JPH08110190A - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JPH08110190A
JPH08110190A JP24408194A JP24408194A JPH08110190A JP H08110190 A JPH08110190 A JP H08110190A JP 24408194 A JP24408194 A JP 24408194A JP 24408194 A JP24408194 A JP 24408194A JP H08110190 A JPH08110190 A JP H08110190A
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JP
Japan
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fluid
horizontal
header
heat exchanger
flow path
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Application number
JP24408194A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Okuda
伸之 奥田
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08110190A publication Critical patent/JPH08110190A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/03Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
    • F28D1/0308Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
    • F28D1/035Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other with U-flow or serpentine-flow inside the conduits

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各偏平管内を流れる間に流体を混合すること
により熱交換効率を向上させた熱交換器を提供する。 【構成】 U形の流体流路形成用凹部を有する略方形の
一対のプレート2 が、相互に凹部を対向させた状態に重
ね合わせられて互いに接合されることにより、前後垂直
流路部13,14 およびこれらの上端部同士を連通する水平
流路部15を有する略逆U字状の偏平管5 が形成されてい
る。フィン4 が、各偏平管5 の前後垂直流路部13,14 の
間に配されている。各プレート2 の水平凹部12が、隣り
合うプレート2 の水平凹部12の底壁外面同士が接するよ
うに形成されている。水平凹部12の底壁に流体通過用孔
があけられて、各偏平管5 の水平流路部15同士が連通さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、積層型熱交換器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、積層型熱交換器として、前後垂直
凹部およびこれらの上端部間に連なる水平凹部よりなる
流体流路形成用凹部が設けられた略方形の一対のプレー
トが、相互に流体流路形成用凹部を対向させた状態に重
ね合わせられて互いに接合されることにより、前後垂直
流路部およびこれらの上端部同士を連通する水平流路部
よりなる略逆U字状の偏平管が形成され、この偏平管と
フィンとが複数層状に重ね合わせられ、各偏平管の前後
垂直流路部の下端部同士がそれぞれ前後ヘッダにより連
通されており、後側ヘッダの中央に仕切り壁が設けられ
て、同ヘッダの左半部に流体導入口が、同右半部に流体
排出口がそれぞれ設けられているものが知られている。
【0003】この積層型熱交換器では、流体導入口から
