JPH08107861A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH08107861A
JPH08107861A JP24569294A JP24569294A JPH08107861A JP H08107861 A JPH08107861 A JP H08107861A JP 24569294 A JP24569294 A JP 24569294A JP 24569294 A JP24569294 A JP 24569294A JP H08107861 A JPH08107861 A JP H08107861A
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JP
Japan
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hose
dust
vacuum cleaner
drum
electric
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Pending
Application number
JP24569294A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Tadashi Nakanishi
正 中西
Toshihiko Nagashima
俊彦 長島
Shigeru Sato
繁 佐藤
Kyoichi Morioka
恭一 森岡
Satoshi Noguchi
聡 野口
Koichi Murata
巧一 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Toshiba Corp
Original Assignee
TEC CORP
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホース体を巻回する略円筒状の巻取ドラム31
を、本体ケース5内に上下方向を軸方向に電動モータ51
にて正逆回転自在に配設する。巻取ドラム31の上端に、
一端が上方に開口し他端にホース36を接続する屈曲した
管状の接続ダクト63を設ける。巻取ドラム31内に、上部
に集塵袋89を装着する集塵室86、下部に電動送風機96を
収容する電動送風機室94を区画形成する。蓋体4の外蓋
部66に連結部69にて回転可能に連結した内蓋部67内に一
端が接続ダクト63に連通し他端が集塵室86の上部に開口
する内部風路82を形成する。蓋体4を本体ケース5に取
り付け、内部風路82にて風路を上下方向に形成させる。 【効果】 ホース36の巻き取りや吐き出しを行う際に生
じる振動により、集塵した塵埃を集塵袋89の下部に落下
させ、風路の閉塞および集塵袋89の目づまりを防止でき
る。振動により塵埃が集塵袋89の下部で緻密化し集塵量
を増大できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホース体を巻回する巻
取ドラムを設けた縦型の電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホース体を巻回する巻取ドラムを
設けた電気掃除機としては、例えば実開昭53−114
162号公報に記載の構成が知られている。
【0003】実開昭53−114162号公報に記載の
電気掃除機は、ホース体を巻回する筒状のホースリール
と電源コードを巻回する筒状のコードリールとをそれぞ
れの回転軸を水平方向として同軸上に形成し、ホースリ
ールは、中心軸に集塵室を区画形成し、外周面に吸込口
を開口形成してこの吸込口にホース体を接続して集塵室
に連通させている。さらに、コードリールの中心軸の周
辺に電動送風機を収容する電動送風機室を区画形成し、
この電動送風機と集塵室とを連通させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭53−114162号公報に記載の電気掃除機は、
集塵室を回転軸を水平方向としたホースリールの中心軸
の周辺に区画し、ホースリールの外周面に吸込口を開口
しているため、ホースの引き出しや巻き取りの際にホー
スリールを回転させた場合、吸込口が集塵室の下方に開
口する場合が生じ、集塵した塵埃が落下してこの吸込口
を閉塞するおそれがある問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、効率よく集塵できる電気掃除機を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電気掃除機本体と、この電気掃除機本体内に軸方
