JPH08109233A - 接着用プライマーの成分のためのフェノール・レゾルシン樹脂の製造方法、接着用プライマー及びゴムと補強材との接着方法 - Google Patents

接着用プライマーの成分のためのフェノール・レゾルシン樹脂の製造方法、接着用プライマー及びゴムと補強材との接着方法

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JPH08109233A
JPH08109233A JP24584094A JP24584094A JPH08109233A JP H08109233 A JPH08109233 A JP H08109233A JP 24584094 A JP24584094 A JP 24584094A JP 24584094 A JP24584094 A JP 24584094A JP H08109233 A JPH08109233 A JP H08109233A
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JP
Japan
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alkylphenol
primer
rubber
resorcin
phenol
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JP24584094A
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Ginnosuke Tanaka
銀之輔 田中
Yutaka Sakaguchi
豊 阪口
Nobuo Tada
總夫 多田
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Osaki Kogyo KK
Original Assignee
Osaki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴムと補強材との接着のためのプライマーとし
て好適に用いることができるフェノール・レゾルシン樹
脂を製造する方法を提供することにある。更に、そのよ
うなフェノール・レゾルシン樹脂を含むプライマー及び
そのようなプライマーを用いるゴムと補強材との接着方
法を提供することにある。 【構成】本発明によるゴムと補強材との接着に用いるプ
ライマーのためのフェノール・レゾルシン樹脂の製造方
法は、炭素数が6〜16のアルキル基を有するp−アル
キルフェノールに対して、0.15〜0.6倍モル量の水酸
化アルカリ金属の存在下に、上記p−アルキルフェノー
ルとアルデヒドとを芳香族炭化水素溶剤中、加熱し、上
記p−アルキルフェノールを実質的にすべて反応させ
て、上記p−アルキルフェノールのメチロール化物を含
む水酸基量16.0重量%以上の反応混合物を得、次い
で、このようにして得られた反応混合物を中和し、分液
後、水洗し、次いで、芳香族炭化水素溶剤と酸触媒とレ
ゾルシンを加え、加熱し、反応させることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムと補強材との所謂
ツー・コート法による接着に用いる接着用プライマーの
成分のためのフェノール・レゾルシン樹脂の製造方法、
ゴムと補強材とのツー・コート法による接着のためのプ
ライマー、及びそのようなプライマーを用いるゴムと補
強材との接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ゴムや合成ゴムからなる種々のゴム
製品を補強するために、これらゴムに金属や繊維からな
る補強材を接着させ、複合物とすることは、既によく知
られている。
【0003】このようなゴムと補強材との接着におい
て、例えば、特開平4−108884号公報に記載され
ているように、被接着面にプライマー処理を要せずし
て、直接に適用することができる所謂ワン・コート型ゴ
ム−金属用の接着剤組成物も知られているが、多くの場
合、フェノール(アルキルフェノール類を含む。)・レ
ゾルシン樹脂を含む溶液組成物としてのプライマーを補
強材に塗布し、乾燥させた後、ゴム用接着剤からなる上
塗りを塗布して、前処理を施し、次いで、この処理面に
金属や繊維を密着させ、加圧加熱して、加硫接着させる