導入された流体は、後側ヘッダの左半部内に入り、分岐
して熱交換器の左半部にある各偏平管内をそれぞれ流
れ、前側ヘッダの左半部内で合流し、次いで、前側ヘッ
ダの右半部内に流れ、再び分岐して熱交換器の右半部に
ある各偏平管内をそれぞれ流れ、前側ヘッダの右半部内
で合流して流体排出口から排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の積層型熱交
換器では、各偏平管内を流れる間は流体の混合が行われ
ず、全体として熱交換効率がよくないという問題があっ
た。しかも、熱交換器の左右半部のいずれかでは、風上
側から風下側へ流体が流れる平行流となり、熱交換効率
を悪くするという問題があった。さらにまた、流体導入
口から導入される流体の流れ方向と流体排出口から排出
される流体の流れ方向とが逆向きであるため、圧損が大
きくなるという問題もあった。
【0005】この発明の目的は、各偏平管内を流れる間
に流体を混合することにより熱交換効率を向上させた熱
交換器を提供することにある。
【0006】この発明の他の目的は、流体の流れを対向
流とすることにより熱交換効率を向上させた熱交換器を
提供することにある。
【0007】この発明のさらに他の目的は、圧損が小さ
い熱交換器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による積層型熱
交換器は、流体流路形成用前後垂直凹部およびこれらの
上端部間に連なる流体流路形成用水平凹部が設けられて
いる略方形の一対のプレートが、相互に凹部を対向させ
た状態に重ね合わせられて互いに接合されることによ
り、前後垂直流路部およびこれらの上端部同士を連通す
る水平流路部を有する略逆U字状の偏平管が形成され、
この偏平管とフィンとが複数層状に重ね合わせられ、各
偏平管の前後垂直流路部の下端部同士がそれぞれ前後ヘ
ッダにより連通されている積層型熱交換器において、フ
ィンが、各偏平管の前後垂直流路部の間に配されるとと
もに、各プレートの水平凹部が、隣り合うプレートの水
平凹部の底壁外面同士が接するように形成されており、
水平凹部の底壁に流体通過用孔があけられて、各偏平管
の水平流路部同士が連通されていることを特徴とするも
のである。
【0009】前後ヘッダのうち風下側に配置されるヘッ
ダの一端に流体導入口が設けられ、同風上側に配置され
るヘッダの一端に流体排出口が設けられていることが好
ましい。
【0010】また、熱交換器の中程に位置するプレート
の水平凹部の底壁の流体通過用孔が塞がれるとともに、
同位置において前後ヘッダのうちいずれか一方のヘッダ
に仕切壁が設けられ、前後ヘッダのうち仕切壁が設けら
れたヘッダの一端に流体導入口が、同他端に流体排出口
が設けられているようにしてもよい。
【0011】
【作用】この発明の積層型熱交換器によると、前側ヘッ
ダ内に導入された流体は、分岐して各偏平管の前側垂直
流路部内をそれぞれ流れ、水平流路部内において合流し
て混合され、次いで、再び分岐して各偏平管の後側垂直
流路部内をそれぞれ流れ、後側ヘッダに至る。すなわ
ち、流体は水平流路部内において混合作用を受ける。
【0012】前後ヘッダのうち風下側に配置されるヘッ
ダの一端に流体導入口が設けられ、同風上側に配置され
るヘッダの一端に流体排出口が設けられているもので
は、風下側に配置されたヘッダの一端より導入された流
体は、水平流路部内においては、風下側から風上側へ流
れる。すなわち、対向流となる。
【0013】熱交換器の中程に位置するプレートの水平
凹部の底壁の流体通過用孔が塞がれるとともに、同位置
において前後ヘッダのうちいずれか一方のヘッダに仕切
壁が設けられ、前後ヘッダのうち仕切壁が設けられたヘ
ッダの一端に流体導入口が、同他端に流体排出口が設け
られているものでは、流体導入口よりヘッダ内に導入さ
れた流体は、入口側の半部の各偏平管内、流体導入口が
設けられていないほうのヘッダ、出口側の半部の各偏平
管内を流れて、一端に流体導入口が設けられているほう
のヘッダに戻ってから、同ヘッダ他端の流体排出口より
排出される。すなわち、流体導入口から導入される流体
の流れ方向と流体排出口から排出される流体の流れ方向
とが同じ向きとなる。
