に
おける安全率を十分に見込んだマージンを含んだトル
ク) になるような電流値を設定する。なお、この場合、
レールとキャリッジとの摩擦、及び、温度の変化にとも
なう摩擦の変動なども、温度センサ68からの温度デー
タに基づいて考慮される。
【0050】ところで、第1キャリッジ20が、読取り
(露光) 時に移動される速度は、図6 (a) から明らか
なように、等倍 (100%) 複写時の速度をvとする
と、最大拡大 (200%) 複写時で1/2vに、また、
最小縮小 (50%) 複写時で2vに、それぞれ、規定さ
れる (スルー領域) 。なお、この場合、キャジッジ20
は、おおむね、等加速度で加速される (自起動領域) 。
従って、各移動速度は、自起動領域Aにおける所定の加
速度がt1 〜t3 時間継続されることで、達成される。
なお、この読取り加速のには、通常、2相励磁 (高トル
ク) が、また、読取り (露光) 時には、1−2相励磁ま
たは2相励磁が利用される。
【0051】一方、リターン動作時には、図6 (b) に
示されるように、自起動領域Aにおける所定の加速度が
t´時間継続されることで、達成される。また、このリ
ターン動作時には、通常、1−2相励磁 (低トルク) が
利用される。
【0052】従って、図6 (a) および図6 (b) に示
した速度パターンにおける全ての自起動領域Aおよびス
ルー領域Bが、図9 (a) に示した速度−トルク特性と
上述したマージンを含む電流値の上限よりも小さな電流
値になるようなトルク−速度特性を有するステッピング
モータ112が選定される。
【0053】次に、第1および第2のキャリッジ20お
よび26が移動される際の耳障りな騒音および第1およ
び第2のキャリッジ20および26が不所望に振動する
ことにより複写画像が不明瞭になる問題と、ステッピン
グモータ112のトルク−速度特性について説明する。
【0054】走査モータ駆動回路120により、ステッ
ピングモータ112に供給される巻線電流は、一般に、
図7に示されるように、定電流チョッピングにより、オ
ン/オフが繰り返された電流波形を有している。また、
図6 (a) および図6 (b)に示した速度特性を、複写
倍率を横軸として書き替えると、図8に示されるよう
に、各複写倍率 (リターン時の逆回転を含む) とパルス
速度とは、比例的な関係を持つ。
【0055】ところで、図9 (a) を参照して既に説明
したステッピングモータ112のトルク−速度特性によ
れば、複写動作すなわち200%複写時ないし50%複
写時およびリターン (逆回転) 時に実際に利用される速
度域は、プルアウトトルク−プルイントルクに挟まれた
スルー領域Bの内のおおむね1/2程度の領域であるこ
とが認められる。
【0056】また、既に説明したように、第1および第
2のキャリッジ20および26が移動される際の耳障り
な騒音および第1および第2のキャリッジ20および2
6が不所望に振動することにより複写画像が不明瞭にな
る問題は、ステッピングモータのトルク、モータの巻線
電流の大きさ、キャリッジの重量、キャリッジとレール
との間の摩擦、キャリッジ周辺の温度、及び、キャリッ
ジとステッピングモータとの間のワイヤあるいはベルト
の張力などが複雑に影響していることにより、ステッピ
ングモータが過負荷状態に陥ったり、逆に、ステッピン
グモータの駆動力が大きすぎる場合に、生じることが認
められている。
【0057】ここで、ステッピングモータの過負荷状態
に対しては、既に説明したように、装置2を設計する時
点で十分なマージンが与えられることから、複写動作中
のステッピングモータの駆動力 (トルク) を最適化する
ことで、ステッピングモータからの騒音および振動によ
る画像のブレなどが低減されることが予想できる。すな
わち、ステッピングモータのパルス速度に対するトルク
特性と読取りユニットの静トルク (負荷) とのバランス
を最適化することで、複写動作中の騒音および画像のブ
レを低減できる。
【0058】図9 (b) は、この発明のステッピングモ
ータの速度−トルク特性を示すものであって、図9
(a) に示した一般的な制御例に比較して、スルー領域
Bの複写動作に利用される速度領域に対応する領域での
トルクが、読取り部の静トルク+マージンにより規定さ
れる最小トルクCの1.5倍ないし2倍程度に抑えられ
ている。これにより、複写動作中の騒音および画像のブ
レを低減できるとともに、ステッピングモータが過負荷
状態に陥いることが防止できる。
【0059】なお、図9 (b) に示したトルク制御は、
図4に示した8ビットD/Aコンバータ150の出力を
所定の数値にすることで容易に達成される。すなわち、
D/Aコンバータ150により、128ステップおよび
制御部152による2段階制御 (2相励磁及び1−2相
励磁) により、複写倍率の全てに対応する正確なトルク
を発生させるためのさまざまな巻線電流が提供される。
すなわち、D/Aコンバータ150の出力は、CPU7
0より送信されたデータに応じたアナログ出力であり、
走査モータ駆動回路のVref 入力に、たとえば、0ない
し5[ボルト]の間を可変可能な、電子ボリューム的ニ
ュアンスで、ステッピングモータ112のパルス速度ご
との独自の基準電圧を提供できる。
【0060】次に、この発明の複写装置2の動作の特徴
を説明する。図1および図2を参照すれば、複写装置2
では、原稿テーブル10に載置された原稿Dに記録され
ている画像情報は、原稿押さえ12により原稿テーブル