所謂ツー・コート法が用いられている。このような方法
は、例えば、特開平4−331242号公報に記載され
ている。上記ゴム用接着剤からなる上塗りは、例えば、
クロロスルホン化ポリエチレンを含む溶液組成物や、ま
た、ケムロック220(ロード・コーポレーション社
製)等、種々の市販品が知られている。
【0004】しかし、上述したようなゴムと補強材との
接着において、プライマーの重要な成分として用いられ
ているフェノール・レゾルシン樹脂は、例えば、特開昭
53−91990号公報や特公平2−26574号公報
に記載されているように、従来、先ず、フェノール類と
ホルムアルデヒドやアセトアルデヒド等のようなアルデ
ヒド類とをアルカリ触媒、通常、水酸化ナトリウムの存
在下に、トルエン等のような反応溶剤中にて反応させ
て、フェノール・アルデヒド初期縮合物の溶液を製造
し、次いで、これにレゾルシンを酸触媒と共に加え、溶
解させた後、加熱し、共沸によって、水と溶剤とを除去
し、溶剤を反応系に還流させつつ、反応させることによ
って製造されている。通常、反応の終了後、溶剤を減圧
留去し、樹脂を濃縮し、固体として回収する。
【0005】このようなフェノール・レゾルシン樹脂の
製造において、従来、上記公報によれば、フェノール類
1モルに対して、アルカリが0.1モル以下の割合で用い
られており、このような方法によれば、フェノールのメ
チロール化反応が不十分であって、未反応のフェノール
類が多量に残存し、このようにして得られる初期縮合物
をレゾルシンと反応させても、レゾルシンも未反応のま
ま、残存する量が多い。かくして、このようにして得ら
れるフェノール・レゾルシン樹脂からプライマーを調製
し、これをゴムと補強材との接着に用いても、十分な接
着を得ることができない。
【0006】他方、一般に行なわれているように、ま
た、米国特許第 2,710,305号や米国特許第 2,797,204号
にp−アルキル又はアリール置換フェノールのメチロー
ル化反応について記載されているように、フェノール類
に対して、アルカリを等モル量前後用いるときは、短時
間に反応が進んで、高重合物が多量に生成し、初期縮合
物の製造の段階で既に溶剤に不溶性の樹脂が析出するの
で、これをそのまま、レゾルシンとの反応に用いても、
有機溶剤に可溶性のフェノール・レゾルシン樹脂を得る
ことができない。
【0007】更に、従来、ゴムと補強材との接着におい
て用いられているプライマーは、上述したようにして、
予め固体のフェノール・レゾルシン樹脂を製造した後、
これを他の成分と共に溶剤に溶解して、製造されてお
り、このように、フェノール・レゾルシン樹脂を溶剤に
溶解させる手間を要する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のフェ
ノール・レゾルシン樹脂の製造における上述したような
問題を解決するためになされたものであつて、種々の有
機溶剤によく溶解し、しかも、ゴムと補強材との接着の
ためのプライマー成分として用いるとき、ゴムと補強材
との間にすぐれた接着を得ることができるフェノール・
レゾルシン樹脂を製造する方法を提供することを目的と
する。
【0009】更に、本発明は、そのようにして得られる
フェノール・レゾルシン樹脂を成分として含むプライマ
ーを用いるゴムと補強材との接着方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるゴムと補強
材との接着に用いるプライマーのためのフェノール・レ
ゾルシン樹脂の製造方法は、炭素数が6〜16のアルキ
ル基を有するp−アルキルフェノールに対して、0.15
〜0.6倍モル量の水酸化アルカリ金属の存在下に、上記
p−アルキルフェノールとアルデヒドとを芳香族炭化水
素溶剤中、加熱し、上記p−アルキルフェノールを実質
的にすべて反応させて、上記p−アルキルフェノールの
メチロール化物を含む水酸基量16.0重量%以上の反応
混合物を得、次いで、このようにして得られた反応混合
物を中和し、分液後、水洗し、次いで、芳香族炭化水素
溶剤と酸触媒とレゾルシンを加え、加熱し、反応させる
ことを特徴とする。
【0011】本発明において、水酸基量とは、p−アル
キルフェノールとアルデヒドとを水酸化アルカリ金属の
存在下に芳香族炭化水素溶剤中にて反応させて得られた
反応混合物、即ち、p−アルキルフェノールのメチロー