【0014】この発明の積層型熱交換器によると、流体
は水平流路部内において混合作用を受け、これにより熱
交換効率が向上する。
【0015】前後ヘッダのうち風下側に配置されるヘッ
ダの一端に流体導入口が設けられ、同風上側に配置され
るヘッダの一端に流体排出口が設けられているもので
は、流体は対向流となり、熱交換効率をさらに向上す
る。
【0016】熱交換器の中程に位置するプレートの水平
凹部の底壁の流体通過用孔が塞がれるとともに、同位置
において前後ヘッダのうちいずれか一方のヘッダに仕切
壁が設けられ、前後ヘッダのうち仕切壁が設けられたヘ
ッダの一端に流体導入口が、同他端に流体排出口が設け
られているものでは、流体導入口から導入される流体の
流れ方向と流体排出口から排出される流体の流れ方向と
が同じ向きとなり、圧損が小さくなる。
【0017】
【実施例】この発明の実施例を、以下図面を参照して説
明する。なお、この明細書において、前後は風の向き
(図にXで示す)を基準として、風上側を前、風下側を
後というものとし、左右は、風下に向かっていうものと
する。
【0018】図1〜図5は、この発明をカー・エアコン
用のエバポレータ(1) に適用した第1実施例を示すもの
である。
【0019】エバポレータ(1) は、アルミニウム(アル
ミニウム合金を含む)製であって、流体流路形成用前後
垂直凹部(10)(11)およびこれらの上端部間に連なる流体
流路形成用水平凹部が片面に設けられている略方形の一
対のプレート(2) が、相互に凹部(10)(11)を対向させた
状態に重ね合わせられて互いに接合されることにより、
前後垂直流路部(13)(14)およびこれらの上端同士を連通
する水平流路部(15)よりなる逆U字状の偏平管(5) が形
成され、この偏平管(5) とコルゲートフィン(4) とが複
数層状に重ね合わせられ、各偏平管(5) の前後垂直流路
部(13)(14)の下端部同士がそれぞれ円筒状の前後ヘッダ
(6)(7)により連通されているものである。
【0020】さらに、各プレート(2) の水平凹部(12)の
底壁(12a) が、隣り合うもの同士が接するように突出さ
せられるとともに、同底壁(12a) に3つの流体通過用孔
(16)があけられることにより、各偏平管(5) の水平流路
部(15)同士が連通されている。
【0021】風下側に配置されるヘッダ(7) 、すなわち
後側ヘッダ(7) の右端に流体導入口(8) があけられ、同
風上側に配置されるヘッダ(6) 、すなわち前側ヘッダ
(7) の右端に流体排出口(9) があけられている。流体導
入口(8) には右方にのびる流体導入パイプ(19)が設けら
れ、流体排出口(9) には右方にのびる流体排出パイプ(2
0)が設けられている。
【0022】エバポレータ(1) の左右両外側には、サイ
ドプレート(3) がそれぞれ配置され、各サイドプレート
(3) と偏平管との間にもコルゲートフィン(4) が介在さ
れている。
【0023】各プレート(2) は同じ形状を有していて、
前側垂直凹部(10)と後側垂直凹部(11)とを仕切る仕切り
(22)は、プレート(2) の周縁部(21)と同じ高さを有し、
その下端部は逆Y字状となされている。プレート(2) の
周縁部(21)の下端部は、内側に屈曲させられている。こ
れにより、各偏平管(5) の前後垂直流路部(13)(14)の下
端部は先細り状となされている。
【0024】また、一対のプレート(2) のうち左のプレ
ートには、前側垂直凹部(10)の底壁には、凹部(10)の深
さの略2倍の高さを有しかつ上下方向に長い整流用凸条
(17)が3本設けられ、後側垂直凹部(11)の底壁にも、凹
部(11)の深さの略2倍の高さを有しかつ上下方向に長い
整流用凸条(18)が3本設けられている。前側垂直凹部(1
0)の凸条(17)と後側垂直凹部(11)の凸条(18)とは、隣り
合うプレート(2) の重ね合わせ後には、互い違いになる
ように設けられており、凸条(17)(18)の先端部が対向す
るプレート(2) の前後垂直凹部(10)(11)の底壁に接合さ
れている。これにより、前後垂直流路部(13)(14)内に
は、それぞれ計6本の凸条(17)(18)で仕切られた7列の