向が上下方向に沿って回転自在に設けられた筒状の巻取
ドラムと、この巻取ドラムを回転させる回転手段と、前
記巻取ドラムに巻回されるホース体と、前記電気掃除機
本体内に設けられ吸塵用の電動送風機を収容する電動送
風機室と、前記巻取ドラム内の上方に設けられ上部に前
記ホース体に連通される吸込口が開口されて上下方向に
風路を形成して塵埃を集塵する集塵室とを具備したもの
である。
【0007】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、吸込口は上下方向に開口する
とともに巻取ドラムの回転軸と同軸上に形成されたもの
である。
【0008】
【作用】請求項1記載の電気掃除機は、ホース体を巻回
する巻取ドラム内に、風路が上下方向に沿って形成する
ように吸込口を上部に開口させて集塵室を設けているた
め、回転手段にて巻取ドラムを回転させてホース体の巻
き取りや吐き出しを行う際に、巻取ドラムに振動が生
じ、この振動により、集塵室内の集塵した塵埃が集塵室
の下部に落下し、集塵室の上方に開口する吸込口に塵埃
が閉塞することが防止されるとともに、塵埃が集塵室の
下部に緻密化されて集塵量が増大する。
【0009】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、掃除中に巻取ドラムを回転さ
せても集塵室内での吸込気流方向がほぼ一定となるので
集塵室内で乱流が生じにくくなり吸込効率が良好に保た
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成
を図面を参照して説明する。
【0011】図1および図5において、1は電気掃除機
本体で、この電気掃除機本体1は、上面を開口し下面を
閉塞した有底四角筒状の下部本体ケース2と、下面を開
口した四角筒状で下部本体ケース2の上端に接合されて
下部本体ケース2の上面の開口を閉塞する上部本体ケー
ス3と、上部本体ケース3の上面開口部3aを開閉自在に
閉塞する蓋体4とからなる中空箱状に構成された本体ケ
ース5を有している。
【0012】そして、電気掃除機本体1には、上部本体
ケース3の前面に長手方向が上下方向に沿った長方形状
のホース口7が開口形成されているとともに、後述する
ホース体8の把持部9を着脱自在に係止する図示しない
係止手段が設けられている。さらに、上部本体ケース3
のホース口7が開口する側の反対側である後面には、上
方に開口する箱状の付属品収納部11が設けられている。
そして、この付属品収納部11内には、取付フランジ12が
設けられ、この取付フランジ12は鶴口13や家具ブラシ、
吸込口体14、延長管15などの付属品を保持するようにな
っている。なお、この付属品収納部11には、塵埃などの
侵入を防止すべく上面の開口を開閉自在に閉塞する蓋な
どを設けてもよい。
【0013】また、電気掃除機本体1には、下部本体ケ
ース2のホース口7が開口する側である前面の下部に
は、ゴムや軟質ウレタンなどの緩衝部材16が設けられ、
上部本体ケース3のホース口7が開口する側の反対側で
ある後面側の側面下部に、ホース口7の開口方向と直交
する方向に沿って回転自在に軸支された従動輪17が設け
られている。
【0014】さらに、上部本体ケース3の上面には、側
面の縁近傍の略中央に、上下方向に細長いハンドル穴部
18が設けられ、このハンドル穴部18にハンドル部19が摺
動自在に挿入されている。そして、このハンドル部19
は、把持される略細長棒状の握り部20と、この握り部20
の長手方向の両端が同方向に折曲形成された脚部21とに
て略コ字状に形成され、脚部21がハンドル穴部18に上下
方向に摺動可能に挿入されて、ハンドル部19が上部本体
ケース3の上下方向に沿って進退自在に設けられてい
る。なお、このハンドル部19は、ストッパなどによりハ
ンドル部19を上方に引き出した状態が維持されるように
なっている。
【0015】そして、電気掃除機本体1は、緩衝部材16
および従動輪17により床面Fに載置された通常時では、
緩衝部材16と床面Fとの摩擦により停止した状態で、電
気掃除機本体1を移動する場合には、図12に示すよう
に、ハンドル部19を上方に引き出し、緩衝部材16を床面
Fから離間した状態でハンドル部19を押動または引動な
どの操作により従動輪17を走行させる。
【0016】また、上部本体ケース3の内面側には、図
1に示すように、内周面が略円筒状となるドラム室23を
形成するガイド部24が設けられている。そして、このガ