ル化物を含む反応生成物と未反応原料との有する水酸基
量(重量%)を意味する。
【0012】本発明によれば、上述した方法によって、
高重合物の生成を未然に防止して、種々の有機溶剤によ
く溶解するフェノール・レゾルシン樹脂を得ることがで
きる。本発明によれば、上記脱水反応の終了後、フェノ
ール・レゾルシン樹脂を溶液として得ることができ、こ
の溶液は、そのまま、ゴムと補強材との接着のためのプ
ライマーの調製に好適に用いることができる。しかし、
脱水反応の終了後、溶剤を減圧下に留去すれば、フェノ
ール・レゾルシン樹脂を固体として得ることもできる。
【0013】更に、本発明によるこのようなフェノール
・レゾルシン樹脂を含むプライマーを用いることによっ
て、ゴムと補強材との間にすぐれた接着を達成すること
ができる。
【0014】本発明の方法によれば、先ず、芳香族炭化
水素溶剤中、p−アルキルフェノールに対して、0.15
〜0.6倍モル量の水酸化アルカリ金属の存在下に、p−
アルキルフェノールとアルデヒドとを加熱下に反応さ
せ、p−アルキルフェノールを実質的にすべて反応させ
て、水酸基量16.0重量%以上のp−アルキルフェノー
ルのメチロール化物を得る。ここに、p−アルキルフェ
ノールのメチロール化物とは、モノ及びジメチロール化
物を主成分とする反応生成物である。
【0015】上記芳香族炭化水素溶剤としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等が用いられるが、好ましく
は、トルエン又はキシレンが用いられる。また、上記p
−アルキルフェノールは、アルキル基が炭素数6〜1
6、好ましくは、炭素数8〜12であるものであり、例
えば、p−オクチルフェノール、p−ノニルフェノー
ル、p−デシルフェノール、p−ドデシルフェノール等
が好ましく用いられる。
【0016】また、本発明において用いられるアルデヒ
ドとしては、例えば、ホルムアルデヒド(パラホルムア
ルデヒドを含む。)、アセトアルデヒド、プロピオンア
ルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒ
ド、グリオキサール、フルフラール等を挙げることがで
きる。これらのなかでは、ホルムアルデヒド又はアセト
アルデヒドが好ましく用いられ、特に、ホルムアルデヒ
ドが好ましく用いられる。このようなアルデヒドは、p
−アルキルフェノールに対して、通常、1.8〜5.0倍モ
ル量、好ましくは、2.0〜3.0倍モル量の範囲で用いら
れる。
【0017】本発明においては、p−アルキルフェノー
ルとアルデヒドとの縮合反応の触媒として、水酸化アル
カリ金属がp−アルキルフェノールに対して、0.15〜
0.6倍モル量、好ましくは、0.2〜0.5倍モルの範囲で
用いられる。上記水酸化アルカリ金属としては、水酸化
ナトリウム又は水酸化カリウムが好ましく用いられる。
【0018】本発明において、用いる水酸化アルカリ金
属の量がp−アルキルフェノールに対して0.15倍モル
量よりも少ないときは、p−アルキルフェノールを実質
的に完全に反応させることができず、未反応のp−アル
キルフェノールが多量に残存し、それ故に得られるメチ
ロール化物は水酸基量が少ない。このようなメチロール
化物をレゾルシンと反応させても、レゾルシンも未反応
物のまま、多量に残存し、また、不溶物も生成するの
で、かくして得られるフェノール・レゾルシン樹脂をプ
ライマーに用いても、ゴムと補強材との間にすぐれた接
着を得ることができない。
【0019】他方、用いる水酸化アルカリ金属の量がp
−アルキルフェノールに対して0.6倍モル量よりも多い
ときは、p−アルキルフェノールは実質的にすべて反応
するものの、有機溶剤に不溶性の高重合物を多く生成
し、この高重合物の生成において、メチロール基の相当
の部分も更に反応する結果とみられるが、得られるメチ
ロール化物の水酸基量が低い。更に、このようなメチロ
ール化物をレゾルシンと反応させても、レゾルシンも未
反応物のまま、多量に残存し、上記溶剤に不溶性の高重
合物と相俟つて、このようにして得られるフェノール・
レゾルシン樹脂をプライマーに用いても、被接着物との
密着性に劣るので、ゴムと補強材との間にすぐれた接着
を得ることができない。
【0020】特に、本発明によれば、水酸化アルカリ金
属をp−アルキルフェノールに対して、0.15〜0.6倍