直線状小流体流路が前後対称に形成されている。
【0025】各プレート(2) 、両サイドプレート(3) お
よびコルゲートフィン(4) は、それぞれアルミニウム・
ブレージング・シートによりつくられている。
【0026】前後ヘッダ(6)(7)は、次のようにして製作
されている。
【0027】すなわち、アルミニウムからなる心材(32)
の両面にろう材層(33)を被覆形成した所定の大きさのブ
レージングシート(31)を用意する。次いで、ブレージン
グシート(31)の幅方向の両側端部(34)(35)を肉厚方向に
ハンマーないしはプレスで打撃する。この打撃は一方の
側端部(34)については、下面において、他方の側端部(3
5)については上面において行うことにより、一方の側端
部(34)については下縁から上縁に向けて漸次肉薄となる
傾斜面(34a) を形成し、また他方の側端部(35)について
は上縁から下縁に向けて漸次肉薄となる傾斜面(35a) を
形成する。(図3参照)。次いで、ブレージングシート
(31)の幅方向の中央部を長さ方向に沿ってプレスにより
断面半円弧状に膨出成形して膨出部(36)を形成する。さ
らに、膨出部(36)に、円周方向に沿う偏平管挿入孔(37)
を膨出部(36)の長さ方向に所定間隔をおいてあける(図
4参照)。この孔あけは、膨出部(36)に合致する形状の
当て型を下面側からあてがってプレスにより行う。次い
で、ブレージングシート(31)の膨出部(36)を除く両側水
平部(38)を、プレスにより断面U字状に折り曲げ成形し
た後、両側端部(34)(35)が突き合わせ状となるようにプ
レスにより外力を加えながら円筒状に成形する(図5参
照)。さらに、円筒体の一端に蓋が被せられる。突き合
わせ部(39)における接合は、ブレージングシート(31)の
両側端部(34)(35)の傾斜面(34a)(35a)にろう材層(33)が
存在しているため、その後のろう付けによる突き合わせ
部(39)の接合が確実なものとなり、耐圧強度が増加す
る。
【0028】エバポレータ(1) の製作は、前後ヘッダ
(6)(7)の偏平管挿入孔(47)に偏平管(5) の前後垂直流路
部(13)(14)の各下端部を挿入するとともに、隣り合う偏
平管(5) の間および最外側の偏平管(5) 外側に、コルゲ
ートフィン(4) を配置し、さらに最外側のコルゲートフ
ィン(4) の外側にサイドプレート(3) を配置して仮組み
した後、炉中ろう付け等により一括ろう付けすることに
より行われる。
【0029】上記のエバポレータ(1) 内における流体の
流れは、図6を参照して、前側ヘッダ(6) 内に導入され
た流体は、分岐して各偏平管(5) の前側垂直流路部(13)
内をそれぞれ流れ、水平流路部(15)内において合流して
混合されながら、風下側から風上側へ、すなわち、対向
流となって流れ、次いで、再び分岐して各偏平管(5)の
後側垂直流路部(14)内をそれぞれ流れ、後側ヘッダ(7)
に至る。
【0030】一方、エバポレータ(1) の隣り合う偏平管
(5) 同士の間あるいは偏平管(5) とサイドプレート(3)
との間のコルゲートフィン(4) の存在する間隙を空気が
流れ、プレート(2) の壁面およびコルゲートフィン(4)
を介して流体と空気とが効率よく熱交換せられるもので
ある。
【0031】各偏平管(5) の前後両垂直流路部(13)(14)
における流体の流れ方向は直線状であるため、流体の圧
力損失は小さいものとなる。
【0032】また、凸条(17)(18)の先端部が対向するプ
レート(2) の前後垂直凹部(10)(11)の底壁に接合されて
いるから、接合面積が大きくなり、いわゆる点接触とな
らず、線接触によって接合されるので、耐圧強度が増大
する。
【0033】また、各整流用凸条(17)(18)は、隣り合う
プレート(2) の重ね合わせ後に互い違いに位置して全体
として前後対称となるから、流路断面積が増加し、なお
かつ各プレートに設ける凸条(17)(18)の数は少なくてす
み、従って各プレートの形状が簡単で、その成形が容易
であり、製造コストを低減し得るという効果を奏する。
【0034】図7は、この発明をカー・エアコン用のエ
バポレータ(41)に適用した第2実施例を示すもので、こ