イド部24の一部が切り欠かれてホース口7の周縁に連続
され、内周側のドラム室23がホース口7を介して外部に
連通されるようになっている。
【0017】さらに、このガイド部24には、図4および
図5に示すように、ホース口7の上下方向の両端縁の近
傍に位置して壁状に内方に向けて突出するローラ保持部
25が対向して形成され、これら対向するローラ保持部2
5,25間には、軸方向がホース口7の上下方向の両側縁
に沿ったホースローラ26,26が回転自在に1対軸支され
ている。
【0018】一方、図1ないし図3および図5におい
て、31は巻取ドラムで、この巻取ドラム31は、一端に集
塵開口部31a を開口し他端に排気開口部31b を開口する
略円筒状の胴体部32の軸方向の両端周縁に外周方向に突
出するフランジ部33が設けられ、ボビン状に形成されて
いる。また、胴体部32の外周面には、この外周面から直
交方向に突出してスパイラル状に案内壁部34が設けら
れ、この案内壁部34にてホース体8が案内されて胴体部
32の外周面にスパイラル状に巻回され、ホース体8が案
内壁部34,34間に位置するようになっている。
【0019】なお、ホース体8は、図4に示すように、
可撓性を有するホース36と、このホース36の一端側に回
転管36a を介して回転自在に嵌合された把持部9とから
なり、この把持部9はホース口7を挿通不可能に形成さ
れている。
【0020】さらに、巻取ドラム31のフランジ部33の外
周縁には、図1、図2および図5に示すように、外周に
向けて溝状に形成されたレール部37が設けられている。
【0021】また、巻取ドラム31には、軸方向の下端の
内周縁に排気開口部31b を覆うように下方に向けて略円
筒状に突出するドーム部39が形成され、このドーム部39
の先端には、胴体部32と同軸の略円筒状のドラムプーリ
40が設けられている。さらに、ドラムプーリ40の中心軸
には、円筒状の筒体41が嵌合されている。なお、このド
ーム部39およびドラムプーリ40には、胴体部32の中心軸
に連通する通風口42が複数形成されている。
【0022】さらに、下部本体ケース2の上面略中央
に、中心軸にベアリング44を設け上方に円筒状に突出す
る軸受部45が形成されている。また、上部本体ケース3
の上下部内面側の角部分に内方に略三角形壁状に突出す
る保持部47がそれぞれ設けられ、これら保持部47の先端
近傍には、外周面が巻取ドラム31のレール部37に当接保
持する保持プーリ48がそれぞれ回転自在に設けられてい
る。
【0023】そして、巻取ドラム31は、ドラムプーリ40
の筒体41が下部本体ケース2の軸受部45のベアリング44
に嵌合され、フランジ部33のレール部37に保持プーリ48
が係合されて、本体ケース5内のドラム室23内に回転自
在に軸支されている。なお、この巻取ドラム31の胴体部
32の周面とガイド部24の内周面との間の距離は、巻取ド
ラム31に巻き取られるホース36の外径より若干広い距
離、すなわち、ホース36の内周側が胴体部32に接触して
巻取ドラム31に巻き取られた状態では、ホース36はガイ
ド部24の内周面に当接しないようになっている。
【0024】また、下部本体ケース2の上面には、図
1、図3および図5に示すように、ギアボックス50が設
けられ、このギアボックス50には、回転手段としての電
動モータ51が取り付けられている。さらに、ギアボック
ス50には、小径プーリ52と大径プーリ53とが同軸に形成
された減速プーリ54が回転自在に設けられている。そし
て、電動モータ51の出力軸56には、出力プーリ57が軸支
され、この出力プーリ57と減速プーリ54の大径プーリ53
とに無端の出力ベルト58が掛け渡されているとともに、
減速プーリ54の小径プーリ52と巻取ドラム31のドラムプ
ーリ40とに無端の減速ベルト59が掛け渡され、電動モー
タ51の駆動により巻取ドラム31が正逆自在に回転される
ようになっている。
【0025】さらに、巻取ドラム31の胴体部32の一端側
である上端内周側には、図1に示すように、胴体部32の
軸方向の上端側に連通孔61を開口するダクト部62が区画
形成され、このダクト部62内には、図6に示すように、
接続ダクト63が収容されている。そして、接続ダクト63
は、屈曲する管状に形成され、一端がパッキング64を介
して連通孔61に気密に接続され、他端が巻取ドラム31の
胴体部32の外周面側に接線方向に向けて開口するように
配設され、この他端側には、ホース体8のホース36が嵌
合固定されている。
【0026】一方、蓋体4は、外蓋部66と内蓋部67とか
