JPH0811055B2 - 配管型タンク - Google Patents

配管型タンク

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JPH0811055B2
JPH0811055B2 JP62324291A JP32429187A JPH0811055B2 JP H0811055 B2 JPH0811055 B2 JP H0811055B2 JP 62324291 A JP62324291 A JP 62324291A JP 32429187 A JP32429187 A JP 32429187A JP H0811055 B2 JPH0811055 B2 JP H0811055B2
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JP
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pipe
tank
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solid
diameter
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JP62324291A
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公 杉澤
和弥 関口
博 澤田
清昭 辻
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House Foods Corp
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House Foods Corp
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、具入りスープ等の固形物を含む液状物を収
容するためのタンク、及び上記タンクを使用した殺菌充
填装置に関する。
(従来の技術) 具入りスープ等の固形物を含む液状物を連続的に滅菌
し、これを無菌的に容器に充填して製品化することが行
なわれている。この場合に、滅菌後の製品は、一旦樽型
等の大容量のタンクに収容された後充填機等に送られて
いる。
上記の形態で製品を得る場合は、製品中に固形物が均
一に含まれるよう配慮する必要がある。ところが、大容
量のタンクを使用する場合はタンク内で固形物が沈降
し、この状態で製品を同タンクから充填機に送ると製品
中の固形物含量が変動し、所望の目的が達成されない。
一方、上記の問題を解決するためタンク内に撹拌羽を
設けることが行なわれているが、実際にはこれにより固
形物を完全に均一にすることは不可能であり、また撹拌
羽根が固形物を損傷するという致命的な問題がある。ま
た装置が複雑になる点でも問題がある。
加えて、この種のタンクでは、装置の稼働前後にタン
ク内を洗浄処理する必要がある。しかしながら、大容量
のタンクを隅々まで洗浄することは容易でなく、特に撹
拌羽根が設けられると、稼働時これに固形物が絡まるこ
とが頻発するため、これをも排除洗浄しなければならな
い。したがって、実際にはタンク内の洗浄性に100%の
保証が得られないためタンクを開けて目視し、手洗浄に
よって撹拌羽根に絡んだ固形物を除去していた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、撹拌操作なしで収容した製品を固形物を均
一に含んだ状態で排出することができ、タンク内の滅菌
処理も確実かつ簡便に成し得るタンクの提供を目的とす
る。また、本発明は、上記効能を有するタンクを使用し
た殺菌充填装置の提供を別の目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成すべく成されたもので、
その要旨は、固形物を含む液状物を収容するためのタン
クを配管により形成し、該配管の内径を該固形物の径の
1.4〜6.0倍とし、かつ該配管が上方向に漸次傾斜するよ
うに構成したことを特徴とする配管型タンク、及び殺菌
機、該殺菌機の前方に設けられた処理物の圧送装置、該
殺菌機の後方に設けられた、配管により形成され、該配
管の内径を該固形物の径の1.4〜6.0倍とし、かつ該配管
が上方向に漸次傾斜するように構成された配管型タン
ク、該タンクの後方に設けられた充填機、からなる殺菌
充填装置である。
以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の配管型タンクを示す斜視図、第2図
は第1図A1-A2方向の断面図、第3図は第2図の2点鎖
線で囲まれた部分の拡大図である。
配管型タンク1はコイル状の配管2によって形成され
る。上記配管2の内径Bは、液状物Lに含まれる固形物
Sの径Cの1.4〜6.0倍、好ましくは1.5〜3.6倍(更に好
ましくは1.8〜2.5倍)に形成される。具体的には、固形