モル量の範囲で用いることによって、水酸基量16.0重
量%以上、好ましくは、16.5〜19.0重量%、最も好
ましくは17.5〜18.5重量%を有する実質的にp−ア
ルキルフェノールのメチロール化物からなる反応生成物
を得ることができる。
【0021】p−アルキルフェノールとアルデヒドと
は、上述したようなアルカリ条件下で、通常、還流温度
にて、1〜2時間程度反応させる。本発明によれば、こ
のように、p−アルキルフェノールに対して、0.15〜
0.6倍モル量、好ましくは、0.2〜0.5倍モルの範囲の
水酸化アルカリ金属を触媒として用いて、比較的、短時
間反応させることによって、高重合物の生成を未然に防
いて、実質的にすべてのp−アルキルフェノールを反応
させ、メチロール化反応を行なって、水酸基量16.0重
量%以上のメチロール化物を得る。このメチロール化反
応において、未反応のp−アルキルフェノールの有無
は、必要に応じて、例えば、薄層クロマトグラフイー等
の通常の分析手段によって追跡することができる。
【0022】特に、本発明においては、反応の開始時の
反応混合物のpHは11程度の強アルカリであることは
当然であるが、反応の終了時にも、反応混合物のpHが
8〜9のアルカリ領域にあることが好ましく、これによ
つて、用いたp−アルキルフェノールの実質的に全量を
メチロール化又はジメチロール化することができると共
に、高重合物の生成を未然に防止することができる。
【0023】本発明によれば、このようにして、p−ア
ルキルフェノールのメチロール化反応の終了後、通常、
得られた反応混合物を常温付近の温度まで冷却し、上記
水酸化アルカリ金属を中和し、分液後、水洗し、次い
で、芳香族炭化水素溶剤と酸触媒とレゾルシンを加え、
加熱下に脱水反応させることによって、フェノール・レ
ゾルシン樹脂を得る。
【0024】水酸化アルカリ金属を中和するためには、
通常、塩酸等の鉱酸水溶液が適宜量用いられる。通常、
水酸化アルカリ金属を中和するためには、水酸化アルカ
リ金属とほぼ当量の鉱酸が用いられるが、得られる反応
生成物がp−アルキルフェノールのメチロール化物であ
って、フェノール性水酸基による酸性のために、反応混
合物は、上記水酸化アルカリ金属の中和の後、通常、2
〜3のpHを有することとなる。
【0025】このようにして、反応混合物を中和した
後、反応混合物を分液し、水洗した後、これに芳香族炭
化水素溶剤、酸触媒及びレゾルシンを加え、加熱して溶
解させ、加熱下に反応させ、先に得られたp−アルキル
フェノールのメチロール化物とレゾルシンとの間で脱水
させることによって、フェノール・レゾルシン樹脂を得
る。
【0026】上記脱水反応において、上記芳香族炭化水
素溶剤としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等が用いられるが、特に、トルエン又はキシレンが好
ましい。この溶剤は、先のメチロール化反応における溶
剤と同じでも異なっていてもよいが、通常、同じ溶剤が
好ましく用いられる。
【0027】また、本発明において、レゾルシンは、前
記p−アルキルフェノールに対して、通常、1.5〜3.0
倍モル量の範囲で用いられる。しかし、発明によれば、
必要に応じて、レゾルシンに代えて、他の2価フェノー
ル、例えば、カテコール、ヒドロキノン等を一部、用い
ることができる。
【0028】酸触媒としては、例えば、シュウ酸(水和
物を含む。)、酒石酸、コハク酸、クエン酸、p−トル
エンスルホン酸等の有機酸のほか、塩酸、硫酸等の無機
酸も用いられる。通常、シュウ酸(水和物を含む。)が
好ましく用いられる。酸触媒の使用量は、p−アルキル
フェノールに対して、通常、0.03〜0.05倍モル量の
範囲である。
【0029】この脱水反応は、用いる溶剤と水との共沸
によって、反応系から水を除くので、反応温度は、用い
る溶剤にもよるが、溶剤としてトルエンを用いる場合
は、通常、90〜110℃の範囲の温度である。通常、
溶剤の沸点近傍の温度で反応を終了する。反応時間は、
通常、1〜3時間程度である。しかし、反応温度及び時
間は、これら例示に限定されるものではない。本発明に
よれば、前述したように、p−アルキルフェノールを実
質的にすべてメチロール化又はジメチロール化している
ので、レゾルシンとの反応が比較的短時間で完了し、か
くして、有機溶剤の不溶性の高重合物の生成を未然に防