10に密着されたのち、露光ランプ14および反射板1
6を介して照明されることにより生じる反射光として、
第一キャリッジ20の第1ミラー18に案内される。
【0061】この第一キャリッジ20は、操作パネル9
2により入力された複写倍率あるいは原稿Dの大きさと
用紙との大きさに応じて規定される所定の倍率に対応し
て、図4に示した8ビットD/Aコンバータにより、図
9 (b) に示した最適なトルクを提供できる電流により
駆動されるステッピングモータ112からの複写倍率に
対応した速度で、原稿Dすなわち原稿テーブル10によ
って、移動される。
【0062】第1ミラー18に反射された原稿Dの反射
光は、第二キャリッジ26の第2ミラー22および第3
ミラー24で反射され、レンズ28により所定の倍率に
対応する集束性が与えられたのち、ミラー保持枠34に
保持されている第4ミラー30および第5ミラー32、
及び、折返し (露光) ミラー36で順に反射されて、帯
電装置40および周辺領域消去LED42により予め所
定の電位が与えられている感光体ドラム38に案内され
る。
【0063】感光体ドラム38に案内された原稿Dから
の反射光すなわち画像情報は、ドラム38により、画像
情報に対応した静電潜像に変換される。ドラム38上の
静電潜像は、現像装置44により供給されるトナーによ
りトナー像として現像されたのち、転写装置46によ
り、スロット52aおよび52bに挿入されている用紙
カセット50aおよび50bのいづれかから、給紙ロー
ラ54aまたは54b、搬送ローラ56aまたは56b
およびタイミングローラ58を介して供給される用紙
に、転写される。
【0064】トナー像が転写された用紙は、搬送装置6
0を介して定着装置62に搬送されたのち、定着装置6
2によりトナー像すなわちトナーが固着されて、排出ロ
ーラ64により装置2の外部へ案内される。
【0065】一方、トナー像を用紙に引き渡した感光体
ドラム38は、クリーニング除電装置48により表面に
残った電荷およびトナーが除去されたのち、再び、次の
画像形成に利用される。
【0066】なお、複写枚数が2以上の場合あるいは次
の原稿が供給された場合には、上記一連の複写動作が繰
り返される。また、第一キャリッジ20 (第二キャリッ
ジ26) は、原稿Dの後端あるいは予め入力された複写
倍率と用紙のサイズにより規定される読取り位置まで移
動されたのち、図4に示した8ビットD/Aコンバータ
により、図9 (b) に示した最適なトルクを提供できる
電流により駆動されるステッピングモータ112による
リターン (逆回転) 速度で、再び、所定の位置 (たとえ
ば、ホームポジションあるいは停止位置) まで戻され
る。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置の画像読取機構を駆動する駆動手段は、外部から
入力される制御データ、駆動手段に割り当てられている
負荷の大きさ、駆動手段の周辺の温度、駆動手段を駆動
すべき駆動速度、駆動速度に達するまでの加速度、及
び、駆動手段の駆動方向などに応じて、予め決められた
条件の下で最適化された数値に従って選択される駆動電
流により、最適なトルクで駆動される。
【0068】また、ステッピングモータ手段は、読取手
段を所定の速度で移動させるステッピングモータ手段
は、入力手段により入力された速度データと温度センサ
により検知された読取手段近傍の温度と記憶手段に記憶
されている駆動電流値と読取手段に固有の摩擦量とこの
摩擦量の温度による変化に伴う摩擦量の変化に対応され
る駆動電流値とに基づいて、所定のトルクおよび速度で
駆動される。
【0069】さらに、読取装置を原稿に沿って移動する
ステッピングモータは、読取装置に固有の摩擦量と、温
度センサにより検知される温度と、操作パネルにより入
力される速度データとに応じて、予め決められた条件の
下で最適化されたトルクを提供できるよう規定された電
流値および励磁方式を記憶手段から読取るとともに、こ
の読み取られた電流値に応じて、ステッピングモータを
所定のトルクおよび速度で回転される。従って、不所望
な騒音および振動が低減される一方で読取装置を移動す
るために十分なトルクが発生されて、安定な原稿の読み
取りが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例が組み込まれる画像形成装置
の概略断面図。
【図2】図1に示されている画像形成装置を背面から見
た概略背面図。
【図3】図1および図2に示されている画像形成装置の
概略ブロック図。
【図4】図3に示されている走査モータ駆動回路に適し
たこの発明の実施例であるモータ駆動回路の一例を示す
回路図。
【図5】原稿の読取りに利用されるステッピングモータ
の動作の例 (サイクルタイム)を示すグラフ。
【図6】ステッピングモータの速度−トルク特性を示す
グラフ。
【図7】ステッピングモータの制御に利用される巻線電
流の一例を示すグラフ。
【図8】複写装置に利用されるステッピングモータの複
写速度ならびにリターン速度の関係を示すグラフ。
【図9】複写装置に利用されるステッピングモータの速
度−トルク特性と巻線電流の大きさとを示すグラフ。
【符号の説明】
2…複写装置、10…原稿テーブル、12…原稿押さ
え、14…露光ランプ、16…反射板、18…第1ミラ
ー、20…第一キャリッジ、22…第2ミラー、24…
第3ミラー、26…第二キャリッジ、28…結像レン
ズ、30…第4ミラー、32…第5ミラー、34…ミラ