らなり、外蓋部66は円盤状に形成され、上面には取手部
68が形成され、下面略中央には連結部69が設けられてい
る。また、内蓋部67は、下面を開口する略円盤状の上内
蓋部70と上面を開口する略円盤状の下内蓋部71とから中
空に形成されている。そして、内蓋部67の上内蓋部70の
略中央には、図1および図7に示すように、外蓋部66の
連結部69が係合される略円形の連結孔72が穿設されてい
る。
【0027】また、連結部69は、外蓋部66の軸方向に沿
って外蓋部66の下面から下方に突出する内蓋部67の上内
蓋部70の連結孔72の径と略同径の円柱状の可撓性を有す
るジョイント部74を有し、このジョイント部74の先端
は、径大に係合部75が形成され、この係合部75の先端に
は軸方向に沿って切溝76が形成され、この切溝76により
係合部75が縮径可能になっている。
【0028】さらに、ジョイント部74には、環状の2枚
の座板77,77が内蓋部67の上内蓋部70を挟持するように
回転自在に嵌挿され、さらに係合部75側の座板77と上内
蓋部70との間に位置して気密性を維持するOリング78が
嵌挿されている。そして、連結部69の係合部75が上内蓋
部70の連結孔72に係合され、外蓋部66と内蓋部67とが相
対して回転自在に連結されて、蓋体4が形成されてい
る。
【0029】また、内蓋部67の下内蓋部71の略中央に
は、図1に示すように、下方に管状に突出し吸込口79a
を開口するパイプ部79が形成されている。さらに、下内
蓋部71には、図2に示すように、巻取ドラム31のダクト
部62の連通孔61に対向して開口しホース36が接続される
接続ダクト63に連通する風路孔80が形成されている。そ
して、上内蓋部70の下面および下内蓋部71の上面には、
対向して壁状に突出する風路リブ81,81がそれぞれ形成
され、上内蓋部70および下内蓋部71との接合により、内
蓋部67内には、風路リブ81,81にて底部にパイプ部79の
吸込口79a およびホース36に連通する風路孔80を開口す
る内部風路82を形成している。なお、吸込口79a は、巻
取ドラム31の軸方向である上下方向の上方に開口される
ようになっている。
【0030】そして、蓋体4は、外蓋部66が上部本体ケ
ース3の上面開口部3aに係合され、内蓋部67が巻取ドラ
ム31の上端の集塵開口部31a に気密に係合され、外蓋部
66は回転せず内蓋部67が巻取ドラム31とともに回転可能
に本体ケース5に取り付けられている。
【0031】一方、巻取ドラム31の内周面には、図1に
示すように、軸方向の略中央に位置して中心軸に向けて
壁状に突出し略中央に略円形の通気孔84が開口形成され
た環状の集塵リブ85が設けられ、この集塵リブ85と上端
に係合する蓋体4の内蓋部67とにて集塵室86が区画形成
されている。そして、集塵リブ85には、通気孔84を閉塞
するように、通気性を有するフィルタ87が着脱自在に設
けられている。
【0032】また、蓋体4の内蓋部67の下面に下方に突
出するパイプ部79の基端近傍には、集塵袋89を着脱自在
に取り付けるホルダ90が設けられている。
【0033】さらに、集塵リブ85の下方には、集塵リブ
85と同径状に環状の送風機リブ92が設けられ、集塵リブ
85と対向する送風機リブ92には、略中央に吸気孔93が開
口形成され、この送風機リブ92と巻取ドラム31の下部に
形成されたドーム部39とにて電動送風機室94が区画形成
されている。
【0034】そして、集塵室86と電動送風機室94とは、
集塵リブ85の通気孔84および送風機リブ92の吸気孔93を
介して連通されている。また、集塵室86の上方には、蓋
体4の取り付けにより蓋体4のパイプ部79の吸込口79a
が開口する内部風路82が位置されて、巻取ドラム31の軸
方向である上下方向に沿って風路が形成されている。
【0035】また、電動送風機室94内には、電動送風機
96が配設されている。そして、この電動送風機96は、図
示しないファンと、このファンを回転駆動する電動機97
と、ファンを覆うファンカバー98とからなっている。ま
た、このファンカバー98の中央部には吸引口99が開口形
成され、電動機97のフレームには図示しない排気口が開
口形成されている。
【0036】さらに、巻取ドラム31の内周面には、電動
送風機室94の内方に壁状に突出する環状の支持リブ101
が形成され、電動送風機96は、支持リブ101 の内周縁近
傍に取り付けられた例えばゴム製の支持体102 を介し
て、吸引口99が送風機リブ92の吸気孔93に対向するよう
に支持され、電動送風機96の吸引口99が集塵室86に、集