止することができる。
【0030】本発明によれば、このようにして、脱水反
応の終了後、フェノール・レゾルシン樹脂の溶液を得る
ことができ、この溶液は、そのまま、ゴムと補強材との
接着のためのプライマーの成分として好適に用いること
ができる。他方、反応の終了後、溶剤を減圧下に留去す
れば、通常、赤褐色固体として、フェノール・レゾルシ
ン樹脂を得ることができる。この樹脂は、種々の有機溶
剤によく溶解し、ゴムと補強材との接着のためのプライ
マーとして好適に用いることができる。
【0031】ゴムと補強材との接着のためのプライマー
には、溶剤として、芳香族炭化水素や、又は脂肪族炭化
水素やケトン類、アルコール類等が用いられる。ここ
に、脂肪族炭化水素としては、例えば、ヘキサン、ヘプ
タン等を、ケトン類としては、例えば、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等を、また、
アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノール等を挙げることができる。
【0032】本発明において、ゴムと補強材との接着の
ためのプライマーは、エポキシ化ジエン重合体と上述し
たようなフェノール・レゾルシン樹脂とを含むものであ
り、特に、フェノール・レゾルシン樹脂100重量部に
ついて、分子量500〜30000のエポキシ化ジエン
重合体2〜100重量部を含み、溶剤として、トルエン
又はメチルエチルケトンを用いたものであることが好ま
しい。上記エポキシ化ジエン重合体とは、ポリブタジエ
ン、ポリペンタジエン、ポリイソプレン、ポリクロロプ
レン等のジエン重合体を通常のエポキシ化剤によってエ
ポキシ化してなるものであり、種々の市販品を用いるこ
とができる。
【0033】更に、本発明によれば、プライマーは、必
要に応じて、上記成分に加えて、カーボンブラツク、種
々のゴム、シリカ、酸化亜鉛、二酸化チタン等の顔料等
を含んでいてもよい。従って、本発明に従って、フェノ
ール・レゾルシン樹脂を溶液として製造したときには、
この溶液をそのままプライマーの一成分として、溶剤に
混合すればよい。また、本発明に従って、フェノール・
レゾルシン樹脂を固体として得たときも、前記溶剤によ
く溶解するので、プライマーの製造に有利である。
【0034】本発明によれば、補強材に上述したような
プライマーを塗布し、乾燥させ、次いで、ゴム用接着剤
からなる上塗りを塗布した後、このような処理面にゴム
を密着させ、加圧加熱して、加硫接着させることによっ
て、ゴムと補強材との間にすぐれた接着を得ることがで
きる。本発明によるフェノール・レゾルシン樹脂を含む
プライマーは、特に、ゴムと金属との接着に有用であ
る。ゴムとしては、例えば、天然ゴム、ブタジエンゴ
ム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、
エチレン・プロピレン系ゴム(EPM、EPDM)、ア
クリロニトリル・ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエ
ンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム等を挙げる
ことができる。また、金属としては、例えば、鉄、鋼、
ステンレス、アルミニウム、銅、鉛、黄銅、青銅や、こ
れらにクロム、ニッケル、亜鉛等をめっきしたもの等を
挙げることができる。
【0035】本発明において、ゴム用接着剤からなる上
塗りは、特に限定されるものではないが、例えば、クロ
ロスルホン化ポリエチレンを含むものや、或いはロード
・コーポレーション社製の種々のケムロック製品を好適
に用いることができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0037】実施例1 (フェノール・レゾルシン樹脂の製造)トルエン300
mlにp−tert. −オクチルフェノール206g(1.0
モル)を溶解させた後、4.0N水酸化ナトリウム水溶液
75g(0.3モル)と75%ホルムアルデヒド120g
(3.0モル)とを加え、還流温度(82〜83℃)で1
00分間還流させて、p−tert. −オクチルフェノール
を実質的に完全に反応させた。
【0038】反応終了後、得られた反応混合物を室温に
冷却し、上記水酸化ナトリウムと当量の36%塩酸30.