の実施例では、エバポレータ(41)の左右の中程に配置さ
れるプレート(2) として、図2に示したプレート(2) の
水平凹部(12)の底壁(12a) の流体通過用孔(16)が塞がれ
たものが使用されている。その他のプレートは図2に示
したものと同じであり、これにより、水平流路部(49)が
仕切壁(50)により左右の中程において仕切られている。
さらに、左右の中程の同位置において、後側ヘッダ(44)
にも仕切壁(51)が設けられ、後側ヘッダ(44)の右端に流
体導入口(45)が、同左端に流体排出口(46)が設けられて
いる。
【0035】後側ヘッダ(44)に仕切壁(51)を設けるに
は、前述したヘッダの製作過程において、膨出部(46)形
成前のブレージングシート(41)の幅方向の両側端の長さ
方向中程の同一位置に切り込みを設けることにより、円
筒状に成形されたさいに仕切板挿入孔が形成されるよう
にしておき、この挿入孔に仕切板を挿入する。
【0036】この第2実施例のエバポレータ(41)では、
流体導入口(45)より後側ヘッダ(44)内に導入された流体
は、後側ヘッダ(44)中程に設けられている仕切壁(51)に
よって後側ヘッダ(44)内を進むことができなくなり、流
体導入口(45)側の半部の各偏平管(42)内を、後側垂直流
路部(48)、水平流路部(49)、前側垂直流路部(47)の順に
流れて、前側ヘッダ(43)に至り、前側ヘッダ(43)内を進
んで、流体排出口(46)側の半部の各偏平管(42)内を、前
側垂直流路部(47)、水平流路部(49)、後側垂直流路部(4
8)の順に流れ、後側ヘッダ(44)に戻ってから、後側ヘッ
ダ(44)の流体排出口(46)より排出される。すなわち、流
体導入口(45)から導入される流体の流れ方向と流体排出
口(46)から排出される流体の流れ方向とが同じ向きとな
り、圧損が小さくなる。
【0037】図8は、この発明をカー・エアコン用のエ
バポレータ(61)に適用した第3実施例を示すもので、第
2実施例と比べると、水平流路部(69)が仕切壁(70)によ
り左右の中程において仕切られている点は同じであり、
仕切壁(71)が後側ヘッダ(64)でなく前側ヘッダ(63)に設
けられている点、および、流体導入口(65)が前側ヘッダ
(63)の左半部の右端に、流体排出口(66)が前側ヘッダ(6
3)の右半部に設けられている点が異なっている。
【0038】この第3実施例のエバポレータ(61)では、
流体導入口(65)より前側ヘッダ(63)の左半部右端より導
入された流体は、前側ヘッダ(63)中程に設けられている
仕切壁(71)によって右へ進むことができなくなり、流体
導入口(65)側の半部の各偏平管(62)内を、前側垂直流路
部(67)、水平流路部(69)、後側垂直流路部(68)の順に流
れて、後側ヘッダ(64)に至り、後側ヘッダ(64)内を進ん
で、流体排出口(66)側の半部の各偏平管(62)内を、後側
垂直流路部(68)、水平流路部(69)、前側垂直流路部(67)
の順に流れ、前側ヘッダ(63)に戻ってから、前側ヘッダ
(63)の流体排出口(66)より排出される。この第3実施例
のエバポレータ(61)は、前側ヘッダ部(63)の中程より前
方にのびるように流体導入パイプ(72)および流体排出パ
イプ(73)を設けるときに適している。
【0039】
【発明の効果】この発明の積層型熱交換器によると、流
体は水平流路部内において混合作用を受け、これにより
熱交換効率が向上する。
【0040】前後ヘッダのうち風下側に配置されるヘッ
ダの一端に流体導入口が設けられ、同風上側に配置され
るヘッダの一端に流体排出口が設けられているもので
は、流体は対向流となり、熱交換効率をさらに向上す
る。
【0041】熱交換器の中程に位置するプレートの水平
凹部の底壁の流体通過用孔が塞がれるとともに、同位置
において前後ヘッダのうちいずれか一方のヘッダに仕切
壁が設けられ、前後ヘッダのうち仕切壁が設けられたヘ
ッダの一端に流体導入口が、同他端に流体排出口が設け
られているものでは、流体導入口から導入される流体の
流れ方向と流体排出口から排出される流体の流れ方向と