物Sの径Cが5〜50mm程度の場合に、配管2の内径Bを
7〜300mm程度とするのがよい。
尚配管2の内径Bが、液状物Lに含まれる固形物Sの
径Cの1.4倍に満たない場合には、固形物Sを含む液状
物Lを配管型タンク1内に収容又はこれから排出する際
に配管2内に固形物Sが詰まり、一方6.0倍を越える
と、製品を配管型タンク1内に収容又はこれから排出す
る際に、配管2内で液状物Lの流れに対して固形物Sが
取り残される傾向となる。
また、配管型タンク1は、配管2が上方向に漸次傾斜
するように構成される。この場合の配管2の上方向の傾
斜角度Gは1〜18°、好ましくは1.2〜10°(更に好ま
しくは2〜5°)とするのがよい。配管2の傾斜角度G
が1°に満たない場合には、製品を配管型タンク1から
排出する際に配管2内に製品が残り、また洗浄又は滅菌
処理の際に洗浄液又は熱水、蒸気ドレン等が配管2内に
残る。一方配管2の傾斜角度Gが18°を越える場合に
は、製品を配管型タンク1内に収容する際に配管2内で
液状物Lの流れに対して固形物Sがとり残され、またス
トック時に固形物Sがタンク1の内壁に沿って沈降又は
浮上し、タンク1の下部又は上部に溜まり易くなる傾向
がある。
かくして本発明では、前記の如く配管2の内径Bが液
状物に含まれる固形物の径との相関で特定し、かつ配管
2が上方向に漸次傾斜するように構成することによっ
て、製品を配管型タンク1内に収容する際は、配管2内
で液状物の流れに対して固形物がとり残されることがな
く、つまり固形物の重力及び固形物と配管2内壁との摩
擦抵抗により重大な影響を受けることなく、液状物と固
形物が均一に混った状態で順次タンク1の上部に向って
収容することができる。また、ストック時には、配管2
の傾斜により固形物の重力(浮力)と固形物と配管2内
壁との摩擦抵抗との間に均衡が保たれ、固形物がタンク
1内で落下又は浮上して移動せず、タンク1の下部又は
上部に固形物が溜まることがない。そして排出時にも、
配管2内で液状物の流れに対して固形物がとり残される
ことがなく、固形物を均一に含んだ状態で製品を完全に
排出できる。
更に前記構成による効果として、タンク1内に撹拌羽
根の障害物が存在せず、例えばタンク1上部からの滅菌
用の蒸気又は熱水を供給することによって極めて簡便か
つ確実にタンク1内を滅菌することができ、タンク1内
に蒸気ドレン及び熱水が滞留することがなく安定な滅
菌、洗浄を達成できる。
配管型タンク1の形状は、図示のコイル状に限らず前
記の条件を満足する限り任意であり、大きさも任意であ
る。配管型タンク1は、配管2を工場等の壁面に沿って
設置して設けることもできる。配管型タンク1の上部に
該タンク1内に蒸気、熱水又は洗浄液を供給するための
装置を設け、固形物を含む液状物を無菌的に収容するた
めのものとすることもできる。
次に、以上の構成からなる本発明の配管型タンクを使
用した殺菌充填装置について説明する。
第4図は本発明の殺菌充填装置を示すフロー図であ
る。この装置は、製品を前方に圧送するためのポンプ等
の圧送装置9、殺菌機10、ホールディングチューブ11、
冷却機12、配管型タンク13及び充填機14を記載の順で移
送用管15によって連結して構成される。
配管型タンク13は、第1図のタンク1と同様のもので
あるが、上部に加圧空気の供給管路16を備え、タンク13
内に気体圧によって所定の圧力をかけることができるよ
うになっている。尚、供給管路16上の17は除菌フィルタ
ー、18は調整弁である。
装置の稼働において、製品タンク(図示せず)等から
装置内に供給された固形物を含む液状物(製品)は、圧
送装置9によって前方に圧送され、殺菌機10及びホール
ディングチューブ11を通過する間に滅菌され、冷却機12
で冷却された後配管型タンク13に送られる。尚、殺菌機
10及びホールディングチューブ11で製品を100℃を越え
る温度で滅菌する場合には、前記の供給管路16から供給
される加圧空気によって装置内に背圧がかけられる(上
記の操作において、開閉弁19は“閉”の状態である。) 配管型タンク13に送られた製品は、第1図の場合に説
明した如く固形物を均一に含んだ状態で順次タンク13の
上方に向って収容される。
次に、製品が一定量配管型タンク13に収容された段階
で、装置の稼働を止めて装置内を常圧とし(但しタンク
13内は陽圧に保つ)、開閉弁19を開いて製品を充填機14
に送る。上記の場合に、配管型タンク13から製品を固形
物を均一に含んだ状態で引出して充填機14に送ることが
できるので、充填機14における容器等への充填操作にお
いて製品中に固形物を均一に含ませることができる。
尚、以上の装置において、配管型タンク13に直接加圧
空気の供給管路16を設ける代わりに、同タンク13の上部
に別のタンクを設け、このタンクに加圧空気の供給管路
を備えることもできる。これにより、配管型タンク13に
製品を回収する場合にタンク13の上部のぎりぎりまで製
品を回収することができ、かつ装置内に安定な背圧を達
成できる。