4gを加えて、反応混合物を中和すると共に、そのpH
を3に調節した。分液後、200mlの水にて2回洗浄
した。ここにおいて、得られたトルエン溶液の一部をサ
ンプリングし、薄層クロマトグラフイーによって、未反
応のp−tert. −オクチルフェノールの有無を調べたと
ころ、反応混合物中に未反応のp−tert. −オクチルフ
ェノールは認められなかった。
【0039】更に、得られた反応混合物中の水酸基量の
定量を行なった。即ち、得られたトルエン溶液の一部を
サンプリングし、芒硝で脱水し、20℃、15mmHg減圧
下に60分間、続いて、20℃、2mmHg減圧下に90分
間濃縮して、強粘性の淡黄色透明の液体を得た。この液
体について、N. D. Cheronics, "Organic Functional G
roup Analysis", p. 184によるOH定量分析法にて水酸
基量を求めた。その結果、得られた反応混合物における
水酸基量は、18.0重量%であった。
【0040】次いで、反応混合物にトルエン2500m
l、シュウ酸2水和物4.8g(0.038モル)及びレゾ
ルシン220g(2.0モル)を加えた後、100〜10
5℃の温度で2時間脱水反応を行なって、フェノール・
レゾルシン樹脂のトルエン溶液を得た。溶剤に不溶の高
重合物の析出はなかった。反応混合物から減圧下に溶剤
を留去して、赤褐色の樹脂を得た。
【0041】実施例2 (接着試験)p−アルキルフェノールとして、p−ter
t. −オクチルフェノール又はn−ドデシルフェノール
を用い、水酸化ナトリウム水溶液の量を種々に変えた以
外は、上記と同様にして、フェノール・レゾルシン樹脂
溶液を調製した。エポキシ化ポリブタジエン(エポキシ
ポリブテン、出光石油化学(株)製Poly bd R
−45EPI)、カーボンブラツク及びシリカと共に、
上記フェノール・レゾルシン樹脂の溶液をメチルエチル
ケトンに加え、それぞれの成分が固形分換算で4重量%
となるようにして、プライマーを調製した。別に、クロ
ロスルホン化ポリエチレン、カーボンブラツク及びシリ
カをそれぞれ4重量%となるようにトルエンに加えて、
ゴム−金属用接着剤上塗りを調製した。ゴムとしては、
次の成分(重量部)からなる天然ゴム組成物又はEPT
組成物を用いた。
【0042】天然ゴム組成物A 天然ゴム 100重量部 カーボンブラツク(HAF) 50重量部 亜鉛華 10重量部 ステアリン酸亜鉛 0.5重量部 老防13 1重量部 老防224 0.5重量部 コウモレックス2号 10重量部 DZ 0.7重量部 イオウ 3重量部
【0043】EPTゴム組成物A EPTゴム 100重量部 カーボンブラツク(HAF) 80重量部 亜鉛華 5重量部 ステアリン酸亜鉛 1重量部 老防13 1重量部 老防224 0.5重量部 コウモレックス2号 10重量部 TT 1重量部 M 0.5重量部 イオウ 1.5重量部
【0044】(注) コウモレックス2号:ナフテン系可塑剤(日本石油
(株)製) 老防13:N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェ
ニル−p−フェニレンジアミン 老防224:ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒド
ロキノリン) DZ:N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアジル
スルフェンアミド TT:テトラメチルチウラムジスルフィド M:2−メルカプトベンゾチアゾール
【0045】上記ゴム組成物と金属との接着試験を次の
ようにして行なった。縦60mm、横25mm、厚さ2mmの
ステンレス板又は鉄板を有機溶剤で洗浄し、温度50℃
で減圧下に30分間乾燥させた後、プライマーを塗布
し、室温で30分間乾燥させ、次いで、後塗液を塗布
し、室温で30分間乾燥させた。このプライマー及び後
塗液の塗布面にゴム組成物を密着させ、温度155℃、
圧力150〜200Kg/cm2 の条件下、25分間加硫接
着した。こにして得られた接着物における接着力を90
°剥離試験(JIS K−6301の8.3項)によって
測定した。
【0046】天然ゴムをステンレス板に接着した場合を