が同じ向きとなり、圧損が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による積層型熱交換器の第1実施例を
示す斜視図である。
【図2】同熱交換器を構成するプレートの斜視図であ
る。
【図3】同熱交換器を構成するヘッダを製造するのに使
用されるブレージングシートの縦断面図である。
【図4】同ヘッダを製造する途中状態を示す一部を切欠
いた拡大斜視図である。
【図5】同ヘッダの一部を切欠いた拡大斜視図である。
【図6】第1実施例の熱交換器の流体流路を示す斜視図
である。
【図7】第2実施例の熱交換器の流体流路を示す斜視図
である。
【図8】第3実施例の熱交換器の流体流路を示す斜視図
である。
【符号の説明】
(1) エバポレータ(熱交換器) (2) プレート (4) フィン (5) 偏平管 (6) 前側ヘッダ (7) 後側ヘッダ (8) 流体導入口 (9) 流体排出口 (10) 前側垂直凹部 (11) 後側垂直凹部 (12) 水平凹部 (12a) 底壁 (13) 前側垂直流路部 (14) 後側垂直流路部 (15) 水平流路部 (16) 流体通過用孔 (41)(61) エバポレータ(熱交換器) (42)(62) 偏平管 (43)(63) 前側ヘッダ (44)(64) 後側ヘッダ (45)(65) 流体導入口 (46)(66) 流体排出口 (47)(67) 前側垂直流路部 (48)(68) 後側垂直流路部 (49)(69) 水平流路部 (50)(70) 水平流路仕切壁 (51)(71) ヘッダ仕切壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体流路形成用前後垂直凹部(10)(11)お
    よびこれらの上端部間に連なる流体流路形成用水平凹部
    (12)を有する略方形の一対のプレート(2) が、相互に凹
    部(10)(11)を対向させた状態に重ね合わせられて互いに
    接合されることにより、前後垂直流路部(13)(14)および
    これらの上端部同士を連通する水平流路部(15)を有する
    略逆U字状の偏平管(5) が形成され、この偏平管(5) と
    フィン(4) とが複数層状に重ね合わせられ、各偏平管
    (5) の前後垂直流路部(13)(14)の下端部同士がそれぞれ
    前後ヘッダ(6)(7)により連通されている積層型熱交換器
    において、フィン(4) が、各偏平管(5) の前後垂直流路
    部(13)(14)の間に配されるとともに、各プレート(2) の
    水平凹部(12)が、隣り合うプレートの水平凹部(12)の底
    壁(12a) 外面同士が接するように形成されており、水平
    凹部(12)の底壁(12a) に流体通過用孔(16)があけられ
    て、各偏平管(5) の水平流路部(15)同士が連通されてい
    ることを特徴とする積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 前後ヘッダ(6)(7)のうち風下側に配置さ
    れるヘッダ(7) の一端に流体導入口(8) が設けられ、同
    風上側に配置されるヘッダ(6) の一端に流体排出口(9)
    が設けられている請求項1記載の積層型熱交換器。
  3. 【請求項3】 熱交換器(41)の中程に位置するプレート
    (2) の水平凹部(12)の底壁(12a) の流体通過用孔(16)が
    塞がれるとともに、同位置において前後ヘッダ(43)(44)
    のうちいずれか一方のヘッダ(44)にヘッダ仕切壁(51)が
    設けられ、前後ヘッダ(43)(44)のうちヘッダ仕切壁(51)
    が設けられたヘッダ(44)の一端に流体導入口(45)が、同
    他端に流体排出口(46)が設けられている請求項1記載の
    積層型熱交換器。
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JP2002081795A (ja) * 2000-06-26 2002-03-22 Showa Denko Kk エバポレータ
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