塵リブ85の通気孔84および送風機リブ92の吸気孔93を介
して気密に連通されて配設されている。
【0037】また、下部本体ケース2の上面には、電気
機器本体104 が設けられ、この電気機器本体104 には、
商用交流電源を供給する図示しないコンセントに接続さ
れるプラグ105 を設けた電源コード106 が接続されてい
る。なお、この電源コード106 は、図示しない巻取手段
にて、下部本体ケース2の下部に開口形成されたコード
口107 から引き出しおよび巻き取り可能になっている。
【0038】さらに、電気機器本体104 には、図13に
示すように、図示しない回路基板や可動鉄心型トランス
108 などの電気機器などが収容され、回路基板には、電
動モータ51の駆動状態を制御する電動モータ制御部109
、電動送風機96の駆動状態などを制御する電動送風機
制御部110 、および、これら電動モータ制御部109 およ
び電動送風機制御部110 が接続されたメイン制御部111
からなる制御手段112 が搭載されている。
【0039】そして、電動送風機制御部110 には、電動
送風機96の電動機97の近傍に取り付けられた図示しない
温度センサからの信号を検出し、この信号により電動機
97が所定温度T0 以上となったと判断した際に、図15
に示すように、電動送風機96の入力状態を低下させる制
御を行う温度検出手段113 が接続されている。また、電
動モータ制御部109 には、電動モータ51の電流値を検出
する図示しない電流検出部および電動モータの回転方向
の反転を所定回数行う図示しない自動反転制御部が設け
られている。
【0040】さらに、電動送風機制御部110 には、図1
および図13に示すように、電動送風機96に電源を供給
する電線115 が接続され、また、電動モータ制御部109
には、電動モータ51に電源を供給するリード線116 が接
続されている。そして、電線115 は、巻取ドラム31を本
体ケース5に軸支する筒体41の内周を介して配設されて
いる。なお、電線115 は、電動モータ51の駆動により巻
取ドラム31が回転した際に、よじれなどを生じないよう
に、少なくとも一部がコイル状に形成されたカールコー
ドを使用することが好ましい。
【0041】また、メイン制御部111 には、本体ケース
5の上面に設けられ電動モータ51の駆動状態を制御する
本体側制御スイッチ117 などが配設された本体操作部11
8 、および、電動モータ51および電動送風機96の駆動状
態や電源供給の有無などを発光ダイオードによる表示や
ブザーなどによる報知を行う表示部119 が接続されてい
る。
【0042】さらに、電気機器である可動鉄心型トラン
ス108 には、本体ケース5の前面に設けられたホース体
8の把持部9を係止する図示しない係止手段に設けられ
た電源スイッチ121 が接続されている。そして、この電
源スイッチ121 は、把持部9が係止手段に係止されてい
る状態では開放され、把持部9が係止手段から取り外さ
れた状態では閉成するようになっている。そして、この
電源スイッチ121 が閉成されることにより、電気機器で
ある可動鉄心型トランス108 の図示しない可動鉄心が移
動して回路を閉成し、商用交流電源がメイン制御部111
に印加されるようになっている。
【0043】一方、ホース体8の把持部9には、図8お
よび図9に示すように、電動送風機96の駆動状態を設定
する入力スイッチ122 や電動モータ51の駆動状態を設定
する手許側制御スイッチ123 などが配設された手許操作
部124 、音波や電波、赤外線などの無線を発信および受
信する手許無線部125 、電池などの電源部126 、およ
び、電動送風機および電動モータの駆動状態や異常など
を発光ダイオードなどによる表示やブザーなどによる報
知を行う図示しない手許表示部が配設されている。
【0044】また、上部本体ケース3の上部内側には、
ホース体8の把持部9に配設された手許無線部125 から
発信される無線を受信したり、無線を発信する本体無線
部127 が設けられ、この本体無線部127 は、電気機器本
体104 内に収容された回路基板の制御手段112 を構成す
るメイン制御部111 に接続されている。
【0045】さらに、ホース体8のホース36は、図10
および図11に示すように、例えば1〜2mの長さごと
に接続手段129 が設けられて、例えば6mの長さに形成
されている。そして、このホース36の接続手段129 は、
接続されるホース36,36の端部にそれぞれ設けられた端
部管130 と、この端部管130 に係合されてホース36,36