また、開閉弁19を充填機14の充填量に応じて開閉する
機構となし、同機構により製品をタンク13から充填機14
に送られる製品の流量が殺菌機10からタンク13に送られ
る製品の流量と等しいか或いは少なく制御して充填機14
に送ることにより、装置内の背圧を損うことなく、製品
を殺菌してタンク13に回収する操作及び製品を充填機14
に送る操作を同時連続的に行ない得る。
以上の本発明の配管型タンク及び殺菌充填装置に適用
される製品としては、例えば肉類、肉類加工品、野菜
類、豆類、果実類、魚介類、キノコ類、パスタ類等の固
形食品を含むスープ、シチュー、カレー、煮物、汁物、
飲料或いはペットフード等が挙げられる。
(発明の効果) 以上のように、本発明の配管型タンクは撹拌操作を必
要としない場合にも、回収した製品を固形物を均一に含
んだ状態で排出することができるので、固形物を含む液
状物を収容するためのストックタンクとして非常に有効
である。また、タンク内の洗浄及び滅菌処理を確実かつ
簡便に成し得るので、無菌充填システム等各種殺菌及び
滅菌システムに適用する場合に非常に有効である。更
に、工場等の壁面に沿って設置できる等スペース面でも
有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の配管型タンクを示す斜視図、第2図は
第1図のA1-A2方向の断面図、第3図は第2図の2点鎖
線で囲まれた部分の拡大図である。第4図は本発明の殺
菌充填装置を示すフロー図である。 1、13……配管型タンク、2……配管、G……傾斜角
度、S……固形物、C……固形物の径、B……配管の内
径、L……液状物、8……収容排出口、9……圧送装
置、10……殺菌機、11……ホールディングチューブ、12
……冷却機、14……充填機、15……移送用管、16……加
圧空気の供給管路。17……除菌フィルター、18……調整
弁、19……開閉弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−199422(JP,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】殺菌充填装置等において、殺菌機、冷却機
    とは別に設けられ、固形物を含む液状物を、一定の流動
    を伴わない状態で適宜収容するためのタンクを配管によ
    り形成し、該配管の内径を該固形物の径の1.4〜6.0倍と
    し、かつ該配管が上方向に漸次傾斜するように構成した
    ことを特徴とする配管型タンク。
  2. 【請求項2】該配管の上方向の傾斜角度が1〜18°であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の配管型タンク。
  3. 【請求項3】液状物に含まれる固形物の径が5〜50mmで
    あり、かつ配管の内径が7〜300mmである特許請求の範
    囲第(1)項記載の配管型タンク。
  4. 【請求項4】配管がコイル状に設けられた特許請求の範
    囲第(1)項記載の配管型タンク。
  5. 【請求項5】配管型タンクの上部に、該配管型タンクタ
    ンク内に蒸気、熱水又は洗浄液を供給するための装置を
    設けた特許請求の範囲第(1)項記載の配管型タンク。
  6. 【請求項6】配管型タンクが固形物を含む液状物を無菌
    的に収容するためのものである特許請求の範囲第(1)
    項又は第(5)項記載の配管型タンク。
  7. 【請求項7】殺菌機、 該殺菌機の前方に設けられた固形物を含む液状物の圧送
    装置、 該殺菌機の後方に設けられた、配管により形成され、該
    配管の内径を該固形物の径の1.4〜6.0倍とし、かつ該配
    管が上方向に漸次傾斜するように構成された配管型タン
    ク、 及び該タンクの後方に設けられた充填機、 からなる殺菌充填装置。
  8. 【請求項8】配管型タンクが内圧を気体圧によって制御
    可能なものである特許請求の範囲第(7)項記載の殺菌
    充填装置。
JP62324291A 1987-12-21 1987-12-21 配管型タンク Expired - Lifetime JPH0811055B2 (ja)

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JPH01165359A JPH01165359A (ja) 1989-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59199422A (ja) * 1983-04-19 1984-11-12 有限会社東京容器 発酵性食品を充填包装する装置

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JPH01165359A (ja) 1989-06-29

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