ー保持枠、36…折返し (露光) ミラー、38…感光体
ドラム、40…帯電装置、42…周辺領域消去LED、
44…現像装置、46…転写分離装置、48…クリーニ
ング除電装置、50a,50b…カセット、52a,5
2b…スロット、54a,54b…給紙ローラ、56
a,56b…搬送ローラ、58…タイミングローラ、6
0…搬送装置、62…定着装置、64…排出ローラ、6
6…冷却ファン、70…CPU、72a…ROM、72
b…RAM、72c…NVM、74…ランプレギュレー
タ、76…高圧回路、78…ヒータ制御回路、80…入
力回路、82…サイズ検知回路、111…主モータ、1
12…ステッピングモータ、113…現像モータ、11
4a,114b…給紙モータ、115…距離補正モー
タ、116…レンズモータ、117…ファンモータ、1
20…走査モータ駆動回路、121…モータ駆動回路、
122…給紙モータ駆動回路、123…現像モータ駆動
回路、150…8ビットD/Aコンバータ、152…モ
ータ制御部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動電流の大きさに応じてトルクおよび速
    度が変更可能な駆動手段と、 この駆動手段に供給する駆動電流を、外部から入力され
    る制御データ、上記駆動手段に割り当てられている負荷
    の大きさ、上記駆動手段の周辺の温度、上記駆動手段を
    駆動すべき駆動速度、上記駆動速度に達するまでの加速
    度、及び、上記駆動手段の駆動方向などに応じて、予め
    決められた条件の下で最適化された数値に従って制御す
    る制御手段と、を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】原稿の画像を光の明暗情報として伝達する
    読取手段と、 1−2相励磁および2相励磁の切り換えが可能であっ
    て、上記読取手段を所定の速度で移動させるステッピン
    グモータ手段と、 上記読取手段が移動される領域の近傍に配置され、上記
    読取手段の周辺の温度を検知する温度センサと、 上記読取手段が移動されるべき速度データを入力する入
    力手段と、 上記ステッピングモータ手段により提供可能なトルクの
    大きさとこのトルクを提供できるモータ駆動電流値を記
    憶する記憶手段と、 上記読取手段に固有の摩擦量と、上記温度センサにより
    検知される温度と、上記入力手段により入力される速度
    データとに応じて、予め決められた条件の下で最適化さ
    れたトルクを提供できるよう規定された電流値および励
    磁方式を上記記憶手段から読取り、この電流値に応じ
    て、上記ステッピングモータ手段を所定のトルクおよび
    速度で回転させるモータ制御手段と、を有する画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】原稿の画像を照明する照明ランプを含み、
    原稿に沿って所定の速度で移動されることで、原稿から
    の反射光を感光体に向かって案内する読取装置と、 1−2相励磁および2相励磁の切り換えが可能であっ
    て、上記読取装置を所定の速度で移動させるステッピン
    グモータと、 上記読取装置が移動される領域の近傍に配置され、上記
    読取装置の周辺の温度を検知する温度センサと、 上記読取装置が移動されるべき速度データを入力する操
    作パネルと、 上記ステッピングモータにより提供可能なトルクの大き
    さとこのトルクを提供できるモータ駆動電流値を記憶す
    るメモリと、 出力電流値を多段階で変更可能なD/Aコンバータを含
    み、上記読取装置に固有の摩擦量と、上記温度センサに
    より検知される温度と、上記操作パネルにより入力され
    る速度データとに応じて、予め決められた条件の下で最
    適化されたトルクを提供できるよう規定された電流値お
    よび励磁方式を、上記記憶手段から読取るとともに、こ
    の読み取られた電流値に応じて、上記ステッピングモー
    タを所定のトルクおよび速度で回転させるモータ駆動回
    路と、を有する画像形成装置。
JP24773094A 1994-10-13 1994-10-13 画像形成装置 Pending JPH08110594A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8202428B2 (en) 2000-02-17 2012-06-19 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Filter device, preferably a hollow fiber dialyser with curled hollow fibers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8202428B2 (en) 2000-02-17 2012-06-19 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Filter device, preferably a hollow fiber dialyser with curled hollow fibers

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