を接続するジョイント管131 とから構成されている。
【0046】また、端部管130 は、軟質塩化ビニルなど
の軟質合成樹脂にて略円筒状に形成され、外周面には、
軸方向の略中央にフランジ状の鍔部132 が形成されてい
るとともに、この鍔部132 より軸方向の一端側である先
端側には、鍔部132 と同様にフランジ状に係止爪部133
が形成されている。さらに、この係止爪部133 には、一
部が右ねじ方向に円弧状に切り欠かれた呼込み部134 が
形成されている。
【0047】一方、ジョイント管131 は、端部管130 と
同様に軟質塩化ビニルなどの軟質合成樹脂にて略円筒状
に形成され、軸方向の両端側の内周面には、端部管130
の係止爪部133 に係止される係合溝部135 が環状の溝状
に形成されている。
【0048】そして、端部管130 が、係止爪部133 が設
けられていない側である基端側がホース36に鍔部132 が
ホース36の端部縁に当接するまで嵌合固定されている。
さらに、係合溝部135 の先端側の縁が係止爪部133 の呼
込み部134 から基端側に嵌挿されて、ジョイント管131
の両端が、端部管130 の鍔部132 に軸方向の両端縁が当
接するまで係合溝部135 が係止爪部133 に係合されて、
ジョイント管131 が端部管130 に回転自在に嵌挿してホ
ース36が接続されている。
【0049】さらに、ホース体8の把持部9の先端に
は、延長管15や吸込口体14が接続され、延長管15や吸込
口体14から吸引した塵埃をホース36を介して内部風路82
から集塵室86に集塵される。また、空気は、集塵室86か
ら通気孔84および吸気孔93を介して電動送風機96の吸引
口99から吸引され、電動送風機96の図示しない排気口か
ら電動送風機室94に排気され、さらに、電動送風機室94
からドーム部39およびドラムプーリ40の通風口42から本
体ケース5の下部を通って本体ケース5に設けられた図
示しない排気口から外気に排気されるようになってい
る。
【0050】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0051】まず、電源コード106 を引き出してプラグ
105 を図示しないコンセントに接続する。そして、本体
ケース5の前面に設けられた図示しない係止手段からホ
ース体8の把持部9を取り外し、係止手段の電源スイッ
チ121 を閉成させてメイン制御部111 に商用交流電源か
ら電力を供給する。
【0052】さらに、ホース36を引っ張る、あるいは、
手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 の操作により
手許無線部125 から所定の無線信号を出力し、この信号
を電気掃除機本体1の本体無線部127 にて受信して、メ
イン制御部111 および電動モータ制御部109 により電動
モータ51を所定の方向、すなわち巻取ドラム31がホース
36を吐き出す方向に回転するように低速で回転駆動させ
て、ホース36を所定量引き出す。この後、ホース体8の
把持部9の先端に延長管15および吸込口体14を接続す
る。
【0053】そして、把持部9の手許操作部124 を操作
して電動送風機96を所定の入力状態で駆動させ、把持部
9を押動および引動して吸込口体14を被掃除面である床
面F上を走行させて、掃除を行う。この電動送風機96の
駆動により、吸込口体14から空気とともに塵埃が吸い込
まれ、延長管15、ホース36、ダクト部62の接続ダクト6
3、内部風路82、パイプ部79を介して集塵室86内に装着
された集塵袋89内に流入し、塵埃は集塵袋89内に捕捉さ
れる。
【0054】また、この集塵袋89により濾過された空気
は、フィルタ87、通気孔84、吸気孔93、電動送風機96の
吸引口99、電動送風機96内、この電動送風機96の図示し
ない排気口、電動送風機室94、ドーム部39およびドラム
プーリ40の通風口42を順次通って、本体ケース5に設け
られた図示しない排気口を介して電気掃除機本体1外の
外気へ排気風として排出される。
【0055】なお、集塵袋89が一杯となった場合や塵埃
などがホース体8などに閉塞した場合などには、吸込抵
抗が上昇して電動送風機96の負圧側の真空度が上昇する
ため、図示しない真空度検知手段にてこの真空状態を検
知し、把持部9に設けた図示しない手許表示部にて発光
ダイオードなどの表示やブザーなどの報知にてその旨を
報知する。この報知により、手許操作部124 の入力スイ
ッチ122 を操作して電動送風機96の駆動を停止し、取手
部68を持って蓋体4を集塵袋89とともに本体ケース5か