表1に、EPTゴムをステンレス板に接着した場合を表
2に、天然ゴムを鉄板に接着した場合を表3に、また、
EPTゴムを鉄板に接着した場合を表4に示す。それぞ
れの表において、接着力は、「以上」とあるのは、材料
(ゴム)破壊によって、それ以上の測定が不可能であっ
たことを示し、「−」は測定をしなかったことを示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】実施例3 (接着試験)実施例1で得たプライマーを用い、ゴム−
金属用接着剤上塗りとして、ケムロック220(ロード
・コーポレーション製)を用いると共に、ゴムとして、
次の成分(重量部)からなる天然ゴム組成物又はEPT
組成物を用いて、実施例2と同様にして、上記ゴム組成
物と金属との接着試験を行なった。
【0052】天然ゴム組成物B 天然ゴム 100重量部 カーボンブラツク(HAF) 50重量部 亜鉛華 5重量部 ステアリン酸亜鉛 0.5重量部 老防13 1重量部 老防224 0.5重量部 コウモレックス2号 10重量部 DM 1重量部 イオウ 1.5重量部
【0053】EPTゴム組成物B EPTゴム 100重量部 カーボンブラツク(HAF) 60重量部 亜鉛華 5重量部 ステアリン酸亜鉛 1重量部 老防13 1重量部 老防224 0.5重量部 コウモレックス2号 50重量部 M 0.5重量部 TT 1重量部 イオウ 1.5重量部
【0054】(注) DM:ジベンゾチアジルジスルフィド
【0055】90°剥離力は、上記天然ゴム組成物Bを
ステンレス板に接着したときは、8.5kgf/cm以上、天然
ゴムを鉄板に接着したとき、10.0kgf/cm、EPTゴム
を鉄板に接着したとき、5.4kgf/cm以上であった。
【0056】比較例1 トルエン300mlにp−tert. −オクチルフェノール
206g(1.0モル)を溶解させた後、4.0N水酸化ナ
トリウム水溶液12.5g(0.05モル)と75%ホルム
アルデヒド120g(3.0モル)とを加え、還流温度
(82〜83℃)で100分間還流させた。
【0057】得られた反応混合物を室温に冷却し、上記
水酸化ナトリウムと当量の36%塩酸5.06gを加え
て、反応混合物を中和すると共に、そのpHを3に調節
した。分液後、200mlの水にて2回洗浄した。ここ
において、得られたトルエン溶液の一部をサンプリング
し、薄層クロマトグラフイーによって調べたところ、反
応混合物中に未反応のp−tert. −オクチルフェノール
が認められた。また、得られた反応混合物中の水酸基量
の定量を実施例1と同様にして行なったところ、14.2
重量%であった。
【0058】この後、実施例1と同様にして、上で得た
メチロール化物にレゾルシンを反応させて、フェノール
・レゾルシン樹脂のトルエン溶液を得た。これを用い
て、実施例1と同様にして、プライマーを調製した。こ
のプライマーと実施例1と同じゴム−金属用接着剤上塗
りを用いて、前記実施例2と同じEPTゴム組成物Aと
ステンレスとを接着したが、強い接着を得ることができ
なかった。
【0059】実施例2によれば、本発明によるプライマ
ーを用いることによって、14.5kgf/cm以上の90°剥
離力を得ることができたことが示されている。
【0060】比較例2 トルエン300mlにp−tert. −オクチルフェノール
206g(1.0モル)を溶解させた後、8.0N水酸化ナ
トリウム水溶液125g(1.0モル)と75%ホルムア
ルデヒド120g(3.0モル)とを加え、還流温度(8
2〜83℃)で100分間還流させた。得られた反応混
合物を室温に冷却し、上記水酸化ナトリウムと当量の3
6%塩酸101.3gを加えて、反応混合物を中和すると
共に、そのpHを3に調節した。分液後、200mlの
水にて2回洗浄した。
【0061】ここにおいて、得られたトルエン溶液の一
部をサンプリングし、薄層クロマトグラフイーによって
調べたところ、反応混合物中に未反応のp−tert. −オ
クチルフェノールは認められなかった。しかし、一部、
トルエンに不溶性の固体の反応生成物が生成しているこ
とが認められた。また、得られた反応混合物中の水酸基
量の定量を実施例1と同様にして行なったところ、15.