ら取り外し、集塵袋89を交換したり、フィルタ87の掃除
を行ったり、閉塞した塵埃を取り除くなどの保守点検を
行う。
【0056】そして、掃除中に電気掃除機本体1から遠
い位置の床面Fを掃除する際に、さらにホース36を引き
出す場合には、ホース36を引っ張るあるいは手許操作部
124の手許側制御スイッチ123 の操作により電動モータ5
1を低速で回転駆動させホース36の吐き出し方向に巻取
ドラム31を回転させて、ホース36を所定量引き出す。ま
た、遠い位置から近い位置の床面Fを掃除する際に、余
分に引き出されたホース36を電気掃除機本体1内に巻き
取る場合、把持部9の手許操作部124 の手許側制御スイ
ッチ123 の操作により電動モータ51を中速で回転駆動さ
せホース36の巻き取り方向に巻取ドラム31を回転させ
て、ホース36を所定量巻き取る。
【0057】また、掃除が終了しホース36を巻き取る場
合には、電気掃除機本体1の本体操作部118 の本体側制
御スイッチ117 を操作し、この操作と同時あるいは所定
時間内に手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 を操
作する。これら操作により、メイン制御部111 および電
動モータ制御部109 は、電動モータ51を高速で回転駆動
させて巻取ドラム31を高速で回転させ、ホース36を高速
で巻き取る制御を行う。
【0058】なお、例えばホース36の吐き出しの際、ホ
ース36が本体ケース5内で引っ掛かり、メイン制御部11
1 および電動モータ制御部109 が、図14に示すよう
に、電動モータ51に負荷が掛かって所定の設定された入
力状態P0 に達したことを判断した場合、電動モータ制
御部109 の図示しない自動反転制御部により、所定回数
電動モータ51の回転を巻き取り方向である反対方向に反
転させ、通常時の入力状態P1 となった時点でホース36
の吐き出し方向へ電動モータ51を回転駆動させる。ま
た、所定回数反転させても通常時の入力状態P1 となら
ない場合には、異常時と判断して吐き出しのための制御
を停止し、電気掃除機本体1の表示部119 および図示し
ない手許表示部によりその旨を報知する。なお、巻き取
りの場合には、この入力状態の判断が逆転されて制御さ
れる。
【0059】そして、電気掃除機本体1を片付ける時
は、図12に示すように、ハンドル部19を上方に摺動さ
せて引き上げて、このハンドル部19を持って緩衝部材16
および従動輪17により床面Fに載置された電気掃除機本
体1を従動輪17側である後部側に傾け、緩衝部材16を床
面Fから離間した状態でハンドル部19を押動または引動
することにより従動輪17を走行させ、電気掃除機本体1
を所定の収容場所まで移動させる。この後、再び電気掃
除機本体1を緩衝部材16および従動輪17により床面Fに
載置させてハンドル部19を下方に摺動させて片付ける。
【0060】上記実施例は、ホース体8のホース36を巻
回する巻取ドラム31内に、電動送風機96を収容する電動
送風機室94および集塵室86を、風路が上下方向に沿って
形成するように集塵室86の上部に吸込口79a を開口させ
て上下方向に配設している。このため、電動モータ51を
駆動させ巻取ドラム31を回転させてホース36の巻き取り
や吐き出しを行う際に振動が生じ、この振動により、集
塵室86に装着した集塵袋89内の集塵した塵埃が集塵袋89
の下部に落下する。
【0061】したがって、集塵袋89の上方に開口する吸
込口79a に塵埃が閉塞することを防止できるとともに、
振動により細かい塵埃が集塵袋89に目づまりすることを
防止でき、吸込口79a の閉塞や集塵袋89の目づまりによ
る電動送風機96の負荷の増大を防止でき、運転コストの
増大、しいては電動送風機96の損傷も防止できる。
【0062】さらに、振動により集塵袋89の下部に落下
した塵埃が集塵袋89の下部で緻密化されて、集塵した塵
埃がかさばらず、集塵量を増大できる。
【0063】また、吸込口79a を巻取ドラム31の軸方向
である上下方向でかつ巻取ドラム31の回転軸と同軸上に
形成されているため、掃除中に巻取ドラム31を回転させ
ても集塵室86内での吸込気流方向がほぼ一定となるので
集塵室86内で乱流が生じにくくなり吸込効率が良好に保
つことができる。
【0064】なお、上記実施例において、巻取ドラム31
を電動モータ51を用いて正逆自在に回転させてホース36
の巻き取りおよび吐き出しを行う構成について説明した
が、電動モータ51を用いず、ハンドルなどを設けて手動
式で巻取ドラム31を回転させる構成でも同様の効果が得
られる。
【0065】また、集塵室86と電動送風機室94とを上下
方向に区画形成したため、集塵室86と電動送風機室94と
を連通させるための配管を必要とせず風路を短くでき、
電気掃除機本体1を小型化できる。なお、集塵室86と電
動送風機室94とを水平方向に区画形成し、風路が上下方
向となるように例えばU字状の管などにて連通させるよ
うにしてもよい。
【0066】さらに、巻取ドラム31内に電動送風機96を
一体に回転するように収容したが、電動送風機96を本体
ケース5に配設してもよい。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、巻
取ドラム内に風路が上下方向に沿って形成するように吸
込口を上部に開口させて集塵室を設けているため、巻取
ドラムの回転によるホース体の巻き取りや吐き出しの際
に生じる振動により、集塵した塵埃が集塵室の下部に落
下し、集塵室の上方の吸込口に塵埃が閉塞することを防
止できるとともに、塵埃が集塵室の下部に緻密化されて
集塵量を増大できる。
【0068】請求項2記載の電気掃除機によれば、請求
項1記載の電気掃除機に加え、掃除中に巻取ドラムを回
転させても集塵室内での吸込気流方向がほぼ一定となる
ので集塵室内で乱流が生じにくくなり吸込効率が良好に
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施例を示す側面断面
図である。
【図2】同上平面断面図である。
【図3】同上底面断面図である。
【図4】同上斜視図である。
【図5】同上巻取ドラムを示す一部を切り欠いた正面図
である。
【図6】同上接続ダクトを示す一部を切り欠いた側面図
である。
【図7】同上連結部を示す断面図である。
【図8】同上ホース体の把持部近傍を示す平面図であ
る。
【図9】同上側面断面図である。
【図10】同上ホースの接続手段を示す断面図である。
【図11】同上ホースの接続状況を示す説明図である。
【図12】同上電気掃除機本体の移動状況を示す説明図
である。
【図13】同上制御手段を示すブロック図である。
【図14】同上電動モータの入力状態を説明するグラフ
である。
【図15】同上電動送風機の入力状態と電動機の温度と
の関係を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 8 ホース体 31 巻取ドラム 51 回転手段としての電動モータ 79a 吸込口 86 集塵室 94 電動送風機室 96 電動送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長島 俊彦 神奈川県秦野市堀山下43番地 株式会社テ ック秦野工場内 (72)発明者 佐藤 繁 東京都目黒区中目黒二丁目6番13号 株式 会社テック目黒事務所内 (72)発明者 森岡 恭一 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 野口 聡 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 村田 巧一 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機本体と、 この電気掃除機本体内に軸方向が上下方向に沿って回転
    自在に設けられた筒状の巻取ドラムと、 この巻取ドラムを回転させる回転手段と、 前記巻取ドラムに巻回されるホース体と、 前記電気掃除機本体内に設けられ吸塵用の電動送風機を
    収容する電動送風機室と、 前記巻取ドラム内に設けられ上部に前記ホース体に連通
    される吸込口が開口されて上下方向に風路を形成して塵
    埃を集塵する集塵室とを具備したことを特徴とした電気
    掃除機。
  2. 【請求項2】 吸込口は上下方向に開口するとともに巻
    取ドラムの回転軸と同軸上に形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の電気掃除機。
JP24569294A 1994-10-11 1994-10-11 電気掃除機 Pending JPH08107861A (ja)

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JP24569294A JPH08107861A (ja) 1994-10-11 1994-10-11 電気掃除機

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