7重量%であった。
【0062】この後、実施例1と同様にして、上で得た
メチロール化物にレゾルシンを反応させて、フェノール
・レゾルシン樹脂のトルエン溶液を得た。これを用い
て、実施例1と同様にして、プライマーを調製したが、
プライマーには溶剤に不溶性の固形分が含まれており、
溶液状のプライマーを得ることができなかった。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、p−ア
ルキルフェノールとアルデヒドとをアルカリ触媒の存在
下に反応させて、p−アルキルフェノールのメチロール
化反応を行ない、次いで、これをレゾルシンのような2
価フェノールと脱水反応させて、フェノール・レゾルシ
ン樹脂を製造するに際して、上記アルカリとして、水酸
化アルカリ金属をp−アルキルフェノールに対して0.1
5〜6倍モル量用いることによって、高重合物の生成を
防いで、種々の有機溶剤によく溶解するフェノール・レ
ゾルシン樹脂を得ることができる。
【0064】また、本発明によれば、フェノール・レゾ
ルシン樹脂を溶液として得ることができ、このような溶
液は、直ちにプライマーの調製に用いることができる。
更に、本発明によるフェノール・レゾルシン樹脂は、こ
れをゴムと補強材との接着のためのプライマーの成分と
して用いることによって、ゴムと補強材との間にすぐれ
た接着を達成することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素数が6〜16のアルキル基を有するp
    −アルキルフェノールに対して、0.15〜0.6倍モル量
    の水酸化アルカリ金属の存在下に、上記p−アルキルフ
    ェノールとアルデヒドとを芳香族炭化水素溶剤中、加熱
    し、上記p−アルキルフェノールを実質的にすべて反応
    させて、上記p−アルキルフェノールのメチロール化物
    を含む水酸基量16.0重量%以上の反応混合物を得、次
    いで、このようにして得られた反応混合物を中和し、分
    液後、水洗し、次いで、芳香族炭化水素溶剤と酸触媒と
    レゾルシンを加え、加熱し、反応させることを特徴とす
    るゴムと補強材との接着に用いるプライマーのためのフ
    ェノール・レゾルシン樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】アルデヒドがホルムアルデヒド又はアセト
    アルデヒドである請求項1記載のフェノール・レゾルシ
    ン樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】レゾルシンをp−アルキルフェノールに対
    して1.5〜3.0倍モルの範囲で用いる請求項1記載のフ
    ェノール・レゾルシン樹脂の製造方法。
  4. 【請求項4】炭素数が6〜16のアルキル基を有するp
    −アルキルフェノールに対して、0.15〜0.6倍モル量
    の水酸化アルカリ金属の存在下に、上記p−アルキルフ
    ェノールとアルデヒドとを芳香族炭化水素溶剤中、加熱
    し、上記p−アルキルフェノールを実質的にすべて反応
    させて、上記p−アルキルフェノールのメチロール化物
    を含む水酸基量16.0重量%以上の反応混合物を得、次
    いで、このようにして得られた反応混合物を中和し、分
    液後、水洗し、次いで、芳香族炭化水素溶剤と酸触媒と
    レゾルシンを加え、加熱し、反応させることによって製
    造されたフェノール・レゾルシン樹脂を成分として含む
    ゴムと補強材との接着のためのプライマー。
  5. 【請求項5】アルデヒドがホルムアルデヒド又はアセト
    アルデヒドである請求項4記載のプライマー。
  6. 【請求項6】レゾルシンをp−アルキルフェノールに対
    して1.5〜3.0倍モルの範囲で用いる請求項4記載のプ
    ライマー。
  7. 【請求項7】補強材の被接着面にプライマーを塗布し、
    次いで、ゴム用接着剤からなる上塗りを塗布して前処理
    を施し、この処理面にゴムを密着させ、加硫接着する方
    法において、請求項1乃至6いずれかに記載のフェノー
    ル・レゾルシン樹脂を含むプライマーを補強材に塗布す
    ることを特徴とするゴムと補強材との接着方法。
JP24584094A 1994-10-12 1994-10-12 接着用プライマーの成分のためのフェノール・レゾルシン樹脂の製造方法、接着用プライマー及びゴムと補強材との接着方法 Pending JPH08109233A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6467520B2 (en) 2000-12-19 2002-10-22 The Goodyear Tire & Rubber Company Tire with apex rubber containing in-situ resin
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